JP2009257728A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コスト化、軽量化、及び製造の容易化の要望に応えることが可能な給水装置を備えた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】製氷動作を行う製氷装置に製氷用水を供給する給水装置110を貯蔵室内に備える冷蔵庫100であって、給水装置110は、製氷用水を貯蔵する給水タンク115と、給水タンク115の製氷用水を製氷装置に供給する給水ポンプ131と、給水タンク115が着脱可能に取り付けられ給水ポンプ131が内部に配設されるポンプハウジング114と、を備え、ポンプハウジング114は、一側に給水ポンプ131を配設するための開口部130が形成され、給水装置110を貯蔵室に取り付ける際に開口部130が貯蔵室の内壁で塞がれるように配設されることにより、給水装置の部品点数を減らすことができ、低コスト化、軽量化、及び製造の容易化を実現できる。
【選択図】図4A

Description

本発明は、冷蔵庫に関し、特に冷蔵庫の製氷装置に製氷用水を給水する給水装置に関するものである。
近年、利便性が良いため、大型の冷蔵庫は自動製氷装置が付いたものが主流になっている。冷蔵庫等に組み込まれる自動製氷装置では、製氷用水が自動的に給水装置から製氷皿に供給されて製氷が行われる。
図6A及び6Bは、給水装置を示す斜視図である(例えば、特許文献1参照)。なお、図6Aはポンプハウジングの蓋203がポンプハウジング200に嵌め込まれた状態を示す斜視図であり、図6Bはポンプハウジングの蓋203がポンプハウジング200に嵌め込まれていない状態を示す斜視図である。
給水装置は、ポンプハウジング200、ガイドパイプ201、パイプガイド202及びポンプハウジングの蓋203を備えている。
ポンプハウジング200は、給水ポンプが内部に配設される容器である。
ガイドパイプ201は、製氷用水を給水パイプにガイドする給水経路であり、ポンプハウジング200前面から受け部205に嵌め込まれる。ガイドパイプ201のパイプ部206には給水パイプが嵌め込まれる。
パイプガイド202は、ガイドパイプ201に連結された給水パイプを製氷皿にガイドするガイド板であり、かつ給水タンクが載置される載置台である。給水タンクは着脱自在にポンプハウジング200に取り付けられており、給水タンクに給水する際にはポンプハウジング200から取り外され、水道水等が注入される。
ポンプハウジングの蓋203は、ポンプハウジング200内に給水ポンプを設置するための開口207を塞ぐポンプハウジング200の蓋である。
上記構成を有する給水装置では、給水ポンプにより給水タンクから製氷用水が自動的に汲み上げられ、汲み上げられた製氷用水がガイドパイプ201を通って給水パイプに導かれる。給水パイプに導かれた製氷用水は自動的に製氷皿に供給され、製氷皿で製氷が行われる。製氷後は製氷皿が回転されて脱氷が行われ、製氷皿内の氷が貯氷容器内に落下される。
特開2006−78049号公報
ところで、従来の給水装置では、ポンプハウジング、ガイドパイプ、パイプガイド及びポンプハウジングの蓋は分離した状態で成形され、冷蔵庫に組み込まれる際に結合されて一体化される。従って、この給水装置では部品点数が増えるため、給水を安定的に行うための精度を向上させ、さらに給水タンクの水補給のための着脱性を向上させながら、低コスト化、軽量化及び製造の容易化の要望に応えることが困難である。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、給水精度を向上させつつ、低コスト化、軽量化、及び製造の容易化の要望に応えることが可能な給水装置を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、製氷動作を行う製氷装置に製氷用水を供給する給水装置を貯蔵室内に備える冷蔵庫であって、前記給水装置は、製氷用水を貯蔵する給水タンクと、前記給水タンクの製氷用水を前記製氷装置に供給する給水ポンプと、前記給水タンクが着脱可能に取り付けられ前記給水ポンプが内部に配設されるポンプハウジングと、を備え、前記ポンプハウジングは、一側に前記給水ポンプを配設するための開口部が形成され、前記給水装置を前記貯蔵室に取り付ける際に前記開口部が前記貯蔵室の内壁で塞がれるように配設されるものである。
これによって、ポンプハウジングが一体成形されるので、給水装置の部品点数を減らすこととなり、部品組立て精度を向上させ給水精度を向上でき、低コスト化、軽量化、及び製造の容易化を実現できる。さらに、貯蔵室の内壁を、給水ポンプを設置するための開口部を塞ぐ蓋として機能させることができ、従来の給水装置のように、ポンプハウジングの蓋を別部品として設ける必要がなくなる。
本発明の冷蔵庫は、給水装置の部品点数を減らすことができ、給水を安定的に行うための精度を向上させ、さらに給水タンクの水補給のための着脱性を向上させながら、低コスト化、軽量化、及び製造の容易化の要望に応えることが可能な給水装置を備えた冷蔵庫を実現できる。
請求項1に記載の発明は、製氷動作を行う製氷装置に製氷用水を供給する給水装置を貯蔵室内に備える冷蔵庫であって、前記給水装置は、製氷用水を貯蔵する給水タンクと、前記給水タンクの製氷用水を前記製氷装置に供給する給水ポンプと、前記給水タンクが着脱可能に取り付けられ前記給水ポンプが内部に配設されるポンプハウジングと、を備え、前記ポンプハウジングは、一側に前記給水ポンプを配設するための開口部が形成され、前記給水装置を前記貯蔵室に取り付ける際に前記開口部が前記貯蔵室の内壁で塞がれるように配設されることにより、ポンプハウジングが一体成形されるので、給水装置の部品点数を減らすこととなり、部品組立て精度を向上させ給水精度を向上でき、低コスト化、軽量化、及び製造の容易化を実現できる。さらに、貯蔵室の内壁を、給水ポンプを設置するための開口部を塞ぐ蓋として機能させることができ、従来の給水装置のように、ポンプハウジングの蓋を別部品として設ける必要がなくなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記底壁は、前記ポンプハウジングの前方に底板を突出し、前記底板表面には、前記給水タンクが載置されることにより、従来の給水装置のように、ポンプハウジング及びパイプガイドがそれぞれ別々の部品として設けられるのではなく、一体成形されたポンプハウジングの部分として設けられる。従って、給水装置の部品点数を減らすことができ、給水タンクの位置決めを少ない部品の組合せで実現可能で給水精度を向上でき、かつ低コスト化、軽量化、及び製造の容易化を実現できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記底壁は、前記ポンプハウジングの前方に底板を突出し、前記底板裏面には、前記給水ポンプにより供給された製氷用水を製氷装置に導く給水パイプが固定されることにより、従来の給水装置のように、ポンプハウジング及びパイプガイドがそれぞれ別々の部品として設けられるのではなく、一体成形されたポンプハウジングの部分として設けられる。従って、給水装置の部品点数を減らすことができ、給水パイプの固定を少ない部品の組合せで実現可能で給水精度を向上でき、かつ低コスト化、軽量化、及び製造の容易化を実現できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記ポンプハウジングは、前記貯蔵室の側壁に接する形で前記貯蔵室の側壁に固定されることにより、ポンプハウジングを冷蔵室の奥壁に固定する場合と比較して、奥行き方向に高い自由度を持ってポンプハウジングを配置することができる。その結果、異なる奥行き方向の長さを持つ冷蔵室にポンプハウジングを設置する場合でも、又は、異なる奥行き方向の長さを持つ給水タンクをポンプハウジングに固定する場合でも、ポンプハウジングの奥行き方向の位置を変えることで、これに対応することができる。すなわち、汎用性の高い給水装置を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明するが、従来例または先に説明した実施の形態と同一構成については同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態1の冷蔵庫100は、観音開き式の扉を上部に備える冷蔵庫100であり、冷蔵庫100の内部空間と外部空間とを断熱状態で隔てる断熱箱体101内に複数に区画された貯蔵室を備えている。
冷蔵庫100の内の複数に区画された貯蔵室は、その機能(冷却温度)によって冷蔵室102、製氷室105、庫内の温度が変更できる切換室106、野菜室103、および冷凍室104等と称される。
冷蔵室102の前面開口部には、例えばウレタンのような発泡断熱材を発泡充填した回転式の断熱扉107が設けられている。
また、製氷室105、切換室106、野菜室103、および冷凍室104にはそれぞれ引出の前板となる断熱板108が設けられ、これにより冷気の漏れがないように貯蔵室を密閉している。
断熱箱体101は、金属製の外箱と樹脂製の内箱との間に例えば硬質発泡ウレタンなどの断熱材を充填して形成される少なくとも一面が開口した直方体の箱体である。この断熱箱体101は、外部の雰囲気(大気)から断熱箱体101内部に流入しようとする熱を遮断する機能を有している。
冷蔵室102は、冷蔵保存のために凍らない程度の低い温度に維持される貯蔵室である。具体的な温度の下限としては、通常1〜5℃で設定されている。
野菜室103は、冷蔵室102と同等もしくは若干高い温度設定となされる貯蔵室である。具体的には2℃〜7℃で設定される。なお、低温にするほど葉野菜の鮮度を長期間維持することが可能である。
冷凍室104は、冷凍温度帯に設定される貯蔵室である。具体的には、冷凍保存のために通常−22〜−18℃で設定されているが、冷凍保存状態の向上のために、たとえば−30や−25℃の低温で設定されることもある。
製氷室105は、内部に製氷装置(図示せず)を設け製氷装置に製氷動作を行わせて氷を作りその氷を保存する貯蔵室である。製氷装置は、貯氷ケース152、製氷皿150及び製氷メカ151(離氷機構)などから構成される。
切換室106は、冷蔵庫100に取り付けたれた操作盤により、用途に応じ冷蔵温度帯から冷凍温度帯まで切り換えることができる。
図2Aは、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の給水タンクを取り付けた給水装置の取り付け態様を示す斜視図、図2Bは、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の給水タンクを取り外した給水装置の取り付け態様を示す斜視図である。
図3は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫の給水装置と製氷装置とを示す説明図である。
図2A及び図2Bに示すように、冷蔵室102の底面111の上には、冷蔵室102の片側の側壁112に接するように給水装置110が配設されている。
給水装置110は、製氷装置に製氷用水を供給する装置であり、ポンプハウジング114及び給水タンク115を備える。
ポンプハウジング114は、給水ポンプ131が内部に配設される容器である。給水ポンプ131は、給水タンク115から製氷用水を自動的に汲み上げる。
給水タンク115は、製氷用水を貯蔵する容器であり、着脱可能にポンプハウジング114に取り付けられる。給水タンク115の上面には上方に向かって広がるテーパ状の凹部が設けられており、ポンプハウジング114には給水タンク115を固定するラッチ116が設けられている。ラッチ116は下方に向けて突出した凸形状をし、可撓性の材料により構成されて上下動可能な状態でポンプハウジング114に備えられている。
ポンプハウジング114のラッチ116の凸部が給水タンク115上面の凹部に係合することで、給水タンク115がポンプハウジング114に固定される。給水タンク115を冷蔵室102の前面開口部に向けて引っ張ることで、ラッチ116は上方に向けて移動してラッチ116の凸部及び給水タンク115上面の凹部の係合状態が解除され、ラッチ116による給水タンク115の固定が解除される。給水タンク115に給水する際に、該固定の解除が行われて給水タンク115がポンプハウジング114から取り外され、その後、冷蔵室102から取り出されて給水タンク115に水道水等が注入される。
このとき、給水タンク115の下面は、ポンプハウジング114の底壁141上で位置決めがなされるので、底壁141と一部品で成型されたパイプ挿入部124に給水タンク115の筒状の吐出口が精度よく挿入可能となる。水平方向に結合される給水タンク115とパイプ挿入部124は水が流れるので、シール性が重要であるが、同時に給水タンク115は取外しを頻繁に行うために挿入性も要求される。そのため、位置精度を向上することが重要であり、本願発明によれば、単品部品で精度を作りこむことができるので、安定しにくいウレタン発泡や複数部品の組合せ精度によらないで位置決めが可能である。さらにラッチ116の勘合精度により給水タンク115の着脱感が影響するが、これも少ない部品で位置決めをすることにより、安定したラッチ116の掛代を確保でき安定した着脱性を確保できる。
より具体的には、底壁141は、ポンプハウジング114の前方に底板を突出し、底板表面には、給水タンク115が載置される。ここで、底板は、後述するパイプガイド部121に相当する。
ポンプハウジング114には給水タンク115と給水ポンプ131とを繋ぐ給水経路(図外)が設けられている。該給水経路は、ポンプハウジング114に固定された給水タンク115の製氷用水を給水ポンプに導く。ポンプハウジング114は、ビス113により側壁112に固定されており、ポンプハウジング114の位置は製氷皿150の上方に設けられている。
製氷皿150は前方より取外して使用者が洗浄可能にするために奥部に製氷メカ151が配置されており、製氷メカ151は製氷皿150を回動させてひねり、氷を下部の貯氷ケース152に落下させる離氷機構である。また、製氷皿150は2×4列〜2×6列の氷を形成する区画が設けられ、区画の仕切りは互いに水が行きわたるよう連結溝を設けた構成となっている。
給水パイプ132は先端開口部132aを有し、その先端開口部132aは製氷皿150の奥部上部に対向した位置に設けてある。先端開口部132aは、製氷皿150の最奥部の区画もしくは奥から二番目の区画上とすると給水パイプ132の長さを最小限に抑えることができる。このとき、製氷皿150の最奥部と奥から二区画目の区画仕切り153の手前側面に向って、給水パイプ132の先端開口部132aを配置すると、区画辺に沿って手前方向に水が流れやすく、より均一に各区画に給水することが可能となる。したがって、ポンプハウジング114は製氷皿150の奥部と製氷メカ151の上方に配置されることになる。
これにより、製氷メカ151と給水ポンプ131とは断熱仕切壁の上下に位置するので、電気配線をほぼ同じ経路で配置することができ、部品点数の削減となる。
また、給水パイプ132の長さを最小限とすることができるので、材料削減となる。
図4Aは、本発明の実施の形態1における冷蔵庫のポンプハウジングを右側方からみた斜視図であり、図4Bは、本発明の実施の形態1における冷蔵庫のポンプハウジングを左側方からみた斜視図である。
図5は、本発明の実施の形態1における冷蔵庫のポンプハウジングの使用状態を示す図である。
ポンプハウジング114は、一体成形される天井壁140、底壁141、側壁142、前壁143及び後壁144を有する。ポンプハウジング114は、機能的に、パイプガイド部121、パイプ固定部122、パイプ排出部123及びパイプ挿入部124を備える。
ポンプハウジング114右側には、開口部130が設けられている。すなわち、ポンプハウジング114は一側の面を開口した容器状の形状をしており、この開口部130より給水ポンプ131を内部に取り付ける構造となっており、具体的にはポンプハウジング114の上部に給水ポンプ131が配設される。そして、ポンプハウジング114は、給水装置110を冷蔵室102に取り付ける際に開口部130が冷蔵室102の側壁で塞がれるように冷蔵室102に配設される。
パイプガイド部121は、底壁141から構成される。底壁141は、前方つまり給水タンク115が置かれる方向に向かって突出する平板状の板である。給水ポンプ131の出口に連結された給水パイプ132は、底壁141の下面(裏面)に固定され、製氷皿150にガイドされる。また、給水タンク115は、底壁141の前方に突出した部分の上面(表面)に載置される。
より具体的には、底壁141は、ポンプハウジング114の前方に底板を突出し、底板裏面には、給水ポンプ131により供給された製氷用水を製氷装置に導く給水パイプが固定される。ここで、底板は、パイプガイド部121に相当する。
底板の裏面には、給水パイプ131に向かって、底板と一体成形された高さが異なるリブ210が三箇所設けられ、このリブ210により給水パイプが固定される。
なお、リブ210は、少なくともひとつ以上あればよく、例えば、二つ設けてもよい。
パイプ固定部122は、ポンプハウジング114内部に位置し、右側方つまり開口部130に向かって突出する平板状の板から構成される。該平板状の板には半円状の切り欠きが設けられており、給水ポンプ131の出口に連結された給水パイプ132はこの切り欠きに載置される。
パイプ排出部123は、底壁141に設けられた、ポンプハウジング114の内部と外部とをつなぐ開口部である。底壁141の開口部には、給水ポンプ131の出口に連結された給水パイプ132が挿入され、該給水パイプ132は底壁141の開口部を介してポンプハウジング114外部に排出され、底壁141の下方部から製氷皿150にガイドされる。
パイプ挿入部124は、前壁143に設けられた、ポンプハウジング114の内部と外部とをつなぐ開口部である。前壁143の開口部には、給水ポンプ131の入口に連結された給水パイプ133が挿入され、該給水パイプ133は前壁143の開口部を介してポンプハウジング114内部に挿入される。前壁143の開口部には、ラッチ116が結合される。
このとき、底壁141の突出長さとラッチ116を備えたポンプハウジング114の上部の突出長さとは、ほぼ同等の長さとすることで、ラッチ116により付勢された給水タンク115を底面で位置決めするために受けつつ、ポンプハウジング114の大きさを最小限とし、ポンプハウジング114は輸送効率のよい形状とすることができる。
また、ラッチ116の付勢力がかかる位置の下方部に給水パイプ132の先端開口部を設けることで、給水タンク115を設置した時に上方からしっかりと給水パイプ132先端を抑えつける力が働くので、給水ポンプ131の動作振動などにより、給水方向がぶれたりせず、安定した給水精度が確保できる。
上記構成を備えた冷蔵庫100において、製氷動作が行われる場合、給水ポンプ131により給水タンク115から製氷用水が自動的に汲み上げられ、汲み上げられた製氷用水が給水パイプ132及び133に導かれる。給水パイプ132に導かれた製氷用水は自動的に製氷装置の製氷皿150に供給され、製氷皿150で製氷が行われる。製氷後は製氷装置の離氷機構により製氷皿150が回転されて離氷が行われ、製氷皿150内の氷が貯氷ケース152内に落下される。
以上のように、本実施の形態の給水装置110によれば、従来の給水装置のように、ポンプハウジング及びパイプガイドがそれぞれ別々の部品として設けられるのではなく、一体成形されたポンプハウジング114の部分として設けられる。従って、給水装置110の部品点数を減らすことができ、組み立て工数を低減でき、部品組立て精度を向上させ給水精度を向上でき、低コスト化、軽量化、及び製造の容易化を実現できる。
また、本実施の形態の給水装置110によれば、ポンプハウジング114の側面の一方には開口部130が設けられ開放されている。そして、ポンプハウジング114は開口部130が冷蔵室102の側壁112で塞がれるように冷蔵室102に配設される。従って、ポンプハウジング114内に給水ポンプ131を設置した後で、冷蔵室102にポンプハウジング114を設置することにより、冷蔵室102の側壁112を、給水ポンプ131を設置するための開口部130を塞ぐ蓋として機能させることができる。その結果、給水装置110の部品点数をさらに減らすことができ、さらなる低コスト化、軽量化、及び製造の容易化を実現できる。
また、本実施の形態の給水装置110によれば、ポンプハウジング114はビス113により冷蔵室102の側壁112に固定される。従って、ポンプハウジング114を冷蔵室102の奥壁に固定する場合と比較して、奥行き方向に高い自由度を持ってポンプハウジング114を配置することができる。その結果、異なる奥行き方向の長さを持つ冷蔵室102にポンプハウジング114を設置する場合でも、又は異なる奥行き方向の長さを持つ給水タンク115をポンプハウジング114に固定する場合でも、ポンプハウジング114の奥行き方向の位置を変えることで、これに対応することができる。すなわち、汎用性の高い給水装置を実現することができる。
また、従来の給水装置は、ポンプハウジング、パイプガイド、ガイドパイプ、ポンプハウジングの蓋が、それぞれ別々の部品として設けられていたため、これらの部品同士の組合せ部の隙間から、給水ポンプ131の動作音が庫内側に漏れて、使用者が不快に感じることがあった。特に、冷蔵室102を開けたときに給水ポンプ131が動作した時は、使用者が不快に感じることがより多かった。
これに対して、本実施の形態の給水装置110によれば、ポンプハウジング、パイプガイド及びポンプハウジングの蓋の三つの部品は一体成形されたポンプハウジング114の部分として設けられ、特に、冷蔵室102の庫内側に、部品同士(ポンプハウジング、パイプガイド及びポンプハウジングの蓋)の組合せ部がないことから、このポンプハウジング114の内部に配設された給水ポンプ131の動作音が、庫内側に漏れる可能性が低くなり、使用者が不快に感じることを低減できる。
また、ポンプハウジング114内に給水ポンプ131と給水パイプ132と給水パイプ133とを設置した後で、冷蔵室102にポンプハウジング114を設置する、すなわち、給水ポンプ131と給水パイプ132,133とで形成される給水のための経路は、ポンプハウジング114内でユニット化(一体化)される。
これにより、組み立てばらつきを低減できることとなり、給水パイプ132の先端開口部132aは、製氷皿150の所定の位置に位置決めされやすくなり、製氷皿150への給水をより均一にできる。
特に、製氷皿150への水はね性を向上させるために、給水パイプ132の先端開口部132aは、斜めカットしており、その向きも所定の向きにする必要があるが、本実施の形態のように、給水パイプ132を事前にポンプハウジング114内でユニット化するので、ポンプハウジング114を冷蔵庫本体へ組み込み時に、給水パイプ132に直接力が加わらないので、先端開口部132aの向きがずれにくく、水はね性を悪化させる可能性が低い。
さらに、これにより、部品の交換等のサービス時(修理時)においても、ポンプハウジング114内に給水ポンプ131と給水パイプ132と給水パイプ133とがユニット化されたものを交換すればよいので、サービス時の作業性を向上できる。
以上、本発明の冷蔵庫について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲内で当業者が思いつく各種変形を施したものも本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記実施の形態において、ポンプハウジング、パイプガイド及びポンプハウジングの蓋の三つの部品は一体成形されたポンプハウジング114の部分として設けられるとした。しかし、ポンプハウジング及びポンプハウジングの蓋の二つの部品、又はポンプハウジング及びパイプガイドの二つの部品が一体成形されたポンプハウジング114の部分として設けられてもよい。
また、上記実施の形態において、ポンプハウジング114とラッチ116は別々の部品として設けられるとしたが、一体成形されたポンプハウジング114の部分として設けられてもよい。具体的には、ポンプハウジング114の前壁143の形状をラッチ116と同一のものとし、前壁143をラッチ116として機能させてもよい。これによって、給水装置110の部品点数をさらに減らすことができ、さらなる低コスト化、軽量化、及び製造の容易化を実現できる。
また、上記実施の形態において、給水装置110は、給水ポンプ131と連結された給水経路の一部をポンプハウジング114から着脱可能な一部品として有してもよい。これによって、該給水パイプ132及び133を洗浄することが可能となる。
なお、本実施の形態では、給水パイプ132は途中から曲がった形状としたが、ほぼストレート形状にすることで、給水パイプ132の長さを削減できる。また、給水パイプ132にまきつけている凍結防止用ヒータの長さも削減でき、消費電力量を削減できる。
さらに、ポンプハウジング114の開口部130は必ずしも冷蔵室102の側壁面に対向する実施形態でなくてもよく、冷蔵室102の他の壁面を利用して開口部130を蓋する構成としてもよく、要するに給水ポンプ131をポンプハウジング114の内部に取り付けるための開口部130を有し、給水ポンプ131の取り付け後に開口部130を塞ぐように冷蔵室102の内壁面を利用できればよい。
本発明は、冷蔵庫に利用でき、特に冷蔵庫の製氷装置に製氷用水を給水する給水装置等に利用することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の給水タンクを取り付けた給水装置の取り付け態様を示す斜視図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の給水タンクを取り外した給水装置の取り付け態様を示す斜視図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫の給水装置と製氷装置とを示す説明図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫のポンプハウジングを右側方からみた斜視図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫のポンプハウジングを左側方からみた斜視図 本発明の実施の形態1における冷蔵庫のポンプハウジングの使用状態を示す図 従来の給水装置を示す斜視図 従来の給水装置を示す斜視図
符号の説明
100 冷蔵庫
101 断熱箱体
102 冷蔵室(貯蔵室)
103 野菜室
104 冷凍室
105 製氷室
106 切換室
107 断熱扉
108 断熱板
110 給水装置
111 底面
112 側壁
113 ビス
114,200 ポンプハウジング
115 給水タンク
116 ラッチ
121 パイプガイド部(底板)
122 パイプ固定部
123 パイプ排出部
124 パイプ挿入部
130 開口部
131 給水ポンプ
132,133 給水パイプ
140 天井壁
141 底壁
142 側壁
143 前壁
144 後壁
201 ガイドパイプ
202 パイプガイド
203 ポンプハウジングの蓋
205 受け部
206 パイプ部
207 開口

Claims (4)

  1. 製氷動作を行う製氷装置に製氷用水を供給する給水装置を貯蔵室内に備える冷蔵庫であって、前記給水装置は、製氷用水を貯蔵する給水タンクと、前記給水タンクの製氷用水を前記製氷装置に供給する給水ポンプと、前記給水タンクが着脱可能に取り付けられ前記給水ポンプが内部に配設されるポンプハウジングと、を備え、前記ポンプハウジングは、一側に前記給水ポンプを配設するための開口部が形成され、前記給水装置を前記貯蔵室に取り付ける際に前記開口部が前記貯蔵室の内壁で塞がれるように配設される冷蔵庫。
  2. 前記底壁は、前記ポンプハウジングの前方に底板を突出し、前記底板表面には、前記給水タンクが載置される請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記底壁は、前記ポンプハウジングの前方に底板を突出し、前記底板裏面には、前記給水ポンプにより供給された製氷用水を製氷装置に導く給水パイプが固定される請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記ポンプハウジングは、前記貯蔵室の側壁に接する形で前記貯蔵室の側壁に固定される請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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