JP2009266368A - ハードディスクドライブ用のスライダー及びそれを備えたハードディスクドライブ - Google Patents

ハードディスクドライブ用のスライダー及びそれを備えたハードディスクドライブ Download PDF

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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Abstract

【課題】ハードディスクドライブ用のスライダー及びそれを備えたハードディスクドライブを提供する。
【解決手段】ディスクの表面に対して一定高さほど浮上されて飛行しながら、ディスク上のデータを記録及び再生する読み取り/書き込みヘッドが搭載されているスライダー本体と、読み取り/書き込みヘッドに隣接したスライダー本体の一部の領域に設けられて、ディスクに対するスライダー本体の浮上力を向上させる浮上力発生部と、を含むことを特徴とするハードディスクドライブ用のスライダー。本発明によれば、読み取り/書き込みヘッドがディスクからアンローディングされる時、読み取り/書き込みヘッドとディスクとの間の干渉現象を従来より減少させて、従来より読み取り/書き込みヘッドを早くパーキングさせうる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ハードディスクドライブ用のスライダー及びそれを備えたハードディスクドライブに係り、より詳細には、読み取り/書き込みヘッドのディスクから迅速かつ柔らかいアンローディング(unloading)を保証することができるハードディスクドライブ用のスライダー及びそれを備えたハードディスクドライブに関する。
ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:以下、HDD)は、読み取り/書き込みヘッド(Read/Write Head)を使ってディスクに/からデータを記録/再生する装置であって、大量のデータを高速でアクセスできるためにコンピュータシステムの補助記憶装置などとして現在広く使われている。
このようなHDDは、最近高いTPI(Track Per Inch、インチ当たりトラック数)及び高いBPI(Bits Per Inch、インチ当たりビット数)の具現で高容量化されており、その適用領域も広がっている実情である。これにより、最近にはノート型パソコン、PDA、携帯電話など携帯可能な電子製品に使われうる小型のHDDに対する開発が活発に進行しており、実際に最近、直径2.5インチのHDDが開発されてノート型パソコンなどに既に適用されている。また、これよりさらに小型である0.85インチでほぼコインサイズの小型のHDDに対する研究開発が活発に進行しつつあり、携帯電話やMP3などにも既に一部採択されているか、採択される予定である。
このようなHDDは、シャフトに対して回転可能に支持される少なくとも一枚のディスクを備えるディスクパックと、ディスクに対するデータの記録及び再生作業を実行するための読み取り/書き込みヘッドが先端に装着されたヘッドスタックアセンブリーと、ヘッドスタックアセンブリーを駆動させるためのボイスコイルモータと、印刷回路基板組立体と、ベースと、カバーとを含む。
そのうち、ヘッドスタックアセンブリーは、ピボット軸を中心に回動するアクチュエータアームと、アクチュエータアームの端部に装着されてディスクに対するデータの記録及び再生を担当するヘッドジンバルと、アクチュエータアームがピボット軸を軸心として回転可能に結合されるピボット軸ホルダーと、ピボット軸ホルダーからアクチュエータアームの反対方向に設けられるボビンとを備える。
ヘッドジンバル150は、図1に示されたように、サスペンション157と、サスペンション157に結合されるフレキシャー156と、フレキシャー156に結合されて先端部の下端に読み取り/書き込みヘッド191が搭載されるスライダー190とを備える。
このような構成で、データの記録及び再生作業が進行する間には、読み取り/書き込みヘッド191が搭載されたスライダー190に、ディスク111の回転による揚力とサスペンションによる弾性力とが作用する。これにより、スライダー190は、揚力と弾性力とが平衡を成す高さでディスク111のデータ領域(data zone)上に浮上された状態を保持するので、スライダー190に搭載された読み取り/書き込みヘッド191は、回転するディスク111と一定の間隔を保持し、ディスク111にデータを記録及び再生する。
一方、電源オフとなってディスク111の回転が止められる場合には、スライダー190を持ち上げた揚力が消えるために、その前にスライダー190がディスク111のデータ領域を外れるようにすることでスライダー190とデータ領域との接触によるデータ領域の損傷を阻む。すなわち、ディスク111の回転が完全に止められる前にスライダー190が所定のパーキング領域上に移動するようにアクチュエータアームを回動させれば、ディスク111の回転が止められても読み取り/書き込みヘッド191はパーキング領域に定着されるので、データ領域の損傷は防止されうる。
このようにHDDでは、HDDに電源が遮断されてディスク111の回転が止められる場合に、ディスク111の回転が完全に止められる前に一般的にスライダー190に搭載された読み取り/書き込みヘッド191を所定のパーキング領域(parking zone)に移動させて読み取り/書き込みヘッド191をパーキングさせる構造を有する。
ところが、HDDに電源が印加される場合、ディスク111は高速で回転するために、読み取り/書き込みヘッド191をディスク111から浮上させるための十分な浮上力が得られるが、HDDに電源がオフされる場合、またはディスク111の回転が十分に早くなくて読み取り/書き込みヘッド191をディスク111から浮上させるための十分な浮上力が得られない場合には、読み取り/書き込みヘッド191とディスク111との間の干渉(HDI、Head/Disk Interface)が発生して、ディスク111の表面にディフェクト(defect)を発生させうる。
特に、前述したように、電源がオフされて、読み取り/書き込みヘッド191がディスク111からアンローディングされてパーキング領域に移動する場合、揚力の減少とポジティブピッチ静的姿勢(PSA、Pitch Static Attitude)のために読み取り/書き込みヘッド191とディスク111との間の干渉が起きる可能性が遥かに高い。したがって、読み取り/書き込みヘッド191が損傷されるか、ディスク111の表面にディフェクトが発生することがあり、長いアンローディング時間を必要とし、さらにHDDのディスクに対する読み取り/書き込みヘッド191のデータ記録及び再生作業の信頼性を低下させうる問題点がある。
したがって、ディスク111の回転が減速する場合、特に、読み取り/書き込みヘッド191がディスク111からアンローディングされてパーキング領域に移動する場合でも、読み取り/書き込みヘッド191とディスク111との間の干渉現象を阻止して、浮上力を保持することができる新たな構造のスライダー190及びそれを備えたHDDの開発が必要な実情である。
本発明の目的は、読み取り/書き込みヘッドがディスクからアンローディングされる時、読み取り/書き込みヘッドとディスクとの間の干渉現象を従来より減少させて従来より読み取り/書き込みヘッドを早くパーキングさせるようにしたHDD用のスライダー及びそれを備えたHDDを提供することである。
前記目的は、本発明によって、ディスクの表面に対して一定高さほど浮上されて飛行しながら、前記ディスク上のデータを記録及び再生する読み取り/書き込みヘッドが搭載されているスライダー本体と、前記読み取り/書き込みヘッドに隣接した前記スライダー本体の一部の領域に設けられて、前記ディスクに対する前記スライダー本体の浮上力を向上させる浮上力発生部と、を含むことを特徴とするHDD用のスライダーによって達成される。
ここで、前記浮上力発生部は、前記スライダー本体を基準に、前記読み取り/書き込みヘッドよりさらに先端に設けられることが望ましい。
前記浮上力発生部の底面は、前記ディスクの回転時に発生するエアフロー(Air Flow)との接触面積が広くなるように実質的に平らに設けられることが望ましい。
前記浮上力発生部の底面と前記スライダー本体の底面は、実質的に平行に形成されることが望ましい。
前記ディスクの表面から前記浮上力発生部の最下端までの高さは、前記ディスクの表面から前記スライダー本体の最下端までの高さより高く形成されることが望ましい。
前記スライダー本体の底面と前記浮上力発生部の底面との間の垂直方向への最小離隔距離Hは、次の[数1]によって計算され、
(ここで、θ=前記読み取り/書き込みヘッドと前記ディスクとの間の接触仮定時、前記ディスクの水平面に対する前記スライダーの下面の角度、L=前記スライダーの長手方向への前記浮上力発生部の長さ)である。
前記浮上力発生部は、前記スライダー本体に一体に形成される。
前記スライダー本体の底面には、前記ディスクの回転時に発生する前記エアフローが流動されて、前記スライダー本体の浮上を助けるエア弁部が形成されることが望ましい。
前記エア弁部は、前記スライダーの底面から前記スライダー本体の厚さ方向に陷沒された非直線形の陷沒レール(Rail)によって形成され、前記陷沒レールは、前記陷沒レールを通じて引き込まれた前記エアフローが前記スライダー本体の外側に引き出されるように、一端は遮蔽されており、他端は前記スライダー本体の側辺に貫通されることが望ましい。
前記スライダー本体の底面中央には、前記スライダーの長手方向に沿って形成され、端部に前記読み取り/書き込みヘッドが搭載されるヘッド搭載部がさらに形成されており、前記エア弁部は、前記ヘッド搭載部を挟んで前記スライダーの本体の底面の両側に相互対称に設けられうる。
また、前記目的は、本発明によって、データが記録及び再生されるディスクと、前記ディスクの表面に対して一定高さほど浮上されて飛行しながら、前記ディスク上のデータを記録及び再生する読み取り/書き込みヘッドが一側に搭載されているスライダー本体と、前記読み取り/書き込みヘッドに隣接した前記スライダー本体の一領域に設けられて、前記ディスクに対する前記読み取り/書き込みヘッドの浮上力を向上させる 浮上力発生部を含むスライダーと、を含むことを特徴とするHDDによっても達成される。
ここで、前記浮上力発生部は、前記スライダー本体を基準に、前記読み取り/書き込みヘッドよりさらに先端に設けられることが望ましい。
前記浮上力発生部の底面は、前記ディスクの回転時に発生するエアフローとの接触面積が広くなるように実質的に平らに設けられることが望ましい。
前記浮上力発生部の底面と前記スライダー本体の底面は、実質的に平行に形成されることが望ましい。
前記ディスクの表面から前記浮上力発生部の最下端までの高さは、前記ディスクの表面から前記スライダー本体の最下端までの高さより高く形成されることが望ましい。
前記スライダー本体の底面と前記浮上力発生部の底面との間の垂直方向への最小離隔距離Hは、次の[数2]によって計算され、
(ここで、θ=前記読み取り/書き込みヘッドと前記ディスクとの間の接触仮定時、前記ディスクの水平面に対する前記スライダーの下面の角度、L=前記スライダーの長手方向への前記浮上力発生部の長さ)である。
前記浮上力発生部は、前記スライダー本体に一体に形成される。
前記スライダー本体の底面には、前記ディスクの回転時に発生する前記エアフローが流動されて、前記スライダー本体の浮上を助けるエア弁部が形成されることが望ましい。
前記エア弁部は、前記スライダーの底面から前記スライダー本体の厚さ方向に陷沒された非直線形の陷沒レールによって形成され、前記陷沒レールは、前記陷沒レールを通じて引き込まれた前記エアフローが前記スライダー本体の外側に引き出されるように、一端は遮蔽されており、他端は前記スライダー本体の側辺に貫通されることが望ましい。
前記スライダー本体の底面中央には、前記スライダーの長手方向に沿って形成され、端部に前記読み取り/書き込みヘッドが搭載されるヘッド搭載部がさらに形成されており、前記エア弁部は、前記ヘッド搭載部を挟んで前記スライダーの本体の底面の両側に相互対称に設けられうる。
本発明によれば、読み取り/書き込みヘッドがディスクからアンローディングされる時、読み取り/書き込みヘッドとディスクとの間の干渉現象を従来より減少させて、従来より読み取り/書き込みヘッドを早くパーキングさせうる。
従来の一実施形態によるハードディスクドライブのヘッドジンバルの構成を概略的に示した図である。 本発明の一実施形態によるハードディスクドライブの斜視図である。 本発明の一実施形態によるヘッドジンバルの概略的な構成を示した図である。 図3に示されたスライダーに対する浮上力向上ユニットの結合位置を説明するための図である。 本発明の一実施形態によるハードディスクドライブの正常状態動作時にディスクの回転に対するスライダーの浮上状態を説明するための図である。 本発明の一実施形態によるハードディスクドライブのディスクに対する読み取り/書き込みヘッドのアンローディング状態時にディスクに対する読み取り/書き込みヘッドの浮上状態を説明するための図である。 図3のスライダー及び浮上力補助ユニットの下面を示した図である。 図6の斜視図である。 従来の一実施形態によるスライダーと本発明の一実施形態によるスライダーとの、読み取り/書き込みヘッドとディスクとの間の間隔を対比したグラフである。 本発明の一実施形態によるスライダーのピッチ静的姿勢(PSA)及びロール静的姿勢(RSA)が、従来の一実施形態によるスライダーのピッチ静的姿勢(PSA)及びロール静的姿勢(RSA)より向上するということを表わすグラフである。 本発明の一実施形態によるスライダーのピッチ静的姿勢(PSA)及びロール静的姿勢(RSA)が、従来の一実施形態によるスライダーのピッチ静的姿勢(PSA)及びロール静的姿勢(RSA)より向上するということを表わすグラフである。 本発明の一実施形態によるスライダーのピッチ静的姿勢(PSA)及びロール静的姿勢(RSA)が、従来の一実施形態によるスライダーのピッチ静的姿勢(PSA)及びロール静的姿勢(RSA)より向上するということを表わすグラフである。 本発明の一実施形態によるスライダーの読み取り/書き込みヘッドのアンローディング速度が、従来の一実施形態によるスライダーの読み取り/書き込みヘッドのアンローディング速度より増加するということを表わすグラフである。 従来の一実施形態によるスライダーと本発明の一実施形態によるスライダーとのランプフォースとリフトオフフォースとを対比したグラフである。
本発明と本発明の動作上の利点及び本発明の実施によって達成される目的を十分に理解するためには、本発明の望ましい実施形態を例示する添付図面及び添付図面に記載の内容を参照しなければならない。
以下、添付図面を参照して、本発明の望ましい実施形態を説明することによって、本発明を詳しく説明する。各図面に付された同じ参照符号は、同じ部材を表わす。
図2は、本発明の一実施形態によるHDDの斜視図であって、示されたように、本発明の一実施形態によるHDD1は、ディスクパック10(Disk Pack)と、印刷回路基板組立体20(PCBA、Printed Circuit Board Assembly)と、ボイスコイルモータ30(VCM、Voice Coil Motor)と、カバー70と、カバー70が結合されるベース60と、一端部に読み取り/書き込みヘッド91が装着されたヘッドジンバル50(Head Gimbal)を備えるヘッドスタックアセンブリー40(HSA、Head Stack Assembly)とを含む。
ここで、ベース60には、前述した構成が装着され、カバー70は、このようなベース60に結合されてベース60に装着された構成を保護する役割を担当する。
ディスクパック10は、高さ方向に配される複数のディスク11と、ディスク11の回転軸心を形成するシャフト13(Shaft)と、シャフト13の半径方向外側に設けられてディスク11を支持するスピンドルモータハブ(図示せず、Spindle Motor Hub)と、スピンドルモータハブを回転させるスピンドルモータ(図示せず、Spindle Motor)と、スピンドルモータハブの上部に結合されるクランプ14(Clamp)と、クランプ14を加圧してディスク11をスピンドルモータに固定させるクランプスクリュー15(ClampScrew)とを備える。このような構成によって、ディスク11は回転し、回転によって読み取り/書き込みヘッド91をディスク11の表面から浮上させる浮上力を発生させうる。
印刷回路基板組立体20(PCBA)は、ベース60の背面に結合される板状の印刷回路基板(図示せず、PCB、Printed Circuit Board)と、ヘッドスタックアセンブリー40に隣接したベース60の上面に装着されてヘッドスタックアセンブリー40と印刷回路基板との間を電気的に連結する柔軟性印刷回路基板(図示せず、FPCB、Flexible Printed Circuit Board)と、印刷回路基板の一側に設けられる印刷回路基板コネクタ21(PCB Connector)とを備える。印刷回路基板には、ディスクパック10、ヘッドスタックアセンブリー40及びボイスコイルモータ30などを制御できるように多数のチップ(図示せず)などが装着されており、印刷回路基板コネクタ21を通じて外部との送受信を行う。
ボイスコイルモータ30(VCM)は、読み取り/書き込みヘッド91をディスク11上の所望の位置に移動させるために、ヘッドスタックアセンブリー40のアクチュエータアーム43を所定の方向に回動させる一種の駆動モータであって、マグネット(図示せず)を備えるVCMブロック31と、ボビン(図示せず)に装着されたボイスコイル(図示せず、Voice Coil)とを備える。
このようなボイスコイルモータ30は、フレミングの左手の法則、すなわち、磁界内にある導体に電流を流した時、電子気力が発生する原理を利用したものであるが、マグネットの間に位置するボイスコイルに電流を印加することでボビンに力を加えてボビンを回動させる。これにより、アクチュエータアーム43が所定の方向に回動し、アクチュエータアーム43の端部に装着された読み取り/書き込みヘッド91が回転するディスク11の半径方向に移動しながら、トラック(track)を検索してアクセスし、これによりディスク11に/からデータを記録/再生することができる。
ヘッドスタックアセンブリー40は、ディスク11上に/からデータを記録/再生するための運搬体であって、ディスク11上に/からデータを記録/再生するための読み取り/書き込みヘッド91が搭載されたスライダー90を備えるヘッドジンバル50と、ヘッドジンバル50が結合されてピボット軸42(Pivot Shaft)を軸心としてディスク11上を旋回するアクチュエータアーム43と、アクチュエータアーム43がピボット軸42を回転可能に結合されるピボット軸ホルダー44と、ピボット軸ホルダー44からアクチュエータアーム43の反対方向に設けられるボビンとを備える。
図3は、本発明の一実施形態によるヘッドジンバルの概略的な構成を示した図であり、図4は、図3に示されたスライダーに対する浮上力向上ユニットの結合位置を説明するための図であり、図5Aは、本発明の一実施形態によるHDDの正常状態動作時にディスクの回転に対するスライダーの浮上状態を説明するための図であり、図5Bは、本発明の一実施形態によるHDDのディスクに対する読み取り/書き込みヘッドのアンローディング状態時にディスクに対する読み取り/書き込みヘッドの浮上状態を説明するための図であり、図6は、図3のスライダー及び浮上力発生部の下面を示した図であり、図7は、図6の斜視図である。
これら図に示されたように、本発明の一実施形態によるヘッドジンバル50は、読み取り/書き込みヘッド91が搭載されるスライダー90(Slider)と、スライダー90が支持結合されるフレキシャー56(Flexure)と、フレキシャー56が結合されるサスペンション57(Suspension)とを備える。
読み取り/書き込みヘッド91は、図6及び図7に示されたように、スライダー90の底面に形成されるヘッド搭載部94に結合される部分であって、ディスク11の表面に形成された磁界を感知するか、ディスク11の表面に形成された磁界を感知することで回転するディスク11から情報を読み取るか記録する役割を担当する。このような読み取り/書き込みヘッド91は、自らデータの記録と再生とをするために、ディスク11の磁界を感知するための読み取りヘッドとディスク11を磁化させるための書き込みヘッドとからなっている。
フレキシャー56は、スライダー90が支持結合される部分であって、一端はディスク11に向けるサスペンション57の一面と結合され、他側には読み取り/書き込みヘッド91が装着されたスライダー90が装着される。このようなフレキシャー56が上方及び下方、すなわち、ディスク11と離隔した方向及び隣接する方向への移動を制限するために、図3に示されたように、サスペンション57にはディンプル59及びリミッター58が結合される。
ディンプル59(Dimple)は、スライダー90がディスク11から離隔した距離を制限することでディスク11に対する読み取り/書き込みヘッド91のデータ記録及び再生作業の信頼性低下を防止し、リミッター58(Limiter)は、フレキシャー56がサスペンション57から過度に離隔することを沮止し、これにより、フレキシャー56に支持結合されるスライダー90がディスク11方向に過度に近くなることを制限することで読み取り/書き込みヘッド91とディスク11との間の干渉が発生することを沮止する役割を果たす。
サスペンション57は、フレキシャー56が結合される部分であって、弾性バイアス(bias)される性質によってスライダー90をディスク11の表面方向に近接させるか離隔させることができる。このようなサスペンション57の端部には、電源オフ時にランプにパーキングされるエンドタップ57aが設けられうる。エンドタップ57aが、ランプ80(Ramp)にパーキングされる方式を、いわゆるランプ方式と言う。但し、本実施形態とは異なって、ディスクのパーキング領域にアクチュエータアームが回動されて読み取り/書き込みヘッドがディスクのパーキング領域にパーキングされるCSS(Contact Start Stop)パーキング方式が適用されることもある。
一方、本発明の一実施形態によるスライダー90は、図6及び図7に示されたように、読み取り/書き込みヘッド91が搭載されるスライダー本体92と、スライダー本体92の一側の先端面に設けられてディスク11に対する読み取り/書き込みヘッド91の浮上力を向上させる浮上力発生部97とを含む。
まず、スライダー本体92の底面には、スライダー90をディスク11に対して浮上させるためのエア弁部93(ABS、Air Bearing Surface)が設けられている。
すなわち、前述したように、ディスク11が高速で回転する場合、ディスク11の表面と空気との摩擦によってスライダー90を持ち上げる浮上力が発生し、図3に示されたように、このような浮上力がサスペンション57による弾性力などと均衡を成す高さで読み取り/書き込みヘッド91がディスク11のデータ領域上に浮上された状態を保持して、ディスク11にデータを記録及び再生する。
このようなエア弁部93は、スライダー本体92の底面からスライダー本体92の厚さ方向に陷沒形成された陷沒レール93によって形成されるが、陷沒レール93は非直線形に設けられる。そして、エア弁部93は、ヘッド搭載部94を基準に相互対称にスライダー本体92に設けられる。しかし、本実施形態の陷沒レール93によって形成されるエア弁部93の構造は、一つの実施形態であり、他の構造に設けられても良い。
このような構造によって、すなわち、図7に示されたように、一端は遮蔽されており、他端はスライダー本体92の側辺に貫通される構造を有することで、陷沒レール93に流入されたエアフローは、スライダー本体92をディスク11から遠ざかる方向に加圧させ、陷沒レール93内に所定時間留まり、したがって、スライダー90の浮上力が保持されうる。
また、読み取り/書き込みヘッド91が搭載されるヘッド搭載部94は、スライダー本体92の底面中央領域でスライダー90の長手方向に沿って設けられる。
ところが、前述したように、従来のHDDにおいては、電源が印加された場合には、ディスク111(図1参照)が高速で回転するために、スライダー190を浮上させるための十分な浮上力を発生させうるが、電源がオフされてディスク111の速度が減速される場合、特に、アクチュエータアーム(図示せず)が回動してパーキング領域、すなわち、本実施形態でディスク111の外周縁に隣接するように装着されたランプ(図示せず)でアンローディングされる場合、図1に示されたように、揚力の減少とポジティブピッチ静的姿勢(PSA)のために読み取り/書き込みヘッド191とディスク111との間の干渉が発生しうる。
このために、本発明によるスライダー90は、揚力の減少とポジティブピッチ静的トルク(Pitch Static Torque)を補償することができる浮上力発生部97を備え、これにより、読み取り/書き込みヘッド91がランプにローディングされる時、スライダー90の付加的な浮上力とネガティブトルクとを発生させることで前述した問題点を解決することができる。
本実施形態の浮上力発生部97は、読み取り/書き込みヘッド91が装着されたスライダー90の先端部の前面に結合されるが、ディスク11の回転時に発生するエアフローとの接触面積が広くなるように実質的に平らに設けられる、但し、スライダー本体の92の底面とディスク11に向ける浮上力発生部97の一面は、実質的に平行であるが、スライダー本体92の底面が浮上力発生部97の一面よりディスク11からさらに隣接するようにスライダー本体92と浮上力発生部97とは段付けられるように設けられる。すなわち、ディスク11の表面から浮上力発生部97の最下端までの高さが、ディスク11の表面からスライダー本体92の最下端までの高さより高く形成されるように、浮上力発生部97は、スライダー本体92に段付けられるように設けられる。
これについてより詳しく説明すれば、図4に示されたように、スライダー本体92の長手方向への浮上力発生部97の長さLによってスライダー本体92に結合される浮上力発生部97の位置が決定される。ここで、スライダー本体92の先端部の下端と浮上力発生部97の下面との最小隔離距離Hは、浮上力発生部97の長さLに、読み取り/書き込みヘッド91がディスク11の表面に接触時にスライダー本体92の底面とディスク11の表面との角度θをタンジェント(tan)に代入した数値(tanθ)を乗算して求めうる。これを数式で表わせば、H=L×tanθである。但し、読み取り/書き込みヘッド91が、ディスク11に接触時に浮上力発生部97の一地点がディスク11に接触されることを沮止するために、隔離距離Hは、L×tanθより大きく設けられることが望ましい。
このような構成を有する浮上力発生部97は、正常状態の浮上時には相対的で大きな付加的な浮上力を発生させずにスライダーの浮上特性を変化させないが、アンローディング時には相対的に大きな浮上力を発生させてアンローディング時に発生しうるディスク11と読み取り/書き込みヘッド91との間の干渉現象を防止させうる。
より詳しく説明すれば、図5Aに示されたように、正常状態の浮上時、すなわち、電源が印加されてディスク11が高速で回転する場合、動的ピッチ角度θが相対的に小さいために、相対的に大きな付加的な浮上力を発生させずにスライダーの浮上特性を変化させない。
しかし、図5Bに示されたように、電源がオフされる場合、すなわち、前述したように、読み取り/書き込みヘッド91がアンローディングされてランプ80に移動する場合には、動的ピッチ角度θが相対的に大きいためにディスク表面に近くなれば、相対的に大きな付加的な浮上力を発生させてディスク11と読み取り/書き込みヘッド91との間の干渉現象を沮止することができる。
一方、スライダー本体92と浮上力発生部97は、射出成形によって一体に設けられうる。すなわち、スライダー90と浮上力発生部97は、プラスチックまたはセラミックなどによって一体に設けられた後、エッチングによってスライダー本体92のエア弁部93を設けられうる。このように、スライダー本体92と浮上力発生部97とが一体に設けられうるが、別途に製作された後、二つの間を結合しても良い。
前述したように、スライダー本体92の一側の先端面に、より詳細には、スライダー本体92を基準に、読み取り/書き込みヘッド91よりさらに先端に、浮上力向上のための浮上力発生部97を設けることによって、正常状態の浮上時にスライダーの浮上特性に大きな影響を与えないながらも、読み取り/書き込みヘッドのディスクからアンローディング時に読み取り/書き込みヘッドとディスクとの間の干渉現象を従来より減少させて、従来より読み取り/書き込みヘッドを早くパーキングさせうる。
以下では、このような効果について図面を参照して説明する。
図8は、従来の一実施形態によるスライダーと本発明の一実施形態によるスライダーとの、読み取り/書き込みヘッドとディスクとの間の間隔を対比したグラフであって、本実施形態による読み取り/書き込みヘッド91が従来の読み取り/書き込みヘッド、すなわち、浮上力発生部97のないスライダー90に装着される読み取り/書き込みヘッド91に比べてさらに低い浮上高(FH、Flying Height)を保持することができるということを表わす。したがって、ディスク11に保存されているデータを再生するか、またはディスク11にデータを記録する作業の信頼性が従来より向上する。
図9、図10A及び図10Bは、本発明の一実施形態によるスライダーのピッチ静的姿勢(PSA)及びロール静的姿勢(RSA)が、従来の一実施形態によるスライダーのピッチ静的姿勢(PSA)及びロール静的姿勢(RSA)より向上するということを表わすグラフであって、特に、従来の一実施形態によるスライダーのピッチ静的姿勢(PSA)及びロール静的姿勢(RSA)を示した図10Aより本発明の一実施形態によるスライダーのピッチ静的姿勢(PSA)及びロール静的姿勢(RSA)を示した図10Bの対比を通じて確認できるように、スライダー90がその中心を基準に上下方向及び左右方向の移動範囲が従来より大きくなって、ディスク11と読み取り/書き込みヘッド91との間の干渉現象が従来より減少する効果がある。参考までに、ピッチ静的姿勢(PSA、PitchStatic Attitude)及びロール静的姿勢(RSA、Roll Static Attitude)は、ピッチ角度(Pitch Angle)及びロール角度(Roll Angle)を示し、スライダー90の移動範囲を示す指標として使われる。
図11は、本発明の一実施形態によるスライダーの読み取り/書き込みヘッドのアンローディング速度が、従来の一実施形態によるスライダーの読み取り/書き込みヘッドのアンローディング速度より増加するということを表わすグラフであって、示されたように、アンローディング速度がほぼ22mm/s以上である場合、従来の一実施形態によるスライダー90は、読み取り/書き込みヘッド91とディスク11との間に干渉現象が発生するが、本発明の一実施形態によるスライダー90は、少なくとも50mm/sまでは読み取り/書き込みヘッド91とディスク11との間に干渉現象が発生しないということが分かる。
図12は、従来の一実施形態によるスライダーと本発明の一実施形態によるスライダーとのランプフォースとリフトオフフォースとを対比したグラフであって、示されたように、アンローディング速度が20mm/sである場合、ランプフォース(Ramp force)がほぼ2.8%未満であり、リフトオフフォース(Lift−off force)がほぼ54%未満であるということが分かる。
このように、本実施形態によれば、ディスク11の回転速度が減少する場合、特に、読み取り/書き込みヘッド91がディスク11からアンローディングされてパーキング(parking)されるために移動する場合、読み取り/書き込みヘッドとディスクとの間の干渉現象を従来より減少させて、従来より読み取り/書き込みヘッドを早くパーキングさせることができる。
前述した実施形態でのスライダーは、フル(full)スライダー、ミニ(mini)スライダー、ナノ(nano)スライダー、ピコ(pico)スライダー及びフェムト(femto)スライダーのうち何れか一つであり得る。直径が1.8インチ以下の小型のHDDの場合、ディスクに対する読み取り/書き込みヘッドの浮上間隔を数ないし数十マイクロメータ程度に保持するために、1.6×2.0×0.425(W×L×H)mmの体積を有するナノスライダーと、あるいは1.0×1.2×0.3(W×L×H)mmの体積を有するピコスライダーとを採用し、これらの体積に要求される探索速度を発生させるのに適したサスペンションが採用され、2.5インチの中型のHDDでは、1.0×1.2×0.3(W×L×H)mmの体積を有するピコスライダー以外にも、0.7×1.2×0.23(W×L×H)mmの体積を有するフェムトスライダーが使われうる。
このように本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の思想及び範囲を外れずに多様に修正及び変形できるということは、当業者に自明である。したがって、そのような修正例または変形例は、本発明の特許請求の範囲に属すると言わなければならない。
本発明は、ハードディスクドライブ用のスライダー及びそれを備えたハードディスクドライブ関連の技術分野に適用可能である。
1:ハードディスクドライブ
10:ディスクパック
11:ディスク
20:印刷回路基板組立体
30:ボイスコイルモータ
40:ヘッドスタックアセンブリー
43:アクチュエータアーム
50:ヘッドジンバル
56:フレキシャー
57:サスペンション
60:ベース
70:カバー
80:ランプ
90:スライダー
91:読み取り/書き込みヘッド
92:スライダー本体
93:エア弁部(陷沒レール)
94:ヘッド搭載部
97:浮上力発生部

Claims (20)

  1. ディスクの表面に対して一定高さほど浮上されて飛行しながら、前記ディスク上のデータを記録及び再生する読み取り/書き込みヘッドが搭載されているスライダー本体と、
    前記読み取り/書き込みヘッドに隣接した前記スライダー本体の一部の領域に設けられて、前記ディスクに対する前記スライダー本体の浮上力を向上させる浮上力発生部と、を含むことを特徴とするハードディスクドライブ用のスライダー。
  2. 前記浮上力発生部は、
    前記スライダー本体を基準に、前記読み取り/書き込みヘッドよりさらに先端に設けられることを特徴とする請求項1に記載のハードディスクドライブ用のスライダー。
  3. 前記浮上力発生部の底面は、
    前記ディスクの回転時に発生するエアフローとの接触面積が広くなるように実質的に平らに設けられることを特徴とする請求項1に記載のハードディスクドライブ用のスライダー。
  4. 前記浮上力発生部の底面と前記スライダー本体の底面は、
    実質的に平行に形成されることを特徴とする請求項3に記載のハードディスクドライブ用のスライダー。
  5. 前記ディスクの表面から前記浮上力発生部の最下端までの高さは、
    前記ディスクの表面から前記スライダー本体の最下端までの高さより高く形成されることを特徴とする請求項4に記載のハードディスクドライブ用のスライダー。
  6. 前記スライダー本体の底面と前記浮上力発生部の底面との間の垂直方向への最小離隔距離Hは、
    次の[数1]によって計算され、
    (ここで、θ=前記読み取り/書き込みヘッドと前記ディスクとの間の接触仮定時、前記ディスクの水平面に対する前記スライダーの下面の角度、L=前記スライダーの長手方向への前記浮上力発生部の長さ)であることを特徴とする請求項5に記載のハードディスクドライブ用のスライダー。
  7. 前記浮上力発生部は、
    前記スライダー本体に一体に形成されることを特徴とする請求項1に記載のハードディスクドライブ用のスライダー。
  8. 前記スライダー本体の底面には、
    前記ディスクの回転時に発生する前記エアフローが流動されて、前記スライダー本体の浮上を助けるエア弁部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のハードディスクドライブ用のスライダー。
  9. 前記エア弁部は、
    前記スライダーの底面から前記スライダー本体の厚さ方向に陷沒された非直線形の陷沒レールによって形成され、
    前記陷沒レールは、
    前記陷沒レールを通じて引き込まれた前記エアフローが前記スライダー本体の外側に引き出されるように、一端は遮蔽されており、他端は前記スライダー本体の側辺に貫通されていることを特徴とする請求項8に記載のハードディスクドライブ用のスライダー。
  10. 前記スライダー本体の底面中央には、
    前記スライダーの長手方向に沿って形成され、端部に前記読み取り/書き込みヘッドが搭載されるヘッド搭載部がさらに形成されており、
    前記エア弁部は、
    前記ヘッド搭載部を挟んで前記スライダーの本体の底面の両側に相互対称に設けられることを特徴とする請求項9に記載のハードディスクドライブ用のスライダー。
  11. データが記録及び再生されるディスクと、
    前記ディスクの表面に対して一定高さほど浮上されて飛行しながら、前記ディスク上のデータを記録及び再生する読み取り/書き込みヘッドが一側に搭載されているスライダー本体と、前記読み取り/書き込みヘッドに隣接した前記スライダー本体の一領域に設けられて、前記ディスクに対する前記読み取り/書き込みヘッドの浮上力を向上させる 浮上力発生部を含むスライダーと、を含むことを特徴とするハードディスクドライブ。
  12. 前記浮上力発生部は、
    前記スライダー本体を基準に、前記読み取り/書き込みヘッドよりさらに先端に設けられることを特徴とする請求項11に記載のハードディスクドライブ。
  13. 前記浮上力発生部の底面は、
    前記ディスクの回転時に発生するエアフローとの接触面積が広くなるように実質的に平らに設けられることを特徴とする請求項11に記載のハードディスクドライブ。
  14. 前記浮上力発生部の底面と前記スライダー本体の底面は、
    実質的に平行に形成されることを特徴とする請求項13に記載のハードディスクドライブ。
  15. 前記ディスクの表面から前記浮上力発生部の最下端までの高さは、
    前記ディスクの表面から前記スライダー本体の最下端までの高さより高く形成されることを特徴とする請求項14に記載のハードディスクドライブ。
  16. 前記スライダー本体の底面と前記浮上力発生部の底面との間の垂直方向への最小離隔距離Hは、
    次の[数2]によって計算され、
    (ここで、θ=前記読み取り/書き込みヘッドと前記ディスクとの間の接触仮定時、前記ディスクの水平面に対する前記スライダーの下面の角度、L=前記スライダーの長手方向への前記浮上力発生部の長さ)であることを特徴とする請求項15に記載のハードディスクドライブ。
  17. 前記浮上力発生部は、
    前記スライダー本体に一体に形成されることを特徴とする請求項11に記載のハードディスクドライブ。
  18. 前記スライダー本体の底面には、
    前記ディスクの回転時に発生する前記エアフローが流動されて、前記スライダー本体の浮上を助けるエア弁部が形成されていることを特徴とする請求項11に記載のハードディスクドライブ。
  19. 前記エア弁部は、
    前記スライダーの底面から前記スライダー本体の厚さ方向に陷沒された非直線形の陷沒レールによって形成され、
    前記陷沒レールは、
    前記陷沒レールを通じて引き込まれた前記エアフローが前記スライダー本体の外側に引き出されるように、一端は遮蔽されており、他端は前記スライダー本体の側辺に貫通されていることを特徴とする請求項18に記載のハードディスクドライブ。
  20. 前記スライダー本体の底面中央には、
    前記スライダーの長手方向に沿って形成され、端部に前記読み取り/書き込みヘッドが搭載されるヘッド搭載部がさらに形成されており、
    前記エア弁部は、
    前記ヘッド搭載部を挟んで前記スライダーの本体の底面の両側に相互対称に設けられることを特徴とする請求項19に記載のハードディスクドライブ。
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