JP2009252557A - グロメットの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホルダに対するグロメットの装着状態を検知できるようにする。
【解決手段】パネル90に開口して形成された取付孔91に挿入され、パネル90に取り付けられるホルダ10と、ホルダ10の外周から張り出して形成された板状のつば部12に覆い被さる断面略U字形の溝部45を有し、この溝部45を介してホルダ10に装着され、且つパネル90に密着されるグロメット40とを備える。つば部12には板厚方向に開口する凹部24、24A、24Bが形成され、溝部45の内面には、グロメット40の正規装着時にのみ凹部24、24A、24Bに適合して嵌る凸部56、56A、56Bが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、グロメットの取付構造に関する。
グロメットの取付構造として、特許文献1に記載のものが知られている。これは、ホルダとグロメットとを備え、ホルダはパネルに開口して形成された取付孔に挿入されてパネルに取り付けられ、グロメットはホルダの外周から張り出して形成された円板状のつば部に対して外側から覆い被さる断面略U字形の溝部を有し、この溝部を介してホルダに装着され、且つパネルに密着されるようになっている。この場合、溝部の内面にはつば部の表裏両面が略平行に当接している。
特開2004−171920公報
ところで、溝部がつば部に正規深さで装着されない半装着状態であってもそれに気付かない場合がある。そうすると、パネルへの取り付け時に、グロメットがパネルに密着せず、シール性が損なわれるおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ホルダに対するグロメットの装着状態を検知できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、パネルに開口して形成された取付孔に挿入され、前記パネルに取り付けられるホルダと、前記ホルダの外周から張り出して形成された板状のつば部に覆い被さる断面略U字形の溝部を有し、この溝部を介して前記ホルダに装着され、且つ前記パネルに密着されるグロメットとを備え、前記つば部には板厚方向に開口する凹部が形成され、前記溝部の内面には、前記グロメットの正規装着時にのみ前記凹部に適合して嵌る凸部が形成されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記凹部がループ状に開口する形態であるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記凹部は、前記つば部の外縁に開口し、且つその開口から内側へ向けて次第に拡幅するあり溝状をなし、前記凸部は、前記凹部に対応したあり状をなしているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記凹部は、前記つば部を板厚方向に貫通する形態であり、前記凸部は、前記つば部の一面から他面にかけて前記凹部に挿入され、且つ前記つば部の他面に掛け止られる掛止部を有しているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項2ないし4のいずれか1項に記載のものにおいて、前記つば部及び前記溝部は互いに略平行に延びる一対のストレート部をもった長環状をなし、前記凹部及び前記凸部は前記ストレート部に形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
グロメットが半装着状態にあるときには溝部の凸部がつば部の凹部に嵌らないため、凸部がつば部の板面に乗り上げられ、ひいては溝部が板厚方向に浮いて突き出る。したがって、この溝部の突出状態を視認又は触認することで、グロメットが半装着状態にあることを知ることができる。その結果、グロメットが半装着状態のままパネルに取り付けられるのを回避することができ、グロメットによる所定のシール性を確保することができる。
<請求項2の発明>
凹部がループ状に開口する形態であるから、グロメットの装着時に、溝部に対してつば部の外縁外方へのめくれ力が作用したときに、凹部と凸部とが噛み合って、溝部が不用意にめくれてしまうのを回避することができる。
<請求項3の発明>
凹部はつば部の外縁に開口しその開口から内側へ向けて次第に拡幅するあり溝状をなし、凸部は凹部に対応したあり状をなしているから、グロメットの装着時に、溝部に対してつば部の外縁外方へのめくれ力が作用したときに、凸部と凹部とがあり継ぎ状態で嵌合してめくれ力に抗し、溝部が不用意にめくれてしまうのを回避することができる。また、凹部がつば部の外縁に開口しているため、凹部への凸部の嵌め込み作業が容易になる。
<請求項4の発明>
凹部はつば部を板厚方向に貫通する形態であり、凸部はつば部の一面から他面にかけて凹部に挿入されてつば部の他面に掛け止られる掛止部を有しているから、凸部の凹部からの離脱が規制される。したがって、溝部に対してつば部の外縁外方へのめくれ力が作用したときに、凹部及び凸部の係合状態が確実に維持され、溝部が不用意にめくれてしまうのを回避することができる。
<請求項5の発明>
つば部及び溝部は互いに略平行に延びるストレート部をもった長環状をなしているため、グロメットの装着時に、ストレート部で溝部がめくれ易いという事情がある。しかし、ストレート部には凹部及び凸部が形成されているため、溝部がめくれてしまうのを回避することができる。
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1を図1ないし図9によって説明する。実施形態1は、パネル90に取り付けられるホルダ10と、ホルダ10に装着されてパネル90に密着されるグロメット40とを備えている。なお、以下の説明において前後方向については、ホルダ10のパネル90への取付方向を前方とし、ホルダ10のパネル90からの離脱方向を後方とする。また、幅方向は図1の左右方向と、高さ方向は図1の上下方向と、それぞれ同義である。
図4に示すように、パネル90は高さ方向に沿った板状をなしている。パネル90には縦長円形(高さ方向に延びる円形)の取付孔91が開口して形成されており、この取付孔91の裏面側(後面側)からホルダ10が取り付け可能とされている。
ホルダ10は合成樹脂製であって、図5に示すように、パネル90の取付孔91に挿入可能な縦長円環状の本体部11と、本体部11の外周面から全周に亘って張り出す縦長円板状のつば部12とから構成されている。そして、本体部11は、前後方向に貫通する貫通孔13を有し、貫通孔13の前面開口の上縁及び一側縁に、それぞれ天板14及び側板15が前方へ突出して形成されている。側板15の内面(貫通孔13側を向く面)には、図1に示すコネクタハウジング80を装着するためのハウジングロック部16が形成されている。コネクタハウジング80は合成樹脂製であって、パネル90に取り付けられた状態で、図示しない相手側のコネクタハウジングと嵌合し、両コネクタハウジング内に装着された図示しない端子金具同士が導通接続されるようになっている。天板14は、コネクタハウジング80が結露するのを防止する庇としての役割をもっている。
また、本体部11の外面には、周囲から一段落ちた凹所17の底面に、複数のパネルロック部18が周方向に間隔をあけて形成されている。具体的にはパネルロック部18は、後方へ向けて片持ち状に延出する形態であり、上部の幅方向略中央に1つ、両側部の上端寄りの位置に1つずつ、下部の幅方向両端に1つずつ、計5つ設置されている。ホルダ10のパネル90への取付過程では、パネルロック部18が取付孔91の内面と当接して高さ方向に弾性撓みさせられる。ホルダ10のパネル90への正規取付時には、パネルロック部18が復元してその後端縁が取付孔91の表面側(前面側)の開口縁に弾性的に係止させられ、もってホルダ10がパネル90に抜け止め状態で保持されるようになっている。つば部12には、各パネルロック部18と対応する位置に、略方形の逃がし孔19が板厚方向(前後方向)に貫通して形成されている。
つば部12の高さ方向両端部は外向きに円弧状に膨出する上下一対のアーク部20とされ、つば部12の幅方向両端部は高さ方向に略平行に真直ぐ延びる左右一対のストレート部21とされ、これらアーク部20及びストレート部21が円環状に連続する形態とされている。また、つば部12の外縁にはグロメット40を保持する複数のグロメットロック部22が突出して形成されている。各グロメットロック部22は、上側のアーク部20の両ストレート部21寄りの位置に1つずつ、下側のアーク部20の幅方向略中央部に1つ、計3つ設置されている。また、グロメットロック部22の先端には掛止縁部23が全周に亘って張り出して形成され、この掛止縁部23にグロメット40が引っ掛け係止されるようになっている。
つば部12には、両ストレート部21の高さ方向中央より少し下位に、左右一対の凹部24が板厚方向(前後方向)に貫通して形成されている。凹部24は、本体部11の側縁に沿いつつ閉ループ状、詳細には略方形に開口する形態であり、つば部12の高さ方向中央を挟んでストレート部21のパネルロック部18と略対称な位置に配置されている。
グロメット40はゴム製であって、図9に示すように、後方からホルダ10に被せ付けられる被着部41と、被着部41から後方へ延出される電線収容部42とから構成されている。電線収容部42は、コルゲート管として構成され、端子金具に接続されてコネクタハウジング80の後方へ引き出された電線群81(図4を参照)を収容可能で且つ長さ方向に伸縮可能とされ、その延出途中に、図示しない別のパネル90に取り付けられる厚肉の中継部43を有している。
被着部41は、前方へ向けて縦長円形に開口する形態であり、図3に示すように、その開口縁に、前方へ向けてラッパ状に拡開してパネル90の裏面に密着可能なパネル密着部44を有し、パネル密着部44の後端と連なる位置に、つば部12に覆い被さってつば部12の表裏両面に密着可能な溝部45を有している。パネル密着部44は、径方向に並ぶ2条の薄肉片46によって構成されている。
つば部12と同様、溝部45の高さ方向両端部は外向きに円弧状に膨出する上下一対のアーク部47とされ、溝部45の幅方向両端部は高さ方向に略平行に真直ぐ延びる左右一対のストレート部48とされており、これらアーク部47及びストレート部48が円環状に連続する形態となっている。
また、溝部45は、図2及び図8に示すように、全体として断面略U字形をなし、つば部12の表面(前面)と対面する前壁51と、つば部12の外縁(径方向外端)と対面する外壁52と、つば部12の裏面(後面)と対面する後壁53とからなる。前壁51の内面(後面)と後壁53の内面(前面)とは互いに略平行に対向して配置されている。前壁51の外面(前面)にはパネル密着部44が一体に連成されている。後壁53は、ほぼ高さ方向に沿って配置され、被着部41の覆い壁54と連続して形成されている。覆い壁54はその略中央部に電線収容部42の前端開口を有している。また、溝部45の外壁52には、図7に示すように、グロメットロック部22を嵌めてグロメット40をホルダ10に取り付けるための装着孔55が開口して形成されている。
そして、溝部45の前壁51の内面には、両ストレート部48の高さ方向中央より少し下位で且つ外壁52から離れた先端寄りの位置に、後方(後壁53側)へ向けて突出する左右一対の凸部56が形成されている。凸部56は、凹部24と対応する略方形ブロック状をなし、溝部45のつば部12への被着時に、凹部24と適合して嵌入可能とされている。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
コネクタハウジング80に電線の端末に接続された端子金具を装着し、ホルダ10の側板15に前記コネクタハウジング80を縦向きの姿勢で装着する。続いて、ホルダ10のつば部12に後方からグロメット40の溝部45を被せ付け、溝部45の前壁51と後壁53との間につば部12を板厚方向に挟み込む。溝部45の被着過程では、つば部12の凹部24に前方から溝部45の凸部56が嵌り込む。溝部45がつば部12に正規深さで装着されると、装着孔55にグロメットロック部22が引っ掛け係止されるとともに、凸部56の略全体が凹部24に嵌り、溝部45の前壁51がつば部12の前面に沿って略平行に密着される(図1、図6及び図7を参照)。
次いで、パネル90に対して後方からグロメット40付きのホルダ10を挿入して、取付孔91の開口縁にパネルロック部18を弾性的に係止させ、グロメット40付きのホルダ10をパネル90に取り付ける(図4を参照)。これにより、コネクタハウジング80がパネル90の表面側に臨み、且つパネル密着部44及び溝部45の前壁51がつば部12とパネル90の裏面との間に弾縮状態で挟持させられて、ホルダ10とパネル90との間が液密状にシールされる。なお、ホルダ10にコネクタハウジング80を装着するタイミングは、ホルダ10にグロメット40を組み付けた後、パネル90にホルダ10を取り付ける前であってもよく、あるいはパネル90にホルダ10を取り付けた後であってもよい。
一方、溝部45の被着過程において、溝部45がつば部12に正規深さで装着されず、半装着状態である場合には、凸部56が凹部24と対応する位置に至らず、凸部56がつば部12の表面における凹部24の開口縁周りに乗り上げられる。すると、溝部45の前壁51がつば部12の表面から浮いて突き出た状態となる。よって、この溝部45の突出状態を視認又は触認することにより、溝部45が半挿入状態であることを検知することが可能となる。万一、ここで溝部45の半挿入状態を見逃したとしても、パネル90への取付過程で、パネル90とつば部12との間に凸部56が突っ張り状態で挟まれてパネル90への取り付けが規制されるため、グロメット40が半装着状態のままパネル90に取り付けられるのを回避することができる。
また、凹部24がループ状に開口する形態であるから、ホルダ10にグロメット40が被着された状態で、溝部45に対してつば部12の外縁外方へのめくれ力が作用したときに、凸部56と凹部24との噛み合いにより、溝部45が不用意にめくれてしまうのを回避することができる。この場合、つば部12及び溝部45は互いに略平行に延びるストレート部21、48をもった長環状をなし、ストレート部21、48で溝部45がめくれ易いという事情があるため、かかるめくれ力に抗して凹部24及び凸部56をストレート部21、48に設置することが有用となる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図10ないし図12によって説明する。実施形態2では、凹部24A及び凸部56Aの形状及び配置が実施形態1とは異なる。その他は実施形態1と同様であり、実施形態1と同一部位には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
凹部24Aは、図11に示すように、つば部12の外縁(径方向外端)に開口し且つその開口から内側へ向けて次第に拡幅するあり溝状をなしている。つまり、凹部24Aは、板厚方向に開口するのみならず、板幅方向(板面方向)に開口する形態とされている。また、凹部24Aは、つば部12の両ストレート部21の高さ方向略中央及びそれより下位に、左右1対ずつ、計4つ設置されている。
凸部56Aは、凹部24Aと対応する位置で且つ対応する形状(あり状)で構成され、溝部45の前壁51の内面に設置されている。つまり、凸部56Aは、前壁51の先端側へ向けて次第に拡幅する形態とされ、その先端位置が前壁51の先端面と面一で連なっている。
実施形態2によれば、溝部45がつば部12に被着された後、溝部45に対してつば部12の外縁外方へのめくれ力が作用したときに、凸部56Aが凹部24Aにありつぎ状態で凹凸嵌合してめくれ力に抗するため、溝部45が不用意にめくれてしまうのを回避することができる。また、凹部24Aがつば部12の外縁に開口する形態であるため、この開口を通して凹部24Aに凸部56Aを誘い込み可能となり、凹部24Aへの凸部56Aの嵌め込み作業を容易に行うことができる。また、溝部45がつば部12に正規深さで装着されない半装着状態にある場合には、凸部56Aが凹部24Aに乗り上げられ、溝部45の前壁51がつば部12の表面から浮いて突き出た状態となるため、この溝部45の突出状態を視認又は触認することにより、溝部45が半装着状態であることを検知することができる。この場合、凹部24A及び凸部56Aが両ストレート部21、48のそれぞれに一対ずつ設置されているから、検知精度がより高められる。
<実施形態3>
図13は本発明の実施形態3を示す。実施形態3では、凹部24B及び凸部56Bの形状及び配置が実施形態1とは異なる。その他は実施形態1と同様であり、実施形態1と同一部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
凹部24Bは、両ストレート部21の高さ方向略中央位置に対をなして配置され、つば部12を板厚方向に円形に貫通して形成されている。具体的には凹部24Bは、つば部12の表面(前面)側に大きく開口する大径部31を有し、つば部12の裏面(後面)側に小さく開口する小径部32を有しており、これら小径部32と大径部31とがつば部12の表面寄りの位置で段付き状に連なる形態とされている。
凸部56Bは、凹部24Bと対応した両ストレート部48の高さ方向略中央位置に、溝部45の後壁53の内面(前面)に前方(前壁51側)へ向けて真直ぐ突出して形成されている。具体的には凸部56Bは、凹部24Bの小径部32に適合する円柱状の支柱部58と、支柱部58の先端から拡径して凹部24Bの大径部31と適合する断面三角形状(先端尖がり状)の頭部59とから構成されている。
溝部45のつば部12への被着過程では、小径部32を通過する頭部59の弾縮変形を伴いつつ凸部56Bが凹部24Bに嵌合し、支柱部58が小径部32に嵌るとともに、頭部59が大径部31に嵌って掛け止められる。これにより、板厚方向への凸部56Bの凹部24Bからの離脱が規制され、凹部24B及び凸部56Bの係合状態が強固に保持される。したがって、溝部45に対してつば部12の外縁外方へのめくれ力が作用した場合にも凹部24B及び凸部56Bの係合状態が確実に維持され、溝部45が不用意にめくれてしまうのを回避することができる。また、溝部45がつば部12に正規深さで装着されない半装着状態にある場合には、凸部56Bが凹部24Bに乗り上げられ、溝部45の後壁53がつば部12の裏面から浮いて突き出た状態となるため、この溝部45の突出状態を視認又は触認することにより、溝部45が半装着状態であることを検知することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)凹部は、少なくとも凸部の挿入側の面を開口させた有底の形態であってもよい。
(2)ホルダは、コネクタハウジングを装着していなくてもよい。また、ホルダは、コネクタハウジングと一体化した形態であってもよい。
(3)実施形態1、2では、凸部が溝部の後壁の内面に突成されていてもよい。また、実施形態3では、凸部が溝部の前壁の内面に突成されていてもよい。
(4)ホルダからグロメットロック部を、グロメットから装着孔を、それぞれ省略しても構わない。
本発明の実施形態1において、ホルダにグロメットを組み付けた状態の正面図である。 図1のA−A断面図である。 ホルダにグロメットを組み付ける前の状態の横断面図である。 パネルにグロメット付きのホルダを取り付けた状態の側断面図である。 ホルダの正面図である。 ホルダにグロメットを組み付けた状態の側面図である。 図6のB−B断面図である。 凹部及び凸部の拡大斜視図である。 グロメットの正面図である。 本発明の実施形態2において、凹部及び凸部の拡大斜視図である。 ホルダの正面図である。 ホルダにグロメットを組み付けた状態の縦断面図である。 本発明の実施形態3において、パネルにグロメットを組み付けた状態の横断面図である。
符号の説明
10…ホルダ
12…つば部
21、48…ストレート部
24、24A、24B…凹部
40…グロメット
45…溝部
56、56A、56B…凸部
90…パネル
91…取付孔

Claims (5)

  1. パネルに開口して形成された取付孔に挿入され、前記パネルに取り付けられるホルダと、
    前記ホルダの外周から張り出して形成された板状のつば部に覆い被さる断面略U字形の溝部を有し、この溝部を介して前記ホルダに装着され、且つ前記パネルに密着されるグロメットとを備え、
    前記つば部には板厚方向に開口する凹部が形成され、前記溝部の内面には、前記グロメットの正規装着時にのみ前記凹部に適合して嵌る凸部が形成されていることを特徴とするグロメットの取付構造。
  2. 前記凹部がループ状に開口する形態である請求項1記載のグロメットの取付構造。
  3. 前記凹部は、前記つば部の外縁に開口し、且つその開口から内側へ向けて次第に拡幅するあり溝状をなし、前記凸部は、前記凹部に対応したあり状をなしている請求項1記載のグロメットの取付構造。
  4. 前記凹部は、前記つば部を板厚方向に貫通する形態であり、前記凸部は、前記つば部の一面から他面にかけて前記凹部に挿入され、且つ前記つば部の他面に掛け止られる掛止部を有している請求項1記載のグロメットの取付構造。
  5. 前記つば部及び前記溝部は互いに略平行に延びる一対のストレート部をもった長環状をなし、前記凹部及び前記凸部は前記ストレート部に形成されている請求項2ないし4のいずれか1項記載のグロメットの取付構造。
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