JP2009251639A - 入力装置のスキャン制御方法、その装置及び記録媒体 - Google Patents

入力装置のスキャン制御方法、その装置及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】入力装置の座標位置の確定までの時間を可能な限り短縮すること。
【解決手段】入力装置において、コンピュータに、2つの方向に交互にスキャンする手順と、操作領域部の最初のタッチ検出はスキャンする2つの方向のどちらが先かを判断し、先に検出された方向の座標位置を決定する手順と、続いて、先に検出されなかった方向にスキャンする手順と、この手順におけるスキャンで座標位置を決定する手順と、座標位置を決定する2つの手順により操作領域部の座標を確定し、タッチ座標信号を出力する手順とを実行させるためのプログラムを具備し、タッチによりいずれか一方向の位置が検出されたら、他方向のスキャンによる位置検出で終了とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学式タッチパネルなどの入力装置におけるタッチ検出の高速化を図った入力装置のスキャン制御方法、その装置及び記録媒体に関するものである。
従来から図5(a)(b)に示すような入力装置10が知られている(特許文献1)。この入力装置10は、平たいハウジング12の周辺部13におけるスキャン方向がX軸方向であるときの相対向する位置にX軸発光部19とX軸受光部20が設けられ、また、周辺部13におけるスキャン方向がY軸方向の相対向する位置にY軸発光部21とY軸受光部22が設けられている。前記周辺部13より内側の操作領域部14には、液晶表示パネル17と透明保護板18が積層されている。
前記X軸発光部19とY軸発光部21は、所定(例えば6.6mm)間隔でLED(ライトエミッティングダイオード)などの発光素子15が配置され、また、前記X軸受光部20とY軸受光部22は、所定(例えば6.6mm)間隔でPTr(フォトトランジスタ)などの受光素子16が配置されている。そして、X軸発光部19の発光素子15とX軸受光部20の受光素子16がそれぞれ1個ずつ対をなし、同様に、Y軸発光部21の発光素子15とY軸受光部22の受光素子16がそれぞれ1個ずつ対をなして、前記操作領域部14の上面でやや隙間をもってX軸の光線39とY軸の光線39が直角に交差している。
このような構成において、図4に示すように、まず、X軸方向側の発光素子15から受光素子16へx1,x2…xnの順にX軸方向にスキャンし、続いてY軸方向側の発光素子15から受光素子16へy1,y2…ynの順にY軸方向にスキャンし、以後、交互に繰り返しスキャンする。
この状態において、指、ペンなどの遮光物11で、例えば、図5の左上のA点をタッチすると、x1,y1の座標出力で操作領域部14の位置情報が得られ、液晶表示パネル17のA点に表示された指示入力の出力が得られる。同様に、図5の右上のB点をタッチすると、xn,y1の座標出力で操作領域部14の位置情報が得られ、液晶表示パネル17のB点に表示された指示入力の出力が得られる。
従来のタッチ位置の検出は、スキャンがX軸方向であるかY軸方向であるかのタイミングに拘わらず、最初にX軸方向時にスキャンして検出された個所があるかどうかが確認される。確認されると、次にY軸方向にスキャンして検出された個所があるかどうかを判断する。このことは、X軸方向のスキャンで検出された個所がなく、最初にY軸方向のスキャンで検出された個所があっても、次のX軸方向、Y軸方向の順序でスキャンして検出された個所がある場合にタッチ位置が出力される。
具体的に説明すると、X軸方向のスキャン時間を15ms、Y軸方向のスキャン時間を10msとし、図5の左上のA点をタッチした場合において、図4に示すタッチA2のように、x1のスキャンと完全に一致した時間tx1にタッチしたものとすると、最初のX軸方向とY軸方向のスキャンによって検出され、スキャン終了時に座標として確定されてタッチ座標出力が得られる。この結果、座標確定まで最小の25msとなる。
ところが、図4に示すタッチA1のように、x1のスキャンの直後のtx2にタッチしたものとすると、最初のX軸方向とY軸方向のスキャンが過ぎて次のX軸方向とY軸方向のスキャンによって検出され、2回目のY軸方向のスキャン終了時に座標として確定されてタッチ座標出力が得られる。この結果、座標確定まで最大の49msかかる。
特開2004−127073号公報。
従来の方法では、タッチする位置が図5の左上では、タッチのタイミングが一致すると、座標確定まで最小の25msで済むが、タッチのタイミングがずれると、座標確定まで最大で49msかかる。
また、タッチする位置が図5の右上では、タッチのタイミングが一致すると、座標確定まで最小の11msで済むが、タッチのタイミングがずれると、座標確定まで最大で35msかかる。
本発明が解決しようとする問題点は、以上のように、座標位置の検出が遅れてしまうことにある。
本発明は、座標位置の確定までの時間を可能な限り短縮することを目的とするものである。
本発明の基本原理は、2つの軸方向に交互にスキャンさせ、タッチによりいずれか一方の軸方向の位置が検出されたら、他方の軸方向のスキャンによる位置検出で終了とする、とするものである。
より詳しくは、本発明は、操作領域部14の上で、一方と他方の2つの軸方向にそれぞれスキャンするように所定間隔で配置した発光素子15と受光素子16の間で順次スキャンした光線を互いに交差させ、前記操作領域部14の目的の位置を遮光物11で遮光して座標位置を検出するように制御するコンピュータを具備した入力装置のスキャン制御装置において、
前記コンピュータに、
2つの軸方向に交互にスキャンする手順と、
操作領域部の最初のタッチ検出はスキャンする2つの軸方向のどちらが先かを判断し、先に検出された方向の座標位置を決定する手順と、
続いて、先に検出されなかった軸方向にスキャンする手順と、
この手順におけるスキャンで座標位置を決定する手順と、
座標位置を決定する前記2つの手順により操作領域部14の座標を確定し、タッチ座標信号を出力する手順と
を実行させるためのプログラムを具備したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、
操作領域部の上で、一方と他方の2つの方向にそれぞれスキャンするように所定間隔で配置した発光素子と受光素子の間で順次スキャンした光線を互いに交差させ、前記操作領域部の目的の位置を遮光物で遮光して座標位置を検出するように制御するコンピュータを具備した入力装置のスキャン制御装置において、
前記コンピュータに、
2つの方向に交互にスキャンする手順と、
操作領域部の最初のタッチ検出はスキャンする2つの方向のどちらが先かを判断し、先に検出された方向の座標位置を決定する手順と、
続いて、先に検出されなかった方向にスキャンする手順と、
この手順におけるスキャンで座標位置を決定する手順と、
座標位置を決定する前記2つの手順により操作領域部の座標を確定し、タッチ座標信号を出力する手順と
を実行させるためのプログラムを具備したので、スキャンのタイミングとタッチするタイミングが合わなくても、いずれか一方の軸方向のスキャン時間分だけ短くなり、最初の位置検出までの時間が短縮される。従って、タッチオン時の入力反応が速くなるという効果を有する。
請求項2記載の発明によれば、
操作領域部の上で、X軸とY軸の2つの方向にそれぞれスキャンするように所定間隔で配置した発光素子と受光素子の間で順次スキャンした光線を互いに交差させ、前記操作領域部の目的の位置を遮光物で遮光して座標位置を検出するように制御するコンピュータを具備した入力装置のスキャン制御装置において、
前記コンピュータに、
X軸方向とY軸方向に交互にスキャンする手順と、
操作領域部の最初のタッチ検出はスキャンするX軸方向とY軸方向のどちらが先かを判断し、先に検出された方向の座標位置を決定する手順と、
この手順においてY軸方向のスキャンで先に検出されたときに、検出されなかったX軸方向にスキャンする手順と、
この手順におけるX軸方向のスキャンで座標位置を決定する手順と、
前記X軸方向のスキャンで先に検出されたときに、検出されなかったY軸方向にスキャンする手順と、
この手順におけるY軸方向のスキャンで座標位置を決定する手順と、
座標位置を決定する2つの手順により操作領域部の座標を確定し、タッチ座標信号を出力する手順と
を実行させるためのプログラムを具備したので、先にX軸方向で検出した時は、次のY軸方向の検出で確定し、また、先にY軸方向で検出した時は、次のX軸方向の検出で確定することができる。
請求項3記載の発明によれば、
操作領域部の上で、一方と他方の2つの方向にそれぞれスキャンするように所定間隔で配置した発光素子と受光素子の間で順次スキャンした光線を互いに交差させ、前記操作領域部の目的の位置を遮光物で遮光して座標位置を検出するように制御する入力装置のスキャン制御方法において、
2つの方向に交互にスキャンするステップと、
操作領域部の最初のタッチ検出はスキャンする2つの方向のどちらが先かを判断し、先に検出された方向の座標位置を決定するステップと、
続いて、先に検出されなかった方向にスキャンするステップと、
このステップにおけるスキャンで座標位置を決定するステップと、
座標位置を決定する前記2つのステップにより操作領域部の座標を確定し、タッチ座標信号を出力するステップと
から構成されているので、タッチオン時の入力反応が速くなるという効果を有する。
本発明は、
操作領域部14の上で、一方と他方の2つの方向にそれぞれスキャンするように所定間隔で配置した発光素子15と受光素子16の間で順次スキャンした光線を互いに交差させ、前記操作領域部14の目的の位置を遮光物11で遮光して座標位置を検出するように制御するコンピュータを具備した入力装置のスキャン制御装置において、
前記コンピュータに、
2つの方向に交互にスキャンする手順と、
操作領域部14の最初のタッチ検出はスキャンする2つの方向のどちらが先かを判断し、先に検出された方向の座標位置を決定する手順と、
続いて、先に検出されなかった方向にスキャンする手順と、
この手順におけるスキャンで座標位置を決定する手順と、
座標位置を決定する前記2つの手順により操作領域部14の座標を確定し、タッチ座標信号を出力する手順と
を実行させるためのプログラムを具備した構成とする。
より具体的には、本発明は、一方のスキャン方向をX軸方向とし、他方のスキャン方向をY軸方向とし、
操作領域部14の上でやや浮かせて、X軸とY軸の2つの方向にそれぞれスキャンするように所定間隔で配置した発光素子15と受光素子16の間で順次スキャンした光線を互いに直角に交差させ、前記操作領域部14の目的の位置を遮光物11で遮光して座標位置を検出するように制御するコンピュータを具備した入力装置のスキャン制御装置に適用される。
前記コンピュータには、
X軸方向とY軸方向に交互にスキャンする手順と、
操作領域部の最初のタッチ検出はスキャンするX軸方向とY軸方向のどちらが先かを判断し、先に検出された方向の座標位置を決定する手順と、
この手順においてY軸方向のスキャンで先に検出されたときに、検出されなかったX軸方向にスキャンする手順と、
この手順におけるX軸方向のスキャンで座標位置を決定する手順と、
前記X軸方向のスキャンで先に検出されたときに、検出されなかったY軸方向にスキャンする手順と、
この手順におけるY軸方向のスキャンで座標位置を決定する手順と、
座標位置を決定する2つの手順により操作領域部の座標を確定し、タッチ座標信号を出力する手順と
を実行させるためのプログラムを具備して構成される。
本発明は、次の通りの制御方法としても構成される。
操作領域部14の上で、一方と他方の2つの方向にそれぞれスキャンするように所定間隔で配置した発光素子15と受光素子16の間で順次スキャンした光線を互いに交差させ、前記操作領域部14の目的の位置を遮光物11で遮光して座標位置を検出するように制御する入力装置のスキャン制御方法において、
2つの方向に交互にスキャンするステップと、
操作領域部14の最初のタッチ検出はスキャンする2つの方向のどちらが先かを判断し、先に検出された方向の座標位置を決定するステップと、
続いて、先に検出されなかった方向にスキャンするステップと、
このステップにおけるスキャンで座標位置を決定するステップと、
座標位置を決定する前記2つのステップにより操作領域部14の座標を確定し、タッチ座標信号を出力するステップと
から構成されていることを特徴とする入力装置のスキャン制御方法。
本発明は、さらに、
コンピュータに請求項1乃至3のいずれか1に記載の機能を実現するための入力装置のスキャン制御プログラムを記載した記録媒体として構成される。
図3において、10は、入力装置、23は、コンピュータを構成する制御回路である。この制御回路23は、前記入力装置10のスキャンを制御し、タッチ位置を座標として確定し、ホストコンピュータ36に出力する。
前記入力装置10は、図5に示した従来の構造と変わるところはない。
すなわち、入力装置10は、平たいハウジング12の周辺部13におけるスキャン方向であるX軸方向の相対向する位置にX軸発光部19とX軸受光部20が設けられ、また、周辺部13におけるスキャン方向であるY軸方向の相対向する位置にY軸発光部21とY軸受光部22が設けられている。前記周辺部13より内側の操作領域部14には、液晶表示パネル17と透明保護板18が積層されている。
前記X軸発光部19とY軸発光部21は、所定(例えば6.6mm)間隔でLEDなどの発光素子15が配置され、また、前記X軸受光部20とY軸受光部22は、所定(例えば6.6mm)間隔でPTrなどの受光素子16が配置されている。そして、X軸発光部19の発光素子15とX軸受光部20の受光素子16がそれぞれ1個ずつ対をなし、同様に、Y軸発光部21の発光素子15とY軸受光部22の受光素子16がそれぞれ1個ずつ対をなして、X軸の光線39とY軸の光線39が直角に交差している。
前記制御回路23は、コンピュータを構成するマイクロプロセッサ24を主体として包含し、このマイクロプロセッサ24には、CPU25を中心にして、A/D変換部26、D/A変換部27、ROM28、RAM29を内蔵している。また、前記制御回路23には、ドライバ/レシーバ30、発光用マルチプレクサ31、受光用マルチプレクサ32、定電流回路33、積分回路34、EEPROM35を具備ししている。
前記CPU25は、発光用マルチプレクサ31、定電流回路33を介して入力装置10のX軸発光部19とY軸発光部21に接続されるとともに、受光用マルチプレクサ32を介して入力装置10のX軸受光部20とY軸受光部22に接続される。前記ドライバ/レシーバ30は、シリアルI/F38を介してホストコンピュータ36に接続され、また、このホストコンピュータ36は、USBI/F37を介してCPU25に接続されている。
次に、本発明による入力装置のスキャン制御方法を説明する。
ROM28に記憶されたプログラムがCPU25へ送られ、このCPU25から送られてきたスキャニングのための複数のデジタルデータを発光用マルチプレクサ31で転送し、定電流回路33を介してX軸発光部19とY軸発光部21の発光素子15へ入力し、x1,x2,…xnの順でX軸方向にスキャンされ、次に、y1,y2,…ynの順でY軸方向にスキャンされ、かつ、X軸方向とY軸方向に交互にスキャンされて発光する。発光した光線39は、対応するX軸受光部20の受光素子16とY軸受光部22の受光素子16で順次受光する。
受光した光線39を電気信号に変換して受光用マルチプレクサ32を介してCPU25に送ると共に積分回路34に送る。この積分回路34の出力は、A/D変換部26でA/D変換されてCPU25へ入力され、操作領域部14における遮光物11での指示入力がなく、光線が遮断されない限り、積分回路34からCPU25へ受光信号が送られてくる。
ここで、操作領域部14における遮光物11で例えば図3のA点をタッチすると、X軸方向とY軸方向のスキャン時にx1とy1の光線39が遮断されて、遮断された信号が受光用マルチプレクサ32を介してCPU25へ送られ、X軸方向とY軸方向のスキャン終了と同時に操作領域部14の座標A(x1,y1)が確定し、CPU25は、指示入力としてのタッチ座標信号を出力する。このCPU25の出力は、USBI/F37を介して又はドライバ/レシーバ30とシリアルI/F38を介してホストコンピュータ36に送られる。ホストコンピュータ36は、現金自動引出し機、その他の機器の表示パネルに表示制御信号を送り、表示や引き出しなどの命令を実行させる。
なお、RAM29は、データの一時的な記憶を行い、また、EEPROM35は、プログラム内容を消去したり、再書き込みを行ったりするためのものである。
次に、本発明特有の入力装置のスキャン制御方法によりスキャン時間が短縮することの作用を説明する。
本発明の基本原理は、2つの軸方向に交互にスキャンし、いずれか一方の軸方向のスキャン時に位置が検出されたら、他方の軸方向のスキャンによる位置検出で終了とすることにある。より具体的に説明する。
(1)Y軸方向のスキャン時に位置が検出されたら、X軸方向のスキャンによる位置検出で終了とする手順を図1及び図2(a)に基づき説明する。
手順A:X軸方向とY軸方向の2つの軸方向に交互にスキャンする。
手順B:操作領域部14の目的位置にタッチする。操作領域部14のA(x1,y1)を図2(a)のtx2時にタッチしたものとする。
手順C:最初のタッチ検出はX軸方向のスキャン時かY軸方向のスキャン時かどちらか先かを判断する。この図2(a)の例では、手順Bでタッチした時点で、最初のX軸方向のスキャンは、x1をスキャンする時間tx1が過ぎているので、次のY軸方向のスキャンに移行している。このY軸方向のスキャン時のty1時にタッチが継続されている(各軸方向のスキャン時間に比較してタッチ時間は十分に長い)ので、Y軸方向のスキャンによりy1が先に検出される。
手順D:Y軸方向のスキャンでy1が先に検出されると、次にX軸方向にスキャンする。
手順E:このX軸方向にスキャンしている間にタッチを検出したか?が判断され、tx1時にx1が検出される。
手順F:X軸方向のスキャン終了と同時に手順Cと手順Eにより操作領域部14の座標A(x1,y1)が確定し、タッチ座標信号を出力する。
この結果、座標確定まで最大39msとなり、従来よりも10ms短縮される。
(2)X軸方向のスキャン時に位置が検出されたら、Y軸方向のスキャンによる位置検出で終了とする手順を図1及び図2(b)に基づき説明する。
手順A:X軸方向とY軸方向の2つの軸方向に交互にスキャンする。
手順B:操作領域部14の目的位置にタッチする。操作領域部14のA(x1,y1)を図2(b)のty2時にタッチしたものとする。
手順C:最初のタッチ検出はX軸方向のスキャン時かY軸方向のスキャン時かどちらか先かを判断する。この図2(b)の例では、手順Bでタッチした時点で、最初のY軸方向のスキャンは、y1をスキャンする時間ty1が過ぎているので、次のX軸方向のスキャンに移行している。このX軸方向のスキャン時のtx1時にタッチが継続されている(各軸方向のスキャン時間に比較してタッチ時間は十分に長い)ので、X軸方向のスキャンによりx1が先に検出される。
手順G:X軸方向のスキャンでx1が先に検出されると、次にY軸方向にスキャンする。
手順H:このY軸方向のスキャンしている間にタッチを検出したか?が判断され、ty1時にy1が検出される。
手順F:Y軸方向のスキャン終了と同時に手順Cと手順Hにより操作領域部14の座標A(x1,y1)が確定し、タッチ座標信号を出力する。
この結果、座標確定まで最大34msとなり、従来よりも15ms短縮される。
前記(1)及び(2)の手順は、別々に説明したが、操作領域部14を遮光物11でタッチした時の最初のタッチ検出がいずれの軸の時かによって手順Cにより手順D又は手順Gが自動的に選択される。
なお、前記(1)及び(2)の手順において、図2(a)(b)に示したX軸方向のスキャン時のtxn時にタッチしたものとすると、次のY軸のスキャン終了と同時に操作領域部14の座標A(x1,y1)が確定し、タッチ座標信号を出力する。この結果、座標確定まで最小11msとなる。
以上(1)及び(2)の手順のプログラムは、ROM28又はEEPROM35に記憶され、CPU25で実行される。
前記実施例では、操作領域部14の左上隅の座標A(x1,y1)をタッチした場合について説明したが、他の座標についても同様にしてスキャン時間を短縮することができる。
前記実施例1では、一方のスキャン方向をX軸方向とし、他方のスキャン方向をY軸方向とし、かつ、X軸方向とY軸方向のスキャンの光線39が互いに直角に交差するように構成されている。しかし、これに限られるものではなく、いずれか一方または両方のスキャン方向をX軸以外の方向又はY軸以外の方向とし、かつ、2つのスキャン方向の光線39が互いに直角以外の角度で交差するように構成されているものであってもよい。
本発明による入力装置のスキャン制御方法、その装置及び記録媒体の一実施例を示すフローチャートである。 (a)及び(b)は、それぞれ本発明による入力装置のスキャン制御方法、その装置及び記録媒体の一実施例を示動作波形図である。 本発明による入力装置のスキャン制御方法、その装置及び記録媒体の一実施例を示すブロック図である。 従来の入力装置のスキャン制御方法の動作波形図である。 一般的な入力装置10を示すもので、(a)は、平面図、(b)は、断面図である。
符号の説明
10…入力装置、11…遮光物、12…ハウジング、13…周辺部、14…操作領域部、15…発光素子、16…受光素子、17…液晶表示パネル、18…透明保護板、19…X軸発光部、20…X軸受光部、21…Y軸発光部、22…Y軸受光部、23…制御回路、24…マイクロプロセッサ、25…CPU、26…A/D変換部、27…D/A変換部、28…ROM、29…RAM、30…ドライバ/レシーバ、31…発光用マルチプレクサ、32…受光用マルチプレクサ、33…定電流回路、34…積分回路、35…EEPROM、36…ホストコンピュータ、37…USBI/F、38…シリアルI/F、39…光線。

Claims (4)

  1. 操作領域部の上で、一方と他方の2つの方向にそれぞれスキャンするように所定間隔で配置した発光素子と受光素子の間で順次スキャンした光線を互いに交差させ、前記操作領域部の目的の位置を遮光物で遮光して座標位置を検出するように制御するコンピュータを具備した入力装置のスキャン制御装置において、
    前記コンピュータに、
    2つの方向に交互にスキャンする手順と、
    操作領域部の最初の遮光位置の検出はスキャンする2つの方向のどちらが先かを判断し、先に検出された方向の座標位置を決定する手順と、
    続いて、先に検出されなかった方向にスキャンする手順と、
    この手順におけるスキャンで座標位置を決定する手順と、
    座標位置を決定する前記2つの手順により操作領域部の座標を確定し、遮光位置の座標信号を出力する手順と
    を実行させるためのプログラムを具備したことを特徴とする入力装置のスキャン制御装置。
  2. 操作領域部の上で、X軸とY軸の2つの方向にそれぞれスキャンするように所定間隔で配置した発光素子と受光素子の間で順次スキャンした光線を互いに交差させ、前記操作領域部の目的の位置を遮光物で遮光して座標位置を検出するように制御するコンピュータを具備した入力装置のスキャン制御装置において、
    前記コンピュータに、
    X軸方向とY軸方向に交互にスキャンする手順と、
    操作領域部の最初の遮光位置の検出はスキャンするX軸方向とY軸方向のどちらが先かを判断し、先に検出された方向の座標位置を決定する手順と、
    この手順においてY軸方向のスキャンで先に検出されたときに、検出されなかったX軸方向にスキャンする手順と、
    この手順におけるX軸方向のスキャンで座標位置を決定する手順と、
    前記X軸方向のスキャンで先に検出されたときに、検出されなかったY軸方向にスキャンする手順と、
    この手順におけるY軸方向のスキャンで座標位置を決定する手順と、
    座標位置を決定する2つの手順により操作領域部の座標を確定し、遮光位置の座標信号を出力する手順と
    を実行させるためのプログラムを具備したことを特徴とする入力装置のスキャン制御装置。
  3. 操作領域部の上で、一方と他方の2つの方向にそれぞれスキャンするように所定間隔で配置した発光素子と受光素子の間で順次スキャンした光線を互いに交差させ、前記操作領域部の目的の位置を遮光物で遮光して座標位置を検出するように制御する入力装置のスキャン制御方法において、
    2つの方向に交互にスキャンするステップと、
    操作領域部の最初の遮光位置の検出はスキャンする2つの方向のどちらが先かを判断し、先に検出された方向の座標位置を決定するステップと、
    続いて、先に検出されなかった方向にスキャンするステップと、
    このステップにおけるスキャンで座標位置を決定するステップと、
    座標位置を決定する前記2つのステップにより操作領域部の座標を確定し、遮光位置の座標信号を出力するステップと
    から構成されていることを特徴とする入力装置のスキャン制御方法。
  4. コンピュータに請求項1乃至3のいずれか1に記載の機能を実現するための入力装置のスキャン制御プログラムを記載した記録媒体。
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