JP2009253874A - 冗長プロトコル共存システム及び転送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】マスタールータ101は、VRRPアドバタイズメント111に自装置の物理MACアドレスを付加する。バックアップルータ102は、自装置の物理MACアドレスが記憶されたデータベース2031を参照し、VRRPアドバタイズメント111に付加された物理MACアドレスに基づき、自装置が送信したものか否かを判定する。受信したVRRPアドバタイズメントが自装置以外(例えば、マスタルーター)からのものであった場合、受信ネットワークインタフェースがSTPによりブロッキング状態であってもVRRPアドバタイズメントを受信可能とする。一方、受信したVRRPアドバタイズメントが、自装置が送信したものであった場合、VRRPアドバタイズメントを廃棄する。
【選択図】図8
Description
また、本発明は、レイヤ2ネットワークがループ構成となった場合でも、自装置から送信したVRRPアドバタイズメントを受信した際に廃棄することでパケットのループを防止することを目的のひとつとする。本発明は、パケットのループを防ぐことによるスイッチのCPUリソース消費を防止することを目的のひとつとする。
(手段1)
VRRPアドバタイズメントにVRRPアドバタイズメントを送信するマスタルーターの物理MACアドレス情報を付加する。従来、VRRPによるバーチャルルーターを構成するマルチレイヤスイッチでは、パケットの送信時に物理MACアドレスをMAC副層ヘッダに設定せず、バーチャルMACアドレスをMAC副層ヘッダに設定する。本発明では、従来使用されない物理MACアドレスをVRRPアドバタイズメントに付与させる事により、受信したマルチレイヤスイッチにてVRRPアドバタイズメントの送信元を確定する。
VRRPアドバタイズメントを受信したマルチレイヤスイッチにて、受信したネットワークインタフェースがSTPによってブロッキング状態となっているかどうか判定する前に、以下の処理を行う構成を具備させる。
(手段2−1)
受信したパケットのMAC副層ヘッダの送信元MACアドレスが、バーチャルルーターで使用しているバーチャルMACアドレスかどうかを判定する判定部。
(手段2−2)
受信したパケットのIPヘッダの情報を基に、受信したパケットがVRRPアドバタイズメントかどうか判定する判定部。
(手段2−3)
マルチレイヤスイッチにて自装置のネットワークインタフェースに設定されている物理MACアドレスが予め登録されたデータベースを設け、上述の(手段1)でVRRPアドバタイズメントに付加された物理MACアドレスをキーとしてそのデータベースを検索することにより、受信したVRRPアドバタイズメントが自装置以外のマスタルーターから送信されたものか、それともレイヤ2ネットワークのループ構成により自装置が送信したものを受信したのかを判定する判定部。
スパニングツリープロトコルに基づき冗長制御を行い、かつ、バーチャルルータ冗長プロトコルにより複数の転送装置のひとつがマスタールータとなり、他の転送装置がバックアップルータとなり、該複数の転送装置がひとつのバーチャルルータを構成するネットワークシステムにおいて、
バーチャルルータ冗長プロトコルの前記マスタールータとして動作する第1の転送装置であって、障害検出のためのアドバタイズメントパケットに自装置の識別情報を付加して送信する前記第1の転送装置と、
バーチャルルータ冗長プロトコルの前記バックアップルータとして動作し、スパニングツリープロトコルによるトポロジーの再構成中に、通信パケットを遮断するブロッキング状態と、通信パケットを転送するフォワーディング状態間で遷移する第2の転送装置であって、受信したアドバタイズメントパケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報でない場合、スパニングツリープロトコルの前記状態に関わらずアドバタイズメントパケットを受信する前記第2の転送装置と
を備えた冗長プロトコル共存システムが提供される。
スパニングツリープロトコルに基づき冗長制御を行い、かつ、バーチャルルータ冗長プロトコルにより複数の転送装置のひとつがマスタールータとなり、他の転送装置がバックアップルータとなり、該複数の転送装置がひとつのバーチャルルータを構成するネットワークシステムにおいて、
バーチャルルータ冗長プロトコルの前記マスタールータとして動作する第1の転送装置であって、障害検出のためのアドバタイズメントパケットに自装置の識別情報を付加して送信する前記第1の転送装置と、
バーチャルルータ冗長プロトコルの前記バックアップルータとして動作し、スパニングツリープロトコルによるトポロジーの再構成中に、通信パケットを遮断するブロッキング状態と、通信パケットを転送するフォワーディング状態間で遷移する第2の転送装置と
を備え、
前記第2の転送装置は、トポロジーの再構成中にフォワーディング状態になることにより第1の転送装置から送信されたアドバタイズメントパケットを転送し、
前記第1の転送装置は、転送されたアドバタイズメントパケットを受信し、受信されたアドバタイズメントパケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報の場合、アドバタイズメントパケットを廃棄する冗長プロトコル共存システムが提供される。
冗長化されたネットワークにおいてループを防ぐように所定のネットワークインタフェースをブロックしてトポロジーを構成する第1のプロトコルと、複数の転送装置のひとつがマスター装置となり、他の転送装置がバックアップ装置となり、該複数の転送装置がひとつの仮想装置を構成し、前記マスター装置は該仮想装置の識別情報を用いて通信し、前記マスター装置から送信される通知パケットを前記バックアップ装置が受信しないことにより前記マスター装置の障害の検出する第2のプロトコルとが共存するネットワークシステムにおいて、
前記マスター装置として動作する第1の転送装置であって、第2のプロトコルの障害検出のための通知パケットに自装置の識別情報を付加して送信する前記第1の転送装置と、
前記バックアップ装置として動作し、第1のプロトコルによる前記トポロジーの再構成中に、通信パケットを遮断するブロッキング状態と、通信パケットを転送するフォワーディング状態間で遷移する第2の転送装置であって、受信した通知パケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報でない場合、第1のプロトコルによる前記状態に関わらず、第2のプロトコルの通知パケットを受信する前記第2の転送装置と
を備えた冗長プロトコル共存システムが提供される。
スパニングツリープロトコルに基づき冗長制御を行い、かつ、バーチャルルータ冗長プロトコルにより複数の転送装置のひとつがマスタールータとなり、他の転送装置がバックアップルータとなり、該複数の転送装置がひとつのバーチャルルータを構成するネットワークシステムにおける前記転送装置であって、
スパニングツリープロトコルによるトポロジーの再構成中に通信パケットを遮断するブロッキング状態と、通信パケットを転送するフォワーディング状態間での遷移を制御し、バーチャルルータのマスタールータとして動作する場合に、障害検出のためのアドバタイズメントパケットに自装置の識別情報を付加して送信する制御部と、
受信されたアドバタイズメントパケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報でない場合、スパニングツリープロトコルの前記状態に関わらずアドバタイズメントパケットを受信し、自装置の識別情報である場合、アドバタイズメントパケットを廃棄する識別情報判定部と、
スパニングツリープロトコルの状態に従い、入力されるパケットを廃棄又は転送するスパニングツリー状態判定部と、
受信したパケットがアドバタイズメントパケットか否かを判定し、アドバタイズメントパケットの場合、受信したパケットを前記識別情報判定部に転送し、アドバタイズメントパケットでない場合、受信したパケットを前記スパニングツリー状態判定部に転送するプロトコル判定部と
を備えた前記転送装置が提供される。
尚、レイヤ2/レイヤ3の冗長化を行う場合、STPとVRRPを組み合わせる他に、AlaxalA Networks社のGSRP(登録商標)、Extreme Networks社のESRP(登録商標)、Foundry Networks社のVSRP(登録商標)を使用する場合があるが、これらは各ベンダ固有のプロトコルである為、各ベンダが供給しているマルチレイヤスイッチで構成されたネットワークでのみ使用可能である。一方、本発明によると、マルチベンダのプロトコルを使用する為、STPとVRRPを用いて冗長制御を行っているシステムにおいて、装置構成を変更する事なく導入が可能である。
冗長プロトコル共存システムは、例えば、マルチレイヤスイッチA(第1の転送装置)101と、マルチレイヤスイッチB(第2の転送装置)102、レイヤ2スイッチ(第3の転送装置)103とを備える。
マルチレイヤスイッチA(101)と、マルチレイヤスイッチB(102)は、VRRPによるバーチャルルーター(113)を構成している。図1の例では、マルチレイヤスイッチA(101)は、VRRPのバーチャルルーター(113)においてマスタルーターとして動作し、マルチレイヤスイッチB(102)は、VRRPのバーチャルルーター(113)においてバックアップルーターとして動作している。
レイヤ2スイッチ(103)は、宛先MACアドレスに対応して転送先のスイッチ又はネットワークインタフェースを示す転送先情報が記憶されたMACアドレステーブル(114)を有する。レイヤ2スイッチ(103)は、例えば、ホストコンピュータ(104)からパケットを受信すると、宛先MACアドレスに基づき、MACアドレステーブル(114)を参照して、対応する転送先情報に従い、パケットをマルチレイヤスイッチA(101)又はマルチレイヤスイッチB(102)に転送する。なお、MACアドレステーブル(114)には、マスタルータのマルチレイヤスイッチのアドレスが転送先として記憶される。
ルーター(105)は、上流ネットワークのルーターである。サーバー(106)は、ルーター(105)を介して広域イーサ網(107、108)と通信する。広域イーサ網1(107)は、ホストコンピュータ(104)から見てマルチレイヤスイッチA(101)をゲートウェイとする。広域イーサ網2(108)は、ホストコンピュータ104マルチレイヤスイッチB(102)をゲートウェイとする。
図2は、課題の説明図(1)である。
図2では、例えば、広域イーサ網2(108)にてSTPのトポロジー変更が発生し、マルチレイヤルーターB(102)のネットワークインタフェースの状態がブロッキング状態となった場合を示す。
図2で広域イーサ網2(108)内にてSTPのトポロジー変更が発生すると、広域イーサ網2(108)のエッジスイッチとして接続されているマルチレイヤスイッチB(102)においてもトポロジーの再構成が行われる。その過渡状態において、マルチレイヤスイッチB(102)のネットワークインタフェースの状態はブロッキング状態、フォワーディング状態への遷移を繰り返す。VRRPのバックアップルーターであるマルチレイヤスイッチB(102)は、ネットワークインタフェースがブロッキング状態に遷移した際、VRRPのバーチャルルーター(113)のマスタルーターであるマルチレイヤスイッチA(101)が送信したVRRPアドバタイズメント(111)を受信できなくなる。従って、マルチレイヤスイッチB(102)はマルチレイヤスイッチA(101)の障害を誤検出する。
図3は、マルチレイヤスイッチB(102)からVRRPアドバタイズメントを送信するようになり、レイヤ2スイッチ(103)にてサーバ(106)向けの経路のネクストホップがマルチレイヤスイッチB(102)になった場合を示す。また、図4は、バーチャルMACアドレス1に対応する転送先をマルチレイヤスイッチB(102)としたレイヤ2スイッチ(103)が、マルチレイヤスイッチB(102)に対してパケットを送信しており、マルチレイヤスイッチB(102)は広域イーサ網2(108)でトポロジーの変更に伴い全てのネットワークインタフェースがブロッキング状態となっている場合を示す。
図5は、本実施の形態におけるVRRPアドバタイズメントの構成図である。
本実施の形態では、図5に示す様に、VRRPアドバタイズメントに送信元装置の物理MACアドレス(301)を付与する。例えば、送信元であるマスタルーターのネットワークインタフェースに割り振られている物理MACアドレスが付加される。なお、パケットはL2ヘッダ、L3ヘッダを付加して送信される。
マルチレイヤスイッチA(101)、B(102)は、例えば、送信元MACアドレス判定部(201)と、VRRPアドバタイズメント判定部(202)と、物理MACアドレス判定部(203)と、ルーティング/スイッチングエンジン(204)と、STP状態判定部(206)とを有する。これらは例えばハードウェアで構成することができる。また、マルチレイヤスイッチA(101)、B(102)は、VRRPプロトコルを実現させているソフトウェア(制御部)205を有する。例えば、VRRPアドバタイズメントの送受信や、マスタとスタンバイの切り替え、ブロッキング状態とフォワーディング状態間の遷移の制御などを実行する。このソフトウェアは適宜の処理部で実行されることができる。
図6に示すように、受信ネットワークインタフェースのSTPによるブロッキング状態を判定するSTP状態判定部(206)の前に、受信したパケットのMAC副層ヘッダに設定されている送信元MACアドレスがバーチャルルーターで使用しているバーチャルMACアドレスかどうかを判定する送信元MACアドレス判定部(201)を設けている。
図9は、本実施の形態を適用したマルチレイヤスイッチA(101)、B(102)を使用して図1と同じネットワーク構成とした場合の説明図(2)である。本実施の形態によると、マルチレイヤスイッチA(101)、マルチレイヤスイッチB(102)、レイヤ2スイッチ(103)がループ構成となった際に、マルチレイヤスイッチA(101)から送信されたVRRPアドバタイズメント(111)がループを回ってマルチレイヤスイッチA(101)に到達した場合に廃棄される。
103 レイヤ2スイッチ
104 ホストコンピュータ
105 ルーター
106 サーバー
107、108 広域イーサ網
109 ブロッキング状態のネットワークインタフェース
110 トラフィック
111 マルチキャストルーターAから送信されるVRRPアドバタイズメント
112 マルチキャストルーターBから送信されるVRRPアドバタイズメント
113 バーチャルルーター
114 MACアドレステーブル
201 送信元MACアドレス判定部
202 VRRPアドバタイズメント判定部
203 物理MACアドレス判定部
204 ルーティング/スイッチングエンジン
205 ソフトウェア(制御部)
206 STP状態判定部
207 送信元MACアドレスが自装置のバーチャルルーターMACアドレスと異なるパケット
208 送信元MACアドレスが自装置のバーチャルルーターMACアドレスと一致したパケット
209 VRRPアドバタイズメントと判定されたパケット
210 VRRPアドバタイズメント以外と判定されたパケット
211 物理MACアドレスが自装置に収容されているMACアドレスと異なるパケット
212 物理MACアドレスが自装置に収容されているMACアドレスと一致した為、廃棄されたパケット
213 VRRPプロトコルを実現させているソフトウェアに送られるVRRPアドバタイズメント
214 ネットワークに送信されるVRRPアドバタイズメント
301 物理MACアドレス
Claims (11)
- スパニングツリープロトコルに基づき冗長制御を行い、かつ、バーチャルルータ冗長プロトコルにより複数の転送装置のひとつがマスタールータとなり、他の転送装置がバックアップルータとなり、該複数の転送装置がひとつのバーチャルルータを構成するネットワークシステムにおいて、
バーチャルルータ冗長プロトコルの前記マスタールータとして動作する第1の転送装置であって、障害検出のためのアドバタイズメントパケットに自装置の識別情報を付加して送信する前記第1の転送装置と、
バーチャルルータ冗長プロトコルの前記バックアップルータとして動作し、スパニングツリープロトコルによるトポロジーの再構成中に、通信パケットを遮断するブロッキング状態と、通信パケットを転送するフォワーディング状態間で遷移する第2の転送装置であって、受信したアドバタイズメントパケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報でない場合、スパニングツリープロトコルの前記状態に関わらずアドバタイズメントパケットを受信する前記第2の転送装置と
を備えた冗長プロトコル共存システム。 - 前記識別情報は、アドバタイズメントパケットを送信する転送装置の物理MACアドレスである請求項1に記載の冗長プロトコル共存システム。
- トポロジーの再構成中に前記第2の転送装置がフォワーディング状態になることにより、前記第2の転送装置でアドバタイズメントパケットが転送され、
前記第1の転送装置は、受信したアドバタイズメントパケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報の場合、アドバタイズメントパケットを廃棄する請求項1に記載の冗長プロトコル共存システム。 - 前記第1及び/又は第2の転送装置は、
バーチャルルータのマスタールータとして動作する場合に、障害検出のためのアドバタイズメントパケットに自装置の識別情報を付加して送信する制御部と、
受信されたアドバタイズメントパケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報でない場合、スパニングツリープロトコルの前記状態に関わらずアドバタイズメントパケットを受信し、自装置の識別情報である場合、アドバタイズメントパケットを廃棄する識別情報判定部と、
スパニングツリープロトコルの状態に従い、入力されるパケットを廃棄又は転送するスパニングツリー状態判定部と、
受信したパケットがアドバタイズメントパケットか否かを判定し、アドバタイズメントパケットの場合、受信したパケットを前記識別情報判定部に転送し、アドバタイズメントパケットでない場合、受信したパケットを前記スパニングツリー状態判定部に転送するプロトコル判定部と
を有する請求項1に記載の冗長プロトコル共存システム。 - 前記プロトコル制御部は、
受信したパケットのMAC副層ヘッダの送信元MACアドレスが、前記バーチャルルータのバーチャルMACアドレスか判定する送信元MACアドレス判定部と、
前記送信元MACアドレス判定部で前記バーチャルルータのバーチャルMACアドレスと判定されたパケットについて、パケットのMAC副層ヘッダのTYPEフィールド及びIPヘッダのプロトコルフィールドを参照して、受信したパケットがアドバタイズメントパケットか否かを判定するアドバタイズメント判定部と
を有する請求項4に記載の冗長プロトコル共存システム。 - 前記第1及び第2の転送装置で構成されるバーチャルルータのバーチャルアドレスに対応して、パケットをマスタールータとして動作する前記第1又は第2の転送装置に転送するための転送先情報が記憶されたアドレステーブルを有し、バーチャルアドレス宛の通信パケットを受信すると前記アドレステーブルに従い第1及び第2の転送装置のいずれかに該パケットを転送する第3の転送装置
をさらに備える請求項1に記載の冗長プロトコル共存システム。 - 前記第3の転送装置は、バーチャルアドレスを含むアドバタイズメントパケットをネットワークインタフェースのひとつから受信すると、該バーチャルアドレスに対応して、該ネットワークインタフェースの識別情報を転送先情報として前記アドレステーブルに記憶し、
バーチャルアドレス宛のパケットを受信すると前記アドレステーブルに従い前記ネットワークインタフェースを介して第1及び第2の転送装置のいずれかにパケットを転送する請求項6に記載の冗長プロトコル共存システム。 - 前記第1及び/又は第2の転送装置は、スパニングツリープロトコルにより冗長制御するネットワークのエッジに位置する請求項1に記載の冗長プロトコル共存システム。
- スパニングツリープロトコルに基づき冗長制御を行い、かつ、バーチャルルータ冗長プロトコルにより複数の転送装置のひとつがマスタールータとなり、他の転送装置がバックアップルータとなり、該複数の転送装置がひとつのバーチャルルータを構成するネットワークシステムにおいて、
バーチャルルータ冗長プロトコルの前記マスタールータとして動作する第1の転送装置であって、障害検出のためのアドバタイズメントパケットに自装置の識別情報を付加して送信する前記第1の転送装置と、
バーチャルルータ冗長プロトコルの前記バックアップルータとして動作し、スパニングツリープロトコルによるトポロジーの再構成中に、通信パケットを遮断するブロッキング状態と、通信パケットを転送するフォワーディング状態間で遷移する第2の転送装置と
を備え、
前記第2の転送装置は、トポロジーの再構成中にフォワーディング状態になることにより第1の転送装置から送信されたアドバタイズメントパケットを転送し、
前記第1の転送装置は、転送されたアドバタイズメントパケットを受信し、受信されたアドバタイズメントパケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報の場合、アドバタイズメントパケットを廃棄する冗長プロトコル共存システム。 - 冗長化されたネットワークにおいてループを防ぐように所定のネットワークインタフェースをブロックしてトポロジーを構成する第1のプロトコルと、複数の転送装置のひとつがマスター装置となり、他の転送装置がバックアップ装置となり、該複数の転送装置がひとつの仮想装置を構成し、前記マスター装置は該仮想装置の識別情報を用いて通信し、前記マスター装置から送信される通知パケットを前記バックアップ装置が受信しないことにより前記マスター装置の障害の検出する第2のプロトコルとが共存するネットワークシステムにおいて、
前記マスター装置として動作する第1の転送装置であって、第2のプロトコルの障害検出のための通知パケットに自装置の識別情報を付加して送信する前記第1の転送装置と、
前記バックアップ装置として動作し、第1のプロトコルによる前記トポロジーの再構成中に、通信パケットを遮断するブロッキング状態と、通信パケットを転送するフォワーディング状態間で遷移する第2の転送装置であって、受信した通知パケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報でない場合、第1のプロトコルによる前記状態に関わらず、第2のプロトコルの通知パケットを受信する前記第2の転送装置と
を備えた冗長プロトコル共存システム。 - スパニングツリープロトコルに基づき冗長制御を行い、かつ、バーチャルルータ冗長プロトコルにより複数の転送装置のひとつがマスタールータとなり、他の転送装置がバックアップルータとなり、該複数の転送装置がひとつのバーチャルルータを構成するネットワークシステムにおける前記転送装置であって、
スパニングツリープロトコルによるトポロジーの再構成中に通信パケットを遮断するブロッキング状態と、通信パケットを転送するフォワーディング状態間での遷移を制御し、バーチャルルータのマスタールータとして動作する場合に、障害検出のためのアドバタイズメントパケットに自装置の識別情報を付加して送信する制御部と、
受信されたアドバタイズメントパケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報でない場合、スパニングツリープロトコルの前記状態に関わらずアドバタイズメントパケットを受信し、自装置の識別情報である場合、アドバタイズメントパケットを廃棄する識別情報判定部と、
スパニングツリープロトコルの状態に従い、入力されるパケットを廃棄又は転送するスパニングツリー状態判定部と、
受信したパケットがアドバタイズメントパケットか否かを判定し、アドバタイズメントパケットの場合、受信したパケットを前記識別情報判定部に転送し、アドバタイズメントパケットでない場合、受信したパケットを前記スパニングツリー状態判定部に転送するプロトコル判定部と
を備えた前記転送装置。
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