JP2009268462A - 熱エネルギーを有効利用し、石釜内の温度を調節しながら長時間連続使用ができ、ダッチオーブン調理、燻製器、炭焼釜としての機能も有する石釜 - Google Patents
熱エネルギーを有効利用し、石釜内の温度を調節しながら長時間連続使用ができ、ダッチオーブン調理、燻製器、炭焼釜としての機能も有する石釜 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】熱エネルギーを有効利用し、石釜内の温度を調節しながら長時間連続使用ができる石釜を提供する。
【解決手段】燃焼室内部を、上部燃焼室(3)、下部燃焼室(1)、奥部燃焼室(2)に分割し、調理前に石釜内の温度上昇のために使用した燃料も、下部燃焼室(1)または奥部燃焼室(2)に移動することによって、燃料の有効利用ができる。また、下部燃焼室(1)からの燃料追加、下部燃焼室(1)、奥部燃焼室(2)への空気量の調節、調理棚(10)の移動により、上部燃焼室(3)内に焼成物を入れたままでも、石釜内部の温度を調節できる。下部燃焼室(1)内で、直接燃料をあてがうことでダッチオーブン料理ができる。下部燃焼室(1)内の燃料を、サクラやブナなどの木材チップにして燻すと、上部燃焼室(3)内の焼成物を燻製調理できる。下段用扉(6)を閉め、低酸素状態の中で木材を燃焼することで、炭焼きができる。
【選択図】図1
【解決手段】燃焼室内部を、上部燃焼室(3)、下部燃焼室(1)、奥部燃焼室(2)に分割し、調理前に石釜内の温度上昇のために使用した燃料も、下部燃焼室(1)または奥部燃焼室(2)に移動することによって、燃料の有効利用ができる。また、下部燃焼室(1)からの燃料追加、下部燃焼室(1)、奥部燃焼室(2)への空気量の調節、調理棚(10)の移動により、上部燃焼室(3)内に焼成物を入れたままでも、石釜内部の温度を調節できる。下部燃焼室(1)内で、直接燃料をあてがうことでダッチオーブン料理ができる。下部燃焼室(1)内の燃料を、サクラやブナなどの木材チップにして燻すと、上部燃焼室(3)内の焼成物を燻製調理できる。下段用扉(6)を閉め、低酸素状態の中で木材を燃焼することで、炭焼きができる。
【選択図】図1
Description
この発明は、燃焼室内部を分割した、ピザやパン焼きなどのオーブン機能、燻製機能、炭焼機能などを有する石釜に関するものである。
従来のピザやパン焼き等のオーブン料理に用いる石釜は、燃焼室内で薪などを燃して室内の温度を上げた後、その燃料を取り出して燃焼室内の放射熱で焼くもの、または、その燃料を燃焼室の端に移動させた上で、直接その燃料の熱で調理するものである。また、石釜内部は単室構造で、オーブン料理のみの機能となっている。
しかしながら、以上の技術によれば、調理中に石釜内の温度が下がってしまった場合、再度温度を上昇させるには、中の焼成物を一度取り出し、再加熱した後、再び焼成物を内部に戻すという作業が必要になってくる。扉開閉の際に起きる石室内の温度低下や調理中断は、料理への影響が大きく、手間だけでなく味の追求という観点からも非常に大きな問題である。また、石釜内部を加熱後、燃料を取り出すということは、熱エネルギーの損失にもつながっている。
そこで、この発明は、熱エネルギーを有効利用し、石釜内の温度を調節しながら長時間連続使用を可能にする石釜を提供することを課題とする。
そこで、この発明は、熱エネルギーを有効利用し、石釜内の温度を調節しながら長時間連続使用を可能にする石釜を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するために、この発明は、燃焼室内を上下に分割し、必要に応じ燃料の追加が出来るよう下部燃焼室(1)を設け、且つ下部燃焼室奥に奥部燃焼室(2)を確保し、一度燃やした燃料をそこに移動させることで、熱エネルギーを効率よく主調理室である上部燃焼室(3)に継続的に供給することを特徴とするものである。
この発明によれば、下部燃焼室(1)の熱を上部燃焼室(3)に伝えることが出来るため、燃料は、従来一般的に使用されている、熱量が大きく煙の多い薪ではなく、熱量が小さく煙の少ない木炭の使用のみでもオーブン料理が可能となり、しかも排煙による近隣への影響を少なくできる。
また、燃料としてサクラ・ブナなどの木材を燻すことで、冷燻から熱燻までできる燻製器として使用できる。
下部燃焼室(1)においては、蓋付き鍋に直接燃料をあてがうダッチオーブンでの調理も可能であり、また低酸素状態で木材蒸し焼きにして炭を作る炭焼き機能も有する。
従来の石釜では、調理の際には外部に取り出す必要のある、燃焼室の温度上昇のためだけに使用する燃料も、下部燃焼室(1)、奥部燃焼室(2)に移動させるため、燃料の有効利用ができる。
また、燃料としてサクラ・ブナなどの木材を燻すことで、冷燻から熱燻までできる燻製器として使用できる。
下部燃焼室(1)においては、蓋付き鍋に直接燃料をあてがうダッチオーブンでの調理も可能であり、また低酸素状態で木材蒸し焼きにして炭を作る炭焼き機能も有する。
従来の石釜では、調理の際には外部に取り出す必要のある、燃焼室の温度上昇のためだけに使用する燃料も、下部燃焼室(1)、奥部燃焼室(2)に移動させるため、燃料の有効利用ができる。
この発明の実施形態を、図3、図4に示す。
石釜の本体は耐火セメント製または耐火煉瓦製であり、調理棚(10)は陶器製または木製である。本体の燃焼室内は、上部燃焼室(3)・下部燃焼室(1)・奥部燃焼室(2)に分けられている。燃料は、オーブン調理では薪、木炭など。燻製調理では、サクラやブナなどの木材チップ。主調理室は上部燃焼室(3)であり、下部燃焼室(1)では、直接燃料を鍋にあてがい調理するダッチオーブン料理が可能。上部燃焼室(3)、下部燃焼室(1)はそれぞれ扉(8)・(6)を設置する。
中仕切り天板(4)は、下部燃焼室(1)で燃料を燃やした熱や煙が上部燃焼室(3)に伝わるよう、完全に上下燃焼室を分離するのではなく、一部空間をもたせている。
調理棚(10)は、上部燃焼室(3)内に、移動可能な状態で設置する。
燻製器として使用する場合、燃料を木炭などからサクラやブナなどの木材チップに変更する。燻された木材チップの煙が、下部燃焼室(1)から上部燃焼室(3)内へ充満し、上部燃焼室(3)に据え付けた焼成物が燻製となる。
炭焼き機能を実施する際には、下段用扉(6)を閉じることで密閉性の高い空間を作ることが必要となる。酸素濃度が低い状態になった下部燃焼室(1)で加熱を続けると、木材が炭化し炭となる。
石釜の本体は耐火セメント製または耐火煉瓦製であり、調理棚(10)は陶器製または木製である。本体の燃焼室内は、上部燃焼室(3)・下部燃焼室(1)・奥部燃焼室(2)に分けられている。燃料は、オーブン調理では薪、木炭など。燻製調理では、サクラやブナなどの木材チップ。主調理室は上部燃焼室(3)であり、下部燃焼室(1)では、直接燃料を鍋にあてがい調理するダッチオーブン料理が可能。上部燃焼室(3)、下部燃焼室(1)はそれぞれ扉(8)・(6)を設置する。
中仕切り天板(4)は、下部燃焼室(1)で燃料を燃やした熱や煙が上部燃焼室(3)に伝わるよう、完全に上下燃焼室を分離するのではなく、一部空間をもたせている。
調理棚(10)は、上部燃焼室(3)内に、移動可能な状態で設置する。
燻製器として使用する場合、燃料を木炭などからサクラやブナなどの木材チップに変更する。燻された木材チップの煙が、下部燃焼室(1)から上部燃焼室(3)内へ充満し、上部燃焼室(3)に据え付けた焼成物が燻製となる。
炭焼き機能を実施する際には、下段用扉(6)を閉じることで密閉性の高い空間を作ることが必要となる。酸素濃度が低い状態になった下部燃焼室(1)で加熱を続けると、木材が炭化し炭となる。
図4の実施形態によれば、主調理室である上部燃焼室(3)内を薪などの燃料で加熱した後、その燃料を奥部燃焼室(2)に移動させる。調理棚(10)を上部燃焼室(3)に配置し、その上に調理する焼成物を据え付け、調理を行う。下段用扉(6)で燃料に送る空気量を調節することで、燃料の燃焼具合を調節し、上部燃焼室(3)内の温度を調整することができる。また、下部燃焼室(1)へ木炭などの燃料追加により、連続的に長時間使用することができる。焼成物の加熱具合の調節は、燃料、空気量の調節のほか、調理棚(10)をスライドさせ、熱や空気の流れを調節することでも、それを可能にする。
図4の実施形態では、奥部燃焼室(2)に燃料を置いているが、他の実施形態では、上部燃焼室(3)内ならびに下部燃焼室(1)内に、燃料を置いたものでもよい。
1 下部燃焼室 2 奥部燃焼室 3 上部燃焼室
4 中仕切り天板 5 煙突 6 下段用扉
7 下段用小窓 8 上段用扉 9 上段用小窓
10 調理棚
4 中仕切り天板 5 煙突 6 下段用扉
7 下段用小窓 8 上段用扉 9 上段用小窓
10 調理棚
Claims (6)
- 下部燃焼室の熱気を帯びた空気で上部燃焼室の温度調節を可能にするよう、上部燃焼室と下部燃焼室をつなぐ空間を保持しながら、燃焼室内部に中仕切り天板を設置することを特徴とするピザやパンなどを焼く石釜
- 下部燃焼室で、直接燃料を鍋にあてがい調理するダッチオーブンが使用できる、請求項1記載の石釜
- 上部燃焼室では、オーブン料理を調理しながら、下部燃焼室では、直接燃料を鍋にあてがうダッチオーブン料理を同時に調理できる、請求項1記載の石釜
- 下部燃焼室でサクラやブナなどの木材を燻すことによって、上部燃焼室にある焼成物を燻製調理ができる、燻製器としての機能も有した請求項1記載の石釜
- 上部燃焼室内に設置した調理棚をスライドさせることによって、熱や煙の経路やその量などを調節できる、請求項1記載の石釜
- 下部燃焼室において、密閉性を高めるために下段用扉を閉めることで、木材を蒸し焼きにして炭を作る炭焼き機能を有する、請求項1記載の用石釜
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009070011A JP2009268462A (ja) | 2008-04-07 | 2009-03-23 | 熱エネルギーを有効利用し、石釜内の温度を調節しながら長時間連続使用ができ、ダッチオーブン調理、燻製器、炭焼釜としての機能も有する石釜 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008099139 | 2008-04-07 | ||
JP2009070011A JP2009268462A (ja) | 2008-04-07 | 2009-03-23 | 熱エネルギーを有効利用し、石釜内の温度を調節しながら長時間連続使用ができ、ダッチオーブン調理、燻製器、炭焼釜としての機能も有する石釜 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009268462A true JP2009268462A (ja) | 2009-11-19 |
Family
ID=41435564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009070011A Pending JP2009268462A (ja) | 2008-04-07 | 2009-03-23 | 熱エネルギーを有効利用し、石釜内の温度を調節しながら長時間連続使用ができ、ダッチオーブン調理、燻製器、炭焼釜としての機能も有する石釜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009268462A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013050280A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Kaginushi Kogyo:Kk | 加熱調理用具、及び、加熱調理窯 |
CN103518788A (zh) * | 2013-09-18 | 2014-01-22 | 任定武 | 一种摇滚烤鸡炉 |
CN104397080A (zh) * | 2014-12-18 | 2015-03-11 | 济南粤兴伟能酒店设备有限公司 | 木炭式巴西烤炉 |
-
2009
- 2009-03-23 JP JP2009070011A patent/JP2009268462A/ja active Pending
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CN103518788A (zh) * | 2013-09-18 | 2014-01-22 | 任定武 | 一种摇滚烤鸡炉 |
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