JP2009253874A - 冗長プロトコル共存システム及び転送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】STP、VRRPによって冗長制御を行うネットワークにてSTPのトポロジー変更に伴う通信の中断を防止する。
【解決手段】マスタールータ101は、VRRPアドバタイズメント111に自装置の物理MACアドレスを付加する。バックアップルータ102は、自装置の物理MACアドレスが記憶されたデータベース2031を参照し、VRRPアドバタイズメント111に付加された物理MACアドレスに基づき、自装置が送信したものか否かを判定する。受信したVRRPアドバタイズメントが自装置以外(例えば、マスタルーター)からのものであった場合、受信ネットワークインタフェースがSTPによりブロッキング状態であってもVRRPアドバタイズメントを受信可能とする。一方、受信したVRRPアドバタイズメントが、自装置が送信したものであった場合、VRRPアドバタイズメントを廃棄する。
【選択図】図8

Description

本発明は、冗長プロトコル共存システム及び転送装置に係り、特に、STP(SpanningTree Protocol、スパニングツリープロトコル)とVRRP(Virtual Router Redundancy Protocol、バーチャルルーター冗長プロトコル)が共存する冗長プロトコル共存システム及び転送装置に関する。
レイヤ2ネットワークの冗長化を行う際に、ループ防止の為に用いられるプロトコルに、例えばSTPがある。STPでは、同プロトコルを実装している隣接ネットワーク装置間で各装置がパラメータを含むプロトコルパケットを交換する。そのパケットを受信したネットワーク装置にて、プロトコルで規定されたアルゴリズムにより同プロトコルを動作させているネットワーク装置間のネットワークインタフェースで通信パケットを遮断し、レイヤ2ネットワークでツリー構造のトポロジーを形成とする。これによりレイヤ2ネットワークおけるループ防止を実現させている。なお、STPの詳細は、例えばIEEE 802.1Dに規定されている。
また、レイヤ3ネットワークの冗長化に用いられるプロトコルとして、例えばVRRPがある(例えば、非特許文献1参照)。VRRPは、2台のネットワーク装置を用いて仮想的に1台のネットワーク装置(以下、バーチャルルーター)として隣接装置に認識させる事により冗長化を実現している。2台のうち、隣接装置と通信を行う側をマスタルーター、他方をバックアップルーターとしている。バーチャルルーターでは、マスタルーター、バックアップルーターにおいて運用上ネットワークインタフェースに設定されているIPアドレス、ネットワーク装置ベンダにてネットワークインタフェースに固定的に設定されたMACアドレス(以下、物理MACアドレス)とは異なる両装置で共通のIPアドレス、MACアドレスを用いる。これらの共通なIPアドレス、MACアドレスを、以下、それぞれバーチャルIPアドレス、バーチャルMACアドレスと呼ぶ。バーチャルルーターは、周辺装置とこのバーチャルIPアドレス、バーチャルMACアドレスを用いて通信を行う。マスタルーターで障害が発生し、通信を継続させる事が出来なくなった場合、バックアップルーターがマスタルーターに切り替わり通信を行う事で、隣接ネットワーク装置に対して障害を検知されず通信を継続させる事が可能である。VRRPでは、同プロトコルを動作させる2台のネットワーク装置間でバックアップルーターがマスタルーターから送信されたプロトコルパケット(以下、VRRPアドバタイズメント)の到達をもってマスタルーターの生存確認を行っている。
R. Hinden、「Virtual Router Redundancy Protocol」、RFC 3768、2004年4月
広域イーサ網の様に、STPにより複数のツリーを構築する事でレイヤ2ネットワークの冗長化を実現しているネットワーク内でSTPのトポロジー変更が発生すると、トポロジーを再構成する。トポロジー変更が収束するまでの過渡状態では、トポロジーを再構築しているネットワーク装置のネットワークインタフェースは、通信パケットの遮断(以下、ブロッキング状態)と通過(以下、フォワーディング状態)を繰り返す。そのようなネットワークのエッジに位置するマルチレイヤスイッチにて、VRRPにより下流に位置するレイヤ3ネットワークの冗長化を実現している場合、上流のレイヤ2ネットワークでトポロジー変更が発生すると、VRRPによるバーチャルルーターに属するバックアップルーターのネットワークインタフェースがブロッキング状態に遷移することがある。この際、バックアップルーターは、同バーチャルルーターに属するマスタルーターから送信されたVRRPアドバタイズメントを受信できなくなる。それによってバックアップルーターにてマスタルーターの障害を誤検出してしまい、バックアップルーターがマスタルーターになることがある。
また、マスタルーターの障害を誤検出したバックアップルーターはマスタルーターとなり、VRRPアドバタイズメントを送信し始める。VRRPアドバタイズメントを受信した隣接装置ではVRRPアドバタイズメントのMAC副層ヘッダに送信元MACアドレスとして設定されているバーチャルMACアドレスを学習し、VRRPアドバタイズメントを受信したネットワークインタフェースに転送先のマルチレイヤスイッチ(マスタルーター)が存在すると認識してしまう。しかし、STPのトポロジーを再構築している間は転送先のマルチレイヤスイッチのネットワークインタフェースがブロッキング状態となっている場合がある。また、転送先のマルチレイヤスイッチからさらに転送される他のスイッチ等がブロッキング状態となっている場合がある。このような場合において先ほど学習した転送先に向けてパケットを送信すると、マルチレイヤスイッチ等のネットワークインタフェースがブロッキング状態となっている為、上流への通信が途絶える場合がある。
本発明の課題のひとつとして、上述のようにバーチャルルーターのバックアップルーターとなっているマルチレイヤスイッチにおいて、STPのトポロジー変更の過渡状態でネットワークインタフェースがブロッキング状態となった場合にマスタルーターからのVRRPアドバタイズメントが受信できない事がある。その場合、マスタルーターの障害を誤検出し、誤ってマスタルーターとなったマルチレイヤスイッチはVRRPアドバタイズメントを送信する。例えば、誤ってマスタルーターとなったマルチレイヤスイッチのネットワークインタフェースが再度フォワーディング状態となった際、ネットワーク上にVRRPアドバタイズメントが送出される。VRRPアドバタイズメントを受信した周囲のスイッチはバーチャルMACアドレスの所有者が誤ってマスタルーターとなったレイヤ3スイッチであると自装置のMACアドレステーブルに登録する。この為、そのバーチャルMACアドレス宛のパケットを受信した際に、誤ってマスタルーターとなったマルチレイヤスイッチに対して中継パケットを送信する。しかし、STPのトポロジー変更が収束しておらず、転送先の受信ネットワークインタフェースがブロッキング状態に遷移した場合、中継が途絶える場合がある。
他の課題として、VRRPのバーチャルルーターを構成する2台のマルチレイヤスイッチが属するレイヤ2ネットワークのSTPのトポロジーでトポロジーの変更が発生し、その過渡状態でレイヤ2ネットワークがループ構成となった場合、VRRPアドバタイズメントがネットワーク内をループしてしまう事により、ネットワーク帯域や、VRRPアドバタイズメントを受信したスイッチのCPUリソースを消費してしまう事がある。
本発明は、以上の点に鑑み、バックアップルーターにてマスタルーターダウンを誤検出することを防止することを目的とする。また、本発明は、STPのトポロジーが変更された際にその過渡状態において、マスタルーターから送信されたVRRPアドバタイズメントがSTPの状態に関わらずバックアップルーターにて受信可能とすることを目的のひとつとする。
また、本発明は、レイヤ2ネットワークがループ構成となった場合でも、自装置から送信したVRRPアドバタイズメントを受信した際に廃棄することでパケットのループを防止することを目的のひとつとする。本発明は、パケットのループを防ぐことによるスイッチのCPUリソース消費を防止することを目的のひとつとする。
本発明は、マルチベンダのプロトコルを使用し、STPとVRRPを用いて冗長制御を行っているシステムにおいて、プロトコルを変更することなく導入可能なシステムを提供することを目的のひとつとする。
これらの課題を解決する手段として、例えば、以下の手段を用いる。
(手段1)
VRRPアドバタイズメントにVRRPアドバタイズメントを送信するマスタルーターの物理MACアドレス情報を付加する。従来、VRRPによるバーチャルルーターを構成するマルチレイヤスイッチでは、パケットの送信時に物理MACアドレスをMAC副層ヘッダに設定せず、バーチャルMACアドレスをMAC副層ヘッダに設定する。本発明では、従来使用されない物理MACアドレスをVRRPアドバタイズメントに付与させる事により、受信したマルチレイヤスイッチにてVRRPアドバタイズメントの送信元を確定する。
(手段2)
VRRPアドバタイズメントを受信したマルチレイヤスイッチにて、受信したネットワークインタフェースがSTPによってブロッキング状態となっているかどうか判定する前に、以下の処理を行う構成を具備させる。
(手段2−1)
受信したパケットのMAC副層ヘッダの送信元MACアドレスが、バーチャルルーターで使用しているバーチャルMACアドレスかどうかを判定する判定部。
(手段2−2)
受信したパケットのIPヘッダの情報を基に、受信したパケットがVRRPアドバタイズメントかどうか判定する判定部。
(手段2−3)
マルチレイヤスイッチにて自装置のネットワークインタフェースに設定されている物理MACアドレスが予め登録されたデータベースを設け、上述の(手段1)でVRRPアドバタイズメントに付加された物理MACアドレスをキーとしてそのデータベースを検索することにより、受信したVRRPアドバタイズメントが自装置以外のマスタルーターから送信されたものか、それともレイヤ2ネットワークのループ構成により自装置が送信したものを受信したのかを判定する判定部。
これらの手段により、受信したVRRPアドバタイズメントが自装置とバーチャルルーターを構成するマスタルーターからのものであった場合、受信ネットワークインタフェースがブロッキング状態であってもVRRPアドバタイズメントをブロッキング要因により廃棄せず受信可能とする。一方、受信したVRRPアドバタイズメントが、自装置が送信したものであった場合、VRRPアドバタイズメントを廃棄する。
本発明の第1の解決手段によると、
スパニングツリープロトコルに基づき冗長制御を行い、かつ、バーチャルルータ冗長プロトコルにより複数の転送装置のひとつがマスタールータとなり、他の転送装置がバックアップルータとなり、該複数の転送装置がひとつのバーチャルルータを構成するネットワークシステムにおいて、
バーチャルルータ冗長プロトコルの前記マスタールータとして動作する第1の転送装置であって、障害検出のためのアドバタイズメントパケットに自装置の識別情報を付加して送信する前記第1の転送装置と、
バーチャルルータ冗長プロトコルの前記バックアップルータとして動作し、スパニングツリープロトコルによるトポロジーの再構成中に、通信パケットを遮断するブロッキング状態と、通信パケットを転送するフォワーディング状態間で遷移する第2の転送装置であって、受信したアドバタイズメントパケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報でない場合、スパニングツリープロトコルの前記状態に関わらずアドバタイズメントパケットを受信する前記第2の転送装置と
を備えた冗長プロトコル共存システムが提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
スパニングツリープロトコルに基づき冗長制御を行い、かつ、バーチャルルータ冗長プロトコルにより複数の転送装置のひとつがマスタールータとなり、他の転送装置がバックアップルータとなり、該複数の転送装置がひとつのバーチャルルータを構成するネットワークシステムにおいて、
バーチャルルータ冗長プロトコルの前記マスタールータとして動作する第1の転送装置であって、障害検出のためのアドバタイズメントパケットに自装置の識別情報を付加して送信する前記第1の転送装置と、
バーチャルルータ冗長プロトコルの前記バックアップルータとして動作し、スパニングツリープロトコルによるトポロジーの再構成中に、通信パケットを遮断するブロッキング状態と、通信パケットを転送するフォワーディング状態間で遷移する第2の転送装置と
を備え、
前記第2の転送装置は、トポロジーの再構成中にフォワーディング状態になることにより第1の転送装置から送信されたアドバタイズメントパケットを転送し、
前記第1の転送装置は、転送されたアドバタイズメントパケットを受信し、受信されたアドバタイズメントパケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報の場合、アドバタイズメントパケットを廃棄する冗長プロトコル共存システムが提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
冗長化されたネットワークにおいてループを防ぐように所定のネットワークインタフェースをブロックしてトポロジーを構成する第1のプロトコルと、複数の転送装置のひとつがマスター装置となり、他の転送装置がバックアップ装置となり、該複数の転送装置がひとつの仮想装置を構成し、前記マスター装置は該仮想装置の識別情報を用いて通信し、前記マスター装置から送信される通知パケットを前記バックアップ装置が受信しないことにより前記マスター装置の障害の検出する第2のプロトコルとが共存するネットワークシステムにおいて、
前記マスター装置として動作する第1の転送装置であって、第2のプロトコルの障害検出のための通知パケットに自装置の識別情報を付加して送信する前記第1の転送装置と、
前記バックアップ装置として動作し、第1のプロトコルによる前記トポロジーの再構成中に、通信パケットを遮断するブロッキング状態と、通信パケットを転送するフォワーディング状態間で遷移する第2の転送装置であって、受信した通知パケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報でない場合、第1のプロトコルによる前記状態に関わらず、第2のプロトコルの通知パケットを受信する前記第2の転送装置と
を備えた冗長プロトコル共存システムが提供される。
本発明の第4の解決手段によると、
スパニングツリープロトコルに基づき冗長制御を行い、かつ、バーチャルルータ冗長プロトコルにより複数の転送装置のひとつがマスタールータとなり、他の転送装置がバックアップルータとなり、該複数の転送装置がひとつのバーチャルルータを構成するネットワークシステムにおける前記転送装置であって、
スパニングツリープロトコルによるトポロジーの再構成中に通信パケットを遮断するブロッキング状態と、通信パケットを転送するフォワーディング状態間での遷移を制御し、バーチャルルータのマスタールータとして動作する場合に、障害検出のためのアドバタイズメントパケットに自装置の識別情報を付加して送信する制御部と、
受信されたアドバタイズメントパケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報でない場合、スパニングツリープロトコルの前記状態に関わらずアドバタイズメントパケットを受信し、自装置の識別情報である場合、アドバタイズメントパケットを廃棄する識別情報判定部と、
スパニングツリープロトコルの状態に従い、入力されるパケットを廃棄又は転送するスパニングツリー状態判定部と、
受信したパケットがアドバタイズメントパケットか否かを判定し、アドバタイズメントパケットの場合、受信したパケットを前記識別情報判定部に転送し、アドバタイズメントパケットでない場合、受信したパケットを前記スパニングツリー状態判定部に転送するプロトコル判定部と
を備えた前記転送装置が提供される。
本発明によると、バックアップルーターにてマスタルーターダウンを誤検出することを防止することができる。また、本発明によると、STPのトポロジーが変更された際にその過渡状態において、マスタルーターから送信されたVRRPアドバタイズメントがSTPの状態に関わらずバックアップルーターにて受信可能とすることができる。
また、本発明によると、レイヤ2ネットワークがループ構成となった場合でも、自装置から送信したVRRPアドバタイズメントを受信した際に廃棄することでパケットのループを防止することができる。本発明によると、パケットのループを防ぐことによるスイッチのCPUリソース消費を防止することができる。
尚、レイヤ2/レイヤ3の冗長化を行う場合、STPとVRRPを組み合わせる他に、AlaxalA Networks社のGSRP(登録商標)、Extreme Networks社のESRP(登録商標)、Foundry Networks社のVSRP(登録商標)を使用する場合があるが、これらは各ベンダ固有のプロトコルである為、各ベンダが供給しているマルチレイヤスイッチで構成されたネットワークでのみ使用可能である。一方、本発明によると、マルチベンダのプロトコルを使用する為、STPとVRRPを用いて冗長制御を行っているシステムにおいて、装置構成を変更する事なく導入が可能である。
図1は、STPとVRRPを用いて冗長制御を行っている冗長プロトコル共存システムのネットワーク構成図である。
冗長プロトコル共存システムは、例えば、マルチレイヤスイッチA(第1の転送装置)101と、マルチレイヤスイッチB(第2の転送装置)102、レイヤ2スイッチ(第3の転送装置)103とを備える。
マルチレイヤスイッチA(101)と、マルチレイヤスイッチB(102)は、VRRPによるバーチャルルーター(113)を構成している。図1の例では、マルチレイヤスイッチA(101)は、VRRPのバーチャルルーター(113)においてマスタルーターとして動作し、マルチレイヤスイッチB(102)は、VRRPのバーチャルルーター(113)においてバックアップルーターとして動作している。
レイヤ2スイッチ(103)は、宛先MACアドレスに対応して転送先のスイッチ又はネットワークインタフェースを示す転送先情報が記憶されたMACアドレステーブル(114)を有する。レイヤ2スイッチ(103)は、例えば、ホストコンピュータ(104)からパケットを受信すると、宛先MACアドレスに基づき、MACアドレステーブル(114)を参照して、対応する転送先情報に従い、パケットをマルチレイヤスイッチA(101)又はマルチレイヤスイッチB(102)に転送する。なお、MACアドレステーブル(114)には、マスタルータのマルチレイヤスイッチのアドレスが転送先として記憶される。
ルーター(105)は、上流ネットワークのルーターである。サーバー(106)は、ルーター(105)を介して広域イーサ網(107、108)と通信する。広域イーサ網1(107)は、ホストコンピュータ(104)から見てマルチレイヤスイッチA(101)をゲートウェイとする。広域イーサ網2(108)は、ホストコンピュータ104マルチレイヤスイッチB(102)をゲートウェイとする。
図1では、マルチレイヤスイッチA(101)、マルチレイヤスイッチB(102)、レイヤ2スイッチ(103)がSTPにてレイヤ2ネットワークの冗長制御をおこなっている。図1の状態では、マルチレイヤスイッチB(102)において、マルチレイヤスイッチA(101)と接続されているネットワークインタフェースがブロッキング状態となっている(109)。マルチレイヤスイッチA(101)、マルチレイヤスイッチB(102)がVRRPによりルーター(105)、ホストコンピュータ(104)間におけるレイヤ3ネットワークの冗長制御をおこなっている。VRRPのバーチャルルーター(113)におけるマスタルーターがマルチレイヤスイッチA(101)、バックアップルーターがマルチレイヤスイッチB(102)となっている。マスタルーターのマルチキャストスイッチA(101)が送信したVRRPアドバタイズメント(111)は、レイヤ2スイッチ(103)を経由してバックアップルーターのマルチレイヤスイッチB(102)に届く。マルチレイヤスイッチB(102)と直接接続されている経路を通ってマルチレイヤスイッチB(102)に届いたVRRPアドバタイズメント(111)は、ネットワークインタフェースがSTPによりブロッキング状態となっている(109)為、マルチレイヤスイッチB(102)で廃棄される。
一例として、広域イーサ網1(107)のエッジスイッチとしてマルチレイヤスイッチA(101)が接続され、広域イーサ網2(108)のエッジスイッチとしてマルチレイヤスイッチB(102)が接続されている。これら広域イーサ網内では、STPによりレイヤ2ネットワークの冗長制御をおこなっている。なお、図1では、ホストコンピュータ(104)からサーバ(106)へパケットを送信する場合のトラフィックの経路を破線(110)で示す。
まず、上述の課題を、図1に示すシステム構成に即して説明する。
図2は、課題の説明図(1)である。
図2では、例えば、広域イーサ網2(108)にてSTPのトポロジー変更が発生し、マルチレイヤルーターB(102)のネットワークインタフェースの状態がブロッキング状態となった場合を示す。
図2で広域イーサ網2(108)内にてSTPのトポロジー変更が発生すると、広域イーサ網2(108)のエッジスイッチとして接続されているマルチレイヤスイッチB(102)においてもトポロジーの再構成が行われる。その過渡状態において、マルチレイヤスイッチB(102)のネットワークインタフェースの状態はブロッキング状態、フォワーディング状態への遷移を繰り返す。VRRPのバックアップルーターであるマルチレイヤスイッチB(102)は、ネットワークインタフェースがブロッキング状態に遷移した際、VRRPのバーチャルルーター(113)のマスタルーターであるマルチレイヤスイッチA(101)が送信したVRRPアドバタイズメント(111)を受信できなくなる。従って、マルチレイヤスイッチB(102)はマルチレイヤスイッチA(101)の障害を誤検出する。
図3、図4は、課題の説明図(2)及び(3)である。
図3は、マルチレイヤスイッチB(102)からVRRPアドバタイズメントを送信するようになり、レイヤ2スイッチ(103)にてサーバ(106)向けの経路のネクストホップがマルチレイヤスイッチB(102)になった場合を示す。また、図4は、バーチャルMACアドレス1に対応する転送先をマルチレイヤスイッチB(102)としたレイヤ2スイッチ(103)が、マルチレイヤスイッチB(102)に対してパケットを送信しており、マルチレイヤスイッチB(102)は広域イーサ網2(108)でトポロジーの変更に伴い全てのネットワークインタフェースがブロッキング状態となっている場合を示す。
図3では、マルチレイヤスイッチA(101)とマルチレイヤスイッチB(102)がともにマスタルーターとなり、マルチレイヤスイッチB(102)からもVRRPアドバタイズメント(112)が送信される。マルチレイヤスイッチB(102)からVRRPアドバタイズメント(112)を受信したレイヤ2スイッチ(103)は、MACアドレス学習によりVRRPアドバタイズメントのMAC副層ヘッダの送信MACアドレスに設定されているバーチャルMACアドレスの所有者をマルチレイヤスイッチB(102)として自装置のMACアドレステーブル(114)に、バーチャルMACアドレスに対応してマルチレイヤスイッチB(102)の識別情報又は受信したネットワークインタフェースの識別情報を登録する。以降、レイヤ2スイッチ(103)は、マルチレイヤスイッチA(101)からVRRPアドバタイズメントを受信するまでの間、ホストコンピュータ(104)からサーバ(106)向けのパケットを受信すると、MACアドレステーブル(114)ではサーバ(106)向けの転送先がマルチレイヤスイッチB(102)となっている為、レイヤ2スイッチ(103)はマルチレイヤスイッチB(102)へパケット転送する。
図4に示すように、マルチレイヤスイッチB(102)においてSTPのトポロジーの再構成が終了していない場合、マルチレイヤスイッチB(102)のネットワークインタフェースの状態がブロッキング状態となっている場合がある、その場合、サーバ(106)向けのパケットはマルチレイヤスイッチB(102)で廃棄され通信が中断する(図4)。
図5は、本実施の形態におけるVRRPアドバタイズメントの構成図である。
本実施の形態では、図5に示す様に、VRRPアドバタイズメントに送信元装置の物理MACアドレス(301)を付与する。例えば、送信元であるマスタルーターのネットワークインタフェースに割り振られている物理MACアドレスが付加される。なお、パケットはL2ヘッダ、L3ヘッダを付加して送信される。
図6に、本実施の形態のマルチレイヤスイッチの構成図を示す。図7に、本実施の形態におけるVRRPアドバタイズメントの判定手続きのフローチャート図を示す。
マルチレイヤスイッチA(101)、B(102)は、例えば、送信元MACアドレス判定部(201)と、VRRPアドバタイズメント判定部(202)と、物理MACアドレス判定部(203)と、ルーティング/スイッチングエンジン(204)と、STP状態判定部(206)とを有する。これらは例えばハードウェアで構成することができる。また、マルチレイヤスイッチA(101)、B(102)は、VRRPプロトコルを実現させているソフトウェア(制御部)205を有する。例えば、VRRPアドバタイズメントの送受信や、マスタとスタンバイの切り替え、ブロッキング状態とフォワーディング状態間の遷移の制御などを実行する。このソフトウェアは適宜の処理部で実行されることができる。
送信元MACアドレス判定部(201)は、受信したパケットのMAC副層ヘッダに設定されている送信元MACアドレスが、自装置が属するバーチャルルーター(113)のバーチャルMACアドレスに等しいか判定する。VRRPアドバタイズメント判定部(202)は、受信したパケットのMAC副層ヘッダのTYPEフィールド、IPヘッダの情報のプロトコルフィールドを解析し、受信したパケットがVRRPアドバタイズメントかどうかを判定する。物理MACアドレス判定部(203)は、本実施の形態にてVRRPアドバタイズメントに付与された物理MACアドレスが自装置のものか判定する。また、物理MACアドレス判定部(203)は、自装置が収容している物理MACアドレスが予め登録されたデータベース(2031)を有する。ルーティング/スイッチングエンジン(204)は、マルチレイヤスイッチのルーティング/スイッチングエンジンであり、パケットを転送する。STP状態判定部(206)は、入力ネットワークインタフェースのSTP状態を判定する。
VRRPアドバタイズメントに送信元の物理MACアドレスを付与する事により、送信元の装置を特定させる。また、VRRPアドバタイズメントかどうかを判定する機構により、期待したパケット以外をSTPに則して処理させる事でSTPが持つループ防止機能を損なう事なく実現する事が可能となる。
図6に示すように、受信ネットワークインタフェースのSTPによるブロッキング状態を判定するSTP状態判定部(206)の前に、受信したパケットのMAC副層ヘッダに設定されている送信元MACアドレスがバーチャルルーターで使用しているバーチャルMACアドレスかどうかを判定する送信元MACアドレス判定部(201)を設けている。
マルチレイヤスイッチA(101)、B(102)は、パケットを受信すると、送信元MACアドレス判定部(201)にて、MAC副層ヘッダに設定されている送信元MACアドレスを参照し自装置が属するバーチャルルーターで使用しているバーチャルMACアドレスかどうかを判定する(S101、図中Procedure1)。送信元MACアドレス判定部(201)は、自装置が属するバーチャルルーターで使用しているバーチャルMACアドレスを持ったパケット(208)であれば、MAC副層ヘッダのTYPEフィールド、IPヘッダのプロトコルフィールドを解析するVRRPアドバタイズメント判定部(202)へパケット(208)を送る。一方、送信元MACアドレス判定部(201)は、それ以外のパケット(207)を受信ネットワークインタフェースのSTP状態を判定するSTP状態判定部(206)へ送る。
MAC副層ヘッダのTYPEフィールド、IPヘッダのプロトコルフィールドを解析するVRRPアドバタイズメント判定部(202)では、受信したパケットのMAC副層ヘッダに設定されているTYPEフィールドの値がIPパケットを示す値「0x0800」であり、かつ、IPヘッダのプロトコルフィールドの値がVRRPを示す「0x70」であるか判定する(S103、S105、図中Procedure002)。TYPEフィールドの値が「0x0800」であり、かつ、IPヘッダのプロトコルフィールドの値が「0x70」である場合に、VRRPアドバタイズメント判定部(202)は、自装置が属するバーチャルルーターで使用されているVRRPアドバタイズメントであると判定し、物理MACアドレスを判定する物理MACアドレス判定部(203)へ、パケット(209)を送る。一方、VRRPアドバタイズメント判定部(202)は、それ以外であれば受信ネットワークインタフェースのSTP状態を判定するSTP状態判定部(206)へ、パケット(210)を送る。STP状態判定部(206)では、STPに従い、フォワーディング状態、ブロッキング状態によりパケットをルーティング/スイッチングエンジン(204)に転送し、又は、パケットを廃棄する(S115〜S119)。
ステップS107では、物理MACアドレス判定部(203)は、VRRPアドバタイズメントから物理MACアドレス(301)を取得するためのオフセットをとる(S107)。例えば、物理MACアドレス判定部(203)は、VRRPフィールドの先頭から16+(Count IP Addrs×4)byte分オフセットをとる。VRRPアドバタイズメントに付与された物理MACアドレス(301)を判定する物理MACアドレス判定部(203)では、自装置が収容するネットワークインタフェースの物理MACアドレスが登録されているデータベース(2031)を有する。物理MACアドレス判定部(203)は、データベース(2031)を参照し、受信されたVRRPアドバタイズメントに含まれる物理MACアドレス(301)をキーに一致するエントリがあるか検索する(S109)。物理MACアドレス判定部(203)は、検索した結果、一致するエントリがあれば(S111)、そのパケットは自装置から送信されたパケットである為、その時点で廃棄する(212、S113)。これにより、パケットが再度ネットワーク上に送信されない為、パケットのループを防止できる。一方、物理MACアドレス判定部(203)は、一致するエントリが無ければ、自装置が属するバーチャルルーターのマスタルーターから送信されたVRRPアドバタイズメントである為、パケット(211)をルーティング/スイッチングエンジン(204)に送る(S115)。その後、パケット(213)が、VRRPプロトコルを実現させているソフトウェア(205)に送信される。
図8は、本実施の形態を適用したマルチレイヤスイッチA(101)、B(102)を使用して図1と同じネットワーク構成とした場合の説明図(1)である。本実施の形態によると、広域イーサ網2(108)にてSTPのトポロジー変更が発生し、マルチレイヤルーターB(102)のネットワークインタフェースの状態がブロッキング状態(109)となった場合でもVRRPアドバタイズメント(111)を受信可能である。
図9は、本実施の形態を適用したマルチレイヤスイッチA(101)、B(102)を使用して図1と同じネットワーク構成とした場合の説明図(2)である。本実施の形態によると、マルチレイヤスイッチA(101)、マルチレイヤスイッチB(102)、レイヤ2スイッチ(103)がループ構成となった際に、マルチレイヤスイッチA(101)から送信されたVRRPアドバタイズメント(111)がループを回ってマルチレイヤスイッチA(101)に到達した場合に廃棄される。
なお、上述の説明では、STP、VRRPを用いて説明したが、これらが拡張又は変更されたプロトコルを用いてもよい。また、VRRPアドバタイズメントパケット(通知パケット)に付加される物理MACアドレスは、送信元の装置を識別するための適宜の識別情報であってもよい。また、この場合データベース(2031)には自装置を識別するための適宜の識別情報を記憶することができる。
本発明は、例えば、VRRP、STPを使用して冗長制御を行うシステムにを適用できる。
STPとVRRPを用いて冗長制御を行う障害誤検出防止システムのネットワーク構成図。 課題の説明図(1)。 課題の説明図(2)。 課題の説明図(3)。 VRRPアドバタイズメントの構成図。 マルチレイヤスイッチの構成図。 マルチレイヤスイッチにおけるフローチャート図。 本マルチレイヤスイッチを使用して図1と同じネットワーク構成とした場合の説明図(1)。 本マルチレイヤスイッチを使用して図1と同じネットワーク構成とした場合の説明図(2)。
符号の説明
101、102 マルチレイヤスイッチ
103 レイヤ2スイッチ
104 ホストコンピュータ
105 ルーター
106 サーバー
107、108 広域イーサ網
109 ブロッキング状態のネットワークインタフェース
110 トラフィック
111 マルチキャストルーターAから送信されるVRRPアドバタイズメント
112 マルチキャストルーターBから送信されるVRRPアドバタイズメント
113 バーチャルルーター
114 MACアドレステーブル
201 送信元MACアドレス判定部
202 VRRPアドバタイズメント判定部
203 物理MACアドレス判定部
204 ルーティング/スイッチングエンジン
205 ソフトウェア(制御部)
206 STP状態判定部
207 送信元MACアドレスが自装置のバーチャルルーターMACアドレスと異なるパケット
208 送信元MACアドレスが自装置のバーチャルルーターMACアドレスと一致したパケット
209 VRRPアドバタイズメントと判定されたパケット
210 VRRPアドバタイズメント以外と判定されたパケット
211 物理MACアドレスが自装置に収容されているMACアドレスと異なるパケット
212 物理MACアドレスが自装置に収容されているMACアドレスと一致した為、廃棄されたパケット
213 VRRPプロトコルを実現させているソフトウェアに送られるVRRPアドバタイズメント
214 ネットワークに送信されるVRRPアドバタイズメント
301 物理MACアドレス

Claims (11)

  1. スパニングツリープロトコルに基づき冗長制御を行い、かつ、バーチャルルータ冗長プロトコルにより複数の転送装置のひとつがマスタールータとなり、他の転送装置がバックアップルータとなり、該複数の転送装置がひとつのバーチャルルータを構成するネットワークシステムにおいて、
    バーチャルルータ冗長プロトコルの前記マスタールータとして動作する第1の転送装置であって、障害検出のためのアドバタイズメントパケットに自装置の識別情報を付加して送信する前記第1の転送装置と、
    バーチャルルータ冗長プロトコルの前記バックアップルータとして動作し、スパニングツリープロトコルによるトポロジーの再構成中に、通信パケットを遮断するブロッキング状態と、通信パケットを転送するフォワーディング状態間で遷移する第2の転送装置であって、受信したアドバタイズメントパケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報でない場合、スパニングツリープロトコルの前記状態に関わらずアドバタイズメントパケットを受信する前記第2の転送装置と
    を備えた冗長プロトコル共存システム。
  2. 前記識別情報は、アドバタイズメントパケットを送信する転送装置の物理MACアドレスである請求項1に記載の冗長プロトコル共存システム。
  3. トポロジーの再構成中に前記第2の転送装置がフォワーディング状態になることにより、前記第2の転送装置でアドバタイズメントパケットが転送され、
    前記第1の転送装置は、受信したアドバタイズメントパケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報の場合、アドバタイズメントパケットを廃棄する請求項1に記載の冗長プロトコル共存システム。
  4. 前記第1及び/又は第2の転送装置は、
    バーチャルルータのマスタールータとして動作する場合に、障害検出のためのアドバタイズメントパケットに自装置の識別情報を付加して送信する制御部と、
    受信されたアドバタイズメントパケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報でない場合、スパニングツリープロトコルの前記状態に関わらずアドバタイズメントパケットを受信し、自装置の識別情報である場合、アドバタイズメントパケットを廃棄する識別情報判定部と、
    スパニングツリープロトコルの状態に従い、入力されるパケットを廃棄又は転送するスパニングツリー状態判定部と、
    受信したパケットがアドバタイズメントパケットか否かを判定し、アドバタイズメントパケットの場合、受信したパケットを前記識別情報判定部に転送し、アドバタイズメントパケットでない場合、受信したパケットを前記スパニングツリー状態判定部に転送するプロトコル判定部と
    を有する請求項1に記載の冗長プロトコル共存システム。
  5. 前記プロトコル制御部は、
    受信したパケットのMAC副層ヘッダの送信元MACアドレスが、前記バーチャルルータのバーチャルMACアドレスか判定する送信元MACアドレス判定部と、
    前記送信元MACアドレス判定部で前記バーチャルルータのバーチャルMACアドレスと判定されたパケットについて、パケットのMAC副層ヘッダのTYPEフィールド及びIPヘッダのプロトコルフィールドを参照して、受信したパケットがアドバタイズメントパケットか否かを判定するアドバタイズメント判定部と
    を有する請求項4に記載の冗長プロトコル共存システム。
  6. 前記第1及び第2の転送装置で構成されるバーチャルルータのバーチャルアドレスに対応して、パケットをマスタールータとして動作する前記第1又は第2の転送装置に転送するための転送先情報が記憶されたアドレステーブルを有し、バーチャルアドレス宛の通信パケットを受信すると前記アドレステーブルに従い第1及び第2の転送装置のいずれかに該パケットを転送する第3の転送装置
    をさらに備える請求項1に記載の冗長プロトコル共存システム。
  7. 前記第3の転送装置は、バーチャルアドレスを含むアドバタイズメントパケットをネットワークインタフェースのひとつから受信すると、該バーチャルアドレスに対応して、該ネットワークインタフェースの識別情報を転送先情報として前記アドレステーブルに記憶し、
    バーチャルアドレス宛のパケットを受信すると前記アドレステーブルに従い前記ネットワークインタフェースを介して第1及び第2の転送装置のいずれかにパケットを転送する請求項6に記載の冗長プロトコル共存システム。
  8. 前記第1及び/又は第2の転送装置は、スパニングツリープロトコルにより冗長制御するネットワークのエッジに位置する請求項1に記載の冗長プロトコル共存システム。
  9. スパニングツリープロトコルに基づき冗長制御を行い、かつ、バーチャルルータ冗長プロトコルにより複数の転送装置のひとつがマスタールータとなり、他の転送装置がバックアップルータとなり、該複数の転送装置がひとつのバーチャルルータを構成するネットワークシステムにおいて、
    バーチャルルータ冗長プロトコルの前記マスタールータとして動作する第1の転送装置であって、障害検出のためのアドバタイズメントパケットに自装置の識別情報を付加して送信する前記第1の転送装置と、
    バーチャルルータ冗長プロトコルの前記バックアップルータとして動作し、スパニングツリープロトコルによるトポロジーの再構成中に、通信パケットを遮断するブロッキング状態と、通信パケットを転送するフォワーディング状態間で遷移する第2の転送装置と
    を備え、
    前記第2の転送装置は、トポロジーの再構成中にフォワーディング状態になることにより第1の転送装置から送信されたアドバタイズメントパケットを転送し、
    前記第1の転送装置は、転送されたアドバタイズメントパケットを受信し、受信されたアドバタイズメントパケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報の場合、アドバタイズメントパケットを廃棄する冗長プロトコル共存システム。
  10. 冗長化されたネットワークにおいてループを防ぐように所定のネットワークインタフェースをブロックしてトポロジーを構成する第1のプロトコルと、複数の転送装置のひとつがマスター装置となり、他の転送装置がバックアップ装置となり、該複数の転送装置がひとつの仮想装置を構成し、前記マスター装置は該仮想装置の識別情報を用いて通信し、前記マスター装置から送信される通知パケットを前記バックアップ装置が受信しないことにより前記マスター装置の障害の検出する第2のプロトコルとが共存するネットワークシステムにおいて、
    前記マスター装置として動作する第1の転送装置であって、第2のプロトコルの障害検出のための通知パケットに自装置の識別情報を付加して送信する前記第1の転送装置と、
    前記バックアップ装置として動作し、第1のプロトコルによる前記トポロジーの再構成中に、通信パケットを遮断するブロッキング状態と、通信パケットを転送するフォワーディング状態間で遷移する第2の転送装置であって、受信した通知パケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報でない場合、第1のプロトコルによる前記状態に関わらず、第2のプロトコルの通知パケットを受信する前記第2の転送装置と
    を備えた冗長プロトコル共存システム。
  11. スパニングツリープロトコルに基づき冗長制御を行い、かつ、バーチャルルータ冗長プロトコルにより複数の転送装置のひとつがマスタールータとなり、他の転送装置がバックアップルータとなり、該複数の転送装置がひとつのバーチャルルータを構成するネットワークシステムにおける前記転送装置であって、
    スパニングツリープロトコルによるトポロジーの再構成中に通信パケットを遮断するブロッキング状態と、通信パケットを転送するフォワーディング状態間での遷移を制御し、バーチャルルータのマスタールータとして動作する場合に、障害検出のためのアドバタイズメントパケットに自装置の識別情報を付加して送信する制御部と、
    受信されたアドバタイズメントパケットに含まれる識別情報が自装置の識別情報か否かを判定し、自装置の識別情報でない場合、スパニングツリープロトコルの前記状態に関わらずアドバタイズメントパケットを受信し、自装置の識別情報である場合、アドバタイズメントパケットを廃棄する識別情報判定部と、
    スパニングツリープロトコルの状態に従い、入力されるパケットを廃棄又は転送するスパニングツリー状態判定部と、
    受信したパケットがアドバタイズメントパケットか否かを判定し、アドバタイズメントパケットの場合、受信したパケットを前記識別情報判定部に転送し、アドバタイズメントパケットでない場合、受信したパケットを前記スパニングツリー状態判定部に転送するプロトコル判定部と
    を備えた前記転送装置。
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