JP2009263045A - 用紙サイズ検知装置及びこれを搭載した用紙供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】視認性の向上が図られた構成で、一見して操作部の箇所を認識でき、用紙サイズの変更動作をスムーズに遂行することが可能な用紙サイズ検知装置を提供する。
【解決手段】用紙供給装置1の用紙サイズ検知装置10は、用紙サイズを表示する表示部11と、この表示部11に表示された用紙サイズを検知する検知部12と、手で変位させることにより、表示部11に表示される用紙サイズの選択が可能な操作部13とを備え、操作部13が、表示部11及び検知部12から独立して形成されている。これにより、ユーザが用紙サイズを確認し易い箇所に表示部11を、ユーザが操作し易い箇所に操作部13を、それぞれ離間して配置できる。また、操作部13を、デザインを考慮して視認性の向上が図られ、一見して操作部13の箇所を認識することが可能な構成にすることが可能である。
【選択図】図5
【解決手段】用紙供給装置1の用紙サイズ検知装置10は、用紙サイズを表示する表示部11と、この表示部11に表示された用紙サイズを検知する検知部12と、手で変位させることにより、表示部11に表示される用紙サイズの選択が可能な操作部13とを備え、操作部13が、表示部11及び検知部12から独立して形成されている。これにより、ユーザが用紙サイズを確認し易い箇所に表示部11を、ユーザが操作し易い箇所に操作部13を、それぞれ離間して配置できる。また、操作部13を、デザインを考慮して視認性の向上が図られ、一見して操作部13の箇所を認識することが可能な構成にすることが可能である。
【選択図】図5
Description
本発明は、複写機やプリンタに代表される画像形成装置に適用可能な、カットペーパーなどの用紙のサイズ検知装置に関する。また、この用紙サイズ検知装置を搭載した用紙供給装置に関する。
用紙供給装置は、複写機やプリンタに代表される画像形成装置において、カットペーパーなどの給紙用として不可欠である。画像形成装置における用紙供給装置には、給紙カセットや給紙トレイのような用紙収容部に印刷前の用紙を予め多数ストックしておき、用紙収容部内に積み上げられた用紙の最上層から1枚ずつ用紙を分離供給するものが多い。このような用紙供給装置は、画像形成装置のカセット式給紙部や手差し給紙部、原稿搬送装置などに用いられる。
カセット式給紙部や手差し給紙部、原稿搬送装置などには、用紙のサイズ検知装置が設けられていることが多い。用紙サイズ検知装置には、一般的に、用紙収容部の近傍に設けられたつまみなどの操作部をユーザが操作してサイズを装置に表示、検知させるタイプと、用紙収容部に積み上げられた原稿や用紙の側端部に可動側板を当接させてサイズを検知させるタイプの2種類が存在する。
これらのうち、用紙収容部の近傍に設けられたつまみなどを操作してサイズを装置に表示、検知させるタイプの用紙サイズ検知装置は、特に給紙カセットの正面部で多く見かける。このタイプの用紙サイズ検知装置は、用紙サイズを表示する表示部と、この表示部に表示された用紙サイズを検知する検知部と、手で変位させることにより、表示部に表示される用紙サイズの選択が可能な操作部とを備えている。スイッチやセンサを用いることによって検知部で得られた用紙サイズ情報は、用紙サイズに対応した好適な画像形成を遂行するため、画像形成装置の制御部に送信される。このような用紙サイズ検知装置の例を、特許文献1及び2に見ることができる。
特許第3197052号公報(第3−4頁、図1)
特開2002−104663号公報(第4頁、図1)
特許文献1及び2に記載された用紙サイズ検知装置は、表示部、検知部、及び操作部が一体として形成された回転部材で構成され、操作部を手で変位させることにより容易に、給紙カセット正面に表示させ、画像形成装置に検知させる用紙サイズを変更することができる。しかしながら、この用紙サイズ検知装置は、表示部、検知部、及び操作部が一体として形成されているので、ユーザが手で触れようとする際、操作部の箇所が一見して認識できない恐れがある。これにより、用紙サイズを変更する動作に支障をきたし、取り扱い難さを感じる可能性がある。
これに対して、視認性の向上を図り、操作部を他の部分とは別の色で構成することが考えられるが、一体として形成された部材の一部を別の色で構成するためには、局部的な範囲に限定した塗装を施すなどする必要があり、容易に実行することができない。また、このような視認性や操作性の向上を図るため、操作部の形状を変更する際にも、表示部、検知部、及び操作部が一体として形成されていることが悪い影響を与える可能性がある。さらに、デザイン的な見栄えを損なう恐れもある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、表示部、検知部、及び表示部に表示される用紙サイズの選択が可能な操作部を備えた用紙サイズ検知装置において、デザインを考慮した視認性の向上が図られた構成で、一見して操作部の箇所を認識することができ、操作性が高められ、用紙サイズの変更動作をスムーズに遂行することが可能な用紙サイズ検知装置を提供することを目的とする。また、このような用紙サイズ検知装置を搭載した使い勝手のよい用紙供給装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、用紙サイズを表示する表示部と、この表示部に表示された用紙サイズを検知する検知部と、手で変位させることにより、前記表示部に表示される用紙サイズの選択が可能な操作部とを備えた用紙サイズ検知装置において、前記操作部は、前記表示部及び前記検知部から独立して形成されていることとした。
また、上記構成の用紙サイズ検知装置において、前記操作部は、前記表示部及び前記検知部とは異なる色で形成されていることとした。
また、上記構成の用紙サイズ検知装置において、前記操作部は、回転するつまみと、このつまみに連動して回転する駆動ギアとを備え、前記表示部及び前記検知部は、前記駆動ギアに連結する従動ギアが設けられた、一体として形成された回転部材で構成されることとした。
また、上記構成の用紙サイズ検知装置において、前記つまみは、回転軸線と直角をなす断面形状が、前記表示部に表示可能な用紙種類に対応した辺数を有する正多角形をなすこととした。
また本発明では、上記構成の用紙サイズ検知装置を用紙供給装置に搭載することとした。
本発明の構成によれば、用紙サイズを表示する表示部と、この表示部に表示された用紙サイズを検知する検知部と、手で変位させることにより、前記表示部に表示される用紙サイズの選択が可能な操作部とを備えた用紙サイズ検知装置において、前記操作部は、前記表示部及び前記検知部から独立して形成されていることとしたので、ユーザが用紙サイズを確認し易い箇所に表示部を、ユーザが操作し易い箇所に操作部を、それぞれ離間して配置することができる。また、操作部のデザインを、表示部や検知部の構成から制限を受けることなく、自由に設計することが可能である。したがって、操作部を、デザインを考慮して視認性の向上が図られ、一見して操作部の箇所を認識することが可能な構成にすることができる。このようにして、操作性が高められ、用紙サイズの変更動作をスムーズに遂行することが可能な用紙サイズ検知装置を提供することができる。
また、前記操作部は、前記表示部及び前記検知部とは異なる色で形成されていることとしたので、一見して操作部の箇所を認識することが可能であるという効果を、一層高めることができる。これにより、さらに操作性が向上した用紙サイズ検知装置を提供することが可能になる。
また、前記操作部は、回転するつまみと、このつまみに連動して回転する駆動ギアとを備え、前記表示部及び前記検知部は、駆動ギアに連結する従動ギアが設けられた、一体として形成された回転部材で構成されることとしたので、簡便な構成で、操作部を、表示部及び検知部から独立させることができる。また、駆動ギア及び従動ギアのギア比を調節することにより、つまみの回転に対する表示部の回転具合の加減を好適に設定することが可能になる。これにより、少ない労力で用紙サイズの表示を変更できるようにしたり、少しの力で表示部が回り過ぎないようにしたりすることができる。したがって、用紙サイズ検知装置の操作性をさらに向上させることが可能である。
また、前記つまみは、回転軸線と直角をなす断面形状が、前記表示部に表示可能な用紙種類に対応した辺数を有する正多角形をなすこととしたので、操作部においてつまみの一面をその周囲の面などに揃えることにより、回転する表示部の用紙サイズ表示を、容易に確認し易い箇所に位置決めすることができる。これにより、用紙サイズ検知装置の操作性を、より一層向上させることが可能になる。
また本発明では、上記用紙サイズ検知装置を用紙供給装置に搭載することとしたので、デザインを考慮した視認性の向上が図られた構成で、一見して用紙サイズ検知装置の操作部の箇所を認識することができ、操作性が高められ、用紙サイズの変更動作をスムーズに遂行することが可能な使い勝手のよい用紙供給装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図8に基づき説明する。なおここでは、本発明の用紙サイズ検知装置を搭載した用紙供給装置が、画像形成装置(プリンタ)の下部に配置すべく設計されたものとする。
最初に、本発明の第1の実施形態に係る用紙サイズ検知装置を搭載した用紙供給装置について、図1及び図2を用いてその構造の概略を説明する。図1は用紙供給装置の垂直断面左側面図、図2は用紙供給装置に備えられた給紙カセットの部分斜視図である。なお、図1及び図2において、右方が用紙供給装置の正面側、左方が背面側を示している。
用紙供給装置1は、図1に示すように、プリンタ100の下部に設けられている。用紙供給装置1には、給紙カセット2が備えられている。給紙カセット2の側面には、図2に示すように、略水平にプリンタ100の前後方向に延びる形のガイドレール3が設けられている。このガイドレール3に、用紙供給装置1内側に設けられた図示しない水平突起を係合させることにより、プリンタ100本体に対して水平に、すなわち図1において左右方向に、給紙カセット2を引き出し、収納することが可能である。
給紙カセット2は、図1及び図2に示すように、上面が開口した平たい箱で構成され、その正面には正面パネル4が備えられている。正面パネル4は、プリンタ100正面下部のハウジングの一部を構成する役割を果たしている。用紙Pは、給紙カセット2の上面方向から積み上げられて収容され、給紙カセット2の前部上方、すなわち図1において右側上方に設けられた給紙装置5により、左方から右方に向かって送り出される。
給紙カセット2の内側には、図1に示すように、リフト板6が備えられている。用紙Pは、このリフト板6の上面に載置される。リフト板6は、その給紙方向上流端、すなわち図1において左方の端部に、給紙方向と直角をなす用紙幅方向に略水平に延びる支軸6aを備えている。リフト板6は、この支軸6aの箇所にて、給紙カセット2の、用紙幅方向の両側壁に支持されている。そして、リフト板6は、この支軸6aの軸線を中心とし、下流端を自由端として、給紙方向に沿って延びる垂直面内で回転可能である。なお、図2では、リフト板6の描画を省略している。
リフト板6の給紙方向下流部下方には、給紙カセット2の内底面との間に、ばね7が備えられている。このばね7は、リフト板6の下流部を上方に変位させるべく付勢する付勢手段である。リフト板6は、ばね7の弾発力によりその下流部が上方に持ち上げられ、用紙束の最上層が、用紙供給装置1の下流部上方に設けられた給紙装置5のピックアップローラ5aに当接する用紙供給位置に変位する。リフト板6上の用紙Pは、この給紙装置5により一枚ずつ分離されて、用紙供給装置1の外部へ、すなわち図1の右側上方に向かって送り出される。
給紙カセット2の、正面から見てその右側であって、正面パネル4の箇所には、図2に示すように、用紙残量表示装置8が備えられている。用紙残量表示装置8は、正面パネル4の近傍とリフト板6との間に跨る形で、前後方向に延びるリンク部材(図示せず)を備えている。リンク部材は、正面側の箇所で用紙残量を示す指示片(図示せず)と係合し、背面側の箇所でリフト板6と係合している。そして、用紙残量表示装置8は、リフト板6が給紙によって上昇したり、用紙補充によって下降したりする動作に連動して、リンク部材及び指示片が上下方向に変位し、用紙残量を表示することができる。
一方、給紙カセット2の、正面から見てその左側であって、正面パネル4の箇所には、図2に示すように、用紙サイズ検知装置10が備えられている。
続いて、この用紙サイズ検知装置10の詳細な構成を、図2に加えて、図3〜図7を用いて説明する。図3は用紙サイズ検知装置の上面図、図4は用紙サイズ検知装置の正面図、図5は用紙サイズ検知装置の斜視図、図6は図5と異なる方向から見た用紙サイズ検知装置の斜視図、図7は図6と異なる方向から見た用紙サイズ検知装置の斜視図である。
用紙サイズ検知装置10は、図2に示すように正面パネル4のすぐ裏側の箇所に配置され、図3〜図7に示すように表示部11、検知部12、及び操作部13を備えている。
表示部11は、上下方向に略垂直に延びる軸線を有する円筒形状をなし、その軸線を中心として回転自在に設けられている。表示部11は、円筒の周面である側面部に表示面11aを備えている。表示面11aには、「A4」、「B5」などといった用紙サイズが、回転方向に沿って所定の間隔で並べて記載されている。
表示面11aに対応する正面パネル4の箇所には、図2に示すように、表示窓4aが設けられている。表示窓4aは、正面側から表示面11aの箇所まで貫通する開口の形で形成されている。したがって、用紙供給装置1の正面から、表示窓4aを通して、表示面11aに記載された用紙サイズを容易に確認することができる。
また、図4に示すように、表示部11のすぐ下方には、従動ギア14が設けられている。従動ギア14は、その軸線が表示部11の回転軸線と一致するように、表示部11に固定されている。
検知部12は、図2及び図4に示すように、表示部11の上方に配置され、表示部11と一体として形成されている。すなわち、表示部11及び検知部12は、上下方向に略垂直に延びる共通の軸線を有する、円筒形状の回転部材で構成されている。そして、検知部12は、その周面の、上下方向に3段にして分割された領域に、それぞれ放射状に径方向外側に突出する突起12aを備えている。
突起12aは、図4〜図7に示すように、上下方向に並ぶ3個がひとつの組をなしている。この突起12aの組に対しては、図3に示すように、回転方向に沿って45度間隔で、8箇所の配置場所が設定されている。突起12aは、8箇所の配置場所において、それぞれ設ける箇所と設けない箇所とを選択することにより、上下方向に3個の突起12aが並ぶ組を8通り(=2×2×2)に設定することができる。この検知部12の8通りの突起12aの組に対応して、表示部11には8種類の用紙サイズを記載することができる。
用紙供給装置1の内側であって、給紙カセット2の、検知部12のこれらの突起12aに対向する箇所には、検知スイッチ15が配置されている。検知スイッチ15には、上下方向に3個の突起12aが並ぶ組に対応して、3個の検知片15aが上下方向に並べて設けられている。検知片15aは、図示しないばねの作用により、突起12aに接触するように、突起12aに向かって付勢されている。これにより、検知片15aは、突起12aが接触すると、ばねの弾発力に抗して突起12aに押されるように変位する。したがって、3個の検知片15aの変位、すなわち突起12aの有無を識別することにより、検知スイッチ15は、検知部12の、8通りの突起12aの組のいずれが検知スイッチ15に対向しているかを検知する。
プリンタ100の制御部(図示せず)は、検知スイッチ15から受信したその検知情報に基づき、表示部11の8種類の用紙サイズのうち、選択された用紙サイズを認識する。こうして得られた用紙サイズの情報は、印刷条件を設定したり、プリンタ100の操作パネルに表示したりすることに利用される。
なお、表示部11及び検知部12は、給紙カセット2の左側面から内側に奥まった箇所に設けられているので、図2に示すように、検知スイッチ15に対向する検知部12の一部の箇所を除いて、給紙カセット2の左側面に露出していない。これにより、給紙カセット2を用紙供給装置1から引き出しても、表示部11及び検知部12にユーザが手で触れることはない。
一方、操作部13は、図2及び図4に示すように、表示部11の下方に配置されている。操作部13は、表示部11及び検知部12から独立した部材で形成されている。操作部13は、つまみ13aと、駆動ギア16とを備えている。
つまみ13aは、上下方向に略垂直に延びる軸線を有する円筒形状をなし、その軸線を中心として回転自在に設けられている。つまみ13aは、円筒の周面である側面部に、回転方向に沿った凹凸が形成されたり、ローレット加工が施されたりして、ユーザが指先で回転し易いようになっている。また、つまみ13aは、表示部11及び検知部12や、給紙カセット2とは異なる色で形成されている。そして、つまみ13aは、図2に示すように、給紙カセット2の左側面に露出している。したがって、給紙カセット2を用紙供給装置1から引き出すと、ユーザはつまみ13aに指で触れ、これを回転させることが可能である。
駆動ギア16は、図4に示すように、つまみ13aのすぐ上方に設けられている。駆動ギア16は、その軸線がつまみ13aの回転軸線と一致するように、つまみ13aに固定されている。また、駆動ギア16は、従動ギア14に連結している。これにより、つまみ13aを回転させると、駆動ギア16及び従動ギア14を介して、表示部11及び検知部12を回転させることができる。
上記の構成により、ユーザは、給紙カセット2を用紙供給装置1から引き出し、給紙カセット2の左側面からつまみ13aを指で回転して、表示窓4aから見える表示部11の用紙サイズを変更、選択することができる。そして、ここで選択された用紙サイズは、検知部12の突起12aの組を介して検知スイッチ15が識別し、その用紙サイズ情報がプリンタ100の制御部に送信される。
このようにして、用紙サイズを表示する表示部11と、この表示部11に表示された用紙サイズを検知する検知部12と、手で変位させることにより、表示部11に表示される用紙サイズの選択が可能な操作部13とを備えた用紙サイズ検知装置10において、操作部13は、表示部11及び検知部12から独立して形成されているので、ユーザが用紙サイズを確認し易い箇所に表示部11を、ユーザが操作し易い箇所に操作部13を、それぞれ離間して配置することができる。すなわち、表示部11を給紙カセット2正面の横方向端部より中央寄りに、操作部13を給紙カセット2の側面の箇所に配置することができる。また、操作部13のデザインを、表示部11や検知部12の構成から制限を受けることなく、自由に設計することが可能である。したがって、操作部13を、デザインを考慮して視認性の向上が図られ、一見して操作部13の箇所を認識することが可能な構成にすることができる。すなわち、給紙カセット2の側面から、操作部13のみが露出するように構成することが可能である。このようにして、操作性が高められ、用紙サイズの変更動作をスムーズに遂行することが可能な用紙サイズ検知装置10を提供することができる。
また、操作部13は、表示部11及び検知部12とは異なる色で形成されているので、一見して操作部13の箇所を認識することが可能であるという効果を、一層高めることができる。これにより、さらに操作性が向上した用紙サイズ検知装置10を提供することが可能になる。
そして、操作部13は、回転するつまみ13aと、このつまみ13aに連動して回転する駆動ギア16とを備え、表示部11及び検知部12は、駆動ギア16に連結する従動ギア14が設けられた、一体として形成された回転部材で構成されているので、簡便な構成で、操作部13を、表示部11及び検知部12から独立させることができる。また、駆動ギア16及び従動ギア14のギア比を調節することにより、つまみ13aの回転に対する表示部11の回転具合の加減を好適に設定することが可能になる。これにより、少ない労力で用紙サイズの表示を変更できるようにしたり、少しの力で表示部11が回り過ぎないようにしたりすることができる。したがって、用紙サイズ検知装置10の操作性をさらに向上させることが可能である。
また本発明では、上記用紙サイズ検知装置10を用紙供給装置1に搭載したので、デザインを考慮した視認性の向上が図られた構成で、一見して用紙サイズ検知装置10の操作部13の箇所を認識することができ、操作性が高められ、用紙サイズの変更動作をスムーズに遂行することが可能な使い勝手のよい用紙供給装置1を提供することができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る用紙サイズ検知装置の詳細な構成について、図8を用いて説明する。図8は、用紙サイズ検知装置の斜視図である。なお、この実施形態の基本的な構成は、図1〜図7を用いて説明した前記第1の実施形態と同じであるので、第1の実施形態と共通する構成については、図面の記載、及びその説明を省略するものとする。
第2の実施形態に係る用紙サイズ検知装置10において、図8に示す操作部13のつまみ13bは、回転軸線と直角をなす断面形状が正多角形をなしている。すなわち、表示部11に表示可能な用紙種類が8種類であるので、これに対応して、つまみ13bは、その断面形状が正8角形をなしている。つまみ13bは、その側面部に、ローレット加工が施されたり、回転方向に沿った凹凸が形成されたりして、ユーザが指先で回転し易いようになっている。
このようにして、つまみ13aは、回転軸線と直角をなす断面形状が、表示部11に表示可能な用紙種類に対応した辺数を有する正多角形、すなわち8種類の用紙サイズに対応した正8角形をなしているので、操作部13においてつまみ13bの一面をその周囲の面、すなわち給紙カセット2の左側面などに揃えることにより、回転する表示部11の用紙サイズ表示を、容易に正面から確認し易い箇所に位置決めすることができる。これにより、用紙サイズ検知装置10の操作性を、より一層向上させることが可能になる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、操作部13を、表示部11及び検知部12から独立して形成し、それらを離間して配置する方法は、ギアを用いる構成に限定されるわけではなく、ベルトなどを用いてそれらを離間して配置しても構わない。そして、表示部11と、検知部12とは、必ずしも一体として構成しなければならないわけではなく、それぞれ独立させて形成しても構わない。
また、表示部11に表示できる用紙サイズの種類は8種類に限定されるわけではなく、これより多くても、少なくても構わない。表示部11に表示できる用紙種類は、例えば、検知部12の、上下方向に並ぶ突起12aの組を2段にすると4種類に、突起12aの組を4段にすると16種類になる。これに関連して、操作部13のつまみの、回転軸線と直角をなす断面形状を正方形、正16角形にすると、用紙サイズ検知装置10の操作性をより一層向上させることが可能になる。
本発明は、給紙カセットの正面などに設けられる、表示部、検知部、及び表示部に表示される用紙サイズの選択が可能な操作部を備えた用紙サイズ検知装置において利用可能である。
1 用紙供給装置
2 給紙カセット
4 正面パネル
4a 表示窓
6 リフト板
10 用紙サイズ検知装置
11 表示部
11a 表示面
12 検知部
12a 突起
13 操作部
13a、13b つまみ
14 従動ギア
15 検知スイッチ
15a 検知片
16 駆動ギア
100 プリンタ
2 給紙カセット
4 正面パネル
4a 表示窓
6 リフト板
10 用紙サイズ検知装置
11 表示部
11a 表示面
12 検知部
12a 突起
13 操作部
13a、13b つまみ
14 従動ギア
15 検知スイッチ
15a 検知片
16 駆動ギア
100 プリンタ
Claims (5)
- 用紙サイズを表示する表示部と、この表示部に表示された用紙サイズを検知する検知部と、手で変位させることにより、前記表示部に表示される用紙サイズの選択が可能な操作部とを備えた用紙サイズ検知装置において、
前記操作部は、前記表示部及び前記検知部から独立して形成されていることを特徴とする用紙サイズ検知装置。 - 前記操作部は、前記表示部及び前記検知部とは異なる色で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の用紙サイズ検知装置。
- 前記操作部は、回転するつまみと、このつまみに連動して回転する駆動ギアとを備え、前記表示部及び前記検知部は、前記駆動ギアに連結する従動ギアが設けられた、一体として形成された回転部材で構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の用紙サイズ検知装置。
- 前記つまみは、回転軸線と直角をなす断面形状が、前記表示部に表示可能な用紙種類に対応した辺数を有する正多角形をなすことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の用紙サイズ検知装置。
- 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の用紙サイズ検知装置を搭載したことを特徴とする用紙供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008112150A JP2009263045A (ja) | 2008-04-23 | 2008-04-23 | 用紙サイズ検知装置及びこれを搭載した用紙供給装置 |
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JP2012240821A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Kyocera Document Solutions Inc | シートサイズ設定装置、給紙装置及び画像形成装置 |
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- 2008-04-23 JP JP2008112150A patent/JP2009263045A/ja active Pending
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