JP2009255311A - 残留発泡液除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発泡成形装置の注入ノズル先端に残留、付着した残留発泡液を確実に除去できるようにした残留発泡液除去装置を提供する。
【解決手段】 発泡成形装置の注入ノズル先端10aに残留、付着した残留発泡液Sを除去するための装置であって、少なくとも外周表面4aが、硬化発泡体S1の剥離性の高い剥離面として形成されていると共に、注入ノズル先端10aに残留、付着した残留発泡液Sを、注入ノズル先端10aに対する非接触の近接位置で回転することにより外周表面4aに付着、転移させる拭き取りローラ4と、拭き取りローラ4の外周表面4aに接触配置され、発泡成形装置の注入ノズル先端10aから拭き取りローラ4の外周表面4aに付着、転移された残留発泡液Sの硬化後、硬化発泡体S1を拭き取りローラ4の回転のもとで外周表面4aから削ぎ落とすスクレーパ5と、を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車のヘッドレスト、アームレストなどの表皮一体発泡品の製造に利用される注入ノズルの先端に付着した残留発泡液を除去するための残留発泡液装置に関する。
発泡成形装置によって、自動車のヘッドレストやアームレストなどの表皮一体発泡品を製造するにあたっては、特開2006−327059号公報に開示されているように、先ず、フレームが挿入された袋状の表皮を金型にセットする。その後、漏斗の先を表皮内に差し込んだ状態で、注入ノズルから流出する発泡液(ウレタン液)を、漏斗を介して表皮内に圧力充填し、金型内での発泡完了後、漏斗を金型から外して、金型から成形品を取り出している。このように、表皮一体発泡品を製造する場合、注入ノズル先端の開口には残留発泡液が垂れるように残る。
ここで、注入ノズルから流出する発泡液(ウレタン液)は粘性を持ち、かつ注入ノズルからの流出時には反応(発泡)を開始するため、上述のように表皮一体発泡品を製造する場合においては、入りきらなかった発泡液(残留発泡液)が注入ノズル先端に垂れるように残される。これがそのまま硬化すると、漏斗頭部への挿入が困難になると共に、注入ノズル開口の部分的な閉塞により、次回発泡液の注入の妨げのおそれがある。つまり、前述した発泡成形装置においては、発泡液注入の都度(1ショット毎)に注入ノズル先端の残留発泡液を除去/洗浄する必要がある。
ところで、手作業での残留発泡液の除去/洗浄作業は容易ではなく、作業効率が悪い。そこで、溶剤槽に浸されたブラシを注入ノズル先端に自動的に配置し、このブラシの回転駆動により注入ノズル先端の残留発泡液を自動的に洗い落とす自動洗浄装置等が一般的に知られている。
特開2006−327059号公報 特許第3650860号公報
しかしながら、このような洗浄に用いられる溶剤の漏出や飛散等は、作業現場の環境を悪化させるおそれがあるため、溶剤の使用自体が好ましくない。そして、ブラシの隙間(特に毛の根元)等に入り込んだ残留発泡液が硬化すると、ブラシとして機能しにくくなると共に、ブラシを注入ノズル先端に押し付けて駆動させることから、ブラシの毛が寝やすく、この点からもブラシの使用は機能的に問題があり、残留発泡液の除去作業にムラを発生させる虞がある。
本発明は、溶剤を使用せず、かつ注入ノズル先端から残留発泡液を確実に除去できるようにした残留発泡液除去装置を提供することを目的とする。
本発明に係る残留発泡液除去装置は、発泡成形装置の注入ノズル先端に残留、付着した残留発泡液を除去するための装置であって、
少なくとも外周表面が、硬化発泡体の剥離性の高い剥離面として形成されていると共に、注入ノズル先端に残留、付着した残留発泡液を、注入ノズル先端に対する非接触の近接位置で回転駆動手段によって回転することにより外周表面に付着、転移させる拭き取りローラと、
拭き取りローラの外周表面に接触配置され、発泡成形装置の注入ノズル先端から拭き取りローラの外周表面に付着、転移された残留発泡液の硬化後、硬化発泡体を拭き取りローラの回転のもとで外周表面から削ぎ落とすスクレーパと、を備えたことを特徴とする構成である。
この残留発泡液除去装置においては、回転している拭き取りローラの外周表面に注入ノズル先端を非接触状態で近接させる。すると、注入ノズル先端に残留、付着した残留発泡液が、拭き取りローラの外周表面に付着、転移されながら除去される。この作業を、残留発泡液が硬化する前に行うと、注入ノズル先端を痛めることなく、残留発泡液を、拭き取るように注入ノズル先端からスムーズに除去することができる。さらに、拭き取りローラの外周表面に付着、転移された残留発泡液は、液体から固体に硬化して硬化発泡体になるので、この硬化発泡体は、スクレーパの先端によって削ぎ取られるようにして拭き取りローラの外周表面から取り除かれる。
本発明によれば、注入ノズル先端から残留発泡液を確実に除去でき、しかも、溶剤を使用しないため、作業現場の環境悪化が防止できる。加えて、ブラシを使用しないため、作業の確実性が向上する。
また、注入ノズルに対し拭き取りローラが非接触であるため、注入ノズル、ローラのいずれにも磨耗が生じない。そして、残留発泡液が注入ノズル先端の開口から中に入り込み難く、注入ノズルの開口に残留発泡液や硬化発泡体が残存し難く、注入開始時に新たな発泡液に硬化発泡体が混って成形品の品質を低下させる事態が回避される。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る発泡液注入ノズルの残留発泡液除去装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、残留発泡液除去装置1は、ベース板2上に固定されたモータ3などの回転駆動手段によって回転する拭き取りローラ4を備え、この拭き取りローラ4は、モータ3の回転軸3aに固定されている。
この拭き取りローラ4は、注入ノズル10の先端10aに対する非接触の近接位置でモータ3により回転し、注入ノズル先端10aの開口に残留、付着した残留発泡液Sは拭き取りローラ4の外周表面4aに付着、転移される。なお、この拭き取りローラ4の回転速度を、たとえば2秒で1/4回転程度と比較的遅くすることにより、注入ノズル先端10aから拭き取りローラ4への残留発泡液の付着、転移が十分に可能となる。
この拭き取りローラ4の外周表面4aは、残留発泡液(ウレタン液)Sが硬化した状態の硬化発泡体S1の剥離性能が高いPP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)などの熱可塑性樹脂によって剥離面として形成され、これら材質は、拭き取りローラ4の外周表面4aを、硬質かつ目の細かい樹脂面として形成させている。
この拭き取りローラ4は、これ自体が前述された樹脂で形成されていても、円柱状の金属芯の周囲に前述した樹脂が一体成形されたものであってもよい。
さらに、残留発泡液除去装置1は、拭き取りローラ4の外周表面4aに接触する先端5aをもったスクレーパ5を備えている。
このスクレーパ5は、ベース板2に脚部6を介して固定されると共に、拭き取りローラ4に対し注入ノズル10の設置される位置から拭き取りローラ4の回転方向における上流側で、注入ノズル10の設置位置にほぼ隣接して配されている。
スクレーパ5は、発泡成形装置の注入ノズル先端10aから拭き取りローラ4の外周表面4aに付着、転移された残留発泡液Sの硬化後、硬化発泡体S1を拭き取りローラ4の回転のもとで外周表面4aから削ぎ落とすように機能する。
さらに、スクレーパ5は、作業者の安全を確保するための保護カバー7によって覆われ、保護カバー7は、ベース板2に固定されている。
スクレーパ5の先端5aの真下及び拭き取りローラ4の下部位置には、スクレーパ5によって削ぎ落とされた硬化発泡体S1を受け入れるための受け皿8が配置され、この受け皿8は、ベース板2上に着脱自在に設置されている。
発泡成形装置には、残留発泡液除去装置1を金型と注入ノズル10との間で上下方向(図1の矢印A方向)に移動させることができる昇降駆動手段(移動手段)が設けられている。この昇降移動手段をなすピストンシリンダ機構12のピストンの先端は、ベース板2に固定され、ベース板2を昇降させるように発泡成形装置に取り付けられている。なお、昇降駆動手段は、ラックピニオン機構などであってもよい。
この昇降駆動手段12により、拭き取りローラ4は、注入ノズル10の前方に位置させる除去位置と、注入ノズル10による注入作業の妨げとならない退去位置との間で上下方向に移動する。
次に、残留発泡液除去装置1の動作について説明する。
発泡成型装置の金型内にセットされた表皮内に漏斗の先を差し込んだ状態で、注入ノズル10から流出する発泡液(ウレタン液)を、漏斗を介して表皮内に圧力充填する。充填完了後すなわち1ショット後、漏斗から引き抜くように注入ノズル10を後退させる。
このとき、注入ノズル先端10aには残留発泡液Sが残留、付着しているので、昇降駆動手段12により、残留発泡液除去装置1を上昇させて、拭き取りローラ4の外周表面4aに接近させる。その後、モータ3を始動させて、拭き取りローラ4を一方向に回転させる。
すると、注入ノズル先端10aに残留、付着した残留発泡液Sが、拭き取りローラ4の外周表面4aに付着しながら拭き取るように除去される。この作業は、拭き取りローラ4に接触することなく、残留発泡液Sが注入ノズル先端10aで硬化する前に行われるので、注入ノズル先端10aが痛められることがなく、残留発泡液Sを、拭き取るように注入ノズル先端10aからスムーズに除去することができる。
さらに、拭き取りローラ4の外周表面4aに残留、付着した残留発泡液Sは、液体から固体に硬化して硬化発泡体S1になるので、この硬化発泡体S1はスクレーパ5の先端5aによって削ぎ取られるようにして拭き取りローラ4の外周表面4aから取り除かれる。そして、削ぎ取られた硬化発泡体S1は、受け皿8内に落下する。
このような一連の作業の後、昇降駆動手段12により、残留発泡液除去装置1を降下させて、注入ノズル10による新たな注入作業の妨げとならない位置まで残留発泡液除去装置1を退去させる。
このような構成の残留発泡液除去装置1では、注入ノズル先端10aから残留発泡液Sを確実に除去できるし、溶剤を使用しないため作業現場の環境悪化も防止できる。加えて、ブラシを使用しないため残留発泡液除去作業の確実性が向上する。また、注入ノズル10に対し拭き取りローラ4が非接触であるため、注入ノズル10、ローラ4のいずれにも磨耗が生じない。
そして、残留発泡液Sが注入ノズル先端10aの開口から中に入り込み難く、注入ノズル先端10aの開口に残留発泡液Sや硬化発泡体S1が残存し難く、注入開始時の新たな発泡液に、硬化発泡体S1が混って成形品の品質を低下させる事態が回避される。
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、拭き取りローラ4は、樹脂でなくとも金属であってもよい。また、残留発泡液除去装置1の移動手段は、装置1を昇降させる場合に限らず、水平方向に移動させるものであってもよい。
本発明に係る発泡液注入ノズルの残留発泡液除去装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1に示された残留発泡液除去装置の要部拡大平面図である。
符号の説明
1…残留発泡液除去装置、3…回転駆動手段たるモータ 4…拭き取りローラ、4a…拭き取りローラの外周表面、5…スクレーパ、5a…スクレーパの先端、10…注入ノズル、10a…注入ノズル先端、12…昇降駆動手段(移動手段)、S…残留発泡液、S1…硬化発泡体。

Claims (6)

  1. 発泡成形装置の注入ノズル先端に残留、付着した残留発泡液を除去するための装置であって、
    少なくとも外周表面が、硬化発泡体の剥離性の高い剥離面として形成されていると共に、前記注入ノズル先端に残留、付着した前記残留発泡液を、前記注入ノズル先端に対する非接触の近接位置で回転駆動手段によって回転することにより前記外周表面に付着、転移させる拭き取りローラと、
    前記拭き取りローラの前記外周表面に接触配置され、前記発泡成形装置の前記注入ノズル先端から前記拭き取りローラの前記外周表面に付着、転移された前記残留発泡液の硬化後、前記硬化発泡体を前記拭き取りローラの回転のもとで前記外周表面から削ぎ落とすスクレーパと、
    を備えたことを特徴とする残留発泡液除去装置。
  2. 前記拭き取りローラの前記外周表面が、硬質かつ目の細かい樹脂面としてなる請求項1記載の残留発泡液除去装置。
  3. 前記スクレーパが、拭き取りローラに対し前記注入ノズルの設置される位置から前記拭き取りローラの回転方向における上流側で、前記注入ノズルの設置位置にほぼ隣接して配された請求項1または2記載の残留発泡液除去装置。
  4. 前記スクレーパによって削ぎ落とされた前記硬化発泡体を受けるための受け皿が、前記拭き取りローラの下部位置に配された請求項1ないし3のいずれか記載の残留発泡液除去装置。
  5. 前記発泡成形装置に移動可能に設けられ、所定の移動手段の駆動により、前記拭き取りローラを前記注入ノズルの前方に位置させる除去位置と、前記注入ノズルによる注入作業の妨げとならない退去位置との間で移動される請求項1ないし3のいずれか記載の残留発泡液除去装置。
  6. 前記移動手段が、上下方向を移動方向とする昇降駆動手段である請求項5記載の残留発泡液除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109414848A (zh) * 2016-07-12 2019-03-01 硬化铬工业股份有限公司 辊表面的附着物去除方法和热塑性树脂片状物的制造方法

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