JP2009253048A - 光学系、露光装置及び電子デバイスの製造方法 - Google Patents

光学系、露光装置及び電子デバイスの製造方法 Download PDF

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雅之 白石
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Abstract

【課題】光学系の配置構成への制限の少ない、より高性能な光学系を提供する。
【解決手段】光束を規定する開口絞りを有する光学系において、その開口絞りの開口形状の一部である第1部分は、複数の第1棒状部材を含み、その複数の第1棒状部材の長手方向が所定の第1方向と平行であり、且つ、短手方向に近接して配置された第1可変遮光部材により規定されるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学系、露光装置に関するものであり、より具体的には光学系の中に配置される可変開口絞りに関するものである。また、本発明は、半導体素子、液晶表示素子などのデバイスを製造するためのリソグラフィ工程で使用される露光装置の光学系に使用して好適なものであり、該露光装置を用いる電子デバイスの製造方法にも関するものである。
半導体素子、液晶表示素子などのデバイスを製造するためのリソグラフィ工程では、基板への微細パターンの形成に際し、形成すべきパターンの形状に応じた光量分布を有する露光光を、表面に感光膜(フォトレジスト)が塗布されたウエハ又はガラスプレート等の基板(以下、適宜ウエハともいう)上に露光する露光装置が用いられている。これらの露光装置としては、例えば、レチクル又はマスク(以下、「マスク」と総称する)を照明する照明光学系と、マスクのパターン像を基板上に投影する投影光学系とを備えた露光装置がある(例えば、特許文献1参照)。
近年においては、半導体集積回路の高集積化及び該高集積化に伴うパターンの微細化を図るために、投影光学系の更なる高解像度化が要求されている。さらに最近では、多種多様なパターンを高解像度で基板上に露光できる露光装置が要求されており、そのような露光装置に用いられるマスクのマスクパターンには、近接した周期的なライン・アンド・スペース(L&S)パターン、近接及び周期的な(即ち、ホール径と同レベルの間隔で並べた)コンタクトホール列、近接せずに孤立した孤立コンタクトホール、その他の孤立パターン等がある。
上述のようなマスクパターンを基板上に高解像度で転写するには、マスクパターンの種類に応じて最適な露光条件を選択する必要がある。そのため、投影光学系の開口数NAや、照明光学系の開口数NAiの開口径が変更可能であり、各々のマスクパターンに応じて最適な露光条件に設定することができる露光装置が実用化されている。また、そのような露光装置の一例としては、開口径が固定の固定型開口絞りや開口径が可変の可変型開口絞りを照明光学系又は投影光学系に備える露光装置が挙げられる。
国際公開第2007/004358号
しかしながら、従来の可変型開口絞りは、可変型開口絞りを配置すべき光学系の瞳面の周囲の全部に渡って機械的な機構を配置する必要があった。このため、光学系を構成するレンズやミラーの配置構成への制限があり、光学系の小型化や、開口数(NA)の拡大に対する制約にもなっていた。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、開口絞りを構成する機械機構の、光学系瞳面に対する配置の自由度を増し、光学系の配置構成への制限が少ない、より高性能の光学系を提供することを目的とする。
また、その光学系を用いた露光装置の提供、及び電子デバイスの製造方法を提供することも目的とする。
本発明の第1の態様である光学系は、光束を規定する開口絞りを有する光学系において、その開口絞りの開口形状の一部である第1部分は、複数の第1棒状部材を含み、その複数の第1棒状部材の長手方向が所定の第1方向と平行であり、且つ、短手方向に近接して配置された第1可変遮光部材により規定されるものである。
本発明の第2の態様である露光装置は、第1面の像を第2面上に露光する露光装置であって、第1の態様の光学系を備えるものである。
本発明の第3の態様である露光装置は、第1面の像を第2面上に投影する投影光学系を備える露光装置であって、その投影光学系は、第1の態様の光学系であるものである。
本発明の第4の態様である電子デバイスの製造方法は、リソグラフィ工程を含む電子デバイスの製造方法であって、そのリソグラフィ工程は、第2の態様又は第3の態様の露光装置を用いるものである。
本発明の光学系に於いては、開口絞りを構成する機械的な機構の、光学系瞳面に対する配置の自由度を増すことができるため、光学系におけるレンズやミラーなどの光学系の配置構成への制限を低減させ、より高性能の光学系を実現することができる。
本発明の露光装置に於いては、高性能な光学系を用いることにより、より高解像度の露光装置を実現することができる。
以下、投影露光装置の投影光学系に、本発明の光学系を適用した実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本例の露光装置の概要を示す図である。本例の露光装置は、波長5nm〜100nm程度の極紫外線光であるEUV(Extreme Ultraviolet)光を露光光として使用するEUV露光装置である。本露光装置は、光源装置1からの露光用の照明光(露光光)ILで反射型のマスクMのパターン面(マスク面)を照明する照明光学系ILSと、マスクMを載置し、マスクMの位置決めを行うマスクステージMSと、マスクMのパターン像をウエハW(感光性基板)上に投影する投影光学系PLと、ウエハWを載置し、ウエハWの位置決めを行うウエハステージWSを備える。
図1においては、ウエハWの載置面の法線方向をZ方向とし、Z方向に垂直な平面内において図1の紙面に平行な方向をY方向、紙面に垂直な方向をX方向としている。なお、本露光装置は、マスクMとウエハWとを図1のY方向(以下、走査方向Yともいう)に走査移動させつつ、マスクM上のマスクパターンをウエハWに投影する走査型露光装置である。
本例の露光装置は、その内部が真空雰囲気に維持される真空チャンバ100を有しており、EUV光の発光点からウエハWまでの光路の全体は、真空チャンバ100内に収められる。また、マスクステージMSには、不図示の静電チャック方式のマスクホルダが設けられ、そのマスクホルダによってマスクMが保持される。同様に、ウエハステージWSには、不図示の静電チャック方式のウエハホルダが設けられ、そのウエハホルダによってウエハWが保持される。さらに、マスクステージMS及びウエハステージWSは、それぞれマスクステージ駆動部(不図示)及びウエハステージ駆動部(不図示)によって、Y方向に所定ストロークで駆動可能であるとともに、X方向、Z方向、X方向周りの回転方向であるθX方向、Y方向回りの回転方向であるθY方向及びZ方向回りの回転方向であるθZ方向にも駆動可能である。
なお、不図示の制御部が配置されており、その制御部からマスクステージMSやウエハステージWS等の本露光装置の各部に対して各種の指令を与える。
レーザ励起型プラズマ光源又は放電励起型プラズマ光源等の光源装置1から射出された露光光は、コリメータミラー2により略平行光束とされ、照明光学系ILSに入射される。
照明光学系ILSに入射した露光光(照明光IL)は、オプティカルインテグレータ3に入射する。すなわち、照明光ILは、反射型のオプティカルインテグレータ3を構成する第1のフライアイミラー3a(第1の均一化光学素子)と第2のフライアイミラー3b(第2の均一化光学素子)とにより順次反射され、第2のフライアイミラー上(又はその近傍)である照明光学系ILSの瞳面(照明光学系瞳面)に、所定の形状を有する実質的な面光源を形成する。その後、照明光ILは、コンデンサミラー4によって集光され、光路折り曲げ用の平面ミラー5によって偏向されて、マスクMのパターン面上の露光視野内を円弧スリット状の照明光ILとしてほぼ均一に照明する。
マスクMのパターン面により反射されて投影光学系PLに入射した照明光IL(露光光)は、第1ミラーPM1によって反射され、投影光学系PLの瞳面PPに配置された開口絞りSを介した後、第2ミラーPM2に入射する。第2ミラーPM2で反射された照明光IL(露光光)は、第3ミラーPM3、第4ミラーPM4、第5ミラーPM5、第6ミラーPM6の順に反射されて、ウエハW上の露光領域にマスクパターンの像を形成する。
次に、本例の開口絞りSの詳細について説明する。
図2(A)は、本実施形態における開口絞りSの一例を示す斜視図であり、図2(B)は、これをZ方向から見た上面図である。図2(A)、(B)に示す如く、本実施形態における開口絞りSは、開口絞りSの開口部SHの近傍に、第1可変遮光部材VR1を構成する第1短冊部材ST1(第1棒状部材の一例)と、第2可変遮光部材VR2を構成する第2短冊部材ST2(第2棒状部材の一例)とが、それぞれ複数本(図2(A)ではそれぞれ10本)配置されたものである。ここで、第1可変遮光部材VR1は、複数の第1短冊部材ST1を有し、その複数の第1短冊部材ST1によって開口絞りSの開口形状の輪郭の少なくとも一部(第1部分)を規定するものである。同様に、第2可変遮光部材VR2は、複数の第2短冊部材ST2を有し、その複数の第2短冊部材ST2によって開口絞りSの開口形状の輪郭の少なくとも一部(第2部分)を規定するものである。
これらの第1短冊部材ST1は、長尺形の平板であって、第1短冊部材ST1の長手方向端が開口絞りSの開口部SHに向けて配置され、その長手方向端が、開口絞りSの開口形状の輪郭の少なくとも一部(第1部分)を形成するように構成される。そして、複数の第1短冊部材ST1は、その長手方向が第1方向とほぼ平行であり、且つ、その短手方向に沿って近接して配置される。さらに、図2(A)、(B)に示す如く、第1短冊部材ST1のそれぞれには、第1短冊部材ST1をその長手方向(第1方向)にスライド駆動、すなわち押し引き駆動させるための駆動手段21が連結されている。従って、本実施形態における投影光学系PLは、駆動手段21を介して第1短冊部材ST1をその長手方向にスライド駆動することによって、投影光学系PLの開口絞りSの形状を連続的又は段階的に変えることができる。
同様に、上述の第2短冊部材ST2も、長尺形の平板であって、第1短冊部材ST1とは異なる位置に且つ第2短冊部材ST2の長手方向端が開口絞りSの開口部SHに向けて配置され、その長手方向端が、開口絞りSの開口形状の輪郭の少なくとも一部(第2部分)を形成するように構成される。そして、複数の第2短冊部材ST2は、その長手方向が第2方向とほぼ平行であり、且つ、その短手方向に沿って近接して配置される。さらに、図2(A)、(B)に示す如く、第2短冊部材ST2のそれぞれには、第2短冊部材ST2をその長手方向(第2方向)にスライド駆動、すなわち押し引き駆動させるための駆動手段22が連結されている。従って、本実施形態における投影光学系PLは、駆動手段22を介して第2短冊部材ST2をその長手方向にスライド駆動することによって、投影光学系PLの開口絞りSの形状のうち、複数の第1短冊部材ST1が規定する部分以外の開口絞りSの形状を連続的又は段階的に変えることができる。
なお、本実施形態においては、第1方向は、投影光学系PLの光軸AXと略直交な方向であるとした。ただし、一般には、第1方向は必ずしも光軸AXと直交する方向である必要はなく、光学系を構成するミラーやレンズ、及びそれらの保持部材との機械的な干渉を避けるのに適した方向に設定すればよい。同様に、本実施形態においては、第2方向は、投影光学系PLの光軸AXと略直交な方向であるとした。ただし、一般には、第2方向は必ずしも光軸AXと直交する方向である必要はなく、光学系を構成するミラーやレンズ、及びそれらの保持部材との機械的な干渉を避けるのに適した方向に設定すればよい。
このように、本実施形態における開口絞りSは、その開口形状が複数の第1短冊部材ST1及び複数の第2短冊部材ST2によって形成できるように構成されるので、投影光学系PLの瞳面PPの周囲の全面に渡って機械的な機構を配置することなく、所定の2方向に機械的な機構を設けるのみで投影光学系PLの開口数NAを連続的又は段階的に可変とできる開口絞りを構成することができる。
また、上述の駆動手段21は、複数の第1短冊部材ST1にそれぞれ連結される、例えば図2(C)に示すようなラックアンドピニオンなどからなる機構RP1によって複数の第1短冊部材ST1をそれぞれスライドさせるように構成される。また、駆動手段21は、ラックアンドピニオンなどからなる機構RP1の代わりに、複数の第1短冊部材ST1にそれぞれ連結される、リニアモーターからなるアクチュエータを有し、そのアクチュエータからの動力によって複数の第1短冊部材ST1をそれぞれスライドさせるように構成してもよい。
なお、上述の駆動手段21の一例として、第1短冊部材ST1を例として説明したが、図2(A)、(B)、(C)に示す如く、第2短冊部材ST2の駆動手段22においても、上述の第1短冊部材ST1と同様な構成をとることができる。
また、上述の駆動手段21は、複数の第1短冊部材ST1が開口絞りSの開口形状の輪郭の少なくとも一部(第1部分)を形成できるように、不図示の制御部からの制御信号に基づいて所定量を駆動するように構成される。さらに、上述の駆動手段22は、複数の第2短冊部材ST2が開口絞りSの開口形状の輪郭の少なくとも一部(第2部分)を形成できるように、不図示の制御部からの制御信号に基づいて所定量を駆動するように構成される。
このように、本実施形態における開口絞りSにおいては、その開口形状が複数の第1短冊部材ST1及び複数の第2短冊部材ST2によって形成できるように構成されるとともに、駆動手段21によって複数の第1短冊部材ST1のそれぞれが独立してスライドさせるように構成されること及び駆動手段22によって複数の第2短冊部材ST2のそれぞれが独立してスライドさせるように構成されることによって、投影光学系PLの開口数NAの微調整を容易に行うことができる。
なお、一般的に光学系の開口絞りSの開口形状は、光学系の結像性能の観点から、円形形状又は楕円形状であること、さらには、より滑らかな円形形状又は楕円形状が望ましい。そこで、本実施形態における第1短冊部材ST1は、図3に示す如く、その長手方向における少なくとも開口部SH側の端部31の形状を、斜線又は曲線形状とすることが望ましい。
図3は、本実施形態における第1短冊部材ST1aの形状の一例を示す図である。図3に示す如く、第1短冊部材ST1aは、その長手方向における少なくとも開口部SH側の端部31の形状が斜線又は曲線形状である。そして、複数の第1短冊部材ST1aのそれぞれの端部31の形状は、開口絞りSの開口形状をほぼ円形状又は楕円形状に形成させるようにそれぞれ構成される。このように本実施形態においては、複数の第1短冊部材ST1aによって開口絞りSの開口形状の少なくとも一部(第1部分)をより滑らかな円形状又は楕円形状に形成させることができるので、開口絞りSにより規定される投影光学系PLにおける開口数NAの設定誤差を低減できる。
次に、第1短冊部材ST1及び第2短冊部材ST2からなる開口絞りSの配置の一例について説明する。図4は、本実施形態の投影光学系PLにおける第1短冊部材ST1及び第2短冊部材ST2の配置の一例を示す概略図である。図4に示す如く、本例の開口絞りSは、第1ミラーPM1と第2ミラーPM2との光路中に形成される投影光学系PLの瞳面PP又はその瞳面PPの近傍に配置される。そして、複数の第1短冊部材ST1は、瞳面PPにおいて光束を規定する開口絞りSの開口形状の少なくとも一部(第1部分)を形成するように、開口絞りSの近傍にそれぞれ配置される。さらに、複数の第2短冊部材ST2は、瞳面PPにおいて光束を規定する開口絞りSの開口形状の少なくとも一部(第2部分)を形成するように、開口絞りSの近傍にそれぞれ配置される。
ここで、本実施形態における投影光学系PLは、図1に示す如く、光軸AXに軸対称な共軸反射光学系である。このような光学系に於いては、マスクMからウエハWに至る光束は、複数のミラー(第1ミラーPM1〜第6ミラーPM6)によって順次反射されるとともに、その各光路は空間的に相当程度重複して、各ミラーの間を往復するものとなる。また、投影光学系PLを構成するミラーであって光軸上に配置された円形のミラー(例えば第2ミラー)による遮蔽を回避するために、その視野の形状は、物体面上及び像面上において、光軸から所定の半径だけ離れた円弧状の領域の一部であることが一般的である。
本例の投影光学系PLでは、その視野は、物体面(マスクM)上で、光軸AXから第3方向である+Y方向に離れた位置を中心とする円弧状の領域である。そして、投影光学系PLが光軸対称な光学系であることから、各ミラー(第1ミラーPM1〜第6ミラーPM6)で反射された各光束は、光軸AXを中心として収束方向に、または光軸AXを中心として発散する方向に反射されることになる。
その結果、図4に示す如く、マスクMを介して第1ミラーPM1へ入射する光束は瞳面PPに対して+Y方向に近接した部分P1を通過し、第2ミラーPM2を介して第3ミラーPM3へ入射する光束は、瞳面PPに対して−Y方向に近接した部分P2を通過することとなる。
このように、本実施形態における投影光学系PLは共軸な反射光学系であるために、開口絞りを配置すべき瞳面の近傍においては、第3方向に沿っては複数の光路が近接するが、その第3方向と直交する方向に沿っては、他の光路が近接して配置されることはない。
従って、各ミラーで反射された各光束が、瞳面PPに近接して配置される場合、瞳面PPの周囲を取り囲むように配置する必要のある従来の開口絞りは、それらの光束を遮蔽してしまうために、配置することが困難である。しかし、本例の開口絞りSであれば、図4に示す如く、複数の第1短冊部材ST1は、第1面F1上であって、投影光学系PLの光軸AXから露光視野に離れる方向と交差する方向(本例では第1方向)に配置することにより、近接する他の光束を遮蔽することなく配置することができる。そして、複数の第1短冊部材ST1は、第1面F1上であって、駆動手段21によって投影光学系PLの光軸AXから露光視野に離れる方向と交差する方向(本例では第1方向)にそれぞれスライドされる。
同様に、図4に示す如く、複数の第2短冊部材ST2は、第1面F1上であって、投影光学系PLの光軸AXから露光視野に離れる方向と交差する方向(本例では第2方向)且つ複数の第1短冊部材ST1とは異なる位置に配置することにより、近接する他の光束を遮蔽することなく配置することができる。そして、複数の第2短冊部材ST2は、第1面F1上であって、駆動手段22によって投影光学系PLの光軸AXから露光視野に離れる方向と交差する方向(本例では第2方向)にそれぞれスライドされる。
このように、例えば投影光学系PLの光路が各ミラーPM1〜PM6で折り返されることによって、投影光学系PLの瞳面PPを含む第1面F1上において投影光学系PLの光路が近接するような構成であっても、本実施形態における開口絞りSは、投影光学系PLの光路を遮蔽することなく、投影光学系PLの開口数NAを連続的又は段階的に変えることができる。
また、本実施形態においては、第1短冊部材ST1及び第2短冊部材ST2は、図4に示すように投影光学系PLの光軸AXから露光視野に離れる方向と略直交する所定の一方向に沿ってそれぞれ配置されている。しかし、投影光学系PLの光軸AXから露光視野に離れる方向と交差する方向であって且つ投影光学系PLの光路を遮蔽しない方向であれば、第1短冊部材ST1及び第2短冊部材ST2は、上記所定の方向とはそれぞれ別々の方向に配置されてもよい。
なお、上述のように、本実施形態において、第1方向は投影光学系PLの瞳面PPを含む第1面F1上における方向であって、第3方向は投影光学系PLの像面(又は物体面)上における方向である。しかしながら、本実施形態においては、投影光学系PLの像面(又は物体面)と、投影光学系PLの瞳面PPを含む第1面F1とは、ほぼ平行な面であるため、第1方向と第3方向とは、投影光学系PLの像面(又は物体面)又は投影光学系PLの瞳面PPを含む第1面F1において、互いに交差又は直交する。
ここで、本実施形態における開口絞りSの開口形状をある程度円形に近づける必要がある場合には、上記の例及び以降の例における第1短冊部材ST1の短手方向の幅は、製造可能な範囲で且つできる限り狭い方が望ましい。第1短冊部材ST1の短手方向の幅をより細くして、開口絞りSの開口形状の少なくとも一部を形成するための第1短冊部材ST1の数を多くすることで、複数の第1短冊部材ST1は、開口絞りSの開口形状の少なくとも一部をより高精度に形成することが可能となる。第1短冊部材ST1の短手方向の幅は、投影光学系PLの開口絞りSの最大径、投影光学系PLの開口数NAを可変とさせる範囲や、開口数NAを可変設定する際の可変ステップ値、さらに第1短冊部材ST1の本数、などを考慮して設定される。
例えば、投影光学系PLの開口数NAを可変とさせる範囲が0.1〜0.5において開口数NAの可変ステップ値を0.01にする場合には、第1短冊部材ST1の短手方向の幅は、投影光学系PLの瞳の直径100mmに対して概ね2〜10mmである必要がある。同様に、投影光学系PLの開口数NAを可変とさせる範囲が0.15〜0.35において開口数NAの可変ステップ値を0.01にする場合には、第1短冊部材ST1の短手方向の幅は、投影光学系PLの瞳の直径100mmに対して概ね2.5〜6.6mmである必要がある。従って、投影光学系PLの瞳の直径と開口絞りSの開口部SHの第1方向と略直交する方向(第1短冊部材ST1の短手方向)における幅とをほぼ同等とすると、開口数NAの可変ステップ値を0.01にする際には、第1短冊部材ST1の短手方向の幅は、開口絞りSの開口部SHの第1方向と略直交する方向における幅に対して概ね1/50〜1/10である必要がある。
さらに、投影光学系PLの開口数NAを可変とさせる範囲が0.1〜0.5において開口数NAの可変ステップ値を0.005にする場合には、第1短冊部材ST1の短手方向の幅は、投影光学系PLの瞳の直径100mmに対して概ね1〜5mmである必要がある。従って、投影光学系PLの瞳の直径と開口絞りSの開口部SHの第1方向と略直交する方向における幅とをほぼ同等とすると、開口数NAの可変ステップ値を0.005にする際には、第1短冊部材ST1の短手方向の幅は、開口絞りSの開口部SHの第1方向と略直交する方向における幅に対して概ね1/100〜1/20である必要がある。
ここで、上述のように、本実施形態における第1短冊部材ST1の本数は、第1短冊部材ST1の短手方向の幅をより細くすることによって本数を多くすることも可能である。ただし、開口絞りSの開口形状を真円に近づける必要性が低い場合には、第1短冊部材ST1の本数は、上記よりも少なくすることも可能である。第1短冊部材ST1の本数を少なくすることで、本実施形態における開口絞りSは、機械的な構成を簡素化することが可能である。このように第1短冊部材ST1の本数を少なくすることにより、駆動手段21を構成するラックアンドピニオンなどからなる機構RP1の数も少なくでき、駆動手段21のスライド駆動により生じる粉塵や化学的な汚染物質の発生が低減されるという効果もある。
なお、本実施形態における第2短冊部材ST2の形状、本数、幅等は、第1短冊部材ST1、ST1aの形状と同様であるため、説明は省略する。
次に、第1短冊部材ST1及び第2短冊部材ST2の変形例について説明する。なお、この変形例においても、第1短冊部材ST及び第2短冊部材STが配置される光学系及び露光装置の構成については、上記の実施形態と同様である。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同じ符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図5は、本変形例における第1短冊部材ST1bの形状を示す図である。図5に示す如く、複数の第1短冊部材ST1bは、互いにその一部が重なり合うための重複部OL1を長手方向に沿ってそれぞれ有する形状である。そして、複数の第1短冊部材ST1bは、互いの重複部OL1を重ねるように、所定方向(Y方向若しくは第1短冊部材ST1bの短手方向)に沿って互いに略平行にそれぞれ配置される。このような構成によって、複数の第1短冊部材ST1bの互いの隙間から露光光が漏れることを低減できる。なお、複数の第1短冊部材ST1bの形状は、上記の構造に限らず、複数の第1短冊部材ST1bの互いの隙間から露光光が漏れることを低減できる構成であれば、他の構造であってもよい。なお、図5における説明において、第1短冊部材ST1bを例として説明したが、第2短冊部材ST2bにおいても、第1短冊部材ST1bと同様である。
図6(A)、(B)は、本変形例における第1短冊部材ST1cの形状を示す図である。図6(A)、(B)に示す如く、複数の第1短冊部材ST1cは、その長手方向のそれぞれの端部に、遮光膜が形成された形状規定部材61の少なくとも一部をそれぞれ連結される構成である。そして、複数の第1短冊部材ST1cに配置された形状規定部材61は、開口絞りSの開口形状の少なくとも一部(第1部分)を形成するように構成される。このように本実施形態においては、複数の第1短冊部材ST1cに配置された形状規定部材61によって開口絞りSの開口形状の少なくとも一部をより滑らかな円形形状又は楕円形状に形成させることができる。また、図6(B)に示すように、形状規定部材62は、複数の第1短冊部材ST1cの互いの隙間から露光光が漏れることを低減させるために、所定の幅を有するように構成されてもよい。さらに、本実施形態における形状規定部材61、62は、例えば、チューブ状の形状であって、伸縮性又は可塑性の樹脂、などで構成することもできる。なお、図6(A)、(B)における説明において、第1短冊部材ST1cを例として説明したが、第2短冊部材ST2cにおいても、上述の第1短冊部材ST1cと同様な構成をとることができる。
次に、駆動手段21の変形例について説明する。なお、この変形例においても、第1短冊部材ST1及び第2短冊部材ST2が配置される光学系及び露光装置の構成については、上記の実施形態と同様である。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同じ符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図7(A)、(B)は、本変形例における駆動手段21aを示す図である。図7(A)に示す如く、本実施形態における駆動手段21aは、投影光学系PLの開口数NAに応じた開口絞りSの開口形状を形成するための輪郭形状71bを有する第1形状生成部71aと、その第1形状生成部71aを光軸方向(図7(A)のZ方向)に駆動させる第1駆動部71と、第1短冊部材ST1を第1形状生成部71aの輪郭形状71bに押し付けるための第1スプリング機構SP1と、で構成される。
また、図7(A)、(B)に示す如く、第1形状生成部71aは、上述の輪郭形状71bに複数の第1短冊部材ST1をそれぞれ対応させるように配置される。そして、複数の第1短冊部材ST1のそれぞれには、第1形状生成部71aの輪郭形状71bに第1短冊部材ST1を押し付けるための第1スプリング機構SP1が連結されている。その第1スプリング機構SP1は、例えば、第1短冊部材ST1の長手方向の端部の開口部SH側とは反対側(ここでは第1形状生成部71aの輪郭形状71b側)へ向かう力を有する複数のバネ70からなる機構である。そして、複数の第1短冊部材ST1は、その複数のバネ70とそれぞれ連結されている。従って、複数の第1短冊部材ST1は、第1スプリング機構SP1を介して輪郭形状71bに押し付けられるようにそれぞれ配置されている。そして、第1駆動部71で第1形状生成部71aを光軸方向に駆動させることによって、複数の第1短冊部材ST1は、第1形状生成部71aの輪郭形状71bの形状に応じて開口絞りSの開口形状の少なくとも一部を一体的に形成することができる。
なお、第1形状生成部71aの輪郭形状71bは、駆動手段21aの第1駆動部71を光軸方向に駆動させた時に複数の第1短冊部材ST1が輪郭形状71bに沿ってそれぞれ移動できるように、連続的に滑らかな形状であることが望ましい。また、例えば、投影光学系PLの開口数NAを0.15〜0.35の範囲で0.01ごとに可変させる場合、第1形状生成部71aの輪郭形状71bは、21段階の開口数NAにそれぞれ対応する開口絞りSの開口形状を複数の第1短冊部材ST1がその開口形状の少なくとも一部を形成できるように規定される。なお、図7(A)、(B)において駆動手段21aの一例として、第1短冊部材ST1を例として説明したが、第2短冊部材ST2においても、上述の第1短冊部材ST1と同様な構成をとることができる。また、第1短冊部材ST1に対応させて配置される第1形状生成部71aと、第2短冊部材ST2に対応させて配置される第2形状生成部72aとを連結することで、少なくとも第1駆動部71のみによって第1形状生成部ST1及び第2形状生成部ST2を光軸方向に駆動させることも可能である。
なお、投影光学系PLによっては、いわゆる瞳の球面収差により、開口数NAの可変により瞳面PPの位置が光軸方向に若干ずれる場合もある。この場合において、開口絞りSの位置を厳格に設定するには、投影光学系PLの開口絞りSは、投影光学系PLの開口数NAの値に応じて光軸方向の位置を可変とできる構成とすることが望ましい。このため、本例では、図8に示す如く、開口絞りS、第1短冊部材ST1、第2短冊部材ST2、及び駆動手段21、22を、光軸方向(Z方向)に一体的に移動可能な調整手段81、82を備えている。
なお、上記の実施形態においては、第2短冊部材ST2に代えて、例えば円弧状のエッジ部を持つ部材が開口絞りSの開口部SHに向けて出入り可能に配置された1つの絞り羽根に置き換えることも可能である。この場合、その絞り羽根は、投影光学系PLの開口数NAの範囲(例えば0.15〜0.35)で平均的で且つ最適な開口絞りSの開口形状の少なくとも一部(第2部分)を形成するように構成すればよい。このような場合においても、本実施形態における開口絞りSは、その開口形状が複数の第1短冊部材ST1及び上記の絞り羽根によって形成できるように構成されるので、投影光学系PLの瞳面PPの周囲に渡って機械的な機構を配置することなく、投影光学系PLの開口数NAを連続的又は段階的に変えることができる。
また、本実施形態における投影光学系PLは、上述の6枚の非球面の各ミラーPM1〜PM6で構成される光学系に限られるものではなく、8枚のミラーや10枚のミラーなど、他の枚数のミラーからなる反射光学系を用いることもできる。
なお、本実施形態における露光装置に用いられるミラー(例えば、コリメータミラー2、照明光学系ILS及び投影光学系PLの各ミラー)は、EUV光を反射させるために、反射面に多層膜が形成されている。例えば、この多層膜は、Mo/Si多層膜やMo/Be多層膜などで構成される。
また、本実施形態の光源装置1から射出されるEUV光(露光光)の波長は、高解像度を達成するために50nm以下とすることが望ましく、一例としては11.8nm又は13.5nmを使用することが望ましい。
なお、上記形態の開口絞りSは、照明光学系に対しても適用することができる。すなわち、図1において、上記の開口絞りSを、照明光学系ILSの瞳面又は瞳面近傍に適用することもできる。この場合、複数の第1短冊部材ST1を、照明光学系ILSに配置される開口絞りSの近傍面にそれぞれ配置することもできる。さらに、複数の第2短冊部材ST2を、照明光学系ILSに配置される開口絞りSの近傍面にそれぞれ配置することもできる。
また、本実施形態における照明光学系ILSは、マスクMのパターン面上の露光視野内を照明する構成であればよく、具体的な構成は特に制限されない。
なお、本実施形態における第1短冊部材ST1の本数は、例えば、開口絞りSの開口形状をある程度円形に近づけるためには、例えば50本程度以上であることが望ましい。また、より一層円形に近い開口形状が必要な場合には、70本程度以上としてもよい。また、第1短冊部材ST1の本数は、例えば、投影光学系PLの開口数NAの可変とする範囲(例えば、0.1〜0.5)、開口数NAを可変設定する際の可変ステップ値(例えば、0.01や0.005)や、第1短冊部材ST1の短手方向の幅、なども考慮して適宜設定することが望ましい。
また、本実施形態においては、第1短冊部材ST1の短手方向の幅をより細くして、開口絞りSの開口形状の少なくとも一部を形成するための第1短冊部材ST1の数を多くすることで、複数の第1短冊部材ST1は、開口絞りSの開口形状の少なくとも一部をより高精度に形成することが可能となる。同様に、第2短冊部材ST2の短手方向の幅をより細くして、開口絞りSの開口形状の少なくとも一部を形成するための第2短冊部材ST2の数を多くすることで、複数の第2短冊部材ST2は、開口絞りSの開口形状の少なくとも一部をより高精度に形成することが可能となる。このように本実施形態においては、複数の第1短冊部材ST1及び複数の第2短冊部材ST2によって、開口絞りSの開口形状をより高精度に形成することが可能となるので、投影光学系PLの開口数NAを可変設定する際の可変ステップ値をより小さく設定することもできる。
さらに、本実施形態における駆動手段は、複数の第1短冊部材ST1及び複数の第2短冊部材ST2によって開口絞りSの開口形状がほぼ円形形状又は楕円形状を保てるように、不図示の制御部からの制御信号に基づいて所定量を駆動するように構成されることが望ましい。
なお、以上の説明においては、露光対象となる基板として半導体ウエハWを想定したが、露光対象となる基板は半導体デバイス製造用の半導体ウエハのみならず、ディスプレイデバイス用のガラス基板、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスク又はレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)、又はフィルム部材などであってもよい。また、その基板は、その形状が円形に限られるものではなく、矩形など他の形状でもよい。
また、本実施形態の光学系を適用する露光装置の形態は、上述したマスクMとウエハWとを同期移動してマスクMのパターンを走査露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光装置(スキャニングステッパ)に限らず、マスクMとウエハWとを静止した状態でマスクMのパターンを一括露光し、ウエハWを順次ステップ移動させるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置(ステッパ)であってもよい。
また、本実施形態の走査型露光装置は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることは言うまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が完了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
次に、本実施形態における露光装置を用いた電子デバイスの製造方法について説明する。
上記の実施形態の露光装置を用いて半導体デバイス等の電子デバイス(マイクロデバイス)を製造する場合、電子デバイスは、図9に示す如く、電子デバイスの機能・性能設計を行うステップ111、この設計ステップ111に基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ112、デバイスの基材である基板(ウエハ)を製造するステップ113、前述した実施形態の露光装置によりマスクのパターンを基板へ露光する工程、露光した基板を現像する工程、現像した基板の加熱(キュア)及びエッチング工程などを含む基板処理ステップ114、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージング工程などの加工プロセスを含む)115、並びに検査ステップ116等を経て製造される。言い換えると、このデバイスの製造方法は、リソグラフィ工程を含み、そのリソグラフィ工程で上記の実施形態の露光装置を用いて感光性基板を露光している。
なお、上述のように本発明における実施形態の一例を説明したが、本発明は上述した全ての構成要素を適宜組み合わせて用いる事が可能であり、また、一部の構成要素を用いない場合もある。
本実施形態における露光装置の概要を示す図である。 本実施形態における開口絞りの一例を示す図である。(A)は、本実施形態における開口絞りの一例を示す斜視図である。(B)は、本実施形態における開口絞りの一例を示す上面図である。(C)は、本実施形態における開口絞りの開口形状の少なくとも一部を規定する複数の第1短冊部材にそれぞれ配置される駆動手段の一例を示す断面図である。 本実施形態における第1短冊部材の変形例を表わす図である。 本実施形態の投影光学系における第1可変遮光部材及び第2可変遮光部材の配置の一例を示す斜視図である。 本実施形態における第1短冊部材の変形例を表わす図である。 本実施形態における第1短冊部材の変形例を表わす図である。(A)は、本実施形態における第1短冊部材の変形例を示す上面図である。(B)は、本実施形態における第1短冊部材の変形例を示す上面図である。 本実施形態における駆動手段の変形例を示す図である。(A)は、本実施形態における駆動手段の変形例を示す斜視図である。(B)は、本実施形態における駆動手段の変形例を示す断面図である。 本実施形態における第1短冊部材及び第2短冊部材などを光軸方向へ駆動させる調整手段の一例を示す斜視図である。 本実施形態における電子デバイスの製造方法の概要を示す図である。
符号の説明
1a・・・レーザ光源、1c・・・ターゲット供給用ノズル、3・・・オプティカルインテグレータ、21・・・駆動手段、21a・・・駆動手段、S・・・開口絞り、ST1・・・第1短冊部材(第1棒状部材)、ST2・・・第2短冊部材(第1棒状部材)、VR1・・・第1可変遮光部材、VR2・・・第2可変遮光部材

Claims (35)

  1. 光束を規定する開口絞りを有する光学系において、
    前記開口絞りの開口形状の一部である第1部分は、複数の第1棒状部材を含み、前記複数の第1棒状部材の長手方向が所定の第1方向と平行であり、且つ、短手方向に近接して配置された第1可変遮光部材により規定されることを特徴とする光学系。
  2. 前記複数の第1棒状部材と連結し、前記複数の第1棒状部材を前記第1方向に押し引きする第1駆動手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 前記第1方向は、前記光学系の光軸に垂直な方向であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学系。
  4. 前記第1駆動手段は、前記複数の第1棒状部材をそれぞれ独立に押し引きすることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の光学系。
  5. 前記第1駆動手段は、前記複数の第1棒状部材を互いに一体的に押し引きすることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の光学系。
  6. 前記開口絞りの前記開口形状の前記第1部分以外の少なくとも一部である第2部分は、複数の第2棒状部材を含み、前記複数の第2棒状部材の長手方向が、所定の第2方向と平行であり、且つ、短手方向に近接して配置された第2可変遮光部材により規定されることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の光学系。
  7. 前記複数の第2棒状部材と連結し、前記複数の第2棒状部材を前記第2方向に押し引きする第2駆動手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の光学系。
  8. 前記第2方向は、前記光学系の光軸に垂直な方向であること特徴とする請求項6又は請求項7に記載の光学系。
  9. 前記第1方向と前記第2方向とは、略平行であり、
    前記第2部分は、前記第1部分に対して、前記光軸の概反対側に位置することを特徴とする請求項6から請求項8の何れか一項に記載の光学系。
  10. 前記第2駆動手段は、前記複数の第2棒状部材をそれぞれ独立に押し引きすることを特徴とする請求項7から請求項9の何れか一項に記載の光学系。
  11. 前記第2駆動手段は、前記複数の第2棒状部材を互いに一体的に押し引きすることを特徴とする請求項7から請求項9の何れか一項に記載の光学系。
  12. 前記光学系は、物体面上の所定の視野領域を像面上に結像する結像光学系であることを特徴とする請求項1から請求項11の何れか一項に記載の光学系。
  13. 前記光学系は、前記所定の視野領域が、前記光学系の光軸に対して第3方向に偏心した位置であることを特徴とする請求項12に記載の光学系。
  14. 前記第1方向は、前記第3方向と直交する方向であることを特徴とする請求項13の何れか一項に記載の光学系。
  15. 少なくとも1つの前記該第2棒状部材の短手方向の幅は、前記開口絞りの開口部の前記第2方向と略直交する方向における幅に対して概ね1/100〜1/20であることを特徴とする請求項6〜請求項14の何れか一項に記載の光学系。
  16. 少なくとも1つの前記該第2棒状部材の短手方向の幅は、前記開口絞りの開口部の前記第2方向と略直交する方向における幅に対して概ね1/50〜1/10であることを特徴とする請求項6〜請求項14の何れか一項に記載の光学系。
  17. 少なくとも1つの前記第2棒状部材の短手方向の幅は、概ね1mm〜10mmであることを特徴とする請求項6〜請求項14の何れか一項に記載の光学系。
  18. 少なくとも2つの前記第2棒状部材は、互いにその一部が重なり合うための重複部を該第2棒状部材の長手方向に沿ってそれぞれ有することを特徴とする請求項6〜請求項17の何れか一項に記載の光学系。
  19. 少なくとも1つの前記第2棒状部材は、その長手方向の一方の先端部が曲線形状又は斜線形状に構成されていることを特徴とする請求項6〜請求項18の何れか一項に記載の光学系。
  20. 前記第1棒状部材と前記第2棒状部材とのそれぞれの長手方向の先端部に連結されて、前記開口絞りの前記開口形状の少なくとも一部を形成する形状規定部材を備えることを特徴とする請求項6〜請求項19の何れか一項に記載の光学系。
  21. 少なくとも2つの前記第1棒状部材のそれぞれの長手方向の先端部に連結されて、前記開口絞りの前記第1部分の少なくとも一部を形成する形状規定部材を備えることを特徴とする請求項1〜請求項19の何れか一項に記載の光学系。
  22. 前記形状規定部材は、前記開口絞りの前記開口形状をほぼ円形形状又は楕円形状に規定することを特徴とする請求項20又は請求項21に記載の光学系。
  23. 少なくとも1つの前記該第1棒状部材の短手方向の幅は、前記開口絞りの開口部の前記第1方向と略直交する方向における幅に対して概ね1/100〜1/20であることを特徴とする請求項1〜請求項22の何れか一項に記載の光学系。
  24. 少なくとも1つの前記該第1棒状部材の短手方向の幅は、前記開口絞りの開口部の前記第1方向と略直交する方向における幅に対して概ね1/50〜1/10であることを特徴とする請求項1〜請求項22の何れか一項に記載の光学系。
  25. 少なくとも1つの前記第1棒状部材の短手方向の幅は、概ね1mm〜10mmであることを特徴とする請求項1〜請求項24の何れか一項に記載の光学系。
  26. 少なくとも2つの前記第1棒状部材は、互いにその一部が重なり合うための重複部を該第1棒状部材の長手方向に沿ってそれぞれ有することを特徴とする請求項1〜請求項25の何れか一項に記載の光学系。
  27. 少なくとも1つの前記第1棒状部材は、その長手方向の一方の先端部が曲線形状又は斜線形状に構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項26の何れか一項に記載の光学系。
  28. 少なくとも1つの反射光学素子を有することを特徴とする請求項1〜請求項27の何れか一項に記載の光学系。
  29. 前記反射光学素子は、その反射面に前記光束を反射するための多層膜を有することを特徴とする請求項28に記載の光学系。
  30. 前記反射光学素子は、反射型の均一化光学素子であることを特徴とする請求項28又は請求項29に記載の光学系。
  31. 前記光束は、EUV光であることを特徴とする請求項1〜請求項30の何れか一項に記載の光学系。
  32. 第1面の像を第2面上に露光する露光装置であって、
    請求項1〜請求項31の何れか一項に記載の光学系を備えることを特徴とする露光装置。
  33. 第1面の像を第2面上に投影する投影光学系を備える露光装置であって、
    前記投影光学系は、請求項1〜請求項31の何れか一項に記載の光学系であることを特徴とする露光装置。
  34. 前記光束を供給するEUV光源装置をさらに備えることを特徴とする請求項32又は請求項33に記載の露光装置。
  35. リソグラフィ工程を含む電子デバイスの製造方法であって、
    前記リソグラフィ工程は、請求項32〜請求項34の何れか一項に記載の露光装置を用いることを特徴とする電子デバイスの製造方法。
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