JP2009271129A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】磁束によって発熱する発熱層を有する発熱回転体111を備える加圧部11と、前記発熱回転体111の外側に配置され、磁束を発生させる誘導加熱部12とを備える定着装置10において、前記発熱回転体111の表面温度を測定する温度検知手段13を備え、前記温度検知手段13は、前記誘導加熱部12が備えるコイルループ124の内周側に設けられている空孔部127を通して前記発熱回転体111の表面温度を検知する。
【選択図】 図5
Description
特許文献1に開示されている電磁誘導加熱方式を用いた定着方式においては、加熱ローラの内部においてボビンに巻いた誘導加熱コイルを設け、誘導加熱コイルに電流を印加することにより加熱ローラに渦電流を発生させ、それによって加熱ローラを発熱させる構成が備えられている。この構成においては、熱ローラ定着方式のような余熱を必要とせず、瞬時に所定の温度まで立ち上げることができるという利点がある。また電磁誘導加熱方式を用いた定着方式に関しては、高周波電源により高周波電圧が印加される誘導加熱コイルからなる高周波誘導加熱装置と、前記加熱回転体に設けられた磁性を有する発熱層とを有し、発熱層は、キュリー点が概ね定着温度に設定され、高周波誘導加熱装置に高周波電源により高周波電圧が印加されたとき発熱する定着装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
このいずれかを用いるかは、設計上の都合によるが、一般に、ヒートローラの表面には、印刷用紙に定着してもオフセットとして視認できない程度の細かなトナーが付着している。接触型の赤外線センサを用いた場合、そのトナーがセンサに削り取られて、その削り取られた量が所定量に達すると一気に流れ出し、その流れ出したトナーが印刷用紙上に付着してしまう。また、接触型のセンサは、ヒートローラ表面に傷を付け、定着装置の寿命低下の原因となっている。
また、非接触型の赤外線センサの1つであるサーモパイルは、非接触で個々の物体から放射される赤外線を受けると、そのエネルギー量に応じた熱起電力を発生する赤外線センサで、この熱起電力を測定することで温度を検知する。
したがって、接触型のセンサの不具合を改善するために、近年は、温度センサとして、非接触型の赤外線センサが用いられることが多い。
また、サーモパイル素子は、熱源が発する赤外線を集光することから、熱源である対象測定物に対して視野角が放射状に広がり、距離が遠くなる程測定範囲が広がっていくという特性がある。このため、サーモパイル素子自身の耐熱温度を考慮して熱源から距離を離す程、測定範囲が広がり、場合によっては熱源以外の物体がその視野に入ってしまう可能性がある。そのため、サーモパイル素子が、熱源から放射された赤外線に加えて、熱源以外の物体から放射された非検出対象の赤外線(以下、この非検出対象の赤外線のことを「ノイズ成分」という)をも検出してしまい、このノイズ成分が原因で、熱源の温度を正確に検出できないという問題点がある。
また、熱源となるヒートローラの外周部に、誘導加熱装置を配置する形態の場合には、サーモパイル素子の視野内にヒートローラ以外の誘導加熱装置、転写紙の搬送部等を検出しないようにするために、熱源のヒートローラにサーモパイル素子を近づけなければならない等の設計上の課題があった。また、そのために誘導加熱装置の大きさも制約され、内部に設けられる電流を流すコイルの大きさ等にも制約があり、高いプリント速度に対応する定着装置の設計が困難であるという問題点がある。
本発明の定着装置は、磁束によって発熱する発熱層を有する発熱回転体を備える加圧部と、前記発熱回転体の外側に配置され、磁束を発生させる誘導加熱部とを備える定着装置において、前記発熱回転体の表面温度を測定する温度検知手段を備え、前記温度検知手段は、前記誘導加熱部が備えるコイルループ内周側に設けられている空孔部を通して前記発熱回転体の表面温度を検知することを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記加圧部と前記誘導加熱部とに分離できることを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記温度検知手段は、前記誘導加熱部に支持されていることを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記温度検知手段は、サーモパイル素子と集光レンズとを有することを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記サーモパイル素子は、前記加圧部の発熱回転体から、20〜100mmの範囲の距離にあることを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記温度検知手段は、前記空孔部の直径Dと、集光レンズの直径d、回転発熱体と集光レンズとの距離L、集光レンズからの視野角度θと表した場合、視野角度θを5°としたときに、D≧d+2×(L×tanθ)の関係を満足することを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記誘導加熱部の空孔部は、非円形であって、発熱回転体の円周方向の長さDと長手方向長さCとが、C>Dの関係を満足することを特徴とする。
また、本発明の定着装置は、さらに、前記誘導加熱部は、空孔部から筒が前記温度検知手段に延びていることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、さらに、前記加圧部と前記誘導加熱部とに分離でき、これらと前記温度検知手段とが水平方向に並列して配置することを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、さらに、前記加圧部が画像形成装置に装着されて、かつ、側板に固定され、前記誘導加熱部が前記加圧部と別個に、画像形成装置筐体に回動可能に装着され、弾性部材で前記加圧部に付勢されていることを特徴とする。
本発明によれば、誘導加熱装置内のループコイル内周側から回転発熱体の表面温度を検知するので省スペースで、かつ、他の物体を検出することなく正確に温度検知することができる定着装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明の定着装置10は、加圧部11と誘導加熱部12とに分離できる。誘導加熱部12は消耗、摩耗する部材がないことから、故障しない限り永続的に使用することができる。しかし、加圧部11が備える回転発熱体111である定着ローラ111aは、ローラ表面に被覆されているフッ素樹脂、シリコーン樹脂等が傷が入ると、トナーとの接着力が大きくなり、トナーオフセットが発生しやすくなる。また、摩耗によって表面の樹脂膜が薄くなるために、交換する必要がある。したがって、加圧部11と誘導加熱部12とに分離しておくことで、加圧部11のみを交換するが可能になる。そこで、この加圧部11と誘導加熱部12とを組み合わせることで、一つの定着装置10を構成する。
加圧部11は、回転発熱体111としての定着ローラ111aと、定着ローラ111aとの間で定着ニップ部を形成する加圧ローラ112とを備えている。
定着ローラ111aは、具体的には、以下のような構成にする。定着ローラ111aは、直径が例えば40mmで、最も内側に芯金を備え、その外側に空気(スポンジ)による断熱層、基材層、酸化防止層、発熱層、酸化防止層、弾性層、そして表層である離型層から構成してある。芯金には、例えば鉄またはその合金であるSUS、空気による断熱層は例えば9mm程度の間隙とする。基材には、SUS(例えば、厚さ50μm)、酸化防止層にはニッケルストライクメッキ(例えば、厚さ1μm以下)、発熱層にはCuメッキ(例えば、厚さ15μm)、弾性層5にはシリコンゴム(例えば、厚さ150μm)、そして離型層にはPFA(厚さ30μm)が用いられる。ただし、これらはすべて一例である。この構成により、熱容量は小さくなるので、定着ローラ111aが急速に加熱されてウォームアップ時間が短縮される。
加圧ローラ112は、図示しないが、銅またはアルミ等の熱伝導性の高い金属製の円筒部材からなる芯金と、この芯金の表面に設けられた耐熱性およびトナー離型性の高い弾性部材とから構成されている。芯金には上記金属以外にSUSを使用しても良い。本実施の形態では、加圧ローラ112の硬度を定着ローラ111aに比べて硬くすることによって、加圧ローラ112が定着ローラ111aへ食い込む形となり、この食い込みにより、記録材は加圧ローラ112表面の円周形状に沿うため、記録材が表面から離れやすくなる効果を持たせている。この加圧ローラ112の外径は定着ローラ111aと同じ40mm程度であるが、肉厚は0.3〜20mm程度で定着ローラ111aより薄く、また硬度は10〜70°(JIS K 6301硬度)程度で前述したとおり定着ローラ111aより硬く構成されている。
また、図示しないが、定着ローラ111aにトナーとの離型性を良くしてオフセットの発生を防止するために、離型性を向上させるシリコーンオイル等のオイルを塗布する塗布ローラ、定着ローラ111aに付着したトナー、紙粉をクリーニングするクリーニング部材としてクリーニングローラを設ける。また、加圧ローラにも紙粉と記録しないときに接する定着ローラ111aからトナーが付着することから、加圧ローラ112にクリーニングローラを設ける。
(a)に示すように、発熱回転体111として定着ベルト114を張架する加熱ローラ111bを用いてもよい。定着ベルト114は、支持ローラ113と加熱ローラ111bとの間で張架されて、回転している。このときに、加熱ローラ111bを囲むように励磁コイル124aを備える誘導加熱部12を配置して、加熱ローラ111bを加熱して、密着して回転している定着ベルト114を加熱する。また、支持ローラ113と加圧ローラ112との間で形成されるニップ部を記録紙が通過する際に圧力を受け、さらに、回転して来た加熱された定着ベルト114によって熱を受けてトナーが定着される。
なお、励磁コイル124aは、発振回路が周波数可変の駆動電源(図示せず)に接続されている。励磁コイル124aの外側には、フェライト等の強磁性体よりなる半円筒形状のセンターコア122が、アーチコア121に固定されて励磁コイル124aに近接配置されている。なお、本実施の形態において、コアは比透磁率が2500のものを使用している。
励磁コイル124aには駆動電源から10kHz〜1MHzの高周波交流電流、好ましくは20kHz〜800kHzの高周波交流電流が給電され、これにより交番磁界を発生する。そして、定着ローラ111aとの接触領域およびその近傍部においてこの交番磁界が、発熱層に作用し、これらの内部では交番磁界の変化を妨げる方向に渦電流が流れる。この渦電流が発熱層の抵抗に応じたジュール熱を発生させ、主として定着ローラ111aの接触領域およびその近傍部において電磁誘導加熱される。
図4は、空孔部を有する誘導加熱部を示す図であり、(a)は斜視図で、(b)は側面図である。さらに、図4に示しているように、温度検知手段13は誘導加熱部12のコイルループ124の内周側に設けられている空孔部127を通して定着ローラ表面温度を検知している。
(a)に示すように、誘導加熱部12にはコイル線がループ状に巻かれた状態で固定してあり、その両端は、図示しないインバータに接続され、高周波電流を流すことで、定着ローラ111aの発熱体に誘導電流を発生させて、加熱している。そのコイルループ124の内側で定着ローラ温度を測定することによって省スペースで温度検知範囲を確保できている。
この時、コイル線は巻数、回転発熱体に対する長さ、定着ローラ111aの円周方向形状等の設計パラメータに定着ローラ111aの軸方向の温度分布に影響を与えている。
(b)に示すように、空孔部127の周方向の長さAは極力小さくして、コイルループ124の周方向の長さBを極力大きくすることによって、定着ローラ111aへのコイルの被覆面積を大きく取る事で定着ローラ111aの加熱効率を高めることができる。
また、非接触型でも、サーモパイル素子131は、個々の物体から放射される赤外線を受けると、そのエネルギー量に応じた熱起電力を発生する赤外線センサです。そのエネルギー絶対量(温度)が検出可能です。焦電型赤外線センサでは、温度変化を検出することで、微分出力型になっている。これに対して、このサーモパイルセンサ素子は、熱起電力効果を利用することで、絶対温度を検出することが可能である。したがって、回転発熱体の温度を検知するには、非接触であり、その温度そのものを検知することからサーモパイル素子131を用いる。
誘導加熱部12は結合用の穴128を中心に回動可能であり、加圧部11の取り付け位置のバラツキによって誘導過熱部12と定着ローラ111a間の距離が変わらずに安定した発熱効率を得る構成になっている。しかし、誘導加熱部12が回動することによって空孔部127も同様に回動してしまうため、温度検知手段13が画像形成装置1本体側に取り付けられていると、温度検知手段13と空孔部127との間で位置ずれが生じ、空孔部127の内面を検知してしまい検知する定着ローラ111aの表面温度の精度が低下する。この時、温度検知手段13は、その支持部材133が誘導加熱部12の筐体126にネジ、接着剤で固着されている。誘導加熱部12に温度検知手段13を固着することによって、誘導加熱部12と温度検知手段13とが同時に回動させて、定着ローラの中心の同じ検知位置をを検知することができる。これによって、温度検知手段13の定着ローラ111a等の回転発熱体111の検知する温度の精度を高めることができる。
したがって、温度検知手段13は、サーモパイル素子131と集光レンズ132とを有し、空孔部127の直径Dと、集光レンズ132の直径d、回転発熱体111である定着ローラ111aと集光レンズ132との距離L、集光レンズ132からの視野角度θとした場合に、視野角度θを5°としたときには、D≧d+2×(L×tanθ)の関係を満足させることが好ましい。
このときに、温度検知手段13(サーモパイル素子)は、一般的に視野角度が広いことから、検知対象以外の温度も検知するために、レンズ等の集光部を設けて検知対象となる視野角度を絞っている。図6に示すように、集光レンズ132の直径をd、集光レンズ132から定着ローラ111aまでの距離をL、視野角度θが5°の場合、定着ローラ111aの検知範囲は、d+2×(L×tan 5)となるため、空孔部127の直径Dをそれ以上大きくすることによって精度良く定着ローラ111aの温度を検知することができる。これによって、できるだけ広い検知範囲にすることで検知精度を高めることができる。
熱源となる定着ローラ111aの設定温度が高い場合には、距離Lを大きくして耐熱温度を規定以下にする必要があるが、この場合は距離Lを大きくしたときのサーモパイル素子131の検知する温度の精度を高めるためには、空孔部127の円形の直径Dも大きくして対応することができる。逆に、定着ローラ111aの設定温度が低い場合には、距離Lを小さくして、サーモパイル素子131を定着ローラ111aに近づけることができ、その分、サーモパイル素子131の視野を狭くすることができるので、空孔部127の円形の直径Dも小さくすることができ、定着装置10を小型化することができる。
また、他の実施形態では、本発明の定着装置10における誘導加熱部12の空孔部127は、非円形であって、発熱回転体の円周方向の長さDと長手方向長さCとが、C>Dの関係を満足するものであってもよい。図7は、誘導加熱部の空孔部127を長手方向から見た図である。コイル内周側に設けた空孔部127は円筒又は楕円形状の筒状になっている。一般に、サーモパイル素子131に集光レンズ132を用いて集光する場合、検知範囲は円形となる。しかし、誘導加熱部12は回動できるように支持されているが、このとき、サーモパイル素子131を本体側に設けた場合、誘導加熱部12とサーモパイル素子131の取り付け位置ローラ円周方向に対してコイル長手方向対しては制約がなくより広範囲を測定することが可能となる。空孔部127をC>Dとすることでに空孔部127内面を極力検知しないようにして精度良く温度検知する。
図9は、定着装置を画像形成装置に装着する状況を示す構成図である。
この定着装置10は、画像形成装置1に対して、加圧部11が画像形成装置1に装着されて、かつ、側板に固定され、誘導加熱部12が前記加圧部11と別個に装着され、弾性部材であるスプリング94によって加圧部11に付勢されている。
画像形成装置1の筐体90に、初めに、誘導加熱部12はステー92に突き当たるまで押し込み、次に、筐体90にある結合用の穴93と分離された誘導加熱部12の結合用の穴128とを図示しないピンで係合する。完全に固定しないことで、誘導加熱部12は、回動可能に装着されている。
さらに、加圧部11を筐体90の溝91に沿って加圧部11を押し込んでゆき、加圧部11の位置決め部材115が誘導加熱部12に押し当たるまで押し込んで行く。
図10は、定着装置を画像形成装置筐体に装着される定着装置の装着部分を拡大して示した図である。(a)は、誘導加熱部12とステーとの状態をわかりやすいように展開して示している。(b)は、側面図を示している。画像形成装置1のステー92に突き当てられて装着された誘導加圧部11は、ステー92に設けられたスプリング93で加圧部11側に付勢されている。これによって、加圧部11と誘導加熱部12との位置決めをすることができる。
2 プロセスカートリッジ
3 読取装置
4 画像形成部
5 給紙部
6 排紙部
10 定着装置
11 加圧部
111 回転発熱体
111a 定着ローラ
111b 加熱ローラ
111c 定着ベルト
112 加圧ローラ
113 張架ローラ
114 定着ベルト
115 位置決め部材
1010
12 誘導加熱部
121 アーチコア
122 センターコア
123 サイドコア
124 コイルループ
124a 励磁コイル
124b 消磁コイル
126 筐体
127 空孔部
128 結合用の穴
129 リレー
13 温度検知手段
131 サーモパイル素子
132 集光レンズ
133 支持部材
61 定着ベルト
20 感光体ドラム
30 帯電装置
40 クリーニング装置
50 現像装置
70 転写装置
71 一次転写ローラ
72 転写ベルト
73 二次転写ローラ
80 露光装置
81 給紙カセット
82 給紙ローラ
83 レジストローラ
84 排紙ローラ
90 画像形成装置筐体
91 定着装置保持部
92 ステー
93 結合用の穴
94 スプリング
P 記録紙
Claims (11)
- 磁束によって発熱する発熱層を有する発熱回転体を備える加圧部と、
前記発熱回転体の外側に配置され、磁束を発生させる誘導加熱部とを備える定着装置において、
前記定着装置は、さらに、前記発熱回転体の表面温度を測定する温度検知手段を備え、
前記温度検知手段は、前記誘導加熱部が備えるコイルループ内周側に設けられている空孔部を通して前記発熱回転体の表面温度を検知する
ことを特徴とする定着装置。 - 請求項1に記載の定着装置において、
前記定着装置は、前記加圧部と前記誘導加熱部とに分離できる
ことを特徴とする定着装置。 - 請求項1又は2に記載の定着装置において、
前記温度検知手段は、該温度検知手段を支持する支持部材を前記誘導加熱部に固着させている
ことを特徴とする定着装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の定着装置において、
前記温度検知手段は、サーモパイル素子と集光レンズとを有する
ことを特徴とする定着装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の定着装置において、
前記サーモパイル素子は、加圧部の回転発熱体から、20〜100mmの範囲の距離にある
ことを特徴とする定着装置。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の定着装置において、
前記温度検知手段は、
前記空孔部の円形形状の直径D、集光レンズの直径d、回転発熱体と集光レンズとの距離L、集光レンズからの視野角度θと表した場合、
視野角度θを5°としたときに、D≧d+2×(L×tanθ)の関係を満足する
ことを特徴とする定着装置。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の定着装置において、
前記温度検知手段は、
前記誘導加熱部の空孔部が非円形であって、発熱回転体の円周方向の長さDと長手方向長さCと表した場合に、C>Dの関係を満足する
ことを特徴とする定着装置。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載の定着装置において、
前記誘導加熱部は、空孔部から筒が前記温度検知手段に延びている
ことを特徴とする定着装置。 - 静電潜像を形成する像担持体と、
前記像担持体にトナー像を形成する現像装置と、
前記トナー像を記録部材に転写する転写装置と、
前記トナー像を記録部材に定着する定着装置と を有する画像形成装置において、
前記画像形成装置は、請求項1ないし5のいずれかに記載の定着装置を備える
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項9に記載の画像形成装置において、
前記定着装置は、
前記加圧部と前記誘導加熱部とに分離でき、これらと前記温度検知手段とが水平方向に並列して配置する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項9又は10に記載の画像形成装置において、
前記加圧部が画像形成装置に装着されて、かつ、側板に固定され、
前記誘導加熱部が前記加圧部と別個に、画像形成装置筐体に回動可能に装着され、弾性部材で前記加圧部に付勢されている
ことを特徴とする画像形成装置。
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