JP2009252860A - 半導体発光素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで高発光出力の半導体発光素子を提供する。
【解決手段】半導体基板上に、少なくとも光取り出し層(ウインドウ層)17,18とクラッド層5,7及び活性層6を有する発光部とを備えたエピタキシャル層が形成され、前記エピタキシャル層上の一部に接触抵抗低減のためのオ−ミックコンタクト接合部11が配置され、オーミックコンタクト接合部11に接続されて前記発光部の光を反射する反射金属膜12が形成され、反射金属膜12を介して支持基板13が接合され、更に前記半導体基板が取り除かれ、前記エピタキシャル層側に第一の電極15、前記支持基板13側に第二の電極16が形成されている。前記発光部の上部に位置する光取り出し層17,18の表面には凹凸状の傾斜した面が形成されており、傾斜した面は、傾斜角度が異なる傾斜面17aと傾斜面18aとからなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体発光素子に関し、更に詳しくは、発光部上部の光取り出し層からの光取り出し効率の向上を図った半導体発光素子に関するものである。
近年、半導体発光素子である発光ダイオード(以下LEDと略す)は、GaN系やAlGaInP系の高品質結晶をMOVPE(有機金属気相成長)法で成長出来る様になったことから、青色、緑色、橙色、黄色、赤色の高輝度LEDが製作出来る様になった。そして、LEDの高輝度化に伴い、その用途は、自動車のブレーキランプ等のリアコンビネーションランプや液晶ディスプレイのバックライト等へと広がり、その需要は年々増加している。
現在、MOVPE法によって高品質の結晶が成長可能となってから、発光素子の内部効率は理論値の限界に近づきつつある。しかし、発光素子からの光取り出し効率はまだまだ低く、光取り出し効率を向上することが、更なる高輝度化を行う上で重要となっている。
例えば、高輝度赤色LEDは、AlGaInP系の材料で形成され、その発光部は、導電性のGaAs基板上に格子整合する組成のAlGaInP系の材料から成るn型AlGaInPクラッド層とp型AlGaInPクラッド層とそれらに挟まれたAlGaInP又はGaInPの活性層(発光層)とを有するダブルヘテロ構造と成っている。しかしながら、GaAs基板のバンドギャップは発光層のバンドギャップよりも狭い為に、発光層からの光の多くがGaAs基板に吸収され、光の取り出し効率が著しく低下する。
GaAs基板による吸収の対策の一つとして、発光層とGaAs基板の間に、屈折率の異なる半導体層から成る多層反射膜構造を形成することによってGaAs基板での光の吸収を低減し、光取り出し効率を向上させる方法がある。しかし、この方法では、多層反射膜構造への限定された入射角を持つ光しか反射することが出来ない。つまり、GaAs基板側に向かった光の一部しか反射させる事が出来ず、光取り出し効率を十分に向上させる事が難しい。
そこで、GaAs基板上にAlGaInP系の材料から成るダブルヘテロ構造を有するエピタキシャルウエハを製作した後に、このエピタキシャルウエハに、反射率の高い金属膜を介してSiやGaAs等の支持基板を貼り付け、その後、成長用に用いたGaAs基板を除去する方法が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
この方法を用いた場合には、反射膜として金属膜を用いている為、金属膜への光の入射角に依らずに高い反射が可能となる。このため、上記した多層の半導体からなる多層反射膜構造を設ける場合よりも、発光部で発光した光をより有効に取り出すことができ、高輝度化を実現できる。
AlGaInP系発光層からの発光波長に対して高い反射率を有する反射金属膜は、Ag、Al、Au等の金属膜であり、AlGaInP系材料と直接オーミックコンタクトを取ることが困難である。その為、高い反射率を有する反射金属膜と半導体層との間に部分的にオーミックコンタクト接合部を配置する必要がある。
また、反射金属膜を用いて反射率を高くしても、LEDの主面から多くの光を取り出す事が出来なければ、発光出力の向上は少ない。そこで、発光部で発光した光を有効に取り出す方法として、LED主面を粗面化、所謂凹凸化する技術が知られている。効果的に凹
凸化するには、周知の技術であるフォトリソグラフィを用いてレジストパターンを形成し、エッチングする方法がある。
特表2005−513787号公報
ところで、オーミックコンタクト接合部は、オーミックコンタクトを取る為に半導体層と反射金属膜との間に配置されており、反射金属膜と比較すると反射率が低い。また、オーミックコンタクトをとる為に、半導体層上にオーミックコンタクト接合部を形成後に熱処理を行う必要がある。その際に、半導体層とオーミックコンタクト接合部間の合金化反応が生じ、オーミックコンタクト接合部に接する半導体層の光吸収率が増加する。その為に発光部からの光が、オーミックコンタクト接合部では、反射金属膜に比較して、光吸収が大きくなる。その結果として、光取り出し効率の低い発光素子となってしまう。
また、上述したフォトリソグラフィを用いてレジストパターンを形成し、エッチングによりLED主面を凹凸化する方法は、微細なレジストパターン形成が必要になるため、高価な装置が必要になり、結果としてLEDの製作コストが高くなってしまう。またフォトリソグラフィ工程を行うことだけでも、製造コストが高くなる。つまり、製造コストの面で問題となる。
製造コストを下げるため、つまり低コストで粗面化を行う方法として、レジストパターンを形成しないで、LEDの主表面を全面的にエッチングして粗面化(凹凸化)する方法があるが、以下の問題がある。
レジストパターンを形成しないでLEDの主表面をエッチングにより粗面化(凹凸化)処理すると、層表面が凹凸化すると同時に全体的にもエッチングが進行してしまう。これにより、全体の膜厚が薄くなる。膜厚が全体的に薄くなってしまうと、電流の広がりが悪くなり、順方向電圧が高くなると同時に発光出力も低下する。つまり発光効率が低下する事が問題である。この問題は、順方向電圧が上昇する事で、LED素子中の発熱量が大きくなり、その熱の影響により発光出力が低下するためである。要するに、粗面化するウインドウ層(前記発光部の上に位置する層)、所謂光取り出し層の全体の膜厚が薄くなると、直列抵抗が大きくなり、また電流の広がりが悪くなる事で、順方向電圧が高くなるために発光出力が低下する。
本発明の目的は、光取り出し層の表面を、発光部で発光した光を有効に取り出すことができる凹凸形状とし、発光効率の高い半導体発光素子を提供することにある。
また、本発明の目的は、レジストパターンを形成せずに、しかも光取り出し層の膜厚が薄くなる事を抑制しつつ凹凸化でき、低コストで高発光出力の半導体発光素子を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成されている。
本発明の第1の態様は、半導体基板上に、少なくとも光取り出し層とクラッド層及び活性層を有する発光部とを備えたエピタキシャル層が形成され、前記エピタキシャル層上の一部に接触抵抗低減のためのオ−ミックコンタクト接合部が配置され、前記オーミックコンタクト接合部に接続されて前記発光部の光を反射する反射金属膜が形成され、前記反射金属膜を介して支持基板が接合され、更に前記半導体基板が取り除かれ、前記エピタキシャル層側に第一の電極、前記支持基板側に第二の電極が形成された半導体発光素子において、前記発光部の上部に位置する前記光取り出し層の表面に凹凸状の傾斜した面が形成さ
れ、前記凹凸状の傾斜した面が、傾斜角度の異なる2つ以上の傾斜面から構成されている。
本発明の第2の態様は、第1の態様の半導体発光素子において、前記第一の電極の直下にのみ前記活性層よりもバンドギャップエネルギーが小さく且つ前記発光部で発光した光に対して不透明な材料からなるコンタクト層が設けられ、前記コンタクト層の膜厚が、5nm〜200nm以下である。
本発明の第3の態様は、第1の態様又は第2の態様の半導体発光素子において、前記発光部の一部である前記活性層は、(AlGa1−XIn1−YP層(0≦X≦0.
5、0.4≦Y≦0.6)からなる多重量子井戸構造若しくは歪多重量子井戸構造であり、且つ前記(AlGa1−XIn1−YP層が20層〜160層で構成されている。
本発明の第4の態様は、第1〜第3の態様のいずれかの半導体発光素子おいて、前記光取り出し層が、P系層とAs系層とがそれぞれ1層以上の半導体層から構成され、これら半導体層の内、最も前記第一の電極側に位置する半導体層の膜厚が50nm〜1000nm以下である。
本発明の第5の態様は、第1〜第4の態様のいずれかの半導体発光素子において、前記エピタキシャル層上の一部に配置される前記オーミックコンタクト接合部の面積が20%以下である。
本発明の第6の態様は、第1〜第5の態様のいずれかの半導体発光素子において、前記オーミックコンタクト接合部とこれに近接する前記クラッド層との間に、前記クラッド層側からGaIn1−XP(但し、0.6≦X)からなる介在層と、Mgが添加されたG
aP層と、アンドープGaP層と、Znが添加されたGaP層とが設けられている。
本発明の第7の態様は、第1〜第6の態様のいずれかの半導体発光素子において、前記オーミックコンタクト接合部以外の前記反射金属膜と前記Znが添加されたGaP層との間の部分に、酸化物層が設けられ、前記酸化物層の膜厚は、膜厚d=定数A×波長λp/(4×屈折率n)の関係式(但し、定数Aは奇数)により求まる膜厚dの±30%の範囲にあり、前記オーミックコンタクト接合部の膜厚も、前記酸化物層の膜厚と略一致する。
本発明によれば、光取り出し層の表面を、光を有効に取り出すことができ且つ簡易に形成できる凹凸形状とすることにより、発光効率の高い半導体発光素子を安価に提供できる。
以下、本発明に係る半導体発光素子の実施形態を図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態の発光ダイオードの断面構造図である。
図1に示すように、半導体基板(図示せず)上に、n型GaAsコンタクト層3、光取り出し層であるn型AlGaInPウインドウ層(第二ウインドウ層)18及びn型AlGaAs層(第一ウインドウ層)17、n型AlGaInPクラッド層5、アンドープ(AlGa1−XIn1−YP層(0≦X≦0.5、0.4≦Y≦0.6)からなる多
重量子井戸活性層6、p型AlGaInPクラッド層7、Mgドープのp型GaIn1−XP(0.6≦X)介在層8、Mgドープのp型GaP層9A、アンドープGaP層9
B及びZnドープのp型GaP層9Cが、MOVPE法で積層形成されている。更に、Znドープのp型GaP層9Cには、酸化物層であるSiO膜10が形成され、SiO
膜10に分散して形成された開口部には、金属からなるオーミックコンタクト接合部11が形成されている。SiO膜10及びオーミックコンタクト接合部11上には反射金属膜12が形成されている。
反射金属膜12と、支持基板13表面に形成した金属密着層14とは重ね合わされて、オーミックコンタクト接合部11が設けられた半導体基板(エピタキシャル成長用基板)と支持基板13とが貼り合わされる。更に、半導体基板が取り除かれ、GaAsコンタクト層3表面には、各チップの上面中央に位置させて形成される円形部15aとこれから放射状に柱状に伸びる分配部15bを有する分配電極付きの第一の電極15が形成され、また、支持基板13の底面の全面には、第二の電極16が形成されている。
第一の電極15を形成した後に、硫酸と過酸化水素水との混合液からなるエッチング液を用いて、第一の電極15をマスク代わりとして、第一の電極15直下以外のGaAsコンタクト層3を選択性エッチングによって除去し、n型(Al0.4Ga0.60.5
0.5P層18を露出させた。
更に、P系層であるn型AlGaInPウインドウ層(第二ウインドウ層)18はエッチングするが、As系層であるn型AlGaAs層(第一ウインドウ層)17はエッチングしないエッチング液、例えば塩酸系のエッチング液を用い、第二ウインドウ層18をエッチングする。このエッチングにより、第二ウインドウ層18表面は凹凸状に粗面化し、第一ウインドウ層17上に第二ウインドウ層18が島状に残って、第一ウインドウ層17表面が部分的に露出した時点で一旦エッチングを終える。
次に、P系層であるn型AlGaInPウインドウ層(第二ウインドウ層)18はエッチングしないが、As系層であるn型AlGaAs層(第一ウインドウ層)17はエッチングするエッチング液、例えば硫酸と過酸化水素水との混合液からなるエッチング液を用い、第一ウインドウ層17のエッチングを行う。この時には、第二ウインドウ層18はエッチングされずにマスクとして機能し、第一ウインドウ層17のみがエッチングされる。
これにより、ウインドウ層17,18の表面には、図1に一部を拡大して示すように、凹凸状の傾斜した面が形成される。この傾斜した面は、傾斜角度が異なる傾斜面18aと傾斜面17aとからなる。
光取り出し層であるウインドウ層を、V族が異なる材料、具体的にはAs系とP系の材料からなる、第一ウインドウ層17と第二ウインドウ層18との2層構造とし、且つ、第一、第二ウインドウ層17,18に対して、エッチング液を変えて選択エッチングすることにより、第一ウインドウ層17及び第二ウインドウ層18からなる全ウインドウ層の膜厚が、全体的に薄くなる事を抑制できる。このため、エッチングによるウインドウ層での電流広がりの悪化を防止でき、順方向電圧の上昇及び発光部での電流集中による発熱を抑制して、低コストで発光効率が高く、しかも信頼性が高い発光素子を実現できる。
また、上述したようなフォトリソグラフィを用いてレジストパターンを形成し、エッチングにより発光素子主面を凹凸化する方法では、レジストパターンを除去した部分の主面が平坦になり、この平坦部分では発光部からの光を反射し易く、光取り出し効率を十分に向上できないが、上記実施形態では、光取り出し層であるウインドウ層17,18の表面が凹凸状の傾斜した面で形成されているので、光取り出し効率が良く、高出力化できる。特に、図1に一部を拡大して示すように、凹凸状の傾斜した面は、傾斜角度が緩やかな上部の傾斜面18aと傾斜角度が急な下部の傾斜面17aとから構成されており、ウインドウ層17,18の表面部は半球状ないし半楕円体状の凸部が並んだような形状に近似した形状となり、ウインドウ層17,18に入射する光の方向に依らずに有効に光を取り出すことができる。
光取り出し層であるウインドウ層が、P系層とAs系層とがそれぞれ1層以上の半導体層から構成され、これら半導体層の内、最も前記第一の電極側に位置する半導体層(上記
実施形態では第二ウインドウ層18)の膜厚が50nm〜1000nm以下であるのが好ましい。
第二ウインドウ層18の膜厚が薄過ぎると、第二ウインドウ層18がエッチング中に全てなくなってしまう。また、あまり厚過ぎても、エッチング時間が長くなり、また原材料を多く使用し、成膜時間も長くなってしまう。更にまた、第二ウインドウ層18を必要以上に厚くしても高出力化に関してはあまり効果が出ず、単に高コストになってしまうだけである。よって、第二ウインドウ層18の好ましい膜厚は50nm〜1000nmであり、より好ましくは100nm〜800nmである。
ウインドウ層全体の膜厚(第一、第二ウインドウ層17、18の膜厚の和)を厚くすると、電流の広がりが良くなる事から、LED素子の特性はよくなる方に向かう。しかし厚すぎる場合には、電流広がりの効果は飽和してしまう。よって、LED素子の特性上は、厚すぎても問題になる事は無いが、コスト面で不利になる。また薄すぎる場合は、LED素子特性上、発光出力は低くなり、順方向電圧は高くなる。よって、ウインドウ層全体の膜厚には最適値があり、それは500nm〜5000nmであり、より好ましいのは1000nm〜4000nmである。
なお、上記実施形態では、光取り出し層であるウインドウ層を、下層のn型AlGaAs層(第一ウインドウ層)17と上層のn型AlGaInPウインドウ層(第二ウインドウ層)18との2層構造としたが、上層・下層のウインドウ層の材料を変えて、下層のn型AlGaInP層(第一ウインドウ層)と上層のn型AlGaAsウインドウ層(第二ウインドウ層)との2層構造にしても、同様の効果を奏する。
また、上記実施形態では、光取り出し層であるウインドウ層を、P系層とAs系層とからなる上層・下層の2層構造としたが、P系層とAs系層とが交互に形成された上層・中層・下層の3層構造としてもよい。
ウインドウ層が3層構造の実施形態を図2に示す。この実施形態では、ウインドウ層は、上層のn型AlGaInPウインドウ層(第三ウインドウ層)23と、中層のn型AlGaAs層(第二ウインドウ層)22と、下層のn型AlGaInPウインドウ層(第一ウインドウ層)21とからなる。これら上層・中層・下層のウインドウ層のうち、上層および下層のAlGaInPウインドウ層23,21のエッチングには、例えば塩酸系のエッチング液を用い、中層のAlGaAs層22には、例えば硫酸と過酸化水素水との混合液からなるエッチング液を用いて選択エッチングを行い、ウインドウ層21,22,23の表面に凹凸状の傾斜した面(傾斜角度が異なる3つの傾斜面からなる)を形成する。この3層構造のうち、中層のAlGaAs層22を薄くして、所謂挿入層的に入れるようにしてもよい。更に、同様にして、ウインドウ層を4層以上の多層構造としてもよい。
次に、本発明の実施例を説明する。
図1に示した構造を有する発光波長630nm付近の赤色LED用エピタキシャルウエハを作製した。エピタキシャル成長方法、エピタキシャル層膜厚、エピタキシャル層の構造や電極形成方法及びLED素子製作方法は、以下の通りである。
図4に示すように、n型GaAs基板1上に、MOVPE法で、アンドープ(Al0.
Ga0.30.5In0.5Pエッチングストップ層(膜厚200nm、キャリア濃度
1×1018/cm)2、Seドープのn型GaAsコンタクト層(膜厚50nm、キャリア濃度1×1018/cm)3、Seドープのn型(Al0.4Ga0.60.5
In0.5P層(膜厚400nm、キャリア濃度1×1018/cm)18、Seドー
プのn型Al0.8GaAsウインドウ層(膜厚2600nm、キャリア濃度1×10
/cm)17、Seドープのn型(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pクラッド
層(膜厚500nm、キャリア濃度5×1017/cm)5、アンドープ多重量子井戸活性層(20ペア)6、Mgドープのp型(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pクラッド層(膜厚400nm、キャリア濃度1.2×1018/cm)7、Mgドープのp
型GaIn1−XP(0.6≦X)介在層8、Mgドープのp型GaP層(膜厚200
nm、キャリア濃度1×1018/cm)9A、アンドープGaP層(膜厚100nm)9B、Znドープのp型GaP層(膜厚50nm、キャリア濃度1×1019/cm)9C、を順次積層成長させた。なお、前記アンドープ多重量子井戸活性層6は、GaInP層とAlGaInP層の1対を1ペアとしている。
MOVPE成長での成長温度は650℃とし、成長圧力約6666Pa(50Torr)、各層の成長速度は0.3〜l.0nm/sec、V/III比は約200前後で行った。
因みに、ここで言うV/III比とは、分母をTMGaやTMAlなどのIII族原料のモル数とし、分子をAsH、PHなどのV族原料のモル数とした場合の比率(商)を指す。
MOVPE成長の原料としては、例えばトリメチルガリウム(TMGa)、又はトリエチルガリウム(TEGa)、トリメチルアルミニウム(TMAl)、トリメチルインジウム(TMIn)等の有機金属化合物や、アルシン(AsH)、ホスフィン(PH)等の水素化物ガスを用いた。n型半導体層の導電型決定不純物の添加物原料としては、セレン化水素(HSe)を用いた。p型半導体層の導電型決定不純物の添加物原料としては、ビスシクロペンタジエニルマグネシウム(CpMg)、ジメチルジンク(DMZn)を用いた。
その他に、n型層の導電型決定不純物の添加物原料として、ジシラン(Si)、モノシラン(SiH)、ジエチルテルル(DETe)、ジメチルテルル(DMTe)を用いることもできる。その他に、p型層のp型添加物原料として、ジエチルジンク(DEZn)を用いる事も出来る。
更に、このLED用エピタキシャルウエハをMOVPE装置から搬出した後、p型GaP層9Cの表面に酸化物層、ここではSiO膜10を約100nm形成し、一般的なフォトリソグラフィー技術を用い、更にエッチングによって直径約12μmのSiO膜10が設けられていない部分(開口部)を形成し、更にSiO膜10が無い部分に、真空蒸着法によってオーミックコンタクト接合部11を形成した。オーミックコンタクト接合部11の材料としては、AuZn(金・亜鉛合金)を用いた。
また、オーミックコンタクト接合部11の直径は約l0μmのドット状電極とし、それを30μmピッチで、且つ厚さ100nmで形成した。つまりSiO膜10の無い部分にオーミックコンタクト接合部11を、SiO膜10の膜厚が略同じになるように形成した。その後、電極の合金化であるアロイ工程を、窒素ガス雰囲気中にて350℃に加熱し、5分間熱処理する事で行った。
次に、オーミックコンククト接合部11が設けられたLED用エピタキシャルウエハ上(SiO膜10とオーミックコンタクト接合部11上)に反射金属膜12として、Al(アルミニウム)、Ti(チタン)、Au(金)をそれぞれ厚さ200nm、200nm、500nmで、この順に蒸着した。
一方、支持基板として用意したSi基板13表面には、AuGe(金・ゲルマニウム合金)、Ti(チタン)、Au(金)をそれぞれ厚さ100nm、200nm、500nmで、この順に蒸着して金属密着層14を形成した。
上記の様に作製した反射金属膜12が設けられたLED用エピタキシャルウエハとSi基板13とを、反射金属膜12と金属密着層14とが合わさる形で貼り合わせた(図4)。貼り合わせは、圧力約1.33Pa(0.0lTorr)雰囲気で荷重を30Kgf/c
負荷した状態で、温度350℃で30分間保持することによって行った。
Si基板13を貼り合わせたLEDエピタキシャルウエハを、アンモニア水と過酸化水素水系混合液に浸してGaAs基板1をエッチングで除去し、アンドープ(Al0.7
0.30.5In0.5Pエッチングストップ層2を露出させた。次に塩酸系のエッチ
ング液を用いて、エッチングストップ層2を除去し、GaAsコンタクト層3を露出させた。
次に、GaAsコンタクト層3表面に、一般的なフォトリソグラフィー技術を用いてパターンを形成し、更に真空蒸着法によって直径100μmの円形部15aから放射状に幅10μmの柱状に伸びた分配部15bを有する分配電極付きの第一の電極15を形成した(図1)。第一の電極15は、AuGe(金・ゲルマニウム合金)、Ni(ニッケル)、Au(金)を、それぞれ厚さ100nm、100nm、500nmで、この順に蒸着して形成した。
第一の電極15を形成後、硫酸と過酸化水素水との混合液からなるエッチング液を用いて、第一の電極15をマスク代わりとして、第一電極15直下以外のGaAsコンタクト層3を選択性エッチングによって除去し、n型(Al0.4Ga0.60.5In0.5P層18を露出させた。
更にn型(Al0.4Ga0.60.5In0.5P層18の表面を塩酸系エッチングにより、凹凸状に粗面化し、第一ウインドウ層17表面が部分的に露出した時点でエッチングを止めた。次に、硫酸と過酸化水素水との混合液からなるエッチング液を用い、第一ウインドウ層17のみエッチングした。これにより、ウインドウ層17,18の表面に、凹凸状の傾斜した面(傾斜角度が異なる傾斜面18aと傾斜面17aとからなる)を形成した。
次に、Si支持基板13の底面(金属密着層14とは反対側の面)全面に、第二の電極16を真空蒸着法によって形成した。第二の電極16は、Al(アルミニウム)、Ti(チタン)、Au(金)を、この順に蒸着し、その後、電極の合金化であるアロイ工程を、窒素ガス雰囲気中にて400℃に加熱し、5分間熱処理する事で行った。
その後、上記の様にして構成された電極形成済みLED用エピタキシャルウエハを、第一の電極15の円形部15aが中心になる様にダイシング装置を用いて切断し、チップサイズ300μm角のLEDベアチップを作製した(図1)。更に、このLEDベアチップを、図示省略のTO−18ステム上にマウント(ダイボンディング)し、その後、更にマウントされたLEDベアチップに、ワイヤボンディングを行い、LED素子を作製した。
この様にして製作されたLEDの初期特性を評価した結果、20mA通電時(評価時)の発光出力6.64mW、順方向電圧1.98Vという初期特性を有するLED素子を得る事が出来た。
(比較例)
図3に示した構造を有する発光波長630nm付近の貼り換え型赤色LED用エピタキシャルウエハを作製した。エピタキシャル成長の方法、エピタキシャル層膜厚、エピタキシャル層構造、反射金属層膜の構成、オーミックコンタクト接合部構成及びサイズ、支持基板への貼り換え方法、エッチング方法等のプロセス工程やLED素子製作方法は、基本的に上記実施例と同じである。以下に上記実施例とは異なる点を説明をする。
この比較例では、前記2層構造のn型ウインドウ層17,18を、Seドープのn型(Al0.4Ga0.60.5In0.5Pウインドウ層(膜厚3000nm、キャリア濃度1×1018/cm)4に変更した。つまり、ウインドウ層全体の膜厚(ウインドウ層17,18の膜厚の和)を同じにして、単層のn型(Al0.4Ga0.60.5In0.
Pウインドウ層4とした。そして、上記実施例と同様に、第一の電極15を形成した後、硫酸と過酸化水素水と水の混合液からなるエッチング液を用いて、第一の電極15をマスク代わりとして、第一の電極15直下以外のGaAsコンタクト層3を選択性エッチングによって除去し、n型(Al0.4Ga0.30.5In0.5Pウインドウ層4を露出させた。更に、n型(Al0.4Ga0.60.5In0.5Pウインドウ層4の表面を、塩酸系エッチングにより粗面化(凹凸化)した。
上記のような工程を経て作製されたエピタキシャルウエハを、基本的に上記実施例と同じ方法でLED素子にした。この様にして作製されたLED素子の初期特性を、通電電流20mAにて評価した。その結果、発光出力は5.0mW、順方向電圧は2.3Vであった。また、上記n型(Al0.4Ga0.60.5In0.5Pウインドウ層4のエッチングによる粗面化(凹凸化)を行わなかったLED素子も作製したが、このLED素子の初期特性は、発光出力4.3mW,順方向電圧1.96Vであった。
実施例では、ウインドウ層をV族が異なる材料の2層構造にし、且つそれぞれのエチャントを変えてエッチングしたことにより、ウインドウ層17及びウインドウ層18からなるウインドウ層の全膜厚が、全体的に薄くなる事を抑制できた。このため、順方向電圧の上昇を抑制でき、順方向電圧1.98Vを達成できた。また順方向電圧の上昇を抑制した
事で、LEDの発熱を抑制でき、結果的に発光出力が向上した。またウインドウ層全体の膜厚が薄くならなかった事により、活性層6に流れる電流を均一化できた事でも、LEDの発熱を抑制できた。更に電流分散特性が良好になった事で、第一の電極15による光取り出し悪化(第一の電極15が光を遮蔽することによる光取り出し損失)を抑制できた事も、高出力化出来た事の一つである。更にまた電流集中を抑制できた事で、キャリアのオーバーフローが無くなり、内部量子効率も向上したと考えられる。前記した幾つかの要因が重なり合って、本実施例では発光出力が向上した。
次に、上記実施例における各層の組成・構成・膜厚などの最適条件に付いて説明する。
前記GaAsコンククト層3の膜厚は、あまり薄すぎると本来のコンタクト層としての機能が不十分になる。また逆に厚過ぎると、電流が流れ難くなって直列抵抗が高くなり、順方向電圧が高くなってしまう。よってGaAsコンククト層3の好ましい膜厚は5nm〜200nmであり、より好ましくは10nm〜100nmである。
前記p型GaIn1−XP(0.6≦X)介在層8のGa組成Xを0.6以上としたのは、0.6よりも小さくなると、630nmの波長で発光した光を吸収してしまうからで
ある。このため、発光波長が変わった場合には、Ga組成Xを変化させる。つまり所望の発光ピーク波長が595nm等、短波長側になった場合には、GaIn1−XP介在層8の組成Xは0.6よりも大きくする事が望ましい。
前記p型GaP層9CにはZnを添加するのが望ましい。これはMgよりもZnの方が添加しやすいために、多く添加できるからである。添加物を多くする事で接触抵抗を低く出来、ひいては順方向電圧を低く出来るからである。p型GaP層9AにMgを用いるのは、ZnよりもMgの方が拡散しにくい事から、拡散による初期発光出力の低下を抑止出来る。また拡散し難い事で、信頼性(相対出力)が向上するためである。更にMgドープのp型GaP層9AとZnドープのp型GaP層9Cとの間にアンドープGaP層9Bを入れるのは、MgとZnが隣り合わせに存在すると、相互拡散を起こすからである。つまり、実施例で示したGaP層9の構造が好ましい。
発光部の一部である多重量子井戸活性層6は、20層〜160層、つまり10〜80ペアにするのが好ましい。これはペア数が少な過ぎると電子及び正札のオーバーフローが起こってしまい、内部量子効率が低下する。また、あまり多過ぎると、活性層6での光吸収
による発光出力の低下が多くなるからである。よって好ましいペア数は、10〜80ペアであり、より好ましくは20nm〜60ペアである。また前記活性層6が単一層であった場合も、上記で述べた様な理由により、20nm〜200nmの膜厚にする事が好ましい。
酸化物層であるのSiO膜10の膜厚は、膜厚d=定数A×波長λp/(4×屈折率n)の関係式(但し、定数Aは奇数)により求まる膜厚dの±30%の範囲にするのがよい。これは、SiO膜10を反射防止膜として機能させるためである。また、SiO膜10の膜厚を上記関係式により求まる膜厚dの±30%の範囲にあればよいのは、発光部からの光の波長帯域にある程度の幅を有するからである。なお、波長λpはLED素子の発光ピ−ク波長である。
p型GaP層9C表面積に対するオーミックコンタクト接合部11の面積の割合は、20%以下が好ましい。これは、オーミックコンタクト接合部11は、反射金属膜12と比べて反射率が低く、オーミックコンタクト接合部11の面積を20%よりも大きくすると、光取り出し効率が低下するからである。
以下に、上記実施例を変形・変更した他の実施例を述べる。
上記の実施例において、多重量子井戸活性層6とn型クラッド層5及びp型クラッド層7の間に、積極的に添加物を入れない、所謂アンドープ層、若しくは低濃度層を設けてもよい。また、このアンドープ層若しくは低濃度層を多層構造にしてもよい。更に、実施例では、活性層を多重量子井戸(MQW)としたが、アンドープのバルク層(単層)や歪み多重量子井戸としてもよい。
また、上記実施例では、酸化物層としてSiO膜10を形成したが、SiN膜等を用いても、同様な効果がある。また、SiO膜等の酸化物層を無くしてもよい。
上記実施例においては、発光波長630nmの赤色LED素子であったが、同じAlGaInP系の材料を用いて製作されるそれ以外の発光波長域のLED素子、例えば発光波長560nm〜660nmのLED素子にも勿論適用でき、この場合に用いられる各層の材料、キャリア濃度、特にウインドウ層においては一切の変更なしに作製できる。
上記実施例の第一の電極15の形状は、円形ではなく、例えば四角、菱形、多角形等に変更してもよく、また分配部を設けなくともよい。
上記実施例においては、支持基板にSiを用いたが、この他にも、GeやGaAsを支持基板とするLED用エピタキシャルウエハや、金属基板、例えばCu,MO,W,CuW等を支持基板とするLED用エピタキシャルウエハに変更してもよい。
また、上記実施例のLED素子は、いわゆるnサイドアップの構造を採用したが、各エピタキシャル層の導電性を逆にするなどして、pサイドアップの構造としてもよい。
本発明の実施形態及び実施例にかかるAlGaInP系赤色発光ダイオードの断面構造図である。 本発明の他の実施形態にかかるAlGaInP系赤色発光ダイオードの断面構造図である。 比較例にかかるAlGaInP系赤色発光ダイオードの断面構造図である。 本発明の実施例の製造工程を説明するためのAlGaInP系赤色LED用エピタキシャルウエハの断面構造図である。
符号の説明
1 n型GaAs基板
2 n型AlGaInPエッチングストップ層
3 n型GaAsコンタクト層
4 n型AlGaInPウインドウ層
5 n型AlGaInPクラッド層
6 アンドープMQW活性層
7 p型AlGaInPクラッド層
8 p型GaInP介在層
9 GaP層
9A p型GaP層
9B アンドープGaP層
9C p型GaP層
10 酸化物層
11 オーミックコンタクト接合部
12 反射金属膜層
13 支持基板
14 金属密着層
15 第一の電極
16 第二の電極
17 n型AlGaAs層(第一ウインドウ層)
17a 傾斜面
18 n型AlGaInP層(第二ウインドウ層)
18a 傾斜面

Claims (7)

  1. 半導体基板上に、少なくとも光取り出し層とクラッド層及び活性層を有する発光部とを備えたエピタキシャル層が形成され、前記エピタキシャル層上の一部に接触抵抗低減のためのオ−ミックコンタクト接合部が配置され、前記オーミックコンタクト接合部に接続されて前記発光部の光を反射する反射金属膜が形成され、前記反射金属膜を介して支持基板が接合され、更に前記半導体基板が取り除かれ、前記エピタキシャル層側に第一の電極、前記支持基板側に第二の電極が形成された半導体発光素子において、
    前記発光部の上部に位置する前記光取り出し層の表面に凹凸状の傾斜した面が形成され、前記凹凸状の傾斜した面が、傾斜角度の異なる2つ以上の傾斜面から構成されていることを特徴とする半導体発光素子。
  2. 請求項1に記載の半導体発光素子において、前記第一の電極の直下にのみ前記活性層よりもバンドギャップエネルギーが小さく且つ前記発光部で発光した光に対して不透明な材料からなるコンタクト層が設けられ、前記コンタクト層の膜厚が、5nm〜200nm以下であることを特徴とする半導体発光素子。
  3. 請求項1または2に記載の半導体発光素子において、前記発光部の一部である前記活性層は、(AlGa1−XIn1−YP層(0≦X≦0.5、0.4≦Y≦0.6)か
    らなる多重量子井戸構造若しくは歪多重量子井戸構造であり、且つ前記(AlGa1−XIn1−YP層が20層〜160層で構成されていることを特徴とする半導体発光素子。
  4. 請求項1乃至3に記載の半導体発光素子において、前記光取り出し層が、P系層とAs系層とがそれぞれ1層以上の半導体層から構成され、これら半導体層の内、最も前記第一の電極側に位置する半導体層の膜厚が50nm〜1000nm以下であることを特徴とする半導体発光素子。
  5. 請求項1乃至4に記載の半導体発光素子において、前記エピタキシャル層上の一部に配置される前記オーミックコンタクト接合部の面積が20%以下であることを特徴とする半導体発光素子。
  6. 請求項1乃至5に記載の半導体発光素子において、前記オーミックコンタクト接合部とこれに近接する前記クラッド層との間に、前記クラッド層側からGaIn1−XP(但し、0.6≦X)からなる介在層と、Mgが添加されたGaP層と、アンドープGaP層
    と、Znが添加されたGaP層とが設けられていることを特徴とする半導体発光素子。
  7. 請求項1乃至6に記載の半導体発光素子において、前記オーミックコンタクト接合部以外の前記反射金属膜と前記Znが添加されたGaP層との間の部分に、酸化物層が設けられ、前記酸化物層の膜厚は、膜厚d=定数A×波長λp/(4×屈折率n)の関係式(但し、定数Aは奇数)により求まる膜厚dの±30%の範囲にあり、前記オーミックコンタクト接合部の膜厚も、前記酸化物層の膜厚と略一致することを特徴とする半導体発光素子。
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