JP2009265691A - 車載用情報提供装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの関心の傾向に適合する情報を提供する車載用情報提供装置において、ユーザの関心情報を入力するための手間を省き、車両を伴う行動以外の情報源から取得した信頼性の高い関心情報を蓄積できるようにする。
【解決手段】車載用ナビゲーション装置1の制御部11は、携帯通信端末2と通信可能になったときに、この携帯通信端末2に記憶されている電話帳データを取得する。次に電話帳データに含まれる通信先の電話番号に該当するPOI情報を外部記憶装置14に格納されているPOIデータベースから検索する。そして、この検索したPOI情報のジャンル等に関する情報を、ユーザの関心情報として外部記憶装置14に格納されている個人用関心情報データベースへ記録する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザの関心の傾向に適合する各種の情報を提供する車載用情報提供装置に関する。
従来、ユーザの興味や嗜好といった関心の傾向を示す情報(以下、関心情報とも称する)に基づき、ユーザの関心の傾向に適合する施設等(POI:Point Of Interest)の情報をデータベースから検索し、これをユーザに対して提示する車載用情報提供装置が実現している。
例えば、特許文献1では、車両の走行記録に基づく目標物への立ち寄り時間から訪問係数を学習し、この学習した訪問係数に基づいて目標物を選択する技術を開示している。このような技術によれば、車両の走行軌跡や立ち寄り情報に基づいてユーザの関心情報を簡単に蓄積することができ、複雑な操作によってユーザの関心情報を入力する手間を省くことができる。
特開2002−181576号公報
特許文献1に記載の技術によれば、ユーザが車両を伴って行動した範囲に特化した関心情報(すなわち、訪問係数)を蓄積できるが、ユーザが車両を伴わずに行動した行為に対して、その行為に関する関心の傾向をデータベースに蓄積することはできない。しかしながら、車両を伴わない行動であってもユーザは普段から関心の傾向に関わる行動を多くしているはずであり、車両を伴った行動に特化した関心情報を蓄積しただけでは、ユーザの関心の傾向をより的確に反映した情報提供を行うには不十分である。かといって、そのようなユーザの関心情報を手動で入力するには煩雑な操作が必要であり、多大な手間がかかる。
本発明は、上記問題を解決するためになされており、ユーザの関心の傾向に適合する各種情報を提供する車載用情報提供装置において、ユーザの関心情報を入力するための手間を省き、車両を伴う行動以外の情報源から取得した信頼性の高い関心情報を蓄積するための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の車載用情報提供装置は、ユーザの関心対象に関する提供情報を蓄積する提供情報データベースと、個人の関心の傾向を示す関心情報を当該個人に対応する個人識別情報に対応付けて蓄積する個人用関心情報データベースと、個人用関心情報データベースに蓄積された個人の関心情報に適合する関心対象の提供情報を提供情報データベースから検索する第1検索手段と、第1検索手段により検索した提供情報を当該個人に対して提示する提示手段とを備えている。そして、本発明の特徴的な構成として、通信手段と、取得手段と、第2検索手段と、記録手段とを更に備える。
通信手段は、ユーザが所有する携帯通信端末との間で情報通信を行うためのものである。取得手段は、通信手段により携帯通信端末と通信可能になったときに、この携帯通信端末が記憶しているユーザの個人識別情報及び関心対象特定情報を通信手段を介して取得する。第2検索手段は、取得手段により取得した関心対象特定情報に該当する関心対象に関する提供情報を提供情報データベースから検索する。記録手段は、第2検索手段により検索された提供情報に含まれる関心対象の種別に関する情報を、取得手段により取得した個人識別情報に該当する個人の関心情報として個人用関心情報データベースへ記録する。
このように構成された車載用情報提供装置によれば、ユーザが携行する携帯通信端末(例えば、携帯電話やPDA等)から、この携帯通信端末が記憶している電話帳やアドレス帳、通信履歴等に含まれるPOI等の関心対象を特定する情報を取得し、これに基づいてユーザの関心の傾向を示す関心情報を個人用関心情報データベースに蓄積することができる。そして、個人用関心情報データベースに蓄積された関心情報を用いることで、当該ユーザの関心に適合する提供情報を検索できる。
このように、携帯通信端末を情報源にしてユーザの関心情報を蓄積することで、ユーザが手動で自身の関心情報をデータベースに登録する手間を大幅に省くことができる。また、携帯通信端末は、ユーザに常に携行され、ユーザがよく利用する施設に対して電話をかけたり電子メールを送受信したり、あるいは、その施設に関するWebサイトへアクセスしたりといった、ユーザの関心が強く反映される行動に利用されるものである。したがって、移動時にしか乗車しない車両の走行履歴を情報源とする関心情報と比較して、より広い行動範囲で行われた行為を情報源とすることで、ユーザの関心の傾向をより強く反映した信頼性の高い関心情報を蓄積できる。そして、本発明で蓄積された関心情報をPOI等に関する提供情報の検索に利用することで、ユーザの趣味や嗜好といった関心の傾向の適合した情報を提供することが可能になる。
ところで、ユーザの所有する携帯通信端末から取得した情報を基に関心情報を登録する場合、ユーザにとって無用な情報を携帯通信端末から取得する場合も考えられる。より信頼性の高い関心情報を蓄積するには、このようなユーザによって無用な情報をデータベースに登録しないようにすることが肝要である。
そこで、請求項2に記載のように構成することが考えられる。すなわち、携帯通信端末から取得した関心特定情報に由来する関心情報を個人用関心情報データベースへ記録することに対する許否をユーザから受け付ける登録許否受付手段を更に備える。そして、記録手段は、この登録許否受付手段により関心情報の記録を許可する指示をユーザから受け付けた場合、この関心情報を個人用関心情報データベースへ記録する一方、関心情報の記録を許可しない指示をユーザから受け付けた場合、この関心情報は個人用関心情報データベースに記録しない。
このように構成することで、ユーザが登録を希望しない無用な関心情報に対しては、個人用関心情報データベースへの登録をユーザ自身の判断により拒否できる。これにより、ユーザにとって有用な関心情報のみを個人用関心情報データベースに蓄積でき、好適である。
ところで、ユーザの関心情報を蓄積する個人用関心情報データベースには、本発明の記録手段によって記録される携帯通信端末由来の関心情報の他にも、例えば従来技術のような車両の走行記録を情報源とするものや、ユーザ自ら入力した情報等といった携帯通信端末由来ではない関心情報も蓄積するような構成であってもよい。
そこで、請求項3に記載のように構成するとよい。すなわち、個人用関心データベースに蓄積された関心情報の内容を提示する関心情報提示手段を更に備える。一方、個人用関心情報データベースは、記録手段によって記録される携帯通信端末由来の関心情報と、携帯通信端末由来ではない関心情報とを蓄積可能に構成されている。また、記録手段は、携帯通信端末から取得した関心特定情報に由来する関心情報を、携帯通信端末由来ではない関心情報と区別して個人用関心情報データベースへ記録する。そして、関心情報提示手段は、個人用関心データベースに蓄積された関心情報の内容を、携帯通信端末由来であるか、あるいは携帯通信端末由来ではないかをユーザが識別可能な態様にて提示する。
このように構成することで、個人用関心データベースに蓄積されている関心情報が携帯通信端末を情報源として登録されたものであるかどうかをユーザが知ることができ、便利である。
さらに、個人用関心情報データベースに、携帯通信端末由来の関心情報と携帯通信端末由来ではない関心情報とを蓄積するような構成であれば、請求項4に記載のように構成するとよい。すなわち、携帯通信端末由来の関心情報と、携帯通信端末由来ではない関心情報とのどちらを優先的に提供情報の検索に用いるかを選択する指示をユーザから受け付ける優先指示受付手段を更に備える。そして、第1検索手段は、優先指示受付手段により携帯通信端末由来の関心情報を優先する指示をユーザから受け付けた場合、個人用関心情報データベースに蓄積された携帯通信端末由来の関心情報に適合する提供情報を提供情報データベースから検索する。一方、優先指示受付手段により携帯通信端末由来ではない関心情報を優先する指示をユーザから受け付けた場合、個人用関心情報データベースに蓄積された携帯通信端末由来ではない関心情報に適合する提供情報を提供情報データベースから検索する。
このように構成することで、携帯通信端末を情報源とする関心情報を優先的に用いた提供情報の検索を行うか、あるいは携帯通信端末以外を情報源とする関心情報を優先的に用いた提供情報の検索を行うかをユーザが選択できるようになる。したがって、ユーザのニーズに応じた柔軟な態様にて検索を実行でき、ユーザにとって便利である。
つぎに、請求項5に記載の車載用情報提供装置は次のような特徴を有する。すなわち、取得手段は、携帯通信端末が記憶している関心対象特定情報と共に、この関心対象特定情報に対応付けて携帯通信端末に記憶されている時間情報を更に取得する。そして、記録手段は、取得手段により取得した時間情報と関心情報とを対応付けて個人用関心情報データベースへ記録する。一方、提示手段は、個人用関心情報データベースに記憶されている時間情報に該当する時期に、この時間情報に対応する関心情報に基づいて提供情報データベースから検索された提供情報を提示する。
なお、関心対象特定情報に対応付けて携帯通信端末に記憶されている時間情報としては、例えば、電話や電子メール等の通信履歴や、Webサイトへのアクセス履歴として記憶されている時刻等が挙げられる。
このように構成することで、例えば、ユーザが定期的に利用する施設等に電話予約をする時間帯を携帯通信端末の通信履歴等から抽出して時間情報として記録し、その記録した時間情報に該当する時間帯に当該施設に関する提供情報を提示するといった具合に、ユーザにとって有用な情報を適時に提供することができるので便利である。
ところで、本発明の車載用情報提供装置がユーザの所有する携帯通信端末から取得する関心対象特定情報の具体例としては、請求項6に記載のように、携帯通信端末が記憶している通信先の一覧又は通信履歴に含まれる、通信先の電話番号、電子メールアドレス、又はURL等が挙げられる。携帯通信端末が記憶している通信先の一覧としては、例えば、電話帳やアドレス帳等がある。また、通信履歴としては、通話履歴、電子メールの送受信履歴、Webサイトへのアクセス履歴等がある。
ユーザの携帯通信端末に記憶されている通信先の一覧又は通信履歴には、ユーザの行動や趣味、嗜好等を反映した情報が多く含まれているため、これらを情報源とすることで、ユーザの関心の傾向をより強く反映した信頼性の高い関心情報を蓄積できる。
つぎに、請求項7に記載の車載用情報提供装置は次のような特徴を有する。すなわち、提供情報データベースが記憶する提供情報は、当該関心対象のジャンルを示す情報を少なくとも含んでおり、個人用関心情報データベースが記憶する関心情報は、関心対象のジャンルごとの重み付け値を定義する情報を含んでいる。そして、記録手段は、検索された提供情報に含まれる関心対象のジャンルを取得し、個人用関心情報データベースに記憶されている当該個人の関心情報における該当のジャンルに対して、所定の重み付け値を加算する。
このように構成することで、POI等の関心対象に対するユーザの関心の度合いをジャンル別の重み付け値として記録することができる。したがって、ジャンル別に重み付けがなされた関心情報に基づき、重み付け値が大きいジャンルに適合する提供情報を優先的に検索し提示するといった具合に、ユーザの関心の度合いに応じた態様にてPOI等に関する情報を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
[車載用ナビゲーション装置1の構成の説明]
図1は、本発明の実施形態の車載用ナビゲーション装置1の概略構成を示すブロック図である。この車載用ナビゲーション装置1は、車両に搭載され、現在位置から目的地までの最適経路の探索や走行案内、POI等の各種情報の検索を行う、いわゆるナビゲーションシステムを構成するものである。
車載用ナビゲーション装置1は、車載用ナビゲーション装置1全体の作動を制御する制御部11と、車両の現在位置を検出する位置検出部12と、ユーザからの操作を受け付ける操作部13と、各種データを記憶する外部記憶装置14と、各種情報を表示するための表示部15と、ユーザが所有する携帯通信端末2との間でデータ通信を行うための通信部16とを備える。
制御部11は、CPU、ROM、RAM、I/O及びこれらを接続するバスライン等からなる周知のコンピュータを通信に構成されており、ROMや外部記憶装置14から読み出したプログラムに従って各種処理を実行する。例えば、ナビゲーション関係の処理としては、外部記憶装置14に格納されている地図データに基づいて表示部15に地図を表示する地図表示処理、現在位置から目的地までの最適経路を探索する経路探索処理、探索した最適経路に沿って走行案内を行う走行案内処理等が挙げられる。
また、情報検索関係の処理としては、外部記憶装置14に格納されている個人用関心情報データベースに基づき、ユーザの関心の傾向に適合するPOIに関するデータをPOIデータベースから検索して、この検索結果を表示部15にユーザに表示する処理が挙げられる。この情報検索処理では、制御部11は、POIデータベースから検索したPOI情報を用いて、例えば、ユーザからの検索指示に応じて、ユーザの嗜好に適合するジャンルのレストランに関する情報を優先的に提示したり、ユーザの嗜好に適合するレストランのジャンルを自発的に提案する。
さらに、本発明における特徴的な処理として、ユーザの所有する携帯通信端末2と通信可能な状態になったときに、この携帯通信端末2が記憶するアドレス帳や通信履歴等からユーザの利用するPOIに関する情報を取得し、この取得した情報に基づく当該ユーザの関心情報を外部記憶装置14内の個人用関心情報データベースに記録する処理を実行する。この処理の詳細な内容については後述する。
位置検出部12は、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星からの送信電波を受信して車両の位置座標等を検出するGPS受信機、車両に加えられる回転運動の角速度に応じた検出信号を出力するジャイロスコープ、車両の速度に応じた検出信号を出力する車速センサ等から構成されている。そして、これらの各センサを互いに補完しながら使用することで車両の現在位置を検出する。
操作部13は、ユーザからの操作を受け付けるためのものであり、表示部15の表示画面上に一体に構成されるタッチパネルや、表示部15の周囲に設けられたメカニカルなキースイッチ等で構成される。
外部記憶装置14は、DVDやハードディスクといった記憶媒体に車載用ナビゲーション装置1が作動するための各種プログラムや、ナビゲーション処理用の地図データ、POIデータベース、及び個人用関心データベース等の各種データを記憶し、制御部11からの制御に従ってこれらのデータを読み書きするための装置である。
このうち、POIデータベースには、飲食店や店舗といった商業施設や公共施設等の個々のPOIに関する情報が記憶されている。具体的には、個々の施設ごとに、当該施設のカテゴリ、ジャンル、名称、所在地、電話番号、メールアドレス、営業時間、URL等といった、ユーザに提供すべき様々な情報が記憶されている。なお、これらのPOIデータは、例えばXML(Extensible Markup Language)やPOIX(Point of Interest Exchange Language)等を利用したデータ形式で記述されている。
また、個人用関心情報データベースは、ユーザごとの関心の傾向を関心対象のジャンルに対する重み付け情報として蓄積するためのデータベースである。
ここで、外部記憶装置14に格納されている個人用関心情報データベースの詳細な内容について、図2を参照しながら説明する。図2は、外部記憶装置14に格納されている個人用関心情報データベースのデータ構造を模式的に示す説明図である。
個人用関心情報データベースには、ユーザが所有する携帯通信端末2に割り当てられている話番号が当該ユーザに対する個人識別情報として登録されている。そして、このユーザの関心の傾向を示す情報として、当該ユーザの関心があると推測されるPOIに関する情報が、カテゴリ、ジャンル、POI名称、時間情報といった各階層別に蓄積されている。図2に示す例では、ユーザの名称及び電話番号を示すユーザ情報の下位に「レストラン」や「スポーツ施設」といったカテゴリが対応付けられて記録されている。また、各カテゴリの下位には、そのカテゴリを更に細分するジャンルが対応付けられて記録されている。具体的には、「レストラン」のカテゴリに対応付けて「中華料理」や「和食」、「イタリアン」等のジャンルが記録されており、「スポーツ施設」のカテゴリに対応付けて「フィットネス」のジャンルが記録されている。
さらに、それぞれのジャンルには、当該ユーザAの関心の度合いを示す重み付け値が、その情報源別(ナビ、携帯)に記録されている。ここでは、情報源が「ナビ」と示される重み付け値は、従来技術のナビゲーションシステムと同様、車両の走行記録やPOIへの立ち寄り情報に基づいて蓄積されたり、ユーザ自らが自身の関心の傾向として入力した情報を基に蓄積される、ナビゲーションシステム由来の重み付け値である。一方、情報源が「携帯」と示される重み付け値は、通信部16を介してユーザの所有する携帯通信端末2から取得した情報に基づいて蓄積される、携帯通信端末2由来の重み付け値である。
各ジャンルの下位には、そのジャンルに該当するPOIの名称が対応付けられて記録されており、さらに、そのPOIの名称の下位にはユーザがそのPOIをよく利用すると推測される時間情報が記録されている。
図1のブロック図の説明に戻る。表示部15は、液晶ディスプレイ等の表示面を有する表示装置であり、制御部11からの映像信号の入力に応じて各種画像を表示面に表示可能である。例えば、車両が走行中においては、車両の現在位置を示すマーク、目的地までの誘導経路、名称、目印、各種ランドマークのシンボル等の付加データが地図画像上に重ねて表示される。また、表示部15には、制御部11が外部記憶装置14内のPOIデータベースから検索したPOIに関する各種提供情報等が表示される。
通信部16は、携帯通信端末2との間で、無線あるいは有線によるデータ通信を行うための通信インタフェースである。この通信部16は、有線接続ポート(例えば、USB
ポート、シリアルポート、IEEE1394ポート等)や、無線通信装置(例えば、Bluetooth(登録商標)、赤外線、無線LAN等)を備え、所定の通信プロトコルに従って携帯通信端末2との双方向通信を実現する。
携帯通信端末2は、車両に搭乗するユーザが携帯可能な携帯電話やPDA等の周知の可搬型端末であり、本車載用ナビゲーション装置1を使用するユーザによって所持される。この携帯通信端末2は、電話機能や電子メール機能、インターネット接続機能等の情報通信機能を有している。さらに、これらの通信機能の利便性を向上するために、電話番号やメールアドレス、URLといった通信先の一覧をメモリに登録する機能(いわゆる、電話帳やアドレス帳機能)や、通話履歴、電子メールの送受信履歴及びWebサイトへのアクセス履歴等の通信履歴をメモリに記憶する機能を備えている。また、携帯通信端末2は、所定の通信プロトコルに従い、車載用ナビゲーション装置1との間で無線あるいは有線によるデータ通信を行う。
[関心情報登録処理の説明]
つぎに、車載用ナビゲーション装置1の制御部11が実行する関心情報登録処理の詳細な内容について説明する。
図3は、関心情報登録処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、通信部16と携帯通信端末2とが通信可能になった際に実行される。具体的には、有線通信の場合であれば、通信ケーブルを介して通信部16と携帯通信端末2とが接続された際に本処理を開始し、無線通信の場合であれば、携帯通信端末2が所定の通信圏内に入った際に本処理を開始する。
制御部11は、携帯通信端末2が通信可能に接続された場合(S100:YES)、この携帯通信端末2の電話番号を取得し、この取得した電話番号が個人用関心情報データベース(図2参照)に個人識別情報として登録済みの電話番号であるか否かを判定する(S110)。ここで、取得した電話番号が個人用関心情報データベースに登録済みであると判定した場合(S110:YES)、この電話番号に該当するユーザの個人用関心情報データベースのレコードを有効化する(S130)。一方、取得した電話番号が個人用関心情報データベースに登録されていないと判定した場合(S110:NO)、個人用関心情報データベースに、この電話番号を個人識別情報とする新規ユーザのレコードを作成し(S120)、この作成した新規ユーザの個人用関心情報データベースのレコードを有効化する(S130)。
つぎに、携帯通信端末2から、この端末に記憶されている通信先の電話番号の一覧である電話帳のデータを取得する(S140)。そして、この取得した電話帳のデータ内に、電話番号が登録されているか否かを判定する(S150)。ここで、取得した電話帳のデータ内に電話番号が登録されていると判定した場合(S150:YES)、以降、S160〜S210のループ処理を電話帳に登録されている電話番号の件数分繰り返す。
S160でループ処理を開始すると、電話帳のデータ内に登録されている処理対象の電話番号に該当する施設のPOIデータを、POIデータベース(図1参照)から検索する(S170)。そして、検索されたPOIデータに該当する施設が、飲食店や店舗といった公共のユーザが利用できる一般施設であるかどうかを判定する(S180)。ここで、検索されたPOIデータに該当する施設が一般施設であると判定した場合(S180:YES)、この検索されたPOIデータを取得し(S190)、このPOIデータに基づく所定の情報(カテゴリ、ジャンル、ジャンル別の重み付け値、POI名称等)を個人用関心情報データベースの当該ユーザのレコードに記録する(S200)。
S200の処理の具体例として、取得したPOIデータに含まれるカテゴリが「レストラン」であり、ジャンルが「イタリアン」、POI名称が「パスタ□□」であったと仮定し、これらの情報を図2で示した個人用関心情報データベースのユーザAのレコードに記録する場合を想定してみる。図2に示す個人用関心情報データベースの事例では、ユーザAに対応するレコードとして、「レストラン」のカテゴリ、「イタリアン」のジャンル、「パスタ□□」のPOI名称が既に登録されている。よって、この場合、「イタリアン」のジャンルにおける携帯通信端末2(携帯)由来の重み付け値に所定の値を加算する。
一方、取得したPOIデータに含まれるカテゴリ、ジャンル及びPOI名称等の各情報が個人用関心情報データベースの当該ユーザのレコードに登録されていない場合、当該ユーザのレコードにおけるカテゴリ、ジャンル及びPOI名称の各階層にPOIデータに含まれる情報を記録すると共に、ジャンルの階層に携帯通信端末2(携帯)由来の所定の重み付け値を付与する。
S200でPOIに関する情報を個人用関心情報データベースに記録した後、あるいはS180でPOIデータに該当する施設が一般施設ではないと判定した場合(S180:NO)、取得した電話帳のデータに含まれる電話番号のうち未処理の電話番号がある場合はループし、全ての電話番号に対して処理済であれば本処理を終了する(S210)。
以上では、携帯通信端末2に記憶されている通信先の一覧である電話帳から電話番号を取得し、POIデータを検索する事例を説明した。これ以外にも、携帯通信端末2が発信した電話の履歴を記録した発信履歴のデータを取得し、この発信履歴によってPOIデータを検索するような構成も考えられる。この場合、発信履歴から検索したPOIデータに関する関心情報を個人用関心情報データベースに登録するか否かをユーザに問い合わせるようにするとよい。つぎに、その手順について、図4を参照しながら説明する。
図4は、車載用ナビゲーション装置1の制御部11が実行する関心情報登録処理の別実施形態の手順を示すフローチャートである。なお、図4のフローチャートにおけるS141以前のステップについては、先に説明した図3のフローチャートのS100〜S130までの手順と同様なので、ここでの説明は省略する。
S141では、携帯通信端末2から、この端末に記憶されている電話の発信履歴のデータを取得する。そして、この取得した発信履歴のデータ内に、発信先の電話番号が登録されているか否かを判定する(S151)。ここで、取得した発信履歴のデータ内に発信先の電話番号が登録されていると判定した場合(S151:YES)、以降、S160〜S210のループ処理を発信履歴に登録されている電話番号の件数分繰り返す。
S160でループ処理を開始すると、発信履歴のデータ内に登録されている処理対象の電話番号に該当する施設のPOIデータを、POIデータベース(図1参照)から検索する(S171)。そして、検索されたPOIデータに該当する施設が、飲食店や店舗といった公共のユーザが利用できる一般施設であるかどうかを判定する(S180)。ここで、検索されたPOIデータに該当する施設が一般施設であると判定した場合(S180:YES)、この検索されたPOIデータを取得する(S190)。
つぎに、この検索されたPOIデータに基づく関心情報の登録の許否をユーザに対して問い合わせる(S191)。具体的には、検索されたPOIデータの内容を表示部15に表示し、操作部13によってユーザから登録の許否を指示する操作を受け付ける。そして、ユーザからPOIデータに基づく関心情報の登録を許可する指示を受け付けた場合(S192:YES)、このPOIデータに基づく所定の情報(カテゴリ、ジャンル、ジャンル別の重み付け値、POI名称等)を個人用関心情報データベースの当該ユーザのレコードに記録する(S200)。
S200でPOIに関する情報を個人用関心情報データベースに記録した後、又はS180でPOIデータに該当する施設が一般施設ではないと判定した場合(S180:NO)、又はS192でユーザから関心情報の登録を許可しない指示が入力された場合(S192:NO)、取得した発信履歴のデータに含まれる電話番号のうち未処理の電話番号がある場合はループし、全ての電話番号に対して処理済であれば本処理を終了する(S210)。
[個人関心情報データベースの表示例]
つぎに、ユーザからの指示に応じて個人関心情報データベース(図2参照)に記録されている関心情報の内容を表示部15に表示する場合の表示例について、図5を参照しながら説明する。
個人関心情報データベースの内容を表示部15に表示させる場合、まず、表示させる関心情報のカテゴリをユーザが指定する。制御部11は、個人関心情報データベースからユーザにより指定されたカテゴリに関する記録内容を読み出し、その内容を表示部15に表示する。図5の表示例では、表示する関心情報のカテゴリとして「レストラン」のカテゴリが指定された事例を示している。この関心情報の表示画面では、「レストラン」のカテゴリに対応付けて登録されているジャンル、そのジャンルに蓄積されている重み付け値(関心度)、そのジャンルに対応付けて登録されているPOI名称等がリストとして表示されている。なお、この表示画面における関心度の欄にはジャンル別の重み付け値を、携帯通信端末2由来のもの(携帯)と車載用ナビゲーション装置1由来のもの(ナビ)とで区別して表示する。
なお、この表示画面の下部に配置されている「追加」、「編集」、「削除」の何れかのアイコンをユーザが押下した後、必要な操作を入力することで、各アイコンに割り当てられた機能に応じて個人関心情報データベースの登録内容を変更することができる。また、「別カテゴリ」アイコンをユーザが押下した後、カテゴリを選択することで、別のカテゴリに関する関心情報を表示させることができる。
[優先設定処理の説明]
つぎに、制御部11が実行する優先設定処理の手順について説明する。この処理は、個人用関心データベースを用いてPOI情報を検索する際に、個人用関心データベースに記憶されている携帯通信端末2由来の重み付け値か、車載用ナビゲーション装置1由来の重み付け値の何れを優先して検索を実行するかをユーザが選択するための処理である。
制御部11は、まず、携帯通信端末2由来の重み付け値か、車載用ナビゲーション装置1由来の重み付け値の何れを優先するかを選択するための優先指示の入力を、操作部13を介してユーザから受け付ける(S300)。そして、ユーザから入力された優先指示の内容を判定する(S310)。
ここで、携帯通信端末2由来の重み付け値、及び車載用ナビゲーション装置1由来の重み付け値の何れも優先しない旨の指示が入力されたと判定した場合(S310:優先指定なし)、現在の優先設定の内容を「優先指定なし」に更新し(S320)、本処理を終了する。この場合、個人用関心情報データベースに記録されている携帯通信端末2由来の重み付け値、及び車載用ナビゲーション装置1由来の重み付け値の両方を加味してPOIデータベースからPOI情報の検索が行われることになる。
一方、S310で車載用ナビゲーション装置1由来の重み付け値を優先する旨の指示が入力されたと判定した場合(S310:ナビ優先)、現在の優先設定の内容を「ナビ優先」に更新し(S330)、本処理を終了する。この場合、個人用関心情報データベースに記録されている車載用ナビゲーション装置1由来の重み付け値のみを加味してPOIデータベースからPOI情報の検索が行われることになる。
一方、S310で携帯通信端末2由来の重み付け値を優先する旨の指示が入力されたと判定した場合(S310:携帯通信端末優先)、現在の優先設定の内容を「携帯通信端末優先」に更新し(S340)、本処理を終了する。この場合、個人用関心情報データベースに記録されている携帯通信端末2由来の重み付け値のみを加味してPOIデータベースからPOI情報の検索が行われることになる。
[POI情報検索処理の説明]
つぎに、個人用関心データベースに記録された個人情報に基づいてPOIデータベースからPOI情報を検索し、検索結果をユーザに対して提示するPOI情報検索処理の手順について、図7を参照しながら説明する。
図7は、制御部11が実行するPOI情報検索処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、ユーザから検索実行の指示を受けて開始される他、POI情報を提供するのに適したタイミング(時間帯や周期)を制御部11が判断し自発的に開始される。後者の場合、例えば、ユーザが食事をすると予想される時間帯に、レストランのカテゴリに該当するPOI情報を自発的に検索し、検索結果をユーザに対して提示するといった運用が考えられる。
制御部11は、処理を開始すると、まず現在の優先設定の内容を取得する(S400)。この優先設定は上述の優先設定処理(図6参照)において設定されたものである。そして、この取得した優先設定に従い、個人用関心情報データベース(図2参照)に記録されている関心情報に適合するPOIデータをPOIデータベース(図1参照)から検索する(S410)。具体的には、個人用関心情報データベースにおいてジャンル別に蓄積された重み付け値を比較し、重み付け値が相対的に高いジャンル又はこのジャンルに対応付けられて記録されているPOI名称に適合するPOIデータを優先的に選択し、これを検索結果として取得する。
このとき、優先設定が「優先指定なし」であれば、ジャンルごとの携帯通信端末2由来の重み付け値と車載用ナビゲーション装置1由来の重み付け値とを合計した値をそれぞれ比較することによって、重み付け値の合計が相対的に高いジャンルに適合するPOIデータを優先的に選択する。一方、優先設定が「ナビ優先」であれば、ジャンルごとの車載用ナビゲーション装置1由来の重み付け値をそれぞれ比較することによって、その重み付け値が相対的に高いジャンルに適合するPOIデータを優先的に選択する。また、優先設定が「携帯優先」であれば、ジャンルごとの携帯通信端末2由来の重み付け値をそれぞれ比較することによって、その重み付け値が相対的に高いジャンルに適合するPOIデータを優先的に選択する。
そして、S410でPOIデータを検索した後、この検索されたPOIデータに基づく提供情報を表示部15に表示する(S420)。
[効果]
上記実施形態の車載用ナビゲーション装置1によれば以下のような効果を奏する。
(1)ユーザが携行する携帯通信端末2(例えば、携帯電話やPDA等)から、この携帯通信端末2が記憶している電話帳や発信履歴に含まれる通信先の電話番号を取得し、これに基づいてユーザの関心の傾向を示す関心情報を個人用関心情報データベースに蓄積することができる。そして、個人用関心情報データベースに蓄積された関心情報を用いることで、当該ユーザの関心に適合する提供情報を検索できる。
このように、携帯通信端末2を情報源に関心情報を蓄積することで、ユーザが手動で自身の関心情報をデータベースに登録する手間を大幅に省くことができる。また、携帯通信端末2は、ユーザに常に携行され、ユーザがよく利用するPOIに対して電話をかけるといった、ユーザの関心が強く反映される行動に利用されるものである。したがって、移動時にしか乗車しない車両の走行履歴等を情報源とするナビ由来の関心情報と比較して、より広い行動範囲で行われた行為を情報源とすることで、ユーザの関心の傾向をよく反映した信頼性の高い関心情報を蓄積できる。
例えば、携帯通信端末2から取得した電話帳データに含まれる電話番号に該当するPOIを検索した結果、レストランA(ジャンル:中華料理)、レストランB(ジャンル:中華料理)、レストランC(ジャンル:和食)が検索されたと想定する。この場合、このユーザは中華料理が好きであり、中華料理のレストランをよく利用していると容易に推測できる。よって、中華料理のジャンルに対して和食のジャンルより多くの重み付け値を加算することで、ユーザの嗜好の傾向を関心情報として蓄積することができるのである。すなわち、ユーザの所有する携帯通信端末2に記憶されている電話帳にはユーザが自ら登録した電話番号が登録されていることから、その電話番号から検索されるPOIは、そのユーザの嗜好に適合し、この検索結果に基づき蓄積される関心情報は信憑性が高いものであるといえる。
そして、携帯通信端末2を情報源にして蓄積した関心情報をPOIに関する提供情報の検索に利用することで、ユーザの趣味や嗜好といった関心の傾向の適合した情報を提供することが可能になる。
(2)携帯通信端末2に記憶されている電話帳だけでなく、携帯通信端末2が発信した電話の履歴を記録した発信履歴のデータを取得し、この発信履歴によってPOIデータを検索することもできる。携帯通信端末2に記憶されている発信履歴を情報源にする場合、例えばレストラン等の予約を電話で行うといったユーザの嗜好に係る行動が反映されていると推測できるため、その電話番号から検索されるPOIも、やはりユーザの嗜好に適合するものであるといえる。ただし、発信履歴には電話帳に登録されていない電話番号も含まれる可能性があるため、ユーザが自ら電話帳に登録した電話番号(すなわち、ユーザの関心の度合いを強く反映している)に比べると、この発信履歴を情報源とする関心情報は信憑性の面でやや劣る可能性がある。そこで、発信履歴に含まれる電話番号から検索されたPOIに基づいて関心情報を記録する場合は、その記録の可否をユーザに直接問い合わせることで、ユーザにとって不要な関心情報が個人用関心情報データベースに記録されてしまうのを防ぐことができる。
(3)携帯通信端末2由来の関心情報と、車載用ナビゲーション装置1由来の関心情報とを区別して個人用関心情報データベースに蓄積しておき、これらを区別可能な態様にて表示することで、蓄積されている関心情報が携帯通信端末2を情報源として登録されたものであるか、あるいは車載用ナビゲーション装置1を情報源として登録されたものであるかをユーザが知ることができる。
(4)携帯通信端末2由来の関心情報を優先的に用いたPOI情報の検索を行うか、あるいは車載用ナビゲーション装置1由来の関心情報を優先的に用いたPOI情報の検索を行うかをユーザが選択できる。これにより、ユーザのニーズに応じた柔軟な態様にてPOI情報の検索を実行でき、ユーザにとって便利である。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、様々な態様にて実施することが可能である。
(1)携帯通信端末2から取得する情報については、電話帳や発信履歴に含まれる電話番号に限らず、電子メールの送受信履歴として記憶されているメッセージであってもよい。その場合、取得した電子メールのメッセージに含まれる送信元あるいは送信先の電子メールアドレス、電話番号、URL等を抽出し、これに基づいて該当するPOIを検索する。例えば、ユーザのお気に入りの店から配信されるメールマガジンをユーザの所有する携帯通信端末2で受信している場合、その電子メールアドレス及び、その電子メール本文内に含まれる電話番号やURL等より、これに該当するPOIデータを検索し、そのPOIに関するカテゴリやジャンル等の各種情報を特定できる。なお、携帯通信端末2から取得した電子メールのメッセージを情報源として検索したPOIに基づいて関心情報を記録する場合は、その記録の可否をユーザに直接問い合わせるとよい。このようにすることで、例えば、迷惑メール等といったユーザにとって全く不要な情報に基づいて関心情報が個人用関心情報データベースに記録されてしまうのを防ぐことができる。
(2)さらに、携帯通信端末2から取得する情報については、Webアクセス履歴として記録されている情報であってもよい。その場合、取得したWebアクセス履歴のデータに含まれる接続先のURLを抽出し、この抽出したURLに該当する施設等を検索する。あるいは、Webアクセス履歴に含まれるURLに該当するWebサイト自体をユーザの関心情報として登録してもよい。
(3)携帯通信端末2から取得した電話の発信履歴、電子メールの送信履歴、あるいはWebアクセス履歴等を情報源として個人用関心情報データベースに関心情報を記録する場合、これらの履歴情報に含まれる時間情報(発信時刻、送信時刻、アクセス時刻)を、各POIやWebサイトに対応付けて個人用関心情報データベースに登録することが考えられる(図2の右端を参照)。この時間情報には、ユーザが定期的に利用するスポーツ施設やレストランを予約するための電話する時間や、あるいはユーザが毎日閲覧するスポーツニュース(例えば野球の経過、結果等)を提供するWebサイトにアクセスする時間といった、ユーザの行う提起的な動作が反映されている。このような時間情報をユーザへの情報提供に利用することで、例えば、ユーザがスポーツ施設を利用する時間帯になったときに、そのスポーツ施設に関する情報を自発的に提示し、いつも実施している動作を促すメッセージをユーザに報知することができる。また、ユーザがレストランを予約する時間帯(すならち、ユーザが食事をしたくなる時間帯)にユーザの好みのジャンルのレストランに関する情報を自発的に提示することができる。また、スポーツニュース(野球の経過、結果)のWebサイトへよくアクセスしている時間帯に、「野球の経過、結果を表示しますか?」等の音声案内と共に、当該Webサイトで公開されている途中経過や結果を自発的にユーザに通知することもできる。
車載用ナビゲーション装置1の概略構成を示すブロック図である。 個人用関心情報データベースのデータ構造を模式的に示す説明図である。 関心情報登録処理の手順を示すフローチャートである。 関心情報登録処理の別実施形態の手順を示すフローチャート(一部抜粋)である。 関心情報の表示例を模式的に示す説明図である。 優先設定処理の手順を示すフローチャートである。 POI情報検索処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…車載用ナビゲーション装置1、11…制御部、12…位置検出部、13…操作部、14…外部記憶装置、15…表示部、16…通信部、2…携帯通信端末

Claims (7)

  1. ユーザの関心対象に関する提供情報を蓄積する提供情報データベースと、
    個人の関心の傾向を示す関心情報を当該個人に対応する個人識別情報に対応付けて蓄積する個人用関心情報データベースと、
    前記個人用関心情報データベースに蓄積された個人の関心情報に適合する関心対象の提供情報を前記提供情報データベースから検索する第1検索手段と、
    前記第1検索手段により検索した提供情報を当該個人に対して提示する提示手段とを備える車載用情報提供装置であって、
    ユーザが所有する携帯通信端末との間で情報通信を行うための通信手段と、
    前記通信手段により携帯通信端末と通信可能になったときに、この携帯通信端末が記憶しているユーザの個人識別情報及び関心対象特定情報を前記通信手段を介して取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した関心対象特定情報に該当する関心対象に関する提供情報を前記提供情報データベースから検索する第2検索手段と、
    前記第2検索手段により検索された提供情報に含まれる関心対象の種別に関する情報を、前記取得手段により取得した個人識別情報に該当する個人の関心情報として前記個人用関心情報データベースへ記録する記録手段とを備えること
    を特徴とする車載用情報提供装置。
  2. 請求項1に記載の車載用情報提供装置において、
    携帯通信端末から取得した関心特定情報に由来する関心情報を前記個人用関心情報データベースへ記録することに対する許否をユーザから受け付ける登録許否受付手段を更に備え、
    前記記録手段は、前記登録許否受付手段により関心情報の記録を許可する指示をユーザから受け付けた場合、この関心情報を前記個人用関心情報データベースへ記録する一方、前記登録許否受付手段により関心情報の記録を許可しない指示をユーザから受け付けた場合、この関心情報は前記個人用関心情報データベースに記録しないこと
    を特徴とする車載用情報提供装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車載用情報提供装置において、
    前記個人用関心データベースに蓄積された関心情報の内容を提示する関心情報提示手段を更に備え、
    個人用関心情報データベースは、前記記録手段によって記録される携帯通信端末由来の関心情報と、携帯通信端末由来ではない関心情報とを蓄積可能に構成されており、
    前記記録手段は、携帯通信端末から取得した関心特定情報に由来する関心情報を、携帯通信端末由来ではない関心情報と区別して前記個人用関心情報データベースへ記録し、
    前記関心情報提示手段は、前記個人用関心データベースに蓄積された関心情報の内容を、携帯通信端末由来であるか、あるいは携帯通信端末由来ではないかをユーザが識別可能な態様にて提示すること
    を特徴とする車載用情報提供装置。
  4. 請求項3に記載の車載用情報提供装置において、
    携帯通信端末由来の関心情報と、携帯通信端末由来ではない関心情報とのどちらを優先的に提供情報の検索に用いるかを選択する指示をユーザから受け付ける優先指示受付手段を更に備え、
    前記第1検索手段は、前記優先指示受付手段により携帯通信端末由来の関心情報を優先する指示をユーザから受け付けた場合、前記個人用関心情報データベースに蓄積された携帯通信端末由来の関心情報に適合する提供情報を前記提供情報データベースから検索する一方、前記優先指示受付手段により携帯通信端末由来ではない関心情報を優先する指示をユーザから受け付けた場合、前記個人用関心情報データベースに蓄積された携帯通信端末由来ではない関心情報に適合する提供情報を前記提供情報データベースから検索すること
    を特徴とする車載用情報提供装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の車載用情報提供装置において、
    前記取得手段は、携帯通信端末が記憶している関心対象特定情報と共に、この関心対象特定情報に対応付けて携帯通信端末に記憶されている時間情報を更に取得し、
    前記記録手段は、前記取得手段により取得した時間情報と関心情報とを対応付けて前記個人用関心情報データベースへ記録し、
    前記提示手段は、前記個人用関心情報データベースに記録されている時間情報に該当する時期に、この時間情報に対応する関心情報に基づいて前記提供情報データベースから検索された提供情報を提示すること
    を特徴とする車載用情報提供装置。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の車載用情報提供装置において、
    前記取得手段が携帯通信端末から取得する関心対象特定情報とは、当該携帯通信端末が記憶している通信先の一覧又は通信履歴に含まれる、通信先の電話番号、電子メールアドレス、又はURLの少なくとも何れかであること
    を特徴とする車載用情報提供装置。
  7. 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載の車載用情報提供装置において、
    前記提供情報データベースが記憶する提供情報は、当該関心対象のジャンルを示す情報を少なくとも含んでおり、
    前記個人用関心情報データベースが記憶する関心情報は、関心対象のジャンルごとの重み付け値を定義する情報を含んでおり、
    前記記録手段は、前記検索された提供情報に含まれる関心対象のジャンルを取得し、前記個人用関心情報データベースに記憶されている当該個人の関心情報における該当のジャンルに対して、所定の重み付け値を加算すること
    を特徴とする車載用情報提供装置。
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