JP2009265936A - 外部システムからのフロー制御可能なワークフローシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークフローシステムにおいて、外部業務システムと連携する場合に、案件データの安全性を確保し、また、外部業務システムには新たな機能を追加することなく、ワークフローを構築し、その設定にもとづいてフロー制御をすること。
【解決手段】外部システムと連携可能なワークフローシステムであって、外部システムからのデータであってフロー制御に関する指示が含まれていないデータに応じたフロー制御を示すフロー制御情報を定義する定義手段と、定義したフロー制御情報に基づいてワークフローを制御する制御手段とを備えることを特徴とするワークフローシステムを提供する。一例として、ワークフローの工程に関する工程情報をキーとするフロー制御テーブルを利用してフローの制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワークフローシステムに関する。より詳細には、本発明は、外部システムと連携して処理を行うことが可能なワークフローシステムに関する。
従来より、外部の業務システムと連携して、業務処理を行わせるワークフローシステムが実用化されている。ワークフローシステムは、予め定義された経路やルールに従って様々な業務プロセスを処理するシステムである。一例としては、社内決裁などを電子的に処理する際に用いられ、サーバに格納されるデータを、クライアント端末上で参照したり、更新したりすることで、各権限者による認証処理が各工程で行われる性質を備えた経費管理システムや、人事管理システムなどである。このようなワークフローシステムでは、ワークフローシステム上のデータを特定の入出力インターフェースを経由して送受信することで連携を実現している。
単純なデータの入出力であれば連携も容易であるが、複雑なデータのやり取りやフローの制御が必要になる場合には、お互いのシステムの入出力インターフェースを考慮してシステムを改変したり、連携するための中間プログラムの開発が必要となる。
特許文献1では、外部への見積もり依頼および見積書の受け入れを行うFAXシステムと連携するワークフローシステムについて説明している。この特許ではFAXシステムを入出力インターフェースとして定義しており、特定のユーザーインターフェースとステータスを持つことでワークフローシステム上のデータの特定や制御を行っている。
特開2001−319019号公報
しかしながら、外部の業務システムには人が介在せずに自動化されているものが多くあり、外部システムからのフロー制御を自動的におこなわせることは容易ではない。また、外部の業務システムは既に稼働しているシステムであることが多く、改変することが難しい場合がある。さらには、中間プログラムを新たに開発する場合には、特定の業務システムに依存してしまうため、他の業務システムでの再利用は難しく現実的な対応方法ではない。
本発明は、かかる課題を解決するために、外部システムと連携可能なワークフローシステムにおいて、外部システムからのデータであってフロー制御に関する指示が含まれていないデータに応じたフロー制御を示すフロー制御情報を定義する定義手段と、定義したフロー制御情報に基づいてワークフローを制御する制御手段とを備えることを特徴とするワークフローシステムを提供する。フロー制御に関する情報が含まれていないデータに対してもワークフローの制御を実施することができるため、既に稼動している外部システムを修正する必要がなくなる。
また、定義手段は、前記フロー制御情報として、ワークフローの工程に関する工程情報をキーとするフロー制御情報を定義してもよい。また、定義手段は、工程の遷移を指示する工程遷移指示情報をさらに含む前記フロー制御情報を定義してもよい。また、定義手段は、工程毎に、一または複数の所定の条件と、工程遷移指示情報と、を少なくとも含む一または複数のレコードからなるフロー制御情報を定義してもよい。このように、所定の工程において、所定の条件が合致した場合における工程遷移の指示をワークフローサーバ側にて定義しておくことで、外部システムからのデータに応じてワークフローサーバ側での処理が支障なく継続される。
また、外部システムからのデータを取得する取得手段をさらに備えてもよく、制御手段は、取得したデータに工程の遷移を指示するデータが含まれているかを判定する手段と、判定した結果が工程の遷移を指示するデータが含まれていない場合に、定義されたフロー制御情報を取得する手段と、を含み、取得したデータと、取得したフロー制御情報と、に基づいて工程の遷移のフロー制御を行ってもよい。
本発明によれば、ワークフロー構築者によって外部システムとの入出力データおよびフロー制御ルールを定義することで外部システムと連携するワークフローシステムを構築でき、外部システムへの機能追加や変更を行わずに容易にワークフロー制御ができるように
なる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。なお、以下の図面においては、同種の要素、データ等に関しては同一の符号を付している。
図1は、本発明によるワークフロー構築・運用システムの一実施例の構成を示すシステム構成図である。図1において、ワークフローシステムは少なくとも1つのワークフローサーバ104と複数のワークフロークライアント105〜106がイントラネット107を介して接続されている。これらが、従来技術で説明した狭義の意味でのワークフローシステムである。そして、ワークフローサーバ104と外部業務システムサーバ101〜102とがネットワーク103を介して接続されている。本明細書では、この外部業務システムサーバも含めた構成についても広義の意味でワークフローシステムと称する場合がある。また、本明細書においては、外部業務システムサーバを外部業務システムと称する場合がある。
ネットワーク103の構成は公知であるから詳細な説明は省略するが、ネットワーク103としてローカルエリアネットワーク(LAN)・ワイドエリアネットワーク(WAN)・イントラネット・インターネットなどを利用することができる。なお、イントラネット107は企業内ネットワークを想定しているが、ネットワーク103と同様にLAN・WAN・イントラネット・インターネットを利用することができる。
ユーザはワークフロークライアント105〜106から、ワークフローサーバ104に対して、ワークフロー操作の要求等を行う。ワークフローサーバ104はワークフロークライアント105〜106からの要求に応じた処理を行い、必要があればワークフロークライアント105〜106に対して結果等を送信する。
外部業務システム101〜102はワークフローサーバ104に対して処理要求を送り、これに対する応答を受け取って、それぞれの業務システムで処理を行い、業務システムの処理結果をワークフローサーバ104に対して登録する処理を要求する。本実施形態では、外部業務システムは、一種のワークフロークライアントとして動作することができる。
管理用クライアント108は、後述する定義データを生成する処理を行う装置である。管理用クライアント108は、必須の構成ではなく、定義データを生成する機能をクライアント又はサーバに備えてもよい。また、図外のコンピュータ装置などで生成された定義データを単に記憶する記憶媒体を、管理用クライアントに代えて備えてもよい。
図2は、図1に示したワークフローサーバ104とワークフロークライアント105〜106のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2において、CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスを統括的に制御する。また、ROM203あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるオペレーティングシステム(OS)や、各サーバあるいは各クライアントの後述する各種機能を実現するためのプログラムが記憶されている。
RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア、一時待避領域等として機能する。入力コントローラ205は、入力部209からの入力を制御する。この入力部209としては、特に、サーバやクライアント等の端末では、キーボード、マウス等のポインティングデバイスが挙げられる。また、印刷装置等では、この入力部209として、タッチパネル、ボタン、スイッチ等が挙げられる。出力コントローラ206は、出力部210の表示を制御する。この出力部210としては、例えば、CRTや液晶等が挙げられる。
外部メモリコントローラ207は、ブートプログラム、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、プリンタドライバ等を記憶する外部メモリ211へのアクセスを制御する。加えて、外部メモリコントローラ207には、各サーバあるいは各クライアントの各種機能を実現するための各種テーブル、パラメータが記憶されている。この外部メモリ211としては、ハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)、PCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ、スマートメディア等が挙げられる。
通信I/Fコントローラ208は、ネットワーク103、もしくはイントラネット107を介して外部機器との通信制御処理を実行する。
なお、212はハードウェアの如く図示されているが、ハードウェアではなく、本発明を実現するためのプログラムである。このプログラム212は、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM202にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。
<各処理部の説明>
図3は、図1に示したワークフローサーバ104において実現される機能構成を示すブロック図である。図3において、ワークフローサーバ104は、その機能構成として、ワークフロー処理部301と、業務定義設定処理部302と、案件処理部303と、データ項目定義処理部304と、経路定義処理部305と、案件データ処理部306と、配送処理部307と、を備え、データとして、定義データ311と案件データ321とを備える。また、定義データ311は、データ項目定義312と経路定義313とを含む。さらに経路定義313は、プロセス定義テーブル314と、アクセス制御定義テーブル315(アクセス制御定義テーブル)と、配送判断定義テーブル316(配送判断定義テーブル、フロー制御情報)とを含む。以下、各機能等について説明する。なお、各処理部は、例えば図2で示すようなコンピュータに含まれるメモリ等に含まれるプログラムを、CPU、メモリ等を用いて処理を実行することで実現される。また、一例として、各処理部を、プログラム言語における関数やメソッドとして本実施形態を実施することができる。
ワークフロー処理部301は、管理用クライアント108からの業務定義設定の処理要求を受け、業務定義設定処理部302に処理要求を送り、業務定義設定処理部302の処理結果を呼び出し元の管理用クライアント108に返却する。
また、ワークフロー処理部301は、ワークフロークライアント105〜106、または外部業務システムサーバ101〜102からの案件参照要求または案件更新要求などの案件処理要求を受信する。その後、ワークフロー処理部301は、案件処理部303に処理要求を送り、案件処理部303から受ける処理結果を、呼び出し元のワークフロークライアント105〜106、または外部業務システムサーバ101〜102へ返却する。このように、ワークフロー処理部301は、処理要求を受信して、その処理要求の内容に応じて、システムの構築・設定に関する定義設定処理を実行するか、あるいは、実際の案件データを取り扱う案件処理を実行するかを判定する。
業務定義設定処理部302は、ワークフロー処理部301から処理要求を受け取る。そして、処理要求の内容によって、データ項目定義処理部304か経路定義処理部305を呼び出す。データ項目定義処理部304は、データ項目定義312の設定、またはデータ項目定義312のデータを取得してワークフロー処理部301へ返却する。
経路定義処理部305は、経路定義313の設定、または経路定義313のデータを取得して、ワークフロー処理部301へ返却する。
なお、経路定義は、工程をキーとする、データのアクセス制御等を行うための工程情報である。定義データ311に含まれるデータ項目定義312は、データの項目名や種類(文字や数値など)などの、案件データ321のテンプレートとなる定義情報を有する。定義データ311に含まれる経路定義313は、ワークフローの工程定義と工程間のフロー制御ルールを示すプロセス定義314と、ワークフロー運用時に特定の工程にて案件データのどの項目に対して参照・更新の操作を行えるかを示すアクセス制御定義315と、案件データの内容によって配送方法を決定するルールを示す配送判断定義316とを有する。配送とは、承認や否認、差し戻し、保留などのワークフロー工程の操作(遷移)に対する概念である。例えば、承認は次の工程に進みことを意味し、否認は案件を却下して完了することを意味し、差戻しは直前、または任意の工程に戻すことを意味し、保留は工程を移動しないことを意味する。
アクセス制御定義によって、例えば外部業務システムに対する案件データへのアクセス制御をワークフローサーバ側で制御することが可能となる。例えば、外部業務システムから所定のデータを要求された際には、アクセス制御定義を参照して、所定条件に一致する場合には、そのアクセス制御定義に定義される所定の動作を許可したり実行したりすることができる。このように、運用側(ワークフローサーバ側)の設定によって各種の制御を行うことが可能となる。
また、配送判断定義316によって、インタフェース入出力定義を行いワークフローサーバ側にて入出力の制御を実現できる。
案件処理部303は、ワークフロー処理部301から案件処理要求を受ける。要求が案件参照要求であれば、案件データ処理部306に、案件参照要求を送り、案件データ処理部306によって返却された案件データをワークフロー処理部301へ返却する。一方、要求が案件更新要求であれば、案件データ処理部306に、案件更新要求を送り、案件データ処理部306によって案件データの更新、およびデータベースへの登録が行われる。続けて案件処理部303は配送処理部307を呼び出し、配送処理部307によって配送処理が行われる。
案件データ処理部306は、案件処理部303から案件参照要求を受け付けた場合は、アクセス制御定義315に従って案件データ321から参照可能なデータ項目を取り出して、案件処理部303に返却する。なお、案件データ321とは、ワークフロー運用時に、データ項目定義312を元に、ワークフロークライアントにより登録される実データである。また、案件データ処理部306は、案件処理部303から案件更新要求を受け付けた場合は、アクセス制御定義315に従って案件データ321の更新可能なデータ項目を変更して、変更したデータ項目を案件データ321に更新登録する。
なお、案件データ処理部306の詳細な処理の流れに関しては、後述する図15〜19に関連して説明する。
配送処理部307は、案件処理部303から配送要求を受け付けて、配送判断定義316に従って配送内容を特定し、特定された配送処理を行う。
図4は、本発明の実施形態のワークフローを構築する場合のデータ関連の一例を示す図である。図4は、どのデータがどのデータを参照して構築されるかを示す。例えば、経路定義313は、組織情報401、データ項目定義312、および帳票フォーム402を参照して構築される。なお、組織情報とは、ワークフローユーザと、ユーザが所属する部門(部署)やロール(役職など)を定義したデータであり、ある工程を実行する担当者・担当部門等を示す情報である。また、帳票フォーム402とは、ワークフローを運用する際にワークフローユーザによって使用される帳票のデザインを定義したデータであり、ワークフロー運用時の案件データ321の入力・参照画面のことである。
本発明における定義手段は、業務定義設定処理部302、データ項目定義処理部304、および経路定義処理部305の少なくとも1つとすることができる。また、本発明の制御手段は、案件処理部303、案件データ処理部306、および配送処理部307の少なくとも1つとすることができる。取得手段は、ワークフロー処理部301、業務定義設定処理部302、および案件処理部303の少なくとも1つとすることができる。
図5は、本発明の実施形態のワークフローを構築する場合のデータ作成手順の一例を示す図である。まず、図5の組織情報作成ステップS501で、図4の組織情報401を作成する。続いて、図5のデータ項目定義作成ステップS502で、図4のデータ項目定義312を作成する。続いて、図5のフォームの作成ステップS503で、図4の帳票フォーム402を作成する。続いて、図5の経路定義の作成ステップS504で、図4の経路定義313を作成する。経路定義313に含まれるプロセス定義314には、工程を処理する担当者を設定するため、経路定義313は、組織情報401を参照する。またプロセス定義314には工程で使用する入力フォームを設定するため、経路定義313は、帳票フォーム402も参照する。
図6は、図5に示した経路定義の作成ステップS504(プロセス定義314、アクセス制御定義315、配送判断定義316)の一例を示す画面イメージである。601では、プロセス定義の一例として「備品購買稟議申請」のワークフローの工程が定義されている。図6の例では、この「備品購買稟議申請」のワークフローの工程は、「申請」、「金額相見積」、「経理承認」の各工程(各プロセス)から構成されている。602〜604では、「備品購買稟議申請」の「経理承認」の工程についての設定が行われている例を示す。602では、工程を処理する担当者の設定が行われている。つまり、組織情報を参照して設定がなされている。603では、工程の処理フォームと担当者への通知設定が設定されている。つまり、帳票フォームを参照して設定がなされている。604では、工程のアクセス制御定義315と配送判断定義316の設定が行われている。このように定義された情報を用いてワークフローシステムの運用が行われる。
図7は、本発明の実施形態のワークフローシステムにおいてユーザ(ワークフロークライアント105〜106)のワークフロー利用手順の一例を示すフロー図である。
図8は、本発明の実施形態のワークフローシステムにおいて外部業務システムサーバ101〜102のワークフロー利用手順の一例を示すフロー図である。
以下、図7および図8を用い、ユーザ(ワークフロークライアント105〜106)と外部業務システム101〜102の利用手順の違いを説明する。
ユーザは、システムにログインし(ステップS701)、帳票一覧画面にアクセスする(ステップS702)。次に、図5のS503で作成された帳票フォーム402を起動する(ステップS703)。次に、起動した帳票フォーム402からデータを入力し(ステップS704)、帳票フォーム402の配送ボタンをクリックする(ステップS705)。その後、配送処理結果を画面上で確認し(ステップS706)、システムからログアウトする(ステップS707)。
一方、外務業務システム101〜102は、システムにログインし(ステップS801)、ワークフローサーバ104から案件データを取得し(ステップS802)、外部業務システムの処理を行い(ステップS803)、処理結果をワークフローサーバに登録し(ステップS804)、システムからログアウトする(ステップS805)。
このように、ユーザであるワークフロークライアントでは、データの参照、編集、登録に際して、ワークフローシステム専用の帳票フォーム402を用いている。つまり、帳票フォーム402に定義された処理しか行うことができないため、入出力の制御が帳票フォームを介して行われていることになる。これに対して外部業務システムは、データの参照、編集、登録に、単にデータ入出力インタフェースを介してデータ入力等が行われており、ワークフローシステム専用のツールを用いていない点に留意されたい。つまり、通常のワークフロークライアントにおいては、帳票フォームによって、入出力されるデータの制御が行われることになるが、外部業務システムにおいては、帳票フォームを用いることができない。このため、ワークフローサーバから外部業務システムに対してデータを出力する場合には、出力する際のデータが、いわばフィルタリングがされない状態となって出力されてしまうため、必要以上のデータを開示してしまう危険性がある。そこで、ワークフローサーバ側にて、データアクセスの制御を行う必要が生じることになる。
図9は、図3で示したデータ項目定義312のデータ構造を示す図である。データ項目定義312は、一例として、項目定義テーブル900と明細項目定義テーブル910に分けられる。なお、明細項目とは、明細形式(表形式)で扱う項目のことをいい、複数行の設定を扱う項目である。
項目定義テーブル900は、
・項目定義を一意に識別するための情報として、項目ID 901を有する。
・項目定義が明細項目定義を持つかを判断するための情報として、明細グループフラグ902を持つ。明細項目定義を持つ場合には、「Y」が設定される。
明細項目定義テーブル910は、
・明細項目定義がどの項目定義テーブル900のデータに紐付いているかを識別するための情報として、項目ID 911を有する。
・項目ID 911と組み合わせて、明細項目定義を一意に識別するための情報として、明細項目ID 912を有する。
なお、図9で示す例のほかに、各項目のデータの種類(文字、数値など)や桁数、説明、設定可能な値の範囲などを設けることが可能であり、項目に入力値の制限を設けることもできる。
図10は、図3で示した経路定義313(プロセス定義314、アクセス制御定義315、配送判断定義316)のデータ構造図の一例を示す図である。
プロセス定義テーブル314は、
・プロセス定義テーブル314の工程を一意に識別するための情報(工程情報)として、工程ID 1001を有する。
・工程を処理できる担当者を識別するための情報として、担当者ID 1002を有する。なお、ワークフローのユーザを直接指定する方法と、部門や役割を指定して、間接的に、ユーザを指定する方法とがある。
・工程で使用する帳票フォーム402を識別するための情報としてフォームID 1003を有する。なお、この帳票フォームは、ワークフロークライアントとワークフローサーバとの間で使用するものであり、外部業務システムとワークフローサーバとの間では使用されない。
・工程を処理する依頼を行うための手段を設定した 通知手段 1004を有する。通知手段は、工程の担当者に対して、処理依頼(承認依頼)、配送結果(処理結果)を通知するための手段が設定されている。
アクセス制御定義テーブル315は、本実施形態において外部業務システムとの間のアクセス制御を定義するためのテーブルである。アクセス制御テーブル315は、
・どの工程に使用されるアクセス制御定義なのかを識別するための情報として、工程ID 1011を有する。
・アクセス制御定義を使用できる条件を設定した、条件1012を有する。
・工程ID 1011、条件1012が一致した場合に、操作可能になる対象となる項目を設定した、項目ID 1013を有する。
・工程ID 1011、条件1012が一致した場合に、操作可能になる対象となる項目が明細項目の場合に、操作可能になる対象となる明細項目を設定した、明細項目ID 1014を有する。
・工程ID 1011、条件1012が一致した場合に、実行可能な操作内容を設定した、操作ID 1015を有する。
図10に示すアクセス定義テーブルでは、例えば工程IDが「金額相見積」の場合に、更新指示に含まれる見積履歴の見積金額が0より大きければ、項目ID「見積履歴」に関連する明細項目ID「見積金額」および「見積実施者」の項目に関して、操作IDで示される「行追加」の動作を許可する場合の設定である。
配送判断定義テーブル316は、
・どの工程に使用される配送判断定義なのかを識別するための情報として、工程ID 1021を有する。
・配送判断定義を使用できる条件を設定した、条件1022を有する。
・工程ID 1021、条件1022が一致した場合に、配送可能になる配送の種類を設定した、配送内容ID 1023(工程遷移指示情報)を有する。
図10に示す配送判断定義テーブルでは、例えば工程IDが「金額相見積」の場合において、案件の最低見積金額が案件の希望金額以下で、かつ2以上の見積履歴がある場合には、かかる条件においては、承認という配送動作がなされることになる。
なお、工程ID1021には外部システムからの要求である制御であれば何でも良い。例えば、在庫管理の場合は在庫マスタの更新などが該当する。
図11は、図3で示した案件データ321のデータ構造図の具体例を示す図である。案件データ321は、項目データを格納するためのテーブルとして、案件項目データテーブル1100と、明細項目データを格納するためのテーブルとして、案件明細項目データテーブル1110とに分かれる。
案件項目データテーブル1100は、
・案件を特定するための情報として、案件ID 1101を有する。
・案件ID 1101と組み合わせて、項目を特定するための情報として、項目ID 1102を有する。
・項目の値を格納するための、値1103を有する。
案件明細項目データテーブル1110は、
・案件を特定するための情報として、案件ID 1111を有する。
・項目を特定するための情報として、項目ID 1112を有する。
・項目のデータ行を特定するための情報として、行番号1113を有する。
・明細項目を特定するための情報として、明細項目ID 1114を有する。
・明細項目の値を格納するための、値1115を有する。
なお、案件項目データテーブルにおいては、特殊な案件項目IDとして「次担当者」を指定できる。次担当者とは、配送を行ったその次のフロー担当者のことである。次担当者が指定されている場合は、値の項目に設定されているユーザが次担当者として指定される。
図12は、図3で案件処理部303から案件データ処理部306に送られる案件参照要求1200の構造を示す図である。案件参照要求1200は、
・処理対象の案件を特定するための情報である案件ID 1201を有する。
・処理対象の工程を特定するための情報である工程ID 1202を有する。
・処理を実行する実行者を特定するための情報である実行者ID 1203を有する。実行者とは、例えばワークフローサーバに対して処理を要求する、ワークフロークライアントや外部業務システムサーバのことである。
図13は、図3で案件処理部303から案件データ処理部306に送られる案件更新要求1300の構造を示す図である。案件更新要求1300は、
・処理対象の案件を特定するための情報である案件ID 1301を有する。
・処理対象の工程を特定するための情報である工程ID 1302を有する。
・処理を実行する実行者を特定するための情報である実行者ID 1303を有する。
・配送を指示するための情報である配送指示1304を有する。なお、配送指示には、承認や差し戻しなどワークフローの工程を動かすための指示が設定される。配送指示を指定しないことも可能である。
・案件データ更新指示の内容である案件更新指示1305を有する。
図14は、図13で示した案件更新指示1305の構造の具体的な一例を示す図である。案件更新指示1305は、案件項目データ1100に対する更新指示1400と、案件明細項目データ1110に対する更新指示1410とを複数設定することができる。
案件項目データ1100に対する更新指示1400は、
・更新対象の項目を特定するための情報として項目ID 1401を有する。
・更新の操作内容を特定するための情報として操作1402を有する。
・更新対象の項目に設定される値として、値1403を有する。
案件明細項目データ1100に対する更新指示1410は、
・更新対象の項目を特定するための情報として、項目ID 1411を有する。
・更新の操作内容を特定するための情報として、操作1412を有する。一例としては、「参照」、「更新」、「行追加」、「行変更」、「行削除」などが設定される。
・操作1412が、行変更、行削除の場合に対象とする行を特定するための、行番号1413を有する。
・操作1412が、「行追加」、「行変更」の場合に、どの明細項目に値を設定するのかを特定するために、明細項目ID 1414を有する。
・操作1412が、「行追加」、「行変更」の場合に、明細項目に設定する値1415を有する。
以上で説明した各データを用いた処理の流れについて、図15以降を参照にしながら説明する。
図15は、図7のS705または、図8のS804に示した更新処理手順を示すフローチャートである。クライアントまたは外部システムからの更新指示を受け、案件データ処理部306で案件データを更新し(ステップS1502)、配送処理部307で配送処理を行う(ステップS1503)。
図16は、図15に示した配送処理S1503の処理手順を示すフローチャートである。配送処理部307が案件処理部303から配送要求を受信し処理が開始される(ステップS1601)。まず、受け取った配送要求内容を解析し、処理対象の案件ID 1301、処理対象の工程ID 1302、実行者ID 1303、配送指示1304を取り出す(ステップS1602)。
次に、配送指示1304が指定されているかを確認し(ステップS1603)、存在する場合は指示内容に従って配送処理を行う(ステップS1607)。ここで、配送指示が指定されているということは、通常のワークフロークライアントからの要求がなされたものである点に留意されたい。すなわち、配送指示が指定されるということは、図7で構築されたワークフローのように、サーバと共通の入出力用のインタフェースを備えるクライアントからの要求だからである。したがって、この場合には、通常のワークフローの配送処理をそのまま実行することになる。
一方で、配送指示が存在しない場合は、外部システムからの処理要求があった場合である。かかる場合には、フローの工程や、条件などの配送定義テーブルに定義されている情報に基づいて、配送処理の要否および配送処理の内容などが決定される。以下、図16に戻って説明を続ける。案件項目データテーブル1100の案件ID 1101と処理対象の案件ID 1301が一致する案件項目データ、および案件明細項目データテーブル1110の案件ID 1111と処理対象の案件ID 1301が一致する案件明細項目データを取得する(ステップS1604)。次に、配送判断定義を取得する(ステップS1605)。このステップS1605の処理については、後述する図17にて説明する。次に、取得した配送判断定義に基づいて配送内容が存在するかをチェックし(ステップS1606)、存在する場合は内容に従って配送処理を行い(ステップS1607)、存在しない場合は配送せずに終了する(ステップS1608)。ステップS1607については、後述する図18にて説明する。なお、ここでは、配送をスキップさせているが、配送判断が行えない場合の処理を、別途設定することで、配送エラーとするか、配送実行をスキップするかを決定することが可能になる。
図17は、図16に示した配送判断定義取得S1605の処理手順を示すフローチャートである。プロセス定義314から現在の工程IDを取得し、関連する配送判断定義316を取得する(ステップS1702)。そして、現在の案件データから、配送判断定義テーブル316の工程ID 1021と処理対象の工程ID 1302とが一致する、配送判断定義の条件1022と一致するものを検索し(ステップS1703、S1704、S1706)、見つかった場合は配送内容1023を返却する(ステップS1705)。
図18は、図16に示した配送実行S1607の処理手順を示すフローチャートである。案件データから次担当者項目を取得する(ステップS1802)。次担当者項目が指定されていない場合は、次の工程を処理する担当者の情報をプロセス定義314から現在の工程の定義を取得し、担当者情報を取得する(ステップS1803、S1804)。次に、配送内容が承認であるかをチェックし(ステップS1805)、承認である場合は承認処理を行いS1804で得られた担当者へ配送する(ステップS1806)。配送内容が承認でない場合、否認であるかをチェックし(ステップS1807)、否認である場合は否認処理を行う(ステップS1808)。配送内容が否認でない場合、差戻しであるかをチェックし(ステップS1809)、差戻しである場合は担当者に対し差し戻し処理を行う(ステップS1810)。配送内容が差し戻しでない場合は保留処理を行う(ステップS1811)。なお、先に説明したとおりであるが、配送とは、承認や否認、差し戻し、保留などのワークフロー工程の操作に対する概念である。例えば、承認は次の工程に進みことを意味し、否認は案件を却下して完了することを意味し、差戻しは直前、または任意の工程に戻すことを意味し、保留は工程を移動しないことを意味する。
図19は、本発明の実施形態のワークフローシステムにおいてワークフローのプロセス定義の一例を示す図である。1901〜1903は業務プロセスのワークフロー工程の一例を示している。
申請工程1901は、申請に関する工程であり、申請1901が担当者によって申請されると業務を開始し、金額相見積1902の工程に遷移する。なお、図19の例では、「担当者:制限なし」1911が設定されているので、誰でも申請処理を行うことが可能である。金額相見積工程1902は、外部業務システムによって、商品金額の見積が行われ、見積の結果が登録される工程である。一定の条件をクリアした場合には、経理承認工程1903に遷移する。経理承認工程1903は、経理承認1903が経理担当者によって承認されると業務は完了する。
図19において、1911〜1913は、工程を処理することができる役割(もしくはユーザ)を表している。これは、図10で示すように、プロセス定義テーブルの中の担当者ID 1002にて示され、また本明細書においては、組織情報としても説明を行っている。1921〜1922は工程の入力参照を行う帳票フォームを表している。金額相見積1902の工程では、外部業務システムが工程を処理するため、帳票フォームが設定されていないことに留意されたい。なお、1931は、工程の担当者に対して、承認依頼を通知するための手段が設定されている。
図20は、本発明の実施形態のワークフローシステムにおいてワークフローの利用例の一例を示す図である。
(前提)
図5に示したワークフロー設計手順により、図20で示すような業務が、図4に示すようなワークフロー設計の定義データ311として作成される。作成された定義データ311の内容としては、図9で示したデータ項目定義312、図10で示した経路定義313(プロセス定義314、アクセス制御定義315、配送判断定義316)が設定されているものとする。さらに、ワークフロー設計の定義データ311をもとにワークフローが運用されているものとする。
また、申請1901の工程で、申請者Aより申請処理が行われ、処理が金額相見積1902に移り、通知手段1004に従って、外部業務システム101〜102に、処理依頼の通知が行われているものとする。なお、備品購買稟議の申請内容は、案件DB 321にD2001のような案件データとして登録される。案件DBは、案件データを格納するデータベースサーバであり、ワークフローサーバ(WFサーバ)と同一であってもよいし、別個のサーバであってもよい。
(金額相見積1902の処理)
ステップS2001では、A社見積システム101が、ワークフローサーバ104に対して、見積依頼内容を確認するために、図12のような案件データの参照要求1200を送る。ステップS2002では、ワークフローサーバ104が、案件DB 321から案件データD2001を取得する。
ステップS2003では、図20で説明されている案件データD2001から参照可能なデータを取り出す処理が行われる。参照可能なデータD2002は、案件項目データ1100の、
項目ID 1102=商品名:ホワイトボード
である。ステップS2004では、ワークフローサーバ104から、A社見積システム101に対して、S2003で取り出された、参照可能な案件データD2002が返却される。
ステップS2005では、A社見積システム101が(見積依頼内容を元に見積を行って)、ワークフローサーバ104に対してA社の見積結果を登録するために、図13のような案件データの更新要求1300を送る。案件更新指示1305には、D2003のような内容が設定される。
ステップS2006では、ワークフローサーバ104が、案件DB 321から案件データD2001を取得する。ステップS2007では、S2006で取得した案件データD2001に対して、案件データのデータ内容を変更する処理が行われる。D2003には更新不可能な案件更新指示が無いので、すべての変更が適用される。ステップS2008では、S2007で変更したデータ内容D2004で案件データを更新登録する。ステップS2009では、図16〜18で説明される配送判断が行われるが、本事例の場合には、D2004の案件データ内容に一致する配送判断定義316が存在しないため配送処理はスキップされる(S1606参照)。ステップS2010では、ワークフローサーバ104からA社見積システム101に対して、S2005の見積結果登録要求が成功した旨が返される。
ステップS2011では、B社見積システム102が、ワークフローサーバ104に対して、見積依頼内容を確認するために、図12のような案件データの参照要求1200を送る。ステップS2012では、ワークフローサーバ104が、案件DB 321から案件データD2004を取得する。ステップS2013では、図20で説明されている案件データD2004から参照可能なデータを取り出す処理が行われる。参照可能なデータD2005は、案件項目データ1100の、
項目ID 1102=商品名:ホワイトボード
である。ステップS2014では、ワークフローサーバ104から、B社見積システム102に対して、S2013で取り出された参照可能な案件データD2005が返却される。
ステップS2015では、B社見積システム102が(見積依頼内容を元に見積を行い)、ワークフローサーバ104に対してB社の見積結果を登録するために、図13のような案件データの更新要求1300を送る。案件更新指示1305には、D2006のような内容が設定される。ステップS2016では、ワークフローサーバ104が、案件DB 321から案件データD2004を取得する。ステップS2017では、S2016で取得した案件データD2004に対して、案件データのデータ内容を変更する処理が行われる。
D2006の[見積履歴]行追加の更新指示は、適用される。しかしながら、D2006の案件見積金額の更新指示が、アクセス制御定義315の条件に成り立たないため、案件見積金額の変更のみ適用されない。つまり、B社の見積金額は、¥97,000円であるのに対して、A社の見積金額は、¥96,000円であるために、B社の見積金額の方が少ないために、見積金額の更新は行われない。これに対して、見積履歴についての条件には、合致するために、見積更新履歴には、データが追加更新される。
より詳細に説明すると、アクセス制御定義315の工程ID 1011は「金額相見積」で、操作ID 1015は「更新」の場合には、図10で示す、
条件1012 案件.最低見積金額 > 更新指示.最低見積金額 が成り立たない。したがって、項目ID 1013の「最低見積金額」の更新はできないことになる。
ステップS2018では、S2007で変更したデータ内容で案件データを更新登録する。更新後の案件データはD2007のようになる。ステップS2019では、図16〜18で説明される配送判断が行われ、配送判断定義321と案件データD2007の内容から、「承認」処理が決定される。具体的には、配送判断定義316の工程IDが「金額相見積」で、条件の
(見積金額(\96,000) <= 希望金額(\100,000)) and count(見積履歴) >= 2
が成り立つ。したがって、配送内容ID 1020の「承認」が配送内容として決定される。ステップS2020では、S2019で決定した配送内容「承認」を実行する。ステップS2021では、ワークフローサーバ104からB社見積システム102に対して、S2015の見積結果登録要求が成功した旨が返される。
以上、示したように本発明によれば、外部業務システムと連携する工程、案件のデータ状態、によって配送を制御する経路定義をすることができる。また、この定義にもとづいて案件データの入出力を処理することで、案件データ状態によってフロー制御が可能なワークフローシステムと外部業務システムとが連携した業務運用システムを実現できる。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
本発明によるワークフロー構築・運用システムの一実施例の構成を示すシステム構成図である。 図1に示したワークフローサーバ104とワークフロークライアント105〜106のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図1に示したワークフローサーバ104において実現される機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態のワークフローを構築する場合のデータ関連の一例を示す図である。 本発明の実施形態のワークフローを構築する場合のデータ作成手順の一例を示す図である。 図5に示した経路定義の作成S504(プロセス定義314、アクセス制御定義315、配送判断定義316)の一例を示す画面イメージである。 本発明の実施形態のワークフローシステムにおいてユーザー(ワークフロークライアント105〜106)のワークフロー利用手順の一例を示すフロー図である。 本発明の実施形態のワークフローシステムにおいて外部業務システムサーバ101〜102のワークフロー利用手順の一例を示すフロー図である。 図3で示したデータ項目定義312のデータ構造を示す図である。 図3で示した経路定義313(プロセス定義314、アクセス制御定義315、配送判断定義316)のデータ構造図である。 図3で示した案件データ321のデータ構造図である。 図3で案件処理部303から案件データ処理部306に送られる案件参照要求の構造を示す図である。 図3で案件処理部303から案件データ処理部306に送られる案件更新要求の構造を示す図である。 図13で示した案件更新指示1307の構造の一例を示す図である。 図7のS705または、図8のS804の更新処理手順を示すフローチャートである。 図3に示した配送処理部307の配送処理手順を示すフローチャートである。 図16に示した配送判断定義取得S1605の処理手順を示すフローチャートである。 図17に示した配送処理S1607の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態のワークフローシステムにおいてワークフローのプロセス定義の一例を示す図である。 本発明の実施形態のワークフローシステムにおいてワークフローの利用例の一例を示す図である。
符号の説明
101〜102 外部業務システムサーバ
103 ネットワーク
104 ワークフローサーバ
105〜106 ワークフロークライアント
107 イントラネット
301 ワークフロー処理部
302 業務定義設定処理部
303 案件処理部
304 データ項目定義処理部
305 経路定義処理部
306 案件データ処理部
307 配送処理部
311 定義データ
312 データ項目定義
313 経路定義
314 プロセス定義
315 アクセス制御定義
316 配送判断定義
321 案件データ

Claims (8)

  1. 外部システムと連携可能なワークフローシステムにおいて、
    前記外部システムからのデータであってフロー制御に関する指示が含まれていないデータに応じたフロー制御を示すフロー制御情報を定義する定義手段と、
    前記定義したフロー制御情報に基づいてワークフローを制御する制御手段と
    を備えることを特徴とするワークフローシステム。
  2. 前記定義手段は、前記フロー制御情報として、ワークフローの工程に関する工程情報をキーとするフロー制御情報を定義することを特徴とする請求項1に記載のワークフローシステム。
  3. 前記定義手段は、工程の遷移を指示する工程遷移指示情報をさらに含む前記フロー制御情報を定義することを特徴とする請求項2に記載のワークフローシステム。
  4. 前記定義手段は、前記工程毎に、一または複数の所定の条件と、工程遷移指示情報と、を少なくとも含む一または複数のレコードからなるフロー制御情報を定義することを特徴とする請求項3に記載のワークフローシステム。
  5. 前記外部システムからのデータを取得する取得手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記取得したデータに工程の遷移を指示するデータが含まれているかを判定する手段と、
    前記判定した結果が工程の遷移を指示するデータが含まれていない場合に、前記定義されたフロー制御情報を取得する手段と、
    を含み、
    前記取得したデータと、前記取得したフロー制御情報と、に基づいて工程の遷移のフロー制御を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のワークフローシステム。
  6. 外部システムと連携可能なワークフローの処理方法において、
    前記外部システムからのデータであってフロー制御に関する指示が含まれていないデータに応じたフロー制御を示すフロー制御情報を定義する定義ステップと、
    前記定義したフロー制御情報に基づいてワークフローを制御する制御ステップと
    を備えることを特徴とするワークフローの処理方法。
  7. コンピュータに、請求項1から5のいずれかに記載の各機能を実現させるためのプログラム。
  8. コンピュータに、請求項1から5のいずれかに記載の各機能を実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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