JP2009265742A - 商品管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】収納領域に陳列された商品が消費者によって取り出されたことを正確に認識する。
【解決手段】アンテナが埋め込まれた棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4に陳列される商品に取り付けられた非接触型ICタグからアンテナを介して商品IDを読み出すことにより、商品が棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4から取り出されたかどうかを情報管理装置10にて管理する場合に、特定フラグ情報が書き込まれた非接触型ICタグが取り付けられたリストバンドを店員に装着させ、情報読出部12にてアンテナを介して読み出された情報に特定フラグ情報が含まれている場合、情報読出部12にて特定フラグ情報とともに読み出された商品IDを、商品が棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4から取り出されたかどうかの管理に用いない。
【選択図】図3
【解決手段】アンテナが埋め込まれた棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4に陳列される商品に取り付けられた非接触型ICタグからアンテナを介して商品IDを読み出すことにより、商品が棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4から取り出されたかどうかを情報管理装置10にて管理する場合に、特定フラグ情報が書き込まれた非接触型ICタグが取り付けられたリストバンドを店員に装着させ、情報読出部12にてアンテナを介して読み出された情報に特定フラグ情報が含まれている場合、情報読出部12にて特定フラグ情報とともに読み出された商品IDを、商品が棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4から取り出されたかどうかの管理に用いない。
【選択図】図3
Description
本発明は、棚等の収納領域に陳列された商品の消費分析を行うための商品管理システムに関し、特に、収納領域から商品が取り出された旨を検出する際の検出技術に関する。
近年、情報化社会の進展に伴って、情報をタグやラベルに記録し、該タグやラベルを商品等に取り付けての商品等の管理が行われている。このようなタグやラベルを用いた商品等の管理においては、非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うことが可能なICチップが搭載された非接触型ICタグや非接触型ICラベルがその優れた利便性から急速な普及が進みつつある。
非接触型ICタグや非接触型ICラベル等のRF−IDメディアにおいては、上述したように非接触状態にて情報の書き込み及び読み出しを行うことが可能であることから、RF−IDメディアを商品等に取り付けるとともに、この商品等が収納される棚等の収納領域に、RF−IDメディアから非接触状態にて情報を読み出すためのアンテナを配置しておくだけで、商品等が収納領域に収納されているか、あるいは商品等が収納領域から取り出されたかどうかを管理することができる(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、店舗等にて販売される商品においては、棚等に陳列された状態から消費者が購入する前に実際に手にとって見る場合が多い。消費者は、棚等に陳列された商品を手にとることにより、棚等に陳列された状態とは異なる角度から商品を見ることができるとともに、商品の手触りや重さ等を確認することができる。
ここで、消費者が商品を実際に手にとったことを、上述したRF−IDメディアを用いることにより検出し、その商品が実際に販売されたかどうかを管理することにより、商品の消費分析を行う技術が考えられている。この技術においては、商品を識別可能な情報が書き込まれたRF−IDメディアを商品に取り付けておくとともに、商品が陳列される棚に、RF−IDメディアから非接触状態にて情報を読み出すためのアンテナを配置しておく。そして、アンテナにて識別情報が読み出されなくなった商品と、販売された商品とを照合することにより、消費者が手にとった商品が実際に販売されたかどうかを確認することができ、商品の消費分析を行うことができるようになる。
特開2001−31218号公報
商品を販売する店舗等においては、消費者が商品を選びやすいように商品の陳列場所が決められている。例えば、商品の種類、色、サイズ等、同じものどうしをまとめて陳列しておくことにより、消費者は商品を選びやすくなる。ところが、このように商品を陳列したとしても、その後、商品を手にとった消費者が、手にとった商品を元の場所とは異なる場所に戻してしまう場合がある。その場合、そのままの状態では消費者が商品を選びにくくなるため、店員によって商品が元の陳列場所に戻されている。
また、服飾品等、畳まれた状態で陳列されている商品においては、消費者が手にとって広げて見た後、商品をそのまま陳列場所に戻す場合がある。この場合は、そのままの状態では商品が見苦しいものとなってしまうため、店員によって商品が畳みなおされ、陳列場所に戻されている。
ところが、上述したように、商品の消費分析を行うために、商品を識別可能な情報が書き込まれたRF−IDメディアを商品に取り付けておくとともに、商品が陳列される棚に、RF−IDメディアから非接触状態にて情報を読み出すためのアンテナを配置しておき、アンテナにて識別情報が読み出されなくなった商品と、販売された商品とを照合することにより、消費者が手にとった商品が実際に販売されたかどうかを確認するものにおいては、店員が商品を元の陳列場所に戻したり商品を畳みなおしたりするために商品を現在の陳列場所から取り出した場合、その行為も消費者が商品を手にとったものと看做されてしまうため、商品の消費分析を正確に行うことができないという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、収納領域に陳列された商品が消費者によって取り出されたことを正確に認識することができる商品管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
商品に取り付けられ、当該商品を識別可能な識別情報が書き込まれた第1のRF−IDメディアと、前記商品の収納領域にて前記第1のRF−IDメディアから前記識別情報を非接触状態にて読み出す情報読出手段と、前記情報読出手段における前記識別情報の読み出し結果に基づいて当該識別情報によって識別される商品が前記収納領域から取り出されたかどうかを管理する管理手段とを有してなる商品管理システムにおいて、
特定フラグ情報が前記情報読出手段によって非接触状態にて読み出し可能に書き込まれた第2のRF−IDメディアを有し、
前記管理手段は、前記情報読出手段にて前記第2のRF−IDメディアから前記特定フラグ情報が読み出された場合、前記情報読出手段にて読み出された前記識別情報を、当該識別情報によって識別される商品が前記収納領域から取り出されたかどうかの管理に用いないことを特徴とする。
商品に取り付けられ、当該商品を識別可能な識別情報が書き込まれた第1のRF−IDメディアと、前記商品の収納領域にて前記第1のRF−IDメディアから前記識別情報を非接触状態にて読み出す情報読出手段と、前記情報読出手段における前記識別情報の読み出し結果に基づいて当該識別情報によって識別される商品が前記収納領域から取り出されたかどうかを管理する管理手段とを有してなる商品管理システムにおいて、
特定フラグ情報が前記情報読出手段によって非接触状態にて読み出し可能に書き込まれた第2のRF−IDメディアを有し、
前記管理手段は、前記情報読出手段にて前記第2のRF−IDメディアから前記特定フラグ情報が読み出された場合、前記情報読出手段にて読み出された前記識別情報を、当該識別情報によって識別される商品が前記収納領域から取り出されたかどうかの管理に用いないことを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、商品が収納領域に陳列された状態においては、商品の収納領域において、商品に取り付けられた第1のRF−IDメディアから商品を識別可能な識別情報が情報読出手段によって非接触状態にて読み出されている。商品が収納領域から取り出されると、情報読出手段において、商品に取り付けられた第1のRF−IDメディアから識別情報が読み出されなくなる。これにより、管理手段においては、情報読出手段における識別情報の読み出し結果に基づいて、その識別情報によって識別される商品が収納領域から取り出されたかどうかが管理されている。ここで、商品を取り扱う店員等が、特定フラグ情報が情報読出手段によって非接触状態にて読み出し可能に書き込まれた第2のRF−IDメディアを装着していると、店員等が、商品の陳列場所を直したり商品を畳みなおしたりするために商品を収納場所から取り出すと、情報読出手段において、第2のRF−IDメディアから特定フラグ情報が読み出される。すると、管理手段においては、情報読出手段にて読み出された識別情報が、その識別情報によって識別される商品が収納領域から取り出されたかどうかの管理に用いられなくなる。
以上説明したように本発明においては、商品を識別可能な識別情報が書き込まれた第1のRF−IDメディアを商品に取り付けておき、商品の収納領域にてこの識別情報を情報読出手段によって非接触状態にて読み出し、情報読出手段における識別情報の読み出し結果に基づいて商品が収納領域から取り出されたかどうかを管理するものにおいて、特定フラグ情報が情報読出手段によって非接触状態にて読み出し可能に書き込まれた第2のRF−IDメディアを有し、管理手段が、情報読出手段にて第2のRF−IDメディアから特定フラグ情報が読み出された場合、情報読出手段にて読み出された識別情報を、その識別情報によって識別される商品が収納領域から取り出されたかどうかの管理に用いない構成としたため、第2のRF−IDメディアを、商品を取り扱う店員等に装着させておけば、店員等が、商品の陳列場所を直したり商品を畳みなおしたりするために商品を収納場所から取り出したとしても、その商品の取り出しは、消費者が商品を収納領域から取り出したものとして管理されなくなり、それにより、収納領域に陳列された商品が消費者によって取り出されたことを正確に認識することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明の商品管理システムにて管理される商品について説明する。
図1は、本発明の商品管理システムにて管理される商品の一例を示す図である。
図1に示すように、本例の商品4には、商品4を識別可能な識別情報である商品IDが非接触状態にて読み出し可能に書き込まれた第1のRF−IDメディアである非接触型ICタグ4aが取り付けられている。この非接触型ICタグ4aとしては、例えば、外部の情報読出手段に近接すると、情報読出手段から放射された電波に非接触型ICタグ4aのアンテナが共振することにより、非接触型ICタグ4aのアンテナに電流が流れ、非接触型ICタグ4aに書き込まれた情報が読み出されるものが用いられる。なお、商品IDは、非接触型ICタグ4aを商品4に取り付ける際に商品4毎に非接触型ICタグ4aに書き込んでもよいし、非接触型ICタグ4aに製造時に書き込まれているユニークIDにその商品の種類を対応づけて管理しておくことによりユニークIDを商品IDとしてもよい。いずれの場合においても、商品IDは、商品の種類を示す情報と対応づけて商品マスターとして登録、管理される。
次に、図1に示したような商品4が陳列、販売される店舗にて店員が装着するリストバンドについて説明する。
図2は、図1に示した商品4が陳列、販売される店舗にて店員が装着するリストバンドの構造例を示す図である。
図1に示した商品4が陳列、販売される店舗においては、店員が図2に示すようなリストバンド5を装着する。このリストバンド5は図2に示すように、第2のRF−IDメディアである非接触型ICタグ5aが取り付けられている。リストバンド5に取り付けられた非接触型ICタグ5aは、店員が装着したリストバンド5に取り付けられたものであることを示す特定フラグ情報が非接触状態にて読み出し可能に書き込まれており、非接触型ICタグ4aと同一のアンテナ、ICチップ及びデータプロトコルを有するものであることから、特定フラグ情報の読み出しは、商品4に取り付けられた非接触型ICタグ4aと同一の手段及び方法によって行われる。特定フラグ情報は、店員が装着したリストバンド5に取り付けられた非接触型ICタグ5aに書き込まれた情報であることが認識できるものであればよく、例えば、特定のフラグ情報を有し、そのフラグ情報に、店員を識別するための店員IDを付与したもの等が考えられる。
以下に、店員が図2に示したリストバンド5を装着している店舗において図1に示した商品4を管理する商品管理システムについて説明する。
図3は、本発明の商品管理システムの実施の一形態を示す図であり、店員が図2に示したリストバンド5を装着している店舗において図1に示した商品4を管理するものである。また、図4は、図3に示した収納部材1aの詳細な構成を示す図である。
本形態は、店員が図2に示したリストバンド5を装着している店舗において図1に示した商品4を管理するものであって、図3に示すように、図1に示した商品4が陳列される収納領域である棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4を有する収納部材1a〜1cと、商品4に取り付けられた非接触型ICタグ4aを用いて商品4が棚から取り出されたかどうかをデータベース20として管理する管理手段である情報管理装置10とを有している。収納部材1a〜1cはそれぞれ、商品が陳列される4つの棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4の4段構造となっている。なお、本発明における収納部材やその収納部材の棚の数はこれらに限らない。
収納部材1aを構成する4つの棚2a−1〜2a−4はそれぞれ、図2に示すように、情報読出手段である4つずつのアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4が等間隔で埋め込まれており、商品4に取り付けられた非接触型ICタグ4aに書き込まれた商品IDや、店員が装着したリストバンド5に取り付けられた非接触型ICタグ5aに書き込まれた特定フラグ情報がアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4を介して読み出されることになる。なお、収納部材1b,1cをそれぞれ構成する4つの棚2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4についても同様に、それぞれ4つずつのアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4が埋め込まれている。なお、1つの棚に埋め込まれるアンテナの数は4つに限らない。
また、情報管理装置10は、アンテナ切替部11と、情報読出部12と、情報認識部13と、メモリ14と、情報比較部15と、情報管理部16とを有している。
アンテナ切替部11は、棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4にそれぞれ埋め込まれたアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4と接続され、これらアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4に対する電流の供給を切り替えることにより、アンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4を介しての情報の読み出しを切り替える。
情報読出部12は、アンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4のうち、アンテナ切替部11によって電流が供給されたアンテナを介して非接触型ICタグ4a,5aから情報を読み出す。
情報認識部13は、情報読出部12にて読み出された情報の中に、リストバンド5に取り付けられた非接触型ICタグ5aに書き込まれた特定フラグ情報が含まれているかどうかを認識し、特定フラグ情報が含まれていない場合、情報読出部12にて読み出された情報をメモリ14に書き込む。
情報比較部15は、メモリ14に書き込まれた情報について、同一のアンテナを介して読み出された情報を比較する。
情報管理部16は、情報比較部15における比較結果において不一致となる商品IDが存在する場合、その不一致となった商品IDを、不一致となった日時と、その商品IDが読み出されたアンテナを特定可能なアンテナIDとともにデータベース20に登録し、それにより、その商品IDによって識別される商品が、商品IDが不一致となった日時に、アンテナIDによって特定されるアンテナが埋め込まれた棚の領域から取り出された旨を管理する。
以下に、上記のように構成された商品管理システムにおける商品管理方法について説明する。
図5は、図1〜図4に示した商品管理システムにおける商品管理方法を説明するためのフローチャートである。
情報管理装置10においては、アンテナ切替部11において、棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4にそれぞれ埋め込まれたアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4に対する電流の供給が切り替えられており、それにより、商品4に取り付けられた非接触型ICタグ4aに書き込まれた商品IDや、リストバンド5に取り付けられた非接触型ICタグ5aに書き込まれた特定フラグ情報を読み出すためのアンテナが切り替えられている(ステップS1)。
情報管理部10の情報読出部12においては、棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4にそれぞれ埋め込まれたアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4のうち、アンテナ切替部11によって電流が供給されたアンテナを介して情報の読み出しが行われる(ステップS2)。そして、読み出された情報は、その情報が読み出されたアンテナを特定可能なアンテナIDとともに情報読出部12に送られる。
ここで、棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4にそれぞれ埋め込まれたアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4を介しての情報の読み出し動作について説明する。
図6は、図3に示した棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4にそれぞれ埋め込まれたアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4を介しての情報の読み出し動作を説明するための図である。なお、図6においては、棚2a−1に埋め込まれたアンテナ31−1〜31−4を介して情報の読み出しが可能な範囲を示しているが、他の棚2a−2〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4にそれぞれ埋め込まれたアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4を介しての情報の読み出しが可能な範囲もこれと同様である。
上述したように、棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4にそれぞれ埋め込まれたアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4は、棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4に等間隔で埋め込まれており、非接触状態にて情報を読み出すことができる読出可能範囲41−1〜41−4をそれぞれ有している。そして、図6に示すように、読出可能範囲41−1〜41−4が互いに重ならないようにその出力が調整されている。それにより、棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4に陳列された商品4に取り付けられた非接触型ICタグ4aに書き込まれた商品IDは、棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4にそれぞれ埋め込まれたアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4のうち商品が陳列された領域を読出可能範囲とする1つのアンテナを介してのみ読み出されることになる。また、店員が装着したリストバンド5aに取り付けられた非接触型ICタグ5aに書き込まれた特定フラグ情報についても、店員が腕を棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4上に翳した場合に、リストバンド5が存在する領域を読出可能範囲とする1つのアンテナを介してのみ読み出されることになる。
情報読出部12にて読み出された情報は、情報管理装置10の情報認識部13に送られ、情報認識部13において、情報読出部12にて読み出された情報の中に、図2に示したリストバンド5に取り付けられた非接触型ICタグ5aに書き込まれた特定フラグ情報が含まれているかどうかが認識される。そして、情報読出部12にて読み出された情報の中に特定フラグ情報が含まれていない場合(ステップS3)、情報読出部12にて読み出された情報がメモリ14に記憶される(ステップS4)。ここで、情報読出部12にて読み出された情報に特定フラグ情報が含まれていないということは、情報読出部12にて読み出された情報は、全て、棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4に陳列された商品4に取り付けられた非接触型ICタグ4aに書き込まれた商品IDということになる。
図7は、図3に示したメモリ14に記憶された情報の例を示す図である。
図7に示すように、図3に示したメモリ14には、棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4にそれぞれ埋め込まれたアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4毎に、そのアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4を介して読み出された商品IDが、アンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4を特定可能なアンテナIDと対応づけて記憶されている。この商品IDの記憶は、アンテナ切替部11によってアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4に電流が供給される度に行われるが、図7に示すように、アンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4毎に、2度の情報の読み出し結果を記憶しておくことになる。
情報管理装置10の情報比較部15においては、棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4にそれぞれ埋め込まれたアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4を介して読み出され、メモリ14に記憶された商品IDについて、棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4に埋め込まれたアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4毎に、前回にメモリ14に記憶された商品IDと、今回メモリ14に記憶された商品IDとが比較される(ステップS5)。
そして、前回にメモリ14に記憶された商品IDのうち、今回メモリ14に記憶されていない商品IDが存在する場合(ステップS6)、情報管理部16において、その商品IDによって識別される商品4が、その商品IDに対応づけられたアンテナIDによって特定されるアンテナが埋め込まれた棚の領域から取り出された旨がデータベース20に登録される(ステップS7)。これは、図1に示したような商品4が棚2a−1〜2a―4,2b−1〜2b―4,2c−1〜2c―4に陳列されている場合は、その商品4に取り付けられた非接触型ICタグ4aに書き込まれた商品IDが、棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4にそれぞれ埋め込まれたアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4を介して読み出されるはずであり、商品4に取り付けられた非接触型ICタグ4aに書き込まれた商品IDが読み出されないということは、その商品IDが書き込まれた非接触型ICタグ4a、すなわち、その商品IDによって識別される商品4が棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4から取り出されたと判断されるためである。
図8は、図3に示したデータベース20に登録される情報の例を示す図である。
図8に示すように、図3に示したデータベース20には、情報比較部15における比較の結果、前回にメモリ14に記憶された商品IDのうち、今回メモリ14に記憶されていない商品IDが、その商品IDが前回読み出されたアンテナのアンテナIDと、今回の読み出し日時と対応づけて登録されている。これにより、収納部材1a〜1cの棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4に陳列されていた商品がその棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4から取り出された場合、その旨を商品の取り出し日時とともに管理することができ、その後、商品の販売実績と照合することにより、消費者が棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4から取り出して手にとった商品が販売されたのかどうかの商品の消費分析を行うことができる。
その後、メモリ14に記憶された商品IDについては、メモリ14に2回分の読み出し結果のみを記憶しておくため、2回の読み出し結果のうち古いものから削除されていく(ステップS8)。
ここで、上述したように、棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4に陳列された商品4を、店員が元の陳列場所に戻したり商品を畳みなおしたりするために現在の陳列場所から取り出した場合、その行為も消費者が商品を手にとったものと看做されてしまう。
そこで、情報読出部12にて読み出された情報の中に、図2に示したリストバンド5に取り付けられた非接触型ICタグ5aに書き込まれた特定フラグ情報が含まれている場合、その特定フラグ情報を読み出したアンテナを介して読み出された情報のメモリ14への記憶が停止される(ステップS9)。これにより、情報読出部12にて読み出された情報の中に特定フラグ情報が含まれている場合は、特定フラグ情報とともに読み出された商品IDはメモリ14に記憶されない。これは、情報読出部12にて読み出された情報の中に特定フラグ情報が含まれているということは、図2に示したようなリストバンド5を装着した店員が、その特定フラグ情報が読み出されたアンテナが埋め込まれた棚の領域から商品を取り出していると考えられることによるものである。
その後、所定時間が経過すると(ステップS10)、メモリ14に対して商品IDの記憶が停止されたアンテナを介して読み出された情報のメモリ14への記憶停止が解除され、そのアンテナを介して情報読出部12に読み出された商品IDが再びメモリ14に記憶されるようになる(ステップS11)。
これにより、棚2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4に陳列された商品4を、店員が元の陳列場所に戻したり商品を畳みなおしたりするために現在の陳列場所から取り出した場合、その後、所定時間が経過するまでは、その商品の陳列領域にてアンテナを介して読み出された商品IDが、商品が棚から取り出されたかどうかを判断するために比較される情報としてメモリ14に記憶されず、商品が消費者によって棚から取り出されたかどうかの管理に用いられないことになるため、店員が商品を棚から取り出した行為が、消費者が商品を手にとったものと看做されてしまうことがなくなり、消費者が棚から取り出して手にとった商品が販売されたのかどうかの商品の消費分析を正確に行うことができるようになる。
なお、情報読出部12にてアンテナ31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4を介して読み出された情報のメモリ14への記憶の停止は、上述したように、情報読出部12にて読み出された情報の中に特定フラグ情報が含まれていることが情報認識部13にて認識されてから所定時間が経過するまでとするのではなく、情報読出部12にて読み出された情報の中に特定フラグ情報が含まれなくなるまでとしてもよい。また、情報読出部12にて読み出された情報の中に、特定フラグ情報が含まれている場合、アンテナ切替部11において、その特定フラグ情報が読み出されたアンテナに対する電流の供給を所定時間停止することも考えられる。
また、商品4に取り付けられた非接触型ICタグ4aに書き込まれた商品IDや、リストバンド5に取り付けられた非接触型ICタグ5aに書き込まれた特定フラグ情報を読み出すためのアンテナは、図4に示したように、商品4が陳列される棚2a−1〜2a−4に埋め込まれたものではなく、収納部材1a〜1cの背面となる部分に埋め込まれたものであってもよく、非接触型ICタグ4a,5aに書き込まれた情報を棚にて読み出すことができるものであれば、その設置場所は適宜設定することができる。
また、図1に示したように、非接触型ICタグ4aが商品4に直接取り付けられたものではなく、商品4がハンガーに吊るされて陳列されるものである場合、そのハンガーに非接触型ICタグ4aが取り付けられたものであってもよい。
また、店員が装着するものは、図2に示したようなリストバンド5ではなく、特定フラグ情報が書き込まれた非接触型ICタグ5aが取り付けられたものであれば、指輪や手袋等、適宜用いることができる。
1a〜1c 収納部材
2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4 棚
4 商品
4a,5a 非接触型ICタグ
5 リストバンド
10 情報管理装置
11 アンテナ切替部
12 情報読出部
13 情報認識部
14 メモリ
15 情報比較部
16 情報管理部
20 データベース
31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4 アンテナ
2a−1〜2a−4,2b−1〜2b−4,2c−1〜2c−4 棚
4 商品
4a,5a 非接触型ICタグ
5 リストバンド
10 情報管理装置
11 アンテナ切替部
12 情報読出部
13 情報認識部
14 メモリ
15 情報比較部
16 情報管理部
20 データベース
31−1〜31−4,32−1〜32−4,33−1〜33−4,34−1〜34−4 アンテナ
Claims (1)
- 商品に取り付けられ、当該商品を識別可能な識別情報が書き込まれた第1のRF−IDメディアと、前記商品の収納領域にて前記第1のRF−IDメディアから前記識別情報を非接触状態にて読み出す情報読出手段と、前記情報読出手段における前記識別情報の読み出し結果に基づいて当該識別情報によって識別される商品が前記収納領域から取り出されたかどうかを管理する管理手段とを有してなる商品管理システムにおいて、
特定フラグ情報が前記情報読出手段によって非接触状態にて読み出し可能に書き込まれた第2のRF−IDメディアを有し、
前記管理手段は、前記情報読出手段にて前記第2のRF−IDメディアから前記特定フラグ情報が読み出された場合、前記情報読出手段にて読み出された前記識別情報を、当該識別情報によって識別される商品が前記収納領域から取り出されたかどうかの管理に用いないことを特徴とする商品管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008111325A JP2009265742A (ja) | 2008-04-22 | 2008-04-22 | 商品管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008111325A JP2009265742A (ja) | 2008-04-22 | 2008-04-22 | 商品管理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009265742A true JP2009265742A (ja) | 2009-11-12 |
Family
ID=41391554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008111325A Pending JP2009265742A (ja) | 2008-04-22 | 2008-04-22 | 商品管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009265742A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09325993A (ja) * | 1996-06-06 | 1997-12-16 | Toshiba Corp | 売場管理システム |
JP2005092376A (ja) * | 2003-09-16 | 2005-04-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 商品陳列棚及びその運用システム |
JP2006259800A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Mitsubishi Electric Corp | データ取得装置 |
JP2007115152A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Tana-X:Kk | 商品陳列棚システム及び購買行動分析プログラム |
-
2008
- 2008-04-22 JP JP2008111325A patent/JP2009265742A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09325993A (ja) * | 1996-06-06 | 1997-12-16 | Toshiba Corp | 売場管理システム |
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JP2006259800A (ja) * | 2005-03-15 | 2006-09-28 | Mitsubishi Electric Corp | データ取得装置 |
JP2007115152A (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-10 | Tana-X:Kk | 商品陳列棚システム及び購買行動分析プログラム |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110126 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120605 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121009 |