JP2009265970A - 指示入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】半球状の入力操作面に対するXY平面方向の入力操作と回転操作方向の入力操作のいずれも、4種類の電極のみの簡単な構成で検出できる指示入力装置を提供する。
【解決手段】球冠状とした絶縁体の表面に、互いに絶縁された4種類の検出電極をZ軸上の頂点Pを中心にZ軸回りに90度間隔で形成し、それぞれ各検出電極の表面積がZ軸上の頂点Pに接近するほど小さく、かつ90度間隔の形成位置から円周方向で離れるほど小さくなる形状とする。被検出体に対向する検出電極の対向面積が、円周方向の入力操作位置で異なり、また、頂点Pに接近するほど小さくなり、対向面積に応じて検出電極の浮遊容量が異なることから、被検出体のXY平面方向の入力操作と回転操作方向の入力操作を検出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、半球状の入力操作面への指などの被検出体の入力操作を、入力操作面に形成された電極の浮遊容量の変化から検出する静電容量方式の指示入力装置に関し、更に詳しくは、少ない検出電極数で半球状の入力操作面へのXY方向と回転方向の入力操作を検出する指示入力装置に関する。
コンピュータやゲーム機のディスプレーに表示されたカーソルやキャラクターを移動操作する入力デバイスとして、指でボールを回転させて、ボールの回転方向を入力操作方向や回転方向とするトラックボール装置が知られているが、ボールの直径に相当する取り付けスペースが必要となり、コンピュータやゲーム機の薄型化の障害となっていた。
そこで、入力操作感を維持してこのトラックボール装置に代わる指示入力装置として、半球状の絶縁体の表面に静電容量を検出する検出電極を配置し、検出電極の静電容量の変化から半球状の入力操作面への入力操作を検出する指示入力装置が知られている(特許文献1、特許文献2)。
図8は、この特許文献2に記載された従来の指示入力装置100の分解斜視図であり、誘電材料からなる上側基板101の上面側に複数の電極101aが平行に設けられ、下側基板102の上面側に電極101aと直交する方向に複数の電極102aが平行に設けられている。上側基板101と下側基板102の各中央には、それぞれ図中上方に湾曲された突曲面部が形成され、両者を重ねて突曲面の入力操作面が形成される。
各電極101a、102aは、制御回路103に電気接続し、入力操作面へ指を接近させる入力操作によって、入力操作位置で交差する電極101a、102a間の静電容量の変化を制御回路103で検出し、入力操作位置を検出する。すなわち、例えば、複数の電極101aに制御回路103から順次、所定のパルス電圧を印加して走査し、パルス電圧が印加された電極101aに交差する複数の電極102aの電圧を検出する。指などの被検出体を接近させると、被検出体が接近する位置で交差する特定の電極101a、102a間の静電容量が変化し、静電容量の変化で電圧が変化した電極102aと、その時にパルス電圧を印加した電極101aの配置から、半球状の入力操作面への被検出体の操作位置を検出する。
特開2004−94450号公報(要約、図1) 特開2003−91360号公報(明細書第3頁3欄45行乃至4欄35行、図2)
このように、マトリックス状に多数の電極101a、102aを配線した従来の指示入力装置100では、入力操作面への入力操作位置を検出する為に、多数の電極101aに順次検出電極を印加し、検出電圧を印可した電極101a毎に交差する多数の電極102aの電圧変化を検出するものであることから、回路構成が複雑、大型化するという問題があった。
更に、多数の電極101a、102aの交差位置の全てについて、電圧変化を読み取って入力操作位置を検出するので、入力操作位置の検出に時間がかかり、入力操作位置の相対変化から入力操作の操作方向や回転操作方向を検出する場合に、検出周期が長くなるので検出する操作位置間の間隔が長くなり、精度良くこれらの操作方向を検出できなかった。
特に、半球状の入力操作面に沿って入力操作位置を回転させる回転操作の検出では、平面座標として検出する入力操作位置を周期的に検出し、検出した入力操作位置の相対位置と方向から、回転操作方向、回転速度速度を算出するので、演算が複雑で、これらの検出に時間を要するものとなっていた。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、半球状の入力操作面に対するXY平面方向と回転操作方向のいずれの入力操作であっても、4種類の電極のみの簡単な構成で検出できる指示入力装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1の指示入力装置は、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸の交点を球心とする仮想球体のZ軸上方を頂点とする球冠状に形成された絶縁性の球冠体と、前記球冠体のX方向一側の半球面上で、それぞれZ軸回りの円周方向に沿った帯状に形成され、頂点を通過するX方向の大円と異なる位置で交差する複数のX+分岐パターンを有し、各X+分岐パターンの前記大円と交差する帯状の交差幅が、底円から頂点に向かって漸次減少するX+電極と、前記球冠体のX方向他側の半球面上で、それぞれZ軸回りの円周方向に沿った帯状に形成され、頂点を通過するX方向の大円と異なる位置で交差する複数のX−分岐パターンを有し、各X−分岐パターンの前記大円と交差する帯状の交差幅が、底円から頂点に向かって漸次減少するX−電極と、前記球冠体のY方向一側の半球面上で、それぞれZ軸回りの円周方向に沿った帯状に形成され、頂点を通過するY方向の大円と異なる位置で交差する複数のY+分岐パターンを有し、各Y+分岐パターンの前記大円と交差する帯状の交差幅が、底円から頂点に向かって漸次減少するY+電極と、前記球冠体のY方向他側の半球面上で、それぞれZ軸回りの円周方向に沿った帯状に形成され、頂点を通過するY方向の大円と異なる位置で交差する複数のY−分岐パターンを有し、各Y−分岐パターンの前記大円と交差する帯状の交差幅が、底円から頂点に向かって漸次減少するY−電極と、X+電極、X−電極、Y+電極若しくはY−電極の各検出電極の浮遊容量の変化をそれぞれ検出する浮遊容量検出手段とを備え、
各検出電極の分岐パターンは、隣り合う検出電極が球面上で重ならないように、頂点を通過するX方向若しくはY方向の大円との交差位置からZ軸回りの円周方向両側に向けて先細りに形成され、被検出体を前記球冠体に接近させて入力操作を行った際に、X+電極及びX−電極の浮遊容量と、Y+電極及びY−電極の浮遊容量の変化から、被検出体のXY平面上の操作方向を検出するとともに、X+電極、X−電極、Y+電極若しくはY−電極の各隣り合う検出電極の浮遊容量の変化から、被検出体のZ軸回りの回転操作方向を検出することを特徴とする。
X+電極とX−電極は、球冠体のX方向の一側と他側表面に形成され、各電極のX+分岐パターンとX−分岐パターンは、相手側電極から最も離れた底円付近で最も表面積が大きく、両者の境界となる球冠体の頂点に接近するほど小さくなる。また、Y+電極とY−電極は、球冠体のY方向の一側と他側表面に形成され、各電極のY+分岐パターンとY−分岐パターンは、相手側電極から最も離れた底円付近で最も表面積が大きく、両者の境界となる球冠体の頂点に接近するほど小さくなる。球冠体へ被検出体を接近させると、被検出体に対向する分岐パターンの表面積に応じて、その分岐パターンの検出電極の浮遊容量が増加するので、X方向一側からX方向他側に向かう入力操作では、X+電極の浮遊容量が徐々に減少しX−電極の浮遊容量が徐々に増加し、X方向他側からX方向一側に向かう入力操作では、浮遊容量の増減が逆になる。同様に、Y方向一側からY方向他側に向かう入力操作では、Y+電極の浮遊容量が徐々に減少しY−電極の浮遊容量が徐々に増加し、Y方向他側からY方向一側に向かう入力操作では、浮遊容量の増減が逆になる。また、浮遊容量が変化するいずれか若しくは隣り合う一組の検出電極の形成位置から、Z軸回りの操作位置の方向を判別できるので、XY平面上の入力操作方向を検出できる。
X+電極のX+分岐パターンと、X−電極のX−分岐パターンは、頂点を通過するX方向の大円との交差位置で、最も表面積が大きく、Z軸回りで頂点を通過するY方向の大円へ接近するほど小さくなる。また、Y+電極のY+分岐パターンと、Y−電極のY−分岐パターンは、頂点を通過するY方向の大円との交差位置で、最も表面積が大きく、Z軸回りで頂点を通過するX方向の大円へ接近するほど小さくなる。球冠体へ被検出体を接近させると、被検出体に対向する分岐パターンの表面積に応じて、その分岐パターンの検出電極の浮遊容量が増加するので、Z軸回りに被検出体を移動操作する入力操作では、隣り合う検出電極の一方の浮遊容量が増加し、他方が減少する。従って、X+電極、X−電極、Y+電極若しくはY−電極から、Z軸回りで隣り合う一組の検出電極についての浮遊容量の変化から、Z軸回りの入力操作方向を検出できる。
請求項2の指示入力装置は、被検出体を前記球冠体に接近させて入力操作を行った際に、X+電極、X−電極、Y+電極若しくはY−電極の浮遊容量が変化する隣り合う検出電極の浮遊容量を比較し、被検出体のZ軸回りの回転操作位置を検出することを特徴とする。
各検出電極の分岐パターンは、隣り合う検出電極が球面上で重ならないように、頂点を通過するX方向若しくはY方向の大円との交差位置からZ軸回りの円周方向両側に向けて先細りに形成されているので、被検出体を接近させた操作位置で隣り合う検出電極の各浮遊容量は、Z軸回りに回転操作位置が変化するに応じて、一方が増加し、他方が減少する。従って、浮遊容量が変化する隣り合う検出電極の浮遊容量の差分から、被検出体のZ軸回りの回転操作位置を検出できる。
請求項3の指示入力装置は、各検出電極の分岐パターンが、分岐パターンが大円と交差する交差幅の球帯で区切られる球冠体の表面を、隣り合う検出電極の分岐パターンとで相補する形状に形成されることを特徴とする。
各検出電極の分岐パターンは、それぞれZ軸回りの円周方向に沿って隣り合う検出電極に向けて先細りに形成されるので、隣り合う検出電極の分岐パターンとで、交差幅の球帯で区切られる球冠体の表面を相補し、互いを接触させることなく、限られた球冠体の表面内で、浮遊容量の変化を検出可能な大きさの表面積が得られる。
請求項4の指示入力装置は、各検出電極の分岐パターンが、頂点の周囲で、頂点について点対称の形状であることを特徴とする。
頂点へ被検出体を接近させた際に、被検出体に対向するX+分岐パターンとX+分岐パターンの表面積、及びY+分岐パターンとY−分岐パターンの表面積は、それぞれ等しく、X+電極とX−電極の浮遊容量及びY+電極とY−電極の浮遊容量が等しく増加することから、頂点への入力操作を検出できる。
請求項5の指示入力装置は、浮遊容量検出手段が、各検出電極の浮遊容量をそれぞれ電圧値に変換するCV変換回路を備え、CV変換回路の出力電圧の変化から被検出体のZ軸回りの回転操作方向と回転操作速度を検出することを特徴とする。
各検出電極の浮遊容量がCV変換回路により電圧に変換されるので、浮遊容量の変化を定量的に検出でき、A/Dコンバータなどで二値化することにより、マイコンなどの演算手段で、被検出体のZ軸回りの回転操作方向と回転操作速度が検出される。
請求項1の発明によれば、X+電極、X−電極、Y+電極及びY−電極の各検出電極がそれぞれ分岐した複数の分岐パターンを有するので、入力操作面となる絶縁性の球冠体の表面全体にもれなく検出電極を配置することができ、球冠体表面のいずれの位置に被検出体が接近しても、被検出体に対向する分岐パターンの静電容量の変化から精度良く入力操作方向を検出できる。
また、X+電極、X−電極、Y+電極及びY−電極の4種類の検出電極の静電容量の変化を検出するだけで、XY平面上の操作方向と、Z軸回りの回転操作方向を検出できる。
また、4種類の検出電極の静電容量の変化を比較するだけで、入力操作方向を検出できるので、多数の電極を走査したり、電極に交流電圧を印加することなく、簡単な構成で短時間に入力操作方向が検出できる。
請求項2の発明によれば、X+電極、X−電極、Y+電極及びY−電極から隣り合う2種類の検出電極の静電容量を比較するだけで、Z軸回りの回転操作位置を検出でき、更に、所定経過時間での回転操作位置を比較して、回転操作速度を検出できる。
請求項3の発明によれば、Z軸回りで隣り合う一組の分岐パターンを、互いに重ならず、限られた球冠体の表面に無駄なく広い表面積で形成でき、被検出体を接近による浮遊容量の増加をより精度良く検出できる。
請求項4の発明によれば、X+電極とX−電極の浮遊容量及びY+電極とY−電極の浮遊容量が全て増加することから、頂点への入力操作を検出できるので、頂点へ指などの被検出体を接近させる非接触で、オン、オフを入力する押しボタンスイッチと同様に作用させることもできる。
請求項5の発明によれば、各検出電極の浮遊容量の変化を、電圧値の変化として定量的に検出できるので、マイコンなどの演算手段によって、入力操作位置と回転入力操作位置を容易にかつ短時間で検出できる。
以下、本発明の第1実施の形態に係る指示入力装置1を、図1乃至図7を用いて説明する。図1、図2、図3は、それぞれ指示入力装置1の平面図、正面図、斜視図、図4は、図1のA−A線断面図、図5は、指示入力装置1の回路構成図、図6は、入力操作位置とCV変換回路の出力電圧との関係を示す波形図、図7は、入力操作位置の算定方法を説明する説明図である。
指示入力装置1は、被検出体である指を接近させて入力操作を行う入力操作部10と、入力操作部10に対する平面方向、回転方向の入力操作を検出する入力操作検出回路部20とから構成されている。入力操作部10は、表面が球冠状に形成された球冠体2と、球冠体2の表面に銀などの導電材料で互いに絶縁して形成されるX+電極4、X−電極5、Y+電極6及びY−電極7と、これらの各検出電極を保護するためにその表面を覆うカバーシート8で構成されている。
球冠体2は、絶縁プラスチック材料でその表面が半径20mm程度の球冠状となるように形成したもので、指示入力装置1をパーソナルコンピュータ、ゲーム機などの指示入力装置としてこれらの筐体に指示入力装置1を取り付ける場合には、球冠体2を筐体と同一材料で一体に成形することもできる。本実施の形態では、互いに直交するX、Y、Z軸の交点を球心Oとする仮想球体において、Z+方向(鉛直方向上方)を頂点Pとし、底円が大円となる半球面を表面とし、半球面に沿って等しい厚さの中空半球体に形成されている。以下、本明細書では、図1において、頂点Pから右方をX+方向、下方をY−方向、左方をX−方向、上方をY+方向、図2において、上方をZ+方向、下方をZ−方向、頂点Pから球冠体2の球面に沿ってX+方向に底円まで連続する円弧をX+円弧、Y−方向に底円まで連続する円弧をY−円弧、X−方向に底円まで連続する円弧をX−円弧、Y+方向に底円まで連続する円弧をY+円弧、これらの円弧に直交するZ軸回りの円周方向を円周方向として、各部を説明する。
X+電極4は、球冠体2の頂点PからX+方向の半球面上で、X+円弧に沿って連結された複数のX+分岐パターン4a、4a・・と、最下方のX+分岐パターン4aから、入力操作検出回路部20へ引き出されるX+引き出しパターン4bとから構成されている。複数のX+分岐パターン4a、4a・・は、それぞれ、X+円弧に交差する円周方向に沿った帯状に形成されている。また、複数のX+分岐パターン4a、4a・・のX+円弧との交差幅は、底円から頂点Pに向かって漸次減少するとともに、各X+分岐パターン4aは、このX+円弧との交差位置での交差幅を最大幅として、交差位置から円周方向両側に向けて先細りの弓形に形成されている。
本実施の形態では、このような形状に形成する複数のX+分岐パターン4a、4a・・を、球心Oから頂点Pに向かってZ方向の間隔を徐々に減少させた一対のXY平面で球冠体2の球面を区分してなる各球帯B1乃至B6上に、それぞれのX+分岐パターン4aを形成している。従って、各球帯B1乃至B6の幅は、徐々に減少し、例えば、最大となる球帯B1の幅を3mm、最小となる球帯B6の幅が1mmとなっている。図1、図2に示すように、各X+分岐パターン4aは、そのX+分岐パターン4aが形成される球帯Bの上円とX+円弧の交点をc1、その球帯Bの下円の頂点P回りで90度回転した位置、つまり下円とY+円弧及びY−円弧と交差する交点をc2、c3としたときに、これらの3点c1、c2、c3を球面に沿って結ぶ線分を境界線として、輪郭をその境界線の内側に沿った形状として球帯Bの表面に形成される。
このように複数のX+分岐パターン4a、4a・・が各球帯B1乃至B6上に形成された球冠体2では、X+分岐パターン4aの表面積が頂点Pを回転中心にX+方向で最大で、X+方向から回転するほど減少するとともに、底円側が最大で頂点Pに近づくほど、すなわちX+方向の底円側で最大でX−方向に移動するほど、減少するものとなる。
Y−電極7は、球冠体2の頂点PからY−方向の球面上でY−円弧に沿って連結された複数のY−分岐パターン7a、7a・・と、最下方のY−分岐パターン7aから、入力操作検出回路部20へ引き出されるY−引き出しパターン7bとから構成されている。複数のY−分岐パターン7a、7a・・も、それぞれ円周方向に沿った帯状に形成され、Y−円弧と異なる位置で交差し、その交差幅は、底円から頂点Pに向かって漸次減少するとともに、各Y−分岐パターン7aの形状は、Y−円弧との交差位置での交差幅を最大幅として、交差位置から円周方向両側に向けて先細りの弓形に形成されている。
本実施の形態では、図1、図2に示すように、複数の各Y+分岐パターン7aは、そのY+分岐パターン7aが形成される球帯Bの下円とY−円弧の交点をc3、その球帯Bの上円とX+円弧及びX−円弧と交差する交点をc1、c4としたときに、これらの3点c2、c1、c4を球面に沿って結ぶ線分を境界線として、輪郭をその境界線の内側に沿った形状として球帯Bの表面に形成される。
従って、球冠体2表面のY−分岐パターン7a、7a・・の表面積は、頂点Pを回転中心にY−方向で最大で、Y−方向から回転するほど減少するとともに、Y−方向の底円側で最大でY+方向に移動するほど、減少するものとなる。
X−電極5は、球冠体2の頂点PからX−方向の球面上でX−円弧に沿って連結された複数のX−分岐パターン5a、5a・・と、最下方のX−分岐パターン5aから、入力操作検出回路部20へ引き出されるX−引き出しパターン5bとから構成されている。X−電極5の複数のX−分岐パターン5a、5a・・は、X+電極4の複数のX+分岐パターン4a、4a・・と、頂点Pについて点対称の形状で球冠体2のX−側球面に形成される。従って、X−分岐パターン5aの表面積は、頂点Pを回転中心にX−方向で最大で、X−方向から回転するほど減少するとともに、X−方向の底円側で最大で、X+方向に移動するほど減少するものとなる。
また、Y+電極6は、球冠体2の頂点PからY+方向の球面上でY+円弧に沿って連結された複数のY+分岐パターン6a、6a・・と、最下方のX−分岐パターン6aから、入力操作検出回路部20へ引き出されるY+引き出しパターン6bとから構成されている。Y+電極6の複数のY+分岐パターン6a、6a・・も、Y−電極7の複数のY−分岐パターン7a、7a・・と、頂点Pについて点対称の形状で球冠体2のY+側球面に形成される。従って、Y+分岐パターン6aの表面積は、頂点Pを回転中心にY+方向で最大で、Y+方向から回転するほど減少するとともに、Y+方向底円側が最大でY−方向に移動するほど減少するものとなる。
上述のように、球冠体2の球面に形成されたX+電極4、X−電極5、Y+電極6及びY−電極7の各分岐パターン4a、5a、6a、7aは、それぞれ円周方向で隣り合う分岐パターン4a、5a、6a、7aと櫛形で咬合し、互いに重ならずに同一球帯Bの球面を相補する形状に形成されているので、限られた面積の球冠体2の球面に、無駄なく広い表面積の分岐パターン4a、5a、6a、7aを形成でき、被検出体の接近による浮遊容量の増加を、より精度良く検出できる。
一方、各球帯Bの幅を異ならせ各分岐パターンの表面積を異ならせても、被検出体となる指が複数の球帯Bに対向して浮遊容量の変化を明確に識別できない場合には、分岐パターンを形成しない球帯Bを介在させるなど、絶縁体である球冠体2の表面で、分岐パターン間の間隔を隔ててもよい。
X+電極4、X−電極5、Y+電極6及びY−電極7を保護するためにその表面を覆うカバーシート8は、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリイミドなどのポリエステル樹脂などの薄肉シートで形成されるが、必ずしも透明である必要はなく、指示入力装置1が取り付けられる筐体などに合わせて種々の色彩、模様とすることができる。カバーシート8の表面は、被検出体となる指を接近させ、若しくは接触させてなぞる入力操作面となる。
図5に示すように、入力操作部10への入力操作位置を検出する入力操作検出回路部20は、静電容量を電圧に変換するCV変換回路21と、X+電極4、X−電極5、Y+電極6及びY−電極7のいずれかの引き出しパターン4b、5b、6b、7bを選択的に切り替えてCV変換回路21へ接続する切換スイッチ22と、CV変換回路21の出力を二値化するA/Dコンバータ23と、A/Dコンバータ23の出力に接続される制御部24を有している。
CV変換回路21は、一方の入力26aに遅延回路を形成する抵抗R1が接続されたAND回路26と、抵抗R1の他側とAND回路26の他方の入力26bへ所定周期の矩形波のクロック信号を出力する発振回路27と、抵抗R2とコンデンサC1とからなる平滑回路28とで構成されている。
また、抵抗R1とAND回路26の入力26a間には、4種類の切換端子を各引き出しパターン4b、5b、6b、7bへ接続させた切換スイッチ22のコモン端子が接続している。これにより、切換スイッチ22で接続したX+電極4、X−電極5、Y+電極6及びY−電極7のいずれかの検出電極の静電容量と抵抗R1による遅延回路が形成され、検出電極の静電容量に応じて遅延するクロック信号がAND回路26の入力26aに入力される。すなわち、AND回路26の一方の入力26aに、検出電極の静電容量に比例して遅延するクロック信号が入力され、他方の入力26bに、遅延しないクロック信号が入力されるので、AND回路26は、クロック信号のパルス幅を最大幅とし、検出電極の静電容量に応じてパルス幅が短くなるパルス信号が出力する。
AND回路26の出力は、平滑回路28で平滑化され、パルス幅に応じた電圧VをA/Dコンバータ23へ出力する。A/Dコンバータ23は、検出電極の静電容量を表す平滑回路28の出力電圧Vを、CPUなどで構成される制御回路24が演算可能な二値データとして制御回路24へ出力する。制御回路24は、切換スイッチ22を切換制御し、検出電極毎にA/Dコンバータ23より入力される二値化した出力電圧Vを比較し、球冠体2の表面の入力操作面に対する被検出体の回転入力操作やX、Y方向の移動操作を検出する。
以下、このように構成された指示入力装置1により、被検出体の回転入力操作若しくはX、Y方向の移動操作を検出する動作を説明する。被検出体として例えば指を、球冠体2を接近させると、指に対向する球冠体2の表面の分岐パターンの対向面積に比例して、その分岐パターンを有する検出電極の浮遊容量が増加する。入力操作検出回路部20では、制御回路24が切換スイッチ22のコモン端子を、各検出電極4、5、6、7の分岐パターン4a、5a、6a、7aへ、入力操作速度に対して充分早い周期で切り換え制御し、入力操作位置毎に、各検出電極4、5、6、7の浮遊容量の増減をA/Dコンバータ23から二値化した電圧Vで表して制御回路24へ入力している。
始めに、指示入力装置1に対するZ軸回りの回転入力操作を検出する動作を説明する。球冠体2の表面に形成されたX+電極4、X−電極5、Y+電極6及びY−電極7の各検出電極の分岐パターン4a、5a、6a、7aは、それぞれ頂点PからX+方向、X−方向、Y+方向、Y−方向で表面積が最大で、その方向からZ軸回りに離れるほど減少するように形成されているので、例えば、指をX+方向から球冠体2へ接近させると、X+電極4の浮遊容量による静電容量Cx+が増加する。
この状態で、制御回路24が切換スイッチ22のコモン端子をX+引き出しパターン4bへ接続させると、AND回路26の入力26aに、抵抗R1と静電容量Cx+により遅れたクロック信号が入力される。AND回路26の他方の入力26bには、遅延しないクロック信号が入力されるので、AND回路26の出力は、クロック信号のパルス幅より、静電容量Cx+の増加による遅延時間だけ短いパルス幅のパルス信号が出力される。平滑回路28は、このAND回路26から出力されるパルス幅に応じた電圧Vx+をA/Dコンバータ23を介して制御回路24へ出力するので、制御回路24に入力される二値化した電圧Vx+は、指をX+方向から球冠体2の底面側に近接させ、X+電極4の静電容量Cx+が最大となったときに最小値となる。
一方、X+方向から接近させる指に対する他の検出電極の分岐パターン5a、6a、7aの対向面積は、0若しくは極めて小さいので、切換スイッチ22のコモン端子をこれらの各引き出しパターン5b、6b、7bへ順次接続してAND回路26の入力26aに入力されるクロック信号は、他方の入力26bに対して遅れることなく、AND回路26からクロック信号のパルス幅とほぼ同一幅のパルス信号が出力される。従って、他の検出電極5、6、7の静電容量Cx−、Cy+、Cy−が0であるときに、制御回路24に入力される各検出電極5、6、7の静電容量を表す電圧Vx−、Vy+、Vy−は、最大電圧Vmaxとなる。つまり、制御回路24に入力される電圧Vは、検出電極の静電容量Cが増加すると低下し、静電容量Cが0まで減少すると最大電圧Vmaxとなる関係で、各検出電極の浮遊容量の増減を表す。
図6(a)に示すように、Z軸回りのX+方向を0度として、時計回りに指の操作位置を移動させると、X+電極4の静電容量Cx+が徐々に減少し、Y−電極7の静電容量Cy−が徐々に増加するので、制御回路24に入力される電圧Vx+は徐々に増加し、電圧Vy−が徐々に減少する。時計回りに90度回転させたY−方向の操作位置で、Y−電極7の静電容量Cy−は最大となり、Y−電極7について制御回路24に入力される電圧Vy−は最小値となるとともに、X+電極4についての電圧Vx+は、最大電圧Vmax近傍まで上昇する。尚、Y−方向の操作位置で電圧Vx+が最大電圧Vmaxとならないのは、Y−方向に接近する指の一部がX+電極4の分岐パターン4aの端部に対向する為である。
指の操作位置をY−方向から時計回りに更に回転させると、Y−電極7の静電容量Cy−が徐々に減少し、X−電極5の静電容量Cx−が徐々に増加し、時計回りに180度回転させたX−方向の操作位置で、X−電極5の静電容量Cx−は最大となり、X−電極5についての電圧Vx−は最小値となるとともに、Y−電極7についての電圧Vy−は、最大電圧Vmax近傍まで上昇する。同様に、指の操作位置を270度回転させたY+方向では、Y+電極6の静電容量Cy+が最大となるので、Y+電極7について制御回路24に入力される電圧Vy+は最小値となるとともに、X−電極5についての電圧Vx−は、最大電圧Vmax近傍まで上昇する。
このように、Z軸回りの操作位置によって各検出電極4、5、6、7について制御回路24に入力される電圧Vx+、Vx−、Vy+、Vy−は、図6(a)に示すように異なる電圧となるので、制御回路24では、各電圧Vx+、Vx−、Vy+、Vy−から操作位置で隣り合う一組の検出電極についての電圧を比較して、球冠体2に対する指によるZ軸回りの操作方向を検出できる。
本実施の形態では、検出電極の静電容量が0であるときに制御回路24に入力される最大電圧Vmaxより低い電圧をしきい電圧Vth(図6(a)の破線で図示)とし、いずれかの検出電極4、5、6、7について制御回路24に入力される電圧Vがしきい電圧Vth以下となったときに、その検出電極E1とその検出電極E1についての電圧V1を得る。入力操作を行わない場合に、全ての検出電極について制御回路24へ入力される電圧Vは、指によって浮遊容量が増加していない状態の最大電圧Vmaxであるので、いずれかの検出電極4、5、6、7についての電圧Vがしきい電圧Vth以下となった場合には、少なくともその検出電極E1が配置された方向から指が操作されたこととなる。例えば、図6(a)に示すように、Y−電極7について制御回路24に入力される電圧Vy−がしきい電圧Vth以下となった場合には、入力操作位置がZ軸回りのθ1とθ2の間であることがわかる。
続いて、切換スイッチ22を切り換えることにより、制御回路24に入力それる検出電極E1に隣り合う検出電極E2、E3についての電圧V2、V3を比較する。電圧V2、V3のいずれか一方(例えばV3)は、最大電圧Vmax若しくはその近傍の値であり、いずれか低い電圧V2とその検出電極E2を検出する。上記例では、Y−電極7に隣り合う検出電極は、X+電極4とX−電極5であり、入力操作位置がY−方向よりθ1寄りであれば、X+電極4の電圧Vx+が、ほぼ最大電圧VmaxとなるX−電極5の電圧Vx−より低く、θ2寄りであれば、X−電極5の電圧Vx−が、ほぼ最大電圧VmaxとなるX+電極4の電圧Vx+より低いものとなる。ここでは、入力操作位置がZ軸回りのY−方向θ2の間であるとして、X−電極5の電圧Vx−が電圧Vx+より低いものとなる。
Z軸回りの入力操作方向(入力操作位置)は、電圧V2、V3のいずれか低い側の電圧(例えばV2)と最大電圧Vmaxとの差分と、しきい電圧Vth以下となった電圧V1と最大電圧Vmaxとの差分から算出する。以下、制御回路24に入力される各検出電極についての電圧VがZ軸回りで等しい勾配で変化するものとし、図6(a)を拡大した図7を用いて操作位置の算出方法を説明する。図中、電圧V1が最小となるZ軸回りの操作位置を基準位置θと、入力操作位置を基準位置θから反時計回りにθr回転した位置と、最大電圧Vmaxと低い側の電圧V2との差をa、最大電圧Vmaxと電圧V1との差をbとしている。
電圧V1と電圧V2が等しくなる位置、つまりaとbが等しくなる位置は、90度間隔でZ軸回りに配置された隣り合う検出電極E1、E2のほぼ中間であるので、基準位置θから45度回転した位置であり、低い側の電圧V2は、基準位置θから逆方向にα回転した位置で最大電圧Vmaxとなるので、図示する関係から、
θr=a(2α+90)/(a+b)−α ・・・(1)式
の関係が得られ、検出電極E1の表面積が最も大きい基準位置θからの入力操作位置が得られる。
尚、隣り合う検出電極E1、E2のほぼ中間を越えた位置が入力操作された場合には、電圧V1が低い側の電圧V2より高くなるが、(1)式は、中間位置を越えても成り立ち、基準位置θからの入力操作位置を求めることができる。つまり、しきい電圧Vth以下として最初に判別される電圧Vは、他の検出電圧について制御回路24へ入力される電圧Vに対して最も低い電圧である必要はなく、しきい電圧Vth以下となる電圧Vを制御回路24へ出力するものであれば、いずれの検出電極についても上記方法で入力操作位置を算定できる。
上述例で更に具体的に入力操作位置の算定を説明すると、図6(a)において、Z軸回りのY−方向とθ2の間の位置に入力操作があり、Y−電極7について制御回路24へ入力された電圧Vy−と、X−電極5について入力された電圧Vx−がしきい電圧Vth以下となる。入力操作位置は、Y−方向の90度と、X−方向の180度の間となり、Y−方向から操作位置までの角度θrは、αを例えば5度、aをVmax−Vx−、bをVmax−Vyとして、(1)式から、
θr=100(Vmax−Vx−)/(2Vmax−(Vx−+Vy−))−5 ・・・(2)式
より得られ、制御回路24は、Z軸回りの入力操作位置を、X+方向を0度として、100(Vmax−Vx−)/(2Vmax−(Vx−+Vy−))+85から算定する。
(1)式から明らかなように、Z軸回りの入力操作位置は、入力操作位置に対向する隣り合う一組の検出電極についての浮遊容量の変化量(a、b)の比から検出でき、各検出電極の変化量自体を求める必要はない。つまり、各検出電極についての浮遊容量は、検出電極と指との距離の二乗に反比例するので、検出電極と指との距離に応じて異なるが、隣り合う検出電極の指との対向面積の比は指との距離で変化しない。従って、各検出電極4、5、6、7の表面を覆うカバーシート8に沿って指をなぞらせて被検出体と対向する検出電極間の距離を等距離とするような制約を入力操作に課すことなく、操作位置が検出できる。ただし、制御回路24に入力される各検出電極についての電圧VがZ軸回りの入力操作位置によって等しい勾配で変化することを条件に、Z軸回りの入力操作位置を検出するので、各検出電極の円弧との交差位置から円周方向両側に向けて先細りの弓形に形成される分岐パターンは、可能な限り円周方向の距離に比例して表面積が変化する形状とすることが望ましい。
指示入力装置1に対するZ軸回りの回転方向と回転速度は、この入力操作位置の算定を所定周期で実行し、一周期の入力操作位置間の相対移動方向と移動距離とから検出できる。しかしながら、Z軸回りの入力操作位置は、上述のように、各検出電極のZ軸回りの表面積が回転角度に比例して変化するように、その分岐パターンを形成する必要があり、また、所定周期毎の入力操作位置を求める演算に時間を要する。一方、入力操作の回転操作方向と回転操作速度のみを検出する場合には、必ずしも入力操作位置を算定する必要はなく、各検出電極のZ軸回りの表面積を回転角度に正確に比例させる必要もないので、以下、この回転操作方向と回転操作速度を検出する方法を説明する。
図6(a)に示すように、各検出電極4、5、6、7について制御回路24に入力される電圧Vx+、Vx−、Vy+、Vy−は、それぞれ0度、180度、270度、90度で最低電圧となり、かつ、最低電圧である位置からほぼ45度回転した位置で、隣り合う検出電極について制御回路24に入力される電圧が等しくなっている。従って、電圧Vx+、Vx−、Vy+、Vy−から、隣り合う検出電極についての一組の電圧Vの変化を比較すれば、回転操作方向を検出できる。例えば、Y−電極7についての電圧Vy−が上昇し、Y−電極7に隣り合うX+電極4についての電圧Vx+が下降していれば、図1で反時計回りの回転操作と、隣り合うX−電極5についての電圧Vx−が下降していれば、時計回りの回転操作であると判別できる。
また、いずれかの電圧Vx+、Vx−、Vy+、Vy−が最低電圧となることと、その最低電圧となった検出電極とから、0度、90度、180度、270度の上記入力操作位置が検出され、電圧Vx+、Vx−、Vy+、Vy−の隣り合う一組の検出電極についての電圧が等しくなるその一組の検出電極とから、Z軸回りの更にその中間の入力操作位置が検出されるので、これらの検出した一組の入力操作位置間の経過時間から回転速度を検出できる。
次に、被検出体のX、Y平面上の入力操作方向を検出する方法を説明する。上述したように、球冠体2の表面に形成されたX+電極4、X−電極5、Y+電極6及びY−電極7の各検出電極の分岐パターン4a、5a、6a、7aは、球心Oから頂点Pに向かってZ方向の間隔を徐々に減少させた各球帯B1乃至B6上に形成されているので、それぞれ頂点Pから底円に向かって表面積が増加するので、指をカバーシート8の表面に沿って頂点Pから底円に向けて移動させると、その方向に配置された検出電極の静電容量Cx+、Cx−、Cy+、Cy−が増加する。
その結果、図6(b)に示すように、切換スイッチ22のコモン端子をX+引き出しパターン4bへ接続させて制御回路24に入力される電圧Vx+は、指による入力操作位置が頂点PからX+方向に移動するにつれて全体では減少し、切換スイッチ22のコモン端子をX−引き出しパターン5bへ接続させて制御回路24に入力される電圧Vx−は、入力操作位置が頂点PからX−方向に移動する全体で減少し、それぞれ底円の付近で最小値となる。同様に、図6(c)に示すように、切換スイッチ22のコモン端子をY+引き出しパターン6bへ接続させて制御回路24に入力される電圧Vy+は、指による入力操作位置が頂点PからY+方向に移動するにつれて減少し、切換スイッチ22のコモン端子をY−引き出しパターン7bへ接続させて制御回路24に入力される電圧Vy−は、入力操作位置が頂点PからY−方向に移動するにつれて減少し、それぞれ底円の付近で最小値となる。
従って、通過するXY方向の入力操作が、頂点Pから底円に向かう操作であるか、底円側から頂点Pに向かう操作であるかは、入力操作の経過と共に制御回路24に入力される各検出電圧についての電圧Vx+、Vx−、Vy+、Vy−の図6(b)(c)に示す傾きから判別でき、上昇する傾きであれば前者と、下降する傾きであれば後者と判別できる。XY平面上の入力操作方向は、上述したように、Z軸回りの入力操作方向として検出できるので、入力操作で変化する電圧Vx+、Vx−、Vy+、Vy−の傾きとから、XY平面上の入力操作方向を検出できる。
また、被検出体のX、Y方向の入力操作速度は、異なる球帯B間を指の入力操作位置が移動する経過時間から検出することができる。各検出電極の各球帯B1乃至B6毎に形成される分岐パターンは、頂点Pを通過する入力操作方向で、球帯B毎に隣り合う検出電極の分岐パターンが介在しているので、静電容量Cx+、Cx−、Cy+、Cy−は、頂点Pから底円に向かう移動距離に比例して一定比率で増加せず、各球帯B1乃至B6を通過する毎に増加率が変動する。これにより、各検出電圧の静電容量の変化を表す電圧Vx+、Vx−、Vy+、Vy−の波形は、各球帯B1乃至B6の位置を入力操作が通過する毎に極小値と極大値が生じる波線の波形となる。従って、電圧Vが変化するいずれかの電圧Vx+、Vx−、Vy+、Vy−について、極小値の発生位置から個々の球帯Bを通過する入力操作位置を検出することができ、頂点Pを通過する円弧に沿った球帯B間の距離と、その間の経過時間とから入力操作速度を検出できる。例えば、本実施の形態では、底円側から頂点Pに向かって徐々にその幅が減少する球帯B1乃至B6が形成されているので、底円から頂点Pへ入力操作を行った場合には、電圧Vが上昇すると共に、その上昇する波形の波形に球帯B1乃至B6に対応する6カ所に極小値が発生する。各球帯B間の円弧に沿った距離は、既知であるので、その間の経過時間から入力操作速度を検出できる。
また、入力操作速度は、このようにして求めるいずれかの球帯Bと頂点P間を移動する入力操作時間から検出してもよい。頂点Pへの入力操作位置の検出は、全ての電圧Vx+、Vx−、Vy+及びVy−が、Vmax以下の電位となることから検出する。全ての電圧Vの電位低下は、球冠体2の頂点Pを中心としてX+、X−、Y+、Y−の各方向に分けて形成された4種類の検出電極がそれぞれ指に対向することを表すものであり、指による入力操作位置が頂点P以外では、4種類の検出電極に対向しないからである。変化する電圧Vの波形について、入力操作位置が頂点Pを示す電圧から、電圧Vが下降する方向に向かって最初に極小値が発生する位置から、極小値が発生する位置毎に、順に入力操作位置が球帯B6、B5、B4・・であると判別でき、頂点Pとこれらのいずれかの球帯Bとの円弧に沿った距離と、その間の経過時間とから、入力操作速度を検出できる。
また、この指示入力装置1では、全ての電圧Vx+、Vx−、Vy+及びVy−が、Vmax以下の電位となることから、頂点Pに被検出体を接近させるだけで、オン、オフのスイッチ入力が可能な非接触スイッチとして作用させることもできる。
上述の実施の形態において、絶縁体である球冠体2を、底円が仮想球体の大円となる半球としたが、頂点PがZ軸の上方にあれば、下方の球帯の一部を除いた球冠状であってもよく、また、球冠体2の表面は、完全な球面である必要はなく、球冠状の表面であればよい。
また、各検出電極4、5、6、7の静電容量を電圧に変換して、電圧変化から入力操作方向、入力操作位置などをを検出したが、静電容量の変化から直接、検出してもよい。
更に、被検出体として指で入力操作を行う例で説明したが、操作者などを介して接地されるものであれば、指以外の他の入力操作具であってもよい。
本発明は、静電容量方式によって、回転操作方向とXY方向の入力操作方向を検出する指示入力装置に適している。
本発明の一実施の形態に係る指示入力装置1の平面図である。 指示入力装置1の正面図である。 指示入力装置1の斜視図である。 指示入力装置1の縦断面図である。 指示入力装置1の回路構成図である。 制御回路24に入力される各検出電極4、5、6、7についての電圧波形を示し、(a)は、Z軸回りの入力操作位置と電圧Vの関係を、(b)は、X+方向と、X−方向に沿った入力操作位置と電圧Vx+、電圧Vx−の関係を、(c)は、Y+方向と、Y−方向に沿った入力操作位置と電圧Vy+、電圧Vy−の関係を、それぞれ示す波形図である。 Z軸回りの入力操作位置の算定方法を示す説明図である。 従来の指示入力装置100を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 指示入力装置
2 球冠体
4 X+電極
4a X+分岐パターン
5 X−電極
5a X−分岐パターン
6 Y+電極
6a Y+分岐パターン
7 Y−電極
7a Y−分岐パターン
21 浮遊容量検出手段(C/V変換回路)
4a X+分岐パターン
5a X−分岐パターン
B 球帯
P 頂点

Claims (5)

  1. 互いに直交するX軸、Y軸、Z軸の交点を球心とする仮想球体のZ軸上方を頂点とする球冠状に形成された絶縁性の球冠体と、
    前記球冠体のX方向一側の半球面上で、それぞれZ軸回りの円周方向に沿った帯状に形成され、頂点を通過するX方向の大円と異なる位置で交差する複数のX+分岐パターンを有し、各X+分岐パターンの前記大円と交差する帯状の交差幅が、底円から頂点に向かって漸次減少するX+電極と、
    前記球冠体のX方向他側の半球面上で、それぞれZ軸回りの円周方向に沿った帯状に形成され、頂点を通過するX方向の大円と異なる位置で交差する複数のX−分岐パターンを有し、各X−分岐パターンの前記大円と交差する帯状の交差幅が、底円から頂点に向かって漸次減少するX−電極と、
    前記球冠体のY方向一側の半球面上で、それぞれZ軸回りの円周方向に沿った帯状に形成され、頂点を通過するY方向の大円と異なる位置で交差する複数のY+分岐パターンを有し、各Y+分岐パターンの前記大円と交差する帯状の交差幅が、底円から頂点に向かって漸次減少するY+電極と、
    前記球冠体のY方向他側の半球面上で、それぞれZ軸回りの円周方向に沿った帯状に形成され、頂点を通過するY方向の大円と異なる位置で交差する複数のY−分岐パターンを有し、各Y−分岐パターンの前記大円と交差する帯状の交差幅が、底円から頂点に向かって漸次減少するY−電極と、
    X+電極、X−電極、Y+電極若しくはY−電極の各検出電極の浮遊容量の変化をそれぞれ検出する浮遊容量検出手段とを備え、
    各検出電極の分岐パターンは、隣り合う検出電極が球面上で重ならないように、頂点を通過するX方向若しくはY方向の大円との交差位置からZ軸回りの円周方向両側に向けて先細りに形成され、
    被検出体を前記球冠体に接近させて入力操作を行った際に、X+電極及びX−電極の浮遊容量の変化と、Y+電極及びY−電極の浮遊容量の変化から、被検出体のXY平面上の操作方向を検出するとともに、X+電極、X−電極、Y+電極若しくはY−電極のいずれかの隣り合う検出電極の浮遊容量の変化から、被検出体のZ軸回りの回転操作方向を検出することを特徴とする指示入力装置。
  2. 被検出体を前記球冠体に接近させて入力操作を行った際に、X+電極、X−電極、Y+電極若しくはY−電極の浮遊容量が変化する隣り合う検出電極の浮遊容量を比較し、被検出体のZ軸回りの回転操作位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の指示入力装置。
  3. 各検出電極の分岐パターンは、分岐パターンが大円と交差する交差幅の球帯で区切られる球冠体の表面を、隣り合う検出電極の分岐パターンとで相補する形状に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の指示入力装置。
  4. 各検出電極の分岐パターンは、頂点の周囲で、頂点について点対称の形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の指示入力装置。
  5. 浮遊容量検出手段は、各検出電極の浮遊容量をそれぞれ電圧に変換するCV変換回路を備え、CV変換回路の出力電圧の変化から被検出体のZ軸回りの回転操作方向と回転操作速度を検出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の指示入力装置。
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