JP2009251266A - プラズマディスプレイ装置およびプラズマディスプレイパネルの駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイ装置およびプラズマディスプレイパネルの駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像表示品質を保ちながらデータ電極駆動ICおよび電源回路の消費電力を定格値以下に抑える。
【解決手段】データ電極駆動ICのそれぞれの消費電力を算出する消費電力算出部50と、各消費電力の最大値を算出する最大値算出部52と、各消費電力の総和を算出する総和算出部51と、消費電力の総和と第1のしきい値とを比較する第1の比較部53と、消費電力の最大値と第2のしきい値および第3のしきい値とを比較する第2の比較部56と、第1の比較部53における比較結果にもとづき第2のしきい値および第3のしきい値の値を変更するしきい値変更部54、55と、画像信号に所定のゲインを乗算して画像信号の大きさを変えるゲインコントロール部60とを備え、第1の比較部53および第2の比較部56の比較結果にもとづき所定のゲインの大きさを変更する。
【選択図】図5

Description

本発明は、壁掛けテレビや大型モニターに用いられるプラズマディスプレイ装置およびプラズマディスプレイパネルの駆動方法に関する。
プラズマディスプレイパネル(以下、「パネル」と略記する)として代表的な交流面放電型パネルは、対向配置された前面板と背面板との間に多数の放電セルが形成されている。前面板は、1対の走査電極と維持電極とからなる表示電極対が前面ガラス基板上に互いに平行に複数対形成され、それら表示電極対を覆うように誘電体層および保護層が形成されている。背面板は、背面ガラス基板上に複数の平行なデータ電極と、それらを覆うように誘電体層と、さらにその上にデータ電極と平行に複数の隔壁とがそれぞれ形成され、誘電体層の表面と隔壁の側面とに蛍光体層が形成されている。そして、表示電極対とデータ電極とが立体交差するように前面板と背面板とが対向配置されて密封され、内部の放電空間には、例えば分圧比で5%のキセノンを含む放電ガスが封入されている。ここで表示電極対とデータ電極とが対向する部分に放電セルが形成される。このような構成のパネルにおいて、各放電セル内でガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線で赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の各色の蛍光体を励起発光させてカラー表示を行っている。
パネルを駆動する方法としては一般にサブフィールド法が用いられている(例えば、特許文献1参照)。サブフィールド法では、1フィールド期間を複数のサブフィールドに分割し、それぞれのサブフィールドで各放電セルを発光または非発光させることにより階調表示を行う。各サブフィールドは、初期化期間、書込み期間および維持期間を有する。
初期化期間では、各走査電極に初期化波形を印加し、各放電セルで初期化放電を発生させる。それにより、各放電セルにおいて、続く書込み動作のために必要な壁電荷を形成する。
書込み期間では、走査電極に順次走査パルスを印加(以下、この動作を「走査」とも記す)するとともに、データ電極には表示すべき画像信号に対応した書込みパルスを印加する(以下、これらの動作を総称して「書込み」とも記す)。それにより、走査電極とデータ電極との間で選択的に書込み放電を発生させ、選択的に壁電荷を形成する。
続く維持期間では、表示させるべき輝度に応じた所定の回数の維持パルスを走査電極と維持電極とからなる表示電極対に交互に印加する。それにより、書込み放電による壁電荷形成が行われた放電セルで選択的に放電を起こし、その放電セルを発光させる。これにより画像表示を行う。
複数の走査電極は走査電極駆動回路により駆動され、複数の維持電極は維持電極駆動回路により駆動され、複数のデータ電極はデータ電極駆動回路により駆動される。
一方、近年では、パネルの大画面化、高輝度化にともない、パネルにおける消費電力が増大する傾向にある。また、大画面化、高精細化されたパネルではパネル駆動時の負荷が増大するため放電が不安定になりやすい。放電を安定に発生させるためには、電極に印加する駆動電圧を上げればよいが、これは、消費電力をさらに増大させる一因となる。また、駆動電圧を高くしたり、消費電力が増大したりして駆動回路を構成する部品の定格値を超えると、回路が誤動作するおそれも生じる。
例えば、データ電極駆動回路は、書込みパルスをデータ電極に印加して放電セルで書込み放電を発生させる動作を行うが、書込み時の消費電力がデータ電極駆動回路を構成するIC(例えば、データ電極駆動IC)の定格値を超えるとそのICが誤動作し、書込み放電を発生させるべき放電セルで書込み放電が発生しない、あるいは書込み放電を発生させるべきでない放電セルで書込み放電が発生するといった書込み不良が発生するおそれがある。
そこで、書込み時の消費電力を抑えるために、画像を表示する際に用いる階調値の数を制限する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、書込み時の消費電力を抑えるために、表示すべき画像信号にもとづきデータ電極駆動回路の消費電力を予測して、その予測値が設定値以上になると表示用階調を制限する方法が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2006−18298号公報 特開2004−21166号公報 特開2000−66638号公報
一般的に、プラズマディスプレイ装置には複数のデータ電極駆動ICが用いられており、また、各データ電極駆動ICに供給される電源電圧がばらつかないように、1つの電源回路から全データ電極駆動ICに電力を供給するように構成されたものも多い。
そのため、全てのデータ電極駆動ICにおいて消費電力が定格値以下であったとしても、各データ電極駆動ICのそれぞれの消費電力が大きければ、データ電極駆動ICに電力を供給する電源回路における消費電力が、その電源回路の定格値を超えるおそれがある。
一方、1つのデータ電極駆動ICにおいて消費電力が定格値を超えたとしても、他のデータ電極駆動ICにおける消費電力が小さければ、データ電極駆動ICに電力を供給する電源回路における消費電力は、その電源回路の定格値を超えることはない。
また、電源回路における消費電力と、データ電極駆動ICの個々の消費電力とは大きく異なる。そのため、データ電極駆動ICの個々の消費電力を監視しながら全体の消費電力を制御するような構成では、消費電力を低減するために行う制御が過補正になりやすく、画像表示品質を保ちながら、データ電極駆動ICおよびデータ電極駆動ICに電力を供給する電源回路における消費電力をそれぞれの定格値以内に抑えることは非常に困難であった。
本発明は、これらの課題に鑑みなされたものであり、データ電極駆動ICにおける各消費電力の総和および各消費電力の最大値に応じて画像信号を調整することで、画像表示品質を保ちながらデータ電極駆動ICおよび電源回路の消費電力を定格値以下に抑えることが可能なプラズマディスプレイ装置およびパネルの駆動方法を提供することを目的とする。
本発明のプラズマディスプレイ装置は、初期化期間と書込み期間と維持期間とを有するサブフィールドを1フィールド期間内に複数設けるサブフィールド法により駆動され、データ電極を有する放電セルを複数備えたパネルと、複数のデータ電極を駆動するデータ電極駆動ICを複数有し、書込み期間に書込みパルスをデータ電極に印加するデータ電極駆動回路と、画像信号を放電セルにおけるサブフィールド毎の発光・非発光を示す画像データに変換する画像信号処理回路とを備え、画像信号処理回路は、データ電極駆動ICのそれぞれの消費電力を算出する消費電力算出部と、消費電力算出部において算出されたデータ電極駆動ICの各消費電力のうちの最大値を算出する最大値算出部と、消費電力算出部において算出されたデータ電極駆動ICの各消費電力の総和を算出する総和算出部と、総和算出部において算出された消費電力の総和と第1のしきい値とを比較する第1の比較部と、最大値算出部において算出された消費電力の最大値と第2のしきい値および第2のしきい値よりも値の小さい第3のしきい値とを比較する第2の比較部と、第1の比較部における比較結果にもとづき第2のしきい値および第3のしきい値の値を変更するしきい値変更部と、消費電力制御部とを備え、第1の比較部の比較結果および第2の比較部の比較結果にもとづき消費電力制御部における消費電力の制御量を変更することを特徴とする。
これにより、データ電極駆動ICの各消費電力の最大値と各消費電力の総和とに応じて消費電力の制御を行うことができるので、画像表示品質を保ちながらデータ電極駆動ICおよび電源回路の消費電力をそれぞれ定格値以下に抑えることが可能となる。
また、このプラズマディスプレイ装置において、画像信号処理回路は、消費電力制御部として、画像信号に所定のゲインを乗算して画像信号の大きさを変えるゲインコントロール部と、第1の比較部の比較結果および第2の比較部の比較結果にもとづき所定のゲインを変更するゲイン変更部と、所定のゲインを所定の上限値以下に制限するリミッターと、第1の比較部における比較結果にもとづき第1のゲインまたは第2のゲインのいずれかを選択するゲイン選択部とを有し、ゲイン変更部は、ゲイン選択部から出力される第1のゲインまたは第2のゲインのいずれかを、第2の比較部における比較結果にもとづき所定のゲインに加算または減算して新たな所定のゲインとすることで所定のゲインの値を変更することを特徴とする。これにより、データ電極駆動ICの各消費電力の最大値と各消費電力の総和とに応じて画像信号の大きさを制御できるので、画像表示品質を保ちながらデータ電極駆動ICおよび電源回路の消費電力をそれぞれ定格値以下に抑えることが可能となる。
また、このプラズマディスプレイ装置において、ゲイン変更部は、第2の比較部において、最大値が第2のしきい値以上と判断されたときはゲイン選択部から出力される第1のゲインまたは第2のゲインのいずれかを所定のゲインから減算して新たな所定のゲインとし、第2の比較部において、最大値が第3のしきい値未満と判断されたときはゲイン選択部から出力される第1のゲインまたは第2のゲインのいずれかを所定のゲインに加算して新たな所定のゲインとすることを特徴とする。これにより、データ電極駆動ICの各消費電力の最大値と各消費電力の総和とに応じて画像信号の大きさを精度良く制御できるようになるので、画像表示品質を保ちながらデータ電極駆動ICおよび電源回路の消費電力をそれぞれ定格値以下に抑える制御をより精度良く行うことが可能となる。
また、このプラズマディスプレイ装置において、ゲイン変更部は、第2の比較部において、最大値が第3のしきい値以上かつ第2のしきい値未満と判断されたときは、所定のゲインを変更しない構成としてもよい。
また、このプラズマディスプレイ装置において、ゲイン変更部は、1フィールド期間の整数倍の時間間隔で所定のゲインを更新する構成とすることが望ましい。これにより、1フィールド期間の途中で画像信号の大きさが変わることを防止できるので、画像表示品質をより向上させることができる。
また、本発明のパネルの駆動方法は、データ電極を有する放電セルを複数備えたパネルを、初期化期間と書込み期間と維持期間とを有するサブフィールドを1フィールド期間内に複数設け、複数のデータ電極駆動ICを用い書込み期間に書込みパルスをデータ電極に印加するパネルの駆動方法であって、データ電極駆動ICのそれぞれの消費電力を算出するとともに、算出されたデータ電極駆動ICの各消費電力のうちの最大値と各消費電力の総和とをそれぞれ算出し、算出された総和と第1のしきい値とを比較するとともに、総和と第1のしきい値との比較結果にもとづき第2のしきい値および第2のしきい値よりも値の小さい第3のしきい値の値を変更して、算出された最大値と第2のしきい値および第3のしきい値とを比較し、総和と第1のしきい値との比較結果、および最大値と第2のしきい値および第3のしきい値との比較結果にもとづき消費電力の制御量を変更することを特徴とする。
これにより、データ電極駆動ICの各消費電力の最大値と各消費電力の総和とに応じて消費電力の制御を行うことができるので、画像表示品質を保ちながらデータ電極駆動ICおよび電源回路の消費電力をそれぞれ定格値以下に抑えることが可能となる。
また、本発明のパネルの駆動方法は、画像信号に所定のゲインを乗算して画像信号の大きさを変えることで消費電力の制御を行うパネルの駆動方法であって、総和と第1のしきい値との比較結果および最大値と第2のしきい値および第3のしきい値との比較結果にもとづき所定のゲインを所定の上限値以下の範囲で変更するとともに、総和と第1のしきい値との比較結果にもとづき第1のゲインまたは第2のゲインのいずれかを選択し、選択された第1のゲインまたは第2のゲインのいずれかを、最大値と第2のしきい値および第3のしきい値との比較結果にもとづき所定のゲインに加算または減算して新たな所定のゲインとすることで所定のゲインの値を変更し、消費電力の制御量を変更することを特徴とする。これにより、データ電極駆動ICの各消費電力の最大値と各消費電力の総和とに応じて画像信号の大きさを制御できるので、画像表示品質を保ちながらデータ電極駆動ICおよび電源回路の消費電力をそれぞれ定格値以下に抑えることが可能となる。
また、本発明のパネルの駆動方法は、最大値が第2のしきい値以上と判断されたときは、選択された第1のゲインまたは第2のゲインのいずれかを所定のゲインから減算して新たな所定のゲインとし、最大値が第3のしきい値未満と判断されたときは、選択された第1のゲインまたは第2のゲインのいずれかを所定のゲインに加算して新たな所定のゲインとすることを特徴とする。これにより、データ電極駆動ICの各消費電力の最大値と各消費電力の総和とに応じて画像信号の大きさを精度良く制御できるようになるので、画像表示品質を保ちながらデータ電極駆動ICおよび電源回路の消費電力をそれぞれ定格値以下に抑える制御をより精度良く行うことが可能となる。
また、本発明のパネルの駆動方法は、最大値が第3のしきい値以上かつ第2のしきい値未満と判断されたときは所定のゲインを変更しなくともよい。
また、本発明のパネルの駆動方法は、1フィールド期間の整数倍の時間間隔で所定のゲインを更新することが望ましい。これにより、1フィールド期間の途中で画像信号の大きさが変わることを防止できるので、画像表示品質をより向上させることができる。
本発明によれば、データ電極駆動ICにおける各消費電力の総和および各消費電力の最大値に応じて画像信号を調整することで、画像表示品質を保ちながらデータ電極駆動ICおよび電源回路の消費電力を定格値以下に抑えることが可能なプラズマディスプレイ装置およびパネルの駆動方法を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置について、図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態におけるパネル10の構造を示す分解斜視図である。ガラス製の前面板21上には、走査電極22と維持電極23とからなる表示電極対24が複数形成されている。そして走査電極22と維持電極23とを覆うように誘電体層25が形成され、その誘電体層25上に保護層26が形成されている。
また、保護層26は、放電セルにおける放電開始電圧を下げるために、パネルの材料として使用実績があり、ネオン(Ne)およびキセノン(Xe)ガスを封入した場合に2次電子放出係数が大きく耐久性に優れたMgOを主成分とする材料から形成されている。
背面板31上にはデータ電極32が複数形成され、データ電極32を覆うように誘電体層33が形成され、さらにその上に井桁状の隔壁34が形成されている。そして、隔壁34の側面および誘電体層33上には赤色(R)、緑色(G)および青色(B)の各色に発光する蛍光体層35が設けられている。
これら前面板21と背面板31とは、微小な放電空間を挟んで表示電極対24とデータ電極32とが交差するように対向配置され、その外周部をガラスフリット等の封着材によって封着されている。そして、内部の放電空間には、ネオンとキセノンの混合ガスが放電ガスとして封入されている。なお、本実施の形態では、発光効率を向上させるためにキセノン分圧を約10%とした放電ガスを用いている。放電空間は隔壁34によって複数の区画に仕切られており、表示電極対24とデータ電極32とが交差する部分に放電セルが形成されている。そしてこれらの放電セルが放電、発光することにより画像が表示される。
なお、パネル10の構造は上述したものに限られるわけではなく、例えばストライプ状の隔壁を備えたものであってもよい。また、放電ガスの混合比率も上述した数値に限られるわけではなく、その他の混合比率であってもよい。
図2は、本発明の一実施の形態におけるパネル10の電極配列図である。パネル10には、行方向に延長されたn本の走査電極SC1〜走査電極SCn(図1の走査電極22)およびn本の維持電極SU1〜維持電極SUn(図1の維持電極23)が配列され、列方向に延長されたm本のデータ電極D1〜データ電極Dm(図1のデータ電極32)が配列されている。そして、1対の走査電極SCi(i=1〜n)および維持電極SUiと1つのデータ電極Dj(j=1〜m)とが交差した部分に放電セルが形成され、放電セルは放電空間内にm×n個形成されている。そして、m×n個の放電セルが形成された領域がパネル10の表示領域となる。
次に、パネル10を駆動するための駆動電圧波形とその動作の概要について図3を用いて説明する。なお、本実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置は、サブフィールド法、すなわち1フィールド期間を時間軸上で複数のサブフィールドに分割し、各サブフィールドに輝度重みをそれぞれ設定し、サブフィールド毎に各放電セルの発光・非発光を制御することによって階調表示を行うものとする。
このサブフィールド法では、例えば、1フィールドを10のサブフィールド(第1SF、第2SF、・・・、第10SF)で構成し、各サブフィールドはそれぞれ、例えば(1、2、3、6、11、18、30、44、60、80)の輝度重みを有する構成とすることができる。また、複数のサブフィールドのうち、1つのサブフィールドの初期化期間においては全ての放電セルに初期化放電を発生させる全セル初期化動作を行い、他のサブフィールドの初期化期間においては直前のサブフィールドで維持放電を行った放電セルに対して選択的に初期化放電を発生させる選択初期化動作を行うことで、階調表示に関係しない発光を極力減らしコントラスト比を向上させることが可能である。
そして、本実施の形態では、第1SFの初期化期間では全セル初期化動作を行い、第2SF〜第10SFの初期化期間では選択初期化動作を行うものとする。これにより、画像の表示に関係のない発光は第1SFにおける全セル初期化動作の放電にともなう発光のみとなり、維持放電を発生させない黒表示領域の輝度である黒輝度は全セル初期化動作における微弱発光だけとなって、コントラストの高い画像表示が可能となる。また、各サブフィールドの維持期間においては、それぞれのサブフィールドの輝度重みに所定の輝度倍率を乗じた数の維持パルスを表示電極対24のそれぞれに印加する。
なお、本発明は、本実施の形態のように、サブフィールド数や各サブフィールドの輝度重みが上記の値に限定されるものではなく、また、画像信号等にもとづいてサブフィールド構成を切換える構成であってもよい。
図3は、本発明の一実施の形態におけるパネル10の各電極に印加する駆動電圧波形図である。
なお、図3には、書込み期間において最初に走査を行う走査電極SC1、書込み期間において最後に走査を行う走査電極SCn(例えば、走査電極SC1080)、維持電極SU1〜維持電極SUn、およびデータ電極D1〜データ電極Dmの駆動波形を示す。
また、図3には、2つのサブフィールドの駆動電圧波形、すなわち全セル初期化動作を行うサブフィールド(「全セル初期化サブフィールド」と呼称する)の第1サブフィールド(第1SF)と、選択初期化動作を行うサブフィールド(「選択初期化サブフィールド」と呼称する)の第2サブフィールド(第2SF)とを示す。なお、他のサブフィールドにおける駆動電圧波形は、維持期間における維持パルス数が異なる以外は第2SFの駆動電圧波形とほぼ同様である。また、以下における走査電極SCi、維持電極SUi、データ電極Dkは、各電極の中から画像データにもとづき選択された電極を表す。
まず、全セル初期化サブフィールドである第1SFについて説明する。
第1SFの初期化期間前半部では、データ電極D1〜データ電極Dm、維持電極SU1〜維持電極SUnにそれぞれ0(V)を印加し、走査電極SC1〜走査電極SCnには、0(V)から放電開始電圧以下の電圧Vi1を印加し、さらに電圧Vi1から、維持電極SU1〜維持電極SUnに対して放電開始電圧を超える電圧Vi2に向かって緩やかに上昇する傾斜波形電圧(以下、「上りランプ波形」と呼称する)L1を印加する。
この上りランプ波形L1が上昇する間に、走査電極SC1〜走査電極SCnと維持電極SU1〜維持電極SUnとの間、および走査電極SC1〜走査電極SCnとデータ電極D1〜データ電極Dmとの間でそれぞれ微弱な初期化放電が持続して起こる。そして、走査電極SC1〜走査電極SCn上部に負の壁電圧が蓄積されるとともに、データ電極D1〜データ電極Dm上部および維持電極SU1〜維持電極SUn上部には正の壁電圧が蓄積される。この電極上部の壁電圧とは、電極を覆う誘電体層上、保護層上、蛍光体層上等に蓄積された壁電荷により生じる電圧を表す。
初期化期間後半部では、維持電極SU1〜維持電極SUnには正の電圧Ve1を印加し、データ電極D1〜データ電極Dmには0(V)を印加し、走査電極SC1〜走査電極SCnには、維持電極SU1〜維持電極SUnに対して放電開始電圧以下となる電圧Vi3から放電開始電圧を超える負の電圧Vi4に向かって緩やかに下降する下り傾斜波形電圧(以下、「下りランプ波形」と呼称する)L2を印加する。
この間に、走査電極SC1〜走査電極SCnと維持電極SU1〜維持電極SUnとの間、および走査電極SC1〜走査電極SCnとデータ電極D1〜データ電極Dmとの間でそれぞれ微弱な初期化放電が起こる。そして、走査電極SC1〜走査電極SCn上部の負の壁電圧および維持電極SU1〜維持電極SUn上部の正の壁電圧が弱められ、データ電極D1〜データ電極Dm上部の正の壁電圧は書込み動作に適した値に調整される。以上により、全ての放電セルに対して初期化放電を行う全セル初期化動作が終了する。
続く書込み期間では、走査電極SC1〜走査電極SCnに対しては順次走査パルス電圧を印加し、データ電極D1〜データ電極Dmに対しては発光させるべき放電セルに対応するデータ電極Dk(k=1〜m)に正の書込みパルス電圧Vdを印加して、各放電セルに選択的に書込み放電を発生させる。
この書込み期間では、まず維持電極SU1〜維持電極SUnに電圧Ve2を、走査電極SC1〜走査電極SCnに電圧Vc(Vc=Va+Vscn)を印加する。
そして、1行目の走査電極SC1に負の走査パルス電圧Vaを印加するとともに、データ電極D1〜データ電極Dmのうち1行目に発光させるべき放電セルのデータ電極Dk(k=1〜m)に正の書込みパルス電圧Vdを印加する。このときデータ電極Dk上と走査電極SC1上との交差部の電圧差は、外部印加電圧の差(Vd−Va)にデータ電極Dk上の壁電圧と走査電極SC1上の壁電圧との差が加算されたものとなり放電開始電圧を超える。これにより、データ電極Dkと走査電極SC1との間に放電が発生する。また、維持電極SU1〜維持電極SUnに電圧Ve2を印加しているため、維持電極SU1上と走査電極SC1上との電圧差は、外部印加電圧の差である(Ve2−Va)に維持電極SU1上の壁電圧と走査電極SC1上の壁電圧との差が加算されたものとなる。このとき、電圧Ve2を、放電開始電圧をやや下回る程度の電圧値に設定することで、維持電極SU1と走査電極SC1との間を、放電には至らないが放電が発生しやすい状態にすることができる。これにより、データ電極Dkと走査電極SC1との間に発生する放電を引き金にして、データ電極Dkと交差する領域にある維持電極SU1と走査電極SC1との間に放電を発生させることができる。こうして、発光させるべき放電セルに書込み放電が起こり、走査電極SC1上に正の壁電圧が蓄積され、維持電極SU1上に負の壁電圧が蓄積され、データ電極Dk上にも負の壁電圧が蓄積される。
このようにして、1行目に発光させるべき放電セルで書込み放電を起こして各電極上に壁電圧を蓄積する書込み動作を行う。一方、書込みパルス電圧Vdを印加しなかったデータ電極D1〜データ電極Dmと走査電極SC1との交差部の電圧は放電開始電圧を超えないので、書込み放電は発生しない。以上の書込み動作をn行目の放電セルに至るまで順次行い、書込み期間が終了する。
続く維持期間では、輝度重みに所定の輝度倍率を乗じた数の維持パルスを表示電極対24に交互に印加して、書込み放電を発生した放電セルで維持放電を発生させて発光させる。
この維持期間では、まず走査電極SC1〜走査電極SCnに正の維持パルス電圧Vsを印加するとともに維持電極SU1〜維持電極SUnにベース電位となる接地電位、すなわち0(V)を印加する。すると書込み放電を起こした放電セルでは、走査電極SCi上と維持電極SUi上との電圧差が維持パルス電圧Vsに走査電極SCi上の壁電圧と維持電極SUi上の壁電圧との差が加算されたものとなり放電開始電圧を超える。
そして、走査電極SCiと維持電極SUiとの間に維持放電が起こり、このとき発生した紫外線により蛍光体層35が発光する。そして走査電極SCi上に負の壁電圧が蓄積され、維持電極SUi上に正の壁電圧が蓄積される。さらにデータ電極Dk上にも正の壁電圧が蓄積される。書込み期間において書込み放電が起きなかった放電セルでは維持放電は発生せず、初期化期間の終了時における壁電圧が保たれる。
続いて、走査電極SC1〜走査電極SCnにはベース電位となる0(V)を、維持電極SU1〜維持電極SUnには維持パルス電圧Vsをそれぞれ印加する。すると、維持放電を起こした放電セルでは、維持電極SUi上と走査電極SCi上との電圧差が放電開始電圧を超えるので再び維持電極SUiと走査電極SCiとの間に維持放電が起こり、維持電極SUi上に負の壁電圧が蓄積され走査電極SCi上に正の壁電圧が蓄積される。以降同様に、走査電極SC1〜走査電極SCnと維持電極SU1〜維持電極SUnとに輝度重みに輝度倍率を乗じた数の維持パルスを交互に印加し、表示電極対24の電極間に電位差を与えることにより、書込み期間において書込み放電を起こした放電セルで維持放電が継続して行われる。
そして、維持期間の最後には、維持電極SU1〜維持電極SUnを0(V)に戻した後、ベース電位となる0(V)から放電開始電圧を超える電圧Versに向かって上昇する傾斜波形電圧(以下、「消去ランプ波形」と呼称する)L3を走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する。すると、維持放電を起こした放電セルの維持電極SUiと走査電極SCiとの間で微弱な放電(以下、「消去放電」と呼称する)が発生する。この消去放電で発生した荷電粒子は、維持電極SUiと走査電極SCiとの間の電圧差を緩和するように、維持電極SUi上および走査電極SCi上に壁電荷となって蓄積されていく。これにより、データ電極Dk上の正の壁電荷を残したまま、走査電極SCiおよび維持電極SUi上の壁電圧は、走査電極SCiに印加した電圧と放電開始電圧の差、すなわち(電圧Vers−放電開始電圧)の程度まで弱められる。
その後、走査電極SC1〜走査電極SCnを0(V)に戻し、維持期間における維持動作が終了する。
第2SFの初期化期間では、第1SFにおける初期化期間の前半部を省略した駆動電圧波形を各電極に印加する。すなわち、維持電極SU1〜維持電極SUnに電圧Ve1を、データ電極D1〜データ電極Dmに0(V)をそれぞれ印加し、走査電極SC1〜走査電極SCnに放電開始電圧以下となる電圧(例えば、0(V))から負の電圧Vi4に向かって緩やかに下降する下りランプ波形L4を印加する。
これにより直前のサブフィールド(図3では、第1SF)の維持期間で維持放電を起こした放電セルでは微弱な初期化放電が発生し、走査電極SCi上部および維持電極SUi上部の壁電圧が弱められ、データ電極Dk(k=1〜m)上部の壁電圧も書込み動作に適した値に調整される。一方、前のサブフィールドで維持放電が起こらなかった放電セルについては放電することはなく、前のサブフィールドの初期化期間終了時における壁電荷の状態がそのまま保たれる。このように第2SFにおける初期化動作は、直前のサブフィールドの維持期間で維持動作を行った放電セルに対して初期化放電を行う選択初期化動作となる。
第2SFの書込み期間においては、走査電極SC1〜走査電極SCn、維持電極SU1〜維持電極SUnおよびデータ電極D1〜データ電極Dmに対して第1SFの書込み期間と同様の駆動波形を印加する。
第2SFの維持期間においては、第1SFの維持期間と同様に、走査電極SC1〜走査電極SCnと維持電極SU1〜維持電極SUnとにあらかじめ定められた数の維持パルスを交互に印加する。これにより、書込み期間において書込み放電を発生させた放電セルで維持放電を発生させる。
また、第3SF以降のサブフィールドでは、走査電極SC1〜走査電極SCn、維持電極SU1〜維持電極SUnおよびデータ電極D1〜データ電極Dmに対して、維持期間における維持パルス数が異なる以外は第2SFと同様の駆動波形を印加する。
以上が、パネル10の各電極に印加する駆動電圧波形の概要である。
次に、本実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の構成について説明する。図4は、本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置1の回路ブロック図である。プラズマディスプレイ装置1は、パネル10、画像信号処理回路41、データ電極駆動回路42、走査電極駆動回路43、維持電極駆動回路44、タイミング発生回路45および各回路ブロックに必要な電源を供給する電源回路(図示せず)を備えている。
画像信号処理回路41は、パネル10の画素数に応じて、入力された画像信号sigをサブフィールド毎の発光・非発光を示す画像データに変換する。
データ電極駆動回路42は、画像信号処理回路41から出力されるサブフィールド毎の画像データを、各データ電極D1〜データ電極Dmに対応する書込みパルスに変換し、タイミング信号にもとづいて各データ電極D1〜データ電極Dmに印加する。なお、データ電極駆動回路42においては、画像データにもとづき多数のデータ電極を独立に駆動しなければならないので、本実施の形態においてデータ電極駆動回路42は、複数のデータ電極を駆動することができる専用IC(以下、「データ電極駆動IC」と呼称する)47を複数備えた構成としている。以下、本実施の形態では、データ電極の数mを「5760」(1920本×3(R、G、B)=5760)とし、1個のデータ電極駆動ICの出力数を「360」とし、データ電極駆動回路42は、16個のデータ電極駆動IC47(データ電極駆動IC47(1)〜データ電極駆動IC47(16))を備えているものとして説明する。しかし、これらの数値は単なる一実施例を挙げたものに過ぎず、本発明は、データ電極の数やデータ電極駆動ICの出力数等が何ら上述した数値に限定されるものではない。
タイミング発生回路45は、水平同期信号Hおよび垂直同期信号Vからの出力にもとづき各回路ブロックの動作を制御する各種のタイミング信号を発生し、それぞれの回路ブロック(画像信号処理回路41、データ電極駆動回路42、走査電極駆動回路43および維持電極駆動回路44)へ供給する。
走査電極駆動回路43は、初期化期間において走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する初期化波形を発生するための初期化波形発生回路(図示せず)、複数の走査ICを備え書込み期間において走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する走査パルスを発生するための走査パルス発生回路(図示せず)、維持期間において走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する維持パルスを発生するための維持パルス発生回路(図示せず)を有する。そして、タイミング信号にもとづいて各走査電極SC1〜走査電極SCnをそれぞれ駆動する。
維持電極駆動回路44は、維持パルス発生回路および電圧Ve1、電圧Ve2を発生するための回路(図示せず)を備え、タイミング信号にもとづいて維持電極SU1〜維持電極SUnを駆動する。
次に、画像信号処理回路41の詳細について説明する。図5は、本発明の一実施の形態における画像信号処理回路41の回路ブロック図である。なお、図5には、本実施の形態における消費電力の制御に関係する回路ブロックを示し、それ以外の回路ブロックは省略している。
画像信号処理回路41は、消費電力算出部50と、総和算出部51と、最大値算出部52と、第1の比較部53と、第2の比較部56と、しきい値変更部54およびしきい値変更部55と、消費電力制御部(ゲインコントロール部60、ゲイン選択部57、ゲイン変更部58、リミッター59)とを有する。
消費電力算出部50は、画像信号処理回路41において画像信号から生成されるサブフィールド毎の画像データにもとづき、データ電極駆動IC47における消費電力を算出する。データ電極駆動IC47における消費電力の算出は、例えば次のようにして行うことができる。
データ電極駆動IC47における消費電力は、書込み放電を発生させる放電セル(以下、「点灯セル」と呼称する)と書込み放電を発生させない放電セル(以下、「非点灯セル」と呼称する)とが隣り合う数が多いほど増え、点灯セル同士または非点灯セル同士が隣り合う数が多いほど少なくなる。これは、データ電極駆動IC47が、内部に有する複数のスイッチング素子を切換えて書込みパルスを発生させており、点灯セルと非点灯セルとが隣り合う数が多いほどスイッチング素子の切換え回数が増加し、逆に点灯セル同士または非点灯セル同士が隣り合う数が多いほど、スイッチング素子の切換え回数が減少するためである。
消費電力算出部50では、これを利用して、データ電極駆動IC47における消費電力を算出することができる。例えば、点灯セルを「1」、非点灯セルを「0」とし、隣接する放電セル間で排他的論理和演算を行ってその結果を累積加算する。これにより、点灯セルと非点灯セルとが隣接する箇所の数を計数することができる。このようにして得られる累積加算値とデータ電極駆動IC47における消費電力との関係をあらかじめ調べておき、そのデータを消費電力算出部50に持たせておけば、上述の累積加算値を算出することで、消費電力を算出することができる。しかし、本発明は、消費電力の算出が何らこの方法に限定されるものではなく、これ以外の方法で消費電力を算出する構成であってもかまわない。
なお、本実施の形態において、データ電極駆動回路42は、16個のデータ電極駆動IC47、すなわちデータ電極駆動IC47(1)〜データ電極駆動IC47(16)を有する。したがって、消費電力算出部50も、各データ電極駆動IC47の消費電力をそれぞれ算出できるように、16個の消費電力算出部50、すなわちデータ電極駆動IC47(1)〜データ電極駆動IC47(16)のそれぞれに対応して消費電力を算出する消費電力算出部50(1)〜消費電力算出部50(16)を有するものとする。
最大値算出部52は、消費電力算出部50(1)〜消費電力算出部50(16)において算出された各消費電力のうちの最大値を算出する。また、総和算出部51は、消費電力算出部50(1)〜消費電力算出部50(16)において算出された各消費電力の総和を算出する。
第1の比較部53は、総和算出部51において算出された総和とあらかじめ設定された第1のしきい値とを比較し、例えば、総和が第1のしきい値以上のときには「1」を、総和が第1のしきい値未満のときには「0」を出力する。なお、本実施の形態においては、第1のしきい値の値は、データ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路における消費電力の定格値を考慮して設定するものとする。例えば、総和算出部51において算出された総和が第1のしきい値以上になったときには、データ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路において、消費電力が定格値を超えるおそれが高いと判断できるような値に設定する。
第2の比較部56は、最大値算出部52において算出された最大値とあらかじめ設定された第2のしきい値および第2のしきい値よりも値の小さい第3のしきい値とを比較する。そして、例えば、最大値が第2のしきい値以上のときには「11」を、最大値が第3のしきい値未満のときには「00」を、最大値が第3のしきい値以上かつ第2のしきい値未満のときには「01」を出力する。
なお、本実施の形態において第2のしきい値の値は、第1の比較部53における比較結果にもとづき、しきい値変更部54において変更されるものとする。例えば、第1の比較部53から「1」が出力されたときには第2のしきい値として「TH2p」を出力し、第1の比較部53から「0」が出力されたときには第2のしきい値として「TH2d」を出力する。
同様に、第3のしきい値の値も、第1の比較部53における比較結果にもとづき、しきい値変更部55において変更されるものとする。例えば、第1の比較部53から「1」が出力されたときには第3のしきい値として「TH3p」を出力し、第1の比較部53から「0」が出力されたときには第3のしきい値として「TH3d」を出力する。
なお、本実施の形態においては、第2のしきい値の値は、データ電極駆動IC47における消費電力の定格値を考慮して設定するものとする。例えば、最大値算出部52において算出された最大値が第2のしきい値以上になったときには、データ電極駆動IC47において、消費電力が定格値を超えるおそれが高いと判断できるような値に設定する。また、データ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路における消費電力が大きいときには、できるだけ速やかに第2の比較部56から「11」が出力されることが、電源回路の保護、およびデータ電極駆動IC47の保護の観点からは望ましい。そこで、第1の比較部53から「1」が出力されたときに第2のしきい値として選択される「TH2p」は、第1の比較部53から「0」が出力されたときに第2のしきい値として選択される「TH2d」よりも小さい値に設定することが望ましい。
ゲインコントロール部60は、画像信号に所定のゲインを乗算し、画像信号の大きさを変える。本実施の形態では、このようにゲインコントロール部60において画像信号の大きさを変えることで消費電力を制御する。例えば、画像信号に乗算するゲインの値を小さくすれば画像信号の大きさは小さくなって表示画像の明るさが減少し、消費電力は減少する。逆に、画像信号に乗算するゲインの値を大きくすれば画像信号の大きさは大きくなって表示画像の明るさが増加し、消費電力も増加する。
ゲイン変更部58は、ゲイン選択部57から出力される第1のゲインまたは第1のゲインよりも値の小さい第2のゲインのいずれかを、第2の比較部56における比較結果にもとづき、ゲインコントロール部60において用いられている所定のゲインに加算または減算して新たな所定のゲインとする。こうして、ゲインコントロール部60で画像信号に乗算する所定のゲインの値を変更する。なお、ゲイン選択部57は、第1の比較部53から「1」が出力されたときには第1のゲインを出力し、第1の比較部53から「0」が出力されたときには第2のゲインを出力するものとする。
なお、ゲイン変更部58から出力される所定のゲインは、ゲインコントロール部60において画像信号が大きくなり過ぎないように、リミッター59において所定の上限値であるゲイン上限値以下に制限されてゲインコントロール部60に入力されるものとする。また、画像信号の大きさが1フィールド期間の途中で変化しないように、ゲイン変更部58においては、1フィールド期間の整数倍(例えば、3フィールド期間)の周期で所定のゲインが更新されるものとする。
次に、所定のゲインの値を第1の比較部53における比較結果、および第2の比較部56における比較結果にもとづき変更するときの動作の詳細について説明する。図6は、本発明の一実施の形態における所定のゲインの値を変更する動作を説明するための概略図である。
図6に示すように、本実施の形態においては、第1の比較部53における比較結果が「0」で、かつ第2の比較部56における比較結果が「11」のとき、すなわち、データ電極駆動IC47(1)〜データ電極駆動IC47(16)の各消費電力の総和が第1のしきい値未満であって、データ電極駆動IC47(1)〜データ電極駆動IC47(16)のいずれかの消費電力が第2のしきい値以上になったときには、データ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路にはそれほど大きな負荷はかかっていないが、データ電極駆動IC47(1)〜データ電極駆動IC47(16)のいずれかにおいて消費電力がデータ電極駆動IC47の定格値を超えるおそれがあると判断することができる。そこで、このようなときには、第1のゲインよりも値の小さい第2のゲインを所定のゲインから減算して新たな所定のゲインとし、画像信号に乗算するゲインを小さくして、データ電極駆動IC47(1)〜データ電極駆動IC47(16)のいずれにおいても消費電力がデータ電極駆動IC47の定格値を超えないようにする。これにより、データ電極駆動IC47(1)〜データ電極駆動IC47(16)のいずれかにおける消費電力が大きくなったときに、画像信号小さくして、データ電極駆動IC47における消費電力を速やかに定格値以下にすることができる。
また、第1の比較部53における比較結果が「1」で、かつ第2の比較部56における比較結果が「11」のとき、すなわち、データ電極駆動IC47(1)〜データ電極駆動IC47(16)の各消費電力の総和が第1のしきい値以上であって、データ電極駆動IC47(1)〜データ電極駆動IC47(16)のいずれかの消費電力が第2のしきい値以上になったときには、データ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路に大きな負荷がかかり、かつデータ電極駆動IC47(1)〜データ電極駆動IC47(16)のいずれかにおいても消費電力がデータ電極駆動IC47の定格値を超えるおそれがあると判断することができる。そこで、このようなときには、第2のゲインよりも値の大きい第1のゲインを所定のゲインから減算して新たな所定のゲインとし、画像信号に乗算するゲインをさらに小さくし、データ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路にかかる負荷を軽くするとともにデータ電極駆動IC47(1)〜データ電極駆動IC47(16)のいずれにおいても消費電力がデータ電極駆動IC47の定格値を超えないようにする。これにより、データ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路における負荷が大きくなったときに、画像信号をさらに小さくして、データ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路における負荷を速やかに軽くすることができる。
そして、第1の比較部53における比較結果が「0」で、かつ第2の比較部56における比較結果が「00」のときには、データ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路にはそれほど大きな負荷はかかっておらず、また、データ電極駆動IC47(1)〜データ電極駆動IC47(16)のいずれの消費電力もデータ電極駆動IC47の定格値よりも低いと判断することができる。そこで、このようなときには、所定のゲインに第2のゲインを加算して新たな所定のゲインとし、画像信号に乗算するゲインを大きくして、表示画像を明るくする。これにより、表示画像の図柄が変わり、データ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路における負荷およびデータ電極駆動IC47(1)〜データ電極駆動IC47(16)における消費電力が小さくなったときに、表示画像を速やかに元の明るさに戻して表示することができる。
また、第1の比較部53における比較結果が「0」で、かつ第2の比較部56における比較結果が「01」のときには、データ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路にはそれほど大きな負荷はかかっておらず、また、データ電極駆動IC47(1)〜データ電極駆動IC47(16)のいずれにおいても消費電力がデータ電極駆動IC47の定格値を超えるおそれはないと判断することができる。そこで、このようなときには、所定のゲインの値を変更せず、表示画像の変動を抑えるものとする。
なお、第1の比較部53における比較結果が「1」で、かつ第2の比較部56における比較結果が「00」または「01」という状態も、組み合わせとしては考えられる。しかし、データ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路に大きな負荷がかかっているときには、できるだけ速やかにその電源回路における負荷を軽くすることが望ましい。そこで、第1の比較部53における比較結果が「1」のときには、第2の比較部56における比較結果も「11」となるようにTH2pの値を設定することが望ましい。しかし、本発明は何らTH2pの値が限定されるものではなく、第1の比較部53における比較結果が「1」で、かつ第2の比較部56における比較結果が「00」または「01」という状態が発生するようにしてもよく、そのときには、例えば図6に示すようなゲイン変更を行う構成としてもよい。
このように構成することで、パネル10における画像表示品質をできるだけ保ちながら、データ電極駆動IC47およびデータ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路における消費電力をそれぞれの定格値以内に抑えることが可能となる。
例えば、全てのデータ電極駆動IC47において消費電力が定格値以下であったとしても、全てのデータ電極駆動IC47において消費電力が大きければ、データ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路における消費電力が、その電源回路の定格値を超えるおそれがある。電源回路における消費電力は、データ電極駆動IC47の個々の消費電力に比べて大きいので、そのような場合には、できるだけ速やかに消費電力を低減することが望ましい。
一方、1つのデータ電極駆動IC47における消費電力が定格値を超えたとしても、他のデータ電極駆動IC47における消費電力が小さければ、データ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路における消費電力は、その電源回路の定格値を超えることはない。そのような場合には、表示画像の変化をできるだけ抑えつつ、データ電極駆動IC47における消費電力が定格値以下に収まるように、消費電力を低減することが望ましい。
そして、本実施の形態によれば、上述した構成とすることで、パネル10における画像表示品質を保ちながら、データ電極駆動IC47およびデータ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路における消費電力をそれぞれの定格値以内に抑えることが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態においては、データ電極駆動IC47(1)〜データ電極駆動IC47(16)のそれぞれの消費電力を算出する消費電力算出部50(1)〜消費電力算出部50(16)と、消費電力算出部50(1)〜消費電力算出部50(16)において算出された各消費電力のうちの最大値を算出する最大値算出部52と、消費電力算出部50(1)〜消費電力算出部50(16)において算出された各消費電力の総和を算出する総和算出部51と、総和算出部51において算出された消費電力の総和と第1のしきい値とを比較する第1の比較部53と、最大値算出部52において算出された消費電力の最大値と第2のしきい値および第3のしきい値とを比較する第2の比較部56とを備えた構成にするとともに、しきい値変更部54およびしきい値変更部55において第1の比較部53における比較結果にもとづき第2のしきい値および第3のしきい値の値を変更し、第1の比較部53における比較結果および第2の比較部56における比較結果にもとづきゲインコントロール部60において画像信号に乗算する所定のゲインの大きさを変える構成とすることで、パネル10における画像表示品質を保ちながら、データ電極駆動IC47およびデータ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路における消費電力をそれぞれの定格値以内に抑えることが可能となる。
なお、本実施の形態においては、データ電極駆動IC47に電力を供給する電源回路における消費電力の定格値を考慮して第1のしきい値を設定し、データ電極駆動IC47における消費電力の定格値を考慮して第2のしきい値を設定するものとして説明したが、例えば、熱に関する定格値を考慮して各しきい値を設定する構成としてもよい。
なお、本実施の形態では、ゲインコントロール部60において画像信号の大きさを制御することで消費電力を制御する構成を説明したが、本発明は消費電力を制御する方法が何らこの方法に限定されるものではなく、例えば、表示用に用いる階調値を制限する、あるいは、1フィールド期間を構成するサブフィールドの数を変更する、等のその他の方法で消費電力を制御する構成であってもよい。
なお、本発明における実施の形態は、走査電極と走査電極とが隣り合い、維持電極と維持電極とが隣り合う電極構造、すなわち前面板21に設けられる電極の配列が、「・・・走査電極、走査電極、維持電極、維持電極、走査電極、走査電極、・・・」となる電極構造のパネルにおいても、有効である。
なお、本実施の形態において示した具体的な各数値は、50インチ、表示電極対数1080対のパネルの特性にもとづき設定したものであって、実施の形態における一例を示したものに過ぎない。本発明はこれらの数値に何ら限定されるものではなく、パネルの特性やプラズマディスプレイ装置の仕様等に合わせて最適に設定することが望ましい。また、これらの各数値は、上述した効果を得られる範囲でのばらつきを許容するものとする。
なお、本実施の形態では、消去ランプ波形L3を走査電極SC1〜走査電極SCnに印加する構成を説明したが、消去ランプ波形L3を維持電極SU1〜維持電極SUnに印加する構成とすることもできる。あるいは、消去ランプ波形L3ではなく、いわゆる細幅消去パルスにより消去放電を発生させる構成としてもよい。
本発明は、データ電極駆動ICにおける各消費電力の総和および各消費電力の最大値に応じて画像信号を調整することで、画像表示品質を保ちながらデータ電極駆動ICおよび電源回路の消費電力を定格値以下に抑えることが可能となり、プラズマディスプレイ装置およびパネルの駆動方法として有用である。
本発明の一実施の形態におけるパネルの構造を示す分解斜視図 同パネルの電極配列図 同パネルの各電極に印加する駆動電圧波形図 本発明の一実施の形態におけるプラズマディスプレイ装置の回路ブロック図 本発明の一実施の形態における画像信号処理回路の回路ブロック図 本発明の一実施の形態における所定のゲインの値を変更する動作を説明するための概略図
符号の説明
1 プラズマディスプレイ装置
10 パネル(プラズマディスプレイパネル)
21 (ガラス製の)前面板
22 走査電極
23 維持電極
24 表示電極対
25,33 誘電体層
26 保護層
31 背面板
32 データ電極
34 隔壁
35 蛍光体層
41 画像信号処理回路
42 データ電極駆動回路
43 走査電極駆動回路
44 維持電極駆動回路
45 タイミング発生回路
47 データ電極駆動IC
50 消費電力算出部
51 総和算出部
52 最大値算出部
53 第1の比較部
54,55 しきい値変更部
56 第2の比較部
57 ゲイン選択部
58 ゲイン変更部
59 リミッター
60 ゲインコントロール部

Claims (10)

  1. 初期化期間と書込み期間と維持期間とを有するサブフィールドを1フィールド期間内に複数設けるサブフィールド法により駆動され、データ電極を有する放電セルを複数備えたプラズマディスプレイパネルと、
    複数の前記データ電極を駆動するデータ電極駆動ICを複数有し、前記書込み期間に書込みパルスを前記データ電極に印加するデータ電極駆動回路と、
    画像信号を前記放電セルにおけるサブフィールド毎の発光・非発光を示す画像データに変換する画像信号処理回路とを備え、
    前記画像信号処理回路は、
    前記データ電極駆動ICのそれぞれの消費電力を算出する消費電力算出部と、
    前記消費電力算出部において算出された前記データ電極駆動ICの各消費電力のうちの最大値を算出する最大値算出部と、
    前記消費電力算出部において算出された前記データ電極駆動ICの各消費電力の総和を算出する総和算出部と、
    前記総和算出部において算出された消費電力の総和と第1のしきい値とを比較する第1の比較部と、
    前記最大値算出部において算出された消費電力の最大値と第2のしきい値および前記第2のしきい値よりも値の小さい第3のしきい値とを比較する第2の比較部と、
    前記第1の比較部における比較結果にもとづき前記第2のしきい値および前記第3のしきい値の値を変更するしきい値変更部と、
    消費電力制御部とを備え、
    前記第1の比較部の比較結果および前記第2の比較部の比較結果にもとづき前記消費電力制御部における消費電力の制御量を変更することを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 前記画像信号処理回路は、
    前記消費電力制御部として、前記画像信号に所定のゲインを乗算して前記画像信号の大きさを変えるゲインコントロール部と、
    前記第1の比較部の比較結果および前記第2の比較部の比較結果にもとづき前記所定のゲインを変更するゲイン変更部と、
    前記所定のゲインを所定の上限値以下に制限するリミッターと、
    前記第1の比較部における比較結果にもとづき第1のゲインまたは第2のゲインのいずれかを選択するゲイン選択部とを有し、
    前記ゲイン変更部は、前記ゲイン選択部から出力される前記第1のゲインまたは前記第2のゲインのいずれかを、前記第2の比較部における比較結果にもとづき前記所定のゲインに加算または減算して新たな所定のゲインとすることで前記所定のゲインの値を変更することを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイ装置。
  3. 前記ゲイン変更部は、
    前記第2の比較部において、前記最大値が前記第2のしきい値以上と判断されたときは前記ゲイン選択部から出力される前記第1のゲインまたは前記第2のゲインのいずれかを前記所定のゲインから減算して新たな所定のゲインとし、
    前記第2の比較部において、前記最大値が前記第3のしきい値未満と判断されたときは前記ゲイン選択部から出力される前記第1のゲインまたは前記第2のゲインのいずれかを前記所定のゲインに加算して新たな所定のゲインとすることを特徴とする請求項2に記載のプラズマディスプレイ装置。
  4. 前記ゲイン変更部は、
    前記第2の比較部において、前記最大値が前記第3のしきい値以上かつ前記第2のしきい値未満と判断されたときは前記所定のゲインを変更しないことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のプラズマディスプレイ装置。
  5. 前記ゲイン変更部は、1フィールド期間の整数倍の時間間隔で前記所定のゲインを更新することを特徴とする請求項2に記載のプラズマディスプレイ装置。
  6. データ電極を有する放電セルを複数備えたプラズマディスプレイパネルを、初期化期間と書込み期間と維持期間とを有するサブフィールドを1フィールド期間内に複数設け、複数のデータ電極駆動ICを用い前記書込み期間に書込みパルスを前記データ電極に印加するプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、
    前記データ電極駆動ICのそれぞれの消費電力を算出するとともに、算出された前記データ電極駆動ICの各消費電力のうちの最大値と各消費電力の総和とをそれぞれ算出し、
    算出された前記総和と第1のしきい値とを比較するとともに、前記総和と前記第1のしきい値との比較結果にもとづき第2のしきい値および前記第2のしきい値よりも値の小さい第3のしきい値の値を変更して、算出された前記最大値と前記第2のしきい値および前記第3のしきい値とを比較し、
    前記総和と前記第1のしきい値との比較結果、および前記最大値と前記第2のしきい値および前記第3のしきい値との比較結果にもとづき消費電力の制御量を変更することを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  7. 画像信号に所定のゲインを乗算して前記画像信号の大きさを変えることで消費電力の制御を行うプラズマディスプレイパネルの駆動方法であって、
    前記総和と前記第1のしきい値との比較結果および前記最大値と前記第2のしきい値および前記第3のしきい値との比較結果にもとづき前記所定のゲインを所定の上限値以下の範囲で変更するとともに、
    前記総和と前記第1のしきい値との比較結果にもとづき第1のゲインまたは第2のゲインのいずれかを選択し、
    選択された前記第1のゲインまたは前記第2のゲインのいずれかを、前記最大値と前記第2のしきい値および前記第3のしきい値との比較結果にもとづき前記所定のゲインに加算または減算して新たな所定のゲインとすることで前記所定のゲインの値を変更し、消費電力の制御量を変更することを特徴とする請求項6に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  8. 前記最大値が前記第2のしきい値以上と判断されたときは、選択された前記第1のゲインまたは前記第2のゲインのいずれかを前記所定のゲインから減算して新たな所定のゲインとし、
    前記最大値が前記第3のしきい値未満と判断されたときは、選択された前記第1のゲインまたは前記第2のゲインのいずれかを前記所定のゲインに加算して新たな所定のゲインとすることを特徴とする請求項7に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  9. 前記最大値が前記第3のしきい値以上かつ前記第2のしきい値未満と判断されたときは前記所定のゲインを変更しないことを特徴とする請求項7または請求項8に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
  10. 1フィールド期間の整数倍の時間間隔で前記所定のゲインを更新することを特徴とする請求項7に記載のプラズマディスプレイパネルの駆動方法。
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