JP2009253937A - 広告内蔵携帯電話機 - Google Patents

Abstract

【課題】 予めメーカ出荷段階で広告情報（文字、画像、音声）を予め記憶させ、携帯電話利用者が、電話、メール、その他の機能を使用する場面ごとの表示画像及び出力に、企業広告が表示されることを可能にする。
【解決手段】 携帯電話機の記憶部３に広告情報記憶部３ａを設け、予め契約した広告主の文字、画像、音声データからなる広告情報を該携帯電話機の製造時に前記広告情報記憶部に記憶させておき、利用者の携帯電話機操作及び携帯電話機に備わった機能に支障を及ぼさない画面領域、音声領域または送受信情報に広告情報記憶部から読み出した広告情報を表示または出力する手段２ａ、２ｂ、２ｃを備え、携帯電話機の利用者に、電話機機能を利用の都度前記広告情報を視聴させることを特徴とする。
【選択図】 図１

Description

本発明は、携帯電話機の記憶装置に工場出荷時点で記憶させた企業広告情報とその表示、出力に関する。

携帯電話機の普及は世界人口の５０％（３３億台）に達しており、大多数の人々が日常生活上で携帯電話機を使用している。すなわち携帯電話機の表示画面または音声出力は、テレビ放送などのマスメディアに匹敵する広告表示媒体となっている。

しかしながら、現在の携帯電話機での広告は、インターネット接続時の画面や、デジタルテレビ放送受信画面の表示の際に行なわれているにすぎなかった。

携帯電話機の操作画面において、最も頻繁に利用者の目に触れる表示画面は、通話のための呼び出し画面と、通話にいたる相手先選択画面、或いは受信画面などの通話機能の切替わりの際に表示される画面である。それらの画面には利用者に伝えなければならないメッセージ表示がなされているが、その表示は画面の全領域を占めておらず、広告表示のゆとり領域を有する場合が多々あった。しかしながら、それらのゆとり領域画面は、広告表示には全く利用されていなかった。

一方、効果的な広告宣伝を望む企業にとって、特定個人に頻繁且つ長期間に亘って自社の広告を閲覧させることができる媒体があれば、広告出稿の絶好の媒体となる。

特許文献１には、折畳み型携帯電話機に対して、携帯電話機が開状態となったことを検知した際に予め所定のタイミングで配信要求して受信取得して記憶されている広告データを待受け画面として表示する発明が開示されている。

しかし、この発明では、広告表示のタイミングは、折畳まれた携帯電話機が開かれたときのみであり、広告表示画面は待受け画面に限られ、操作途中の数多い表示画面への広告表示はなされていなかった。

また、インターネットを介した広告配信を受ける際には、接続費用が発生する問題があった。

特開２００４−１４７３１４号公報（第２、３頁、第１図）

前述の問題に鑑み、予めメーカ出荷段階で広告情報（文字、画像、音声）を予め記憶させ、携帯電話利用者が、電話、メール、その他の機能を使用する場面ごとの表示画像及び出力に、企業広告が表示されることを可能にする広告内蔵携帯電話機を提供する。

前記課題を解決するため、本発明の広告内蔵携帯電話機は、携帯電話機の記憶部に広告情報記憶部を設け、予め契約した広告主の文字、画像、音声データからなる広告情報を該携帯電話機の製造時に前記広告情報記憶部に記憶させておき、
利用者の携帯電話機操作及び携帯電話機に備わった機能に支障を及ぼさない画面領域、音声領域または送受信情報に広告情報記憶部から読み出した広告情報を表示または出力する手段を設け、
携帯電話機の利用者に、電話機機能を利用の都度前記広告情報を視聴させることを特徴とする。

本発明によれば、携帯電話機の記憶部に予め広告情報を記憶させ、利用に支障がない画面或いは操作に対してその広告情報を出力することができるため、携帯電話利用者に対し頻繁且つ継続的に広告を閲覧、聴取させる効果的な広告媒体とならしめることができる。

広告提供企業からの広告料を、携帯電話の原価低減の原資とすることにより、利用者の負担を軽減することが可能となる。

以下、本発明の広告内蔵携帯電話機について図面を参照して詳細に説明する。

図１は、本発明の広告内蔵携帯電話機の構成を説明する構成図である。

広告内蔵携帯電話機１０は、通信部１と、処理部２、記憶部３とから構成され、処理部２には、少なくとも広告情報記憶手段２ａと、広告情報読出手段２ｂ、広告情報出力手段２ｃを備える。

なお、処理部２には携帯電話機としての公知の各種手段が備えられているが図示を省略する。また、記憶部３にも各種手段に対応する記憶データが備えられているが図示を省略する。

記憶部３には、工場出荷時点で記憶させる広告情報記憶部３ａを備える。

図２は、本発明の広告内蔵携帯電話機の動作を説明するフローチャートである。

図２に示すように、先ず、工場内のコンピュータ（図示省略）に予め契約した広告提供企業からの広告情報を記憶しておき、製造時において、そのコンピュータと広告内蔵携帯電話機を接続し、広告情報記憶手段２ａにより企業広告情報データを読込み、記憶部３の広告情報記憶部３ａに記憶させる。（Ｓ１）

該広告内蔵携帯電話機を購入した利用者の使用時には、利用操作の都度、操作に影響を及ぼさず広告情報を表示又は出力できる画面か判断する。（Ｓ２）

影響を及ぼさないと判断された場合、広告情報読出手段２ｂにより広告情報記憶部３ａから広告情報データを読出し、広告情報出力手段２ｃにより、表示画面への表示又は音声、データ出力を行なう。（Ｓ３）

なお、広告情報記憶部３ａに記憶される広告情報のデータは、文字、マーク、画像、動画、アニメなどの表示画面への表示情報、カメラ撮影画像への重畳表示情報、送信メールへのデータ出力、音声、効果音、演奏などのオーディオ出力情報を含む。また表示情報は機能画面に合成された画像レイヤーとして記憶させておくこともできる。

図３は、代表的な操作に影響を及ぼさず広告情報を表示できる画面の一例を示す図面である。

図４及び図５は、それぞれの画面上の広告情報表示部分を図示した図面である。

共通機能においては、電波レベルや電池残量を示すアイコン表示エリアの上部（図４（ａ）参照）があげられる。

待受画面においては、時刻表示以外の大きな領域（図４（ｂ）参照）が広告表示可能である。

音声通話においては、番号入力を行い開始ボタンが押された状態の電話発信中画面（図４（ｃ）参照）で、相手先の表示の下画面が、操作に支障のない広告表示可能な領域となる。同様に、電話受信中の画面（図４（ｄ）参照）においても相手先の表示の下画面が、操作に支障のない広告表示可能な領域となる。

相手先のアドレス、電文を入力して送信ボタンを押した後のメール送信中画面（図４（ｅ）参照）では、メールアドレス表示以外の大きな画面領域が操作に支障のない広告表示可能な領域となる。同様に、メール受信中画面（図４（ｆ）参照）においても大きな画面領域が操作に支障のない広告表示可能な領域となる。

また、送信メール画面（図４（ｇ）参照）においては、メールアドレス、本文の表示の下の部分に広告表示が可能である。

カメラ撮影画面（図４（ｈ）参照）においては、撮影画像に重畳して広告情報を表示することも可能である。また、撮影画像をメールで送信する際に画像に、広告文字、マークなどの画像情報を重畳させて送信することもできる。

又、着信音に広告音声を予めインストールすることもできる。更に、送信メール内に自動的に広告音声を出力セットして送信することもできる。

さらに、発信した呼出側の携帯電話機に、広告音声を呼出音として視聴させることもできる。

本発明の広告内蔵携帯電話機の構成を説明する構成図である。 本発明の広告内蔵携帯電話機の動作を説明するフローチャートである。 、代表的な操作に影響を及ぼさず広告情報を表示できる画面の一例を示す図面である。 画面上の広告情報表示部分を図示した図面である。

符号の説明

１ 通信部
２ 処理部
２ａ 広告情報記憶手段
２ｂ 広告情報読出手段
２ｃ 広告情報出力手段
３ 記憶部
３ａ 広告情報記憶部
１０ 広告内蔵携帯電話機

Claims (1)

1. 携帯電話機の記憶部に広告情報記憶部を設け、予め契約した広告主の文字、画像、音声データからなる広告情報を該携帯電話機の製造時に前記広告情報記憶部に記憶させておき、
   利用者の携帯電話機操作及び携帯電話機に備わった機能に支障を及ぼさない画面領域、音声領域または送受信情報に広告情報記憶部から読み出した広告情報を表示または出力する手段を設け、
   携帯電話機の利用者に、電話機機能を利用の都度前記広告情報を視聴させることを特徴とする広告内蔵携帯電話機。

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