JP2009267483A - コンテンツ再生システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、コンテンツ再生装置間の情報送信を効率的に行い、コンテンツの継続的な視聴を可能とすることを目的とする。
【解決手段】この目的を達成するために、本発明は、開閉部を有する構造体内部に設けられ、コンテンツを再生可能な第1の再生装置1と、この第1の再生装置1とは別体であり、コンテンツを再生可能な第2の再生装置2と、この第2の再生装置2のコンテンツ再生情報を記憶する機能を有するとともに、開閉部の開施錠の機能を有する携帯機3とを備え、開閉部の開錠操作が行われると、携帯機3は、開閉部を開錠するとともに記憶したコンテンツ再生情報を第1の再生装置1へと出力する構成とした。このように、開錠のタイミングに応じてコンテンツ再生情報を出力することで効率的な情報送信が実現でき、さらにユーザーは第2の再生装置2にて視聴していたコンテンツを第1の再生装置1にて継続して視聴することができる。
【選択図】図1
【解決手段】この目的を達成するために、本発明は、開閉部を有する構造体内部に設けられ、コンテンツを再生可能な第1の再生装置1と、この第1の再生装置1とは別体であり、コンテンツを再生可能な第2の再生装置2と、この第2の再生装置2のコンテンツ再生情報を記憶する機能を有するとともに、開閉部の開施錠の機能を有する携帯機3とを備え、開閉部の開錠操作が行われると、携帯機3は、開閉部を開錠するとともに記憶したコンテンツ再生情報を第1の再生装置1へと出力する構成とした。このように、開錠のタイミングに応じてコンテンツ再生情報を出力することで効率的な情報送信が実現でき、さらにユーザーは第2の再生装置2にて視聴していたコンテンツを第1の再生装置1にて継続して視聴することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、音楽やテレビ放送といったコンテンツの再生システムに関するものである。
近年、コンテンツ再生装置の高機能化やポータブル化に伴って、多種多様なコンテンツを場所によらず視聴することが可能となってきた。
しかし、ユーザーがあるコンテンツ再生装置を視聴しながら場所の移動を行い、移動先の異なるコンテンツ再生装置にて継続して視聴を行う場合(例えば、歩きながらポータブルプレーヤーにてコンテンツを視聴し、そのまま車両へ乗り込んで同じコンテンツを車両内で視聴する場合など)、移動先にあるコンテンツ再生装置の再生設定を、手動で今まで視聴していた再生設定に合わせる必要があり、コンテンツの多チャンネル化・多様化に伴って、手間がかかるものとなっていた。
この課題に対し、特許文献1では複数のコンテンツ再生装置間にまたがってコンテンツを容易な操作、もしくは自動的に継続視聴できるための技術が開示されている。
この特許文献1に記載の技術では、ポータブルオーディオプレーヤーに備えられたマイコンが車載型オーディオプレーヤーの検出処理を定期的あるいは不定期的に行い、マイコンが車載型オーディオプレーヤーを検出した場合には、ポータブルオーディオプレーヤーで視聴されていた音声データを無線通信装置を経由して車載型オーディオプレーヤーへと送信し、この音声データを車載型オーディオプレーヤーが再生することでコンテンツの継続的な視聴を可能としていた。
特開2004−22139号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、ポータブルオーディオプレーヤーが備えるマイコンが、定期的或いは不定期的に車載型オーディオプレーヤーの検出処理を行う必要があるため、ポータブルオーディオプレーヤーの電源が非効率に消費されてしまうという問題があった。
さらに、車両ドアの開閉状態については明記されていなく、ポータブルオーディオプレーヤーの無線通信装置が車載型オーディオプレーヤーとの接近距離を精度良く検出すること、または、車載型オーディオプレーヤーがユーザーの存在を検知する手段を新たに備えないと、ユーザーの乗車に合わせて、タイミング良く車載型オーディオプレーヤーがコンテンツの再生を開始できない可能性がある。
本発明は上記課題に鑑み、コンテンツ再生装置間の情報送信を効率的に行い、コンテンツの継続的な視聴が可能なコンテンツ再生システムを提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明のコンテンツ再生システムは、開閉部を有する構造体内部に設けられ、コンテンツを再生可能な第1の再生装置と、この第1の再生装置とは別体であり、コンテンツを再生可能な第2の再生装置と、この第2の再生装置のコンテンツ再生情報を記憶する機能を有するとともに、前記開閉部の開錠及び施錠の機能を有する携帯機とを備え、前記開閉部の開錠または施錠のための操作が行われると、前記携帯機は、この操作に伴いコンテンツ再生情報を一方の再生装置から他方の再生装置へと出力する構成とした。
この構成により、本発明のコンテンツ再生システムは、コンテンツ再生装置間の情報送信を効率的に行い、コンテンツの継続的な視聴を可能とすることができる。
これは、開閉空間の開錠や施錠の操作に伴って、コンテンツ再生情報を一方の再生装置から他方の再生装置へと出力する構成としたことによる。
すなわち、本発明のコンテンツ再生システムでは、従来のコンテンツ再生システムのようにポータブルオーディオプレーヤーが車載型オーディオプレーヤーを検出した場合にコンテンツ再生情報を送信するのではなく、ユーザーの開錠や施錠の操作に伴ってコンテンツ再生情報を送信する構成としているため、従来のコンテンツ再生システムのようにポータブルオーディオプレーヤーのマイコンが定期的或いは不定期的に再生装置の検出処理を行い、コンテンツ再生装置の有無を無線などで探索し続ける必要はない。
この結果、本発明はコンテンツ再生装置間の情報送信を効率的に行い、コンテンツの継続的な視聴を可能とすることができるのである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1の構成について、図1を用いて説明する。なお、図1は本実施形態のシステム全体の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態1の構成について、図1を用いて説明する。なお、図1は本実施形態のシステム全体の構成を示すブロック図である。
図1において示すように、本実施形態のコンテンツ再生システムは、第1の再生装置1と、この第1の再生装置1とは別体である第2の再生装置2と、携帯機3とで構成される。
第1の再生装置1はDVD等に記録された映像情報やテレビ放送などの映像コンテンツ、あるいはCD・MD等に記録された音楽情報やラジオ放送などの音楽コンテンツを再生可能なコンテンツ再生装置である。この第1の再生装置1は構造体内部に設けられた状態となっており、本実施形態では一例としてこの構造体を車両4からなるものとしている。
この車両4には、一般的な車両で利用されるリモートキーシステムを実現するためにキーレスECU5が搭載されている。
すなわち、キーレスECU5は、携帯機3と無線で信号の送受信を行う送受信手段としての第1通信部6を備えており、第1通信部6が携帯機3から送信される開錠信号または施錠信号を受信すると、第1制御部7が開錠信号または施錠信号に含まれる認証コードが正しいか否かの照合を行い、そしてこの照合結果に基づきアクチュエーター8aに対してドア8bの開錠または施錠のための制御を行うのである。
また、第1制御部7は第1の再生装置1の電源のオン及びオフ動作を制御するために電源切り替え部9と接続されている。さらに、キーレスECU5は車内ネットワーク10を通じて第1の再生装置1と接続されており、これら電源切り替え部9及び車内ネットワーク10を用いることで、第2の再生装置2から車両4内でのコンテンツの継続的な視聴を可能としている。これについては後に詳述する。
第2の再生装置2は、第1の再生装置1と同様に各種コンテンツを再生可能なコンテンツ再生装置であり、その一例として本実施形態ではユーザーが移動中にコンテンツを視聴可能であるポータブルオーディオプレーヤーなどの携帯型再生装置からなるものとしている。この第2の再生装置2は、第2通信部11と、第2の再生装置2内の各装置(図示せず)を制御する第2制御部12とが設けられている。
第2通信部11が携帯機3から情報要求信号を受信すると、第2制御部12は、その応答として現在第2の再生装置2にて再生中であるコンテンツの情報を第2通信部11から携帯機3へと送信するように制御する。なお、ここで送信されるコンテンツ再生情報の例としては、テレビ・ラジオ等のチャンネル情報、WEBのURLアドレスやストリーミングデータ再生時間、あるいは音楽・映像などの静的な蓄積メディアの種別やその再生トラック・チャプター時間情報などが挙げられる。
携帯機3は、車両4のドア8bの開錠・施錠動作のための機能を有するとともに、第2の再生装置2の第2通信部11から送信されたコンテンツ再生情報を記憶し、さらにこのコンテンツ再生情報を車両内の第1の再生装置1へと出力する機能を有する。
まず、この携帯機3の開錠及び施錠操作について説明する。
携帯機3を保持したユーザーが、携帯機3に設けられた開錠操作部13を操作すると、この操作を検知した携帯機制御部14が携帯機通信部15に開錠トリガ信号を送信するように制御を行う。この開錠トリガ信号をキーレスECU5の第1通信部6が受信すると、キーレスECU5はその応答として開錠許可のための認証要求信号を送信する。この認証要求信号を携帯機3の携帯機通信部15が受信すると、携帯機制御部14はその応答として認証コードを含んだ開錠信号を送信する。この開錠信号を第1通信部6が受けると、第1制御部7は認証コードが第1制御部7内のメモリ(図示せず)に記憶された照合コードと一致するか否かを判断し、これらが一致する場合はドア8bを開錠するようにアクチュエーター8aを制御する。この結果、ドア8bの開錠が行われる。
なお、施錠操作については、上述の開錠操作における信号の送受信と同様の動作を携帯機通信部15と第1通信部6とが行った後に、第1制御部7がドア8bを施錠するように制御するものである。
次に、コンテンツ再生情報の送受信について説明する。
携帯機3の携帯機制御部14は、開錠操作において認証要求信号を受信すると、上述したように認証コードを含んだ開錠信号を第1通信部6へと送信すると同時に、ユーザーが保持、もしくは携帯機3の近辺にある第2の再生装置2と通信を開始するように制御する。この通信は、携帯機のコンテンツ通信部16と第2の再生装置2の第2通信部11を用いて行われる。この通信により、携帯機3は、第2の再生装置2が現在再生しているコンテンツの情報を取得し、記憶部17に記憶する。その後、携帯機制御部14は、記憶したコンテンツ再生情報を携帯機通信部15から第1通信部6へ出力するように制御する。そして、第1通信部6が受信したコンテンツ再生情報は車内ネットワーク10を介して第1の再生装置1へと出力され、結果的に第2の再生装置2のコンテンツ再生情報は第1の再生装置1へと出力されることになる。なお、本実施形態では、コンテンツ再生情報の取得のための通信は汎用的な近距離無線で実現しているが、これは有線であってもよい。
以下、本発明の実施の形態1のキーレスECU5の動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。なお、図2にて示されるのは、移動中に第2の再生装置2にてコンテンツを視聴しているユーザーが、車両4外から車両4に乗車する際の動作である。
まず、キーレスECU5の第1制御部7は、処理が開始されると、開錠トリガ信号を第1通信部6が受信したか否かを判断する(S11)。ここで、ユーザーが携帯機3の開錠操作部13を操作して携帯機3の携帯機通信部15から開錠トリガ信号を送信し、この開錠トリガ信号を第1通信部6が受信したと第1制御部7が判断すると(S11のYES)、続けて第1制御部7は開錠許可のための認証要求信号を第1通信部6から送信するように制御する(S12)。一方、開錠トリガ信号を受信していないと第1制御部7が判断すると(S11のNO)、再びS11に戻り、第1通信部6が開錠トリガ信号を受信したか否かの判断を行う。すなわち、この判断動作は、第1通信部6が開錠トリガ信号を受信したと判断されるまで継続して行われるのであり、この結果、キーレスECU5は開錠トリガ信号を待ち受けることになる。
次に、第1制御部7は、S12にて送信した認証要求信号の応答として、携帯機3から開錠信号が送信されてきたか否かを判断する(S13)。ここで、第1制御部7が開錠信号を第1通信部6が受信したと判断し、さらに開錠信号に含まれる認証コードが正しいものであると判断した場合(S13のYES)、第1制御部7は、ドア8bを開錠するようにアクチュエーター8aを制御する(S14)。
一方、第1制御部7が、開錠信号を第1通信部6が受信していない、あるいは認証コードが正しいものでないと判断した場合(S13のNO)、S15へと進む。S15では、認証要求信号の送信回数が規定回数以上であるか否かが判断され、認証要求信号の送信回数が規定回数に満たない場合はS12に戻り(S15のNO)、再度認証要求信号の送信が行われる。この動作を繰り返し、認証要求信号を規定回数以上再送した場合(S15のYES)、キーレスECUは再び開錠トリガ信号の待ち受け状態へと戻る。
次に、第1制御部7は、コンテンツ再生情報を第1通信部6が受信したか否かを判断する(S16)。コンテンツ再生情報を第1通信部6が受信したと判断した場合(S16のYES)、第1制御部7は電源切り替え部9を制御し、第1の再生装置1を起動させる(S17)。そして、キーレスECU5から車内ネットワーク10を通じて第1の再生装置1にコンテンツ再生情報を送信し(S18)、ユーザーが車両4に乗車するのとほぼ同時に第2の再生装置2にて視聴していたコンテンツが、第1の再生装置1において再開される。そして、キーレスECU5は処理を終了する(END)。
一方、S16において、第1制御部7が、コンテンツ再生情報を第1通信部6が受信していないと判断した場合(S16のNO)、キーレスECU5はS16に戻り、再びコンテンツ再生情報の受信を確認する。すなわち、このキーレスECU5によるコンテンツ再生情報の受信の確認動作は、受信が確認されるまで繰り返されることになる。ただし、図2のフローチャートには図示していないが、所定の期間内にコンテンツ再生情報の受信の確認ができない場合は、キーレスECU5は確認動作を停止し、図2のフローチャートの処理を終了する(END)。例えば、ユーザーが第2の再生装置2を携帯していない場合などは、必然的にキーレスECU5は所定の期間内にコンテンツ再生情報の受信を確認できないため、キーレスECU5は図2のフローチャートの処理を終了することになる。
以下、本発明の実施の形態1のコンテンツ再生システムの各装置の動作について図3に示すシグナルタイミングチャートを用いて説明する。なお、図3にて示されるのは、移動中に第2の再生装置2にてコンテンツを視聴しているユーザーが、車両4外の空間から車両4に乗車する際の動作である。
まず、ユーザーが車両4に乗車するために、車両4の近辺にて携帯機3の開錠操作部13を操作すると(t1)、携帯機3の携帯機通信部15から開錠トリガ信号の送信が行われ(t1)、同時にキーレスECU5の第1通信部6がこの開錠トリガ信号の受信を開始する(t1)。
そして、携帯機3の携帯機通信部15からの開錠トリガ信号の送信及び第1通信部6の開錠トリガ信号の受信が終了すると(t2)、キーレスECU5の第1通信部6が認証要求信号を送信し始める(t2)。これと同時に、携帯機3の携帯機通信部15が、認証要求信号の受信を開始する(t2)。
そして、第1通信部6からの認証要求信号の送信及び携帯機3の携帯機通信部15の認証要求信号の受信が終了すると(t3)、携帯機3はコンテンツ再生情報を取得するために、コンテンツ通信部16にて第2の再生装置2と通信を開始する(t3)。これと同時に、携帯機3は携帯機通信部15により、キーレスECU5に開錠信号を送信し始める(t3)。すなわち、本実施形態では、携帯機3に外部との通信を行う装置(携帯機通信部15及びコンテンツ通信部16)を複数設け、第2の再生装置2との通信と開錠信号の送信を同時に行っている。この結果、1つの通信装置のみを備えた携帯機に比べ、通信に要する時間を短縮している。
そして、携帯機3が開錠信号の送信を開始すると同時に、キーレスECU5は第1通信部6にて前記開錠信号の受信を開始する(t3)。携帯機3による開錠信号の送信とキーレスECU5による開錠信号の受信が終了すると(t4)、キーレスECU5は開錠信号に含まれる認証コードの識別を行い、これが正しいと判別された場合、ドア8bが開錠されるようにアクチュエーター8aを制御する。
また、携帯機3は第2の再生装置2からコンテンツ再生情報を取得し終わると(t5)、携帯機通信部15からキーレスECU5にコンテンツ再生情報の送信を開始する。なお、図示はしていないが、携帯機3が第2の再生装置2からコンテンツ再生情報を取得し終わると、第2制御部12は、第2の再生装置2によるコンテンツの再生を停止するように制御する。
一方、携帯機3がコンテンツ再生情報の送信を開始すると同時に、キーレスECU5はコンテンツ再生情報の取得を開始し(t5)、コンテンツ再生情報の取得が完了すると(t6)、第1の再生装置1を起動するように制御を行う。この制御により起動した第1の再生装置1は、キーレスECU5から送信されるコンテンツ再生情報の取得を開始する(t6)。なお、再生装置1の起動は瞬時にして行われるものであり、キーレスECU5の起動及びコンテンツ再生情報の送信、第1の再生装置1のコンテンツ再生情報の受信は、ほぼ同時に行われるものとしてみなせる(t6)。
そして、キーレスECU5のコンテンツ再生情報の送信及び第1の再生装置1のコンテンツ再生情報の受信が終了すると、第1の再生装置1は取得したコンテンツ再生情報に基づいて自動的にコンテンツの再生を行う。
以上述べたように本発明の実施の形態1のコンテンツ再生システムは動作し、コンテンツ再生情報は第2の再生装置2から第1の再生装置1へと出力されている。
以下、ユーザーが車両4から降車する際の、本発明の実施の形態1のキーレスECU5と携帯機3の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
まず、本実施形態のキーレスECU5は、イグニッションオフ状態を初期状態として図4のフローを開始する。すなわち、ユーザーが降車に際して、イグニッションをオフの状態にすると、第1の再生装置1は、イグニッションオフ状態となる前に再生していたコンテンツの再生情報をキーレスECU5に送信する(S21)。この送信が終了すると、第1の再生装置1は動作を停止する。なお、図4に示すフローチャートでは、イグニッションオフ状態を初期状態としたが、この設定に変えてアクセサリオフ状態を初期状態としてもよい。
次に、キーレスECU5は、ユーザーの施錠操作部18への操作により、携帯機3から送信される施錠信号を第1通信部6が受信したと判断すると(S22のYES)、携帯機3の携帯機通信部15へコンテンツ再生情報を送信する(S23)。一方、第1通信部6が施錠信号を受信したとキーレスECU5が判断しない場合は(S22のNO)、キーレスECU5は再度施錠信号の受信確認を行う。すなわち、キーレスECU5は、第1通信部6が施錠信号を受信したと確認するまでこの動作を続け、施錠信号の待ち受け状態となる。
そして、コンテンツ再生情報の送信が終了すると、キーレスECU5はドア8bの施錠を行うようにアクチュエーター8aを制御する。その後、処理を終了する(END)。
一方、S23にてキーレスECU5から送信されたコンテンツ再生情報を携帯機3の携帯機通信部15が受けたと携帯機制御部14が判断すると(S31のYES)、携帯機3は第2の再生装置2の探索を行う(S32)。ここで、コンテンツ再生情報を携帯機通信部15が受けたと携帯機制御部14が判断しない場合(S31のNO)、携帯機制御部14は再度コンテンツ再生情報を携帯機通信部15が受けたか否かを判断する。すなわち、携帯機3はコンテンツ再生情報の待ち受け状態にある。
次に、S32において携帯機3が第2の再生装置2の存在を検知した場合(S32のYES)、携帯機3は第2の再生装置2へコンテンツ再生情報を送信し(S33)、処理が終了される(END)。ここで、携帯機3が第2の再生装置2の存在を検知しなかった場合は(S32のNO)、携帯機3は再度第2の再生装置2を探索する。すなわち、携帯機3は第2の再生装置2の探索動作を繰り返す。ただし、所定の期間が経過しても第2の再生装置2の存在を検知できない場合、携帯機3は探索動作を中止し、処理を終了する。これは、例えばユーザーが第2の再生装置2を携帯していない場合などが相当する。なお、このように、携帯機3が第2の再生装置2を検知できず処理を終了したとしても、携帯機3の記憶部17にはコンテンツ再生情報が記憶された状態となっている。
以上述べたように、ユーザーが車両4から降車する際にはキーレスECU5と携帯機3が動作し、コンテンツ再生情報は第1の再生装置1から第2の再生装置2へと出力されている。
以下、本発明の実施の形態1の効果について説明する。
まず、本実施形態によると、ユーザーが外部から車両4に示されるような開閉部(ドア8b)を有する構造体に移動する際に、開錠動作に応じたタイミングで第2の再生装置2で視聴中のコンテンツの再生情報が送信されるため、ユーザーは引き続き車両4内でコンテンツの視聴を行うことができる。特に、本実施形態においてはユーザーの開錠動作をきっかけとして第2の再生装置2と第1の再生装置1間でのコンテンツ再生情報のやりとりが開始される構成となっているため、従来のコンテンツ再生システムのように、ポータブルオーディオプレーヤーのマイコンが車載型オーディオプレーヤーの検出処理を行う必要はない。すなわち、本実施形態では従来のコンテンツ再生システムに比べ、消費電力を低減させることが可能であり、コンテンツ再生装置間の情報送信を効率的に行うことができるものである。
また、本実施形態では、車両4の施錠時においても、上述の開錠時と同様に、従来のコンテンツ再生システムに比べコンテンツ再生装置間の情報送信を効率的に行うことができるとともに、継続したコンテンツの視聴が可能となる。
なお、本実施形態では、車両4内に第1の再生装置1が設置された構成としたが、この車両4に変えて、第1の再生装置1が家屋に設置されたものとしてもよい。すなわち、家屋が備えるドアの開錠動作に応じたタイミングで、家屋内のコンテンツ再生装置を再生させたり、あるいは家屋のドアの施錠動作に応じたタイミングでユーザーが携帯している携帯型再生装置を再生させるものである。この構成においても、ユーザーは継続したコンテンツの視聴が可能となる。
また、本実施形態では、第1の再生装置1及び第2の再生装置2は、コンテンツ再生情報の取得が完了すると自動的にコンテンツの再生を開始するものとしている。これにより、ユーザーが手動でコンテンツ再生動作を行うことなく、自動的なコンテンツの継続視聴が可能となる。
また、携帯可能な携帯型再生装置である第2のコンテンツ再生装置2で視聴していた場合は、車両4のドア8bを開錠した際にコンテンツ再生装置2の再生を自動的に停止させれば、ユーザーの操作手間を省くことができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について説明する。
以下、本発明の実施の形態2について説明する。
図5に示すように、本実施形態のコンテンツ再生システムは、実施の形態1と同様に車両4に搭載された第1の再生装置1と、第2の再生装置2と、携帯機3とで構成される。ただし、本実施形態と実施の形態1のコンテンツ再生システムが相違するのは、本実施形態においては第2の再生装置2がドア19を有する家屋20内に設置されている点である。すなわち、本実施形態においては、第2の再生装置2は、例えばホームオーディオのような屋内用オーディオ機器となっている。
したがって、本実施形態においては、実施の形態1のユーザーの車両4乗車時のように、ユーザーが第2の再生装置2を保持した状態で車両4に接近することはできず、車両4のドア8bの開錠動作に応じたタイミングで携帯機3が第2の再生装置2から、コンテンツ再生情報を取得することができない。このため、本実施形態においては、携帯機3が第2の再生装置2からコンテンツ再生情報を取得するタイミングが実施の形態1と異なるものであり、この点について図6を用いて以下に詳述する。なお、図6は第2の再生装置2からコンテンツ再生情報を取得する際の携帯機3の処理を示すフローチャートである。
まず、ユーザーが携帯機3に対して、第2の再生装置2からコンテンツ再生情報を取得するための操作を行うと、携帯機3は図6に示す処理を開始する(START)。なお、このようにユーザーの操作により携帯機3がコンテンツ再生情報を取得する構成とするには、例えば携帯機3に操作部を設け、ユーザーがこの操作部を操作すると、携帯機3がコンテンツ再生情報の取得を開始するものとすればよい。あるいは、携帯機3を車両4及び家屋20のドア19の開施錠機能を兼ねて有するものとし、家屋20の施錠操作時に、第2の再生装置2で再生していたコンテンツ再生情報を自動的に携帯機3が取得し始める構成としてもよい。
次に、携帯機3は第2の再生装置2の検知を開始する(S41)。ここで、携帯機3が第2の再生装置2を検知すると(S41のYES)、続けて携帯機3は第2の再生装置2からコンテンツ再生情報の取得を開始し(S42)、一方、第2の再生装置2を検知できない場合は(S41のNO)、再度第2の再生装置2の検知を行い、検知できるまでこの動作を繰り返す。ただし、所定の時間が経過しても第2の再生装置2を検知できない場合、携帯機3は第2の再生装置2の検知を中止し、処理を終了するものとする。
次に、コンテンツ再生情報の受信が終了したか否かの確認が行われる(S43)。ここで、コンテンツ再生情報の受信が終了し記憶部17がコンテンツ再生情報を記憶したと携帯機制御部14が判断すると(S43のYES)、図6で示される携帯機3の処理は終了される(END)。
一方、コンテンツ再生情報の受信が終了していないと携帯機制御部14が判断した場合(S43のNO)、携帯機制御部14はコンテンツ再生情報の受信が終了したか否かの確認を再度行い、コンテンツ再生情報の受信が終了したと判断するまで、この動作を繰り返す。
以上説明したように、携帯機3のコンテンツ再生情報の取得のための処理は行われる。
この処理により取得したコンテンツ再生情報は、実施の形態1と同様に、車両4の乗車時においてユーザーがドア8bを開錠した際に携帯機3から第1の再生装置1へと出力され再生される構成としている。
この結果、家屋20内に設置された第2の再生装置2にて視聴していたコンテンツを、ユーザーは引き続き車両4内にて視聴することができる。
なお、ユーザーが車両4から家屋20へと移動する場合は実施の形態1と同様に、ユーザーが車両4を降車する際に第1の再生装置1にて再生されていたコンテンツの再生情報を携帯機3へと送信する構成とすればよい。
そして、携帯機3の記憶部17が記憶したコンテンツ再生情報をドア19の開錠のタイミングに合わせて第2の再生装置へと送信することにより、ユーザーは第1の再生装置1にて視聴していたコンテンツを、引き続き家屋20内の第2の再生装置2にて視聴することができる。
このように、本実施形態においても実施の形態1と同様に、構造物に設けられた開閉部の開施錠動作に応じたタイミングで、携帯機3からコンテンツの再生情報が送信される構成としている。したがって、従来のコンテンツ再生システムのようにユーザーが保持しているポータブルオーディオプレーヤーもしくは携帯機などのコンテンツ情報を有した機器が、車載型オーディオプレーヤーの検出処理を行う必要はない。この結果、本実施形態では従来のコンテンツ再生システムに比べ、消費電力を低減させることが可能であり、コンテンツ再生装置間の情報送信を効率的に行うことができるものである。
なお、以上説明した実施の形態1及び実施の形態2では、携帯機3が有する認証コードの照合は、携帯機3の開錠操作部13及び施錠操作部18の操作により開始される構成としたが、この構成に限定することなく、車両のドアに設けられた開施錠操作部を操作することで認証コードの照合が開始される構成の車両に対しても、本発明は適用できる。
本発明のコンテンツ再生システムによると、コンテンツ再生装置間の情報送信を効率的に行い、コンテンツの継続的な視聴を可能とすることができる。したがって、本発明のコンテンツ再生システムは、車両と携帯型再生装置間のコンテンツの継続視聴や車両と家屋間のコンテンツの継続視聴などに好適に採用し得る。
1 第1の再生装置
2 第2の再生装置
3 携帯機
4 車両
5 キーレスECU
6 第1通信部
7 第1制御部
8a アクチュエーター
8b ドア
9 電源切り替え部
10 車内ネットワーク
11 第2通信部
12 第2制御部
13 開錠操作部
14 携帯機制御部
15 携帯機通信部
16 コンテンツ通信部
17 記憶部
18 施錠操作部
19 ドア
20 家屋
2 第2の再生装置
3 携帯機
4 車両
5 キーレスECU
6 第1通信部
7 第1制御部
8a アクチュエーター
8b ドア
9 電源切り替え部
10 車内ネットワーク
11 第2通信部
12 第2制御部
13 開錠操作部
14 携帯機制御部
15 携帯機通信部
16 コンテンツ通信部
17 記憶部
18 施錠操作部
19 ドア
20 家屋
Claims (9)
- 開閉部を有する構造体内部に設けられ、コンテンツを再生可能な第1の再生装置と、
この第1の再生装置とは別体であり、コンテンツを再生可能な第2の再生装置と、
この第2の再生装置のコンテンツ再生情報を記憶する機能を有するとともに、前記開閉部の開錠及び施錠の機能を有する携帯機とを備え、
前記開閉部の開錠のための操作が行われると、前記携帯機は、前記開閉部を開錠するとともに記憶したコンテンツ再生情報を前記第1の再生装置へと出力するコンテンツ再生システム。 - 開閉部を有する構造体内部に設けられ、コンテンツを再生可能な第1の再生装置と、
この第1の再生装置とは別体であり、コンテンツを再生可能な第2の再生装置と、
前記第1の再生装置のコンテンツ再生情報を記憶する機能を有するとともに、前記開閉部の開錠及び施錠の機能を有する携帯機とを備えたコンテンツ再生システムであり、
前記開閉部の施錠のための操作が行われると、前記携帯機は、前記開閉部を施錠するとともに記憶したコンテンツ再生情報を前記第2の再生装置へと出力するコンテンツ再生システム。 - 前記第1の再生装置とは、車両内に設けられた再生装置であり、
前記第2の再生装置とは、携帯可能な携帯型再生装置である請求項1及び2に記載のコンテンツ再生システム。 - 前記第1の再生装置とは、家屋内に設けられた再生装置であり、
前記第2の再生装置とは、携帯可能な携帯型再生装置である請求項1及び2に記載のコンテンツ再生システム。 - 前記第2の再生装置とは、携帯可能な携帯型再生装置であり、
前記第1の再生装置とは、前記携帯機からコンテンツ再生情報が入力されると、自動的にコンテンツを再生する請求項1に記載のコンテンツ再生システム。 - 前記第2の再生装置とは、携帯可能な携帯型再生装置であり、
前記開閉部の開錠のための操作が行われた際に、前記第2の再生装置がコンテンツの再生状態である場合、前記第2の再生装置は、前記開閉部の開錠のための操作に伴い、コンテンツの再生を自動的に停止する請求項1に記載のコンテンツ再生システム。 - 前記第2の再生装置とは、携帯可能な携帯型再生装置であり、
前記携帯機からコンテンツ再生情報が入力されると、自動的にコンテンツを再生する請求項2に記載のコンテンツ再生システム。 - 前記第1の再生装置とは、車両内に設けられた再生装置であり、
前記第2の再生装置とは、家屋内に設けられた再生装置である請求項1に記載のコンテンツ再生システム。 - 前記第1の再生装置とは、家屋内に設けられた再生装置であり、
前記第2の再生装置とは、車両内に設けられた再生装置である請求項1に記載のコンテンツ再生システム。
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2008
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