JP2009266703A - 埋込形照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光素子が実装された基板の温度上昇を効果的に抑制し、高気密・高断熱住宅に設置するのに適する埋込形照明器具を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、発光素子11を実装した基板4と、基板取付面10を有するとともに、一端側に接合部を備えた熱伝導性の本体2と、本体2の接合部に対向する接合部を有する熱伝導性の化粧枠3と、基板取付面10と基板4との間に介在し、基板取付面10を気密的に閉塞する熱伝導性の閉塞部材12と、本体2の接合部と化粧枠の接合部との間に介在し、これら接合部を気密的に閉塞する熱伝導性の閉塞部材14とを具備する埋込形照明器具1である。
【選択図】図3
【解決手段】本発明は、発光素子11を実装した基板4と、基板取付面10を有するとともに、一端側に接合部を備えた熱伝導性の本体2と、本体2の接合部に対向する接合部を有する熱伝導性の化粧枠3と、基板取付面10と基板4との間に介在し、基板取付面10を気密的に閉塞する熱伝導性の閉塞部材12と、本体2の接合部と化粧枠の接合部との間に介在し、これら接合部を気密的に閉塞する熱伝導性の閉塞部材14とを具備する埋込形照明器具1である。
【選択図】図3
Description
本発明は、いわゆる高気密・高断熱住宅に適するLED等の発光素子を用いた埋込形照明器具に関する。
LED等の発光素子は、その温度が上昇するに従い、光出力の低下とともに寿命にも影響を与える。このため、LEDやEL素子等の固体発光素子を光源とする照明器具では、寿命、効率の諸特性を改善するために発光素子の温度上昇を抑制する必要がある。そこで、例えば、埋込形のLED照明器具において、反射板を化粧枠と一体に放熱性の高い材料で形成し、反射板にLED素子が実装された基板を接合して、LED素子の放熱を図るものが提案されている(特許文献1参照)。
一方、住宅の気密性、断熱性を高め、省エネルギーや生活環境の快適性を追求する高気密・高断熱住宅化が進められている。この高気密・高断熱住宅に設置される照明器具においては、その設置環境からして一層温度上昇が問題視される。つまり、図8に示すように、この種、住宅の天井裏は、断熱、遮音施工されており、断熱材が敷設されている。したがって、設置される照明器具は、その天井に埋め込まれる部分が断熱材で覆われることになり、放熱の促進が妨げられることになるからである。また、温度上昇の問題の他に、高気密・高断熱住宅に望ましい照明器具の構成とする課題がある。
特開2004−179048号公報
しかしながら、特許文献1には、LED素子の放熱を図るLED照明器具の構成が示されてはいるが、高気密・高断熱住宅に設置する考慮は何らなされておらず、また、勿論、その具体的構成も開示されていない。
本発明は、上記事情に基づきなされたもので、発光素子が実装された基板の温度上昇を効果的に抑制し、高気密・高断熱住宅に設置するのに適する埋込形照明器具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の埋込形照明器具は、表面側に発光素子を実装し、裏面側に電気接続部材を導出した基板と;前記電気接続部材が挿通する挿通孔が形成され基板が取付けられる基板取付面を有するとともに、一端側に接合部を備えた熱伝導性の本体と;前記本体の接合部に対向する接合部を有し、この接合部を本体の接合部に対向位置させて本体に取付けられる熱伝導性の化粧枠と;前記基板取付面と基板との間に介在し、基板取付面の挿通孔に対向する導出口を有し、基板取付面を気密的に閉塞する熱伝導性の閉塞部材と;前記本体の接合部と化粧枠の接合部との間に介在し、これら接合部を気密的に閉塞する熱伝導性の閉塞部材と;前記電気接続部材に接続され、発光素子を点灯制御する点灯回路装置と;を具備することを特徴とする。
本発明及び以下の発明において、特に指定しない限り用語の定義及び技術的意味は次による。発光素子とは、LEDや有機EL等である。発光素子の実装は、チップ・オン・ボード方式や表面実装方式によって実装するのが好ましいが、本発明の性質上、実装方式は特に限定されず、例えば、砲弾型のLEDを用いて基板に実装してもよい。また、発光素子の実装個数には特段制限はない。
請求項2に記載の埋込形照明器具は、表面側に発光素子を実装し、裏面側に電気接続部材を導出した基板と;前記電気接続部材に接続され発光素子を点灯制御する点灯回路装置を収納し、一端側に接合部を備えた熱伝導性の本体と;前記電気接続部材が挿通する挿通孔が形成され、基板が取付けられる基板取付面を有するとともに、前記本体の接合部に対向する接合部を有し、この接合部を本体の接合部に対向位置させて本体に取付けられる熱伝導性の化粧枠と;前記基板取付面と基板との間に介在し、基板取付面の挿通孔に対向する導出口を有し、基板取付面を気密的に閉塞する熱伝導性の閉塞部材と;前記本体の接合部と化粧枠の接合部との間に介在し、これら接合部を気密的に閉塞する遮熱性又は熱伝導性の閉塞部材と;を具備することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、発光素子が実装された基板の温度上昇を効果的に抑制し、高気密・高断熱住宅に設置するのに適する埋込形照明器具を提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、本体の接合部と化粧枠の接合部との間に遮熱性の閉塞部材を介在させた場合には、発光素子から発生する熱と、点灯回路装置から発生する熱との放熱経路は分離されるので、両者から発生した熱がお互いに影響し合うことを抑制でき効率よく放熱できる。さらに、高気密・高断熱住宅に設置するのに適する埋込形照明器具を提供できる。また、本体の接合部と化粧枠の接合部との間に熱伝導性の閉塞部材を介在させた場合には、請求項1に記載の発明と同様な効果を奏することができる。
以下、本発明の埋込形照明器具の第1の実施形態について図1乃至図5を参照して説明する。図1は、照明器具の斜視図、図2は、同平面図、図3は、同中心線を境に右半分の一部を断面して示す正面図、図4は、閉塞部材を示す斜視図、図5は、照明器具の一部を断面して示す分解正面図である。
図1において、この埋込形照明器具1は、熱伝導性の筒状本体2と、この筒状本体2に取付けられた熱伝導性の化粧枠3と、同じく筒状本体2に取付けられ、発光素子が実装された基板4と、筒状本体2内に収納された点灯回路装置を含む電源ユニット5と、反射体6及び反射体6の前方に配設された透光性カバー7とを備えている。また、筒状本体2の外面には、端子台8が配置されており、化粧枠3には、一対の取付け用板ばね9が装着されている。
図2乃至図5において(主として図3を参照)、筒状本体2は、アルミダイカスト製の熱伝導良好な材料で形成されており、その外面が白色のメラミン樹脂系塗料によって焼付塗装されており、略四角柱の筒状部2aと、この筒状部2aに連なる短円筒状の接合部2bとから構成されている。なお、勿論、熱伝導性を担保できれば、他の材料で形成してもよい。そして、筒状部2aと接合部2bとの境目には、これらを区画するように基板取付面10が形成されており、この基板取付面10には、略楕円形状の挿通孔10a及びねじ貫通孔10bが形成されている。したがって、接合部2bは、基板取付面10の周囲を包囲するように形成されている。
筒状部2aには、電源ユニット5が収納されている。電源ユニット5は、回路基板5aに整流器、コンデンサ、スイッチング素子としてのトランジスタ等の部品を実装して構成されており、その電源ユニット5の点灯回路装置によって発光素子を点灯制御するものである。なお、電源ユニット5は、端子台8に電気的に接続されており、端子台8は、商用電源に接続されるようになっている。また、筒状本体2の外面には、縦方向に延びる複数の放熱フィン2cが形成されている。
次に、基板4の表面側には、光源となる発光素子が設けられている。ここで発光素子は、LEDチップ11であり、このLEDチップ11は、表面実装方式で複数個基板4に実装されている。基板4は、絶縁材又は金属の略円形の平板からなり、中央部にねじ貫通孔4aが形成されている。基板4を絶縁材とする場合には、放熱特性が比較的良好で、耐久性に優れたセラミック材料又は合成樹脂材料を適用できる。合成樹脂材料を用いる場合には、例えば、ガラスエポキシ樹脂等で形成できる。また、金属製とする場合は、アルミニウム等の熱伝導性が良好で放熱性に優れた材料を適用するのが好ましい。
さらに、基板4の裏面側には、各LEDチップ11と接続された電気接続部材として接続端子4bが導出されている。接続端子4bからはリード線4cが導出されており、このリード線4cは、前記電源ユニット5のコネクタに接続されている。なお、電気接続部材は、ソケット形式のものであっても、半田付けされたリード線形式のものであってもよく、形式は問わず、電源ユニット5と接続するために基板4の裏面側から導出されるものであればよい。
そして、基板4は、基板4の裏面側と基板取付面10との間に熱伝導性の閉塞部材12を介して取付けられている。この閉塞部材12は、例えば、低硬度の放熱シリコーンゴムシートで構成され、熱伝導性、難燃性、柔軟性及び密着性が良好な性質を有する。具体的には、図4(a)に示すように、略円板状をなし、中央部にねじ貫通孔12aが形成され、その側方に前記基板取付面10の挿通孔10aと対向する方形状の挿通口12bが形成されている。なお、この挿通口12bは、例えば、十字状の切り込みによって形成してもよい。
次に、基板4の表面側には、白色のポリカーボネートやASA樹脂等によって形成された反射体6が配設されている。反射体6は、LEDチップ11から放射される光を配光制御し、効率的に照射する機能をなしている。これら、反射体6、基板4及び閉塞部材12は、基板取付面10の内側から、基板取付面10のねじ貫通孔10b、閉塞部材12のねじ貫通孔12a及び基板4のねじ貫通孔4aを貫通し、反射体6にねじ込まれる1本のねじ13によって共締めされ、基板取付面10に取付けられている。この取付け状態においては、基板4の裏面側から導出する接続端子4bは、閉塞部材12の挿通口12b、基板取付面10の挿通孔10aを貫通し、筒状部2a内に導出されている。一方、閉塞部材12は、基板取付面10と基板4との間に介在し、基板4と協働して基板取付面10の挿通孔10aを気密的に閉塞するように作用している。
化粧枠3は、略傘状に形成され、アルミダイカスト製の熱伝導良好な材料で形成されており、その内外面が白色のメラミン樹脂系塗料によって焼付塗装されている。また、末広がり状の開口端部には、フランジ3aが形成されており、他端部側には、筒状本体2の接合部2bと対向するように円周状に接合部3bが形成されている。さらに、接合部3bの内周側には、開口を覆う透光性のカバー7が配設されている。加えて、外周面には、一対の取付け用板ばね9が装着されている。
そして、化粧枠3は、筒状本体2の接合部2bと化粧枠3の接合部3bとの間に熱伝導性の閉塞部材14を介してねじ15によって筒状本体2に取付けられている。この閉塞部材14は、前記閉塞部材12と同様に、例えば、低硬度の放熱シリコーンゴムシートで構成され、熱伝導性、難燃性、柔軟性及び密着性が良好な性質を有する。具体的には、図4(b)に示すように、リング状に形成されており、3箇所にねじ15が貫通するねじ貫通孔14aが形成されている。したがって、化粧枠3の取付け状態においては、筒状本体2の接合部2bと化粧枠3の接合部3bとの間は、閉塞部材14によって気密的に閉塞されるようになる。特に、アルミダイカストで部材を構成する場合は、その表面が粗面になり易く、その接合部2b、3bを直接的に接合すると、相互の密着性が劣るものとなるが、前記のような閉塞部材14を介在させることは、密着性の点において極めて有効である。
さらに、筒状本体2の接合部2b、閉塞部材12及び化粧枠3の接合部3bとの寸法関係について図5を参照して説明する。筒状本体2の接合部2bの接合面の幅寸法をW1、閉塞部材12の幅寸法をW2、化粧枠3の接合部の接合面の幅寸法をW3とすると、これらは、W1<W3<W2の関係にある。つまり、熱の発生源側である筒状本体2の接合面の幅寸法より、熱を受けて放熱する側である化粧枠3の接合面の幅寸法が広く、また、そこに介在する閉塞部材12の幅寸法を化粧枠3の接合面の幅寸法より広く設定したものである。したがって、筒状本体2から化粧枠3への熱伝導が効率的に行われ、また、例え、筒状本体2と化粧枠3との接合面に寸法誤差やずれが生じても、前記寸法関係に設定したことにより、寸法誤差やずれを吸収することが可能で熱伝導、放熱の促進を妨げることがない。
次に、本実施形態の埋込形照明器具1の使用状態を説明する。まず、照明器具1の天井への取付けにあたっては、取付け用板ばね9をその弾性力に抗して押しつぼめ、天井の器具取付孔内に下方から器具1を挿入し、取付け用板ばね9から手を離し器具1を押上げる。これに応じて、板ばね9が外側に弾性的に拡開し、器具取付孔の周縁に当接するとともにフランジ3aが器具取付孔の周辺の天井に圧接し、この圧接力で器具1が天井の裏側に埋込まれた状態で天井に支持される。
このように設置された照明器具1において、電源ユニット5に通電されると、点灯回路装置9が動作して基板4に電力が供給され、LEDチップ11が発光する。LEDチップ11から出射された光の多くは直接透光性カバー7を通過して前方に照射され、一部の光は反射体2の反射面に反射されて透光性カバー7を通過して前方に照射される。一方、これに伴いLEDチップ11から発生する熱は、基板4の裏面から閉塞部材12を介して基板取付面10へ伝わり、さらに、筒状本体2の筒状部2aへ伝導され、その伝導過程での放熱を伴いながら放熱される。また、筒状本体2の接合部2bへ伝導した熱は、閉塞部材14を介して化粧枠3の接合部3bへ伝わり、さらに、フランジ3aへ伝導され、その伝導過程での放熱を伴いながら放熱される。また、閉塞部材12は、放熱、熱伝導ばかりではなく、基板取付面10を気密を高めるように閉塞し、閉塞部材14は、筒状本体2の接合部2bと化粧枠3の接合部3bとの間を気密を高めるように閉塞しているので、室内側と照明器具1の埋め込み側、すなわち、天井の裏側とを気密的に遮断することができ、高気密・高断熱住宅に適用するのに好適な構成となっている。
なお、本実施形態では、電源ユニット5を筒状本体2に収納する形式の照明器具1について説明したが、電源ユニット5を別置の形式とした照明器具についても適用可能である。また、閉塞部材12及び14は、同一の材料を用いるのが好ましいが、必ずしも同一の材料を用いる必要はない。熱伝導性を有し、構造的に気密性を満足できるものであれば、異なる材料を用いてもよい。
以上のように本実施形態によれば、発光素子が実装された基板4の温度上昇を効果的に抑制でき、さらに、閉塞部材12及び14は、放熱作用ばかりではなく、室内側と照明器具1の埋め込み側との気密性、遮音性の向上に機能しているので高気密・高断熱住宅に設置するのに適する埋込形照明器具1を提供できる。
次に、本発明の埋込形照明器具の第2の実施形態について図6(実施例1、実施例2)及び図7(実施例3)を参照して説明する。図6及び図7は、中心線を境に右半分の一部を断面して示す正面図であり、図7(a)は、分解正面図、図7(b)は、照明器具1が天井に設置された状態の要部を示す説明図である。なお、第1の実施形態と同一又は相当部分には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
(実施例1)図6において、本実施例では、基板4を化粧枠3に取付け、また、筒状本体2の接合部2bと化粧枠3の接合部3bとの間に遮熱性の閉塞部材14-2を介在させたものである。すなわち、化粧枠3の接合部3bの内周側に、基板取付面10-2が形成されており、この基板取付面10-2には、閉塞部材12を介して基板4が取付けられている。また、基板4の表面側には、反射体6が配設されている。これら、反射体6、基板4及び閉塞部材12は、反射体6の表側からねじによって共締めされ(図示しない)、基板取付面10に取付けられている。そして、基板4の裏面側から導出する接続端子4bは、閉塞部材12の挿通口12b、基板取付面10-2の挿通孔10a-2を貫通し、導出されている。一方、閉塞部材12は、基板取付面10-2と基板4との間に介在し、基板4と協働して基板取付面10-2の挿通孔10a-2を気密的に閉塞している。
遮熱性の閉塞部材14-2は、例えば、遮熱性を有する合成樹脂系の材料で構成することができ、前述の閉塞部材14と同様に、図4(b)に示すように、リング状に形成されている。したがって、筒状本体2の接合部2bと化粧枠3の接合部3bとの間は、閉塞部材14-2によって気密的に閉塞されるようになっている。
このように構成された照明器具1において、LEDチップ11から発生する熱は、基板4の裏面から閉塞部材12を介して基板取付面10-2へ伝わり、化粧枠3の接合部3b、フランジ3aへと伝導され、その伝導過程での放熱を伴いながら放熱される。また、筒状本体2に収納された電源ユニット5から発生する熱は、筒状本体2に伝導され放熱される。一方、遮熱性の閉塞部材14-2によって筒状本体2と化粧枠3との間の熱伝導は遮断されているので、基板4からの熱が筒状本体2に伝わることは抑制され、また、逆に電源ユニット5から発生する熱が筒状本体2を介して化粧枠3に伝わることも抑制され、電源ユニット5からの熱がLEDチップ11に加わることを軽減できる。つまり、LEDチップ11から発生する熱と、電源ユニット5から発生する熱との放熱経路は分離され、電源ユニット5から発生した熱とLEDチップ11から発生した熱とがお互いに影響し合うことを抑制でき効率よく放熱できる。また、閉塞部材12は、基板取付面10-2を気密を高めるように閉塞し、閉塞部材14-2は、筒状本体2の接合部2bと化粧枠3の接合部3bとの間を気密を高めるように閉塞しているので、室内側と照明器具1の埋め込み側とを主として閉塞部材12によって遮断することが可能であり、また、副次的に閉塞部材14-2によって気密性を確保し得るので高気密・高断熱住宅に適用するのに好適な構成となっている。
以上のように本実施例によれば、LEDチップ11から発生する熱と、電源ユニット5から発生する熱との放熱経路は分離されるので、電源ユニット5から発生した熱とLEDチップ11から発生した熱とがお互いに影響し合うことを抑制でき効率よく放熱できる。さらに、高気密・高断熱住宅に設置するのに適する埋込形照明器具1を提供できる。
(実施例2)図6において、本実施例では、上記実施例1の筒状本体2の接合部2bと化粧枠3の接合部3bとの間に介在された遮熱性の閉塞部材14-2を熱伝導性の閉塞部材14-3としたものである。本実施例では、LEDチップ11から発生する熱を問題視し、これに注目して主として放熱を促進するものである。したがって、LEDチップ11から発生する熱は、基板4から閉塞部材12を介して基板取付面10-2へ伝わり、化粧枠3に伝導されるとともに、化粧枠3から閉塞部材14-3を介して筒状本体2へ伝導され、その伝導過程での放熱を伴いながら放熱される。
以上のように本実施例によれば、第1の実施形態と同様な効果を奏することが可能となる。
(実施例3)図7において(図示上取付け用板ばね9は省略している。)、本実施例では、前記実施例1及び実施例2に示された閉塞部材14-2、14-3を図示下方にスカート状に延在するように閉塞部材14-4を構成したものである。この閉塞部材14-4は、筒状本体2の接合部2bと化粧枠3の接合部3bとの間に介在するリング状部14-4a、このリング状部14-4aから連なり周壁を形成する延在部14-4b、この延在部14-4bから外方に延出する鍔状部14-4cを備えている。なお、14-4dは、取付け用板ばね9が貫通する切欠きである。そして、図7(b)に示すように照明器具の設置状態では、鍔状部14-4cは、天井壁Cと化粧枠3のフランジ3a間に介在するようになっている。
したがって、本実施例によれば、前記各実施例の効果に加え、閉塞部材14-4が熱伝導性である場合には、天井壁Cと化粧枠3のフランジ3aとの間のパッキンとしての役目をなし、遮熱性の場合には、さらに、化粧枠3の熱を天井壁Cに伝えるのを抑制できる。また、閉塞部材14-4は、リング状部14-4aと鍔状部14-4cとが一体的に構成されているので、設置作業がし易い効果を奏する。
なお、上記各実施形態においては、化粧枠3と反射体6とを別体に構成したが、一体的に構成することもできる。また、本発明は、ダウンライトや非常灯などの埋込形照明器具に適用でき、高気密・高断熱住宅に設置するのに適するが、勿論、通常の住宅に設置してもよい。
1・・・埋込形照明器具、2・・・本体、2b・・・本体の接合部、
3・・・化粧枠、3b・・・化粧枠の接合部、4・・・基板、
4b・・・電気接続部材、5・・・電源ユニット、10・・・基板取付面、
10a・・・挿通孔、11・・・発光素子(LEDチップ)、
12・・・基板と基板取付面との間の閉塞部材、12b・・・導出口、
14・・・本体の接合部と化粧枠の接合部との間の閉塞部材
3・・・化粧枠、3b・・・化粧枠の接合部、4・・・基板、
4b・・・電気接続部材、5・・・電源ユニット、10・・・基板取付面、
10a・・・挿通孔、11・・・発光素子(LEDチップ)、
12・・・基板と基板取付面との間の閉塞部材、12b・・・導出口、
14・・・本体の接合部と化粧枠の接合部との間の閉塞部材
Claims (2)
- 表面側に発光素子を実装し、裏面側に電気接続部材を導出した基板と;
前記電気接続部材が挿通する挿通孔が形成され基板が取付けられる基板取付面を有するとともに、一端側に接合部を備えた熱伝導性の本体と;
前記本体の接合部に対向する接合部を有し、この接合部を本体の接合部に対向位置させて本体に取付けられる熱伝導性の化粧枠と;
前記基板取付面と基板との間に介在し、基板取付面の挿通孔に対向する導出口を有し、基板取付面を気密的に閉塞する熱伝導性の閉塞部材と;
前記本体の接合部と化粧枠の接合部との間に介在し、これら接合部を気密的に閉塞する熱伝導性の閉塞部材と;
前記電気接続部材に接続され、発光素子を点灯制御する点灯回路装置と;
を具備することを特徴とする埋込形照明器具。 - 表面側に発光素子を実装し、裏面側に電気接続部材を導出した基板と;
前記電気接続部材に接続され発光素子を点灯制御する点灯回路装置を収納し、一端側に接合部を備えた熱伝導性の本体と;
前記電気接続部材が挿通する挿通孔が形成され、基板が取付けられる基板取付面を有するとともに、前記本体の接合部に対向する接合部を有し、この接合部を本体の接合部に対向位置させて本体に取付けられる熱伝導性の化粧枠と;
前記基板取付面と基板との間に介在し、基板取付面の挿通孔に対向する導出口を有し、基板取付面を気密的に閉塞する熱伝導性の閉塞部材と;
前記本体の接合部と化粧枠の接合部との間に介在し、これら接合部を気密的に閉塞する遮熱性又は熱伝導性の閉塞部材と;
を具備することを特徴とする埋込形照明器具。
Priority Applications (1)
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