JP2009268168A - モータ及びその製造方法 - Google Patents

モータ及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】巻線処理の作業性と巻線占有率の向上とを実現でき、かつ滑らかな回転性能を実現できるモータを提供することを目的とする。
【解決手段】ステータは、複数に分割したティースブロック16の内周側一端を近接させて環状に配置され、かつティースブロック16の内周側一端が連結され、隣接するティースブロック16の外周側一端との間にモータケーシング本体4aを介して磁路が形成され、ティースブロックの内周側一端の連結が、低磁性材の端板17に形成された第2の突部17cを介して連結されている。
【選択図】図5

Description

本発明は自動車のエンジンルーム環境の様な高温環境や、高振動環境で運転されるモータに関するものである。
図7(a)に示すようなインナーロータモータでは、モータケーシング24はケーシング本体24aとケーシング蓋24bとで構成されている。ケーシング本体24aの内側には、巻線22aが施されたステータ22が固定されている。ステータ22の内側の中心と同軸上に出力軸21aを有するロータ21が回転自在に軸受28a、28bを介してモータケーシング24に取り付けられている。
ステータ22のコア形状は、図7(b)に示すように各ティース90の外終端(基端)を互いに連結し、ステータ22の内側では隣接するティース90の先端間に隙間100が形成された形状に磁性鋼板を打ち抜き、この打ち抜かれた磁性鋼板を積層し、前記隙間100から巻線機の巻線ノズル(図示せず)を挿入し、ティース90の周りで巻線ノズルを回転させてティース90への巻線処理が実施されている。
しかし、このような巻線処理では加工が難しいと共に、巻線占有率を向上させるのが難しいため、特許文献1では図8(a)に示したように内周側180で連結されて外周側に隙間200が形成されたステータコア22bが使用されている。このステータコア22bは、図8(b)に示したように、複数に分割したティースブロック116a、116b・・・を作成し、このティースブロック116a、116b・・・の内周側一端を近接させて環状に配置して、絶縁性の合成樹脂30によって鋳くるんで構成されている。この後に、外周側に隙間200から巻線ノズルを挿入して巻線処理され、巻線処理が完了したステータコア22bは、ケーシング本体24aの内側に圧入されることによって、隣接するティースブロックの外周側の間がケーシング本体24aによって連結されて磁気回路が構成されている。
特開平3−235629号公報
図8に示すステータコア22bを採用することによって巻線処理の作業性と、巻線率の向上とを実現できるが、ケーシング本体24aにステータコア22bを圧入する際に生じる応力や両者の円筒度の違いにより、ケーシング本体24a内壁とステータコア22bの外周面との間に不均一な隙間が生じて部分的に磁気抵抗が増大したり、ステータコア22bの内周面が歪んで真円度精度が低下しておのおののティース間をつなぐ磁路の磁気抵抗が不均一になることによりコギングトルクが増大し易くなるので、滑らかな回転性能の点で図7(b)で示した形状のステータコアを使用したモータに比べて性能が劣るという課題があった。
また、特に高温環境下ではティースブロック116a、116b・・・を鋳ぐるむ絶縁性の合成樹脂30がクリープを生じ易く、ティースブロック116a、116b・・・を連結する保持力が低下し、ステータコア22bの内周面が大幅に歪んでモータの回転に支障をきたしたり、ステータコア22bを保持する応力が減少するため振動が加わった際にステータコア22bが移動する虞があるという課題がある。
本発明は、巻線処理の作業性と巻線占有率の向上とを実現でき、かつ滑らかな回転性能
と高信頼性を実現できるモータを提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載のモータは、巻線処理されたステータをモータケーシングの内側に配置し、前記ステータの内周にロータを配置し、前記ステータの巻線への通電を切り換えて回転磁界を発生させて前記ロータを回転駆動するモータにおいて、前記ステータは、複数のティースの内周側一端を近接させ、各ティース毎に分割して環状に配置したティースブロックと、前記ティースブロックの軸方向両側に配設された端板とからなり、隣接する前記ティースブロックの外周側一端との間に前記モータケーシングを介して磁路が形成されるように前記ティースブロックの外周側一端はそれぞれ前記モータケーシングの内側に当接し、前記端板は非磁性金属もしくは低磁性金属からなり、前記ティースブロックと同じ形状の複数のティースを前記ティースブロックと同じ配列で配置するとともに、各ティースの内周側一端が連結されて形成され、前記端板を介して、前記ティースブロックが連結されていることを特徴とする。
本発明の請求項2記載のモータは、請求項1において、前記端板に第1の突部と第1の穴部を各ティースに交互に形成し、前記ティースブロックには、前記端板の第1の突部に対応する位置に凹部を、前記端板の第1の穴部に対応する位置に突部をそれぞれ形成し、前記端板の第1の突部を前記ティースブロックの凹部に、前記端板の第1の穴部に前記ティースブロックの突部をそれぞれ圧入してカシメることにより前記ティースブロックを連結固定したことを特徴とする。
本発明の請求項3記載のモータは、請求項1において、前記端板の各ティース連結部に、隣接するティースブロックの内周側一端間に挟まれる第2の突部を形成したことを特徴とする。
本発明の請求項4載のモータは、請求項3において、隣接するティースブロックの内周側一端間の空間を内径方向に広がる形状に形成し、かつ、前記空間に介在する前記第2の突部の形状も内径方向に広がる形状に形成したことを特徴とする。
本発明の請求項5載のモータは、請求項1から請求項4おいて、前記ティースブロックの外周側一端には、中央部から前記モータケーシングの内側に沿って両側に延びる張り出し部を形成し、前記張り出し部が前記モータケーシングの内側に当接して変形するとともに、前記中央部と前記モータケーシングの内側との間に隙間が形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項6記載のモータの製造方法は、複数に分割したティースブロックの内周側一端を近接させて環状に配置し、前記ティースブロックと同じ形状の複数のティースを前記ティースブロックと同じ配列で配置するとともに、各ティースの内周側一端が連結されて形成された非磁性金属もしくは低磁性金属からなる端版を前記ティースブロックの軸方向両側に配設し、前記端板を介して前記ティースブロックを連結してティースブロック連結体を形成し、前記ティースブロック連結体の各ティースブロックのティース部に巻線を施し、隣接する前記ティースブロックの外周側一端との間に磁路が形成されるように前記ティースブロック連結体をモーターケーシングの内側に圧入することを特徴とする。
本発明の請求項7載のモータの製造方法は、請求項6おいて、端板を介してティースブロックの連結体を形成するときには、前記端板に第1の突部と第1の穴部を各ティースに交互に形成し、前記ティースブロックには、前記端板の第1の突部に対応する位置に凹部を、前記端板の第1の穴部に対応する位置に突部をそれぞれ形成し、前記端板の第1の突部を前記ティースブロックの凹部に、前記端板の第1の穴部に前記ティースブロックの突
部をそれぞれ圧入してカシメることにより前記ティースブロックを連結固定するとともに前記第2の突部を隣接するティースブロックの間に挟んだ状態で連結したことを特徴とする。
この構成によると、巻線処理の作業性と巻線占有率の向上とを実現でき、かつティースブロックの内周側一端の前記連結が、非磁性金属もしくは低磁性金属からなる端板を介して連結されているので、合成樹脂を介して連結した従来の構成に比べてクリープによる変形が少なく、滑らかな回転性能を維持することができ、高温・高振動の環境で使用した場合にも信頼性を維持することができる。
また、ティースブロックの外周側一端の中央部とモータケーシングの内側との間に隙間が形成されているので、ティースブロック連結体をモータケーシングに圧入したのちのステータコアの内周円の真円度の低下が極めて少なく、滑らかな回転性能を実現できる。
以下、本発明のモータを実施の形態に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明のモータを示す。図1(a)に示したモータは図1(b)におけるA−AAの断面図である。
モータケーシング4は、金属製のケーシング本体4aと金属製のケーシング蓋4bとで構成されている。ケーシング本体4aの内部には、ロータ1とステータ2ならびに第1、第2の配線基板3a、3bの一部が納められている。ステータ2は、ロータ1の出力軸1aと同軸上に配置されている。第1の配線基板3aは、ロータ1とステータ2に対してロータ1の出力軸1aの反対方向の端部に配置されている。第1の配線基板3aには制御回路6とパワー素子7が実装されている。
磁電変換素子5が実装された第2の配線基板3bは、ロータ1と第1の配線基板3aの間に配置されている。磁電変換素子5はロータ1に近接して配置されており、磁電変換素子5がロータ1の磁極を検出した検出信号などは、第2の配線基板3bから第1の配線基板3aの制御回路6に入力され、制御回路6が同じ第1の配線基板3aに搭載されているパワー素子7を介してステータの巻線2aへの通電を切り換えて回転磁界を発生させてロータ1を回転駆動している。
図2〜図6はステータ2とケーシング本体4aとの詳細を示している。
ステータ2のステータコアは、図2(a)に示す複数個のティースブロック16と、図2(b)に示す2つの端板17とで構成されている。
ティースブロック16は、磁性鋼板を例えばカシメ、接着、レーザー溶接等の公知の手段により積み重ねて構成されており、内周側18の一端には、図1のように組み立てた状態でロータ1の外周とギャップをあけて対向する張り出し部19b、19cが中央部19aから両側に形成されている。また、外周側20の一端にも中央部21aから前記モータケーシングの内側に沿って両側に延びる張り出し部21b、21cが形成されている。
この実施の形態では、12個のティースブロック16を図3に示すように内周側一端を近接させて環状に配置している。そして端板17は、図2(b)に示すようにティースブロック16と同じ形状の複数のティース17aをティースブロック16と同じ配列で配置するとともに、各ティース17aの内周側一端が連結されて形成されている。また、端板
17の各ティース17aのティースブロック16と軸方向に当接する面には第1の突部17bと第1の穴部17dが、各ティース17a毎に周方向に交互に形成されている。さらに、端板17の各ティース連結部には、12個の第2の突部17cが等間隔で形成されている。
図3に示すように、上記ティースブロック16の端板17の第1の突部17bもしくは第1の穴部17dと対応する位置には凹部16aもしくは突部16bが各ティースブロック毎に交互に形成されており、前記端板17の第1の突部17bをティースブロック16の凹部16aに、前記端板17の第1の穴部17dにティースブロック16の突部16bをそれぞれ上下から圧入カシメを行うことにより、隣接するティースブロック16を連結して図4(a)に示すティースブロック連結体23を構成している。この際、前記第2の突部17cが、図5に示すように隣接するティースブロック16の張り出し部19b、19cの間に挟まれて、隣接するティースブロック16の張り出し部19b、19cは、第2の突部17cを介して周方向に当接している。
なお、ティースブロック16を、積層方向一面に凸部、他面は凸部を形成することによる凹部が形成された複数枚の磁性鋼板を、個々の磁性鋼板の凸部を、別の磁性鋼板の凹部に圧入しながら順次積層して一体化するいわゆるパック方式で積層カシメして作成した場合には、ティースブロック16の積層方向の一端面には凸部が、そして反対側の一端面には凹部が形成される。従って、この凹部を凹部16aとして、凸部を突部16bとして利用することができる。即ち、上記のパック方式で作成したティースブロック16を、交互に上下反転させて環状に配列すれば、端板17と当接する面に凹部16aと突部16bを交互に配列することができる。上記方法によれば、ティースブロック連結体23を、1種類のティースブロック16と1種類の端板17の少ない種類の部品で作成することが可能となる。
そして、ティースブロック16の材質が珪素鋼板の場合には、端板17の材質として、非磁性材もしくは低磁性材の金属で熱膨張係数がティースブロック16に極めて近いSUS304などを使用することが望ましい。
次に、このティースブロック連結体23に粉体塗装、電着塗装、あるいは浸漬塗装等の方法により絶縁層を形成した後、各ティース部に、隙間25から巻線処理して図4(b)に示す状態に仕上げる。このようにティースブロック連結体23の外周の隙間25から巻線2aの巻回を実行するので、巻線処理の作業性と巻線占有率の向上とを維持できる。
次に、図4(c)に示すようにケーシング本体4aの内側に、巻線処理が完了したティースブロック連結体23を圧入する。なお、ティースブロック16の巻線2aの結線は、ティースブロック連結体23をケーシング本体4aの内側に圧入する前工程または後工程の何れでも良いし、対応するティースブロック16間を連続して巻線しても構わない。
図5がこのティースブロック連結体23の圧入後の詳細を示している。なお、ここでは巻線2aは図示されていない。
圧入されたティースブロック連結体23は、ティースブロック16の外周側20の一端の前記張り出し部21b、21cが、波線位置から実線位置に変形してモータケーシング4aの内側に圧入されて、隣接するティースブロックの外周側一端との間にモータケーシング本体4aを介して磁路が形成される。この際にティースブロックの外周側一端とモータケーシング本体4aは密着するので均一かつ磁気抵抗の低い磁路を形成することが出来る。
このようにティースブロック連結体23が圧入された状態では、ティースブロック16の内周側18において隣接するティースブロック16との間に、内径を縮小する方向に大きな力が作用した状態が続く。図8(b)に図示した従来例のように合成樹脂30だけが介在している状態では、介在している合成樹脂30にクリープが発生して、ステータ22の内周の磁極の配列の真円度の低下、ならびにステータコアのがたつきが発生していたが、この実施の形態では、合成樹脂30よりも剛性が高く、低磁性の金属から形成された端板17を使用して、端板17の第2の突部17cを介在させてティースブロック16を連結して構成しており、さらに、隣接するティースブロック16との間の空間、即ち、先端部19b、19cで囲まれる空間が内径方向に広がる形状に形成されており、また、ここに介在する第2の突部17cの形状も内径方向に広がる形状に形成されているので、第2の突部17cがくさびとして機能する、一種のくさび効果を発揮するため、図5に矢印Fで示すように内径を縮小する方向に大きな力が作用して隣接するティースブロック16との間に大きな力が作用した状態が続いても、ステータコアのがたつきがなく、ステータ2の内周の磁極の配列の真円度の低下は発生しない。よって、滑らかな回転性能を長期間にわたって維持することができるとともに、高温・高振動の過酷な環境下で使用した場合にも回転性能、信頼性を維持することができる。
さらに、この実施の形態ではティースブロック16の外周側一端には、前記張り出し部21b、21cがモータケーシング本体4aの内側に当接して変形した状態においても、モータケーシング本体4aの内側に当接していない中央部21aが存在しており、ティースブロック16の外周側一端の中央部21aとモータケーシング本体4aの内側との間に隙間27が形成されている。
このように隙間27が形成されていることによって、ステータ2の内周の磁極の配列の真円度の低下をより確実に防止できていることを図6に示した比較例を用いて説明する。
図6の場合には、ティースブロック16の外周側一端の形状が、上記の実施の形態とは異なっており、ティースブロック16の外周側一端の形状は円弧の一部で、その曲率半径はケーシング本体4aの内周の曲率半径とほぼ等しく設定されている。ティースブロック連結体23をモータケーシング本体4aの内側に圧入された状態で前記中央部21aがモータケーシング本体4aの内側に当接して磁極29が矢印Gで示すように内周側に押し出されるため、ティースブロック連結体23をモータケーシング本体4aの内側への圧入にともなって、内周側の磁極の位置が仮想線で示すように内側に変形して、滑らかな回転性能が得られない。
これに対して、図5に示したように前記隙間27が残されている場合には、ティースブロック連結体23をモータケーシング本体4aの内側への圧入にともなう磁極の位置ずれは図6と比べて極めて少なく、滑らかな回転性能が得られる。
なお、上記隙間27においては磁気抵抗が増大するが、前述の様に、張り出し部21b、21cがモータケーシング本体4aの内側に当接して磁路が形成されるので、磁束の減少は生じない様に構成されている。
また、ティースブロック連結体23をモータケーシング本体4aの内側へ圧入する際にはティースブロック連結体23内周の変形をさらに少なくするためにティースブロック連結体23内周に変形防止治具を挿入した状態で圧入を行う。
本実施の形態においては、ティースブロック連結体23をモータケーシング本体4aの内側に圧入により挿入したが、この方法以外に、ケーシング本体4aを加熱してその内径を拡大させた状態で嵌め合わせた後に冷却してティースブロック連結体23を加圧保持す
る方法(いわゆる焼き嵌め)も可能である。この方法によれば、圧入時の摺動による磨耗屑の発生がないため信頼性の高いモータを製造できる。さらに、図4(d)に示すようにティースブロック連結体23をケーシング本体4aに隙間嵌め状態で挿入後、別の円筒状部材4cをケーシング本体4aの外側に焼き嵌めすることによりティースブロック連結体23を加圧保持する方法も有効である。この方法によれば、圧入時の摺動による磨耗屑の発生がなく、焼き嵌めに使用する円筒状部材4cを予め加熱しておくことが可能なため短時間で組立てを実施できる。また、円筒状部材4cを磁性材料で形成した場合は、モータケーシング本体4aと共に磁気回路が形成できるので、モータケーシング本体4aの肉厚を薄くすることが可能となる。これにより、円筒状部材4cをモータケーシング本体4aの外側に焼き嵌めする時のモータケーシング本体4aの縮径が容易となり、一層確実にティースブロック連結体23を加圧保持することができる。
本発明は小型モータを使用した各種機器の信頼性の向上に寄与できる。
(a)本発明のモータの縦断面図、(b)本発明のモータの横断面図 (a)同実施の形態のティースブロックの斜視図、(b)リング端板の拡大斜視図 同実施の形態のティースブロック連結体の分解斜視図 (a)同実施の形態のティースブロック連結体を示す図、(b)ティースブロック連結体巻線処理した図、(c)ケーシング本体に巻線処理が完了したティースブロック連結体を圧入した図、(d)円筒状部材でケーシング本体圧入後のティースブロック連結体を加圧保持した図 同実施の形態のティースブロック連結体をケーシング本体に圧入した状態の拡大図 比較例の拡大図 (a)従来のモータの縦断面図、(b)第1の従来例のステータコアの平面図 (a)第2の従来例のステータコアの平面図、(b)第2の従来例の要部拡大図
符号の説明
1、21 ロータ
1a、21a ロータ1の出力軸
2、22 ステータ
2a、22a 巻線
3a 第1の配線基板
3b 第2の配線基板
4、24 モータケーシング
4a、24a ケーシング本体
4b、24b ケーシング蓋
4c 円筒状部材
5 磁電変換素子
6 制御回路
7 パワー素子
16、116a、116b ティースブロック
180 コア内周側
16a 凹部
16b 突部
17 端板
17a 端板のティース
17b 第1の突部
17c 第2の突部
17d 第1の穴部
18 ティースブロックの内周側
19a ティースブロックの内周側の中央部
19b、19c ティースブロックの内周側の張り出し部
20 ティースブロックの外周側
21a ティースブロックの外周側の中央部
21b、21c ティースブロックの外周側の張り出し部
22b ステータコア
23 ティースブロック連結体
25、27、100、200 隙間
28a、28b 軸受
29 磁極
30 合成樹脂
90 ティース
F 収縮する方向を示す矢印
G 磁極の方向を示す矢印

Claims (8)

  1. 巻線処理されたステータをモータケーシングの内側に配置し、前記ステータの内周にロータを配置し、前記ステータの巻線への通電を切り換えて回転磁界を発生させて前記ロータを回転駆動するモータにおいて、前記ステータは、複数のティースの内周側一端を近接させ、各ティース毎に分割して環状に配置したティースブロックと、前記ティースブロックの軸方向両側に配設された端板とからなり、隣接する前記ティースブロックの外周側一端との間に前記モータケーシングを介して磁路が形成されるように前記ティースブロックの外周側一端はそれぞれ前記モータケーシングの内側に当接し、前記端板は非磁性金属もしくは低磁性金属からなり、前記ティースブロックと同じ形状の複数のティースを前記ティースブロックと同じ配列で配置するとともに、各ティースの内周側一端が連結されて形成され、前記端板を介して、前記ティースブロックが連結されているモータ。
  2. 前記端板に第1の突部と第1の穴部を各ティースに交互に形成し、前記ティースブロックには、前記端板の第1の突部に対応する位置に凹部を、前記端板の第1の穴部に対応する位置に突部をそれぞれ形成し、前記端板の第1の突部を前記ティースブロックの凹部に、前記端板の第1の穴部に前記ティースブロックの突部をそれぞれ圧入してカシメることにより前記ティースブロックを連結固定した請求項1に記載のモータ。
  3. 前記端板の各ティース連結部に、隣接するティースブロックの内周側一端間に挟まれる第2の突部を形成した請求項1に記載のモータ。
  4. 隣接するティースブロックの内周側一端間の空間を内径方向に広がる形状に形成し、かつ、前記空間に介在する前記第2の突部の形状も内径方向に広がる形状に形成した請求項3に記載のモータ。
  5. 前記ティースブロックの外周側一端には、中央部から前記モータケーシングの内側に沿って両側に延びる張り出し部を形成し、前記張り出し部が前記モータケーシングの内側に当接して変形するとともに、前記中央部と前記モータケーシングの内側との間に隙間が形成されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のモータ。
  6. 複数に分割したティースブロックの内周側一端を近接させて環状に配置し、前記ティースブロックと同じ形状の複数のティースを前記ティースブロックと同じ配列で配置するとともに、各ティースの内周側一端が連結されて形成された非磁性金属もしくは低磁性金属からなる端版を前記ティースブロックの軸方向両側に配設し、前記端板を介して前記ティースブロックを連結してティースブロック連結体を形成し、前記ティースブロック連結体の各ティースブロックのティース部に巻線を施し、隣接する前記ティースブロックの外周側一端との間に磁路が形成されるように前記ティースブロック連結体をモーターケーシングの内側に圧入するモータの製造方法。
  7. 複数に分割したティースブロックの内周側一端を近接させて環状に配置し、前記ティースブロックと同じ形状の複数のティースを前記ティースブロックと同じ配列で配置するとともに、各ティースの内周側一端が連結されて形成された非磁性金属もしくは低磁性金属からなる端版を前記ティースブロックの軸方向両側に配設し、前記端板を介して前記ティースブロックを連結してティースブロック連結体を形成し、前記ティースブロック連結体の各ティースブロックのティース部に巻線を施し、前記ティースブロック連結体をモーターケーシングの内側に隙間嵌めした状態で保持し、前記モーターケーシングの外側に円筒状部材を焼き嵌めしてモーターケーシングを縮径させ、隣接する前記ティースブロックの外周側一端との間に磁路を形成するモータの製造方法。
  8. 端板を介してティースブロックの連結体を形成するときには、前記端板に第1の突部と第1の穴部を各ティースに交互に形成し、前記ティースブロックには、前記端板の第1の突部に対応する位置に凹部を、前記端板の第1の穴部に対応する位置に突部をそれぞれ形成し、前記端板の第1の突部を前記ティースブロックの凹部に、前記端板の第1の穴部に前記ティースブロックの突部をそれぞれ圧入してカシメることにより前記ティースブロックを連結固定するとともに、前記第2の突部を隣接するティースブロックの間に挟んだ状態で連結する請求項6もしくは請求項7のいずれか1項に記載のモータの製造方法。
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CN104448889A (zh) * 2014-11-29 2015-03-25 萧县凯奇化工科技有限公司 一种还原棕r的制备方法
JP6207769B1 (ja) * 2016-04-26 2017-10-04 三菱電機株式会社 固定子、電動機、固定子の製造方法および電動機の製造方法

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