JP2009270859A - 光導波手段の歪み計測装置 - Google Patents

光導波手段の歪み計測装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光ファイバや光導波路モジュールなどの光導波手段において温度変化等により発生する光導波手段の伸び歪みを効率よく測定する技術を提供することを目的とする。
【解決手段】温度変化に伴う光ファイバの歪み変化を測定する場合、第1及び第2の光カプラ21、22の間に、第1及び第2の光コネクタ23、24を利用して参照用光ファイバF1及び試料用光ファイバF2が取り付けられる。常温状態(例えば、摂氏25度)において試料用光ファイバF2(第1〜第Mの試料用光ファイバF21〜F2m)が干渉を発生させる可動鏡43の位置d0m(m=1〜M)を記録する。次に恒温槽30の温度を変化させたときに干渉が発生したときの可動鏡43の位置d1m(m=1〜M)を記録する。そして可動鏡43の位置変化dm(m=1〜M)から、試料用光ファイバの長さ変化ΔLmを算出し、初期の試料用光ファイバ長Lmとの比(ΔLm/Lm)より歪みを求める。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ファイバや光導波路モジュールなどの光導波手段の歪み計測装置に係り、温度変化や外力等により生じる光導波手段の歪みを計測する歪み計測装置に関する。
現在、光ファイバは、意識しなくとも我々の生活の様々な場面に不可欠な存在となっている。インターネットで代表される通信網だけでなく、各種のセンサにも適用されるようになっている。そのような、通信網やセンサにおいて、光ファイバの特性を適切に把握する必要がある。そして把握すべき特性のひとつに温度特性がある。つまり、温度変化が生じると光ファイバに「伸び歪み(以下、単に「歪み」ともいう)が生じる。光ファイバにおいて、その伸びは僅かではあるが、光の波長との関係や用いられる装置によっては決して無視できないこともある。
上記の温度変化による光ファイバの歪みを計測する手法として、例えば2光束干渉計によって群遅延時間差を測定し、その結果から光ファイバの歪みを計測する技術がある(例えば、非特許文献1参照)。
図1は、非特許文献1に開示の測定系を模式的に示した図である。この測定系では、半導体レーザなどの光源80から出射された光は、第1の半透鏡82により振幅分割され、参照用光ファイバF11と、第1の反射鏡84を介して恒温槽90内に配置された試料用光ファイバF12とに入射する。参照用光ファイバF11から出射した光は、第2の反射鏡86で向きを変えて、可動鏡92により反射後、第2の半透鏡88を介して偏光子94に導かれる。また、試料用光ファイバF12から出射した光は、第2の半透鏡88を介して偏光子94に導かれる。そして、可動鏡92の位置を調整することで、参照用光ファイバF11と試料用光ファイバF12との二つの出射光を干渉させる。干渉光は、ビディコン等の撮像管96に導かれ、干渉縞やその強度等が観測される。
そして、次のような手順で光ファイバの伸び歪みの変化を測定する。まず、参照用光ファイバF11と試料用光ファイバF12を同一温度T0とし、可動鏡92を移動させて干渉縞の鮮明度Vが最大となる可動鏡92の位置dxを検出する。つぎに、恒温槽90内の温度を変化させ、再度可動鏡92を移動させることによって、温度T(≠T0)における鮮明度Vが最大となる可動鏡92の位置dyを求める。この測定結果と恒温槽90内の光ファイバの長さ、線膨張係数、ヤング率から、温度変化Δ=T−T0に伴う群遅延時間差Δτ、並びに光ファイバ歪εfを求める。
電気関係学会四国支部連合大会、1982年、87〜88ページ
ところで、特許文献1に開示の技術では、干渉計の中に参照用光ファイバF11と試料用光ファイバF12とが組み込まれているので、別の計測のために試料用光ファイバF12を取り替える際に、光軸合わせ作業を行う必要があり、測定準備に時間がかかってしまうという課題があり、改善が求められていた。また、複数の温度における歪変化を多くの光ファイバについて測定したい場合、上記技術では、1本ずつしか測定できないため、全ての光ファイバについて測定し評価すると多大な時間がかかってしまうという課題もあった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決して、光ファイバや光導波路モジュールなどの光導波手段において温度変化等により発生する光導波手段の伸び歪みを効率よく測定する装置を提供することを目的とする。
本発明のある態様は、光導波手段の歪みを計測する歪み計測装置に関する。この歪み計測装置は、一つの経路を通る光を、基準状態に置かれた参照用の光導波手段へ導く第1の経路と、所望の測定環境に制御される管理手段に置かれた試料用の光導波手段へ導く第2の経路とに分岐する光路分岐手段と、前記参照用の光導波手段を透過した後の前記第1の経路と、前記管理手段に置かれた前記試料用の光導波手段を透過した後の前記第2の経路とを、第3の経路として一つの経路に結合する光路結合手段と、前記光路結合手段から出力される光を分割して、分割した前記光を異なる経路に透過させた後に再度結合させ光の干渉状態を検知するとともに、前記異なる経路間の光路長差を可変として、検知した干渉状態を出力する光干渉計と、前記光干渉計から出力された干渉状態と前記光路長差とを関連づけて記録する記録制御手段と、を備える。
また、前記光路分岐手段は、光カプラであってもよい。
また、前記光路分岐手段は、光スイッチであってもよい。
また、前記光路結合手段は、光カプラであってもよい。
また、前記光路結合手段は、光スイッチであってもよい。
また、前記記録制御手段は、前記光スイッチの接続切替を制御してもよい。
また、前記記録制御手段は、前記管理手段の測定環境を制御してもよい。
また、前記記録制御手段は、前記光干渉計における前記異なる経路間の光路長差を可変とする手段を制御してもよい。
本発明によれば、光ファイバや光導波路モジュールなどの光導波手段において温度変化等により発生する光導波手段の伸び歪みを効率よく測定する装置を提供できる。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下、「実施形態」という)を、図面を参照しつつ説明する。以下の実施形態では、温度を変えることによって歪みを発生させる場合について例示するが、他の測定環境として、例えば外力を加えることにより歪みを発生させる場合がある。また、複数の光ファイバを実質的に一度に計測できるように、光源から出力された光を、ひとつの参照用光ファイバと複数の試料用光ファイバに分岐させ、参照用光ファイバを透過した光の経路と恒温槽を経由した複数の試料用光ファイバを透過した光の経路を再度ひとつに結合する。そして、結合した光を干渉計が光路長差を発生させながら計測条件を変えて計測する。これによって、光ファイバの歪みを効率的に測定する。なお、光ファイバの分岐及び結合手段として光カプラや光スイッチを用いる。
<第1の実施形態>
図2は、本実施形態に係る歪み計測装置10の概略構成を示す模式図である。歪み計測装置10は、半導体レーザ発振装置などの光源70と、計測対象及び基準対象となる光ファイバが設置される光ファイバ設置部20と、入力した光に干渉を発生させるマイケルソン干渉計40と、ロックインアンプ52と、記録制御装置54とを備える。
光ファイバ設置部20は、光源70から出射された光AをN本の経路に分岐する1×Nタイプの第1の光カプラ21と、前記N本に分岐した経路を一本の経路に結合するN×1タイプの第2の光カプラ22を備える。そして、第1の光カプラ21と第2の光カプラ22の間の経路には、参照用光ファイバF1と第1〜第Mの試料用光ファイバF21〜F2mが接続される。ここで、第1〜第Mの試料用光ファイバF21〜F2mを区別しないときは、この「試料用光ファイバF2」を用いる。そして、第1及び第2の光カプラ21、22には、最大で(N−1)本の光ファイバが試料用光ファイバとして接続可能となっている。つまり、第1及び第2の光カプラ21、22の分岐数Nと、第1〜第Mの試料用光ファイバF21〜F2mの試料数Mは、N=M+1の関係式を満たす。例えば、分岐数Nが「6」であれば、最大で第1〜第5の試料用光ファイバF21〜F25の5本の光ファイバが接続可能である。なお、第1の光カプラ21で分岐された光(経路)のうち、参照用光ファイバF1へ進む光を「参照用光B1」、試料用光ファイバF2に進む光を「試料用光B2」と呼ぶ。そして、第2の光カプラ22で参照用光B1と試料用光B2が結合された光を「計測用光C」という。
さらに、光ファイバ設置部20は、参照用光ファイバF1と第1〜第Mの試料用光ファイバF21〜F2mを接続するために、第1の光カプラ21で分岐している経路の端部に第1の光コネクタ23を備える。また、第2の光カプラ22の分岐している経路の端部に第2の光コネクタ24を備える。そして、第1の光コネクタ23と第2の光コネクタ24の間に、参照用光ファイバF1と第1〜第Mの試料用光ファイバF21〜F2mが接続される。
そして、第1〜第Mの試料用光ファイバF21〜F2mは、光ファイバ設置部20が備える恒温槽30に配置される。恒温槽30は、所望の計測条件の温度に制御される。
つづいて、第2の光カプラ22から出力される計測用光Cは、マイケルソン干渉計40に入射する。なお、マイケルソン干渉計40内の光路は破線で示している。
マイケルソン干渉計40は、入光部41と、半透鏡42と、可動鏡43と、固定鏡44と、偏光子45と、光検出器46(図中「PD」と表記)とを備える。入光部41は、第2の光カプラ22から計測用光Cを取り入れる。
また、半透鏡42は、計測用光Cを二つに振幅分割し、一方を反射光D1として可動鏡43へ向けて90度反射させ(図示では右方向へ進む光を上方向へ反射させる)、他方を透過光D2として直進透過させる。さらに、半透鏡42は、可動鏡43で反射されて戻ってきた反射光D1を透過させ、固定鏡44で反射されて戻ってきた透過光D2を90度反射させ(図示では、左方向へ進む光を下方向へ反射させる)、反射光D1と透過光D2とを合波し合波光Eとして偏光子45へ出力する。偏光子45にて選択された角度成分の合波光Eは光検出器46へ入射する。
上記の可動鏡43は、移動ステージなどの駆動手段を備えて、反射光D1の反射位置(反射面)をその光路方向(図示では上下方向)に精密に制御する。その制御は、例えば、記録制御装置54から出力される電圧により制御され、記録制御装置54は可動鏡43に印加した電圧を反射位置の制御位置と関連づけて記録する。当然に、可動鏡43の反射面位置(反射面)を検知する位置センサが使用されてもよい。一方、固定鏡44は、所定の場所に固定されている。そして、可動鏡43における反射位置(反射面)を様々に制御することで、可動鏡43で反射する反射光D1と、固定鏡44で反射する透過光D2との光路長差を変化させることができる。
そして、可動鏡43を調整することで、参照用光ファイバF1を透過した光と試料用光ファイバF2を透過した光とが干渉を発生させることができ、干渉発生時に光検出器46の検出出力が大きくなる。
また、ロックインアンプ52には、光検出器46の検出出力が測定信号として入力されるとともに、可動鏡43に取り付けたピエゾ素子47等を駆動する信号が参照信号として入力され、光検出器46からの出力信号を高感度に検出して記録制御装置54に出力される。
以上の構成による光ファイバ(試料用光ファイバF2)の歪み変化の測定について説明する。まず、温度変化に伴う光ファイバの歪み変化を測定する場合、第1の光カプラ21と第2の光カプラ22との間に、第1の光コネクタ23及び第2の光コネクタ24を利用して参照用光ファイバF1及び試料用光ファイバF2が取り付けられる。そして、常温状態(例えば、摂氏25度)において試料用光ファイバF2(第1〜第Mの試料用光ファイバF21〜F2m)が干渉を発生させる可動鏡43の位置(以下、基準可動鏡位置)d0m(m=1〜M)を記録する。つぎに、恒温槽30の温度を変化させたときに干渉が発生したときの可動鏡43の位置(以下、温度変化時可動鏡位置)d1m(m=1〜M)を記録する。そして可動鏡43の位置変化dm(m=1〜M)から、試料用光ファイバの長さ変化ΔLmが算出され、初期の試料用光ファイバ長Lmとの比(ΔLm/Lm)より歪みが求められる。
ここで、複数本の試料用光ファイバF2を測定するにあたり、参照用光ファイバF1と第1〜第Mの試料用光ファイバF21〜F2mとの各干渉位置が重ならないように、第1〜第Mの試料用光ファイバF21〜F2mの各長さを若干異なるように調整され、第1〜第Mの試料用光ファイバF21〜F2mと干渉位置とを関連づけて、記録制御装置54に記録される。参照用光ファイバF1の長さと試料用光ファイバF2の長さの差分ΔLは、可動鏡43の移動距離d、可動鏡43を動かしたときにマイケルソン干渉計40で調整可能な群遅延時間差Δτ(=2d/c;cは光速)、試料用光ファイバF2中の伝搬速度c/(n−λ(dn/dλ))(nは試料用光ファイバF2のコアの屈折率、λは波長)として、以下の(1)式で表すことができる。
ΔL=2d/c×c/(n−λ(dn/dλ))
=2d/(n−λ(dn/dλ)) ・・・(1)
なお、波長1.3μmでは、λ(dn/dλ)は−1.6×10−2である。
ここで、可動鏡43の移動距離dを最大で50mm、コアの屈折率nを1.5とした場合、試料用光ファイバF2の長さの差分ΔLの最大値は(1)式から68mmとなる。したがって、第1〜第Mの試料用光ファイバF21〜F2mの各長さを10mm間隔で変えると、6本程度の試料用光ファイバF2を実質的に同時に計測することができる。そして、試料用光ファイバF2と干渉位置との対応づけは、試料用光ファイバF2がどの第1及び第2の光コネクタ23、24に接続されているかで、容易に行える。
以上の構成の歪み計測装置10によると、参照用光ファイバF1と試料用光ファイバF2とを、マイケルソン干渉計40から別構成に接続しているため、試料用光ファイバF2を交換する場合でも、マイケルソン干渉計40の光学系には影響を与えることがない。そして、従来のように計測の度に、干渉計(マイケルソン干渉計40)の光学系を調整する必要がなく、測定準備が容易になる。また、参照用光ファイバF1は、一本であり、常温時の参照用光ファイバF1と複数本の試料用光ファイバF2との干渉位置を測定しておくことで、同時計測によって温度変化による複数本の試料用光ファイバF2の光路長の変化量を測定できるので、測定の効率化を図ることができる。さらに、恒温槽30の温度と、可動鏡43の制御位置を記録制御装置54で自動制御して計測することで、複数の条件について一度に計測が可能であり、一層の効率化を図ることができる。
<第2の実施形態>
図3は、本実施形態に係る歪み計測装置110の構成を模式的に示す図である。この歪み計測装置110は、第1の実施形態の歪み計測装置10と類似の構成であり、主に異なる部分について説明し、同一構成部分については同一符号を付して説明を省略する。
第1の実施形態の歪み計測装置10と異なる構成は、まず、光ファイバ設置部120において、1×Nタイプの第1の光カプラ21及びN×1タイプの第2の光コネクタ24の代わりに、それぞれ、1×2タイプの第1の光カプラ121と2×1タイプの第2の光カプラ122とを設けている。さらに、第1の光カプラ121で分岐した試料用光B2の経路を、第1〜第Mの試料用光ファイバF21〜F2mに選択的に接続する第1の光スイッチ223を備える。同様に、第1〜第Mの試料用光ファイバF21〜F2mから出力される試料用光B2の経路を第2の光カプラ122へ選択的に接続する第2の光スイッチ224とを備える。そして、第1の光スイッチ223と第2の光スイッチ224とは記録制御装置54により接続先が連動して制御され、所望の試料用光ファイバF2が第1の光スイッチ223と第2の光スイッチ224と間のに試料用光B2の光路が形成される。
そのあと、記録制御装置54は、第1の光スイッチ223と第2の光スイッチ224とを順次切り替えて、第1〜第Mの試料用光ファイバF21〜F2mのいずれかを選択する。さらに、第1の実施形態と同様に、可動鏡43を駆動させて、温度変化後の可動鏡43の干渉位置を検知し計測する。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られるとともに、第1の実施形態と比較して、試料用光ファイバF2を透過する光(試料用光B2)の強さを強くすることができる。
<第3の実施形態>
図4は、本実施形態にかかる歪み計測装置210の構成を示す模式図である。第1及び第2の実施形態と異なる点は、歪み計測装置210の光ファイバ設置部220が第1〜第mの恒温槽31〜30mを備え、それぞれに、第1〜第Mの試料用光ファイバF21〜F2mが投入され、それぞれの恒温槽毎に所望の温度に制御される。ここでは、第1の実施形態の構成の恒温槽30を変更した構成を示しているが、第2の実施形態の恒温槽30を変更した構成であってもよい。
第3の実施形態によれば、別々に温度制御可能な複数の恒温槽(31〜30m)に分けて試料用光ファイバF2の温度特性を計測するので、温度特性を調べるときに短時間で計測できる。
以上、本発明を実施形態を基に説明した。この実施形態は例示であり、それらの各構成要素及びその組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。例えば、試料用光ファイバに張力や圧縮を加えることによって歪みを発生させる実施形態もある。また、干渉計としてマイケルソン干渉計40を利用したが、これに限る趣旨ではなく、その他に、マッハツェンダー干渉計等の干渉計を利用することもできる。
また、歪み計測装置10、110、210の計測対象として、光ファイバの歪みについて例示したが、これに限る趣旨ではない。例えば、光導波路モジュールの温度変化や外力等による歪みについても同様に測定することができる。具体的には、参照用光ファイバF1の代わりに参照用光導波路モジュールが取り付けられ、試料用光ファイバF2の代わりに試料用導波路モジュールが取り付けられる。また、第1の実施形態で、第1の光コネクタ23又は第2の光コネクタ24のいずれかを光スイッチとしてもよい。
従来技術に係る、歪み計測装置の構成を示す模式図である。 第1の実施形態に係る、歪み計測装置の構成を示す模式図である。 第2の実施形態に係る、歪み計測装置の構成を示す模式図である。 第3の実施形態に係る、歪み計測装置の構成を示す模式図である。
符号の説明
10、110、210 歪み計測装置
20、120、220 光ファイバ設置部
21、121 第1の光カプラ
22、122 第2の光カプラ
23 第1の光コネクタ
24 第2の光コネクタ
31〜30m 第1〜第mの恒温槽
40 マイケルソン干渉計
42 半透鏡
43 可動鏡
44 固定鏡
45 偏光子
46 光検出器
47 ピエゾ素子
52 ロックインアンプ
54 記録制御装置
223 第1の光スイッチ
224 第2の光スイッチ

Claims (8)

  1. 光導波手段の歪みを計測する歪み計測装置であって、
    一つの経路を通る光を、基準状態に置かれた参照用の光導波手段へ導く第1の経路と、所望の測定環境に制御される管理手段に置かれた試料用の光導波手段へ導く第2の経路とに分岐する光路分岐手段と、
    前記参照用の光導波手段を透過した後の前記第1の経路と、前記管理手段に置かれた前記試料用の光導波手段を透過した後の前記第2の経路とを、第3の経路として一つの経路に結合する光路結合手段と、
    前記光路結合手段から出力される光を分割して、分割した前記光を異なる経路に透過させた後に再度結合させ光の干渉状態を検知するとともに、前記異なる経路間の光路長差を可変として、検知した干渉状態を出力する光干渉計と、
    前記光干渉計から出力された干渉状態と前記光路長差とを関連づけて記録する記録制御手段と、
    を備えることを特徴とする歪み計測装置。
  2. 前記光路分岐手段は、光カプラであることを特徴とする請求項1に記載の歪み計測装置。
  3. 前記光路分岐手段は、光スイッチであることを特徴とする請求項1に記載の歪み計測装置。
  4. 前記光路結合手段は、光カプラであることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の歪み計測装置。
  5. 前記光路結合手段は、光スイッチであることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の歪み計測装置。
  6. 前記記録制御手段は、前記光スイッチの接続切替を制御することを特徴とする請求項3又は5に記載の歪み計測装置。
  7. 前記記録制御手段は、前記管理手段の測定環境を制御することを特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の歪み計測装置。
  8. 前記記録制御手段は、前記光干渉計における前記異なる経路間の光路長差を可変とする手段を制御することを特徴とする請求項1から7までのいずれかに記載の歪み計測装置。
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