JP2009259506A - 多連コネクタ - Google Patents

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Taketeru Uozumi
岳輝 魚住
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Abstract

【課題】部分点数の削減を図り、小型化およびコストの高騰を抑えることを可能とした多連コネクタを提供すること。
【解決手段】多連コネクタ1Aは、複数の単体コネクタ10Aを連結することにより構成される。1つの単体コネクタ10Aには、ランプ2を保持するための保持機構部20と、受電部30Aを形成する受電ボックス31と、安定器用のコンデンサ3を固定する固定領域40とが設けられている。1つのコネクタ10Aに複数の機能を集約することにより、他の基板を不要とすることが可能となるため、部分点数が削減され、小型化及びコストの高騰を抑えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶ディスプレイを照光するバックライト用のランプに電力を供給すためのコネクタを複数連結することにより構成される多連コネクタに関する。
下記の特許文献1には液晶ディスプレイを照光するためのランプアッセンブリに関する発明が記載されている。
特許文献1に記載のものは、複数のランプ110が第1基板120と第2基板130との間に設けられており、安定器を構成するインバータモジュール140により電力が安定的に供給されるようになっている。
第1基板120と第2基板130には、複数の第1ランプホルダーと複数の第2ランプホルダーとがそれぞれ設けられており、インバータモジュール140はインバータ制御基板147に設けられている。
また第1基板120および第2基板130には、それぞれ第1コネクタ129,第2コネクタ139が設けられており、この第1コネクタ129,第2コネクタ139と、これらに第1端子144、第2端子145が結合されことにより、複数のランプ110に電力が供給されるようになっている。
特開2004−79531号公報
しかし、特許文献1に記載されたものでは、ランプを蛍光させるためのインバータ(安定器)を搭載したインバータ制御基板147が第1基板120および第2基板130とは別部材として設けられているため、部品点数が多くなり、小型化しにくく、さらにはコストの低減も難しいという問題がある。しかも、各部材ごとに取り付ける必要があるため組立て工数が多くなり、作業効率を高め難い。
さらに、第1コネクタ129,第2コネクタ139は、第1基板120および第2基板130上にあらかじめ設定した所定の位置のみに設けることしかできない構成である。このため、これらに結合される第1端子144,第2端子145を自由に配線することができないなど、設計上自由度が低いという問題もある。さらには、電源用のコネクタ139が露出していると、コネクタ139の近くにある金属部材との間で放電するという問題もある。
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、部分点数の削減を図ることにより小型化およびコストの高騰を抑えることを可能とした多連コネクタを提供することを目的としている。
また本発明は、組立て工数を少なくして作業効率を高めることを可能とした多連コネクタを提供することを目的としている。
さらに本発明は、電源用の給電部を取り付ける位置を自由に選択できるようにして、設計の自由度を高めるとともに受電部の周囲を前記連結端子の他端の高さ寸法よりも高い壁面で覆うことで放電しにくい多連コネクタを提供することを目的としている。
本発明は、ランプを保持する複数の単体コネクタが連結された多連コネクタにおいて、
前記単体コネクタには、少なくとも、前記ランプに電力を供給する導電プレートがインサートされた合成樹脂からなるベース部材と、リード電極が設けられたランプの一端を保持する保持機構部と、外部電源から延びる電源プラグが接続される受電部とが一体形成されており、
前記受電部の内部には、一端が前記導電プレートに接続され且つ他端が前記電源プラグ内の給電端子に接続される連結端子が設けられており、前記受電部の周囲を前記連結端子の他端の高さ寸法よりも高い壁面で覆うようにしたことを特徴とするものである。
本発明では、複数の機能を集約した単体コネクタを連結して多連コネクタを形成するようにしたことから、小型で部品点数を少なくしたコネクタとすることができる。しかも、従来のようにばらばらの状態にある複数の部材を組み立てる必要がなくなるため、組立工数を削減することが可能となり、組立て作業を容易化することができる。
また接続された電源プラグの周囲を、受電部の壁面で覆うようにしたことにより、金属部材(シャーシ)がコネクタ近傍に位置しても放電しにくい構造となっている。
上記において、前記電源プラグが接続される前記受電部の差込口が、前記保持機構部を有するベース部材の表側と裏側のいずれか一方に形成されているものが好ましい。
上記手段では、電源プラグを多連コネクタの表側から、または裏側から受電部に差し込むことができるため、設計の自由度を高めることができる。
また前記隣接する単体コネクタと単体コネクタとの連結部分が、他の部分に比較して厚い板厚寸法で形成されているものが好ましい。
上記手段では、隣接する単体コネクタ間の連結部を補強することができるため、多連コネクタの折損を防止することができる。
さらに、前記保持機構部に、ランプのリード電極を保持する保持電極と、前記リード電極を拘束するロック部と、前記保持電極の周囲を覆うカバーとが設けられているものが好ましい。
上記手段では、安定器の一部を形成するコンデンサを多連コネクタに一体的に設けることができる。このため、コンデンサが固定された基板を別途に用意する必要がなく、小型化、部分点数の削減およびコストの低減などに寄与することができる。
また前記ベース部材上に、安定器を構成するコンデンサを取り付ける固定領域が設けられており、この固定領域に前記導電プレートの一部を形成する第1の接続部と、前記保持電極の一部を形成する第2の接続部が露出されており、前記第1の電極と前記第2の電極との間にコンデンサが接続されるものが好ましい。
上記手段では、多連コネクタが有するスペースを有効利用することができるため、小型化に寄与することができる。
前記連結端子が、前記受電部に対して外部から装着可能とされているものが好ましい。
上記手段では、電源プラグが差し込まれる受電部を、連結部材の取り付け位置に応じて選択することができる。このため、自由に配線することができるようになり、設計する際の自由度を高めることができる。
本発明の多連コネクタでは、部品点数を削減して、コストの高騰を抑えることができる。
また多連コネクタの組立て工数を少なくなるため、作業効率を高めることができる。
さらに電源用の給電部を取り付ける位置を自由に選択できるようなるため、設計の自由度を高めることが可能となるとともに受電部の周囲を前記連結端子の他端の高さ寸法よりも高い壁面で覆うことで放電しにくくすることができる。
図1は本発明の実施の形態を示す多連コネクタの斜視図、図2は図1とは異なる方向から見た多連コネクタを拡大して示す斜視図、図3は多連コネクタをXZ平面に平行な任意の面で切断した断面を示す斜視図、図4はベース部材内に埋設されている導電プレート、接続部および連結端子を示す斜視図、図5は多連コネクタをZY平面に平行な任意の面で切断した状態を示す断面図である。
図1に示す多連コネクタ1Aは、図示しない液晶ディスプレイの背面に設けられるランプ(バックライト)を保持するとともに外部から電力を供給して発光させるためのものである。液晶ディスプレイの背面側には、一対の多連コネクタ1AがそれぞれY方向の両側に1つづつ分かれて配置されており、複数のランプ2がこれらの間に取り付けられている。ランプ2としては、例えば冷陰極管(CCFL;Cold Cathode Fluorescent Lamp)などが使用される。ランプ2は、ガラスで形成された蛍光管本体2Aの両端に細い棒状のリード電極2a,2aを有して構成される。蛍光管本体2Aの内部にはHg,Ar,Neなどのガスが封入されている。リード電極2a,2aの両端に所定の電圧を印加するとランプ2が点灯する。このように液晶ディスプレイの背面の両端には多連コネクタ1Aがそれぞれ設けられるが、図1はそのうちの一方の多連コネクタのみを示している。
図1に示す多連コネクタ1Aは、略カード形状からなる同一形状からなる単体コネクタ10Aを幅(X)方向に複数連結することにより形成されている。多連コネクタ1Aは、互いに隣接する一方の単体コネクタ10Aを構成するベース部材11のX1方向の端部と他方の単体コネクタ10Aを構成するベース部材11のX2方向の端部同士が連結されることにより、X方向を長手方向とする長尺状の部材として形成される。
個々の単体コネクタ10Aは、所定の形状からなる導電プレート50と、導電プレート50のY1側に所定の距離だけ離して配置した一組の電極部60,60(図4参照)を有しており、導電プレート50および一組の電極部60,60の周囲を合成樹脂製のベース部材11で覆うことにより形成されている。
図1および図2に示すように、1つの単体コネクタ10Aを構成するベース部材11には、ランプ2の両端のリード電極2a,2aを保持する保持機構部20,20と、外部電源から電力を受ける受電部30Aと、安定器の一部を形成するコンデンサ3,3を取り付けるための固定領域40,40と、ベース部材11の内部に配線された導電プレート50が設けられている。すなわち、一つのベース部材11上には、2つの保持機構部20,20と、1つの受電部30Aと、2つの固定領域40が設けられている。なお、保持機構部20,20の各構成、および固定領域40,40の各構成は互いに同様である。
保持機構部20は、左右一対からなるカバー21,21と、カバー21,21のY2側の位置に設けられた保持部23と、さらにY2側に設けられた係止部24と、カバー21,21内に設けられた電極部60を有して形成されている。カバー21,21、保持部23および係止部24は、ベース部材11と同じ合成樹脂により一体形成されている。カバー21,21は、ベース部材11側を基端としてZ1側の先端部がX1方向およびX2方向の左右に揺動することが可能な状態で支持されている。後述するように、一対のカバー21,21の内側に電極部60が設けられている。一方のカバー21の上面には係止凹部21aが形成され、他方のカバー21の上面には係止凸部22aが形成されている。係止凸部22aが係止凹部21aに係止されることにより、一対のカバー21,21が閉じられる。
一対のカバー21,21のY2側には、ランプ2の蛍光管本体2Aの外面を保持する保持部23と、この蛍光管本体2Aを係止する係止部24とが設けられている。前記保持部23の前後の面にはU字溝23a,23aが形成されており、このU字溝23a,23aの内側に蛍光管本体2Aの外面が保持される。
係止部24は一対の挟持片24a,24aを有して形成されている。一対の挟持片24a,24aは、ベース部材11に一体形成されたものであり、互いに幅方向において向き合うように配置されている。挟持片24a,24aの互いに向き合う面には、係止片24a1、24a1が一体に形成されており、ランプ2を装着すると、蛍光管本体2Aの外面が係止片24a1,24a1によって係止される。
受電部30Aは、一方の保持機構部20と他方の保持機構部20との間に設けられた略直方体形状の受電ボックス31として形成されている。図3に示すように、受電ボックス31は内部に空洞部32を有しており、空洞部32はベース部材11の下面(Z2側の面)に差込口33を向けた状態で一体的に形成されている。そして、図3に点線で示すように、空洞部32の形状に適合する電源プラグPが、ベース部材11のZ2側の裏面側から差込口33を介して空洞部32に挿入される。
図1ないし図3に示すように、受電ボックス31の天面には、一対の装着溝34,34が設けられ、この装着溝34,34には貫通孔35,35が形成されている。装着溝34,34および貫通孔35,35には、後述するように外部から連結端子36,36を装着することができるようになっている。
受電部30Aを形成する受電ボックス31の周囲の高さ寸法を、前記連結端子36,36の他端(ピン電極36a,36a)の高さ寸法よりも高い壁面で覆うようにしてある。このため、連結端子36,36は、受電ボックス31の内部に埋設され、他端(ピン電極36a,36a)が受電ボックス31の外側、すなわちベース部材11の裏面11Bよりも外側に露出されることがない。よって、高電圧が印加された場合であっても、連結端子36,36と受電ボックス31の近くに位置する他の金属部材との間の放電を防止できる。
図2および図3に示すように、固定領域40,40は、2つの保持機構部20,20の幅方向の外側の位置に、ベース部材11の表面11Aを部分的に薄肉状に形成することにより形成されている。
複数のベース部材11が連結された多連コネクタ1を構成する合成樹脂の内部には、図4に示すような導電プレート50と電極部60が埋設されている。導電プレート50の一部は、ベース部材11に形成された固定領域40,40から露出している。
導電プレート50は、導電性の金属板で形成された長尺状の部材であり、幅(X)方向を長手方向とする状態で複数のベース部材11の中に埋設されている。導電プレート50には、コンデンサ3の一端を接続するための接続部(第1の接続部)51と受電ボックス31に取り付けられる連結端子36,36の一端を接続するための接続部52とが長手(X)方向に沿って交互に設けられている。なお、導電プレート50の接続部51,52とを除く部分は細い幅寸法で形成されている。
一方、電極部60は導電プレート50からY1方向に所定の距離だけ離れた位置に設けられている。電極部60は、導電性の金属板を板金加工することにより形成されている。電極部60は、Y2側に設けられた一対の接続部62,62と、Y1側に設けられた脚部63,63とによって支持される第1の基部61を有している。また第1の基部61のY2側の縁部には折返し部64が形成されており、この折返し部64の先端に第2の基部65が設けられている。電極部60は一対の接続部62,62がベース部材11を形成する合成樹脂内に部分的に埋設されることにより固定されている。
第2の基部65には、保持電極66とロック部67が形成されている。保持電極66は第2の基部65のX方向の左右の縁部からZ1方向に延びる一対の板ばね66a,66aの中間部を逆方向(Z2方向)に略U字形状に折り返すことにより形成されている。そして、折り返された板ばね66a,66aの先端には、湾曲状をしたクリップ部66b,66bが対向して形成されている。
ランプ2のリード電極2aを板ばね66a,66aとの間の対向距離を離すように押し開きながら挿入することにより、リード電極2aをクリップ部66b,66b間に弾性的に保持することができる。
ロック部67は、第2の基部65のさらにY1側の先端側の位置に設けられている。ロック部67は第2の基部65からX方向の左右の縁部からZ1方向に折り曲げるとともに、さらにその一部をX方向に折り曲げて形成したロック片67A,67Bにより形成されている。ロック片67Aとロック片67Bとは板厚方向(Y方向)に位置ずれしている。ロック片67Aの縁部とロック片67Bの縁部との間にロック凹部67a,67bが形成されている。
一方のロック片67Aと他方のロック片67Bとを互いに接近する方向に移動させると、ロック片67A,67B同士が重なる。このため、一方のロック凹部67aと他方のロック凹部67bとの間にランプ2のリード電極2a,2aの先端部を挿入し、その後に一方のロック片67Aと他方のロック片67Bとを互いに接近する方向に移動させると、前記リード電極2a,2aの先端部がロック凹部67a,67bによって挟まれるため、ランプ2を移動しないように拘束することができる。
一つの固定領域40には、一方の第2の接続部62と、接続部51と接続部52のうち少なくとも一方の接続部がY方向に分かれ、且つベース部材11の表面11A側に露出する状態で配置されている。そして、第2の接続部62と接続部51との間、または第2の接続部62と接続部52との間にコンデンサ3が設けられる。なお、接続部51と接続部52のうち、コンデンサ3が接続される方が第1の接続部である。
コンデンサ3の両側からY方向に延びる一方の電極3aが第2の接続部62上に設置され、他方の電極3aが第1の接続部(接続部51または接続部52)に設置された状態で半田付けされることにより、コンデンサ3は導電プレート50と電極部60との間に接続される。
ここで、導電プレート50と電極部60とはフープ材59を介して一体形成されており、合成樹脂中に埋設された後に、必要に応じて切断されることにより形成されるものが好ましい。
このようにすると、導電プレート50と電極部60とを合成樹脂内に高精度に配置することが可能となり、個々の単体コネクタはもとより、多連コネクタ全体の製品の寸法精度を高めることが可能となる。
受電ボックス31に形成されている装着溝34,34には、例えば図4に示すような連結端子36,36が装着可能とされている。この実施の形態に示す連結端子36,36は略コの字形状をしており、一端に電源プラグP側に設けられた給電端子(図示せず)と接続するためのピン電極36a,36aが形成され、他端には平面状の導電プレート50に接続するための連結部36b,36bが設けられている。
図2ないし図5に示すように、連結端子36,36は、ピン電極36a,36a側が受電ボックス31に形成された装着溝34,34および貫通孔35,35に差し込まれる。連結端子36,36を装着溝34,34に差し込むと、連結部36b,36bがベース部材11上に露出されている接続部52に接触する。連結部36b,36bと接続部52とは半田付けにより、あるいは導電性接着剤などにより固定される。さらに図3および図5に示すように、ピン電極36a,36aが、先端をZ2方向に向けた状態で受電ボックス31内の空洞部32に突出する。
受電ボックス31には、電源プラグPが、多連コネクタ1Aの裏側(Z2側)から装着される。電源プラグPの内部には、ピン電極36a,36aを圧接して導通接続を保つ給電端子(図示せず)が設けられている。これにより、電極部60と図示しない外部電源との間が導通接続され、ランプ2に点灯させるのに必要な電力が電源プラグPおよび受電ボックス31を介して供給される。
なお、連結端子36,36の装着は、多連コネクタ1Aの複数の単体コネクタ10Aにそれぞれ設けられた受電ボックス31のうち、少なくとも一つ以上の受電ボックス31に対して行われる。すなわち、いずれか一つの受電ボックス31のみに連結端子36,36を装着し、装着した受電ボックス31に電源プラグPを差し込むことにより、外部電源と導電プレート50との間の導通接続状態を確保することが可能となる。なお、1つの受電ボックス31に設けられる連結端子36は、本実施の形態に示すような2つに限られるものではなく、少なくとも1つ以上であればよい。
上記のように、本発明では、ランプ2の一端をそれぞれ保持する2つの保持機構部20,20と、安定器を構成する2つの固定領域40と、ランプ2の一方のリード電極2aに導通される1つの受電部30Aとを一つの単体コネクタ10Aに一体に形成された単体コネクタ10Aを連結することとで多連コネクタ1Aとしたことから、部品点数を少なくすることが可能となり、コストの低減を図ることができる。しかも、従来のように複数の部材を組み立てる必要もなくなるため、製造工程を少なくすることができ、作業効率を改善することが可能となる。
また本発明では、電源プラグPが接続される給電ボックス31を形成する壁面の高さ寸法を、その内部に設けられる連結端子の高さ寸法(長さ寸法)よりも大きくしたことから、電源プラグPを受電ボックス31内に確実に装着することができるとともに、電源プラグPの給電端子と受電ボックス31側の連結端子36との接触面積を稼ぐことが可能となり、接触不良を解消できる。
多連コネクタ1Aは、上記単体コネクタ10Aを幅(X)方向に複数連ねることにより形成されるが、隣接する一方の単体コネクタ10Aのベース部材11の縁部と他方の単体コネクタ10のベース部材11の縁部に接続される連結部12は、その他の部分よりも厚い板厚寸法で形成される。このため、一方の単体コネクタ10Aのベース部材11の縁部と他方の単体コネクタ10のベース部材11の縁部の連結部分を補強することができる。したがって、多連コネクタ1Aに外部応力や内部応力による曲げや捩じれなどが発生しても、多連コネクタ1Aが容易に折損してしまうことを防止することができる。
図6は本発明の第2の実施の形態を示す多連コネクタの斜視図、図7はベース部材内に埋設されている受電ボックス、接続部および連結端子を示す斜視図、図8は第2の実施の形態を示す多連コネクタをZY平面に平行な任意の面で切断した状態を示す断面図である。なお、第1の実施の形態と同一の部材については同一の符合を付して説明する。
図6に示す多連コネクタ1Bは、単体コネクタ10Bを幅(X)方向に4つ連設することにより形成されている。
1つの単体コネクタ10Bは、ベース部材11上に保持機構部20と、受電部30Bと、固定領域40とを1つづつ有して構成されている。保持機構部20の構成は上記第1の実施の形態同様であり、一対のカバー21,21と、保持部23と、係止部24および電極部60とを有して形成されている。固定領域40の構成も上記第1の実施の形態同様である。すなわち、ベース部材11に形成された固定領域40内には、長尺状の導電プレート50と電極部60の一部を構成する第2の接続部62とがY方向に所定の距離を隔てた状態で露出しており、これら間にコンデンサ3の両端の電極3a,3aが半田付けされている。
一方、受電部30Bは、ベース部材11の裏面11B側ではなく、表面11A側に差込口33を有する状態で形成した点で、上記第1の実施の形態と相違している。
図6に示すように、受電ボックス31を形成する壁の一部には開口部31aが形成されており、この開口部31a内のベース部材11上に一対の位置決め溝37が形成されている。そして、図6にて最もX1側に位置する受電部30Bに示すように、一対の位置決め溝37には、外部から一対の連結端子36,36を差し込むことが可能とされている。
図7に示すように、連結端子36はZ1方向に突出するピン電極36aと連結部36bとを有して構成される。連結部材36を位置決め溝37内にそれぞれ差し込むと、連結部36bの下端は導電プレート50上に接触し、ピン電極36aは受電ボックス31内で先端をZ1方向に向けた状態でベース部材11に対して垂直に設けられる。
図8に点線で示すように、受電ボックス31内に、電源プラグPをZ2方向に向けて差し込むと、電源プラグP内に設けられた給電端子P1がピン電極36aと接触する。これにより、図示しない外部電源の一方の出力端子と連結端子36との間が接続される。そして、外部電源の出力端子とランプ2の一方のリード電極部2aとの間が、導電プレート50、コンデンサ3および保持電極66を介して導通接続される。
同様に、ランプ2の他方のリード電極2a側においても、外部電源の他方の出力端子とランプ2の他方のリード電極2aとの間が、導電プレート50と、コンデンサ3および保持電極66を介して導通接続される。
よって、外部電源のスイッチをONすると、外部電源の一方の出力端子−ランプ2の一方のリード電極2a−ランプ2の他方のリード電極2a−外部電源の他方の出力端子との間で閉じた導通経路が形成され、ランプ2の両端のリード電極2a,2a間に所定の電圧が印加されるためランプ2を点灯させることができる。
図6および図8に示すように、この実施の形態においても、受電部30Bを形成する受電ボックス31を、前記連結端子36,36の他端(ピン電極36a,36a)の高さ寸法よりも高い壁面で覆うようにしてある。このため、連結端子36,36が、受電ボックス31から露出されることがない。よって、上記同様に、連結端子36,36と受電ボックス31の近くに位置する他の金属部材との間の放電を防止することが可能である。
上記実施の形態に示す多連コネクタ1A、1Bでは、複数の単体コネクタ10(10Aまたは10B)同士が、互いの側部を連結することにより構成される。ここで、ベース部材11、カバー21、受電ボックス31などを形成する合成樹脂は、フープ材で連結された状態にある導電プレート50と多数の電極部60に対し、一度にまとめて樹脂成型される。このとき、例えば一つの単体コネクタ10を形成するのに含まれる導電プレート50と電極部60とを1組としたときに、導電プレート50と電極部60とを1組ごとに樹脂成型し、成型後にフープ材を送り、次の新たな1組の導電プレート50と電極部60に対して樹脂成型するという動作を繰り返しながら製造する。また例えば5組の導電プレート50と電極部60を1ユニットとし、1ユニットごとに樹脂成形し、成型後にフープ材を送り、次の新たな1ユニット(5組の導電プレート50と電極部60)に対して樹脂成型するという動作を繰り返しながら製造するものであってもよい。
1組ごと、またユニットごとに樹脂成型する際には、既に成形されているベース部材11の縁部に対して、次に成形されるベース部材11の縁部が部分的に重なるようにすると、この重なり部分の板厚寸法を他の部分に比較して厚くすることができ、多連コネクタ1の折損防止を図ることができる。
以上のように、第1および第2の実施の形態に示す多連コネクタ1では、多連コネクタ1を構成する個々の単体コネクタ10(10A,10B)に、ランプ2を保持する保持機構部20だけでなく、電力を受けるための受電部30(30A,30B)、前記受電部30と保持機構部20の保持電極66との間に安定器を構成するコンデンサ3を固定するための固定領域、さらにはコンデンサ3の端子と保持電極66との間を接続するための導電プレート50を集約して配置するようにしたため、全体的に小型化すること、および他の基板などの部品点数を削減することができる。しかも、ばらばらの状態にある複数の部品を集めて多連コネクタを組み立てる必要がなくなるため、組立て工数を簡素化することができ、組立てに要する作業時間の短縮が可能となる。
上記実施の形態では、ベース部材11にコンデンサ3を固定する固定領域40を形成した場合について説明したが、コンデンサを必要としないEEFL(External Electrode Fluorescent Lamp)型のランプの場合には、固定領域40を有しない構成とすることができる。
本発明の実施の形態を示す多連コネクタの斜視図、 図1とは異なる方向から見た多連コネクタの斜視図、 多連コネクタをXZ平面に平行な任意の面で切断した断面の状態を示す斜視図、 ベース部材内に埋設されている受電端子、接続部および連結端子を示す斜視図、 第1の実施の形態を示す多連コネクタをZY平面に平行な任意の面で切断した状態を示す断面図、 本発明の第2の実施の形態を示す多連コネクタの斜視図、 図7はベース部材内に埋設されている受電端子、接続部および連結端子を示す斜視図、 第2の実施の形態を示す多連コネクタをZY平面に平行な任意の面で切断した状態を示す断面図、
符号の説明
1A,1B 多連コネクタ
2 ランプ
2A 蛍光管本体
2a リード電極
10A,10B 単体コネクタ
11 ベース部材
12 連結部
20 保持機構部
30A,30B 受電部
31 受電ボックス
32 空洞部
33 差込口
34 装着溝
35 貫通孔
36 連結端子
40 固定領域
50 導電プレート
51,52 接続部
60 電極部
61 第1の基部
62 接続部
63 脚部
64 折返し部
65 第2の基部
66 保持電極
66a 板ばね
66b クリップ部
67 ロック部
67a,67b ロック凹部
P 電源プラグ

Claims (6)

  1. ランプを保持する複数の単体コネクタが連結された多連コネクタにおいて、
    前記単体コネクタには、少なくとも、前記ランプに電力を供給する導電プレートがインサートされた合成樹脂からなるベース部材と、リード電極が設けられたランプの一端を保持する保持機構部と、外部電源から延びる電源プラグが接続される受電部とが一体形成されており、
    前記受電部の内部には、一端が前記導電プレートに接続され且つ他端が前記電源プラグ内の給電端子に接続される連結端子が設けられており、前記受電部の周囲を前記連結端子の他端の高さ寸法よりも高い壁面で覆うようにしたことを特徴とする多連コネクタ。
  2. 前記電源プラグが接続される前記受電部の差込口が、前記保持機構部を有するベース部材の表側と裏側のいずれか一方に形成されている請求項1記載の多連コネクタ。
  3. 前記隣接する単体コネクタと単体コネクタとの連結部分が、他の部分に比較して厚い板厚寸法で形成されている請求項1または2記載の多連コネクタ。
  4. 前記保持機構部に、ランプのリード電極を保持する保持電極と、前記リード電極を拘束するロック部と、前記保持電極の周囲を覆うカバーとが設けられている請求項1ないし3のいずれか記載の多連コネクタ。
  5. 前記ベース部材上に、安定器を構成するコンデンサを取り付ける固定領域が設けられており、この固定領域に前記導電プレートの一部を形成する第1の接続部と、前記保持電極の一部を形成する第2の接続部が露出されており、前記第1の電極と前記第2の電極との間にコンデンサが接続される請求項1ないし4のいずれか記載の多連コネクタ。
  6. 前記連結端子が、前記受電部に対して外部から装着可能とされている請求項1ないし5のいずれかに記載の多連コネクタ。
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