JP2009250443A - シェルアンドチューブ熱交換器とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】シェルアンドチューブ熱交換器を従来より低コストで製造すること。そのために、蓋部材を胴部材に取付けるためのフランジと締結用のボルトを省略することを可能にする。
【解決手段】シェルアンドチューブ熱交換器を製造するにあたり、予じめ管板3に対して所定長さの管状継足し部材7を溶接しておき、そのあと管板3に対するチューブ端部2a,2a・・・の拡管接合を実施し、さらに管状継足し部材7に対して蓋部材5を溶接する。
【選択図】 図1
【解決手段】シェルアンドチューブ熱交換器を製造するにあたり、予じめ管板3に対して所定長さの管状継足し部材7を溶接しておき、そのあと管板3に対するチューブ端部2a,2a・・・の拡管接合を実施し、さらに管状継足し部材7に対して蓋部材5を溶接する。
【選択図】 図1
Description
本願発明は胴部材(シェル)内に多数本のチューブを収容し、それらのチューブを胴部材の端部に設けた管板で支持するとともに、管板の外側を蓋部材で密閉してなるシェルアンドチューブ熱交換器とその製造方法に関するのである。
上記のようなシェルアンドチューブ熱交換器においては、通常の場合、下記文献に記載されているように、蓋部材を管板に結合するようにあたっては図4及び図5に示すように、蓋部材5の外周に装着されている環状のフランジ部材4と管板3の外周部との間をボルト6によって締結していた。
JIS B 8249(多管円筒形熱交換器)の4.10「ボルト締めフランジ」の項及び表19,20
ところで、本願発明者は、シェルアンドチューブ熱交換器を従来より低コストで製造することを目的として種々の対策を考案中であるが、その1つとして比較的高価な材料(JIS G 3106溶接構造用圧延鋼材等)が使用されているフランジ部材4と締結用のボルト6,6・・・を省略し蓋部材5を直接管板3に溶接することに想到した。
しかしながら、蓋部材5を直接管板3に溶接した場合、管板3に対して拡管の方法により接合されている多数本のチューブ2,2,2・・・の端部接合部2a,2a,2a・・・が溶接時の熱的影響により緩みを生じることが懸念される(特に管板3の外周部において)。
そこで、本願発明者は、シェルアンドチューブ熱交換器を製造するにあたり、図1に例示するように、予じめ管板3に対して所定長さの管状継足し部材7を溶接しておき、そのあと管板3に対するチューブ端部2a,2a・・・の拡管接合を実施し、さらに管状継足し部材7に対して蓋部材5を溶接することにより、蓋部材5の溶接時の熱影響が直接管板3とチューブ端部2a,2a・・・との拡管接合部に及ばないようにすることに想到した。
上記の結果、比較的高価な部材である管板3と締結用のボルト6,6・・・を比較的安価な材料(たとえばJIS G 3101一般構造用圧延鋼材等)からなる管状継足し部材7でもって代替することができ、シェルアンドチューブ熱交換器の製造コストの低減効果が得られる。
図1ないし図3を参照して本願発明の実施例にかかるシェルアンドチューブ熱交換器とその製造方法を説明すると、図1ないし図3において符号1は胴部材(材料=JIS G 3101一般構造用圧延鋼材)、2,2・・・・は熱交換用のチューブ(材料=JIS H 3603りん酸銅継目無管)、3,3は胴部材1の両端に溶接される管板(材料=JIS G 3106溶接構造用圧延鋼材)で、各チューブ2,2・・・の端部2a,2a・・・がこの管板3,3に形成した管受孔3a,3a・・・(図2)に挿入されたあと拡管の方法で接合される。
各管板3に対しては、各チューブ端部2a,2a・・・の拡管接合前に予じめ所定長さ(50mm程度)の円管状継足し部材7(胴部材1とほぼ同径で同一材料)が溶接(7a)されており、各チューブ2,2・・・はその端部2a,2a・・・を拡管する方法により管板3,3に接合される(図3)。そのあと、管状継足し部材7に対して蓋部材5,5が溶接(7b)されるが、その場合、管状継足し部材7が熱的緩衝材となって溶接熱が管板3と各チューブ端部2a,2a・・・の拡管接合部に悪影響を及ぼすことを防止することができる。管状継足し部材7の材質と長さ及び肉厚は、管板3と各チューブ端部2a,2a・・・の拡管接合部に対する蓋部材溶接時の熱影響低減作用を考慮して適宜決定される。
1は胴部材、2はチューブ、3は管板、4はフランジ部材、5は蓋部材、6はボルト、7は管状継足し部材である。
Claims (2)
- 胴部材(1)内に多数本のチューブ(2),(2)・・・を収容し、それらのチューブ(2),(2)・・・を前記胴部材(1)の端部に設けた管板(3)で支持するとともに、前記管板(3)の外側を蓋部材(5)で密閉してなるシェルアンドチューブ熱交換器であって、前記管板(3)には所定長さの管状継足し部材(7)が溶接され、さらに該管状継足し部材(7)の外側に前記蓋部材(5)が溶接されていることを特徴とするシェルアンドチューブ熱交換器。
- 胴部材(1)内に多数本のチューブ(2),(2)・・・を収容し、それらのチューブ(2),(2)・・・を前記胴部材(1)の端部に設けた管板(3)で支持するとともに、前記管板(3)の外側を蓋部材(5)で密閉してなるシェルアンドチューブ熱交換器を製造するにあたり、前記管板(3)に対する前記各チューブ(2),(2)・・・の結合前に前記管板(3)に対して所定長さの管状継足し部材(7)を溶接しておくとともに、前記管板(3)に対する各チューブの結合後、前記管状継足し部材(7)に蓋部材(5)を溶接して前記管板(3)の外側を密閉することを特徴とするシェルアンドチューブ熱交換器の製造方法。
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JP2008094598A JP2009250443A (ja) | 2008-04-01 | 2008-04-01 | シェルアンドチューブ熱交換器とその製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018217112A1 (en) | 2017-05-26 | 2018-11-29 | Aic Spółka Akcyjna | A sleeve of a device housing, heat exchanger housing in particular, and a housing which incorporates that sleeve |
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2008
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