JP2009258010A - 防水秤及びそれに用いる計量ブロック - Google Patents
防水秤及びそれに用いる計量ブロック Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】秤の筐体124の内部に配置されるユニット化された計量ブロック40が、筐体124に取り付けるための取付部を有する固定部と、固定部にロバーバル機構で支持される荷重受け部と、荷重受け部の変位を検出するセンサ部と、荷重受け部の荷重支承部材に内縁が保持されたダイアフラム48と、ダイアフラム48の外縁を保持する、固定部に支持された円環状部材46と、を備え、筐体121の開口122と円環状部材46との間が、気密に結合される。ダイアフラム48を有する計量ブロック40を筐体内に配置して筐体の開口122と計量ブロックの円環状部材46との間を気密に結合すれば、秤の防水構造が完成する。この秤は、筐体とダイアフラムとが切り離されているため、筐体に加わる力は、荷重受け部の変位に影響を与えない。
【選択図】図2
Description
近年、水やホコリが機器に降り掛かり、あるいは、湿気が充満するような、秤にとって非常に過酷な環境の中で作業が行われる生産や流通の現場でも、高精度の計量の必要性が高まっており、それに応える防水構造の電子天秤の出現が求められている。
従来の防水秤は、例えば、図10に示すように、秤の筐体1の開口と、秤量皿3の荷重が伝わる荷重伝達棒4との間にダイアフラム9を配して、測定空間を外界から密閉し、且つ、荷重伝達棒4が、秤量皿3に載せた荷重に応じて上下に変位できるように構成されている(下記特許文献1)。
また、従来の防水秤は、各機種の秤において共通的に使用できる構成が少なく、汎用性に欠ける面がある。
このユニット化された計量ブロックは、荷重支承部材の荷重による変位を保障し、且つ、荷重支承部材周辺からの水分やホコリの浸入を防止するダイアフラムを有しているため、この計量ブロックを筐体内に配置して筐体の開口と計量ブロックの円環状部材との間を気密に結合すれば、秤の防水構造が完成する。この秤は、筐体とダイアフラムとが切り離されているため、筐体に加わる力は、荷重支承部材の変位に影響を与えない。
こうすることで、ダイアフラムに影響を与えずに、筐体の開口と計量ブロックとの間を気密に結合することができる。
この計量ブロックは、荷重支承部材による荷重伝達を保障し、且つ、荷重支承部材周辺からの水分の浸入を防止するダイアフラムを有しているため、いかなる機種の秤の筐体内に組み込んだ場合でも、筐体の開口と円環状部材との間を気密に結合するだけで防水構造が完成する。
こうすることで、荷重受け部の荷重支承部材においてダイアフラムの内縁を気密に保持することができる。
こうすることで、ダイアフラムに影響を与えずに、筐体の開口と計量ブロックとの間を気密に結合することができる。
また、本発明の計量ブロックは、汎用性を有しており、筐体を付けない状態で調整を行うことができ、この調整済みの計量ブロックを各機種の防水秤で用いることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る防水秤の斜視図、図2は、この防水秤の分解斜視図、図3は、図1の防水秤のA−A方向の断面図、図4は、この断面図の一部拡大図、図5は、図1の防水秤のB−B方向の断面図、図6は、この断面図の一部拡大図、図7は、本発明の実施形態に係る計量ブロックの斜視図、図8は、この計量ブロックの主要部の分解斜視図、また、図9は、この計量ブロックのダイアフラムの取り付け構造を示す図である。
この下部筐体124に上部筐体121を気密に嵌合すると、筐体121、124内部への水分やホコリの侵入経路が、開口122以外に存在しなくなる。そして、この開口122も後述する構成により密閉される。
固定部41及び荷重受け部44は、捻りに対して高い剛性を保つように、アルミニウム系合金を素材としてダイカスト法によりブロック形状に成形されている。また、軽量化を図るための“肉盗み(凹部)”が各所に設けられている。
平行リンク42が固定される固定部41の固定位置413は、回転部材414の回転により微小変位するように構成されており、この回転部材414を回転して偏置誤差が調整される。
荷重支承部材442は、図4、図6、図9(a)に示すように、ボルト形状の部材であり、上部に皿受板11がネジ30で固定される。荷重支承部材442の下部は、荷重受け部44の孔に嵌合され、この孔に向かって横方向から進入するネジ34(図9(a))により固定される。
また、ダイアフラム48の外縁は、図9(b)に示すように、円環状部材46の内側の部分(この部分を“ダイアフラム保持部”と呼ぶことにする。)に固定される。円環状部材46には、パッキン47が配置されており、ダイアフラム48の外縁は、このパッキン47の上に配置され、さらにその上に抑え板49を重ね、抑え板49と円環状部材46とをネジ32で締め付けることにより、ダイアフラム48の外縁が円環状部材46のダイアフラム保持部に固定される。
このとき、上部筐体121の開口122の周縁が、円環状部材46の上でダイアフラム48と接触しないように、両者の間に隙間を空ける。
また、ダイアフラム48は、上部筐体121に接続していないため、ダイアフラム48に結合された荷重受け部44は、筐体に加わる力の影響を受けることなく、秤量皿10上の荷重を伝える。そのため、精確な測定が可能である。
そのため、図7の形態の計量ブロック40を独立した製品として生産し、且つ、調整して、この計量ブロック40を用いて各機種の防水秤を製造することが可能である。
なお、ここで示した構造や素材、各部材の結合方法等は、すべて一例であって、本発明は、それに限定されない。
また、ここでは、音叉センサを用いて荷重を検出しているが、その他の荷重センサを使用する場合にも本発明は適用できる。
11 皿受板
17 電池ボックス
18 電子表示板
19 回路基板
20 支持脚
30 ネジ
31 ネジ
32 ネジ
33 ネジ
34 ネジ
40 計量ブロック
41 固定部
42 平行リンク
43 平行リンク
44 荷重受け部
45 取付孔
46 円環状部材
47 パッキン
48 ダイアフラム
49 抑え板
50 音叉センサ
121 上部筐体
122 開口
123 表示窓
124 下部筐体
412 音叉センサ取付孔
413 板バネ固定位置
414 回転部材
421 板バネ
431 板バネ
441 音叉センサ取付孔
442 荷重支承部材
443 取付孔
Claims (5)
- 秤の筐体の内部に配置されるユニット化された計量ブロックが、
前記筐体の底部に取り付けるための取付部を有する固定部と、
前記固定部にロバーバル機構で支持され、秤量皿上の荷重を受けて変位する荷重受け部と、
前記荷重受け部の変位を検出するセンサ部と、
前記秤量皿上の荷重が伝わる前記荷重受け部の荷重支承部材に内縁が保持されたダイアフラムと、
前記ダイアフラムの外縁を保持する、前記固定部に支持された円環状部材と、
を備え、
前記筐体の上面に設けられた開口と前記円環状部材との間が、前記ダイアフラムに影響を与えない形態で気密に結合されることを特徴とする防水秤。 - 請求項1に記載の防水秤であって、前記円環状部材の内側に前記ダイアフラムの外縁が固定され、前記円環状部材の外側に前記筐体の開口の周縁がパッキンを介して固定されることを特徴とする防水秤。
- 秤の筐体の内部に配置されるユニット化された計量ブロックであって、
前記筐体の底部に取り付けるための取付部を有する固定部と、
前記固定部にロバーバル機構で支持され、秤量皿上の荷重を受けて変位する荷重受け部と、
前記荷重受け部の変位を検出するセンサ部と、
前記秤量皿上の荷重が伝わる前記荷重受け部の荷重支承部材に内縁が保持されたダイアフラムと、
前記ダイアフラムの外縁を保持する、前記固定部に支持された円環状部材と、
を備え、
前記円環状部材が、内側に前記ダイアフラムの外縁を保持するダイアフラム保持部を有し、外側に前記筐体の開口の周縁に固定される筐体結合部を有していることを特徴とする計量ブロック。 - 請求項3に記載の計量ブロックであって、前記荷重支承部材が、前記ダイアフラムの内縁を挟んで前記荷重受け部に固定されることを特徴とする計量ブロック。
- 請求項3または4に記載の計量ブロックであって、前記円環状部材の前記ダイアフラム保持部の上に、パッキン、前記ダイアフラムの外縁及び円環状の抑え板が順次積層され、前記抑え板と前記円環状部材とが前記ダイアフラムの外縁及びパッキンを挟んで固定され、前記円環状部材の前記筐体結合部の上で、前記筐体の開口の周縁と前記円環状部材とが、パッキンを介して固定されることを特徴とする計量ブロック。
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