JP2009252604A - 埋込型照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フランジ部の外縁部を保持するきっかけとなるフランジ部と取付壁部との間の間隙を容易に生じさせ、これにより、取付壁部からの取り外しを容易とした埋込型照明器具を提供する。
【解決手段】 光を出射させる開口部33が下部に形成された器具本体21と、開口部33の外周縁部に形成されたフランジ部41と、器具本体21の内部であって開口部33に近接する位置に照射面51を設けた光源部50と、フランジ部41の周方向に複数配設され、フランジ部41の上方から斜め上方に向けて形成された取付バネ部61、62と、フランジ部41の上部の外縁部であって、取付バネ部61、62に最も近接した部位、及び、前記部位を含む領域に形成された引掛部71と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、埋込型照明器具に関する。
従来、天井等の取付壁部に形成された取付穴に埋め込まれて設置される、埋込型照明器具が知られている。また、この種の埋込型照明器具として、光を出射させる開口部が下部に形成された器具本体と、器具本体の内部に設けられた光源部と、開口部の外周縁部に形成されたフランジ部とを備え、取付壁部に対する固定手段として、取付バネ部を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。取付バネ部は、フランジ部の周方向に複数配設されており、フランジ部の上方から斜め上方に向けて形成されている。
取付バネ部を備えた埋込型照明器具を取付壁部に設置する手順は、まず、取付バネ部の弾性力に抗して手指で各取付バネ部を器具本体の中心方向に窄め、その状態で器具本体と各取付バネ部とを取付穴に挿入する。そこで各取付バネ部を窄めていた手指を離すと、各取付バネ部は取付穴の縁部に当接する。器具本体を上方に押し上げていくと、各取付バネ部が取付穴の縁部に当接しながら、各取付バネ部は弾性的に復元して拡開していく。そして、取付バネ部が更に拡開しようとする弾性的な付勢力により、器具本体は上方に引き上げられることとなり、フランジ部が取付壁部に圧接した状態となって、埋込型照明器具が取付壁部に設置されるのである。
一方、埋込型照明器具の交換を行う場合など、埋込型照明器具を取付壁部から取り外す場合は、取付バネ部の付勢力に抗して器具本体を引き下げ、器具本体と各取付バネ部とを取付穴から引き抜けばよい。しかしながら、埋込型照明器具が取付壁部に設置された状態では、フランジ部は取付バネ部の付勢力によって取付壁部に圧接しており、フランジ部と取付壁部との間に指先を差し込んで引き下げることはできない。
このため、まず、器具本体の開口部に両手の手指を差し入れて器具本体の内側面(反射面)を左右に押し広げるようにして保持し、取付バネ部の付勢力に抗して、器具本体を引き下げる。すると、フランジ部と取付壁部との間に指先を差し込む間隙が生じ、この間隙がフランジ部の外縁部を保持するきっかけとなる。この間隙に指先を差し込むことでフランジ部の外縁部を保持して、更に器具本体を引き下げるようにすると、各取付バネ部は取付穴の縁部に当接しながら、徐々に窄められていく。ある程度引き下げられたところで、取付バネ部の弾性力に抗して手指で各取付バネ部を器具本体の中心方向に窄め、その状態で器具本体と各取付バネ部とを取付穴から引き抜くことで、埋込型照明器具を取付壁部から取り外すのである。
また、器具本体の内側面(反射面)を左右に押し広げるようにして保持して、器具本体を引き下げる場合、器具本体の内側面(反射面)のどの部分を保持するかによって、器具本体の引き下げに必要な力は異なる。すなわち、取付バネ部に近接した領域では、取付バネ部の強度の影響が強く、取付バネ部から離隔した領域では、取付バネ部の強度の影響が比較的弱い。このため、取付バネ部に近接した領域を保持した場合と、取付バネ部から離隔した領域を保持した場合とで、器具本体の引き下げに必要な力を比較すると、取付バネ部に近接した領域を保持した場合のほうが、取付バネ部から離隔した領域を保持した場合より大きい力が必要である。
また、器具本体の引き下げに必要な力は、取付壁部の厚みによっても変動する。埋込型照明器具の取付バネ部は、薄い取付壁部(例えば、5mm)から厚い取付壁部(例えば、25mm)まで対応できるが、薄い取付壁部と厚い取付壁部とでは、設置された状態での取付バネ部の拡開の程度が異なる。薄い取付壁部の場合は、取付バネ部は大きく拡開していることから、器具本体を引き下げるには大きな力が必要となるが、厚い取付壁部の場合は、取付バネ部は窄まっていることから、器具本体を小さな力で引き下げることができる。
特開平10―69813号公報
ところで、埋込型照明器具の光源部として、例えば、光源が複数の発光ダイオード(LED)であり、LEDが実装された基板にレンズ体を組み合わせて、下面に照射面が形成されたものが開発されている。このような光源部は、複数のLEDを用いたことで照射面の面積が広くなっている。このため、光源部は、照射面が器具本体の開口部に近接するように配置されている。
しかしながら、照射面を器具本体内部の開口部に近接させて設けると、照射面から開口部までの内側面(反射面)が狭くなるため、埋込型照明器具を取付壁部から取り外すことが困難になるという問題がある。すなわち、埋込型照明器具を取付壁部から取り外す場合、両手の手指で器具本体の内側面(反射面)を左右に押し広げるようにして保持し、取付バネ部の付勢力に抗して器具本体を引き下げる。そして、フランジ部と取付壁部との間に指先を差し込む間隙が生じたところで、この間隙に指先を差し込んでフランジ部の外縁部を保持している。ところが、照射面から開口部までの内側面(反射面)が狭いと、器具本体の内側面(反射面)にうまく手指が掛からず、力が入り難い。このため、内側面(反射面)を保持しながら、取付バネ部の付勢力に抗して、器具本体を引き下げることが困難であり、フランジ部の外縁部を保持するきっかけとなる、フランジ部と取付壁部との間の間隙を生じさせることが困難なのである。
本発明は、前記課題を解消するためになされたものであり、フランジ部の外縁部を保持するきっかけとなるフランジ部と取付壁部との間の間隙を容易に生じさせ、これにより、取付壁部からの取り外しを容易とした埋込型照明器具の提供を目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、第1の発明では、光を出射させる開口部が下部に形成された器具本体と、
前記開口部の外周縁部に形成されたフランジ部と、
前記器具本体の内部であって前記開口部に近接する位置に照射面を設けた光源部と、
前記フランジ部の周方向に複数配設され、前記フランジ部の上方から斜め上方に向けて形成された取付バネ部と、
前記フランジ部の上部の外縁部であって、前記取付バネ部に最も近接した部位、及び、前記部位を含む領域に形成された引掛部と、
を備えたことを特徴とする埋込型照明器具とする。
第2の発明では、光を出射させる開口部が下部に形成された器具本体と、
前記開口部の外周縁部に形成されたフランジ部と、
前記器具本体の内部であって前記開口部に近接する位置に照射面を設けた光源部と、
前記フランジ部の周方向に複数配設され、前記フランジ部の上方から斜め上方に向けて形成された取付バネ部と、
前記フランジ部の上部の外縁部であって、隣接する前記取付バネ部の各々から最も離隔した部位、及び、前記部位を含む領域に形成された引掛部と、
を備えたことを特徴とする埋込型照明器具とする。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
第1の発明によれば、フランジ部の上部の外縁部であって、取付バネ部に最も近接した部位、及び、前記部位を含む領域に引掛部を設けたため、手指の先を引掛部に掛けたときに力を入れやすく、器具本体を容易に引き下げることができ、フランジ部の外縁部を保持するきっかけとなるフランジ部と取付壁部との間の間隙を容易に生じさせることができる。
また、取付バネ部に最も近接した部位、及び、前記部位を含む領域は、取付バネ部の強度の影響が強く、器具本体を引き下げるには大きな力を要するが、引掛部を設けたため、手指の先を引掛部に掛けた状態で力を入れやすく、器具本体を容易に引き下げることができ、フランジ部の外縁部を保持するきっかけとなるフランジ部と取付壁部との間の間隙を容易に生じさせることができる。これにより、埋込型照明器具を取付壁部から容易に取り外すことができる。
また、取付バネ部に最も近接した部位、及び、前記部位を含む領域にのみ引掛部を設けたため、埋込型照明器具を取付壁部に設置した状態でも、フランジ部と取付壁部との間隙が目立たず、埋込型照明器具の外観の体裁を損なうこともない。
第2の発明によれば、フランジ部の上部の外縁部であって、取付バネ部の各々から最も離隔した部位、及び、前記部位を含む領域に、引掛部を設けたため、手指の先を引掛部に掛けたときに力を入れやすく、器具本体を容易に引き下げることができ、フランジ部の外縁部を保持するきっかけとなるフランジ部と取付壁部との間の間隙を容易に生じさせることができる。
また、隣接する取付バネ部の各々から最も離隔した部位、及び、前記部位を含む領域は、取付バネ部の強度の影響が比較的弱く、器具本体の引き下げを比較的小さな力で行うことができるため、手指の先を引掛部に掛けた状態で器具本体を容易に引き下げることができ、フランジ部の外縁部を保持するきっかけとなるフランジ部と取付壁部との間の間隙を容易に生じさせることができる。これにより、埋込型照明器具を取付壁部から容易に取り外すことができる。
また、隣接する取付バネ部の各々から最も離隔した部位、及び、前記部位を含む領域にのみ引掛部を設けたため、埋込型照明器具を取付壁部に設置した状態でも、フランジ部と取付壁部との間隙が目立たず、埋込型照明器具の外観の体裁を損なうこともない。
次に、発明の実施の形態について図を用いて説明する。
本発明の実施例1に係る埋込型照明器具11について、図1から図3を用いて説明する。実施例1の埋込型照明器具11は、取付壁部としての天井に形成された丸型の取付穴に埋め込まれて設置されるものである。以下の説明では、上下方向は、天井に設置された状態における上下方向として説明する。埋込型照明器具11は、図1、2に示すように、器具本体21、フランジ部41、光源部50、取付バネ部としての主取付バネ部61と副取付バネ部62、及び、引掛部71を有している。
図2に示すように、器具本体21は、器具主体22と枠体31とを有しており、器具主体22と枠体31は、熱伝導性を有するアルミニウム等の金属素材を用いて形成されている。器具主体22は、円筒状の側壁部23と、底板部24とを有しており、器具主体22の内部には、光源部50の光源であるLED53を点灯させる点灯装置(図示せず)が収容されている。器具主体22の天部は、金属板で形成された天板部25が固定されて閉塞されており、天板部25から外側に延設された部分には端子台26が設置されている。端子台26には、外部電源からの電線(図示せず)が電気的に接続される。また、端子台26と点灯装置は、側壁部23を貫通する電線(図示せず)によって電気的に接続されている。器具主体22の底板部24の下面は、枠体31と、光源部50とが装着される構成である。
枠体31は、器具主体22の底板部24の下部に装着されるとともに、光源部50が装着される部分である。枠体31は上板部32、開口部33、フランジ部41を有している。上板部32には、光源部50の光を通すとともに、レンズ54が装着される光源用孔部34が、同一円周上の5箇所に等間隔に形成されている。枠体31の下部は、漸次拡開させた末広がりの形状に形成されており、光源部50からの光を出射させる開口部33が形成されている。開口部33から内側にかけては、光源部50からの光を反射させる反射面35となっている。フランジ部41は、埋込型照明器具11を天井の取付穴に設置した状態で天井に接触する部分であり、開口部33の外周縁部に形成されている。
光源部50は、略平面状の照射面51を備えており、器具本体21の内部であって開口部33に近接する位置に、略平面状の照射面51が位置するように設けられる。光源部50は、基板52、レンズ54、導光板56、スペーサ−58を有している。基板52は、枠体31の光源用孔部34に対応するように、光源としてのLED53を同一円周上の5箇所に等間隔に備えている。基板52と点灯装置(図示せず)は、電線(図示せず)によって電気的に接続されている。レンズ54は、LED53からの光を透過させて、照射面51を形成する部材である。レンズ54は、透光性を有する樹脂素材等で形成されており、上面側にはLED53に対応した凹部55が形成されている。導光板56は、レンズ54を保持して枠体31に固定する部材であり、レンズ54を保持する位置にレンズ保持用孔57が形成されている。また、導光板56は、透光性を有する樹脂素材等で形成されており、レンズ54からの光によって下部が明るくなるように構成されているため、レンズ54とともに平面状の照射面51を構成する。スペーサ−58は、導光板56と枠体31の間に介設され、導光板56と枠体31の間の間隔を調整する部材であり、レンズ54と干渉しないようにレンズ挿通孔59が形成されている。尚、本実施例では、照射面51が略平面状のものを説明したが、照射面51は略平面状のものに限られず、例えば、照射面51が上方又は下方に向けて湾曲した形状や、レンズ54が照射面51に対して突出又は陥没して設けられていてもよい。また、導光板56が透光性を有し、レンズ54とともに明るくなる例を示したが、これに限定されず、例えば、レンズ54のみが光を照射するものであってもよい。
図1から図3に示すように、取付バネ部としての主取付バネ部61と副取付バネ部62は、天井に埋込型照明器具11を固定する固定手段であり、フランジ部41の周方向に複数配設され、フランジ部41の上方から斜め上方に向けて形成される部材である。本実施例では、1対の主取付バネ部61がフランジ部41の直径方向に対向するように配設されており、1対の副取付バネ部62が、主取付バネ部61と90度位相をずらせた直径方向に対向するように配設されている。従って、本実施例では、主取付バネ部61と副取付バネ部62とが、フランジ部41の周方向に4箇所、等間隔に配設されている。主取付バネ部61、及び副取付バネ部62は、いずれもステンレス素材等で形成された金属板を屈曲させて形成されている。尚、取付バネ部の形状、取付位置、本数等については、本実施例のものに限定されない。
引掛部71は、埋込型照明器具11を天井から取り外す際に、手指の先を掛けて器具本体21を引き下げるための部分である。引掛部71は、フランジ部41の上部の外縁部であって、各主取付バネ部61、及び各副取付バネ部62にそれぞれ最も近接した部位、すなわち、各主取付バネ部61、及び各副取付バネ部62の直下となる部位、及び、直下となる部位を含む領域に形成される。引掛部71は、各主取付バネ部61ごと、及び各副取付バネ部62ごとに形成され、各引掛部71はそれぞれ別個独立に形成されている。また、引掛部71が形成される領域は、手指の先を掛けることができる程度の幅を有していればよく、例えば、主取付バネ部61、又は副取付バネ部62の幅と同程度の幅の領域に形成する。
尚、引掛部71は、各主取付バネ部61ごと、及び各副取付バネ部62ごとに形成したが、これに限定されず、例えば、主取付バネ部61、又は、各副取付バネ部62のいずれかの直下となる部位、及び、直下となる部位を含む領域に設けてもよく、あるいは、少なくとも1箇所に設けるようにすればよい。
引掛部71の断面形状は、図2に示すように、面取形状となるように形成する。また、平面視での形状は、図3に示すように、フランジ部41の上部の外縁部に直線的に形成した形状とする。このように形成することにより、埋込型照明器具11が天井に設置された状態においても引掛部71は天井に接触しないため、フランジ部41と天井との間に手指の先を掛けるための間隙を確保できる。引掛部71は、フランジ部41の上部の外縁部を切削手段によって形成してもよく、枠体31の鋳造時に形成してもよい。引掛部71の断面形状、及び、平面形状は、フランジ部41と天井との間に手指の先を掛けるための間隙を確保できる形状であればよく、断面形状は、面取り形状のほか、段を形成するようにしてもよい。
次に、埋込型照明器具11を構成する各部材の組み付けについて説明する。図2に示すように、まず、枠体31の上板部32に形成した各光源用孔部34に下方からレンズ54が嵌め込まれ、スペーサ−58を介設するとともに、導光板56でレンズ54を保持する。枠体31と導光板56との固定は、中央の導光板固定ボルト81によって行う。
器具主体22の底板部24には、枠体31が装着され、器具主体22の底板部24と、枠体31の上板部32との間には、両面に熱伝導シート(図示せず)を貼着した基板52が介設される。各レンズ54に形成した凹部55には、基板52に実装されたLED53が収容されるようにする。また、器具主体22の底板部24と、枠体31の上板部32とで、主取付バネ部61の端部と、副取付バネ部62の端部を挟持して、主取付バネ部61と、副取付バネ部62を固定する。器具主体22と枠体31との固定は、器具主体22の底板部24の周囲に等間隔に配設した枠体固定ボルト82によって行う。
続いて、本実施例1の埋込型照明器具11を天井から取り外す手順について説明する。まず、フランジ部41の周方向に形成された引掛部71のうち、フランジ部41の直径方向に対向する一対の引掛部71を選択する。そして、選択した1対の引掛部71に両手の手指の先を掛けた状態で、主取付バネ部61、及び副取付バネ部62の付勢力に抗して、器具本体21を引き下げる。このとき、手指の先を引掛部71に掛けているので、力を入れやすく、器具本体21を容易に引き下げることができる。器具本体21を引き下げると、フランジ部41の外縁部を保持するきっかけとなるフランジ部41と天井との間に間隙が生じるので、そこでフランジ部41の外縁部を保持して、更に器具本体21を引き下げるようにすると、主取付バネ部61、及び副取付バネ部62は取付穴の縁部に当接しながら、徐々に窄められていく。ある程度引き下げられたところで、主取付バネ部61、及び副取付バネ部62の弾性力に抗して手指で主取付バネ部61、及び副取付バネ部62を器具本体21の中心方向に窄め、その状態で器具本体21と主取付バネ部61、及び副取付バネ部62とを取付穴から引き抜くことで、埋込型照明器具11を天井から取り外すことができる。
以上のように、実施例1に係る埋込型照明器具11によれば、フランジ部41の上部の外縁部であって、主取付バネ部61、及び副取付バネ部62にそれぞれ最も近接した部位、すなわち、主取付バネ部61、及び副取付バネ部62の直下となる部位、及び、直下となる部位を含む領域に引掛部71を設けたため、手指の先を引掛部71に掛けたときに力を入れやすく、器具本体21を容易に引き下げることができ、フランジ部41の外縁部を保持するきっかけとなるフランジ部41と天井との間の間隙を容易に生じさせることができる。
また、主取付バネ部61、及び副取付バネ部62にそれぞれ最も近接した部位、及び、その部位を含む領域は、主取付バネ部61、及び副取付バネ部62の強度の影響が強く、器具本体21を引き下げるには大きな力を要するが、引掛部71を設けたため、手指の先を引掛部71に掛けた状態で力を入れやすく、器具本体21を容易に引き下げることができ、フランジ部41の外縁部を保持するきっかけとなるフランジ部41と天井との間の間隙を容易に生じさせることができる。これにより、埋込型照明器具11を天井から容易に取り外すことができる。
また、主取付バネ部61、及び副取付バネ部62にそれぞれ最も近接した部位、及び、その部位を含む領域にのみ引掛部71を設けたため、埋込型照明器具11を天井に設置した状態でも、フランジ部41と天井との間隙が目立たず、埋込型照明器具11の外観の体裁を損なうこともない。
次に、本発明の実施例2に係る埋込型照明器具11について、図4から図6を用いて説明する。実施例2では、引掛部71が形成された位置が前記実施例1とは大きく異なっている。前記実施例1と同一部分は同一符号を付して詳しい説明は省略する。
図4から図6に示すようにように、引掛部71は、フランジ部41の上部の外縁部であって、隣接する主取付バネ部61、及び副取付バネ部62の各々から最も離隔した部位、すなわち、フランジ部41の周方向において、主取付バネ部61、及び副取付バネ部62の中間となる部位、及び、前記部位を含む領域に形成される。各引掛部71はそれぞれ別個独立に形成されている。また、引掛部71が形成される領域は、手指の先を掛けることができる程度の幅を有していればよく、例えば、主取付バネ部61、又は副取付バネ部62の幅と同程度の幅の領域に形成する。
尚、引掛部71は、隣接する主取付バネ部61、及び副取付バネ部62の各々から最も離隔した部位ごとに形成したが、これに限定されず、例えば、少なくとも1箇所に設けるようにすればよい。
引掛部71の断面形状は、図4に示すように、段となるように形成する。また、平面視での形状は、図6に示すように、フランジ部41の上部の外縁部に一定幅で形成した形状とする。このように形成することにより、埋込型照明器具11が天井に設置された状態においても引掛部71は天井に接触しないため、フランジ部41と天井との間に手指の先を掛けるための間隙を確保できる。引掛部71は、フランジ部41の上部の外縁部を切削手段によって形成してもよく、枠体31の鋳造時に形成してもよい。引掛部71の断面形状、及び、平面形状は、フランジ部41と天井との間に手指の先を掛けるための間隙を確保できる形状であればよく、断面形状は、段のほか、面取り形状を形成するようにしてもよい。
本実施例2の埋込型照明器具11を構成する各部材の組み付け、及び、天井から取り外す手順については、実施例1と同様であるため、説明を省略するが、実施例2に係る埋込型照明器具11によれば、以下の効果を有する。
フランジ部41の上部の外縁部であって、隣接する主取付バネ部61、及び副取付バネ部62の各々から最も離隔した部位、及び、前記部位を含む領域に、引掛部71を設けたため、手指の先を引掛部71に掛けたときに力を入れやすく、器具本体21を容易に引き下げることができ、フランジ部41の外縁部を保持するきっかけとなるフランジ部41と天井との間の間隙を容易に生じさせることができる。
また、隣接する主取付バネ部61、及び副取付バネ部62の各々から最も離隔した部位、及び、前記部位を含む領域は、主取付バネ部61、及び副取付バネ部62の強度の影響が比較的弱く、器具本体21の引き下げを比較的小さな力で行うことができるため、手指の先を引掛部71に掛けた状態で器具本体21を容易に引き下げることができ、フランジ部41の外縁部を保持するきっかけとなるフランジ部41と天井との間の間隙を容易に生じさせることができる。これにより、埋込型照明器具11を天井から容易に取り外すことができる。
また、隣接する主取付バネ部61、及び副取付バネ部62の各々から最も離隔した部位、及び、前記部位を含む領域にのみ引掛部71を設けたため、埋込型照明器具11を天井に設置した状態でも、フランジ部41と天井との間隙が目立たず、埋込型照明器具11の外観の体裁を損なうこともない。
以上説明した本発明の技術的範囲は、上記の実施例に限定されるものではなく、上記実施例の形状に限定されない。本発明の技術的範囲は、本明細書及び図面に記載した事項から明らかになる本発明が真に意図する技術的思想の範囲全体に、広く及ぶものである。
実施例1に係る埋込型照明器具11の側面図。 図1のA−A線の位置において埋込型照明器具11を切断した断面図。 埋込型照明器具11の底面図。 実施例2に係る埋込型照明器具11の側面図。 図4のB−B線の位置において埋込型照明器具11を切断した断面図。 埋込型照明器具11の底面図。
符号の説明
11 埋込型照明器具
21 器具本体
22 器具主体
23 側壁部
24 底板部
25 天板部
26 端子台
31 枠体
32 上板部
33 開口部
34 光源用孔部
35 反射面
41 フランジ部
50 光源部
51 照射面
52 基板
53 LED
54 レンズ
55 凹部
56 導光板
57 レンズ保持用孔
58 スペーサ−
59 レンズ挿通孔
61 主取付バネ部
62 副取付バネ部
71 引掛部
81 導光板固定ボルト
82 枠体固定ボルト

Claims (2)

  1. 光を出射させる開口部が下部に形成された器具本体と、
    前記開口部の外周縁部に形成されたフランジ部と、
    前記器具本体の内部であって前記開口部に近接する位置に照射面を設けた光源部と、
    前記フランジ部の周方向に複数配設され、前記フランジ部の上方から斜め上方に向けて形成された取付バネ部と、
    前記フランジ部の上部の外縁部であって、前記取付バネ部に最も近接した部位、及び、前記部位を含む領域に形成された引掛部と、
    を備えたことを特徴とする埋込型照明器具。
  2. 光を出射させる開口部が下部に形成された器具本体と、
    前記開口部の外周縁部に形成されたフランジ部と、
    前記器具本体の内部であって前記開口部に近接する位置に照射面を設けた光源部と、
    前記フランジ部の周方向に複数配設され、前記フランジ部の上方から斜め上方に向けて形成された取付バネ部と、
    前記フランジ部の上部の外縁部であって、隣接する前記取付バネ部の各々から最も離隔した部位、及び、前記部位を含む領域に形成された引掛部と、
    を備えたことを特徴とする埋込型照明器具。
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