JP2009253393A - 呼制御装置、電話通信システム、呼制御方法、及びプログラム - Google Patents

呼制御装置、電話通信システム、呼制御方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009253393A
JP2009253393A JP2008095547A JP2008095547A JP2009253393A JP 2009253393 A JP2009253393 A JP 2009253393A JP 2008095547 A JP2008095547 A JP 2008095547A JP 2008095547 A JP2008095547 A JP 2008095547A JP 2009253393 A JP2009253393 A JP 2009253393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone number
user
incoming
anonymous
call
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008095547A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5100477B2 (ja
Inventor
Tomohiro Nishitani
智広 西谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Communications Corp
Original Assignee
NTT Communications Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Communications Corp filed Critical NTT Communications Corp
Priority to JP2008095547A priority Critical patent/JP5100477B2/ja
Publication of JP2009253393A publication Critical patent/JP2009253393A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5100477B2 publication Critical patent/JP5100477B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】匿名電話番号を用いた匿名通信を可能とするための技術を提供する。
【解決手段】登録電話番号を含む匿名電話番号登録要求を通信ネットワークを介して受信したことに応じて、匿名電話番号を払い出し、当該匿名電話番号と前記登録電話番号とを対応付けて電話番号対応データ格納手段に格納する匿名電話番号登録手段と、発信元の電話機から着信先の電話番号として前記匿名電話番号を含む呼接続要求を受信した場合に、前記電話番号対応データ格納手段から前記匿名電話番号に対応する登録電話番号を取得し、当該登録電話番号に対応する電話機を前記呼接続要求に係る着信先とする呼接続制御を行う呼接続制御手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、既に電話番号を有する電話機に対して期限付きの別の電話番号(以下、匿名電話番号と呼ぶ)を付与し、その匿名電話番号を用いて電話による匿名通信を可能とする技術に関するものである。なお、匿名通信とは、通信の相手が誰であるかを特定することなく通信を行うことであり、匿名電話番号とはそのような匿名通信に用いる電話番号である。
近年、ブログやSNS(Social Networking Service)等のCGM(Consumer Generated Media)が普及している。このようなメディアサービスの普及に伴い、ユーザは匿名の相手とメール等を用いて匿名通信をする機会が増加している。
また、PC端末で専用ソフトウェアをインストールすることによりユーザ端末間で手軽にインターネット電話による匿名通信を行う技術も普及している。なお、本願に関連する先行技術文献として特許文献1がある。
特開2004−312521号公報
しかしながら、通信事業者等により提供される一般の電話サービスでは匿名電話番号による通信サービスは行われていない。上記の専用ソフトウェアを用いた技術により匿名の電話通信を行うことは可能であるものの、電話通信を行うためにPC端末を使用する必要があり、外出先や移動中での通信には適していない。また、一般に通信相手も上記専用ソフトウェアをインストールしたPC端末を有している必要がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされてものであり、一般の電話サービスにおいて使用される電話機を用いて匿名電話番号を用いた匿名通信を可能とするための技術を提供することを目的とする。
また、匿名電話番号を用いた匿名通信を行う場合、不特定多数から着信を受ける可能性があるという問題があるが、本発明は、この不特定多数からの着信についての問題を解消する技術を提供することも目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明は、電話機に対し、予め割り当てられている登録電話番号の他に匿名電話番号を割り当て、当該匿名電話番号を用いて当該電話機に対する呼接続を行うことを可能とする呼制御装置であって、前記登録電話番号を含む匿名電話番号登録要求を通信ネットワークを介して受信したことに応じて、前記匿名電話番号を払い出し、当該匿名電話番号と前記登録電話番号とを対応付けて電話番号対応データ格納手段に格納する匿名電話番号登録手段と、発信元の電話機から着信先の電話番号として前記匿名電話番号を含む呼接続要求を受信した場合に、前記電話番号対応データ格納手段から前記匿名電話番号に対応する登録電話番号を取得し、当該登録電話番号に対応する電話機を前記呼接続要求に係る着信先とする呼接続制御を行う呼接続制御手段とを備えたことを特徴とする呼制御装置として構成される。
前記呼制御装置は、着信先となる登録電話番号と、当該着信先への着信を許容又は拒否する発信元の登録電話番号とを対応付けて格納する着信許否電話番号格納手段と、前記着信許否電話番号格納部を参照することにより、前記呼接続要求に含まれる発信元の登録電話番号が、前記呼接続要求に含まれる前記匿名電話番号に対応する着信先の登録電話番号に対して着信可であるかどうかの判定を行う着信許否判定手段とを更に備えてもよい。
また、本発明は、電話機に対し、予め割り当てられている登録電話番号の他に匿名電話番号を割り当て、当該匿名電話番号を用いて当該電話機に対する呼接続を行うことを可能とする呼制御装置と、通信ネットワークに接続されたユーザ端末に対してWebサービスを提供するサービス提供装置とを有する電話通信システムであって、前記呼制御装置は、前記登録電話番号を含む匿名電話番号登録要求を通信ネットワークを介して受信したことに応じて、前記匿名電話番号を払い出し、当該匿名電話番号と前記登録電話番号とを対応付けて電話番号対応データ格納手段に格納する匿名電話番号登録手段と、発信元の電話機から着信先の電話番号として前記匿名電話番号を含む呼接続要求を受信した場合に、前記電話番号対応データ格納手段から前記匿名電話番号に対応する登録電話番号を取得し、当該登録電話番号に対応する電話機を前記呼接続要求に係る着信先とする呼接続制御を行う呼接続制御手段と、を備え、前記サービス提供装置は、前記ユーザ端末から受信する要求に基づき、前記匿名電話番号登録要求を前記呼制御装置に向けて送信し、前記呼制御装置から受信する前記匿名電話番号を含む応答を前記ユーザ端末に送信する匿名電話番号登録処理手段を備えることを特徴とする電話通信システムとして構成することもできる。
前記呼制御装置は、着信先となる登録電話番号と、当該着信先への着信を許容又は拒否する発信元の登録電話番号とを対応付けて格納する着信許否電話番号格納手段と、着信を許容又は拒否する発信元の登録電話番号を含む着信許否電話番号登録要求を通信ネットワークを介して受信したことに応じて、前記着信許否電話番号格納手段に当該登録電話番号を格納する着信許否電話番号登録手段と、前記着信許否電話番号格納手段を参照することにより、前記呼接続要求に含まれる発信元の登録電話番号が、前記匿名電話番号に対応する着信先の登録電話番号に対して着信可であるかどうかの判定を行う着信許否判定手段とを更に備え、前記サービス提供装置は、ユーザIDと登録電話番号とを対応付けて格納するユーザ情報格納手段と、前記ユーザ端末から、当該ユーザ端末のユーザの電話機に対する着信を許容又は拒否する発信元のユーザIDを受信し、前記ユーザ情報格納手段を参照することにより、当該ユーザIDに対応する登録電話番号を含む着信許否電話番号登録要求を前記呼制御装置に向けて送信する着信許否電話番号登録処理手段とを更に備えてもよい。
また、前記サービス提供装置は、ユーザID毎に当該ユーザIDに接続されるユーザIDを格納したユーザ間接続情報格納手段を更に備え、前記着信許否電話番号登録処理手段は、前記ユーザ端末から、当該ユーザ端末のユーザのユーザIDに接続されるユーザIDに対応する電話番号を発信元とする着信を許容する旨の要求を受信し、前記ユーザ間接続情報格納手段及び前記ユーザ情報格納手段を参照することにより、着信を許容すべき登録電話番号を含む着信許否電話番号登録要求を前記呼制御装置に向けて送信する手段を有することとしてもよい。
また、前記サービス提供装置は、グループIDと、そのグループに含まれるユーザIDとを対応付けて格納したグループ情報格納手段を更に備え、前記着信許否電話番号登録処理手段は、前記ユーザ端末から、特定のグループに含まれるユーザIDに対応する電話番号を発信元とする着信を許容する旨の要求を受信し、前記グループ情報格納手段及び前記ユーザ情報格納手段を参照することにより、着信を許容すべき登録電話番号を含む着信許否電話番号登録要求を前記呼制御装置に向けて送信する手段を有することとしてもよい。
前記呼制御装置は、前記呼接続要求に含まれる発信元の登録電話番号と、前記匿名電話番号に対応する着信先の登録電話番号とを含む着信許否判定要求を前記サービス提供装置に送信し、当該サービス提供装置から受信する着信許否判定結果に応じて、前記呼接続要求に対する呼接続を許容又は拒否する着信許否処理手段を更に備え、前記サービス提供装置は、ユーザIDと登録電話番号とを対応付けて格納するユーザ情報格納手段と、着信先に対応するユーザIDと、当該着信先への着信を許容又は拒否する発信元に対応するユーザIDとを対応付けて格納する着信許否情報格納手段と、前記呼制御装置から前記着信許否判定要求を受信した場合に、前記ユーザ情報格納手段と前記着信許否情報格納手段とを参照して着信許否判定を行い、着信許否判定結果を前記呼制御装置に送信する着信許否判定手段とを更に備えることとしてもよい。
また、前記サービス提供装置は、ユーザID毎に当該ユーザIDに接続されるユーザIDを格納したユーザ間接続情報格納手段を更に備え、前記着信許否判定手段は、前記呼制御装置から前記着信許否判定要求を受信した場合に、前記ユーザ間接続情報格納手段、前記ユーザ情報格納手段及び前記着信許否情報格納手段を参照して着信許否判定を行い、着信許否判定結果を前記呼制御装置に送信する手段を有することとしてもよい。
また、前記サービス提供装置は、グループIDと、そのグループに含まれるユーザIDとを対応付けて格納したグループ情報格納手段と、ユーザID毎に着信を許容するグループIDを格納した着信許容グループ格納手段とを更に備え、前記着信許否判定手段は、前記呼制御装置から前記着信許否判定要求を受信した場合に、前記グループ情報格納手段、前記ユーザ情報格納手段及び前記着信許容グループ格納手段を参照して着信許否判定を行い、着信許否判定結果を前記呼制御装置に送信する手段を有することとしてもよい。
更に、本発明は、上記呼制御装置の各手段をコンピュータに実現させるプログラムとして構成することもできる。
本発明によれば、匿名電話番号登録要求を通信ネットワークを介して受信したことに応じて、匿名電話番号を払い出し、匿名電話番号と登録電話番号とを対応付けて電話番号対応データ格納手段に格納し、発信元の電話機から着信先の電話番号として前記匿名電話番号を含む呼接続要求を受信した場合に、前記電話番号対応データ格納手段から前記匿名電話番号に対応する登録電話番号を取得し、当該登録電話番号に対応する電話機を前記呼接続要求に係る着信先とする呼接続制御を行うこととしたため、一般の電話サービスにおいて使用される電話機を用いて匿名電話番号を用いた匿名通信を行うことが可能となる。
また、本発明によれば、呼接続要求に含まれる発信元の登録電話番号と、着信先の登録電話番号に基づき、着信先が着信可であるかどうかの判定を行う着信許否判定手段を設けることとしたので、不特定多数から着信を受ける可能性があるという問題に対する解消手段を提供できる。
また、本発明によれば、サービス提供装置(CGMサービス提供装置等)が有するユーザ間接続機能(友人間接続機能)やグループ形成機能(コミュニティ形成機能)に基づき生成されたユーザ間接続データやグループデータを利用して着信許否制御を行うことができるため、特定の友人のみ、あるいは特定のコミュニティ間での匿名通信を実現することが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1に本発明の実施の形態に係るシステムの構成を示す。図1に示すように、本実施の形態におけるシステムは、呼制御装置1、電話インタフェース装置2、端末インタフェース装置3、及びCGMサービス提供装置4を有する。図1に示す例では、呼制御装置1及び電話インタフェース装置2が電話通信ネットワーク5に接続され、端末インタフェース装置3及びCGMサービス提供装置がインターネット6に接続されている。また、図1に示すように、電話通信ネットワーク5には、電話機A及び電話機Bが接続され、インターネット6にはユーザ端末Aが接続されている。
本実施の形態では、電話通信をVoIP(voice over Internet protocol)をベースに行うことを前提としている。従って、ここでの電話通信ネットワーク5はインターネット上に構築されるVoIPネットワークを主とするものであるが、図1では、CGMサービス等が提供されるいわゆる一般のインターネットと、電話通信用のネットワークである電話通信ネットワークとを分けて示している。
呼制御装置1は、電話通信のための呼接続制御を行う装置であり、本実施の形態では呼制御装置1はSIP(Session Initiation protocol)サーバである。電話インタフェース装置2は、電話通信ネットワーク5に接続された電話機と呼制御装置1とのインタフェース機能を有する装置であり、電話機から音声信号やトーン信号により各種要求を受け付け、呼制御装置1に対して各種情報の登録等を行うための装置である。
端末インタフェース装置3は、インターネット6に接続されたユーザ端末等の装置と、呼制御装置1とのインタフェース機能を有する装置であり、ユーザ端末等から各種要求を受け付け、呼制御装置1に対して各種情報の登録等を行うための装置である。端末インタフェース装置3は、例えばWebサーバにより実現できる。
CGMサービス提供装置4は、ブログサービスやSNSサービス等のCGMサービス用のWebサイトを提供する装置である。
電話機A、Bはそれぞれ、電話通信を行うための一般的な電話機である。前述したように、本実施の形態では、電話通信ネットワーク5はインターネット上に構築されるVoIPネットワークを主とするものであるが、電話機A、BはVoIP用電話機に限るものでなく、どのような電話機でもよい。
例えば、電話機が固定電話用電話機、携帯電話機、PHS端末等であってもよい。その場合の電話通信ネットワーク5は、図2に示すように、VoIPネットワークと、固定電話ネットワークや携帯電話ネットワーク等の他のネットワークとがゲートウェイで接続された構成をとる。このようなゲートウェイに係るネットワーク間接続機能は既存技術であるためここでは詳述しない。
ユーザ端末Aは、一般的なPC(パーソナルコンピュータ)であり、Webブラウザを搭載しているものとする。本実施の形態でのユーザ端末Aにおける各種の処理は、Webブラウザにより実行されているものである。次に各装置の機能構成について説明する。
図3に、呼制御装置1の機能構成を示す。図3に示すように、呼制御装置1は、呼接続制御部11、匿名電話番号払い出し部12、着信許否電話番号登録部13、着信許否判定部14、匿名電話番号格納部15、電話番号対応データ格納部16、着信許否電話番号格納部17を有する。
呼接続制御部11は、呼接続要求に含まれる宛先電話番号に基づき、呼接続要求を宛先の電話機に転送する等の呼の接続のために必要な制御を行う機能部である。なお、このような呼制御を行うためには、電話番号とIPアドレスとを対応付けて格納する格納部等が必要であるが、それは呼接続制御部11の中に含まれているものとする。
匿名電話番号払い出し部12は、端末インタフェース装置3や電話インタフェース装置2から受信する要求に基づき、匿名電話番号を匿名電話番号格納部15から取得し、匿名電話番号と登録電話番号と有効期限とを対応付けて電話番号対応データ格納部16に格納するとともに、応答を返す機能部である。なお、登録電話番号とは、電話機A、Bに予め割り当てられている通常使用される電話番号である。また、匿名電話番号払い出し部12は、有効期限に関する処理も行う。
着信許否電話番号登録部13は、端末インタフェース装置3や電話インタフェース装置2からの要求に基づき、着信許否電話番号格納部17に着信許否に係る電話番号等を格納するための機能部である。着信許否判定部14は、呼接続要求を発信元の電話機から受信したときに、呼接続要求に含まれる発信元の電話番号と着信先の電話番号とに基づき、着信先への着信を許容するかどうかの判定を行う機能部である。
匿名電話番号格納部15が格納するデータの例を図4に示す。図4に示すように、匿名電話番号格納部15は匿名電話番号を格納する。また、ある匿名電話番号が使用中である場合には、当該匿名電話番号に対して使用中であることを示すフラグが付される。
電話番号対応データ格納部16が格納するデータの例を図5に示す。図5に示すように、電話番号対応データ格納部16には匿名電話番号と、登録電話番号と、匿名電話番号の有効期限とが対応付けて格納される。着信許否電話番号格納部17が格納するデータの例を図6に示す。図6に示すように、着信許否電話番号格納部17には、各登録電話番号毎に着信許否番号情報が格納される。着信許否番号情報は、着信許可を示す情報と、対応する登録電話番号に対して着信を許可する発信元の登録電話番号、又は、着信許否を示す情報と、対応する登録電話番号に対して着信を拒否する発信元の登録電話番号である。着信許可を示す情報が記録されている場合、それに対応する登録電話番号からの着信のみが許容される。着信拒否を示す情報が記録されている場合、それに対応する登録電話番号からの着信が許否され、他の登録電話番号からの着信は許容される。
呼制御装置1は、CPU、メモリ等の記憶装置を備えた一般的なコンピュータに、本実施の形態に係る処理に対応するプログラムを搭載することにより実現されるものである。当該プログラムは、メモリ等の記録媒体から当該コンピュータにインストールすることもできるし、ネットワーク上のサーバ等からダウンロードしてインストールすることもできる。
また、呼制御装置1に呼接続制御部11と着信許否判定部14を備え、匿名電話番号払い出し部12、着信許否電話番号登録部13、匿名電話番号格納部15、電話番号対応データ格納部16、及び着信許否電話番号格納部17を、電話通信ネットワーク5に接続される別の装置に備えることとしてもよい。なお、このような場合でも、呼制御装置1と上記別の装置とをまとめて呼制御装置と称することができる。
また、呼制御装置とCGMサービス提供装置4とをまとめて電話通信システムと称することができる。
次に、本実施の形態におけるCGMサービス提供装置4の機能構成を図7に示す。なお、図7は、本実施の形態で説明する処理に関する機能構成を示す図である。図7に示すように、CGMサービス提供装置4は、認証部41、サービス画面提供部42、要求処理部43、ユーザ間接続機能部44、グループ形成機能部45、情報登録処理機能部46、着信許否判定部47、ユーザ情報格納部48、ユーザ間接続情報格納部49、グループ情報格納部50、着信許容ユーザ情報格納部51、着信拒否ユーザ情報格納部52、着信許容グループ情報格納部53を有する。
認証部41は、ユーザ端末Aから受信するユーザID、パスワードに基づきユーザ情報格納部48を参照することによりユーザ認証を行うための機能部である。サービス画面提供部42は、CGMサービス提供装置4が提供する各種サービスの画面をユーザ端末Aに提供したり、画面から入力された情報を受信等する機能部である。要求処理部43は、ユーザ端末Aから受信する要求を処理するための機能部である。
ユーザ間接続機能部44は、あるユーザに対する別のユーザを友人として接続するための機能部である。このユーザ間接続機能部44により、ユーザ間接続情報格納部49に情報の格納がなされる。ユーザ間接続機能は、CGMサービス(ここではSNSサービス)の機能としての既存技術である。
グループ形成機能部45は、コミュニティとしてのグループを形成するための機能部である。このグループ形成機能部45により、グループ情報格納部50に情報の格納がなされる。グループ形成機能は、CGMサービス(上記と同様に、ここではSNSサービス)の機能としての既存技術である。
情報登録処理機能部46は、ユーザ端末からの要求に基づく各種情報の登録に係る処理を行う機能部である。着信許否判定部47は、呼制御装置1からの着信許否に関する問い合わせを受けて着信許否を判定するための機能部である。
ユーザ情報格納部48は少なくともユーザIDとユーザの登録電話番号とを対応付けて格納している。
図8に、ユーザ間接続情報格納部49が格納するデータの例を示す。図8に示すように、ユーザ間接続情報格納部49は、ユーザID毎にそのユーザと接続される友人となるユーザのユーザIDが格納される。図9に、グループ情報格納部50が格納するデータの例を示す。図9に示すように、グループ情報格納部50は、グループの識別情報毎にそのグループに含まれるユーザIDを格納する。
図10(a)に、着信許容ユーザ情報格納部51が格納するデータの例を示す。図10(a)に示すように、着信許容ユーザ情報格納部51は、着信先となるユーザのユーザID毎に、そのユーザIDへの着信を許容する発信元ユーザのユーザIDのリストを格納する。図10(b)に、着信拒否ユーザ情報格納部52が格納するデータの例を示す。図10(b)に示すように、着信拒否ユーザ情報格納部52は、着信先となるユーザのユーザID毎に、そのユーザIDへの着信を拒否する発信元のユーザのユーザIDを格納する。図10(c)に、着信許容グループ情報格納部53が格納するデータの例を示す。図10(c)に示すように、着信許容グループ情報格納部53は、着信先となるユーザのユーザID毎に、そのユーザIDへの着信を許容するグループのグループIDを格納する。
CGMサービス提供装置4は、CPU、メモリ等の記憶装置を備えた一般的なコンピュータに、本実施の形態に係る処理に対応するプログラムを搭載することにより実現できるものである。当該プログラムは、メモリ等の記録媒体から当該コンピュータにインストールすることもできるし、ネットワーク上のサーバ等からダウンロードしてインストールすることもできる。
端末インタフェース装置3、及び電話インタフェース装置2のそれぞれについては、以下で説明する処理動作を実現するための機能部を備えるものとし、それぞれコンピュータにプログラムを搭載することにより実現される装置であるものとする。
以下、本実施の形態におけるシステムの動作を説明する。
<匿名電話番号払い出し処理>
まず、匿名電話番号の払い出し処理について説明する。以下では、ユーザ端末Aから端末インタフェース装置にアクセスして匿名電話番号の払い出しを受ける方式(方式1)、電話機Aから電話インタフェース装置2にアクセスして匿名電話番号の払い出しを受ける方式(方式2)、及び、ユーザ端末AからCGMサービス提供装置4にアクセスして匿名電話番号の払い出しを受ける方式(方式3)について説明する。なお、本実施の形態に係る電話通信システムは、方式1〜方式3のいずれか1つ又は2つを含むこととしてもよいし、全てを含むこととしてもよい。
(匿名電話番号払い出し方式1)
図11に示すシーケンスチャートを参照して匿名電話番号払い出し方式1の処理について説明する。
図11に示すように、まず、ユーザによる操作に基づき、ユーザ端末Aが端末インタフェース装置3にアクセスする(ステップ1)。端末インタフェース装置3は、認証画面データをユーザ端末Aに送信し(ステップ2)、ユーザ端末Aにおいて認証画面が表示される。認証画面を見たユーザはユーザID、パスワードをユーザ端末Aに入力し、ユーザ端末AはユーザIDとパスワードを端末インタフェース装置3に送信する(ステップ3)。端末インタフェース装置3は、ユーザ端末Aから受信したユーザIDとパスワードに基づきユーザ認証を行う。
ユーザ認証に成功すると、ユーザ端末Aは、匿名電話番号取得要求を端末インタフェース装置3に送信する(ステップ4)。端末インタフェース装置3は、匿名電話番号取得用画面データをユーザ端末Aに送信する(ステップ5)。ユーザ端末Aには匿名電話番号取得用画面が表示される。ユーザは、匿名電話番号取得のために必要な情報をユーザ端末Aに入力する。ここでは、ユーザが匿名電話番号での通信を行いたいと考えている電話機Aに対して付与されている本来の電話番号(この電話番号は、電話通信ネットワーク側に登録されているものなので、これを登録電話番号と称している)を入力するものとする。
ユーザ端末Aは、入力された登録電話番号を端末インタフェース装置3に送信する(ステップ6)。端末インタフェース装置3は、受信した登録電話番号を含む匿名電話番号払い出し要求を呼制御装置1に送信する(ステップ7)。
登録電話番号を含む匿名電話番号払い出し要求を受信した呼制御装置1では、匿名電話番号払い出し部12が、匿名電話番号格納部15から1つの未使用の匿名電話番号を取得し、その匿名電話番号と受信した登録電話番号とを対応付けて電話番号対応データ格納部16に格納する(ステップ8)。さらに、匿名電話番号払い出し部12は、当該匿名電話番号の有効期限を当該匿名電話番号に対応付けて電話番号対応データ格納部16に格納する。この有効期限は、呼制御装置1側で予め定めたものを設定してもよいし、ユーザ端末Aからの要求に有効期限を含め、その有効期限を設定することとしてもよい。
そして、呼制御装置1は、上記のようにして払い出した匿名電話番号を含む匿名電話番号払い出し応答を端末インタフェース装置3に送信する(ステップ9)。匿名電話番号払い出し応答を受信した端末インタフェース装置3は、払い出された匿名電話番号を含む匿名電話番号取得応答をユーザ端末Aに送信する(ステップ10)。当該応答を受信したユーザ端末Aには、電話機Aの登録電話番号に対して割り当てられた匿名電話番号が表示され、ユーザは匿名電話番号を知ることができる。
なお、端末インタフェース装置3が、予め複数の匿名電話番号を呼制御装置1から取得し、記憶装置に格納しておき、その中の1つの匿名電話番号をユーザ端末Aに割り当てることとしてもよい。この場合、匿名電話番号と登録電話番号とが端末インタフェース装置3から呼制御装置1に送信され、呼制御装置1においてこれらが登録されることになる。
また、匿名電話番号払い出し部12は、定期的に電話番号対応データ格納部16に格納されている有効期限をチェックし、現在時刻が有効期限の所定時間前になった時点で、その有効期限に対応する登録電話番号のユーザに対し、端末インタフェース装置3や電話インタフェース装置2を介してメール、電話等で匿名電話番号の有効期限が近いことを知らせる。有効期限が近いことを知ったユーザは、匿名電話番号の取得時と同様の手順で、有効期限を延長することができる。
また、後述する方式3においては、呼制御装置1がCGMサービス提供装置4に対して特定の登録電話番号に係るユーザの匿名電話番号の有効期限が近いことを通知し、CGMサービス提供装置4が匿名電話番号の有効期限が近いことをユーザ端末Aに対してメール等で通知し、ユーザはCGMサービス提供装置4に対して有効期限の延長を行う。
(匿名電話番号払い出し方式2)
次に、図12に示すシーケンスチャートを参照して匿名電話番号払い出し方式2の処理について説明する。
図12に示すように、まず、ユーザが電話機Aから電話インタフェース装置2に電話をかけることにより、電話機Aと電話インタフェース装置2とが呼接続される(ステップ21)。その後、電話インタフェース装置2は、音声等により認証情報の入力要求を電話機Aに送信する(ステップ22)。電話機Aにおいて認証要求音声が出力されると、ユーザは、ユーザID、パスワードをプッシュボタン等を用いて電話機Aに入力し、電話機AはユーザIDとパスワードの情報を電話インタフェース装置2に送信する(ステップ23)。
そして、電話インタフェース装置2は、電話機Aから受信したユーザIDとパスワードとに基づきユーザ認証を行う。ここではユーザ認証に成功する。続いて、電話インタフェース装置2から電話機Aに対して各種サービスに関する音声ガイダンスが流される(ステップ24)。ユーザは、そのガイダンスに従って、匿名電話番号取得要求に対応するトーン信号を出力する電話機Aのプッシュボタンを押す。これにより、匿名電話番号取得要求が電話機Aから電話インタフェース装置2に通知される(ステップ25)。
匿名電話番号取得要求を受信した電話インタフェース装置2は、ユーザ情報入力用ガイダンスを電話機Aに送信する(ステップ26)。方式1の場合と同様に、ユーザは、匿名電話番号取得のために必要な情報として、登録電話番号を電話機Aに入力する。
入力された登録電話番号は電話インタフェース装置2に送信され(ステップ27)、電話インタフェース装置2は、受信した登録電話番号を含む匿名電話番号払い出し要求を呼制御装置1に送信する(ステップ28)。
登録電話番号を含む匿名電話番号払い出し要求を受信した呼制御装置1の動作(ステップ29、30)は方式1の場合と同様である。
匿名電話番号払い出し応答を受信した電話インタフェース装置2は、払い出された匿名電話番号を含む応答を電話機Aに送信する(ステップ31)。これにより、ユーザは匿名電話番号を知ることができる。
なお、電話インタフェース装置2が、予め複数の匿名電話番号を呼制御装置から取得し、記憶装置に格納しておき、その中の1つの匿名電話番号を電話機Aに割り当てることとしてもよい。
(匿名電話番号払い出し方式3)
次に、図13に示すシーケンスチャートを参照して匿名電話番号払い出し方式3の処理について説明する。
図13に示すように、まず、ユーザによる操作に基づき、ユーザ端末AがCGMサービス提供装置4にアクセスする(ステップ41)。そして、ステップ42、43において、ユーザ認証が行われる。これにより、ユーザはユーザ端末AからCGMサービスを利用することが可能となる。本実施形態においては、CGMサービス提供装置4は匿名電話番号の払い出しを行うサービスを提供しており、ユーザ端末Aは匿名電話番号の払い出しを行うサービスに対応するWebページにアクセスする。
そして、ユーザ端末Aは、匿名電話番号取得要求をCGMサービス提供装置4に送信し(ステップ44)、CGMサービス提供装置4は、匿名電話番号取得用画面データをユーザ端末Aに送信する(ステップ45)。ユーザ端末Aには匿名電話番号取得用画面が表示される。そして、方式1の場合と同様に、ユーザは、匿名電話番号取得のための必要な情報として登録電話番号をユーザ端末Aに入力し、ユーザ端末Aは、入力された登録電話番号をCGMサービス提供装置4に送信する(ステップ46)。
その後、CGMサービス提供装置4は、受信した登録電話番号を含む匿名電話番号払い出し要求を、呼制御装置1との通信機能を有する端末インタフェース装置3に送信する(ステップ47)。そして、方式1(図11)のステップ7〜ステップ9と同様の処理が実行され(ステップ48〜50)、払い出された匿名電話番号を含む匿名電話番号取得応答が、端末インタフェース装置3からCGMサービス提供装置4に送信される(ステップ51)。そして、CGMサービス提供装置4は、払い出された匿名電話番号を含む匿名電話番号取得応答をユーザ端末Aに送信する(ステップ52)。当該応答を受信したユーザ端末Aには、電話機Aの電話番号に対して割り当てられた匿名電話番号が表示され、ユーザは匿名電話番号を知ることができる。
なお、CGMサービス提供装置4が、予め複数の匿名電話番号を端末インタフェース装置3を介して呼制御装置1から取得し、記憶装置に格納しておき、その中の1つの匿名電話番号をユーザ端末に割り当てることとしてもよい。
<匿名電話番号の公開について>
上記のようにして匿名電話番号の払い出しを受けたユーザは、その匿名電話番号を特定の知人に知らせたり、CGMサービス提供装置4が提供する掲示板機能等を利用して、不特定(匿名の)のユーザに知らせることができる。また、CGMサービス提供装置4が提供するグループ形成機能(コミュニティーサービスともいう)を利用することにより、ユーザが指定したグループ内のユーザに対してのみ匿名電話番号を公開したりすることができる。
そして、匿名電話番号を知った者は、当該匿名電話番号を用いて電話機Aに対して呼接続を行うことができる。
<通信のシーケンス>
次に、匿名電話番号を用いた場合の電話通信に係る処理シーケンスを図14のシーケンスチャートを参照して説明する。
ここでは、登録電話番号Aを有するユーザAの電話機Aに匿名電話番号Aが割り当てられ、ユーザBの電話機Bが匿名電話番号Aを用いて電話機Aに接続する場合について説明する。また、以下の例では、電話機A、電話機BともにVoIPを利用して通話を行う電話機であるものとする。
図14に示すように、ユーザBによる操作に基づき、電話機Bは発信元電話番号として登録電話番号Bを含み、着信先電話番号として匿名電話番号Aを含む呼接続要求を電話通信ネットワーク5に発出する(ステップ61)。呼接続要求は呼制御装置1に送信される。呼制御装置1の呼接続制御部11は、電話番号対応データ格納部16を参照し、呼接続要求に含まれる匿名電話番号Aに対応する登録電話番号Aを取得する。
そして、登録電話番号Aに対応する宛先の電話機Aに呼接続要求を送信する(ステップ62)。なお、登録電話番号に対応する宛先に呼接続要求を送信する技術は既存技術である。
例えば、匿名電話番号は、登録電話番号と区別可能な所定の番号を含み、呼接続制御部11は呼接続要求に含まれる着信先の電話番号に、この所定の番号を検出した場合にのみ、電話番号対応データ格納部16を参照することとしてよい。
呼接続要求を受けた電話機Aは鳴動するとともに、呼出中暫定応答を返す(ステップ63、64)。これにより、電話機Bに呼び出し音が送られ、ユーザBは電話機Aを呼び出していることを認識する。その後、電話機Aがオフフックすることにより、OKを示す応答が返され(ステップ65、66)、その後、電話機Aと電話機Bとの間で音声通話がなされる(ステップ67)。
なお、電話機Bに対して匿名電話番号Bが登録されている場合には、呼制御装置1は、電話機Aに送信する呼接続要求に、発信元電話番号として匿名電話番号Bを含めてもよい。これにより、電話機Bのユーザは、登録電話番号BをユーザAに知られることなくユーザAに対して電話をかけることができる。
<着信許否に係る処理>
次に、本実施の形態における着信許否に係る処理について説明する。上記のようにして払い出された匿名電話番号については、掲示板等を介して多数のユーザに知られる場合が多くなるものと考えられ、不特定多数のユーザから匿名電話番号に電話がなされる恐れがある。従って、本実施の形態では、匿名電話番号の払い出しを受けたユーザが、特定のユーザからのみ着信を受けたり、特定のユーザからの着信を拒否したりといった設定を行うことが可能になっている。
以下、着信許否に係る電話番号の登録処理について説明する。匿名電話番号払い出しの場合と同様に、以下では、ユーザ端末Aから端末インタフェース装置3にアクセスして着信許否に係る電話番号を登録する方式(方式1)、電話機Aから電話インタフェース装置2にアクセスして着信許否に係る電話番号を登録する方式(方式2)、及び、ユーザ端末AからCGMサービス提供装置4にアクセスして着信許否に係る電話番号を登録する方式(方式3)について説明する。なお、本実施の形態に係る電話通信システムは、方式1〜方式3のいずれか1つ又は2つを含むこととしてもよいし、全てを含むこととしてもよい。
(着信許否電話番号登録方式1)
まず、図15に示すシーケンスチャートを参照して着信許否電話番号登録方式1の処理について説明する。
図15に示すように、まず、ユーザによる操作に基づき、ユーザ端末Aが端末インタフェース装置3にアクセスする(ステップ71)。匿名電話番号払い出しの場合と同様にしてユーザ認証が行われた(ステップ72、73)後、ユーザ端末Aは着信許否電話番号登録画面要求を端末インタフェース装置3に送信し(ステップ74)、着信許否電話番号登録用画面データが端末インタフェース装置3からユーザ端末Aに送信される(ステップ75)。
ユーザは、電話機Aの登録電話番号と、着信を許容する発信元の電話番号(着信許容電話番号と呼ぶ)もしくは着信を拒否する電話番号(着信拒否電話番号と呼ぶ)とをユーザ端末Aに入力する。これらの番号(着信許容電話番号と着信拒否電話番号とをまとめて着信許否電話番号と呼ぶことにする)は、それぞれ1つでもよいし、複数を入力することとしてもよい。また、これらの番号は、登録電話番号でもよいし匿名電話番号でもよい。
ユーザ端末Aは、入力された着信許否電話番号と、登録電話番号とを含む着信許否電話番号登録要求を端末インタフェース装置3に送信する(ステップ76)。ここでは、入力された電話番号が着信許容電話番号である場合には、当該電話番号と、着信許容であることを示す情報が端末インタフェース装置3に送信され、入力された電話番号が着信拒否電話番号である場合には、当該電話番号と、着信拒否であることを示す情報が端末インタフェース装置3に送信される。着信許容であることを示す情報と、着信拒否であることを示す情報をまとめて着信許否情報と呼ぶことにする。
端末インタフェース装置3は、受信した着信許否電話番号と着信許否情報と登録電話番号とを含む着信許否電話番号登録要求を呼制御装置1に送信する(ステップ77)。
着信許否電話番号登録要求を受信した呼制御装置1では、着信許否電話番号登録部13が、着信許否電話番号を、登録電話番号と対応付けて着信許否電話番号格納部17に格納する(ステップ78)。より具体的には、着信許否電話番号が着信許容電話番号である場合には、図6に示すように、当該電話番号を、着信許容であることを示す情報とともに着信許否電話番号格納部17に格納し、着信許否電話番号が着信拒否電話番号である場合には、着信拒否であることを示す情報とともに当該電話番号を着信許否電話番号格納部17に格納する。
また、着信許否電話番号登録要求に含まれる着信許否電話番号が、匿名電話番号である場合には、電話番号対応データ格納部16を参照することにより、それを登録電話番号に変換し、匿名電話番号に対応する登録電話番号を格納する。
その後、着信許否電話番号が登録されたことを示す応答が、呼制御装置1からユーザ端末Aに端末インタフェース装置3を介して返される(ステップ79、80)。
着信許否電話番号格納部17において着信許容が記録されている登録電話番号への着信は、当該登録電話番号に対応付けて格納されている着信許容電話番号からのみ許容される。また、着信許否電話番号格納部17において着信拒否が記録されている登録電話番号に関しては、着信拒否電話番号からの着信のみが拒否され、他の電話番号からの着信は拒否されない。
(着信許否番号登録方式2)
次に、図16に示すシーケンスチャートを参照して着信許否電話番号登録方式2の処理について説明する。
図16に示すように、まず、ユーザが電話機Aから電話インタフェース装置2に電話をかけることにより、電話機Aと電話インタフェース装置2とが呼接続される(ステップ91)。その後、匿名電話番号払い出しの場合と同様にして、認証処理が行われる(ステップ92、93)。そして、電話インタフェース装置2から電話機Aに対して音声ガイダンスが流される(ステップ94)。ユーザは、そのガイダンスに従って、着信許否番号登録処理要求に対応するトーン信号を出力する電話機Aのプッシュボタンを押す。これにより、着信許否番号登録処理要求が電話機Aから電話インタフェース装置2に通知される(ステップ95)。
電話インタフェース装置2は、着信許否電話番号入力用ガイダンスを電話機Aに送信する(ステップ96)。そしてユーザは、登録電話番号と、着信許否電話番号と着信許否情報とを電話機Aに入力する。そして、登録電話番号と、着信許否電話番号と着信許否情報とが電話機Aから電話インタフェース装置2に通知される(ステップ97)。
電話インタフェース装置2は、受信した登録電話番号、着信許否電話番号と着信許否情報とを含む着信許否電話番号登録要求を呼制御装置1に送信する(ステップ98)。
その後、呼制御装置1において方式1の場合と同様の処理が実行され、着信許否電話番号が登録されたことを示す応答が、呼制御装置1から電話機Aに電話インタフェース装置2を介して返される(ステップ99〜101)。
(着信拒否番号登録方式3)
次に、図17に示すシーケンスチャートを参照して着信許否電話番号登録方式3の処理について説明する。
図17に示すように、まず、ユーザによる操作に基づき、ユーザ端末AがCGMサービス提供装置4にアクセスする(ステップ111)。そして、ステップ112、113において、ユーザ認証が行われる。これにより、ユーザはユーザ端末AからCGMサービスを利用することが可能となる。本実施形態においては、CGMサービス提供装置4は着信許否電話番号の登録を行うサービスを提供しており、ユーザ端末Aは着信許否電話番号の登録サービスに対応するWebページにアクセスするものとする。
ユーザ端末Aは、着信許否電話番号登録処理要求をCGMサービス提供装置4に送信し(ステップ114)、CGMサービス提供装置4は、着信許否電話番号登録用画面データをユーザ端末Aに送信する(ステップ115)。ユーザ端末Aには着信拒否電話番号登録用画面が表示される。そして、方式1の場合と同様にして、ユーザは、登録電話番号と、着信許否電話番号と、着信許否情報とをユーザ端末Aに入力し、ユーザ端末AからCGMサービス提供装置4に対して当該情報が送信される(ステップ116)。
その後、CGMサービス提供装置4は、登録電話番号と、着信許否電話番号と、着信許否情報とを含む着信許否電話番号登録要求を、呼制御装置1とのインタフェース機能を有する端末インタフェース装置3に送信する(ステップ117)。そして、方式1(図15)のステップ77〜ステップ79と同様の処理が実行され(ステップ118〜120)、着信許否電話番号登録要求に対する応答が、端末インタフェース装置3及びCGMサービス提供装置4を経由してユーザ端末Aに送信される(ステップ121、122)。
上記の処理は、方式1と同様の処理であるが、着信許否番号登録方式3ではユーザID(ユーザ名を含む広い意味のユーザIDである)を指定して着信許否を指定することも可能である。この場合の主な処理シーケンスを図18を参照して説明する。
ユーザは着信を許容する相手、もしくは着信を拒否する相手として電話番号ではなくユーザIDを指定し、ユーザ端末AはCGMサービス提供装置4に対して、登録電話番号、ユーザID、着信許否情報を入力情報として送信する(ステップ131)。CGMサービス提供装置4は、登録電話番号、ユーザID、着信許否情報を受信し、ユーザ情報格納部48を参照することにより、ユーザIDに対応する登録電話番号を取得する(ステップ132)。その後は、図17のステップ117の場合と同様にして、その登録電話番号を含む着信許否電話番号登録要求を端末インタフェース装置3に送信する(ステップ133)。上記の処理において、CGMサービス提供装置4は、登録要求元のユーザIDと、着信を許可/拒否するユーザIDとを対応付けて着信許容ユーザ情報格納部51もしくは着信拒否ユーザ情報格納部52に格納しておくこととする。
また、ユーザは、CGMサービス提供装置4が提供するユーザ間接続機能により、当該ユーザと接続されている友人であるとして登録されているユーザや、友人の友人からの着信のみを許容するよう登録を行うこともできる。その場合の主な部分の処理を図19のシーケンスチャートを参照して説明する。
ユーザ端末Aは、特定の友人のみに着信を許容することの要求であることを示す情報を含む着信許否電話番号登録処理要求をユーザのユーザIDとともにCGMサービス提供装置4に送信する(ステップ141)。CGMサービス提供装置4における情報登録処理機能部46は、ユーザ間接続情報格納部49及び着信許容ユーザ情報格納部51を参照し、当該ユーザIDに対応する友人リスト、及び、既に登録されている着信許容ユーザIDのリスト(着信許容友人リスト)をユーザ端末Aに送信する(ステップ142)。
ユーザはユーザ端末Aに表示される情報を参照することにより、着信許容ユーザとして加えたいユーザIDを友人リストから選択したり、着信許容ユーザから除外したいユーザを着信許容友人リストから削除すること等により着信許容友人リストを編集する(ステップ143)。
そして、編集後の着信許容友人リストがユーザ端末AからCGMサービス提供装置4に送信され(ステップ144)、CGMサービス提供装置4は、受信した着信許容友人リストに含まれるユーザIDを、ユーザのユーザIDに対応付けて着信許容ユーザ情報格納部51に格納する(ステップ145)。
そして、情報登録処理機能部46は、ユーザ情報格納部48を参照することにより、当該ユーザのユーザID、及び着信許容友人リストに含まれるユーザIDをそれぞれ登録電話番号に変換し、ユーザAの登録電話番号と、着信許容電話番号(複数であり得る)と、着信許容情報とを含む着信許否電話番号登録要求を端末インタフェース装置3に送信する(ステップ146)。その後の処理は図17のステップ118〜122と同じである。
上記の処理において、ユーザは、友人の友人にも自分の匿名電話番号への着信を許容することをユーザ端末Aを介して指示することができ、その場合、情報登録処理機能部46は、当該ユーザの着信許容友人リストに含まれるユーザIDに接続されているユーザIDをユーザ間接続情報格納部49から取得し、そのユーザIDを着信許容友人リストに加えることができる。ユーザIDを着信許容友人リストに加えた後の処理は上記と同様である。
また、ユーザは、CGMサービス提供装置4が提供するグループ形成機能により作成されたグループ(コミュニティ)を指定することにより、そのグループに属するユーザからの着信のみを許容するように登録を行うこともできる。また、着信を許容するものとして登録されたグループに含まれるユーザのうち、着信を拒否したいユーザを指定することもできる。以下、この処理について図20のシーケンスチャートを参照して説明する。
ユーザ端末Aは、特定のグループのユーザに対しての着信を許容する要求であることを示す情報を含む着信許否電話番号登録処理要求をユーザのユーザIDとともにCGMサービス提供装置4に送信する(ステップ151)。CGMサービス提供装置4における情報登録処理機能部46は、グループ情報格納部50、着信許容グループ情報格納部53、着信拒否ユーザ情報格納部52を参照し、当該ユーザが属する(つまりユーザのユーザIDを含む)グループ名のリスト、及び、既に登録されている着信許容グループリスト、及び着信拒否ユーザリストをユーザ端末Aに送信する(ステップ152)。
ユーザは、ユーザ端末Aを操作することにより、着信許容グループとして加えたいグループを着信許容グループリストから選択したり、着信許容グループから除外したいグループを着信許容グループリストから削除したり、着信拒否ユーザの追加/削除等を行うことにより、着信許容グループリスト、及び着信拒否ユーザリストの編集を行い(ステップ153)、編集後の着信許容グループリスト、及び着信拒否ユーザリストをCGMサービス提供装置4に送信する(ステップ154)。
そして、CGMサービス提供装置4は、受信した着信許容グループリストに含まれるグループIDと、着信拒否ユーザリストに含まれる着信拒否ユーザIDとを、それぞれ着信許容グループ情報格納部53、着信拒否ユーザ情報格納部52に記録する(ステップ155)。
そして、情報登録処理機能部46は、グループ情報格納部50とユーザ情報格納部48を参照することにより、着信許容グループリストに含まれる各グループ内のユーザIDから着信拒否ユーザIDを除いたユーザIDのそれぞれを登録電話番号に変換し(これらが着信許容電話番号になる)、ユーザの登録電話番号と、着信許容電話番号と、着信許容情報とを含む着信許否電話番号登録要求を端末インタフェース装置3に送信する(ステップ156)。その後の処理は図17のステップ118〜122に示す処理と同じである。
なお、上記の処理において、CGMサービス提供装置4におけるCGMサービス提供の過程で、友人の接続関係やグループの構成が変更される場合があるが、CGMサービス提供装置4は、その変更の度に変更後の着信許容電話番号を含む着信許容電話番号登録要求を呼制御装置1に送信することとしてもよい。
(着信許否判定を行う通信処理の例)
次に、呼制御装置1が着信許否判定を行う場合における通信処理の例について説明する。ここでは、呼制御装置1が着信許否電話番号格納部17を参照して着信許否判定を行う場合の方式1と、呼制御装置1が、CGMサービス提供装置4に対して着信許否に関する問い合わせを行うことにより着信許否判定を行う場合の方式2について説明する。なお、本実施の形態に係る電話通信システムは、方式1〜方式2のいずれかを含むこととしてもよいし、全てを含むこととしてもよい。
<着信許否電話番号格納部を参照する方式1>
まず、呼制御装置1が、着信許否電話番号格納部17を参照することにより着信許否判定を行う場合の方式1について図21のシーケンスチャートを参照して説明する。
ここでは、図14で説明した場合と同様に、ユーザBの電話機BからユーザAの電話機Aに対し、匿名電話番号Aを用いて発信を行う場合について説明する。
図21に示すように、ユーザBによる操作に基づき、電話機Bは発信元の電話番号として登録電話番号Bを含み、着信先の電話番号として匿名電話番号Aを含む呼接続要求を電話通信ネットワーク5に発出する(ステップ161)。呼接続要求は呼制御装置1に送信される。呼制御装置1の呼接続制御部11は、電話番号対応データ格納部16を参照し、呼接続要求に含まれる匿名電話番号Aに対応する登録電話番号Aを取得する。
呼制御装置1において、着信先電話番号である登録電話番号Aと、発信元電話番号である登録電話番号Bは着信許否判定部14に通知され、着信許否判定部14は、着信許否電話番号格納部17を参照することにより、登録電話番号Aに対して登録電話番号Bが着信許容番号であるかどうか、もしくは、着信拒否電話番号として登録されていないかどうかをチェックし、登録電話番号Bから登録電話番号Aに着信してよいかどうかの判定を行う(ステップ162)。
ここでの判定結果がNGであれば、例えば、電話インタフェース装置2を介して、相手には接続できない旨のメッセージが流される(ステップ163)。ここでの判定結果がOKであれば、OKである旨が呼接続制御部11に伝えられる。この場合、その後、図14に示したステップ62〜ステップ66の処理と同じ処理が行われ(ステップ164〜168)、電話機Aと電話機B間での通話が開始される(ステップ169)。
<CGMサービス提供装置に問い合わせを行う方式2>
次に、呼制御装置1が、CGMサービス提供装置4に対して問い合わせを行うことにより着信許否判定を行う方式2について図22のシーケンスチャートを参照して説明する。
ここでも、図21で説明した場合と同様に、電話機Bから電話機Aに対し、匿名電話番号Aを用いて発信を行う場合について説明する。図22では、判定処理に係る部分の処理のみを示している。また、以下の処理で使用する着信許容ユーザ情報格納部51、着信拒否ユーザ情報格納部52、着信許容グループ情報格納部53等におけるデータは、前述した着信拒否番号登録方式3と同様にして予め格納されているものである。
まず、ユーザBによる操作に基づき、電話機Bは発信元電話番号として登録電話番号Bを含み、着信先電話番号として匿名電話番号Aを含む呼接続要求を電話通信ネットワーク5に発出する。呼接続要求は呼制御装置1に送信される。呼制御装置1の呼接続制御部11は、電話番号対応データ格納部16を参照し、呼接続要求に含まれる匿名電話番号Aに対応する登録電話番号Aを取得する。
着信先電話番号である登録電話番号Aと、発信元電話番号である登録電話番号Bは着信許否判定部14に通知される。着信許否判定部14は、登録電話番号Aと登録電話番号Bとを含む着信許否判定要求を、端末インタフェース装置3を介してCGMサービス提供装置4に送信する(ステップ171、172)。着信許否判定要求を受信したCGMサービス提供装置4における着信許否判定部47は、ユーザ情報格納部48を参照することにより、登録電話番号Aと登録電話番号BとをそれぞれユーザIDに変換する(それぞれユーザID-A、ユーザID-Bとする)(ステップ173)。
そして、着信許否判定部47は、着信許容ユーザ情報格納部51、着信拒否ユーザ情報格納部52、及び着信許容グループ情報格納部53、グループ情報格納部50を参照し、ユーザID-BがユーザID-Aに対して着信可能なユーザとして登録されているかどうか、着信拒否ユーザとして登録されていないかどうかの判定を行う(ステップ174)。なお、着信許容グループ情報格納部53を参照する際には、着信許否判定部47は、ユーザID-Bを、ユーザID-Bが属するグループ名に変換し、そのグループ名を用いて着信許容グループ情報格納部50を参照する。
ここでの判定結果がNGであれば、CGMサービス提供装置4は、登録電話番号Bからの登録電話番号Aに対する着信が許可されていない旨の判定結果を呼制御装置1に送信し(ステップ175/NG)、その旨の判定結果を受信した呼制御装置1は、例えば、電話インタフェース装置2を介して、相手には接続できない旨のメッセージを電話機Bに流す。また、ステップ174での判定結果がOKであれば、CGMサービス提供装置4は、登録電話番号Bからの登録電話番号Aに対する着信が許可されている旨の判定結果を呼制御装置1に送信し(ステップ175/OK)、呼制御装置1においてその結果が呼接続制御部11に伝えられる。この場合、図14に示したステップ62〜ステップ66の処理と同じ処理が行われ、電話機Aと電話機B間での通話が開始される。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
本発明の実施の形態に係るシステムの構成図である。 電話通信ネットワークの構成例を示す図である。 呼制御装置の機能構成図である。 匿名電話番号格納部が格納するデータの例である。 電話番号対応データ格納部が格納するデータの例である。 着信許否電話番号格納部が格納するデータの例である。 CGMサービス提供装置の機能構成図である。 ユーザ間接続情報格納部が格納するデータの例である。 グループ情報格納部が格納するデータの例である。 着信許否に係るデータの例を示す図である。 匿名電話番号払い出し方式1のシーケンスチャートである。 匿名電話番号払い出し方式2のシーケンスチャートである。 匿名電話番号払い出し方式3のシーケンスチャートである。 匿名電話番号を用いた場合の電話通信に係る処理シーケンスである。 着信許否電話番号登録方式1のシーケンスチャートである。 着信許否電話番号登録方式2のシーケンスチャートである。 着信許否電話番号登録方式3のシーケンスチャートである。 ユーザIDを用いた着信許否番号登録処理のシーケンスチャートである。 ユーザ間接続情報を用いた着信許否番号登録処理のシーケンスチャートである。 グループ情報を用いた着信許否番号登録処理のシーケンスチャートである。 着信許否判定方式1のシーケンスチャートである。 着信許否判定方式2のシーケンスチャートである。
符号の説明
A、B 電話機、ユーザ端末
1 呼制御装置
2 電話インタフェース装置
3 端末インタフェース装置
4 CGMサービス提供装置
5 電話通信ネットワーク
6 インターネット
11 呼接続制御部
12 匿名電話番号払い出し部
13 着信許否電話番号登録部
14 着信許否判定部
15 匿名電話番号格納部
16 電話番号対応データ格納部
17 着信許否電話番号格納部
41 認証部
42 サービス画面提供部
43 要求処理部
44 ユーザ間接続機能部
45 グループ形成機能部
46 情報登録処理機能部
47 着信許否判定部
48 ユーザ情報格納部
49 ユーザ間接続情報格納部
50 グループ情報格納部
51 着信許容ユーザ情報格納部
52 着信拒否ユーザ情報格納部
53 着信許容グループ情報格納部

Claims (11)

  1. 電話機に対し、予め割り当てられている登録電話番号の他に匿名電話番号を割り当て、当該匿名電話番号を用いて当該電話機に対する呼接続を行うことを可能とする呼制御装置であって、
    前記登録電話番号を含む匿名電話番号登録要求を通信ネットワークを介して受信したことに応じて、前記匿名電話番号を払い出し、当該匿名電話番号と前記登録電話番号とを対応付けて電話番号対応データ格納手段に格納する匿名電話番号登録手段と、
    発信元の電話機から着信先の電話番号として前記匿名電話番号を含む呼接続要求を受信した場合に、前記電話番号対応データ格納手段から前記匿名電話番号に対応する登録電話番号を取得し、当該登録電話番号に対応する電話機を前記呼接続要求に係る着信先とする呼接続制御を行う呼接続制御手段と
    を備えたことを特徴とする呼制御装置。
  2. 前記呼制御装置は、
    着信先となる登録電話番号と、当該着信先への着信を許容又は拒否する発信元の登録電話番号とを対応付けて格納する着信許否電話番号格納手段と、
    前記着信許否電話番号格納部を参照することにより、前記呼接続要求に含まれる発信元の登録電話番号が、前記呼接続要求に含まれる前記匿名電話番号に対応する着信先の登録電話番号に対して着信可であるかどうかの判定を行う着信許否判定手段と
    を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の呼制御装置。
  3. 電話機に対し、予め割り当てられている登録電話番号の他に匿名電話番号を割り当て、当該匿名電話番号を用いて当該電話機に対する呼接続を行うことを可能とする呼制御装置と、通信ネットワークに接続されたユーザ端末に対してWebサービスを提供するサービス提供装置とを有する電話通信システムであって、
    前記呼制御装置は、
    前記登録電話番号を含む匿名電話番号登録要求を通信ネットワークを介して受信したことに応じて、前記匿名電話番号を払い出し、当該匿名電話番号と前記登録電話番号とを対応付けて電話番号対応データ格納手段に格納する匿名電話番号登録手段と、
    発信元の電話機から着信先の電話番号として前記匿名電話番号を含む呼接続要求を受信した場合に、前記電話番号対応データ格納手段から前記匿名電話番号に対応する登録電話番号を取得し、当該登録電話番号に対応する電話機を前記呼接続要求に係る着信先とする呼接続制御を行う呼接続制御手段と、を備え、
    前記サービス提供装置は、
    前記ユーザ端末から受信する要求に基づき、前記匿名電話番号登録要求を前記呼制御装置に向けて送信し、前記呼制御装置から受信する前記匿名電話番号を含む応答を前記ユーザ端末に送信する匿名電話番号登録処理手段を備えることを特徴とする電話通信システム。
  4. 前記呼制御装置は、
    着信先となる登録電話番号と、当該着信先への着信を許容又は拒否する発信元の登録電話番号とを対応付けて格納する着信許否電話番号格納手段と、
    着信を許容又は拒否する発信元の登録電話番号を含む着信許否電話番号登録要求を通信ネットワークを介して受信したことに応じて、前記着信許否電話番号格納手段に当該登録電話番号を格納する着信許否電話番号登録手段と、
    前記着信許否電話番号格納手段を参照することにより、前記呼接続要求に含まれる発信元の登録電話番号が、前記匿名電話番号に対応する着信先の登録電話番号に対して着信可であるかどうかの判定を行う着信許否判定手段とを更に備え、
    前記サービス提供装置は、
    ユーザIDと登録電話番号とを対応付けて格納するユーザ情報格納手段と、
    前記ユーザ端末から、当該ユーザ端末のユーザの電話機に対する着信を許容又は拒否する発信元のユーザIDを受信し、前記ユーザ情報格納手段を参照することにより、当該ユーザIDに対応する登録電話番号を含む着信許否電話番号登録要求を前記呼制御装置に向けて送信する着信許否電話番号登録処理手段とを更に備えることを特徴とする請求項3に記載の電話通信システム。
  5. 前記サービス提供装置は、ユーザID毎に当該ユーザIDに接続されるユーザIDを格納したユーザ間接続情報格納手段を更に備え、
    前記着信許否電話番号登録処理手段は、前記ユーザ端末から、当該ユーザ端末のユーザのユーザIDに接続されるユーザIDに対応する電話番号を発信元とする着信を許容する旨の要求を受信し、前記ユーザ間接続情報格納手段及び前記ユーザ情報格納手段を参照することにより、着信を許容すべき登録電話番号を含む着信許否電話番号登録要求を前記呼制御装置に向けて送信する手段を有することを特徴とする請求項4に記載の電話通信システム。
  6. 前記サービス提供装置は、グループIDと、そのグループに含まれるユーザIDとを対応付けて格納したグループ情報格納手段を更に備え、
    前記着信許否電話番号登録処理手段は、前記ユーザ端末から、特定のグループに含まれるユーザIDに対応する電話番号を発信元とする着信を許容する旨の要求を受信し、前記グループ情報格納手段及び前記ユーザ情報格納手段を参照することにより、着信を許容すべき登録電話番号を含む着信許否電話番号登録要求を前記呼制御装置に向けて送信する手段を有することを特徴とする請求項4に記載の電話通信システム。
  7. 前記呼制御装置は、
    前記呼接続要求に含まれる発信元の登録電話番号と、前記匿名電話番号に対応する着信先の登録電話番号とを含む着信許否判定要求を前記サービス提供装置に送信し、当該サービス提供装置から受信する着信許否判定結果に応じて、前記呼接続要求に対する呼接続を許容又は拒否する着信許否処理手段を更に備え、
    前記サービス提供装置は、
    ユーザIDと登録電話番号とを対応付けて格納するユーザ情報格納手段と、
    着信先に対応するユーザIDと、当該着信先への着信を許容又は拒否する発信元に対応するユーザIDとを対応付けて格納する着信許否情報格納手段と、
    前記呼制御装置から前記着信許否判定要求を受信した場合に、前記ユーザ情報格納手段と前記着信許否情報格納手段とを参照して着信許否判定を行い、着信許否判定結果を前記呼制御装置に送信する着信許否判定手段とを更に備えることを特徴とする請求項3に記載の電話通信システム。
  8. 前記サービス提供装置は、ユーザID毎に当該ユーザIDに接続されるユーザIDを格納したユーザ間接続情報格納手段を更に備え、
    前記着信許否判定手段は、前記呼制御装置から前記着信許否判定要求を受信した場合に、前記ユーザ間接続情報格納手段、前記ユーザ情報格納手段及び前記着信許否情報格納手段を参照して着信許否判定を行い、着信許否判定結果を前記呼制御装置に送信する手段を有することを特徴とする請求項7に記載の電話通信システム。
  9. 前記サービス提供装置は、グループIDと、そのグループに含まれるユーザIDとを対応付けて格納したグループ情報格納手段と、ユーザID毎に着信を許容するグループIDを格納した着信許容グループ格納手段とを更に備え、
    前記着信許否判定手段は、前記呼制御装置から前記着信許否判定要求を受信した場合に、前記グループ情報格納手段、前記ユーザ情報格納手段及び前記着信許容グループ格納手段を参照して着信許否判定を行い、着信許否判定結果を前記呼制御装置に送信する手段を有することを特徴とする請求項7に記載の電話通信システム。
  10. コンピュータを、電話機に対し、予め割り当てられている登録電話番号の他に匿名電話番号を割り当て、当該匿名電話番号を用いて当該電話機に対する呼接続を行うことを可能とする呼制御装置として機能させるプログラムであって、コンピュータを、
    前記登録電話番号を含む匿名電話番号登録要求を通信ネットワークを介して受信したことに応じて、前記匿名電話番号を払い出し、当該匿名電話番号と前記登録電話番号とを対応付けて前記コンピュータが備える電話番号対応データ格納手段に格納する匿名電話番号登録手段、
    発信元の電話機から着信先の電話番号として前記匿名電話番号を含む呼接続要求を受信した場合に、前記電話番号対応データ格納手段から前記匿名電話番号に対応する登録電話番号を取得し、当該登録電話番号に対応する電話機を前記呼接続要求に係る着信先とする呼接続制御を行う呼接続制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
  11. 電話機に対し、予め割り当てられている登録電話番号の他に匿名電話番号を割り当て、当該匿名電話番号を用いて当該電話機に対する呼接続を行うことを可能とする呼制御装置が実行する呼制御方法であって、
    前記登録電話番号を含む匿名電話番号登録要求を通信ネットワークを介して受信したことに応じて、前記匿名電話番号を払い出し、当該匿名電話番号と前記登録電話番号とを対応付けて電話番号対応データ格納手段に格納する匿名電話番号登録ステップと、
    発信元の電話機から着信先の電話番号として前記匿名電話番号を含む呼接続要求を受信した場合に、前記電話番号対応データ格納手段から前記匿名電話番号に対応する登録電話番号を取得し、当該登録電話番号に対応する電話機を前記呼接続要求に係る着信先とする呼接続制御を行う呼接続制御ステップと
    を有することを特徴とする呼制御方法。
JP2008095547A 2008-04-01 2008-04-01 電話通信システム Expired - Fee Related JP5100477B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008095547A JP5100477B2 (ja) 2008-04-01 2008-04-01 電話通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008095547A JP5100477B2 (ja) 2008-04-01 2008-04-01 電話通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009253393A true JP2009253393A (ja) 2009-10-29
JP5100477B2 JP5100477B2 (ja) 2012-12-19

Family

ID=41313691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008095547A Expired - Fee Related JP5100477B2 (ja) 2008-04-01 2008-04-01 電話通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5100477B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011105322A1 (ja) * 2010-02-26 2011-09-01 日本電気株式会社 通信システム、通信端末、サーバ、通信方法及びプログラム
JP2012253567A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 番号確認システム、番号確認装置および番号確認方法
JP2017518001A (ja) * 2014-04-26 2017-06-29 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 通信確立方法、デバイス、およびシステム
JP6316999B1 (ja) * 2017-02-13 2018-04-25 クックパッド株式会社 予約管理通話システム、予約管理通話プログラムおよび予約管理通話方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001268230A (ja) * 2000-03-21 2001-09-28 Eitsuu:Kk 通話接続システム
JP2002057807A (ja) * 2000-08-08 2002-02-22 Nec Corp 携帯電話の電話帳管理システム
JP2002290566A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Nippon Telegraph & Telephone East Corp 着信電話選択システム
JP2003219482A (ja) * 2002-01-28 2003-07-31 Fujitsu I-Network Systems Ltd 移動体端末およびセンタ装置
JP2005057418A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Ntt-At Systems Corp プライバシー電話交換システム
JP2008054076A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Kunihiko Kachi 通話システム及び通話方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001268230A (ja) * 2000-03-21 2001-09-28 Eitsuu:Kk 通話接続システム
JP2002057807A (ja) * 2000-08-08 2002-02-22 Nec Corp 携帯電話の電話帳管理システム
JP2002290566A (ja) * 2001-03-27 2002-10-04 Nippon Telegraph & Telephone East Corp 着信電話選択システム
JP2003219482A (ja) * 2002-01-28 2003-07-31 Fujitsu I-Network Systems Ltd 移動体端末およびセンタ装置
JP2005057418A (ja) * 2003-08-01 2005-03-03 Ntt-At Systems Corp プライバシー電話交換システム
JP2008054076A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Kunihiko Kachi 通話システム及び通話方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011105322A1 (ja) * 2010-02-26 2011-09-01 日本電気株式会社 通信システム、通信端末、サーバ、通信方法及びプログラム
US9071700B2 (en) 2010-02-26 2015-06-30 Nec Corporation Communication system, communication terminal, server, communication method and program
JP2012253567A (ja) * 2011-06-02 2012-12-20 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 番号確認システム、番号確認装置および番号確認方法
JP2017518001A (ja) * 2014-04-26 2017-06-29 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. 通信確立方法、デバイス、およびシステム
JP6316999B1 (ja) * 2017-02-13 2018-04-25 クックパッド株式会社 予約管理通話システム、予約管理通話プログラムおよび予約管理通話方法
WO2018147467A1 (ja) * 2017-02-13 2018-08-16 クックパッド株式会社 予約管理通話システム、予約管理通話プログラムおよび予約管理通話方法
JP2018133609A (ja) * 2017-02-13 2018-08-23 クックパッド株式会社 予約管理通話システム、予約管理通話プログラムおよび予約管理通話方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5100477B2 (ja) 2012-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6768792B2 (en) Identifying call parties to a call to an incoming calling party
US8837704B2 (en) Client controlled dynamic call forwarding
US8195137B2 (en) Updating contact information for mobile traffic
US20070143397A1 (en) Caller-Callee Association of a Plurality of Networked Devices with Direct Dial Through Thin Client
US8639225B2 (en) E-mail to phone number resolution for mobile to mobile, mobile to landline, and PC to mobile communications
US20030112944A1 (en) Identifying relevant scheduling events for a call
US20100329241A1 (en) Apparatus and method for preventing spams in voip system
JP2011160029A (ja) 通信処理システム、通信処理方法、通信処理装置及びプログラム
JP2007116542A (ja) 着信制御装置および着信制御方法
GB2444816A (en) Establishing a connection between a calling entity in a first network and a called entity in a second network
US20050002497A1 (en) Origin device based caller identification
US20030112951A1 (en) Identifying a call made or received on behalf of another
JP4672011B2 (ja) Ip電話システム及びip電話方法
KR101978540B1 (ko) Ott 네트워크 상에서의 콜 착신
JP5100477B2 (ja) 電話通信システム
JP2010141850A (ja) 通信装置および移動端末
US9042526B2 (en) Method and apparatus for enabling a calling party to leave a voice message for a called party in response to a command provided by the calling party
US20070206745A1 (en) Communication system and transfer control method together with telphone device, communication device, and program used for same
JP2006324791A (ja) 電話発信の通知方法、サーバ、及び、電話端末
JP2016149636A (ja) 認証装置、電話端末、認証方法および認証プログラム
JP2009218786A (ja) 電話システムおよび着信拒否解除方法
JP6368666B2 (ja) 迷惑電話対策システム、および、迷惑電話対策方法
JP2007116545A (ja) 認証方法、認証システム、認証サーバ、通話端末、及び認証プログラム
US20100272247A1 (en) Method and apparatus for enabling a calling party to leave a voice message for a called party
JP2006033287A (ja) Sipに従った通信システム及び通信端末

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120925

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5100477

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees