JP2009253399A - スピーカ用故障診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】輸送車両が営業運行中であっても故障診断を行いやすいスピーカ用故障診断装置を提供することを目的とする。
【解決手段】スピーカ用故障診断装置4は、スピーカ2a〜2dに同一の音声データを出力する音声送出部5と、スピーカ2a〜2dとの距離が互いに異なる位置に設置されたマイクロホン3と、マイクロホン3でスピーカ2a〜2dの再生音を入力する音声入力部6と、スピーカ2a〜2dとマイクロホン3との距離に応じて生じるスピーカ2a〜2dからの再生音の伝搬遅延時間に基づいて出力源となるスピーカを特定する音声解析部7と、音声解析部7で特定したスピーカの再生音の有無を検出してスピーカの故障を診断する故障診断部11とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のスピーカを備えた車両内において個別のスピーカの故障診断を行うスピーカ用故障診断装置に関する。
列車などの各車両内には複数のスピーカが設けられ、これらのスピーカは車内放送装置に接続されている。そしてこの車内放送装置を使って、例えば到着時刻の案内などの車内放送の音声を各スピーカから出力している。このような中で、音声を出力するスピーカが正常に機能しているかどうかを診断する技術が提案されている。
例えば従来のスピーカ用故障診断装置は、スピーカに試験用の基準信号を送出し、スピーカから発せられる音圧レベルを測定することで、正常または異常を検出していた(例えば、特許文献1を参照)。
特開2000−261895号公報
従来のスピーカ用故障診断装置は、試験用の耳障りな基準信号を送出する必要があるため、営業運行中の車内放送が行われる時間に検査を行いにくく、例えば営業運行が終了した後で検査をしていた。そのため、輸送車両の営業運行中にスピーカが故障し、車両故障など緊急放送が必要な場合に各車両に備えた各スピーカの故障診断を行いにくいといった課題があった。
そこで本発明は、輸送車両が営業運行中であっても複数のスピーカの故障診断を行いやすくすることが可能なスピーカ用故障診断装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために本発明のスピーカ用故障診断装置は、車両内に設けられた複数のスピーカの故障を診断するスピーカ用故障診断装置において、複数のスピーカに同一の音データを出力する音声送出部と、各スピーカとの距離が互いに異なる位置に設置されたマイクロホンと、マイクロホンによって複数のスピーカから再生した再生音を入力する音声入力部と、各スピーカとマイクロホンとの距離に応じて生じる各スピーカからの再生音の伝搬遅延時間に基づいて再生音の出力源となるスピーカを特定する音声解析部と、音声解析部で特定したスピーカの再生音の有無を検出する音声検出部と、音声検出部により特定されたスピーカの再生音がある場合を正常と判断し、特定されたスピーカの再生音がない場合を故障と判断する故障診断部とを備えていることを特徴とする。
このような構成により、音声解析部により各スピーカとマイクロホンとの距離に応じて生じる各スピーカからの再生音の伝搬遅延時間に基づいて各スピーカの故障の有無が診断できるので、特別な診断用データを用いることなく、営業運行中であってもスピーカの故障の有無を診断することができる。これにより、輸送車両が営業運行中であっても、例えば車両内の放送用データなどを用いて複数のスピーカの故障診断を行いやすくすることができる。
また、音声解析部は、スピーカとマイクロホンとの距離に応じて音声送出部から出力された音声データを遅延する遅延部と、遅延部により遅延した遅延音声データと音声入力部で入力した再生音声データとを比較する比較部とを備え、比較部は、遅延音声データと再生音声データとの一致度合いが高くなるにつれ一致信号の出力を大きくするようにしてもよい。
このような構成により、音声送出部から出力された音声データを遅延させることでスピーカからの再生音の伝搬遅延時間に基づく位相ずれを調整しスピーカの再生元を特定することができ、比較部で遅延音声データと再生音声データとの一致度合いを検出することでこの特定したスピーカの再生音の有無を検出することができる。
また、音声検出部は、比較部からの一致信号を所定の閾値と比較し、一致信号が所定の閾値以上のとき特定したスピーカの再生音があると判断し、一致信号が所定の閾値未満のとき特定したスピーカの再生音がないと判断するようにしてもよい。
このような構成により、一致信号の大きさを所定の閾値と比較することにより各スピーカの故障の有無を診断でき、簡易な回路によりスピーカの故障の有無を検出することができる。
また、故障と判断したスピーカの位置情報を報知する報知部をさらに備えてもよい。このような構成により、報知部がスピーカの故障を報知するため、スピーカの故障を即座に認識することができる。
また、報知部は、複数のスピーカの配置に対応した複数の発光体を備え、故障と判断したスピーカに対応する位置の発光体を発光させるようにしてもよい。このような構成により、故障と判断したスピーカに対応する位置の発光体が発光するため、故障したスピーカを即座に特定することができる。
また、音声送出部は、車両内で放送される音声データを用いてもよい。このような構成により、音声送出部は輸送車両内で放送される音声データを用いて故障を診断できるため、輸送車両が営業運行中であっても容易にスピーカの故障診断を行うことができる。
本発明は、複数個のスピーカを備えた車両内において、営業運行中であっても故障診断を行いやすくすることが可能なスピーカ用故障診断装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態)
図1および図2を参照しながら、本発明の実施の形態におけるスピーカ用故障診断システムについて説明する。図1は本発明の実施の形態における輸送車両内のスピーカ2a〜2dと音検出用のマイクロホン3の配置を示す概要図、図2は同スピーカ用故障診断システム1の回路ブロック図である。ここでは説明を容易にするために、輸送車両13として、複数の車両が連結された列車のうち、1つの車両を例に説明する。各車両における機器はネットワークを介して接続されている。なお、輸送車両13はバス、船、飛行機など乗り物であってもよい。
図1に示すように、輸送車両13の内部における前部、後部の各側面に、同じ音データを出力する4個のスピーカ2a、2b、2c、2dが設けられている。また、輸送車両13の内部で、4個のスピーカの全てと互いに異なる距離La、Lb、Lc、Ldを隔てた位置に、スピーカ2a〜2dからの再生音をピックアップするマイクロホン3が設けられている。
従って、マイクロホン3は4個のスピーカ2a〜2dから再生する同一の音声データの再生音をそれぞれ異なった伝搬遅延時間の差、すなわち位相差でピックアップする。ただし、4個のスピーカ2a〜2dからの再生音を別々にピックアップすることはできず、全ての再生音が混合された状態でピックアップされる。
次に、マイクロホン3から入力された各スピーカ2a〜2dの再生音を用いて故障しているスピーカを判定するスピーカ用故障診断システム1の回路構成について説明する。
図2に示すように、スピーカ用故障診断システム1は、4個のスピーカ2a〜2dと、スピーカ2a〜2dの故障を診断するスピーカ用故障診断装置4とを備えている。なお、スピーカは4個に限定されるものではなく、マイクロホン3からの距離が互いに異なるように配置すればよく、3個、5個、6個などでも同様に設置することができる。これにより、スピーカの故障を診断することができる。ここでは説明を容易にするために、4個のスピーカ2a〜2dを設置する場合について説明する。
スピーカ用故障診断装置4は、スピーカ2a〜2dに同一の音声データを出力する音声送出部5と、スピーカ2a〜2dとの距離が互いに異なる位置に設置されると共に、スピーカ2a〜2dから再生する同一の音声データによる再生音をそれぞれ異なった位相差でピックアップするマイクロホン3と、マイクロホン3によってスピーカ2a〜2dから再生した再生音を入力する音声入力部6と、各スピーカ2a〜2dとマイクロホン3との距離に応じて生じる各スピーカ2a〜2dからの再生音の伝搬遅延時間に基づいて再生音の出力源となるスピーカを特定する音声解析部7と、音声解析部7で特定したスピーカの再生音の有無を検出する音声検出部10と、音声検出部10により特定したスピーカの再生音がある場合を正常と判断し、特定したスピーカの再生音がない場合を故障と判断する故障診断部11とを備えている。なお、音声送出部5は、音声データとして輸送車両内の営業運行中に放送される音声データなどを用いることができる。
音声解析部7は、スピーカ2a〜2dとマイクロホン3との距離に応じて音声送出部5から出力された音声データを遅延部8a〜8dにより遅延した遅延音データとスピーカ2a〜2dから再生された再生音を音声入力部6で入力した再生音声データとを比較する比較部9a〜9dとを備え、比較部9a〜9dは遅延音声データと再生音声データとの一致度合いに応じた一致信号を出力する。遅延量は再生音の伝搬遅延時間に基づいて遅延部8a〜8dに予め設定される。すなわち、音は約340m/sの速度で空気中を進むため、マイクロホン3との距離が約0.34m離れるごとに約1msの遅延を生じる。よって、例えばスピーカ2aとマイクロホン3との距離Laが0.68mであった場合は、遅延部8aに2msの遅延量を設定する。同様に、遅延部8bに距離Lb÷340(s)、遅延部8cに距離Lc÷340(s)、遅延部8dに距離Ld÷340(s)の遅延量を設定する。
音声検出部10は、各比較部9a〜9dから出力される一致信号を音声検出部10a〜10dで検出し、一致信号が検出された場合は特定したスピーカの再生音があることを検出し、各比較部9a〜9dから一致信号が出力されない場合は特定したスピーカの再生音がないことを検出する。故障診断部11は、各音声検出部10a〜10dの検出結果により、故障したスピーカを特定する。
このような構成により、音声解析部7により各スピーカ2a〜2dとマイクロホン3との距離に応じて生じる各スピーカ2a〜2dからの再生音の伝搬遅延時間に基づいて再生音の出力源となるスピーカを特定し、各スピーカ2a〜2dの故障の有無が故障診断部11により診断できるので、特別な診断用データを用いることなく、営業運行中であってもスピーカの故障の有無を診断することができる。これにより、輸送車両が営業運行中であっても例えば車両内の放送用データなどを用いてスピーカ2a〜2dの故障診断を行いやすくすることができる。
さらに、スピーカ用故障診断装置4は、故障診断部11によって故障と判断したスピーカの位置情報を報知する報知部12を備えている。報知部12は、スピーカ2a〜2dの配置位置に対応する発光体12a〜12dを備え、各発光体12a〜12dは故障と判断したスピーカの位置を特定することができるように点滅発光する。例えば、故障診断部11が音声検出部10bの出力からスピーカ2bが故障とする診断結果を出力した場合は、発光体12bを点滅発光する。発光体12a〜12dは、公知の発光ダイオードで構成されている。なお、公知の液晶表示装置を用いて報知するようにしてもよい。さらに、公知の音声出力装置によりメッセージを伝えるようにしてもよい。
次に、図3および図4を参照しながら、スピーカ用故障診断装置4の動作について説明する。図3は本発明の実施の形態におけるスピーカ用故障診断装置4の動作を説明するためのフローチャート、図4は同マイクロホン3に入力される各スピーカの再生音の伝搬遅延時間を説明するための波形図である。
スピーカ用故障診断装置4は音声送出部5を備え、営業運行中に4個のスピーカ2a〜2dに車内放送用の音声データを出力する。従って、4個のスピーカ2a〜2dからは同一の音声データによる再生音が発せられる。この4個のスピーカ2a〜2dからの再生音は、それぞれ異なった伝搬遅延時間の位相差を有し、混合された状態でマイクロホン3によりピックアップされる。
スピーカ用故障診断装置4は、音声解析部7にスピーカ2a〜2dとマイクロホン3との距離に応じた伝搬遅延時間に基づいて遅延部8a〜8dに予め遅延量を設定する(S1)。なお、この遅延量を更新可能にすることで、スピーカ2a〜2dとマイクロホン3との配置が変更となっても対応することができる。新たな配置に応じて遅延量を設定するようにすればよい。
次に、このマイクロホン3によりピックアップされた再生音声データは音声入力部6に入力される(S2)。そして、入力された再生音声データは次に音声解析部7に供給され、いずれのスピーカ2a〜2dから発せられた再生音であるかが解析される(S3)。
音声解析部7は、音声送出部5から出力された音声データを遅延部8a〜8dに設定された遅延量に応じて遅延させ、遅延した遅延音声データとスピーカ2a〜2dから再生された再生音を音声入力部6で入力した再生音声データとを比較部9a〜9dで比較する。このように、音声解析部7は伝搬遅延時間に応じて遅延部8a〜8dに予め遅延量を設定して、比較部9a〜9dで遅延量によって遅延された遅延音声データと音声入力部6で入力した再生音声データとを比較することにより、再生音声データの出力源を特定すると共に再生音声データの有無を検出することができる。比較部9a〜9dは、遅延音声データと再生音声データとが一致するにつれ大きな一致信号を出力する。これにより、一致信号の大きさを所定の閾値と比較することにより各スピーカ2a〜2dの故障の有無を診断でき、簡易な回路によりスピーカの故障の有無を検出することができる。
図4に示すように、スピーカ2a〜2dとマイクロホン3との距離に応じてスピーカ2a〜2dに再生される再生音には伝搬遅延が発生する。この伝搬遅延時間相当の遅延量で遅延した遅延音声データを用いて、マイクロホン3から入力された再生音声データIN中に遅延部8a〜8dの出力である遅延音声データと同一位相の成分INa〜INdが含まれているとそれぞれの成分に対応する比較部9a〜9dの出力が大きくなる。逆に、いずれかのスピーカ2a〜2dが故障していてそのスピーカ2a〜2dからの再生音声データの成分INa〜INdがマイクロホン3から入力されない場合は、該当する比較部9a〜9dの出力は小さくなる。
このとき、音声データの周波数とスピーカ2a〜2dの距離との関係によってはピックアップされる音声データの干渉により音声データの成分INa〜INdの信号レベルが小さくなることも考えられるが、通常の車内放送では単一周波数でなく多くの周波数成分が含まれるので、平均的には上述したような各スピーカ2a〜2dからの音声データの有無に応じてほぼ的確に特定された比較出力を得ることができる。
音声検出部10は、各比較部9a〜9dから出力される一致信号を音声検出部10a〜10dそれぞれで所定の閾値と比較する。音声検出部10a〜10dで所定の閾値以上の一致信号が検出された場合は特定したスピーカの再生音があることを検出する。一方、音声検出部10a〜10dで所定の閾値未満の一致信号が出力された場合は特定したスピーカの再生音がないと検出する。
次に、スピーカ用故障診断装置4は、故障診断部11により、各音声検出部10a〜10dの判定結果により、故障したスピーカを特定する(S4)。すなわち、音声検出部10a〜10dでそれぞれのスピーカ2a〜2dからの再生音声データの出力があるか否かが判定され、この判定結果から再生音声データがある場合はそのスピーカは正常と診断され、再生音声データがない場合は故障と診断される。
スピーカ用故障診断装置4は、再生音声データが検出されず故障であると診断されたスピーカ2a〜2dがあると、その診断結果により発光ダイオードなどの発光体12a〜12dが駆動されて、故障箇所のスピーカ位置に対応した発光ダイオードを点滅するなどして表示がなされる(S5)。なお、発光体12a〜12dとして液晶表示装置を用い、直接にスピーカ2a〜2dの位置を報知するようにしてもよい。例えば、「1号車の前部右側のスピーカが故障です。」などのメッセージを表示する。また、音声により前述のメッセージを伝えるようにしてもよい。この報知部12により、スピーカの故障を即座に認識することができる。なお、報知部12は故障したスピーカを報知した後、故障情報をエラーログとしてメモリ(図示せず)に蓄積してもよい。さらに、報知部12は車内、車外、複数の車両への一斉通報、複数の車両に対する個別通報など通報範囲を変更できるようにしてもよい。
以上のように本実施の形態のスピーカ用故障診断装置4によれば、スピーカ2a〜2dからの再生音声データの位相差に基づいて各スピーカ2a〜2dの故障の有無が診断できるので、特別な診断用データを用いることなく、営業運行中の放送データであってもスピーカ2a〜2dの故障の有無を診断することができる。これにより、車両故障など緊急放送が必要な場合にも各車両に備えた各スピーカの故障診断を行うことができる。また、列車が新幹線などの大型輸送車両になると16連結にもなり、その連結された長さが700mになる。このような大型輸送車両で診断作業を行うと、複数人で無線機器を使って相互確認を行いながら作業を進める必要があった。そこで、本実施の形態のスピーカ用故障診断装置4を用いれば、各車両に放送すべき営業運行中の放送データを使って故障診断することができる。このため、検査時間を大幅に削減できると共に、検査に必要な人員も大幅に削減することができる。
なお、本実施の形態においては遅延部8a〜8dを用いて音声送出部5から出力される音声データを再生音の伝搬遅延時間に応じて遅延させ、特定のスピーカ2a〜2dからの再生音の有無を検出するようにしたが、この他にも、マイクロホン3に入力された再生音声データをウエーブレットなどの周波数解析により位相や周波数成分などの特徴量を分析し、その分析結果に基づいて特定のスピーカ2a〜2dの故障を検出するようにしてもよい。
また、マイクロホン3とスピーカ2a〜2dとの距離において、La<Lb<Lc<Ldとしたとき、Laの2倍以下にLdを設定するようにしてもよい。これにより、スピーカ2a〜2dからの再生音を直接に拾うことができ、壁などで反射する反射音の影響を抑えることができる。
本発明によれば、輸送車両の車内放送からスピーカの故障を診断でき、輸送車両が営業運行中であっても故障診断を行いやすく、列車、輸送車両、飛行機などのスピーカ用故障診断装置に有用である。
本発明の実施の形態における輸送車両内のスピーカと音声検出用のマイクロホンの配置を示す概要図 本発明の実施の形態におけるスピーカ用故障診断システムの回路ブロック図 本発明の実施の形態におけるスピーカ用故障診断装置の動作を示すフローチャート 同スピーカ用故障診断装置においてマイクロホンに入力される各スピーカの再生音の伝搬遅延時間を説明する波形図
符号の説明
1 スピーカ用故障診断システム
2a〜2d スピーカ
3 マイクロホン
4 スピーカ用故障診断装置
5 音声送出部
6 音声入力部
7 音声解析部
8a〜8d 遅延部
9a〜9d 比較部
10,10a〜10d 音声検出部
11 故障診断部
12 報知部
12a〜12d 発光体
13 輸送車両

Claims (6)

  1. 車両内に設けられた複数のスピーカの故障を診断するスピーカ用故障診断装置において、
    前記複数のスピーカに同一の音声データを出力する音声送出部と、
    各スピーカとの距離が互いに異なる位置に設置されたマイクロホンと、
    前記マイクロホンによって前記複数のスピーカから再生した再生音を入力する音声入力部と、
    各スピーカと前記マイクロホンとの距離に応じて生じる各スピーカからの再生音の伝搬遅延時間に基づいて再生音の出力源となるスピーカを特定する音声解析部と、
    前記音声解析部で特定したスピーカの再生音の有無を検出する音声検出部と、
    前記音声検出部により特定されたスピーカの再生音がある場合を正常と判断し、特定されたスピーカの再生音がない場合を故障と判断する故障診断部と、
    を備えていることを特徴とするスピーカ用故障診断装置。
  2. 前記音声解析部は、前記スピーカと前記マイクロホンとの距離に応じて前記音声送出部から出力された前記音声データを遅延する遅延部と、前記遅延部により遅延した遅延音声データと前記音声入力部で入力した再生音声データとを比較する比較部とを備え、
    前記比較部は、前記遅延音声データと前記再生音声データとの一致度合いが高くなるにつれ一致信号の出力を大きくすることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用故障診断装置。
  3. 前記音声検出部は、前記比較部からの一致信号を所定の閾値と比較し、前記一致信号が前記所定の閾値以上のとき特定したスピーカの再生音があると判断し、前記一致信号が前記所定の閾値未満のとき特定したスピーカの再生音がないと判断することを特徴とする請求項2に記載のスピーカ用故障診断装置。
  4. 故障と判断したスピーカの位置情報を報知する報知部をさらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のスピーカ用故障診断装置。
  5. 前記報知部は、前記複数のスピーカの配置に対応した複数の発光体を備え、故障と判断したスピーカに対応する位置の発光体を発光させることを特徴とする請求項4に記載のスピーカ用故障診断装置。
  6. 前記音声送出部は、前記車両内で放送される音声データを用いることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のスピーカ用故障診断装置。
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CN103863188A (zh) * 2014-04-03 2014-06-18 安徽师范大学 车用语音识别信号在线自诊断方法

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