JP2009264244A - 消音装置 - Google Patents

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利明 中山
Yoshitaka Nishio
佳高 西尾
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Abstract

【課題】消音装置1において、低周波音及び高周波音のいずれの場合にも吸気通路2からの騒音を低減する。
【解決手段】消音装置1は、吸気通路2の一部分をなす内管3と、内管3の外周側に配されて、内管3との間に空間4を形成する外管5とを備えた、二重管構造を呈している。また、外管5の管壁11には、空間4と外管5の外部とを連通する連通孔12が設けられ、外管5には低周波数域に共鳴周波数が設定されたヘルムホルツ型レゾネータ15が接続している。これにより、高周波音が吸気通路2を伝播する場合には、薄膜10により透過させて吸気音を低減し、外管5により透過音を遮音することで、高周波音の場合における吸気通路2からの騒音を低減することができる。また、低周波音が吸気通路2を伝播する場合には、外管5に接続されたヘルムホルツ型レゾネータ15により透過音を低減でき、低周波音の場合における吸気通路2からの騒音も低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関にて発生した音が吸気通路を伝播して外部に漏れ出ることによる騒音を低減する消音装置に関する。
従来、吸気通路からの騒音を低減する消音装置として、吸気通路の途中に配された二重管構造の消音ダクトがある(特許文献1参照)。
この消音ダクト100は、図3に示すように、内管101と外管102の間の空間103を密閉し、内管101の薄膜104が低周波数で共振するようにして、レゾネータを構成している。これにより、低周波数域においては、レゾネータの効果によって、吸気通路105内の音波(以下、吸気音と呼ぶ)および吸気通路105の外部に透過された音波(以下、透過音と呼ぶ)を低減している。
しかし、この消音ダクト100では、エンジン回転数が低いときに生じる低周波数域の音波(以下、低周波音と呼ぶ)しか減衰することができず、エンジン回転数が高いときに生じる高周波数域の音波(以下、高周波音と呼ぶ)については、薄膜104の共振周波数帯から外れるためレゾネータの効果が得られず、消音することができない。
さらに、従来の消音装置として、外管の内周側に吸音材を設け、内管と外管との間の空間を密閉せず、多孔質性の部材を設けている二重管構造の消音ダクトがある(特許文献2参照)。
しかし、この消音ダクトは、高周波音の低減には効果があるが、低周波音の場合には、透過音を外管及び吸音材で遮音することができず、吸気通路からの騒音(透過音及び吸気音を含む総合的な騒音)を低減することができない。
特開2003−322062 特開2004−346750
本発明は上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、低周波音及び高周波音のいずれの場合にも吸気通路からの騒音を低減することにある。
〔請求項1の手段〕
請求項1に記載の消音装置は、内燃機関に空気を供給するための吸気通路の一部分をなす内管と、内管の外周側に配されて、内管との間に空間を形成する外管とを備える二重管構造となっている。
そして、外管の管壁には、外管−内管間の空間と外管の外部とを連通する連通孔が設けられ、外管にはヘルムホルツ型レゾネータが接続されている。
これによれば、外管に連通孔が開いているので、外管−内管間の空間を密閉した場合のような特定の周波数域に限られたレゾネータが形成されない。
そして、エンジン回転数が高いとき、すなわち、吸気通路に高周波音が伝播している場合は、透過音は外管に連通孔が開いていても、連通孔の大きさを所望の遮音が得られるよう設定すれば、外管のみによって十分に遮音できるので、吸気通路を伝播する音波を内管により透過させて吸気音を低減し、外管により透過音を遮音することができる。このため、高周波音の場合における吸気通路からの騒音を低減することができる。
また、エンジン回転数が低いとき、すなわち、吸気通路に低周波音が伝播している場合には、一般的に外管だけでは透過音を遮音できないが、本発明では、外管に接続されたヘルムホルツ型レゾネータにより低周波音のときの透過音を低減することができる。このため、低周波音の場合における吸気通路からの騒音を低減することができる。
この結果、低周波音及び高周波音のいずれの場合にも吸気通路からの騒音を低減することができる。
〔請求項2の手段〕
請求項2に記載の消音装置は、内燃機関に空気を供給するための吸気通路の一部分をなす内管と、内管の外周側に配されて、内管との間に空間を形成する外管とを備える二重管構造となっている。
そして、外管の管壁には、外管−内管間の空間と外管の外部とを連通する連通孔が設けられ、外管には外管−内管間の空間と連通するサイドブランチが接続されている。
これによれば、外管に連通孔が開いているので、外管−内管間の空間を密閉した場合のような特定の周波数域に限られたレゾネータが形成されない。
そして、エンジン回転数が高いとき、すなわち、吸気通路に高周波音が伝播している場合は、透過音は外管に連通孔が開いていても、連通孔の大きさを所望の遮音が得られるよう設定すれば、外管のみによって十分に遮音できるので、吸気通路を伝播する音波を内管により透過させて吸気音を低減し、外管により透過音を遮音することができる。このため、高周波音の場合における吸気通路からの騒音を低減することができる。
また、エンジン回転数が低いとき、すなわち、吸気通路に低周波音が伝播している場合は、外管に接続されたサイドブランチにより透過音を低減することができる。このため、低周波音の場合における吸気通路からの騒音を低減することができる。
この結果、低周波音及び高周波音のいずれの場合にも吸気通路からの騒音を低減することができる。
最良の形態1の消音装置は、内燃機関に空気を供給するための吸気通路の一部分をなす内管と、内管の外周側に配されて、内管との間に空間を形成する外管とを備える二重管構造となっている。
そして、外管の管壁には、外管−内管間の空間と外管の外部とを連通する連通孔が設けられ、外管にはヘルムホルツ型レゾネータが接続されている。
最良の形態2の消音装置は、内燃機関に空気を供給するための吸気通路の一部分をなす内管と、内管の外周側に配されて、内管との間に空間を形成する外管とを備える二重管構造となっている。
そして、外管の管壁には、外管−内管間の空間と外管の外部とを連通する連通孔が設けられ、外管には外管−内管間の空間と連通するサイドブランチが接続されている。
〔実施例1の構成〕
実施例1の消音装置1の構成を、図1を用いて説明する。消音装置1は、例えば、内燃機関(図示せず)のスロットル装置(図示せず)とエアクリーナ(図示せず)との間に配されて、吸気通路2からの騒音を低減するために用いられる。
消音装置1は、内燃機関に空気を供給するための吸気通路2の一部分をなす内管3と、内管3の外周側に配されて、内管3との間に空間4を形成する外管5とを備え、二重管構造を呈している。
内管3は、上流側及び下流側の端部が、吸気通路2の一部を形成する吸気管8に接続されている。管壁9の一部が薄膜10で形成されており、吸気通路2を伝播する音波を透過可能となっている。
外管5は、内管3の外周側に、内管3の外周面と外管5の内周面に筒状の空間4が形成されるように設けられている。また、外管5の管壁11には連通孔12が設けられ、連通孔12により、空間4と外管5の外部とを連通している。
また、消音装置1は、外管5に接続されたヘルムホルツ型レゾネータ15を備える。
ヘルムホルツ型レゾネータ15は、空間4と連通する容積室16、および、空間4と容積室16とを接続する連通路17を有している。そして、低周波数域に共鳴周波数を有するように、容積室16の体積、連通路17の径、および連通路17の長さが設定されている。
尚、本発明では、高周波数とは、エンジン回転数が高いときに生じ、外管5のみにより透過音を所定レベルに遮音できる程度の比較的高い周波数域をいい、低周波数とは、エンジン回転数が低いときに生じ、外管5のみによる透過音の遮音が不十分である比較的低い周波数域をいう。
〔実施例1の効果〕
実施例1の消音装置1は、外管5の管壁11には、空間4と外管5の外部とを連通する連通孔12が設けられ、外管5には低周波数域に共鳴周波数が設定されたヘルムホルツ型レゾネータ15が接続している。
これによれば、空間4と外管5の外部とが連通しているので、空間4を密閉した場合のような特定の周波数域に限られたレゾネータは形成されない。
そして、エンジン回転数が高いとき、すなわち、吸気通路2に高周波音が伝播している場合は、透過音は外管5に連通孔12が開いていても、連通孔12の大きさを所望の遮音性能が得られるよう設定すれば、外管5のみによって十分に遮音できるので、吸気通路2を伝播する音波を薄膜10により透過させて吸気音を低減し、外管5により透過音を遮音することができる。このため、高周波音の場合における吸気通路2からの騒音を低減することができる。
また、エンジン回転数が低いとき、すなわち、吸気通路2に低周波音が伝播している場合には、一般的に外管5だけでは透過音を遮音できないが、本実施例では、外管5に接続されたヘルムホルツ型レゾネータ15が低周波音に対して共鳴することで、ヘルムホルツの共鳴原理を利用して、低周波音の場合の透過音を低減することができる。このため、低周波音の場合における吸気通路2からの騒音を低減することができる。
この結果、低周波音及び高周波音のいずれの場合にも吸気通路2からの騒音を低減することができる。
実施例2の消音装置1の構成を、図2を用いて説明する。
実施例2の消音装置1は、外管5に接続されたサイドブランチ20を備える。
サイドブランチ20は、外管5から分岐して設けられており、空間4に一端側を開口端21とし、他端側を閉塞端22とする有底筒型を呈し、筒内部23は空間4と連通している。すなわち、開口端21は外管5に設けられた穴24に接続し、外管5の軸方向とサイドブランチ20の軸方向とが略直交するように、閉塞端22を外周側にして設けられている。そして、サイドブランチ20は、低周波音を低減できるように、サイドブランチ20の開口端21から閉塞端22までの距離や筒内径が設定されている。
これによれば、サイドブランチ20の軸方向に略垂直に伝播される音波が、開口端21の前方を通過する際に、低周波音が減衰される。
このため、エンジン回転数が低いとき、すなわち、吸気通路2に低周波音が伝播している場合に、内管3を透過して生じる透過音をサイドブランチ20により低減することができ、低周波音の場合における吸気通路2からの騒音を低減することができる。
また、実施例1と同様に、高周波音の場合における吸気通路2からの騒音も低減することができる。
この結果、低周波音及び高周波音のいずれの場合にも吸気通路2からの騒音を低減することができる。
〔変形例〕
実施例1及び2の消音装置1は、スロットル装置とエアクリーナとの間に配されていたが、エアクリーナよりも上流に配してもよい。
消音装置の側部断面図である(実施例1)。 消音装置の側部断面図である(実施例2)。 消音装置の構成図である(従来例)
符号の説明
1 消音装置
2 吸気通路
3 内管
4 空間
5 外管
11 外管の管壁
12 連通孔
15 ヘルムホルツ型レゾネータ
20 サイドブランチ

Claims (2)

  1. 内燃機関に空気を供給するための吸気通路の一部分をなす内管と、
    前記内管の外周側に配されて、前記内管との間に空間を形成する外管とを備える二重管構造の消音装置であって、
    前記外管の管壁には、前記空間と前記外管の外部とを連通する連通孔が設けられ、
    前記外管に、ヘルムホルツ型レゾネータが接続されていることを特徴とする消音装置。
  2. 内燃機関に空気を供給するための吸気通路の一部分をなす内管と、
    前記内管の外周側に配されて、前記内管との間に空間を形成する外管とを備える二重管構造の消音装置であって、
    前記外管の管壁には、前記空間と前記外管の外部とを連通する連通孔が設けられ、
    前記外管に、前記空間と連通するサイドブランチが接続されていることを特徴とする消音装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014031753A (ja) * 2012-08-02 2014-02-20 Toyota Motor Corp 内燃機関の吸気系構造
CN105221309A (zh) * 2015-10-23 2016-01-06 衡阳合力工业车辆有限公司 一种发动机及消声装置
CN112628517A (zh) * 2020-12-11 2021-04-09 南京光声超构材料研究院有限公司 管道消声器、装置及制备方法
CN113464331A (zh) * 2021-07-19 2021-10-01 上和汽车部件(宁波)有限公司 一种组合式消音器

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