JPH11331235A - ケーブルモデムシステム及びケーブルモデム終端装置 - Google Patents

ケーブルモデムシステム及びケーブルモデム終端装置

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JPH11331235A
JPH11331235A JP12991298A JP12991298A JPH11331235A JP H11331235 A JPH11331235 A JP H11331235A JP 12991298 A JP12991298 A JP 12991298A JP 12991298 A JP12991298 A JP 12991298A JP H11331235 A JPH11331235 A JP H11331235A
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JP
Japan
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cable modem
frame
cable
failure
catv
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Application number
JP12991298A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Muraoka
和彦 村岡
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Maintenance And Management Of Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ケーブルモデムに負担をほどんど
かけずにループ障害を検出でき、かかるループ障害を防
止できる。 【解決手段】 上位ネットワークとCATVケーブル3
を介してユーザ側ケーブルモデム4とに接続されるケー
ブルモデム終端装置2において、発信元情報、及び上位
ネットワーク側又はCATVケーブル側の何れに送出さ
れるかを示す発信方向情報を有する検査フレームを送出
するフレーム送出手段16と、検査フレームを受け取っ
たときに、上位ネットワーク側又はCATVケーブル側
の何れ側から受け取ったかの受取方向情報、及び検査フ
レーム内の各情報とに基づいて、ループ障害を検出する
障害判定手段17,18とを備えたケーブルモデム終端
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はループ障害を検出
し、あるいは当該障害を防止する部分に特徴のあるケー
ブルモデムシステム及びケーブルモデム終端装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】計算機・通信技術の発達により種々の形
態のネットワークシステムが開発されているが、その中
でも最近ケーブルモデムシステムが普及しつつある。
【0003】ケーブルモデムシステムというのは、CA
TV網を利用してディジタルの高速なコンピュータ通信
を実現するシステムであり、CATVと同じRF信号を
用いてTVサービスとディジタル通信サービスを1つの
ケーブルから同時に行うものである。
【0004】このケーブルモデムシステムは、CATV
ケーブル業者等(以下、オペレータ側ともいう)が管理
するLAN等からなるネットワーク部分と、このネット
ワーク部分とCATVケーブルとを接続するケーブルモ
デム終端装置(CMTS;Cable Modem T
erminate System)と、CATVケーブ
ルに接続されたケーブルモデム(CM;Cable M
odem)とをその主要構成とする。このケーブルモデ
ムを介して家庭用もしくは企業用の各ネットワーク(以
下、ユーザ側ネットワークともいう)同士が接続され
る。ケーブルモデムシステムの規格としては例えばMC
NSがある。
【0005】ここでケーブルモデム終端装置は、ケーブ
ルモデムシステムを提供するオペレータ側の装置であ
る。このケーブルモデム終端装置は、オペレータ側ネッ
トワーク部分である100BASE−TやATM等から
データを受け取り、それをケーブルモデムが受け取れる
RF信号に変換する。この機能によりTVサービス等が
実現されるが、一方でケーブルモデム終端装置は、ケー
ブルモデムからの信号をCATVケーブルに折り返して
ブリッジあるいはルータのごとく機能させることも可能
である。ケーブルモデムシステムでは、この機能を用い
てケーブルモデム間の通信を可能とし、ひいては各ケー
ブルモデムに接続された端末間での通信を可能としてネ
ットワークシステムを実現させる。
【0006】図22はケーブルモデムシステムの一例を
示す図である。
【0007】ケーブルモデムシステムではCATVケー
ブル上のアップストリーム(UpStream)とダウ
ンストリーム(Down Stream)とによってケ
ーブルモデム同士間、あるいはケーブルモデム終端装置
〜ケーブルモデム間の通信を実現させる。ここで、アッ
プストリームというのは、ケーブルモデムからケーブル
モデム終端装置方向へのデータパスであり、ケーブルモ
デムはアップストリームに対して常に送信だけを行う。
これを受け取れるのはケーブルモデム終端装置だけであ
る。
【0008】一方、ダウンストリームとは、ケーブルモ
デム終端装置からケーブルモデム方向へのデータパスで
あり、ダウンストリームからはケーブルモデムは常に受
信だけができる。これを送信できるのはケーブルモデム
終端装置だけである。
【0009】ケーブルモデムシステムではダウンストリ
ームで10Mbps〜40Mbps、アップストリーム
で1Mbps〜10Mbpsの非対称の高速通信を実現
する。このため通常の電話回線を用いるより高速通信を
実現でき、さらに既設のCATV網を使用するので実現
コストを安く実現できる。これに加えてCATVケーブ
ルをイーサネットのLANと同じように扱う事ができる
ことから、通常のLANに用いられている技術をそのま
ま利用する事が可能である。したがって、ケーブルモデ
ムシステムは今後の普及が期待されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したケーブルモデ
ムシステムに限らず、ネットワークシステムでは、その
システムが巨大化し複雑化するにつれてその管理が困難
となってくる。このような複雑なネットワークでは人為
的ミス等によりネットワーク内に間違った接続関係が生
じることがあり、この接続ミス等によりループ障害がし
ばしば発生する。特にケーブルモデムシステムでは、C
ATVケーブル以降の管理はCATVケーブル業者等以
外の者(ユーザ)が行うため、このような接続ミスによ
るループ障害が発生しやすい。
【0011】ネットワークシステムにとってループ障害
は問題である。ループ障害が発生するとブリッジによっ
て同じフレームがループ内を中継され続け、ネットワー
ク資源を使いきってしまう。また、ブリッジの基本的な
動作に悪影響を及ぼし正常な中継ができなくなってしま
う。
【0012】従来のネットワーク装置(ブリッジ装置)
ではループ障害を防止する機構としてスパニングツリー
(Spanning tree)やソースルーティング
(Source routing)というプロトコルを
伴う機構を用いている。
【0013】スパニングツリー機構は、スパニングツリ
ーの実装されたブリッジ間で相互に情報交換し、通信経
路が複数あるときに片方の経路を完全に遮断する事によ
って、ループ障害を防止するものである。一方、ソース
ルーティング機構もソースルーティングの実装されたブ
リッジ間で情報交換して、複数の経路から単一の経路を
選択するが、ソースルーティングの場合には経路の選択
はフレーム毎に行われ、完全な経路遮断は行われない。
【0014】しかしながら、いずれの場合もネットワー
ク装置に複雑な機構を組み込む為に高い能力のハードウ
ェアが要求される。そのため、現実の市場にはこれらの
プロトコルが実装されていない製品が多く存在し、ま
た、全てのネットワーク装置に同一のプロトコルを組み
込まなければならない為、効果的な運用がされにくい現
状がある。
【0015】ケーブルモデムにもスパニングツリーやソ
ースルーティングを組み込むことは可能であるが、上記
した事情はケーブルモデムシステムにおいても同様であ
る。むしろケーブルモデムは一般家庭が需要者として想
定されるためより低コストな装置とする必要があり、複
雑なプロトコルの搭載は一般的なネットワーク装置の場
合よりも一層困難である。
【0016】このような事情から本発明ではケーブルモ
デムに負担をかけずにループ障害を防止しようとするも
のであるが、以下にループ障害が発生する具体的な状況
について場合分けして説明する。
【0017】(a)一般的なネットワークにおける障害
発生構成 図23は一般的なネットワークシステムにおいてループ
障害が発生する構成例を示す図である。
【0018】同図に示すように、接続ミス等によりイー
サネット#1とイーサネット#2とが接続されている場
合を考える。まず、PC#1からフレームを送信した
と、当該フレームはブリッジ#1によってイーサネット
#3に中継され、ブリッジ#2によってイーサネット#
2に中継される。
【0019】正常な場合はイーサネット#2内の送信相
手のPCへフレームが到着して通信が終了する。しか
し、同図のようにイーサネット#1とイーサネット#2
が何らかの原因により接続されていると、同一フレーム
がブリッジ#1によって再び中継されてしまう。したが
って、フレームは2台のブリッジ#1,#2によって果
てしなく中継され続ける事になる。
【0020】他のPCからの送信も同様であり、このよ
うなループしたフレームによって、データ伝送経路はや
がて埋め尽くされてしまい、本来送受信したいデータが
流れなくなってしまう。
【0021】また、ブリッジには各ポートの端末のアド
レスを学習して動作する機能が有るが、この機構にも不
都合が生じる。例えばブリッジ#1の場合、PC#1は
本来であればイーサネット#1に接続している事を学習
する。しかし、ブリッジ#2によって中継される事によ
りイーサネット#3側にも存在する事になってしまい、
ブリッジ#1の動作が不安定なものとなってしまうので
ある。
【0022】この様なループ障害がケーブルモデムシス
テムでも発生する。その問題発生状況を以下に説明す
る。
【0023】(b)ケーブルモデムシステムにおける障
害発生構成(1) 図24はケーブルモデムシステムにおいてループ障害が
発生する第1の構成例を示す図であり、同一CATVケ
ーブル内でループ接続が生じる場合である。
【0024】同図ではループ障害を防止する機構のない
ケーブルモデムがCATVケーブルに2台接続されてネ
ットワークが構成される場合である。このネットワーク
では接続ミスにより、2つのケーブルモデムに対応する
イーサネット(ユーザ側ネットワーク)同士が接続され
ている。あるいは1つのイーサネットから間違えて2つ
のケーブルモデムを接続したものである。
【0025】この場合には同図に示すようなループ障害
が発生する。一度でもこのループ内に入ったフレームは
2つのケーブルモデムによって中継され続け、やがてケ
ーブルモデムの処理限界まで達し、それ以降の別のフレ
ームの処理ができなくなる。またフレームの消失等の現
象が発生する様になってしまう。さらに、共用している
10BASE−TやCATVケーブルにもループしたフ
レームが溢れ、10BASE−T内の通信や同じCAT
Vケーブルを共用している他のユーザのネットワークに
も悪影響を及ぼし、最悪の場合には通信できなくなって
しまう。
【0026】本構成ではスパニングツリーやソースルー
ティングをケーブルモデム終端装置に実装しても無力で
あり防止する事はできない。これらのプロトコルは他の
ブリッジと通信して処理を行うものであるため、ケーブ
ルモデム終端装置だけがその機能を持っていても経路障
害除去機能が有効に発揮されないからである。また、同
一のCATVケーブルのケーブルモデム間の通信では、
ケーブルモデム終端装置はスパニングツリーの働くネッ
トワークレイヤよりも物理層に近い部分で関与するため
何れにしてもスパニングツリー等の標準の機構は動作し
ない。
【0027】(c)ケーブルモデムシステムにおける障
害発生構成(2) 図25はケーブルモデムシステムにおいてループ障害が
発生する第2の構成例を示す図であり、他のCATVケ
ーブルとのループ接続が生じる場合である。
【0028】同図ではループ障害を防止する機構のない
2台のケーブルモデムがそれぞれ異なるCATVケーブ
ルに接続されて2つのユーザ側ネットワークが構成され
る場合である。この場合も接続ミスにより、2つのユー
ザ側ネットワーク同士が接続されている。
【0029】ここで、通常CATVケーブル自身は遠く
離れた場所に設置されるものであるので、同図に示され
ている様なケースは生じにくいとも考えられる。しか
し、異なるCATVケーブルの境界に位置する場所や、
2つのケーブルモデム終端装置で異なる周波数帯域を使
用して同一のCATVケーブルに信号を流している場合
には、上記接続ミスは高い頻度で発生し得る。
【0030】この構成でもループ内に入ってしまったフ
レームが中継され続け、上述と同様な現象が発生する。
【0031】図25の場合は、ケーブルモデム終端装置
にスパニングツリーかソースルーティングを実装すれ
ば、障害を防止する事も不可能ではないが、その場合に
は以下に説明する「ケーブルモデムシステムにおけるス
パニングツリーの問題」が発生する。
【0032】「ケーブルモデムシステムにおけるスパニ
ングツリーの問題」図26はケーブルモデムシステムに
おいてスパニングツリーを使用したときに発生し得る障
害を説明する図である。
【0033】ケーブルモデム終端装置(CMTS)に標
準のスパニングツリーを実装した場合に、以下のような
障害が発生し得る。同図の場合、CMTS#1及び#2
には、スパニングツリーが実装され、CM#1,CM#
2及びオペレータ側のブリッジにはスパニングツリーが
実装されていない。かつ図25の場合と同様な接続ミス
があるとする。
【0034】この場合、オペレータ側システムのブリッ
ジを介する経路と、イーサネット#1,#2を介する経
路との2つの経路が存在する。ここでCMTS#1とC
MTS#2がスパニングツリープロトコルで通信する
と、どちらかがルート(根)となり、ルート(根)では
ない方のCMTS#2が上位側のインタフェースを切断
してしまう。したがって、図25ではオペレータ側ネッ
トワークにおいてブリッジとCMTS#2と間が切断さ
れる事となる。この様になった時、CMTS#2に接続
されたCM#2以外のケーブルモデムからのフレーム
も、ユーザ側ネットワークを介しCM#2経由で伝送さ
れる事になってしまう。
【0035】ここで問題となるのはケーブルモデムとC
MTSの性能の違いがある。CMTSは一般的に100
0〜10000台の端末を接続する様な設計となってい
るが、ケーブルモデムは数台〜十数台程度の接続の能力
しか備えていない。ところが、この様な構成になってし
まうと1台のケーブルモデムに数千台以上の端末が接続
されてしまう事となり、帯域幅や接続端末台数が限界以
上になってしまい、現実的には通信できなくなってしま
う。
【0036】また、MCNSの規格では、ケーブルモデ
ムは設計時に決められた以上の端末が接続できない仕様
となっているため、この様な状態では通信は行えない。
【0037】また、図26のようなシステムにスパニン
グツリーを実装したのでは次のような問題も生じる。
【0038】まず、スパニングツリープロトコルでは隣
合うネットワークブリッジと通信を行い、その情報をリ
ストにして管理しなければならない。仕様上ではその台
数に制限はないが、実装するにあたってはメモリやCP
U演算速度等から制限が生じてしまう。このスパニング
ツリーをケーブルシステムに実装した場合、最悪の場合
1000〜10000台以上のブリッジが隣接し合う事
となる。この数自身もかなり大きな数でありケーブルモ
デムの設計を困難なものにする。また、これにより既存
のネットワークブリッジも隣接してしまう事になり、大
きな台数を扱えないように設計された従来のネットワー
クブリッジは異常動作を起こしてしまうのである。
【0039】そこでMCNSでは、機構はスパニングツ
リーと同じものであるが使用するマルチキャストアドレ
スを別にし、なお且つケーブルモデムとケーブルモデム
終端装置とで中継を禁止する方法を提案している。これ
により、既存のスパニングツリーとケーブルモデムシス
テムのスパニングツリーを分離する。
【0040】しかし、既存ネットワークへの悪影響は排
除しているが、ケーブルモデムのスパニングツリーの実
装への配慮はない。また、これでは上記ケーブルモデム
システムを使用している時のスパニングツリーの障害を
完全に解決することにはならない。つまり、MCNSの
スパニングツリー機構では、オペレータ側ネットワーク
(ブリッジとCMTS#2と間)を切断しない様にする
事になるかも知れないが、図25で示したループ障害に
対する根本的な解決策にはならない。
【0041】(d)ケーブルモデムシステムにおける障
害発生構成(3) 図27はケーブルモデムシステムにおいてループ障害が
発生する第3の構成例を示す図である。
【0042】同図はオペレータ側ネットワークとユーザ
側ネットワークが間違えて接続された場合である。ここ
でも、ループ障害を防止する機構の無いケーブルモデム
での接続で考える。
【0043】通常ケーブルモデム終端装置とケーブルモ
デムは離れた所に設置してあるのでLAN等の高速な通
信路で接続される事は希である。しかし、ISDN等の
WANで接続されてしまう可能性は有り得る。また、大
学や企業等がケーブルモデム終端装置やCATVケーブ
ルを購入し構内LANとして使用している場合には頻繁
に起こりうる状況である。
【0044】この構成でもループ内に入ってしまったフ
レームが中継され続け、上述と同様な現象が発生する。
【0045】以上(a)〜(d)においてループ障害が
発生するパターンを説明したが、ケーブルモデムシステ
ムは、CATV業者等により主に商用で使用されるもの
である。
【0046】商用で使用される場合、CATVケーブル
自体とケーブルモデム終端装置はオペレータの所有であ
る。一方、ケーブルモデムは各家庭に設置される。この
ためケーブルモデムの管理はユーザに任される事にな
り、オぺレータの管理は行き届かない。ユーザのケーブ
ルモデムの不正接続によりループ障害が生じた場合、C
ATVケーブル内やケーブルモデム終端装置のパフォー
マンス低下をもたらす。また、他の接続ユーザにも迷惑
がかかる事になり、結局その苦情はオペレータヘの要求
につながる。
【0047】したがって、たとえユーザ等によるケーブ
ルモデムの不正接続等があってもこれを検出し、ループ
障害を防止できる手段が要望されている。
【0048】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、ケーブルモデムに負担をほどんどかけずに
ループ障害を検出でき、かかるループ障害を防止可能と
したケーブルモデムシステム及びケーブルモデム終端装
置を提供することを目的とする。
【0049】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、上位ネットワークとC
ATVケーブルを介してユーザ側ケーブルモデムとに接
続されるケーブルモデム終端装置において、発信元情
報、及び上位ネットワーク側又はCATVケーブル側の
何れに送出されるかを示す発信方向情報を有する検査フ
レームを送出するフレーム送出手段と、検査フレームを
受け取ったときに、上位ネットワーク側又はCATVケ
ーブル側の何れ側から受け取ったかの受取方向情報、及
び検査フレーム内の各情報とに基づいて、ループ障害を
検出する障害判定手段とを備えたケーブルモデム終端装
置である。
【0050】本発明はこのような手段を設けたので、ケ
ーブルモデムに負担をかけることなく、ループ障害を検
出することができる。
【0051】次に、請求項2に対応する発明は、上位ネ
ットワークとCATVケーブルを介してユーザ側ケーブ
ルモデムとに接続されるとともに、スパニングツリープ
ロトコルが実装されたケーブルモデム終端装置におい
て、スパニングツリーフレームを受け取ったときに、当
該フレームを上位ネットワーク側又はCATVケーブル
側の何れ側から受け取ったかの受取方向情報、当該フレ
ームの発信元情報、及び当該フレームが上位ネットワー
ク側又はCATVケーブル側の何れに送出されたかを示
す発信方向情報とに基づいて、ループ障害を検出する障
害判定手段とを備えたケーブルモデム終端装置である。
【0052】本発明はこのような手段を設けたので、独
自の検査フレームを導入することなく、すでに規格化さ
れたスパニングツリープロトコルを用いることで、ケー
ブルモデムに負担をかけることなくループ障害を検出す
ることができる。
【0053】次に、請求項3に対応する発明は、上位ネ
ットワークとCATVケーブルを介してユーザ側ケーブ
ルモデムとに接続されるケーブルモデム終端装置におい
て、フレームを受け取ると、その発信元アドレスと、当
該フレームの最終転送元に関する最終転送情報とを取り
出し、各情報を当該フレームの受信時から一定時間保持
するアドレス学習手段と、取り出された発信元アドレス
及び最終転送情報について、アドレス学習手段に保持さ
れる各情報と比較した結果、発信元アドレスが一致しか
つ最終転送情報が一致しないものがアドレス学習手段に
保持されている場合には、ループ障害が発生している判
定する障害判定手段とを備えたケーブルモデム終端装置
である。
【0054】本発明はこのような手段を設けたので、独
自の検査フレームを導入することなく、さらにスパニン
グツリープロトコルすら不要として、フレーム受信に応
じたアドレス学習機構を利用することで、ケーブルモデ
ムに負担をかけることなくループ障害を検出することが
できる。
【0055】次に、請求項4に対応する発明は、請求項
1〜3に対応する発明において、障害判定手段にループ
障害が発生していると判定されたときには、当該ループ
障害に関連するフレームを最終的に転送したCATVケ
ーブル上のケーブルモデムを特定するモデム特定手段
と、特定されたケーブルモデムに対してフレーム送出を
停止するよう指令するフレーム送出停止指令手段とを備
えたケーブルモデム終端装置である。
【0056】本発明はこのような手段を設けたので、請
求項1〜3の何れかに対応する効果が得られる他、障害
発生にかかわるケーブルモデムからのフレーム送出を止
めることでループ障害を防止することができる。
【0057】次に、請求項5に対応する発明は、請求項
1〜3に対応する発明において、障害判定手段にループ
障害が発生していると判定されたときには、当該ループ
障害に関連するフレームを最終的に転送したCATVケ
ーブル上のケーブルモデムを特定するモデム特定手段
と、特定されたケーブルモデムがCATVケーブル上の
アップストリームにフレーム送出しないように、アップ
ストリームのスケジューリングを行うスケジューリング
手段とを備えたケーブルモデム終端装置である。
【0058】本発明はこのような手段を設けたので、請
求項4に対応する効果が得られる他、ケーブルモデムシ
ステム本来の機能を利用して上記ケーブルモデムからフ
レーム送出を止めているので、ケーブルモデムを特に改
造する必要がなく、従来のケーブルモデムシステムにそ
のまま適用させることができる。
【0059】次に、請求項6に対応する発明は、請求項
1〜5のうち何れか1項記載のケーブルモデム終端装置
を用いたケーブルモデムシステムである。
【0060】本発明はこのような手段を設けたので、請
求項1〜5の効果が得られるケーブルモデムシステムを
実現させることができる。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0062】(発明の第1の実施の形態)本実施形態は
独自プロトコルによりループ障害を検出する機構を提供
するものである。具体的には、ケーブルモデム終端装置
2からCATVケーブル3に定期的に検査フレームを出
力し、ケーブルモデム終端装置2はそのフレームをモニ
タする事によりループ障害が発生している事を検出す
る。
【0063】図1は本発明の第1の実施の形態に係るケ
ーブルモデムシステムの構成例を示す図である。
【0064】このケーブルモデムシステムにおいては、
オペレータ側ネットワークにおけるブリッジ1に2台の
ケーブルモデム終端装置2が接続され、さらに各ケーブ
ルモデム終端装置2(#1),2(#2)にCATVケ
ーブル3(#1),3(#2)が接続されている。
【0065】ケーブルモデム終端装置2(#1)には、
それぞれケーブルモデム4(#1),4(#2)を介し
てユーザ側ネットワークであるイーサネット5(#
1),5(#2)が接続されている。一方、ケーブルモ
デム終端装置2(#2)には、ケーブルモデム4(#
3)を介してイーサネット5(#3)が接続される。な
お、各イーサネット5(#1),5(#2),5(#
3)は、10BASE−Tからなり、パーソナルコンピ
ュータ6(#1),6(#2)やワークステーション7
(#1)が接続されている。一方、オペレータ側ネット
ワークは、イーサネット100BASE−Tからなる。
【0066】図1に示すケーブルモデムシステムは、ル
ープ障害の検出等を行う本発明の適用されるシステムの
一例であるが、同図には、発明が解決しようとする課題
で例示されたケーブルモデムシステムにおける障害発生
構成(1),(2),(3)が示されている。したがっ
て、以下の各実施形態では、この障害発生構成(1),
(2),(3)を生じ得る図1に示すケーブルモデムシ
ステムを、本発明が適用されるシステムの一例として説
明を行う。
【0067】図2は本実施形態のケーブルモデム終端装
置の構成例を示す図である。
【0068】このケーブルモデム終端装置(CMTS)
2は、CATVケーブル3からのフレームを受信するR
F受信機11,同ケーブルにフレーム送信するRF送信
機12,オペレータ側ネットワークに接続されるインタ
ーフェース部13及びこれらの各部11,13からのフ
レームを適宜転送するブリッジ機構14を基本構成とし
ている。なお、本実施形態では、オペレータ側ネットワ
ークとして100BASE−Tを使用しているので、イ
ンターフェース部13は100BASE−Tに対応した
ものとなっている。しかし、この部分13には他の手段
を用いることも可能であり、例えばATMに対応させる
こともできる。この事情は後述する各実施形態において
同様である。
【0069】ブリッジ機構14には、フレーム転送部1
5が設けられている。このフレーム転送部15は、RF
受信機11,インターフェース部13,その他ケーブル
モデム終端装置2内のフレーム発生手段からのフレーム
をRF送信機12,インターフェース部13あるいはそ
の他ケーブルモデム終端装置2内のフレーム受信手段へ
転送する。本実施形態においては、その他ケーブルモデ
ム終端装置2内のフレーム発生手段は検査フレーム生成
部16が相当し、フレーム受信手段はフレーム受信部1
7が相当する。
【0070】また、本実施形態のケーブルモデム終端装
置2はCPUやメモリ等の計算機的なハードウエア資源
及びソフトウエア資源を有する装置であり、ループ障害
等を検出するために、検査フレーム生成部16,フレー
ム受信部17,障害判定部18及び結果格納部19が設
けられている。
【0071】検査フレーム生成部16は、定期的にCA
TVケーブルループ検査フレーム(以下単に検査フレー
ムという)を生成し、フレーム転送部15に引き渡す。
この検査フレームは、どの様なブリッジでも中継する事
ができ、そのフレームによってネットワークトポロジや
アプリケーションに悪影響を与えないように構成されて
いる。
【0072】図3は本実施形態の検査フレームのデータ
構造の一例を示す図である。
【0073】検査フレームは通常のLANで用いられて
いるフレーム構造を踏襲する。フレームの最初のフィー
ルドは送信先アドレスf1を示めすが、本フレームでは
全てのブリッジによって中継される必要があるので“ブ
ロードキャストまたはマルチキャストアドレス”を書き
込む。マルチキャストアドレスの場合は本検査フレーム
専用のアドレスを用意する必要があり、その他のサービ
スのマルチキャストと重ならないようにする。その為に
は、管理機関への登録等の作業が必要である。しかし、
この場合はブロードキャストよりも他のネットワーク装
置や端末への悪影響の可能性が低くなる。
【0074】次のフィールドは送信元のCMTSアドレ
スf2が書き込まれる。これにより検査フレームの生成
元が確認できる。
【0075】3番目のフィールドにはIP等のプロトコ
ルの種別f3が入る。このフィールドも他のプロトコル
と重ならない値が書き込まれる。通常はこのフィールド
を見て、CATVケーブルループ検査フレームか否かが
判断される。
【0076】4番目のフィールドからは通常のフレーム
ではデータグラムのフィールドである。ここではCMT
S ID No.f4を書き込む。本検査フレームを受
け取ったケーブルモデム終端装置2が、当該検査フレー
ムがどこから中継されてきたのかを判断するのに使われ
る。CMTS ID No.f4には、検査フレームが
上位側に送出されるか、CATVケーブル側に送出され
るかについての情報がそのポート番号(CMTS Po
rt ID No.)を用いることで格納される。本例
ではCMTS Port ID No.を6バイトとし
ているが、そのフォーマットや長さは任意のもので構わ
ない(但し、一意に定めておく必要はある)。追加の情
報としてインタフェース種別やスピード等を書き込んで
もよい。
【0077】フレーム転送部15は、RF受信機11
(以下、CATVケーブル側ともいう)あるいはインタ
ーフェース部13(以下、上位側ともいう)から検査フ
レームを受信したときには、これをフレーム受信部17
に転送するようになっている。
【0078】フレーム受信部17は、検査フレームを受
信し、受信フレームがCATV側からのものか、上位側
からのものかを確認して、当該フレームを障害判定部1
8に引き渡す。
【0079】障害判定部18は、検査フレームを調べて
障害発生構成が生じているかを判定し、その結果を結果
格納部19に格納する。
【0080】結果格納部19は、障害発生構成が生じて
いるかの結果を格納するとともに、外部からの要求に応
じてその結果情報を出力する。
【0081】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態に係るケーブルモデムシステムの動作について
説明する。
【0082】(システムの一般的動作)図4はケーブル
モデムシステムにおけるケーブルモデムにおける処理の
流れを示す図である。
【0083】図5は一のユーザ側ネットワークから他の
ユーザ側ネットワークへフレームが転送される様子を示
す図である。
【0084】まず、各々のケーブルモデム4には、図4
に示すように、アップストリームとダウンストリームに
対応してRF受信機21とRF送信機22とが1つずつ
設けられている。受信機21及び送信機22はそれぞれ
が違う周波数を用いて他のケーブルモデムが送信したデ
ータを直接受信しないようになっている。
【0085】そこで、図5に示すように、あるイーサネ
ット5のパーソナルコンピュータ6から発信されたフレ
ームはケーブルモデム4のインターフェース部23(図
4)を介してRF送信機22からアップストリームに送
出される。このフレームは、ケーブルモデム終端装置2
で折り返され、ダウンストリームを通って他のイーサネ
ット5におけるケーブルモデム4の受信機21で受信さ
れる。受信機21で受信されたフレームはインターフェ
ース部23を介して目的のイーサネット5に送出され
る。
【0086】ここで、ケーブルモデムシステムでは、ア
ップストリームとダウンストリームのフレーム伝送スケ
ジュールを管理することでCATVケーブル内のフレー
ムの衝突を回避している。
【0087】図6はCATVケーブル内のアップストリ
ームのスケジュールを示すフレーム構造図である。
【0088】まず、ケーブルモデム4が送信したいと思
った場合、図6の斜線の部分に送信要求である短いフレ
ームを出力する。このフレームには自分の識別情報(I
D)を示すものが書かれていて、ケーブルモデム終端装
置2はこのIDを見てどのケーブルモデム2に送信を許
可するかを決める事ができる。また、この斜線の部分の
タイミングはダウンストリームで送られてくるMAPと
いうフレームに記述してある。ケーブルモデム4はフレ
ーム送信する前にこのMAPを確認して送信要求のフレ
ームを出力する。
【0089】ここで送信要求フレームが他の送信要求フ
レームと衝突する可能性があるが、事故の送信要求フレ
ームが衝突せず送信できたか否かは、ケーブルモデム4
では当該フレームをケーブルモデム終端装置2が受け取
ったかで判断する。つまり送信許可の情報が入っている
ダウンストリーム内の次のMAPフレームに自分のID
が入ってない場合、衝突が発生したと判断し再び要求を
出す。
【0090】ケーブルモデム終端装置2は、送信要求フ
レームを受け取るとケーブルモデム4からのフレーム送
信をスケジュールリングし、次のMAPに送信フレーム
のタイミングを指示する。この時、送信要求フレームで
使用されるIDでスケジュールを示す。
【0091】図6のFrame1〜Frame5は、こ
のようにしてスケジュールされた送信フレームである。
この場合はそれぞれ別のケーブルモデム4から送信され
るものを示している。この送信のタイミングは上記のよ
うにケーブルモデム終端装置2によって指示されたもの
であるのでこの部分では衝突が発生しない。
【0092】したがって、送信要求フレームを除けば、
各ケーブルモデム4からのフレーム送信、つまりアップ
ストリーム上のフレーム伝送はケーブルモデム終端装置
2によって完全に管理され、制御される。
【0093】(ループ障害検出動作)本実施形態のケー
ブルモデムシステムは、上述したように動作している
が、このシステム内に検査フレームを送信することで、
ループ障害を検出しひいてはケーブルモデムにおける各
障害発生構成(1)〜(3)を検出することが可能にな
る。以下、そのための処理を説明する。
【0094】ケーブルモデム終端装置2はループ障害を
検出するために、以下のAとBの動作を並列で行う。
【0095】**検査フレーム送出処理 A1. 検査フレーム生成部16から生成した検査フレ
ームを一定時間毎にCATV側と上位側のインタフェー
ス部13に出力し続ける。
【0096】**検査フレーム受信処理 B1. フレーム受信部17においてフレーム転送部1
5からCATVケーブルからの検査フレームを受信す
る。
【0097】B2. また、フレーム受信部17では、
当該受信検査フレームがCATVケーブルから受け取っ
たフレームか、上位側から受け取ったフレームかを確認
する。
【0098】**障害判定処理 当該処理は障害判定部18において行われる。この判定
処理は、検査フレームを上位側又はCATVケーブル側
の何れから受け取ったかという情報(B2.で取得)
と、検査フレームの生成元CMTSが何れかであるかと
いう情報(検査フレームの送信元のCMTSアドレスf
2から取得)と、当該検査フレームが当初上位側又はC
ATVケーブル側の何れ側に向けて送出されたかという
情報(検査フレームのCMTS ID No.f4から
取得)とに基づいて行われる。
【0099】B3. まず、上位側から受け取った場合
は、検査フレームのID No.と、自分自身のCAT
VケーブルのID No.とが一致した場合は「障害発
生構成(3)」が発生している事がわかる。
【0100】B4. 次に、検査フレームをCATVケ
ーブル側から受け取った場合は、検査フレームに格納さ
れたCMTS Port ID No.と自分の各Po
rtID No.とを比較する。
【0101】B5. 比較した結果、CATVケーブル
側のNo.と一致すれば「障害発生構成(1)」、上位
側のインタフェースのNo.と一致すれば「障害発生構
成(3)」、自分自身のPort IDとは一致せず他
のケーブルモデム終端装置2のCATVケーブル側のP
ort ID No.と一致すれば「障害発生構成
(2)」である事が判明する。
【0102】B6. なお、フレーム受信部17から受
け取った検査フレームは廃棄してさらなる中継は行わな
い。
【0103】B7. 障害判定処理結果を結果格納部1
9に保存する。
【0104】上記処理B3.B4.B5.の結果をまと
めると図7に示すマトリックスになる。
【0105】図7は本実施形態の障害判定部で判定され
るループ障害の内容を示す図である。
【0106】次に図1を用いて上記各障害発生構成
(1)〜(3)が生じている場合の検査フレームの流れ
を説明する。なお各障害発生構成(1)〜(3)に対応
する各障害要因(1)〜(3)は同時には発生していな
いものとする。
【0107】まず、ケーブルモデム終端装置2(#1)
が検査フレームを受け取った場合について考える。
【0108】この検査フレームを受け取ったのはCAT
Vケーブル3(#1)からであれば、CMTS#1→C
M#1→(1)→CM#2→CMTS#1、CMTS#
1→CM#2→(1)→CM#1→CMTS#1、CM
TS#2→CM#3→(2)→CM#1→CMTS#
1、CMTS#1→(3)→CM#1→CMTS#1、
CMTS#2→(3)→CM#1→CMTS#1の5通
りの経路が考えられる。
【0109】そこで、検査フレームがCMTS#1で生
成されたものであれば(1)か(3)がつながっている
事がわかり、CMTS#2で生成されたものであれば
(2)か(3)がつながっている事が判明する。さらに
CMTS#1で生成されたものであった時にCATVケ
ーブルのPort IDか上位側インタフェースのPo
rt IDかの何れかから送出されたかを見る事によ
り、(1)か(3)かを判別する事ができる。
【0110】また、CMTS#2で生成されたものであ
った時もCATVケーブルから送出されたか、上位側イ
ンタフェースから送出されたかで(2)か(3)を区別
する。但し、CMTS#2の上位側から送出された場合
は、同時にCMTS#1の上位側からもフレームが来て
いるので上記障害判定処理では無視している。また、C
MTSが多段接続されている場合は正常である場合があ
るので判定には使用していない。
【0111】一方、検査フレームが上位から受け取った
ものであれば、CMTS#1→CM#1→(3)→CM
TS#1の経路を通ることがわかり、(3)がつながっ
ている事が判明する。
【0112】このようにして、障害発生構成(1)〜
(3)の何れか形成されループ障害が生じているときに
は、その事実が検出される。
【0113】上述したように、本発明の実施の形態に係
るケーブルモデムシステムは、ケーブルモデム終端装置
にて検査フレームを送出するようにし、かつその検査フ
レームに当該ケーブルモデム終端装置の識別情報と、C
ATVケーブル側か上位側インタフェース側かの何れか
から送出されたかを示す情報を含め、さらに、検査フレ
ームをCATVケーブル側か上位側インタフェース側か
の何れから受け取るかの情報をも加味して判定するよう
にしたので、ケーブルモデムに負担をほどんどかけずに
ループ障害を検出することができ、また、そのループ障
害が障害発生構成(1)〜(3)の何れにかかわるもの
を判定することができる。
【0114】したがって、たとえユーザ側の接続ミスが
原因であっても、ケーブルCATV業者がわのみのシス
テムでループ障害を検出でき、ケーブルモデムシステム
の運用を容易なものとすることができる。
【0115】(発明の第2の実施の形態)本実施形態
は、第1の実施形態の構成にケーブルモデムを停止させ
る構成を加えることで、検出されたループ障害を防止す
るものである。
【0116】図8は本発明の第2の実施の形態に係るケ
ーブルモデムシステムにおけるケーブルモデム終端装置
の構成例を示す図であり、図2と同一部分には同一符号
を付してその詳細説明を省略する。
【0117】本実施形態のケーブルモデム終端装置2
は、第1の実施形態と同様な構成の他、ループ障害の検
出を可能とした検査フレームを送出したケーブルモデム
4を停止する手段と、停止したケーブルモデム4を再起
動させる手段を付加するものである。
【0118】したがって、障害判定部18では、障害検
出に加えて、判定に使用した検査フレームがどのケーブ
ルモデム4からのフレームであるかを判別するようにな
っている。この判別は、第1の実施形態の(システムの
一般的動作)で説明したように、ケーブルモデム終端装
置2がアップストリームのスケジューリングを行うこと
から容易に行うことができる(なお、スケジューリング
手段は特に図示しない)。
【0119】上記ケーブルモデムを停止する手段は、モ
デム停止処理部31と、ケーブルモデム停止タイマ32
と、ケーブルモデム停止遅延タイマ33と、停止コマン
ド生成部34とから構成されている。
【0120】モデム停止処理部31は、障害判定部18
から障害発生の旨及びその種類、並びに検査フレームを
送出したケーブルモデム情報を受けると、ケーブルモデ
ム停止遅延タイマ33を確かめ、これが0になっていれ
ばケーブルモデム停止タイマ32内の対応するタイマを
スタートさせ、停止コマンド生成部34に当該ケーブル
モデムの停止コマンドフレームを発行させる。
【0121】ケーブルモデム停止タイマ32は、複数設
けられ、ケーブルモデム4を停止した時間を測るタイマ
である。複数のタイマは各ケーブルモデム4夫々に対応
している。本タイマの満了により対応するケーブルモデ
ム4は再び動作を行う事が許される。
【0122】ケーブルモデム停止遅延タイマ33は、複
数のケーブルモデム4を連続で停止させない為に唯一設
けられるものであり、このタイマカウントが0になって
いないときには、モデム停止処理部31は停止コマンド
を発行させない。したがって、例えば障害発生構成
(1)が発生している時に2つのケーブルモデム4から
連続に「検査フレーム」を検出しても、片方だけのケー
ブルモデムを停止させるのに使用する。本機能により問
題が発生しているケーブルモデムのLANで引き続き通
信を行う事ができる。
【0123】停止コマンド生成部34は、モデム停止処
理部31の要求に応じ、指定されたケーブルモデム4に
対するモデム停止コマンドとなるフレームをフレーム転
送部15を介してCATVケーブル3に送出する。
【0124】一方、停止したケーブルモデムを再起動さ
せる手段は、ケーブルモデム停止タイマ32と、モデム
再起動処理部35と、再起動コマンド生成部36とによ
って構成されている。
【0125】モデム再起動処理部35は、ケーブルモデ
ム停止タイマ32を監視しており、タイマ値が0になっ
たタイマがあった場合に、その対応するケーブルモデム
4を再起動させるように再起動コマンド生成部36に通
知する。
【0126】再起動コマンド生成部36は、モデム再起
動処理部35から通知があったケーブルモデム4に対し
て、再起動するように再起動コマンドであるフレームを
生成し、フレーム転送部15を介してCATVケーブル
3に送出する。
【0127】また、本実施形態のケーブルモデムシステ
ムでは、ケーブルモデム4において上記停止コマンドフ
レーム及び再起動コマンドフレームを受け付け、対応す
る処理を実行する手段が必要である。
【0128】図9は本実施形態のケーブルモデムの構成
例を示す図であり、図4と同一部分には同一符号を付し
て詳細説明を省略する。
【0129】同図に示すケーブルモデム4において、R
F受信機21、RF送信機22及びインターフェース部
23は第1の実施形態と同様に構成されている。ケーブ
ルモデム4には、フレーム中継停止再起動部24が設け
られ、RF受信機21で受信した停止コマンドフレーム
及び再起動コマンドフレームは、同停止再起動部24に
転送される。
【0130】フレーム中継停止再起動部24は、停止コ
マンドフレームを受け取ると、アップストリームに対し
てフレーム送信を行わないように、当該ケーブルモデム
4を制御する。一方、再起動コマンドフレームを受け取
るとアップストリームに対してフレーム送信を再開する
ように当該ケーブルモデム4を制御する。すなわちケー
ブルモデム4の受信機能等はそのままで、CATVケー
ブル3へのフレーム送出のみを停止・再起動するもので
ある。
【0131】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態に係るケーブルモデムシステムの動作について
説明する。
【0132】まず、(システムの一般的動作)及び(ル
ープ障害検出動作)は第1の実施形態の場合と同様であ
る。本システムではケーブルモデム終端装置2におい
て、ループ障害検出に対応し以下の処理C,Dが並列に
行われる。
【0133】まず、処理Cはモデム再起動処理部35に
よるものである。
【0134】C1. 一定時間毎に以下の動作を行う。
【0135】C2. ケーブルモデム停止遅延タイマ3
3を確認し、時間が残っていればカウントダウンする。
【0136】C3. 各ケーブルモデム4のケーブルモ
デム停止タイマ32を確認し、時間が残っていればカウ
ントダウンする。
【0137】C4. C3の時、0になったタイマが有
った場合、そのタイマのケーブルモデムを再動作させる
ように、再起動コマンド生成部36に再起動コマンドフ
レームを発行させる。これは問題が解決しているかを確
認する為、そのケーブルモデム4を再び動作をさせるも
のである。
【0138】次に、処理Dはモデム停止処理部31によ
るものである。
【0139】D1. 障害判定部18から検査フレーム
に基づく障害判定結果を受けたときには以下の動作を行
う。
【0140】D2. ケーブルモデム停止遅延タイマ3
3が0になっているか確認し、0でなければ処理を行わ
ずに終了する。
【0141】D3. 検査フレームのPort ID
No.が自分自身のCATVケーブル側のPort I
D No.と一致しているとの結果を障害判定部18か
ら受けると、直ちに検査フレームを送信してきたケーブ
ルモデム4を停止するよう、停止コマンド生成部34に
指示する。停止コマンド生成部34は、この指示に基づ
き、停止コマンドフレームをそのケーブルモデム4に対
して発行する。
【0142】D4. 検査フレームのPort ID
No.が自分自身の上位側のPort ID No.と
一致している旨の障害判定結果を受けると、直ちにフレ
ームを送信してきたケーブルモデム4を停止するよう、
停止コマンド生成部34に指示する。
【0143】D5. D3,D4に該当せず、また他の
ケーブルモデム終端装置2のCATVケーブルのPor
t ID No.である旨の障害判定結果を受けると、
検査フレームのPort ID No.と自分自身のC
ATVケーブル側のPortID No.とのうち、C
ATVケーブル側のPort ID No.の方が小さ
い場合は、直ちにフレームを送信してきたケーブルモデ
ムを停止するよう、停止コマンド生成部34に指示す
る。
【0144】CATVケーブル側のPort ID N
o.の方が大きい場合は処理を行わずに終了する。これ
は、ケーブルモデム終端装置同士の何れかを優先とする
ときの優先順位を決める方法の一例である。
【0145】D6. D3,D4,D5のいずれかの処
理をしたケーブルモデム用のケーブルモデム停止タイマ
32をセットする。また、ケーブルモデム停止遅延タイ
マ33をセットする。
【0146】このようにして、障害発生にかかわるケー
ブルモデム4が停止され、また、一定時間後に再起動さ
れる。なお、図10に障害判定部18での結果とケーブ
ルモデムを停止させるか否かとの対応関係を示す。
【0147】図10は障害判定結果とケーブルモデムに
対する停止処理との対応関係を示す図である。
【0148】上述したように、本発明の実施の形態に係
るケーブルモデムシステムは、ケーブルモデム終端装置
にて、第1の実施形態と同様な構成を設けるとともに、
ループ障害を検出したときには、その障害にかかわるケ
ーブルモデム4にフレーム送出の停止コマンドフレーム
を送出するようにしたので、第1の実施形態と同様な効
果が得られる他、ケーブルモデムの停止によってループ
障害を自動的に取り除くことができる。
【0149】また、タイマにより、所定時間経過後には
停止したケーブルモデムを再起動するようにしたので、
ケーブルモデム停止間に障害原因が取り除かれればシス
テムを自動復帰させることが可能となる。
【0150】(発明の第3の実施の形態)本実施形態
は、第1の実施形態の構成に、障害関連ケーブルモデム
からのアップストリームを停止させる構成を加えること
で、検出されたループ障害を防止するものである。
【0151】図11は本発明の第3の実施の形態に係る
ケーブルモデムシステムにおけるケーブルモデム終端装
置の構成例を示す図であり、図2と同一部分には同一符
号を付してその詳細説明を省略する。
【0152】本実施形態のケーブルモデム終端装置2
は、第1の実施形態と同様な構成の他、ループ障害の検
出を可能とした検査フレームを送出したケーブルモデム
4からのアップストリームを停止させる手段と、停止し
たケーブルモデム4のアップストリームを再開させる手
段を付加するものである。
【0153】したがって、障害判定部18では、第2の
実施形態と同様に、障害検出に加えて、判定に使用した
検査フレームがどのケーブルモデム4からのフレームで
あるかを判別するようになっている。
【0154】上記アップストリームを停止する手段は、
アップストリーム停止指令部41と、ケーブルモデム停
止タイマ42と、フレーム転送部15とによって構成さ
れている。フレーム転送部15には、特に図示しない
が、第1の実施形態で説明したアップストリームのスケ
ジューリング機能が組み込まれている。
【0155】アップストリーム停止指令部41は、障害
判定部18から障害判定結果を受け取ると、障害に関連
するケーブルモデム4からのフレーム送信がなされない
ようアップストリームのスケジュールを調整する旨を、
フレーム転送部15のスケジューリング機能に指令す
る。また、ケーブルモデム停止タイマ32における対応
するタイマをスタートさせる。
【0156】ここで、ケーブルモデム停止タイマ42
は、第2の実施形態と同様に構成されるものであり、各
ケーブルモデムのアップストリームを制御する目的で使
用される点のみが異なる。
【0157】一方、アップストリームを再開する手段
は、アップストリーム再開指令部43と、ケーブルモデ
ム停止タイマ42と、フレーム転送部15とによって構
成されている。
【0158】アップストリーム再開指令部43は、ケー
ブルモデム停止タイマ42を監視しており、そのタイマ
値が0になったら当該ケーブルモデムについてのアップ
ストリームを再開させるように、フレーム転送部15の
スケジューリング機能に指令する。
【0159】なお、フレーム転送部15のスケジューリ
ング機能は、ケーブルモデム4からの送信要求フレーム
に基づき、各ケーブルモデム4からのフレーム送信をス
ケジューリングし、MAPフレームでそのスケジュール
を各ケーブルモデム4へ通知する。スケジューリング機
能は、アップストリーム停止指令部41から停止指令を
受けたケーブルモデム4についてはアップストリームに
おけるフレーム送信を割り当てないようスケジュールす
ることで、当該ケーブルモデム4のアップストリーム停
止を実現する。
【0160】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態に係るケーブルモデムシステムの動作について
説明する。
【0161】まず、(システムの一般的動作)及び(ル
ープ障害検出動作)は第1の実施形態の場合と同様であ
る。本システムではケーブルモデム終端装置2におい
て、ループ障害検出に対応し以下の処理E,Fが並列に
行われる。
【0162】まず、処理Eはアップストリーム再開指令
部43によるものである。
【0163】E1. 一定時間毎に以下の動作を行う。
【0164】E2. 各ケーブルモデム4のケーブルモ
デム停止タイマ42を確認し、時間が残っていればカウ
ントダウンする。
【0165】E3. E3の時、0になったタイマが有
った場合、そのタイマのケーブルモデム4の送信要求を
再び受け付けるようスケジューリング機能に指令する。
【0166】次に、処理Fはアップストリーム停止指令
部41によるものである。
【0167】F1. 障害判定部18から障害判定結果
を受け取ると以下の動作を行う。
【0168】F2. 検査フレームのID No.が、
自分自身のCATVケーブル側か上位側のID No.
か他のケーブルモデム終端装置2のCATVケーブル側
のID No.である旨の結果を受け取ると、検査フレ
ームを送信してきたケーブルモデム4のIDをCMTS
内部に記憶し、そのケーブルモデムからの送信要求を受
け付けない様にする。すなわちそのようなアップストリ
ームスケジュールを行うようにスケジューリング機能に
指令する。
【0169】以上の機構によりケーブルモデムシステム
から、ループ障害の原因になっているケーブルモデム4
のアップストリームが切り離される。
【0170】上述したように、本発明の実施の形態に係
るケーブルモデムシステムは、ケーブルモデム終端装置
にて、第1の実施形態と同様な構成を設けるとともに、
ループ障害を検出したときには、その障害にかかわるケ
ーブルモデム4のアップストリームを停止するようにス
ケジューリングするようにしたので、第1の実施形態と
同様な効果が得られる他、ケーブルモデムのアップスト
リーム停止によって障害の原因となっているLANを切
り離すことによってループ障害を自動的に取り除くこと
ができる。
【0171】また、タイマにより、所定時間経過後には
アップストリーム停止したケーブルモデムからの送信を
再開させるようにしたので、ケーブルモデム停止間に障
害原因が取り除かれればシステムを自動復帰させること
が可能となる。
【0172】本実施形態のループ障害除去は、ケーブル
モデム終端装置におけるアップストリーム調整にて行う
ため、ケーブルモデムは従来のものがそのまま使用で
き、特に改造を施す必要もない。したがって、ケーブル
モデム終端装置に本発明を施すだけで上記効果を得るこ
とができ、発明の適用が極めて容易という利点も有す
る。
【0173】なお、第2の実施形態では、ケーブルモデ
ムに接続されたLANは完全に切り離されず、障害発生
後も正常に通信できるのに対して、本実施形態では切り
離されて通信が行えない。また、本実施形態ではケーブ
ルモデムからの送信はできないが受信は行う為、ケーブ
ルモデムに接続されたLANは異常な状態となってしま
う。この状態になった場合、ケーブルモデムに接続され
たLANの復帰は、ループ状態の根本的解決で行う。
【0174】(発明の第4の実施の形態)本実施形態
は、第1の実施形態とは異なる別途のループ障害検出機
構を提供するものであり、ケーブルモデム終端装置にス
パニングツリー機能が実装されている場合にループ障害
を検出する。
【0175】図12は本発明の第4の実施の形態に係る
ケーブルモデムシステムにおけるケーブルモデム終端装
置の構成例を示す図であり、図2と同一部分には同一符
号を付してその詳細説明を省略する。
【0176】本実施形態のケーブルモデム終端装置2に
は、第1の実施形態と同様な構成の他、検査フレーム生
成部16に代えてスパニングツリー部51が設けられ、
また、障害判定部18に対応して障害判定部52が設け
られている。
【0177】スパニングツリー部51は、スパニングツ
リープロトコルがケーブルモデム終端装置2に実装され
ている様子を図示したものであり、第1実施形態の検査
フレームに対応するものとしてスパニングツリーのフレ
ームを出力する。
【0178】障害判定部52は、検査フレームに代え
て、スパニングツリーのフレームによりループ障害の発
生を検出し、障害判定結果を結果格納部19に格納す
る。なお、フレーム受信部17は、スパニングツリーの
フレームについて第1の実施形態と同様な処理を行う。
【0179】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態に係るケーブルモデムシステムの動作について
説明する。
【0180】スパニングツリープロトコルのフレームに
は、ルート(根)の端末を決定する為に出力した機器や
ポートのアドレス等が含まれている。このアドレスはユ
ニーク(一意)なもので、同じ機器の同じポートから出
力されない限り同じ値を持つフレームは存在しない。本
実施形態ではこのアドレスを読む事により、当該スパニ
ングツリーフレームが自分自身の出力したものか否か判
別する。
【0181】また、受け取ったスパニングツリーフレー
ムが、別のケーブルモデム終端装置2の出力したもので
あると特定できる場合は障害発生構成(2)のケースを
判別できる。例えばCMTSのアドレスの4オクテット
目を使って、ケーブルモデム終端装置2である事と、C
ATVケーブル3であるか否かを示す事による。しか
し、ベンダーによっては既に別の機器で使用されている
可能性があり、実際にはべンダーコードと共に確認する
必要がある。なお、ベンダーコードとは、6バイトで構
成されるグローバルアドレスの上位3バイトをいい、べ
ンダーコードは管理機関によりべンダー毎に発行される
為、重なることはない。下位3バイトはべンダーの管理
により、これも重ならない様に発行される。
【0182】本実施形態のケーブルモデムシステムで
は、スパニングツリーフレームを調べることでループ障
害を検出し、ひいては各障害発生構成(1)〜(3)を
検出することが可能になる。以下、そのための処理を説
明する。
【0183】ケーブルモデム終端装置2はループ障害を
検出するために、以下のGとHの動作を並列で行う。な
お、処理Gは、本来のスパニングツリーの動作であり、
スパニングツリー部51により実行される。
【0184】G1. ケーブルモデム終端装置2は一定
時間毎にスパニングツリーのフレームを出力し続ける。
【0185】次に、処理Hは、フレーム受信部17及び
障害判定部52により実行される。
【0186】**スパニングツリーフレーム受信処理 H1. ケーブルモデム終端装置2はフレーム転送部1
5からスパニングツリーフレームを受信する。
【0187】H2. 当該スパニングツリーフレームが
CATVケーブル3から受け取ったフレームか、上位側
から受け取ったフレームかが確認される。
【0188】**障害判定処理 H3. 上位側から受け取った場合は、自分自身のCA
TVケーブルのグローバルアドレスと比較し、一致して
いれば「障害発生構成(3)」が発生している事がわか
る。
【0189】H4. CATV側から受け取った場合
は、自分自身のCATVケーブルのグローバルアドレス
と比較し、一致していれば「障害発生構成(1)」が発
生している事がわかる。
【0190】H5. また、CATV側から受け取った
場合、上位側インタフェースのグローバルアドレスと一
致していれば、「障害発生構成(3)」が発生している
事がわかる。
【0191】H6. CATV側から受け取った場合、
他のケーブルモデム終端装置2のCATVケーブル側の
グローバルアドレスであると特定できる場合は、「障害
発生構成(2)」が発生している事が判明する。
【0192】H7. 受信したスパニングツリーフレー
ムは廃棄して中継は行わない。
【0193】H8. 障害判定処理結果を結果格納部1
9に保存する。
【0194】以上の結果をまとめると図13に示すマト
リックスになる。
【0195】上記処理B3.B4.B5.の結果をまと
めると図7に示すマトリックスになる。
【0196】図13は本実施形態の障害判定部で判定さ
れるループ障害の内容を示す図である。
【0197】上述したように、本発明の実施の形態に係
るケーブルモデムシステムは、ケーブルモデム終端装置
にスパニングツリープロトコルを実装してスパニングツ
リーフレームを送出するようにし、そのスパニングツリ
ーフレームを受け取ったときに、検査フレームをCAT
Vケーブル側か上位側インタフェース側かの何れから受
け取るかの情報を取得し、さらにフレーム発信元及び上
位側かCATV側かの発信方向情報も用いて障害判定す
るようにしたので、ケーブルモデムに負担ほどんどをか
けずにループ障害を検出することができ、また、そのル
ープ障害が障害発生構成の何れにかかわるものを判定す
ることができる。
【0198】したがって、たとえユーザ側の接続ミスが
原因であっても、ケーブルCATV業者がわのみのシス
テムでループ障害を検出でき、ケーブルモデムシステム
の運用を容易なものとすることができる。
【0199】また、本実施形態では、スパニングツリー
で使用しているフレームを利用する為、第1の実施形態
のように余計な検査フレームを出力する必要がない。こ
の為第1の実施形態に比べれば、新たにネットワーク資
源を消費しない点と悪影響を与える可能性が全くない点
で優れている。
【0200】(発明の第5の実施の形態)本実施形態
は、第4の実施形態によるループ障害検出機構に基づ
き、第2の実施形態によるケーブルモデム停止再起動処
理を実現してループ障害を防止するものである。すなわ
ち第4及び第2の実施形態を組み合わせたものである。
【0201】図14は本発明の第5の実施の形態に係る
ケーブルモデムシステムにおけるケーブルモデム終端装
置の構成例を示す図であり、図12及び図8と同一部分
には同一符号を付してその詳細説明を省略する。
【0202】このケーブルモデム終端装置2は、モデム
停止処理部31の処理が障害判定部52の障害判定結果
に対応するものとなる他、第4及び第2の実施形態と同
様に構成されている。また、ケーブルモデム4は第2の
実施形態と同様に構成されている。
【0203】モデム停止処理部31の処理は、障害判定
部52の障害判定結果に対応して以下のように修正され
る。
【0204】D1′. 障害判定部52からスパニング
ツリーフレームに基づく障害判定結果を受けたときには
以下の動作を行う。
【0205】D2′. ケーブルモデム停止遅延タイマ
33が0になっているか確認し、0でなければ処理を行
わずに終了する。
【0206】D3′. スパニングツリーフレームのグ
ローバルアドレスが自分自身のCATVケーブル側のグ
ローバルアドレスと一致しているとの結果を障害判定部
52から受け取ると、直ちにスパニングツリーフレーム
を送信してきたケーブルモデムを停止するよう、停止コ
マンド生成部34に指示する。停止コマンド生成部34
は、この指示に基づき、停止コマンドフレームをそのケ
ーブルモデム4に対して発行する。
【0207】D4′. スパニングツリーフレームのグ
ローバルアドレスが自分自身の上位側のグローバルアド
レスと一致している旨の障害判定結果を受けると、直ち
にフレームを送信してきたケーブルモデム4を停止する
よう、停止コマンド生成部34に指示する。
【0208】D5′. D3′,D4′に該当せず、ま
た他のCMTSのCATVケーブルのPort ID
No.である旨の障害判定結果を受けると、スパニング
ツリーフレームのグローバルアドレスと自分自身のCA
TVケーブル側のグローバルアドレスとのうち、CAT
Vケーブル側のグローバルアドレスの方が小さい場合
は、直ちにフレームを送信してきたケーブルモデムを停
止するよう、停止コマンド生成部34に指示する。
【0209】CATVケーブル側のグローバルアドレス
の方が大きい場合は処理を行わずに終了する。これは、
ケーブルモデム終端装置同士の何れかを優先とするとき
の優先順位を決める方法の一例である。
【0210】D6′. D3′,D4′,D5′のいず
れかの処理をしたケーブルモデム用のケーブルモデム停
止タイマ32をセットする。また、ケーブルモデム停止
遅延タイマ33をセットする。
【0211】このようにして、障害発生にかかわるケー
ブルモデム4が停止され、また、一定時間後に再起動さ
れる。なお、図10に障害判定部18での結果とケーブ
ルモデムを停止させるか否かとの対応関係を示す。
【0212】図15は障害判定結果とケーブルモデムに
対する停止処理との対応関係を示す図である。
【0213】上述したように、本発明の実施の形態に係
るケーブルモデムシステムは、ケーブルモデム終端装置
にて、第4の実施形態及び第2の実施形態と同様な構成
を組み合わせて設けるようにしたので、第4及び第2の
実施形態の双方の効果を得ることができる。
【0214】(発明の第6の実施の形態)本実施形態
は、第4の実施形態によるループ障害検出機構に基づ
き、第3の実施形態におけるアップストリーム停止再開
処理を実現してループ障害を防止するものである。すな
わち第4及び第3の実施形態を組み合わせたものであ
る。
【0215】図16は本発明の第6の実施の形態に係る
ケーブルモデムシステムにおけるケーブルモデム終端装
置の構成例を示す図であり、図12及び図11と同一部
分には同一符号を付してその詳細説明を省略する。
【0216】このケーブルモデム終端装置2は、アップ
ストリーム停止指令部41の処理が障害判定部52の障
害判定結果に対応するものとなる他、第4及び第3の実
施形態と同様に構成されている。
【0217】アップストリーム停止指令部41の処理
は、障害判定部52の障害判定結果に対応して以下のよ
うに修正される。
【0218】F1′. 障害判定部52から障害判定結
果を受け取ると以下の動作を行う。
【0219】F2′. スパニングツリーフレームのグ
ローバルアドレスが、自分自身のCATVケーブル側か
上位側のグローバルアドレスか他のCMTSのCATV
ケーブル側のグローバルアドレスである旨の結果を受け
取ると、スパニングツリーフレームを受信してきたケー
ブルモデムのIDをCMTS内部に記憶し、そのケーブ
ルモデムからの送信要求を受け付けない様にする。すな
わちそのようなアップストリームスケジュールを行うよ
うにスケジューリング機能に指令する。
【0220】以上の機構によりケーブルモデムシステム
から、ループ障害の原因になっているケーブルモデム4
が切り離される。
【0221】上述したように、本発明の実施の形態に係
るケーブルモデムシステムは、ケーブルモデム終端装置
にて、第4の実施形態及び第3の実施形態と同様な構成
を組み合わせて設けるようにしたので、第4及び第3の
実施形態の双方の効果を得ることができる。
【0222】(発明の第7の実施の形態)本実施形態
は、第1の実施形態とは異なる別途のループ障害検出機
構を提供するものであり、ケーブルモデム終端装置2が
受け取るフレームのグローバルアドレスと、受け取った
インタフェースポートや通過してきたケーブルモデムと
の対応を学習する事によってループ障害を検出する。
【0223】図17は本発明の第7の実施の形態に係る
ケーブルモデムシステムにおけるケーブルモデム終端装
置の構成例を示す図であり、図2と同一部分には同一符
号を付してその詳細説明を省略する。
【0224】本実施形態のケーブルモデム終端装置2に
は、第1の実施形態と同様な基本構成が設けられる他、
アドレス学習機能に関する部分と、その学習結果に基づ
いてループ障害を検出する部分が設けられている。
【0225】アドレス学習機能に関する部分として、ア
ドレス学習部61と、アドレス学習テーブル62と、二
重アドレステーブル63と、エントリ削除処理部64と
が設けられている。一方、ループ障害を検出する部分と
して、障害判定部65及び結果格納部19が設けられて
いる。
【0226】ここでアドレス学習部61は、フレームを
受信する度に、フレーム転送部15から当該フレームを
受け取ってその送信元アドレスを確認し、その送り先と
の対応を学習し、アドレス学習テーブル62に示される
データベースを構築する。データベースのキーはPC
(ホスト)のアドレスを用い、ハッシュアルゴリズム等
の高速な検索アルゴリズムを用いて並べて行く。なお、
所定のアドレス学習処理を行った後、アドレス学習部6
1は当該フレームをフレーム転送部15に戻す。
【0227】図18は本実施形態のアドレス学習テーブ
ルの一例を示す図である。
【0228】アドレス学習テーブル62には、送信元ア
ドレス66と「受信ポート」もしくは「送信元のCMの
ID」67とタイマ部68とからなるエントリが多数設
けられている。同図では、PC#1とPC#4が上位の
インタフェース、PC#2がケーブルモデム#1、PC
#3がケーブルモデム#2、PC#5とPC#6がケー
ブルモデム#3、PC#7がケーブルモデム#4にそれ
ぞれ接続されている事が示されている。
【0229】アドレス学習部61はエントリにない新た
なフレームを受け取ると新たにエントリを生成しタイマ
をスタートさせ、すでにエントリにあるフレームを受け
取るとタイマ値を更新する。
【0230】エントリ削除部64は、アドレス学習テー
ブル62のタイマ値を最後にフレームを受け取ってから
一定時間毎にカウントダウンし、これが0になった時に
エントリから削除する。つまり、一定時間フレームを送
信していない事から現在使われていないと判断し削除す
るものである。
【0231】本実施形態では、上記単なるアドレス学習
機構に加えて、ループ障害を検出するためのアドレス学
習を行う。このために設けられるのが、二重アドレステ
ーブル63である。
【0232】図19は本実施形態の二重アドレステーブ
ルの一例を示す図である。
【0233】二重アドレステーブル63には、「受信ポ
ート」もしくは「送信元のCMのID」69とタイマ部
70とからなるエントリが多数設けられている。このテ
ーブル63への書き込み(エントリ追加)は、アドレス
学習テーブル62に格納された同一送信元について既に
エントリされている「受信ポート」または「送信元のC
MのID」67と異なるフレームを受信した時にアドレ
ス学習部61によって行われる。この二重アドレステー
ブル63への書き込みが行われる条件下では、特定のP
C(ホスト)が複数のネットワークを通してCMTSに
フレームを送ってきている事が示されており、つまりル
ープ障害が発生している。
【0234】このテーブルのタイマ値もアドレス学習部
61によりエントリが追加されてからカウントダウンさ
れるが、当然にしてアドレス学習テーブル62のタイマ
とは異なる値となる。なお、この二重アドレステーブル
63に対するエントリ削除及びタイマカウントダウン管
理は、エントリ削除部64により、アドレス学習テーブ
ル62に対する場合と同様にして行われる。
【0235】障害判定部65は、二重アドレステーブル
63を監視しており、当該テーブル内にエントリが生じ
た場合には、そのエントリの送信元に関連してループ障
害が発生したと判定し、その結果を結果格納部19に格
納する。
【0236】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態に係るケーブルモデムシステムの動作について
説明する。
【0237】ケーブルモデム終端装置2はフレームの受
け取りに対応して以下の処理I,Jを並列に行う。
【0238】まず、処理Iはエントリ削除処理部64に
よって実行されるものである。
【0239】I1. アドレス学習テーブル62の全て
のエントリのタイマ部68をカウントダウンする。
【0240】I2. I1でカウントグウンして0にな
ったエントリを削除する。
【0241】I3. 二重アドレステーブル63の全て
のエントリのタイマ部70をカウントダウンする。
【0242】I4. I3でカウントダウンして0にな
ったエントリを削除する。
【0243】次に、処理Jはアドレス学習部61によっ
て実行されるものである。
【0244】J1. 受信したフレームの送り先アドレ
スを確認し、アドレス学習テーブル62の送信元アドレ
ス66と比較する。
【0245】J2. 一致するエントリがない場合は新
規にエントリをアドレス学習テーブル62に作成しタイ
マ部68をスタート値にして終了するとともに、受信フ
レームをフレーム転送部15に戻す。
【0246】J3. 一致するエントリがあった場合、
「受信ポート」および「送信元ケーブルモデムのID」
67を確認する。
【0247】J4. J3の「受信ポート」および「送
信元ケーブルモデムのID」67とテーブルのものとを
比較する。
【0248】J5. 一致した場合はタイマ値を更新し
(スタート値に戻す)、終了するとともに、受信フレー
ムをフレーム転送部15に戻す。
【0249】J6. 一致しなかった場合は、二重アド
レステーブル63に新たなエントリを作成し、受信フレ
ームの「受信ポート」または「送信元のCMのID」を
二重アドレステーブル63の「受信ポート」および「送
信元ケーブルモデムのID」69に格納し、タイマ部6
8をスタート値にして終了するとともに、受信フレーム
をフレーム転送部15に戻す。
【0250】上記のような処理I,Jによって、アドレ
ス学習テーブル62に学習情報が登録されるとともに、
二重アドレステーブル63においてループ障害検出のた
めの情報が登録される。
【0251】したがって、ループ障害が起こっているか
否かは二重アドレステーブル63にエントリがあるか否
かで判別される。障害判定部65により当該テーブル6
3が監視され、エントリがあれば当該エントリの示す送
信元に関連してループ障害が発生しており、エントリが
無ければループ障害が発生していない。
【0252】上述したように、本発明の実施の形態に係
るケーブルモデムシステムは、ケーブルモデム終端装置
にて、受信した各フレームから送信元及び最終転送元に
関する情報を学習してテーブルを作成するとともに、送
信元は一致するが最終転送元が一致しないフレームがあ
った場合には、ループ障害が発生したと判定するように
したので、ケーブルモデムに負担をかけずにループ障害
を検出することができる。
【0253】したがって、たとえユーザ側の接続ミスが
原因であっても、ケーブルCATV業者がわのみのシス
テムでループ障害を検出でき、ケーブルモデムシステム
の運用を容易なものとすることができる。
【0254】また、本実施形態では、単にフレームを利
用して判定する為、第1の実施形態のように余計な検査
フレームを出力する必要がなく、また第4の実施形態の
ようにスパニングツリープロトコルを実装する必要もな
い。したがって、第1,第4の実施形態に比べれば、新
たにネットワーク資源を消費しない点と悪影響を与える
可能性が全くない点で優れている。
【0255】また、本実施形態の機構は、通常のラーニ
ングブリッジの機構と似た機構を用いているので、実装
しやすいという利点もある。
【0256】(発明の第8の実施の形態)本実施形態
は、第7の実施形態によるループ障害検出機構に基づ
き、第2の実施形態によるケーブルモデム停止再起動処
理を実現してループ障害を防止するものである。すなわ
ち第7及び第2の実施形態を組み合わせたものである。
【0257】図20は本発明の第8の実施の形態に係る
ケーブルモデムシステムにおけるケーブルモデム終端装
置の構成例を示す図であり、図17と同一部分には同一
符号を付してその詳細説明を省略する。
【0258】このケーブルモデム終端装置2は、再起動
コマンド生成部71及び停止コマンド生成部72が設け
られる他、第7の実施形態と同様に構成されている。ま
た、障害判定部65及びアドレス学習部61の処理には
修正が加えられている。なお、ケーブルモデム4は第2
の実施形態と同様に構成されている。
【0259】障害判定部65は、二重アドレステーブル
63上にエントリがある場合には、その障害判定結果を
停止コマンド生成部72に通知し、二重アドレステーブ
ル63上に一旦設けられたエントリが削除されたときに
は、その旨を再起動コマンド生成部71に通知する。
【0260】アドレス学習部61は、受け取ったフレー
ムが上位側からのものであるか、CATV側からのもの
であるかまで考慮して、各テーブル62,63への処理
を行う。
【0261】停止コマンド生成部72は、ケーブルモデ
ム4のIDが二重アドレステーブル63にエントリされ
た旨の通知を障害判定部65から受けたときに、当該ケ
ーブルモデムに対する停止コマンドフレームを生成し、
これをフレーム転送部15に引き渡して、そのケーブル
モデム4を停止させる。
【0262】再起動コマンド生成部71は、ケーブルモ
デム4のIDが二重アドレステーブル63から削除さ
れ、その通知を障害判定部65から受けたときに、再起
動コマンドフレームを生成し、フレーム転送部15に引
き渡して、当該ケーブルモデム4を動作させる。
【0263】次に、以上のように構成された本発明の実
施の形態に係るケーブルモデムシステムの動作について
説明する。
【0264】第7の実施形態ではループ障害の検出のみ
を行っているが、本実施形態では障害の起きている経路
を識別する必要がある。第7の実施形態の学習機構では
同じPC(ホスト)のアドレスが上位のインタフェース
とCATVケーブルの両方から届く場合に、CATVケ
ーブルのフレームが先に届いてしまうと、二重アドレス
テーブル63には上位のインタフェースからという情報
しか記録されず中継しているケーブルモデム4が特定で
きない。
【0265】そこで、アドレス学習部61の処理アルゴ
リズムが以下の処理J′の様に修正されている。
【0266】J1′. 受信したフレームの送り先アド
レスを確認し、アドレス学習テーブル62の送信元アド
レス66と比較する。
【0267】J2′. 一致するエントリがない場合は
新規にエントリをアドレス学習テーブル62に作成しタ
イマ部68をスタート値にして終了するとともに、受信
フレームをフレーム転送部15に戻す。
【0268】J3′. 一致するエントリがあった場
合、「受信ポート」および「送信元ケーブルモデムのI
D」67を確認する。
【0269】J4′. J3′の「受信ポート」および
「送信元ケーブルモデムのID」67とテーブルのもの
とを比較する。
【0270】J5′. 一致した場合はタイマ値を更新
し(スタート値に戻す)、終了するとともに、受信フレ
ームをフレーム転送部15に戻す。
【0271】J6′. J4′でフレームが一致せず、
かつフレームがCATVケーブル3から受け取ったもの
であれば、二重アドレステーブル63に新たなエントリ
を作成し、「送信元のCMのID」を二重アドレステー
ブル63に格納し、タイマ部68をスタート値にして終
了するとともに、受信フレームをフレーム転送部15に
戻す。
【0272】J7′. J4′でフレームが一致せず、
かつフレームが上位のインタフェース側から受け取った
ものであれば、既に登録されている情報を取り出し二重
アドレステーブル63に追加登録し、上位のインタフェ
ース側から受け取ったという情報をアドレス学習テーブ
ル62に置き換えて記録する。受信フレームをフレーム
転送部15に戻す。
【0273】上記のアルゴリズムのうちJ6′とJ7′
が修正された部分である。これにより、CATVケーブ
ルから先に学習した情報も、上位のインタフェースから
受け取った情報に置き換えられて、二重アドレステーブ
ル63にはCATVケーブル3からの情報が記入される
事となる。この改良したアルゴリズムにより、ケーブル
モデムが特定される。
【0274】このようにして二重アドレステーブル63
の内容が管理されるが、二重アドレステーブル63にエ
ントリされるという事は、特定のPC(ホスト)とケー
ブルモデム終端装置2との間の経路が2つある事を示し
ている。したがって、CMTSに対してループ障害が発
生している事になる。ループの経路に存在するケーブル
モデム4の動作を停止する事により、CMTSへの経路
を1つにしループ障害を防止する。
【0275】そこで、ケーブルモデムのIDが二重アド
レステーブル63にエントリされたときには、停止コマ
ンドフレームを発行して、そのケーブルモデム4を停止
する。一方、ケーブルモデムのIDが二重アドレステー
ブルから削除されたときには、再起動コマンドフレーム
を発行して、そのケーブルモデム4を再起動する。な
お、停止コマンドフレーム又は再起動コマンドフレーム
の受信に伴うケーブルモデム側の処理は第2の実施形態
の場合と同様である。
【0276】上記処理のうち、再起動処理はループ障害
の原因を取り除いた後、停止していたケーブルモデム4
をシステムに組み入れるための操作である。再起動処理
を行った後でも、まだループ障害が発生する様であれば
再び停止させられることになる。このケーブルモデム4
を停止する時間の制御は二重アドレステーブル63のタ
イマのフィールドで制御される。エントリの時の初期値
の大きさとカウントダウンの一定時間の大きさによっ
て、ケーブルモデムの停止時間が決まる。
【0277】上述したように、本発明の実施の形態に係
るケーブルモデムシステムは、ケーブルモデム終端装置
にて、第7の実施形態及び第2の実施形態と同様な構成
を組み合わせて設けるようにしたので、第7及び第2の
実施形態の双方の効果を得ることができる。
【0278】(発明の第9の実施の形態)本実施形態
は、第7の実施形態によるループ障害検出機構に基づ
き、第3の実施形態によるアップストリーム停止再開処
理を実現してループ障害を防止するものである。すなわ
ち第7及び第3の実施形態を組み合わせたものである。
【0279】図21は本発明の第9の実施の形態に係る
ケーブルモデムシステムにおけるケーブルモデム終端装
置の構成例を示す図であり、図17と同一部分には同一
符号を付してその詳細説明を省略する。
【0280】このケーブルモデム終端装置2は、アップ
ストリーム再開指令部81及びアップストリーム停止指
令部82が設けられる他、第7の実施形態と同様に構成
されている。また、障害判定部65及びアドレス学習部
61の処理には修正が加えられている。なお、フレーム
転送処理部15は第3の実施形態と同様に構成されてい
る。
【0281】アップストリーム再開指令部81及びアッ
プストリーム停止指令部82は、第8の実施形態の再起
動コマンド生成部71及び停止コマンド生成部72と同
一の動作条件で処理を実行し、その処理内容は第3の実
施形態のアップストリーム再開指令部43及びアップス
トリーム停止指令部41と同様である。また、障害判定
部65の処理は、第8の実施形態の場合と同様に修正さ
れている。
【0282】一方、アドレス学習部61の処理は、以下
の考えにより修正されている。すなわち、本実施実施形
態においてもループの経路に存在するケーブルモデム4
を特定する必要がある。しかし、第8の実施形態のよう
な改良アルゴリズムでは、ループの経路のケーブルモデ
ム4を1つしか特定できず、障害発生構成(1)の様に
2つのケーブルモデムが存在する場合に不都合が生じ
る。本実施形態はアップストリームだけを停止しする方
式であるので、障害発生構成(1)の場合は片方のアッ
プストリームを停止してもダウンストリームは中継され
続け、そのフレームがループ経路を通ってもう1つのケ
ーブルモデム4から出力されてしまう。そこで、障害発
生構成(1)ではケーブルモデム4を2つ共特定し、両
アップストリームを停止させなければならない。
【0283】以上の理由により、アドレス学習機構のア
ルゴリズムJが以下の様に修正される。
【0284】J1”. 受信したフレームの送り先アド
レスを確認し、アドレス学習テーブル62の送信元アド
レス66と比較する。
【0285】J2”. 一致するエントリがない場合は
新規にエントリをアドレス学習テーブル62に作成しタ
イマ部68をスタート値にして終了するとともに、受信
フレームをフレーム転送部15に戻す。
【0286】J3”. 一致するエントリがあった場
合、「受信ポート」および「送信元ケーブルモデムのI
D」67を確認する。
【0287】J4”. J3”の「受信ポート」および
「送信元ケーブルモデムのID」67とテーブルのもの
とを比較する。
【0288】J5”. 一致した場合はタイマ値を更新
し(スタート値に戻す)、終了するとともに、受信フレ
ームをフレーム転送部15に戻す。
【0289】J6”. J4”でフレームが一致しない
場合、そのフレームの情報(「受信ポート」または「送
信元ケーブルモデムのID」)を二重アドレステーブル
63に追加登録し、タイマ部68をスタート値にして終
了するとともに、受信フレームをフレーム転送部15に
戻す。
【0290】J7”. J4”フレームと一致したアド
レス学習テーブル62の情報を取り出し、二重アドレス
テーブル63の中に同じ情報がない事を確認しこれも二
重アドレステーブル62に登録し、終了する。同じ情報
があった場合は登録せずに終了する。何れも場合も受信
フレームをフレーム転送部15に戻す。
【0291】上記のアルゴリズムのJ6”とJ7”を修
正した。
【0292】この二重アドレステーブル63に基づき、
第8の実施形態と同様な判断基準で、かつ、第3の実施
形態と同様な処理により、アップストリームの停止及び
再開が行われる。これにより実質的にループ障害に関連
するケーブルモデムが停止される。
【0293】上述したように、本発明の実施の形態に係
るケーブルモデムシステムは、ケーブルモデム終端装置
にて、第7の実施形態及び第3の実施形態と同様な構成
を組み合わせて設けるようにしたので、第7及び第3の
実施形態の双方の効果を得ることができる。
【0294】なお、本発明は、上記各実施の形態に限定
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に
変形することが可能である。
【0295】また、実施形態に記載した手法は、計算機
(コンピュータ)に実行させることができるプログラム
(ソフトウエア手段)として、例えば磁気ディスク(フ
ロッピーディスク、ハードディスク等)、光ディスク
(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒
体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布すること
もできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、
計算機に実行させるソフトウエア手段(実行プログラム
のみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に
構成させる設定プログラムをも含むものである。本装置
を実現する計算機は、記憶媒体に記録されたプログラム
を読み込み、また場合により設定プログラムによりソフ
トウエア手段を構築し、このソフトウエア手段によって
動作が制御されることにより上述した処理を実行する。
【0296】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、ケ
ーブルモデムに負担をほどんどかけずにループ障害を検
出でき、かかるループ障害を防止可能としたケーブルモ
デムシステム及びケーブルモデム終端装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るケーブルモデ
ムシステムの構成例を示す図。
【図2】同実施形態のケーブルモデム終端装置の構成例
を示す図。
【図3】同実施形態の検査フレームのデータ構造の一例
を示す図。
【図4】ケーブルモデムシステムにおけるケーブルモデ
ムにおける処理の流れを示す図。
【図5】一のユーザ側ネットワークから他のユーザ側ネ
ットワークへフレームが転送される様子を示す図。
【図6】CATVケーブル内のアップストリームのスケ
ジュールを示すフレーム構造図。
【図7】同実施形態の障害判定部で判定されるループ障
害の内容を示す図。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るケーブルモデ
ムシステムにおけるケーブルモデム終端装置の構成例を
示す図。
【図9】同実施形態のケーブルモデムの構成例を示す
図。
【図10】障害判定結果とケーブルモデムに対する停止
処理との対応関係を示す図。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係るケーブルモ
デムシステムにおけるケーブルモデム終端装置の構成例
を示す図。
【図12】本発明の第4の実施の形態に係るケーブルモ
デムシステムにおけるケーブルモデム終端装置の構成例
を示す図。
【図13】同実施形態の障害判定部で判定されるループ
障害の内容を示す図。
【図14】本発明の第5の実施の形態に係るケーブルモ
デムシステムにおけるケーブルモデム終端装置の構成例
を示す図。
【図15】障害判定結果とケーブルモデムに対する停止
処理との対応関係を示す図。
【図16】本発明の第6の実施の形態に係るケーブルモ
デムシステムにおけるケーブルモデム終端装置の構成例
を示す図。
【図17】本発明の第7の実施の形態に係るケーブルモ
デムシステムにおけるケーブルモデム終端装置の構成例
を示す図。
【図18】同実施形態のアドレス学習テーブルの一例を
示す図。
【図19】同実施形態の二重アドレステーブルの一例を
示す図。
【図20】本発明の第8の実施の形態に係るケーブルモ
デムシステムにおけるケーブルモデム終端装置の構成例
を示す図。
【図21】本発明の第9の実施の形態に係るケーブルモ
デムシステムにおけるケーブルモデム終端装置の構成例
を示す図。
【図22】ケーブルモデムシステムの一例を示す図。
【図23】一般的なネットワークシステムにおいてルー
プ障害が発生する構成例を示す図。
【図24】ケーブルモデムシステムにおいてループ障害
が発生する第1の構成例を示す図。
【図25】ケーブルモデムシステムにおいてループ障害
が発生する第2の構成例を示す図。
【図26】ケーブルモデムシステムにおいてスパニング
ツリーを使用したときに発生し得る障害を説明する図。
【図27】ケーブルモデムシステムにおいてループ障害
が発生する第3の構成例を示す図。
【符号の説明】
1…ブリッジ 2…ケーブルモデム終端装置 3…CATVケーブル 4…ケーブルモデム 5…イーサネット 6…パーソナルコンピュータ 7…ワークステーション 11…RF受信機 12…RF送信機 13…インターフェース部 14…ブリッジ機構 15…フレーム転送部 16…検査フレーム生成部 17…フレーム受信部 18…障害判定部 19…結果格納部 21…RF受信機 22…RF送信機 23…インターフェース部 24…フレーム中継停止再起動部 31…モデム停止処理部 32…ケーブルモデム停止タイマ 33…ケーブルモデム停止遅延タイマ 34…停止コマンド生成部 35…モデム再起動処理部 36…再起動コマンド生成部 41…アップストリーム停止指令部 42…ケーブルモデム停止タイマ 43…アップストリーム再開指令部 51…スパニングツリー部 52…障害判定部 61…アドレス学習部 62…アドレス学習テーブル 63…二重アドレステーブル 64…エントリ削除処理部 65…障害判定部 71…再起動コマンド生成部 72…停止コマンド生成部 81…アップストリーム再開指令部 82…アップストリーム停止指令部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位ネットワークとCATVケーブルを
    介してユーザ側ケーブルモデムとに接続されるケーブル
    モデム終端装置において、 発信元情報、及び前記上位ネットワーク側又は前記CA
    TVケーブル側の何れに送出されるかを示す発信方向情
    報を有する検査フレームを送出するフレーム送出手段
    と、 前記検査フレームを受け取ったときに、前記上位ネット
    ワーク側又は前記CATVケーブル側の何れ側から受け
    取ったかの受取方向情報、及び前記検査フレーム内の各
    情報とに基づいて、ループ障害を検出する障害判定手段
    とを備えたことを特徴とするケーブルモデム終端装置。
  2. 【請求項2】 上位ネットワークとCATVケーブルを
    介してユーザ側ケーブルモデムとに接続されるととも
    に、スパニングツリープロトコルが実装されたケーブル
    モデム終端装置において、 スパニングツリーフレームを受け取ったときに、当該フ
    レームを前記上位ネットワーク側又は前記CATVケー
    ブル側の何れ側から受け取ったかの受取方向情報、前記
    当該フレームの発信元情報、及び前記当該フレームが前
    記上位ネットワーク側又は前記CATVケーブル側の何
    れに送出されたかを示す発信方向情報とに基づいて、ル
    ープ障害を検出する障害判定手段とを備えたことを特徴
    とするケーブルモデム終端装置。
  3. 【請求項3】 上位ネットワークとCATVケーブルを
    介してユーザ側ケーブルモデムとに接続されるケーブル
    モデム終端装置において、 フレームを受け取ると、その発信元アドレスと、当該フ
    レームの最終転送元に関する最終転送情報とを取り出
    し、各情報を当該フレームの受信時から一定時間保持す
    るアドレス学習手段と、 取り出された前記発信元アドレス及び前記最終転送情報
    について、前記アドレス学習手段に保持される各情報と
    比較した結果、前記発信元アドレスが一致しかつ前記最
    終転送情報が一致しないものが前記アドレス学習手段に
    保持されている場合には、ループ障害が発生している判
    定する障害判定手段とを備えたことを特徴とするケーブ
    ルモデム終端装置。
  4. 【請求項4】 前記障害判定手段にループ障害が発生し
    ていると判定されたときには、当該ループ障害に関連す
    るフレームを最終的に転送した前記CATVケーブル上
    のケーブルモデムを特定するモデム特定手段と、 特定された前記ケーブルモデムに対してフレーム送出を
    停止するよう指令するフレーム送出停止指令手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか1項
    記載のケーブルモデム終端装置。
  5. 【請求項5】 前記障害判定手段にループ障害が発生し
    ていると判定されたときには、当該ループ障害に関連す
    るフレームを最終的に転送した前記CATVケーブル上
    のケーブルモデムを特定するモデム特定手段と、 特定された前記ケーブルモデムが前記CATVケーブル
    上のアップストリームにフレーム送出しないように、ア
    ップストリームのスケジューリングを行うスケジューリ
    ング手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至3の
    うち何れか1項記載のケーブルモデム終端装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至5のうち何れか1項記
    載のケーブルモデム終端装置を用いたことを特徴とする
    ケーブルモデムシステム。
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