JP2009263302A - 毛髪保護剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】シャンプーによる毛髪や皮膚などの損傷から毛髪や皮膚などを保護することができる毛髪保護剤を提供すること。
【解決手段】
この発明に係る毛髪保護剤は、エチルアルコールと、グリセリンと、カルボキシメチルセルロースまたはメチルセルロースとの組成物からなる毛髪保護剤である。
この発明に係る毛髪保護剤は、シャンプーなどによる洗髪の前に毛髪を前処理することによってシャンプーによる毛髪や肌の障害を防ぎ、あわせてシャンプーの使用量を減らすことでき、かつ、環境への悪影響も減少させることができる。
【選択図】なし
【解決手段】
この発明に係る毛髪保護剤は、エチルアルコールと、グリセリンと、カルボキシメチルセルロースまたはメチルセルロースとの組成物からなる毛髪保護剤である。
この発明に係る毛髪保護剤は、シャンプーなどによる洗髪の前に毛髪を前処理することによってシャンプーによる毛髪や肌の障害を防ぎ、あわせてシャンプーの使用量を減らすことでき、かつ、環境への悪影響も減少させることができる。
【選択図】なし
Description
この発明は、シャンプーによる毛髪損傷から毛髪を保護することができる毛髪保護剤に関するものである。更に詳細には、この発明は、シャンプーなどによる洗髪の前に毛髪を前処理することによってシャンプーによる毛髪や肌の障害を防ぎ、あわせてシャンプーの使用量を減らすことでき、かつ、環境への悪影響も減少させることができる毛髪保護剤に関するものである。
シャンプーなどの毛髪洗浄剤には、主に起泡洗浄剤としてアルキルサレフェート、アルキルエーテルサレフェートなどの陰イオン界面活性剤が主に使われている。周知のようにこのような合成界面活性剤は、毛髪や皮膚などの洗浄力は有しているが、頭皮や毛髪に対し刺激や障害をもたらす事が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、シャンプーには、洗浄力や使用後の使用感、スッキリ感などから、どうしても合成界面活性剤が主体とした使用されている。
シャンプー剤に含まれる合成界面活性剤による毛髪や肌などへの障害に対する対策として、一般的には、シャンプー後にトリートメント剤を用いて毛髪を保護する手段がとられている。最近では、比較的毛髪などへの障害が少ない石鹸を用いたシャンプーも使われたりしているが、これは肌や毛髪への悪影響は少ない代わり、洗浄力が弱いためそれほど広まっていない。
また、トリートメントは、洗髪の後に行われるのが一般的である。シャンプー前に行うトリートメントの例としては育毛剤のケフトルがあるが、これは育毛剤であって、シャンプー前に、シャンプーによる毛髪などへの障害を防ぐためのものではない。
また、トリートメントは、洗髪の後に行われるのが一般的である。シャンプー前に行うトリートメントの例としては育毛剤のケフトルがあるが、これは育毛剤であって、シャンプー前に、シャンプーによる毛髪などへの障害を防ぐためのものではない。
また前記したように石鹸を用いたシャンプーは、毛髪や肌への障害が少ないとされている。このシャンプーと合成界面活性剤を用いたシャンプーとの違いは、(1)合成界面活性剤は、自然が処理しにくい物質であって、自然界や人体の表面にいつまでも残って障害を与え続けるのに対して、(2)石鹸は、自然が処理できる天然の界面活性剤であるので、環境中や人体によって短時間に分解されるため長期にわたっての影響を与えないが、(3)界面活性剤には変わりがないので、肌や毛髪への障害作用は変わらないといえる。
さらに、従来のほとんどの毛髪保護剤は、毛髪をシャンプーした後、塗布し、洗い流すタイプのものであったので、その効果が十分ではなかった。また、洗い流さないタイプの毛髪保護剤もあるが、毛髪保護の効果は、洗い流すタイプの毛髪保護剤に比べて高いことが期待されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、いずれのタイプの毛髪保護剤を使用する場合であっても、シャンプーした後に使用することには変わりないので、シャンプーによる毛髪損傷を防止・保護する効果は全くない。さらに、従来の毛髪保護剤にも、種々の界面活性剤が含まれているものもある。
このようなシャンプーに含まれる界面活性剤の障害を防ぐ考え方としては、シャンプーして皮膚や髪に障害を与えた後に、トリートメントなどで傷んだ毛髪を保護するよりも、かかる障害が起きないように毛髪の損傷を防護した後にシャンプーを行う方が良いに決まっている。しかし、これまでそのような発想の基で開発された毛髪保護剤は全く見当たらない。
特開平05−927号公報
特開2004−352671号公報
そこで、本発明者は、毛髪に損傷を与えなくて、さらにシャンプーによる毛髪損傷を保護することが可能な毛髪保護剤を鋭意研究した結果、エチルアルコールと、グリセリンと、カルボキシメチルセルロースまたはメチルセルロースとの組成物が毛髪保護剤としてシャンプーによる毛髪などへの損傷を防護できることを見出して、この発明を完成した。
したがって、この発明は、シャンプーによる肌や毛髪への障害を減少することができる新たな手段を提供することを目的としている。
具体的には、この発明は、エチルアルコールと、グリセリンと、カルボキシメチルセルロースまたはメチルセルロースとの組成物からなる毛髪保護剤を提供することを目的としている。
具体的には、この発明は、エチルアルコールと、グリセリンと、カルボキシメチルセルロースまたはメチルセルロースとの組成物からなる毛髪保護剤を提供することを目的としている。
この発明は、その好ましい態様として、エチルアルコールが5から80%、好ましくは10から48%、グリセリンが4から50%、好ましくは10から40%、カルボキシメチルセルロースまたはメチルセルロースが0.1から2%、好ましくは0.2から1%の割合からなる毛髪保護剤を提供することを目的としている。
また、この発明は、上記洗髪補助剤をシャンプーによる洗髪の前に使用することからなる洗髪補助剤の使用方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、この発明は、エチルアルコールと、グリセリンと、カルボキシメチルセルロースまたはメチルセルロースとの組成物からなる毛髪保護剤を提供する。
また、この発明は、その好ましい態様として、エチルアルコールが5から80%、好ましくは10から48%、グリセリンが4から50%、好ましくは10から40%、カルボキシメチルセルロースまたはメチルセルロースが0.1から2%、好ましくは0.2から1%の割合からなる毛髪保護剤を提供する。
さらに、この発明は、上記洗髪補助剤をシャンプーによる洗髪の前に使用することからなる洗髪補助剤の使用方法を提供する。
この発明に係る毛髪保護剤は、シャンプーによる毛髪や肌の障害を守るため、シャンプーする前に毛髪保護剤で毛髪や肌を保護するとともに、毛髪保護剤に界面活性剤や石鹸を用いずに洗浄効果も持たせることでシャンプーの使用量を減少させる効果を有している。
この発明に係る毛髪保護剤は、エチルアルコールが5から80%、好ましくは10から48%、グリセリンが4から50%、好ましくは10から40%、カルボキシメチルセルロースまたはメチルセルロースが0.1から2%、好ましくは0.2から1%の割合から構成される組成物からなる新規毛髪保護剤である。
この発明の毛髪保護剤に含まれる各成分は、いずれも人体及び環境に対して何ら悪影響を及ぼすことなく、その上自然界で完全に分解される成分から構成されている。したがって、この発明の毛髪保護剤は、環境に極めて優しいものである。
また、この発明の毛髪保護剤に含まれる各成分のうち、アルコールは頭髪や皮膚への清涼感と洗浄効果を付与する役目を有している。グリセリンは頭髪や皮膚などを保護するこうかがあり、またカルボキシメチルセルロースやメチルセルロースは、粘性を付与すると共に、洗浄効果を有している。
また、この発明の毛髪保護剤に含まれる各成分のうち、アルコールは頭髪や皮膚への清涼感と洗浄効果を付与する役目を有している。グリセリンは頭髪や皮膚などを保護するこうかがあり、またカルボキシメチルセルロースやメチルセルロースは、粘性を付与すると共に、洗浄効果を有している。
この発明の毛髪保護剤には、必要に応じて、毛髪洗浄剤のコンデイショナー成分、例えば、リン脂質等の油分、タンパク質、タンパク分解物などが添加されていてもよい。ただし、この発明の毛髪保護剤は、シャンプーなどの毛髪洗浄剤の使用前に使用することから、かかる毛髪洗浄剤に使用されているコンデイショナー成分などをこの発明の毛髪保護剤に特に使用する必要はない。
この発明に係る毛髪保護剤は、通常のシャンプーによる洗髪の前に使用することにより、毛髪や皮膚などがシャンプーによって損傷を受けるのを防止することができる。
この毛髪保護剤の使用方法は、洗髪の前に、この毛髪保護剤を約10mlから20ml程度用いて頭髪によく揉みこんだ後、水で軽くすすいで、通常の使用量の約1/3から1/10の約0.1から0.5ml程度のシャンプーを用いてシャンプーし水洗いするのがよい。
こ発明の毛髪保護剤を上記のように使用して数回洗髪を繰り返すうちに、何も整髪料を使わなくとも毛髪にしっとり感が出てくる。また、肌も毛髪も痛まないので抜け毛等が減少することが分かると共に、毛髪が痛んでいないことが実感できるようになる。
下記成分を水と混合して毛髪保護剤を調製した。
グリセリン:20%
エチルアルコール:20%
カルボキシメチルセルロース(CMCダイセル、品番1350):
0.25%
上記毛髪保護剤約20mlを、洗髪前に頭髪中に良く揉みこみ、その後0.2mlのシャンプーで洗髪した後、水で洗い流した。
このように洗髪を数回繰り返したところ、毛髪のつやや、かゆみが無いこと等によって頭髪が痛んでいないのが確認できた。
グリセリン:20%
エチルアルコール:20%
カルボキシメチルセルロース(CMCダイセル、品番1350):
0.25%
上記毛髪保護剤約20mlを、洗髪前に頭髪中に良く揉みこみ、その後0.2mlのシャンプーで洗髪した後、水で洗い流した。
このように洗髪を数回繰り返したところ、毛髪のつやや、かゆみが無いこと等によって頭髪が痛んでいないのが確認できた。
この発明に係る毛髪保護剤は、シャンプーなどの毛髪洗浄剤と共に使用することができる。
Claims (3)
- エチルアルコール5から80%、グリセリン4から50%、カルボキシメチルセルロースまたはメチルセルロース0.1から2%とからなることを特徴とする毛髪保護剤。
- 請求項1に記載の毛髪保護剤において、前記エチルアルコールが10から48%、前記グリセリンが10から40%、前記カルボキシメチルセルロースまたはメチルセルロースが0.2から1%の割合からなることを特徴とする毛髪保護剤。
- 請求項1または2に記載する毛髪保護剤をシャンプーによる洗髪の前に使用することを特徴とする毛髪保護剤の使用方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008116978A JP2009263302A (ja) | 2008-04-28 | 2008-04-28 | 毛髪保護剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008116978A JP2009263302A (ja) | 2008-04-28 | 2008-04-28 | 毛髪保護剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009263302A true JP2009263302A (ja) | 2009-11-12 |
Family
ID=41389624
Family Applications (1)
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JP2008116978A Pending JP2009263302A (ja) | 2008-04-28 | 2008-04-28 | 毛髪保護剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009263302A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012112109A1 (en) * | 2011-02-18 | 2012-08-23 | Wide Vistas Entertainment Ab | A hair care product and a method of using said product |
-
2008
- 2008-04-28 JP JP2008116978A patent/JP2009263302A/ja active Pending
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