JP2009264162A - 圧縮機およびロータシャフト - Google Patents

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Makoto Iwasa
真 岩佐
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Abstract

【課題】製品表面にバリ部を形成することなく加工性に優れたロータシャフトを提供すること。
【解決手段】ロータ1の中央部にシャフト2,3の外径より大きな貫通穴1aを設けるとともに、更にロータの軸方向の適所に前記貫通穴よりやや大きめの大径部を形成し、前記大径部にて前記シャフト2,3を突き合わせて、当該突き合わせ部に生じるバリが前記大径部内に存するロータシャフトとしてある。これにより、製品の外形にバリ部を発生させることなく、生産性の良いロータシャフトを提供することが可能となる。
【選択図】図4

Description

本発明は流体の圧縮を行う圧縮機等の特にロータシャフトに関するものである。
従来、この種の圧縮機に用いられるロータシャフトは、ロータの両端面にシャフトを摩擦圧接工法にて接合して構成してあった(例えば、特許文献1参照)。
図6は特許文献1に示された従来のロータシャフトを示したものである。本文献に記載されたものは軽量化を図る目的とし、ロータシャフトAの中央部に中空部分を設け、前述のようにロータ1とシャフト2および3は摩擦圧接工法にてロータ1の端面にて接合している。すなわち、ロータ1にはその中央部に貫通穴1aと軸方向のほぼ中央部には大径部1bを備えている。そしてシャフト2及び3はロータ1の端面に圧接接合している。
特開2005−171950号公報
しかしながら、前記従来の構成ではシャフト2および3をロータの端面に摩擦圧接工法にて接合するときに、当該ロータ1の端面にバリ4が発生するところから、このバリの除去が必要となる。また、摩擦圧接工法は回転による摩擦熱を利用して材料を半溶融状態にして接合するため、接合時のバリ部近傍は一種の焼の入った状態となっていて、接合後のバリ部はかなり高硬度となっており、旋盤加工等にてバリ部を除去するには、高硬度のチップを用いる等、あと加工の生産性が悪いという課題を有していた。
本発明は前記従来の課題を解決するもので、製品表面にバリ部を形成することなく加工性に優れたロータシャフトを提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明はロータの中央部にシャフトの外径より大きな貫通穴を設けるとともに、ロータの軸方向の適所に前記貫通穴よりやや大きめの大径部を形成し、前記大径部にて前記シャフトを突き合わせて、当該突き合わせ部に生じるバリが前記大径部内に存する構成としてある。
これによって、ロータの端面にバリが形成されて残ることがなく製品の表面にはバリ部が存在しないため、あと加工にて高硬度なバリ部を除去する必要がなくなる。
本発明は、高硬度なバリ部の除去が不要な安価で加工性に優れた圧縮機あるいはロータシャフトを提供することができる。
第1の発明は、シリンダー内で回転して圧縮動作を行うロータシャフトを備えた圧縮機であって、前記ロータシャフトは前記ロータの中央部にシャフトの外径より大きな貫通穴を設けるとともに、ロータの軸方向の適所に前記貫通穴よりやや大きめの大径部を形成し、前記大径部にて前記シャフトを突き合わせて、当該突き合わせ部に生じるバリが前記大径部内に存する構成としてあり、接合部のバリ部が製品表面に形成されないため、高硬度に形成されたバリ部を除去する必要はなく、安価で加工性に優れた圧縮機を提供することが可能となる。
また第2の発明は、ロータとシャフトとからなり、前記ロータの貫通穴に挿入したシャフト同士を突き合わせて、前記貫通穴よりやや大きめに形成した大径部で摩擦圧接工法にて突き合わせ接合し、当該突き合わせ接合部に生じたバリが前記大径部内に存する構成としてあり、接合部のバリ部が製品表面に形成されないため、高硬度に形成されたバリ部を除去する必要はなく、安価で加工性に優れたロータシャフトを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態によるロータシャフトを用いたベーンロータリ型圧縮機の横断面図、図2は同縦断面図、図3は同ロータシャフトの断面図である。ロータ1は略円筒状のシリンダー10に一部が接するように配置されており、その両端にはシャフト2及び3が図3に示すように接続されてロータシャフト21を構成している。そして上記ロータシャフト21はその接合部に後述するようなバリ部4が形成されている。
なお、上記シリンダー10の両端には圧縮部を構成するために前部側板12及び後部側板13が配置され、ロータ1に配置されたスリット溝14内をベーン11が摺動することにより圧縮室15を構成し、シャフト2及び3の回転によりロータ1が回転し、圧縮室15の容積を減じていくことによりガスを圧縮する構成をとっている。
図4はロータシャフトの接合前の状態を示す分解断面図であり、ロータ1の中央部にはシャフト2及び3が挿入される貫通穴1aが形成されている。貫通穴1aの径はシャフト2及び3の外径よりも大きく設定されており、貫通穴1aをシャフト2及び3が挿入可能となっている。またロータ1の軸方向の適所、例えば軸方向のほぼ中央部は貫通穴1aより大きな大径部1bが配置されている。このとき大径部1bの形状はシャフト2と3を摩擦圧接で接合時に寄り代より決まる押しのけ体積よりも小さくなくように設定している。この関係を次式にて表す。シャフト2及び3の外径がd、寄り代をhとした場合、大径部1bの長さLと内径Dは次式を満足する形状とすれば良いことが判る。
(D−d)×L<d×h
図5は同じ外径dの棒材を寄り代hにて摩擦圧接工法にて接合した場合の接合完了状態を示す説明図である。この場合は摩擦圧接によってd×π/4×hだけの体積が押しのけられ、棒材の外径dより、円周状に広がったバリ部4が形成される。この関係は本実施の形態で説明するシャフト2及び3が摩擦圧接にて接合された時と同じ関係となる。
以上のように構成されたロータシャフトにおいて、このロータ1には前記した如くシャフト2及び3が挿入可能な貫通穴1aが形成されており、その軸方向のほぼ中央部にはシャフト2及び3を摩擦圧接にて接合するときに必要とする寄り代より決まる大径部1bを備えている。この大径部1bはそのサイズが前記関係式を満足する形状としているため、圧接により決まるバリ部4の体積は大径部1bの体積よりも小さくなる。そのため、シャフト2および3をロータ1の両端から貫通孔1aに挿入してその端面を突き合わせて摩擦圧接接合するときに発生したバリ部14はシャフト2及び3とロータ1の嵌合隙間(大径部1bとシャフト2および3との間に形成される隙間)に入り込み、ロータ1とシャフト2及び3の一体化が可能となる。そして、シャフト2及び3の接合時に発生したバリ部はロータ1の内部に納まり、ロータ1の外形部には現れず、あと加工にて取り除く必要がなくなり、安価で加工性のよいロータシャフトを提供することができる。
なお、上記説明では、ロータ1の大径部1bの例として前記関係式を満足する例にて説
明したが、バリが収まる隙間ができる構成であればどのようなものであってもよく、これに限定されるものではない。また、圧縮機の例としてベーンタイプのロータリコンプレッサとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
以上のように本発明は、ロータとシャフトとの接合によって生じるバリがロータの内部に納まってロータの外形部に現れないので、あと加工にてこれを取り除く必要がなくなり安価に提供することができるとともに、加工性の大幅な向上が図れ、低コストで生産性の良い圧縮機およびロータシャフトを提供することができ、各種圧縮機や機器に適用できる。
本発明の実施の形態1における圧縮機の横断面図 同圧縮機の縦断面図 同圧縮機に用いたロータシャフトの断面図 同ロータシャフトの分解断面図 シャフト接合時のバリ発生状況を示す説明図 従来のロータシャフトの断面図
符号の説明
1 ロータ
1a 貫通穴
1b 大径部
2 シャフト
3 シャフト
4 バリ部
10 シリンダー
11 ベーン
12 前部側板
13 後部側板
14 スリット溝

Claims (2)

  1. シリンダー内で回転して圧縮動作を行うロータシャフトを備えた圧縮機であって、前記ロータシャフトは前記ロータの中央部にシャフトの外径より大きな貫通穴を設けるとともに、ロータの軸方向の適所に前記貫通穴よりやや大きめの大径部を形成し、前記大径部にて前記シャフトを突き合わせて、当該突き合わせ部に生じるバリが前記大径部内に存する圧縮機。
  2. ロータとシャフトとからなり、前記ロータの貫通穴に挿入したシャフト同士を突き合わせて、前記貫通穴よりやや大きめに形成した大径部で摩擦圧接工法にて突き合わせ接合し、当該突き合わせ接合部に生じたバリが前記大径部内に存するロータシャフト。
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