JP2009265794A - タクシー業務支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】既存のタクシー業務装置を用いて、導入コストを低く抑えながら、目的地等の位置情報を正確に記録、出力し、それを用いて伝達可能にするタクシー業務支援システムの開発を試みたものである。
【解決手段】タクシー業務支援システムAは、ドライバDに対して目的地点へ誘導するGPS航法装置3と、利用運賃を算出する機能を具えたタクシー業務装置2と、前記装置から得られた情報を出力する出力装置5とを具えたタクシー業務支援システムにおいて、前記出力装置5を用いて、タクシーサービスの運行開始地点(乗車地点)、経路地点または運行終了地点(目的地点)の位置情報を、文字またはバーコード形式のいずれか一方または双方の表現形式で表示することを特徴として成るものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、タクシー業務の提供を行うドライバをサポートするシステムに関するものであって、特に利用者に対してタクシーサービスの明細を提供することができるシステムに係るものである。
最近のタクシー車輌には、ドライバを支援するGPS衛星を用いた、いわゆるカーナビゲーションシステムが搭載されていることが多く、利用者から指示された目的地を入力することにより運転経路の誘導機能を利用することができる。
これによってドライバの運転をアシストできるようになっている一方で、タクシー利用者は、依然として目的地についてはドライバに口頭によって説明することが多い。このため、近傍に目標物がない場所や、正確な住所がわからない場所などを目的地とする場合には、その説明することを煩わしいと感じる場合も少なくなく、更には目的地を説明したにも関わらず希望した目的地と違っているという場合も生じていた。
もちろん、このような口頭による目的地を伝達する不便さを解消するべく、緯度経度や、独自の位置特定方法を用いた位置情報形式の値を共通とものして予め決めておき、それらの値を用いて目的地を指示する手法(先行技術文献1)が試みられているが、これらの位置表示には、単なる数字等の列でしかなく馴染みが薄いなどの理由から、口頭によりこのような表現方法を用いて目的地を説明する手法は、ほとんど普及していない。
もちろん、これらの不便さを考慮して、この表現形式の位置情報をICカード、磁気カードなどに記録させておき、それらの情報を機械で読み取るようにしてカーナビゲーションに入力する機能を具えた装置(先行技術文献2)も提案されているが、これら記録カードの読み書きをするための装置が必要となり、必然的にその導入コストも大きくなること、一方の利用者にとっても、単に目的地のみを記録されたカードを携行してなければ利用できないなどの種々の理由から、現在市場に受け入れられているとは言いがたいものとなっている。
このような要請に加えて、近年、いわゆる「タクシーチケット」と呼ばれる契約者がタクシーサービスの代金を後日支払う後払い式チケットについては、その使用に疑義が生じた場合、その使用時の運行実態を明らかにしなくてはならないといったケースや、特に初めての土地で、いわゆるタクシーによる観光地めぐりのツアープランなどを利用する場合、その移動経路を記録したいといったケースが出現している。このような要望に応え得る比較的簡易な装置、並びに簡単な操作で運行の詳細を記録する方法は求められていたものの、現実的には運行中のドライバが、そのような記録をすることは極めて困難であり、未だ実現を見ていない。
特開平9−305108号公報 特開2004−309403号公報
本発明は、このような背景を考慮してなされたものであって、既存のタクシー業務装置を用いて、導入コストを低く抑えながら、目的地等の位置情報を正確に記録、出力し、それらを用いて伝達可能にするタクシー業務支援システムの開発を試みたものである。
請求項1記載のタクシー業務支援システムは、GPS衛星より発信される信号をタクシー車輌に搭載したGPS受信機によって受信し、自車の位置情報を割り出して、ドライバに対して目的地へ誘導するGPS航法装置と、運行所要距離、運行所要時間などの情報より利用運賃を算出する機能を具えたタクシー業務装置と、前記の装置から得られた情報を出力する出力装置とを具えたタクシー業務支援システムにおいて、前記出力装置を用いて、タクシーサービスの運行開始地点、経路地点または運行終了地点の位置情報を、文字またはバーコード形式のいずれか一方または双方の表現形式で表示することを特徴として成るものである。
請求項2記載記載のタクシー業務支援システムは、前記要件に加え、位置情報の表示については、タクシーサービスの精算時に用いられる利用明細を示したレシートを用いることを特徴として成るものである。
請求項3記載記載のタクシー業務支援システムは、前記要件に加え、出力装置については、情報端末に位置情報を送信する機能を有していることを特徴として成るものである。
請求項4記載記載のタクシー業務支援システムは、前記要件に加え、位置情報を示した印字もしくは電子データを入力する入力装置を具え、入力した位置情報のデータは、GPS航行装置に入力される目的地として用いることを特徴として成るものである。
請求項5記載記載のタクシー業務支援システムは、前記要件に加え、タクシーサービス中における移動の位置情報を記録し、出力装置を用いて、位置情報、若しくはこれに加えて時間情報を併せて印字もしくは電子データを送信する機能を具えていることを特徴として成るものである。
まず請求項1記載の発明によれば、タクシーサービス後に紙等に出力された位置情報、日時情報などを確認することでそのサービスの詳細が思い出すことができるので、交通費に関する書類の作成の利便性を高めることができる。
また請求項2記載の発明によれば、従来から設置されている既存のレシート用プリンタを用いるために新たなプリンタ装置を設ける必要がなく、導入コストを低減することができる。
また請求項3記載の発明によれば、電子データとしてタクシーサービスの概要を送信することができるので、二次加工が行いやすく報告書などの書類作成に用いることができる。
また請求項4記載の発明によれば、出力された紙片もしくは情報端末への電子データを用いて目的地などの指定が行えるので、目的場所等を説明する煩わしさを除去でき、更に利用者に対し、次回の利用についての動機付けとすることができる。
また請求項5記載の発明によれば、簡単な構成で一定の信頼性を有したタクシーサービスの履歴を保持することができ、サービス後においてもサービスの実態を特定することができる。
本発明の最適な実施例は、以下の具体的な実施の形態の説明並びに図面に開示されるものである。
以下、本発明のタクシー業務支援システムについて、図面を参照しながら説明する。
まず図1、図2に示す符号Aが、本発明のタクシー業務支援システムであって、このものは、一例としてタクシー車輌Tの内部に搭載する制御装置1、タクシー業務装置2、GPS航行装置3、表示装置4、出力装置5等を主な構成としている。
なお本発明のタクシー業務支援システムAは、一例として従来から用いられたタクシー業務装置2の構成をほぼそのまま利用して新たな機能を付加しようとするものであり、本システムを説明するに当たっては、既存の従来のタクシー業務装置2を独立した装置として説明する。もちろん、このほかにも従来のタクシー業務装置2の機能を取り込んで一体構成とした形態であっても差し支えない。
制御装置1は、一例として既存のタクシー業務装置2、GPS航行装置3、表示装置4、出力装置5などとケーブル等で相互に通信制御が行えるように適宜接続されてものである。この制御装置1には、演算部10と記録部11とが設けられており、この演算部10は、構成する各装置から得られた数値・情報や記録部11に保持されている数値・情報を用いて所定の演算を行うものである。その演算結果は、記録部11に記録され、演算結果に応じて他の装置を制御するなどの機能を担っているものである。またこの記録部11は、数値、プログラムなどを記録保存しておく機能を担うものであり、適宜公知の不揮発性メモリデバイスなどを用いるものである。
次に、タクシー業務装置2について説明する。
このものは、既存のタクシー車輌Tに搭載されている配車センターなどと交信する無線システム20と、タクシーメータ21と呼ばれる装置とによって構成されてものである。そしてこのタクシーメータ21は、一例として車輌の移動距離、移動時間、時間帯などのサービス内容を示す値から運行料金を算出する料金算出ユニット22と、この算出された運行料金を遂次表示する料金メータ23と、精算時にクレジットカードや電子マネー等による支払いを可能とするリーダー24と、利用明細を印刷するレシート発行用プリンタ25とによって構成されるものである。なお近年のタクシー車輌Tには、このほかにも、図示は省略するが、Electronic Toll Collection System(ETC:登録商標)に対応した機器や、ドライブレコーダなども取り付けられている。
次にGPS航行装置3について説明すると、このものは、Global Positioning Systemを利用しているカーナビゲーションと呼ばれているもので、記録されている地図表示データ上に自車の位置を算出して表示する本体ユニット30と、GPS衛星Gから発せられる信号を受信するためのGPS受信アンテナ31と、車輌に組み込まれた車速を感知する車速センサ32、ドライバに対して音声で経路を案内する音声案内装置33と、地図情報を表示するためのモニタ34とによって構成されるものである。なおこのGPS航行装置3の作用機能や構成については、すでに公知な技術であることから、これらについての説明は省略する。
また、このGPS航行装置3には、入出力端子35を具えており、他の装置との適宜のデータ通信を可能としてものである。ここで通信されるデータとしては、たとえば緯度経度情報、所定の座標空間で表記された位置情報や、渋滞情報などの道路情報である。
次に表示装置4について説明する。このものは、タクシードライバDと、利用者Uとに対して映像を用いて各情報を伝達するための装置であって、一例として、タクシードライバD近傍のダッシュボード中央付近に設けられたタッチパネル式液晶ディスプレイを用いたメインモニタ40Aと、運転席と助手席との間に設けられた後部座席の利用者Uが操作するタッチパネル式液晶ディスプレイを用いたサブモニタ40Bとを具えている。
なお、本実施例の表示装置4については、上述したGPS航行装置3を構成するモニタ34の機能を取り込んだもので、実質的にこれらの表示装置4のメインモニタ40Aとサブモニタ40Bとが、GPS航行装置3の表示機能を併せて機能する構成をとっている。もちろん、このように機能を集約することなくGPS航行装置3に用いられるモニタ34と、表示装置4とを別体のものとして設けることも差し支えない。
また、この表示画面には利用者U側の入力を行うために、一例としてパネル表面に利用者が触れることにより入力することのできるタッチパネル式の操作部41や、表示部とは独立した画面額縁部に設けられた操作ボタンなどを有する操作部41を具えている。
また更にこの表示部4には、利用者Uに対して画面表示を用いて情報を提供する際に併せて音声によっても情報を提供することができるように、スピーカー42を具える。
なお、後部座席側にサブモニタ40Bを取り付ける場合には、床面や座席に固定して取り付ける方法のほか、ワイヤレス通信機能若しくは一定の長さを有するケーブルを介して移動可能な状態に取り付けることも可能であることは言うまでもない。
次に、本発明の特徴的な構成の一つである出力装置5について説明する。
このものは、一例としてロールシートを用いたレシート50を印刷する装置であって、本実施例においては、上記のタクシー業務装置2を構成するレシート発行用プリンタ25の機能を兼用したタイプとして説明する。なお当然それぞれの機能用途に応じて別々に印刷装置を設けることも差し支えない。
詳細は後述するがこのレシート50には、従来のタクシーサービスの詳細である料金情報51、日時情報52が表記されるほか、乗降車位置、経路位置に関する位置情報53が表記される。なお詳細は後述するが、この他にも付加情報54を含めることも差し支えない。
更に図中の符号6で示すものは、いわゆる読取装置である入力装置であって、このものは、光学式マークの一例であるバーコードを読み取って符号化するバーコード読取部61と、クレジットカードなどの磁気、ICチップを用いたカードcの記録部を読み取るカード読取部62と、ボタン操作で入力する操作ボタン63とを具えているものである。本実施例の入力装置は、上記のタクシー業務装置2の支払い手段として利用されるクレジットカード、電子マネー等の決済の際にも用いることが兼用の装置としている。
なお図示を省略するが、この入力装置6と出力装置5を利用者U側に設けられることも可能である。この場合には、クレジットカードなどによる現金以外の支払いであればタクシードライバDと、利用者Uとの直接の接触(紙幣硬貨の授受、レシートの受け渡し)を極力減らすことができ、防犯効果を高めることができる。
以上述べたものが本発明の基本的な構成であり、続いて本発明のタクシー業務支援システムの使用方法を説明しながら、併せて本発明の作動態様を示す。
〔1.乗車時作動ステップ〕
このステップは、利用者Uが、タクシーTに乗り込み、タクシードライバDに目的地を口頭もしく地図などを示して目的地点P2を伝えて、目的地点P2を設定するステップである。
まずタクシードライバDは、利用者Uの口頭もしくは地図を指し示しながら指定した場所を確認し、GPS航行装置3の表示部34の機能を担っている表示装置4のメインディモニタ40Aに表示された指示にしたがって、目的地点P2を登録してタクシー業務装置2のいわゆるタクシーメータの機能を有するタクシーメータ21のスイッチを入れる。この際、運行終了地点となる目的地点P2の登録と合わせて運行開始地点である乗車地点P1についても制御装置1のメモリに記録しておくことは言うまでもない。
そして、GPS航行装置3は、タクシードライバDに対して経路ガイドが開始するとともに、タクシー業務装置2は、料金算出のために移動距離や時間などの計測が開始される。
なお、この乗車時作動ステップにおいて利用者UがタクシードライバDに対して、目的地点P2を伝えるに当たっては、詳細は後述するが、本発明のシステムによって提供されたレシート50を用いる手法が可能である。
〔2.移動記録ステップ〕
このステップは、移動中の経路地点P3について日時情報52や位置情報53を記録するためのステップである。
まず本システムは、GPS航行装置3に登録されている出発始点である乗車地点P1から目的地点P2への経路において少なくとも1以上の地点の位置情報53、日時情報52を記録する。この経路上の記録する地点とは、種々の手法が可能であるが、一例としては所定の時間間隔や、所定の距離や、所定の運転状況(例えば一定時間停止するごとなど)の都度サンプリングして記録しておき、乗車地点P1から目的地点P2の時間的もしくは距離的な等分地点を最終的な記録地点として採用することも差し支えない。
〔3.精算印刷ステップ〕
このステップは、タクシーメータ21のスイッチを切ってタクシーサービスを終了し、タクシーサービス料金の精算の際に渡す利用明細を示したレシート50に対して、前ステップで記録した種々のデータを印刷するステップである。
この出力装置5によって印字されたレシート50には、一例として、図3に示すように従来のサービス提供の日時、料金51を示したものに加えて、乗車地点P1、目的地点P2、少なくとも1以上の経路地点P3の位置情報53、日時情報52などを加えて、タクシーサービスの詳細を表記が含まれている。もちろん、経路地点P3の情報の印字を必要としない場合には省略することができる。
〔4.次回利用時の乗車時作動ステップ〕
このステップは、上記のタクシーサービスを再び利用した際に、前回のサービスで得られたレシート50を提示して、表示されている乗車地点P1、目的地点P2、あるいは経路地点P3の位置情報を、目的地点Pとして指定するものである。この場合には、目的地となる位置情報を正確に指定することが可能になる。
具体的な位置表示方法としては、図3(a)〜(c)に示すように、一般的な緯度経度を数字で表した位置情報53、あるいは入力装置6によって認識できるような一次元コード形式のバーコード53a、例えばJIS X0510などの2次元コード形式などの2次元バーコード53bと用いて緯度経度を表示するほか、特定の表記法則に則った表示方法(例えば、JIS X0410を用いる表示方法)や、一般に60進数で現わされている緯度経度を異なるN進数(例えば10進数、16進数)表示に置き換える方法などによって現わされたコード表示53cであっても差し支えない。もちろん、これらを組み合わせた表示方法を用いることも可能である。
〔他の実施例〕
本発明は以上述べた実施の形態を一つの基本的な技術思想とするものであるが、更に次のような改変が考えられる。
〔1.経路上の位置情報の記録手法に関する他の実施例〕
また先に述べた基本の実施の形態では、経路地点P3の位置情報の取得方法は、主に本システムの制御装置1の制御によって行われるものを説明してきたが、利用者Uの操作によって、希望の地点における位置情報53を記録するとした手法を用いることも可能である。
具体的には利用者Uが、タクシーサービス中に気になった店舗、施設、景色などを見つけた場合に、サブモニタ40Bもしくはメインモニタ40Aの操作部41を操作し、その場所の位置情報53を記録させるようにする。この場合、制御部1は、利用者Uの操作と連動して、GPS航行装置3よりその時点の位置情報を瞬時に解析して保存する。
なおこのようにして利用者Uの操作によって記録された位置情報53は、上述したレシート50のように経路地点P3として印字されるほか、図3(d)のように精算時に用いられるレシート50と異なる、独立したものとすることも可能である。このように利用者Uが気になって記録した位置情報については、利用者Uの年齢、性別などの属性情報と合せて記録しておくことにより、地域の商業団体、地域活性のための団体などと連携してマーケティング情報として解析し利用することも可能である。
更にまたこのような機能は、例えば主な観光地を複数結んだコースをタクシーで回る、いわゆる観光コース式のタクシーサービスに応用できる。
一例としては、利用者Uの要望に応じた観光名所や有名な店舗などを結ぶ観光コースをタクシードライバDが決定し、これらの各観光スポット(目的地点P2)の位置情報53、日時情報52を記録しておき、サービス提供後の精算時に渡すレシート50に加えて、図4に示すような付加情報54(観光スポットの簡単な解説など)をあわせたオーダーメイドの観光ルートを記録したレシート50を提供することできる。
〔2.位置情報等の出力方法に関する実施例〕
先の実施例は、従来から具えられているタクシー業務装置2の一部であるレシート発行用プリンタ25を利用して位置情報53などを出力していたが、これに替え若しくは加えて、利用者Uの指定した電子メールアドレス宛に電子データとして送信する手法も可能である。具体的には、タクシーチケットを利用する場合などは、その利用が適正であったかなどの理由から事後的な検証が必要となるケースがあり、タクシーサービスの詳細を会計担当部署の電子メールアドレス宛に送信するなどが可能となる。
この出力方法の場合、レシート50の紙面に関する制約を受けることがないので、上述した所定の間隔ごとにサンプリングした位置情報等を取捨選択ことなく、すべて送信することも可能である。
また、電子メールアドレスを不用意に他人に開示することを好まない傾向もあるため、一例としてはタクシー事業者側で用意したWEBサイト上に、その利用者Uごとにタクシーサービスの詳細を確認できるようにすることも差し支えない。
この場合は、領収書であるレシート50中に、詳細を表示するページのURL(Uniform Resource Locator)や、タクシー業者のWEBサイトにおける認証IDとパスを記載しておき、利用者U等がその内容を確認するようにしてもよい。
〔3.タクシーサービスの詳細表示に関する実施例〕
更にまた、タクシーサービス中の位置情報53、日時情報52、その他の付加情報54(例えば、運行状態を示す車速、エンジン回転数など)を複数重畳して記録し、必要に応じて参照ができるようにすることも可能である。
このような実施例によれば、例えばタクシーサービスの利用の態様を事後的に検証確認する必要が生じた場合でも、一定の根拠資料として用いることも可能である。なお、ここで一定の根拠資料と示したのは、後述するような信頼性の高い根拠資料と区別するためである。
もちろん、本発明は、既存のタクシー業務装置2を流用して簡素な装置を加えることで新たな機能を付加するという特徴点としているが、他の設備、装置を追加することにより根拠資料としての質を高めることも可能である。具体的には、現在のユビキタス環境や、今後普及が進むITS(Intelligent Transport Systems)技術などを考慮し、これらを利用することでより信頼性の高い履歴を記録することが可能である。例えば、タクシー車輌Tに設けられた無線システム26や携帯電話などの携帯情報端末Mを用いて、ネットワーク網Nに接続し、認証サービス機関CAなどを利用する手法や、タクシーの集中配車センターCなどとの連携する手法などによって信頼性の高い履歴を得ることができる。
また近年、地球温暖化ガスの排出削減を目的として設けられた種々の取極めによって、企業や地方公共団体などに対し、日常の活動における温室効果ガス排出量の算定・報告・公表制度が義務つけられている。このため企業などは、タクシーによる人や物の移動についても、温室効果ガス(例えば二酸化炭素など)の排出量を把握しておくことが好ましい。このような場合に、タクシーサービス利用の際に車輌が排出した温室効果ガスの種別、排出量をそれぞれ付加情報54として表示することも可能である。この場合の排出量算出は、実際の燃料消費量の実測値に基づく手法のほか、走行距離、走行時間などの値を用いて、車輌固有の係数から便宜的に算出する方法なども可能である。
〔4.位置情報に応じた付加情報の追加に関する実施例〕
また上述したようにこのレシート50には、日時情報52と位置情報53のなどのタクシーサービスを示した利用明細表示部50aの表示ほかに、追加表示部50bとして本レシート50を受け取る利用者Uにとって有益な付加情報54を含めることも可能である。
一例としては、前述した観光スポットの簡単な解説などのほかにも、例えば図5(a)に示すように、タクシーサービスの利用詳細を示した利用明細表示部50aの表示に加えて、利用者Uのタクシー降車後の行動を予測した有益な情報などを合わせて印字することも差し支えない。この有益な情報としては、例えばタクシー利用者Uの性別、年代、人数グループ、タクシーサービスの利用日時、目的地点P2などを乗車時作動ステップの際に入力し、それらの各要素かに応じて、予め用意している店舗情報、クーポン券などの情報を抽出し、付加情報54としてレシート50の末尾に付加しておくことも可能である。
具体例としては、図5(b)に示すようにものがある。このものは、近年交通安全の観点より自ら運転免許証を返納した高齢者が増えており、このような高齢者が、タクシーサービスを利用して日常的に買い物をする場合などに利用できるようにしたもので、特に目的地点P2周辺の商店街で使用することができるクーポン券などに適用することができる。
この店舗情報などは、タクシー事業者が編集入力することにより、店舗ごとの広告的な店舗情報のほかに、土地勘のない利用者Uにとって極めて有益な情報源といえるタクシードライバD自身が有している、いわゆる口コミ的な情報も含めることで、本システムを利用していない他のタクシー事業者に対して優位性を得ることができる。
もちろん、このような付加情報54は、タクシーサービス中に利用者Uが気になった記録しておいた位置情報53に応じて、これに併せて印刷することも差し支えない。
この他にも、例えばレシート50の末尾に、図5(c)に示すように、自宅付近などの乗車地点P1、目的地点P2の位置情報53と、タクシー利用料金を割引くクーポン券を付加情報54として提供することも可能である。
この場合利用者Uは、クーポン券の利用できる点などから用事が済んだ後、再び利用し易く、目的地点P2を伝えるに当たっても、このレシート50の末尾を見せることにより正確にタクシードライバDに伝えることができる。
更にこのほかにも、上述したようなタクシーサービスの利用詳細を示す位置情報に基づいて、他の地図情報サービスと連携させることも可能である。たとえば、インターネットで提供されている地図提供サービスと連携させて移動履歴を地図上に重ね合わせて表示させるほか、旧版の地図(いわゆる古地図)などに移動履歴を重ね合わせることで、個別の観光客に対応したオリジナル観光マップを作成し、上述したようにインターネットを利用して提供することもできる。
本発明のタクシー業務支援システムの利用形態を説明する説明図である。 本発明のタクシー業務支援システムの装置構成を説明する概念図である。 本発明のタクシー業務支援システムによって出力されたレシートの一例を示す説明図である。 本発明のタクシー業務支援システムによって出力された運行の履歴を示したレシートを示す説明図である。 本発明のタクシー業務支援システムによって出力された付加情報を加えたレシートを示す説明図である。
符号の説明
1 制御装置
10 演算部
11 記録部
2 タクシー業務装置
21 タクシーメータ
22 料金算出ユニット
23 料金メータ
25 レシート発行用プリンタ
26 無線システム
3 GPS航行装置
30 本体ユニット
31 GPS受信アンテナ
32 車速センサ
34 モニタ
4 表示装置
40A メインモニタ
40B サブモニタ
41 操作部
5 出力装置
50 レシート
50a 利用明細表示部
50b 追加表示部
51 料金情報
52 日時情報
53 位置情報
53a バーコード
53b 2次元バーコード
53c コード表示
54 付加情報
6 入力装置
61 バーコード読取部
62 カード読取部
A タクシー業務支援システム
D タクシードライバ
C 集中配車センター
U 利用者
O センター
M 携帯情報端末
N ネットワーク網
G GPS衛星
P1 乗車地点
P2 目的地点
P3 経路地点

Claims (5)

  1. GPS衛星より発信される信号をタクシー車輌に搭載したGPS受信機によって受信し、自車の位置情報を割り出して、ドライバに対して目的地へ誘導するGPS航法装置と、運行所要距離、運行所要時間などの情報より利用運賃を算出する機能を具えたタクシー業務装置と、前記の装置から得られた情報を出力する出力装置とを具えたタクシー業務支援システムにおいて、
    前記出力装置を用いて、タクシーサービスの運行開始地点、経路地点または運行終了地点の位置情報を、文字またはバーコード形式のいずれか一方または双方の表現形式で表示することを特徴とするタクシー業務支援システム。
  2. 前記位置情報の表示は、タクシーサービスの精算時に用いられる利用明細を示したレシートを用いることを特徴とする請求項1記載のタクシー業務支援システム。
  3. 前記出力装置は、情報端末に位置情報を送信する機能を有していることを特徴とする請求項1または2記載のタクシー業務支援システム。
  4. 前記タクシー業務支援システムは、位置情報を示した印字もしくは電子データを入力する入力装置を具え、入力した位置情報のデータは、GPS航行装置に入力される目的地として用いることができることを特徴とする請求項1、2または3記載のタクシー業務支援システム。
  5. 前記タクシー業務支援システムは、タクシーサービス中における移動の位置情報を記録し、出力装置を用いて、位置情報、若しくはこれに加えて時間情報を併せて印字もしくは電子データを送信する機能を具えていることを特徴とする前記請求項1、2、3または4記載のタクシー業務支援システム。
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