JP2009262300A - 研磨パッドおよび研磨装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】研磨の光学的終点検出が高い精度で安定して得られる研磨パッドおよび研磨装置が実現できない。
【解決手段】研磨パッド10においては、研磨パッド10を貫通する窓材31の下面の面積が上面の面積よりも大きくなっている。かかる構造の研磨パッド10によれば、研磨パッド10の表面から裏面へのスラリー42および水の浸入を抑制しつつ、強度の高い窓材31が得られる。このような研磨パッド10を用いることにより、研磨の光学的終点検出が高い精度で安定してできる。
【選択図】図1
【解決手段】研磨パッド10においては、研磨パッド10を貫通する窓材31の下面の面積が上面の面積よりも大きくなっている。かかる構造の研磨パッド10によれば、研磨パッド10の表面から裏面へのスラリー42および水の浸入を抑制しつつ、強度の高い窓材31が得られる。このような研磨パッド10を用いることにより、研磨の光学的終点検出が高い精度で安定してできる。
【選択図】図1
Description
本発明は、研磨パッドおよび研磨装置に関する。
近年、研磨パッドの微細化、高集積化に伴い、化学機械研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)は、その製造工程においてますます重要となっている。特に、素子分離埋め込み膜や層間絶縁膜の平坦化工程、ダマシンプロセスにおける銅配線の形成工程などにおいて、CMPが用いられている。CMP処理によって、素子分離埋め込み膜や層間絶縁膜の平坦化工程ではシリコン酸化膜等の絶縁膜が研磨され、ダマシンプロセスでは銅などの金属膜が研磨される。
このような研磨工程において、研磨の過不足があるとその半導体装置は不良となってしまう。このため、研磨の終点検出が重要となる。そこで、CMP装置における研磨の終点検出をする技術として、光学的に終点検知する方法が用いられている。
このような研磨工程において、研磨の過不足があるとその半導体装置は不良となってしまう。このため、研磨の終点検出が重要となる。そこで、CMP装置における研磨の終点検出をする技術として、光学的に終点検知する方法が用いられている。
以下、図4〜7を用いて、従来のCMP装置による研磨と、その研磨の終点検出について説明する。図4は、従来のCMP装置を示す平面図である。図5および図6は、従来のCMP装置の光学的な終点検出機構を示す平面図および断面図である。図7は、従来のCMP装置の課題を模式的に説明する断面図である。
図4に示すように、ウエハ40は、研磨ヘッド41によって保持されている。研磨パッド70はプラテン80と一体形成されている。
CMP装置による研磨は、まず、研磨ヘッド41によって、ウエハ40の被研磨面が研磨パッド70の研磨層に押し付けられ、研磨パッド70の表面にスラリー供給機構43からスラリー42が滴下される。つづけて、ウエハ40と研磨パッド70とが相対的に回転しながら移動することにより、ウエハ40の被研磨面が研磨される。
CMP装置による研磨は、まず、研磨ヘッド41によって、ウエハ40の被研磨面が研磨パッド70の研磨層に押し付けられ、研磨パッド70の表面にスラリー供給機構43からスラリー42が滴下される。つづけて、ウエハ40と研磨パッド70とが相対的に回転しながら移動することにより、ウエハ40の被研磨面が研磨される。
次に、研磨の終点検出方法について説明する。終点検出方法の1つとして、光学的に検知する方法がある。たとえば、金属膜の研磨では、所定の部分以外の金属膜が研磨により除去されて絶縁膜が露出したことを光学的に検知できる。また、絶縁膜の研磨では、研磨された絶縁膜の残膜を光学的に検知できる。すなわち、研磨対象を系外に取り出すことなく系内にあるがままの状態で、研磨量、研磨状態をモニターすることができる。このような測定を、in−situ測定という。
図5および図6は、従来のCMP装置の光学的な終点検出機構を示す平面図および断面図である。
図5に示すように、ウエハ40は研磨パッド50の表面の一部の領域に配置されている。研磨パッド50は、上層の研磨層51と、下層の粘着層52とからなり、粘着層52を介して金属製のプラテン20と一体化されている。さらに、研磨パッド50には、平面形状で概長方形の切り欠き部33が形成されている。図5中の矢印が示すように、研磨工程において、円形の研磨パッド50およびそれと一体となったプラテン20は回転(自転)し、ウエハ40も独立して回転、並進揺動している。これにより、図6に示すように、ウエハ40が切り欠き部33の上を通過する。
図5に示すように、ウエハ40は研磨パッド50の表面の一部の領域に配置されている。研磨パッド50は、上層の研磨層51と、下層の粘着層52とからなり、粘着層52を介して金属製のプラテン20と一体化されている。さらに、研磨パッド50には、平面形状で概長方形の切り欠き部33が形成されている。図5中の矢印が示すように、研磨工程において、円形の研磨パッド50およびそれと一体となったプラテン20は回転(自転)し、ウエハ40も独立して回転、並進揺動している。これにより、図6に示すように、ウエハ40が切り欠き部33の上を通過する。
図6に示すように、切り欠き部33の下方には、終点検出装置60が固定されて設けられている。また、切り欠き部33には、終点検出窓62と、その上に窓材61が設けられている。
終点検出装置60により、研磨の終点検出をすることができる。すなわち、終点検出装置60は、終点検出装置60からウエハ40に向かって発射された所定の波長の光が、終点検出窓62および窓材61を透過してウエハ40の被研磨面で反射し、ふたたび窓材61および終点検出窓62を透過して終点検出装置60に到達することを検知することにより、終点検出できる。
窓材61は、研磨パッド50の切り欠き部33にはめ込まれ、切り欠き部33により研磨パッド50の表面に段差が生じることを防いでいる。
終点検出窓62は、プラテン20に設けられ、終点検出装置60にスラリー42や水が浸入することを防いでいる。
終点検出窓62は、プラテン20に設けられ、終点検出装置60にスラリー42や水が浸入することを防いでいる。
図6に示すように、研磨パッド50における切り欠き部33および窓材61は、研磨パッド50の厚み方向の断面視において、ほぼ長方形であり、またその断面の幅がプラテン20における切り欠き部33(終点検出窓62)の幅とほぼ等しかった。
このような窓材61は、長時間使用しているうちに、窓材61と研磨パッド50との間に隙間ができ、図7に示す矢印の方向に、研磨に用いられたスラリー42や水などが、研磨パッド50の表面からそのわずかな隙間に徐々に浸入し、終点検出窓62の上面に到達してしまうという問題があった。そのため、光に好ましくない散乱などの原因となる水やスラリー42によって、終点検出装置60による研磨の終点検出が不安定となる問題があった。さらに、水やスラリー42が終点検出装置60にまで浸入してしまうこともあった。そのため、終点検出装置60が誤動作し、正確な終点検出が行えないという問題点があった。
このような問題の解決方法として、特許文献1には、研磨領域及び光透過領域の片面に透水防止層が設けられ、光透過領域と透水防止層とが一体形成された研磨パッドが記載されている。すなわち、凸字型の窓材を用いた研磨パッドが開示されている。
また、これに関連する背景技術として特許文献2および3記載の技術がある。
特開2006−159386号公報
特表2005−506682号公報
特開平10−083977号公報
しかしながら、特許文献1乃至3に記載された研磨パッドに用いられた凸字型の窓材では、凸部の下面側の広がった部分の強度が非常に弱いため破損しやすく、そのため扱いが難しいという問題点があった。
本発明による研磨パッドは、基板を研磨処理する研磨パッドであって、
前記研磨パッドの表面から裏面まで貫通する貫通孔に埋設され、下面の面積が上面の面積よりも大きい第一の光透過部材を備え、
前記研磨パッドの裏面に接合される支持部材の表面に形成された第二の光透過部材の上面全体が、前記第一の光透過部材の下面に当接するように構成されたことを特徴とする。
前記研磨パッドの表面から裏面まで貫通する貫通孔に埋設され、下面の面積が上面の面積よりも大きい第一の光透過部材を備え、
前記研磨パッドの裏面に接合される支持部材の表面に形成された第二の光透過部材の上面全体が、前記第一の光透過部材の下面に当接するように構成されたことを特徴とする。
本発明による研磨装置は、基板を研磨パッドにより研磨する研磨装置であって、
前記研磨パッドの表面から裏面まで貫通する貫通孔に埋設され、下面の面積が上面の面積よりも大きい第一の光透過部材を備え、前記研磨パッドの裏面に接合される支持部材の表面に形成された第二の光透過部材の上面全体が、前記第一の光透過部材の下面に当接するように構成された研磨パッドと、
前記研磨パッドの裏面に接合される支持部材と、
前記第一の光透過部材および前記第二の光透過部材の下方に設置された光検出部と、
を備え、
前記光検出部は、前記第一の光透過部材および前記第二の光透過部材を介して、前記基板を光学的に検知するように構成されたことを特徴とする。
前記研磨パッドの表面から裏面まで貫通する貫通孔に埋設され、下面の面積が上面の面積よりも大きい第一の光透過部材を備え、前記研磨パッドの裏面に接合される支持部材の表面に形成された第二の光透過部材の上面全体が、前記第一の光透過部材の下面に当接するように構成された研磨パッドと、
前記研磨パッドの裏面に接合される支持部材と、
前記第一の光透過部材および前記第二の光透過部材の下方に設置された光検出部と、
を備え、
前記光検出部は、前記第一の光透過部材および前記第二の光透過部材を介して、前記基板を光学的に検知するように構成されたことを特徴とする。
この研磨パッドにおいては、研磨パッドを貫通する第一の光透過部材の下面の面積が上面の面積よりも大きくなっている。かかる構造の研磨パッドによれば、研磨パッドの表面から裏面への異物の浸入を抑制しつつ、強度の高い光透過部材が得られる。このような研磨パッドを用いて研磨を行うことにより、研磨の光学的終点検出が高い精度で安定してできる。
本発明によれば、研磨の光学的終点検出が高い精度で安定して得られる研磨パッドおよび研磨装置が実現される。
以下、図面を参照しつつ、本発明による研磨パッドおよび研磨装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるCMP装置の一実施形態を示す断面図である。
図1に示すように、CMP装置100は、研磨パッド10と、研磨パッド10の裏面に接合されるプラテン20と、窓材31および終点検出窓材32の下方に設置された終点検出装置(光検出部)30と、を備え、終点検出装置30は、窓材31および終点検出窓材32を介して、ウエハ40を光学的に検知するように構成されている。
これにより、終点検出装置30は、終点検出窓材32および窓材31を介して窓材31上を通過するウエハ40をモニターできる。
図1は、本発明によるCMP装置の一実施形態を示す断面図である。
図1に示すように、CMP装置100は、研磨パッド10と、研磨パッド10の裏面に接合されるプラテン20と、窓材31および終点検出窓材32の下方に設置された終点検出装置(光検出部)30と、を備え、終点検出装置30は、窓材31および終点検出窓材32を介して、ウエハ40を光学的に検知するように構成されている。
これにより、終点検出装置30は、終点検出窓材32および窓材31を介して窓材31上を通過するウエハ40をモニターできる。
研磨パッド10は、ウエハ40を研磨処理する研磨パッド10であって、研磨パッド10の表面から裏面まで貫通する貫通孔に埋設され、下面の面積が上面の面積よりも大きい窓材(第一の光透過部材)31を備え、研磨パッド10の裏面に接合されるプラテン20の表面に形成された終点検出窓材(第二の光透過部材)32の上面全体が、窓材31の下面に当接するように構成されている。
また、研磨パッド10は、上層に研磨層11、下層に粘着層12を有し、粘着層12を介してプラテン20と一体化されている。
窓材31の下面の面積は上面の面積よりも大きくなっている。これにより、窓材31の上面の面積を最小限として研磨パッド10の研磨層11の表面積が減少するのを抑制できる。窓材31の上面の面積は、プラテン20に設けられた終点検出窓材32および切り欠き部とほぼ等しい大きさが好ましい。
図1に示すように、断面視において、テーパー部は、窓材31の側面の全体に設けられている。すなわち、テーパー部が窓材31の上面から下面に向かって広がり、窓材31の断面形状は、略台形となっている。
窓材31のテーパー部のテーパーの角度は、研磨パッド10の表面の法線方向に対して、30度以上60度以下が好ましい。テーパーの角度が30度以上であると、スラリーや水などの終点検出窓材32上面への浸入を防ぐ効果が高くなる。また、テーパーの角度が60度以下であると、窓材31の上部あたりでの上面の研磨パッド10の膜厚の薄い部分が多くなるのを抑制し、研磨層11の消耗による剥がれなどの発生を抑えることができる。
図1では、窓材31のテーパー部のテーパーの角度は、研磨パッド10の表面の法線方向に対して、約45度となっている。
図1では、窓材31のテーパー部のテーパーの角度は、研磨パッド10の表面の法線方向に対して、約45度となっている。
窓材31は、研磨パッド10に埋設されている。一方、研磨パッド10にもこの窓材31が契合される切り欠き部(開口部)が設けられている。これにより、窓材31の上面と研磨パッド10上面がほぼ同一平面とすることができる。そのため、研磨パッド10の表面の段差の発生を防ぎ、窓材31と研磨パッド10との隙間が発生するのと抑制できる。
窓材31の厚さは、たとえば5mm乃至7mm程度で、研磨パッド10の厚さと等しい。窓材31の上面は、研磨パッド10の表面と同一平面をなすか、または研磨パッド10の表面から上方へ突出しないものであればよい。一方、窓材31の裏面(下面)は、終点検出窓材32の上面およびプラテン20の一部と接している。
窓材31の上面の平面形状は、たとえば長辺が研磨パッド10の円周方向、短辺が径方向の長方形であり、たとえば長辺が50mm乃至100mm、短辺が10mm乃至20mmである。また、窓材31の上面は、その下のプラテン20に設けられた切り欠き部(開口部)または終点検出窓材32とほぼ形状、大きさが等しいか、または各辺が5mm程度まで大きくてもよい。
窓材31の材質は、光を透過させ、かつウエハ40を傷つけない材質が好ましい。たとえば、光透過性のウレタンなどの樹脂で構成されることが好ましい。
終点検出窓材32は、プラテン20に埋設されている。一方、プラテン20にもこの終点検出窓材32が契合されるように切り欠き部(開口部)が設けられている。これにより、終点検出窓材32の上面とプラテン20上面とをほぼ同一平面にすることができる。
終点検出窓材32の材料としては、たとえばガラス、アクリルなどの光透過性の材質が挙げられる。
終点検出装置30は、窓材31および終点検出窓材32を介して窓材31上を通過するウエハ40を光学的に検知することができる。終点検出装置30によるウエハ40の研磨の終点検出方法は、特に限定されず、例えば、図1に示した方法を用いることができる。
CMP装置100による研磨は、特に限定されず、例えば、図4に示した方法を用いることができる。まず、研磨ヘッドによって、ウエハ40の被研磨面が研磨パッド10の研磨層11に押し付けられ、研磨パッド10の表面にスラリー供給機構43からスラリー42が滴下される。つづけて、ウエハ40と、研磨パッド10およびプラテン20とが相対的に回転しながら移動することにより、ウエハ40の被研磨面が研磨される。
研磨パッド10の製造方法は、特に限定されず、公知の方法を用いることができる。例えば、研磨パッド10にテーパー部を有する切り欠き部を形成し、その切り欠き部に窓材31を契合させることによって製造できる。
次に、本実施形態における研磨パッド10およびCMP装置100の効果について説明する。
図2は、図1の研磨パッド10の効果を模式的に説明する断面図である。
図2に示すように、ウエハ40を研磨処理する研磨パッド10は、研磨パッド10の表面から裏面まで貫通する貫通孔に埋設され、下面の面積が上面の面積よりも大きい窓材31を備え、研磨パッド10の裏面に接合されるプラテン20の表面に形成された終点検出窓材32の上面全体が、窓材31の下面に当接するように構成されている。
この研磨パッド10においては、研磨パッド10を貫通する窓材31の下面の面積が上面の面積よりも大きくなっている。かかる構造の研磨パッド10によれば、研磨パッド10の表面から裏面へのスラリー42および水の浸入を抑制しつつ、強度の高い窓材31が得られる。このような研磨パッド10を用いることにより、研磨の光学的終点検出が高い精度で安定してできる。
図2は、図1の研磨パッド10の効果を模式的に説明する断面図である。
図2に示すように、ウエハ40を研磨処理する研磨パッド10は、研磨パッド10の表面から裏面まで貫通する貫通孔に埋設され、下面の面積が上面の面積よりも大きい窓材31を備え、研磨パッド10の裏面に接合されるプラテン20の表面に形成された終点検出窓材32の上面全体が、窓材31の下面に当接するように構成されている。
この研磨パッド10においては、研磨パッド10を貫通する窓材31の下面の面積が上面の面積よりも大きくなっている。かかる構造の研磨パッド10によれば、研磨パッド10の表面から裏面へのスラリー42および水の浸入を抑制しつつ、強度の高い窓材31が得られる。このような研磨パッド10を用いることにより、研磨の光学的終点検出が高い精度で安定してできる。
また、窓材31の下面の終点検出窓材32と接する部分において、窓材31の下面は終点検出窓材32の上面よりも面積が大きく、充分覆うことができる。そのため、図2の矢印に示すように、かりに長時間使用によって窓材31と研磨パッド10との間に隙間ができスラリーや水などが徐々に浸入したとしても、終点検出窓材32の上面まで達することは困難となる。これにより、終点検出窓材32および終点検出装置30の防水効率を高めることができ、被研磨対象の光学的なモニターを安定して行うことができる。
また、窓材31の研磨層11の側での面積は最小限とすることができるため、研磨パッド10の研磨層11の表面積が減少することはないため、研磨能力を減少させることが低減できる。また、特許文献1乃至3に記載の「凸」字型の窓材にくらべて、充分な強度を確保できる。
窓材31の側面にテーパー部を設けることによって、研磨パッド10の契合する切り欠き部の側面との密着性が向上し、長時間使用しても隙間ができにくくなる。
またこのような研磨パッド10を用いることにより、終点検出装置30へのスラリーや水の浸入を大幅に防ぐこともでき、被研磨対象の光学的なモニターを精度高くさらに安定したCMP処理ができる。
(第2実施形態)
図3は、本発明による研磨パッドの第2実施形態を示す断面図である。第1実施形態はテーパー部が窓材31の側面の全体に設けられた例であったのに対し、本実施形態はテーパー部が窓材31の側面の一部に設けられた例である。
図3は、本発明による研磨パッドの第2実施形態を示す断面図である。第1実施形態はテーパー部が窓材31の側面の全体に設けられた例であったのに対し、本実施形態はテーパー部が窓材31の側面の一部に設けられた例である。
図3に示すように、テーパー部は、窓材31の側面の一部に設けられている。また、テーパー部は、窓材31の厚み方向の50%以上にわたって設けられてもよい。図3では、テーパー部は、窓材31の厚みh0に対してテーパー部の高さh1が、約60%となっている。
かかる構成の研磨パッド15は、研磨パッド10と同様にして製造することができる。
本実施形態においても、テーパー部を形成しているため、より強度が向上した構造の研磨パッド15が実現されている。本実施形態のその他の効果は、上記実施形態と同様である。
本発明による研磨パッドおよび研磨装置は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記各実施形態においては、テーパー部が直線である場合について説明したが、これに限定されず、テーパー部は曲線でもよい。また、上記各実施形態においては、テーパー部以外の側面が鉛直である場合について説明したが、さらにテーパー部が設けられていてもよい。
例えば、上記各実施形態においては、テーパー部が直線である場合について説明したが、これに限定されず、テーパー部は曲線でもよい。また、上記各実施形態においては、テーパー部以外の側面が鉛直である場合について説明したが、さらにテーパー部が設けられていてもよい。
また、テーパー部は、略凸部であって、上面を平坦面とした略円錐台形または略角錐台形であってもよい。また、上記各実施形態においては、窓材の平面形状が長方形である場合について説明したが、これに限定されず、窓材の平面形状は、楕円形、円形、および正方形などでもよい。
10 研磨パッド
11 研磨層
12 粘着層
15 研磨パッド
20 プラテン
30 終点検出装置
31 窓材
32 終点検出窓材
40 ウエハ
42 スラリー
43 スラリー供給機構
100 CMP装置
h0 窓材の厚み
h1 テーパー部の高さ
11 研磨層
12 粘着層
15 研磨パッド
20 プラテン
30 終点検出装置
31 窓材
32 終点検出窓材
40 ウエハ
42 スラリー
43 スラリー供給機構
100 CMP装置
h0 窓材の厚み
h1 テーパー部の高さ
Claims (7)
- 基板を研磨処理する研磨パッドであって、
前記研磨パッドの表面から裏面まで貫通する貫通孔に埋設され、下面の面積が上面の面積よりも大きい第一の光透過部材を備え、
前記研磨パッドの裏面に接合される支持部材の表面に形成された第二の光透過部材の上面全体が、前記第一の光透過部材の下面に当接するように構成されたことを特徴とする研磨パッド。 - 請求項1に記載の研磨パッドにおいて、
前記第一の光透過部材の側面の少なくとも一部が下面に向かって広がるテーパー部であることを特徴とする研磨パッド。 - 請求項2に記載の研磨パッドにおいて、
前記テーパー部は、前記第一の光透過部材の厚み方向の50%以上にわたって設けられることを特徴とする研磨パッド。 - 請求項2または3に記載の研磨パッドにおいて、
前記テーパー部は、前記第一の光透過部材の側面の全体に設けられることを特徴とする研磨パッド。 - 請求項2乃至4いずれかに記載の研磨パッドにおいて、
前記テーパー部のテーパー角度は、前記研磨パッドの表面の法線方向に対して30度以上60度以下であることを特徴とする研磨パッド。 - 基板を研磨パッドにより研磨する研磨装置であって、
請求項1乃至5いずれかに記載の研磨パッドと、
前記研磨パッドの裏面に接合される支持部材と、
前記第一の光透過部材および前記第二の光透過部材の下方に設置された光検出部と、
を備え、
前記光検出部は、前記第一の光透過部材および前記第二の光透過部材を介して、前記基板を光学的に検知するように構成された研磨装置。 - 請求項6に記載の研磨装置において、
前記研磨パッドの表面に、スラリーが供給されることを特徴とする研磨装置。
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