JP2009249977A - 建築金具の取付座 - Google Patents
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Abstract
【課題】
固定ボルトを取り付けるためのボルト挿通孔を隠し、取付状態の調整や部材の交換の際には簡単に取り外すことができ、体裁もよく、かつ、構成がシンプルなキャップを有する建築金具の取付座を提供する。
【解決手段】
ドア2の室内面3に着座する取付座本体7と、室外面5に着座する取付座本体12がある。該取付座本体7には、両者を連結するためのボルト挿通孔10が設けられている。このボルト挿通孔10には、固定ボルト11を隠蔽するようキャップ14が嵌着される。このキャップ14は、ボルト挿入孔10から突出する方向にばね18で付勢されている。該キャップ14は、外面が上記取付座本体7の外側とほぼ同一面上に存する状態でビス止めされる。
【選択図】 図2
固定ボルトを取り付けるためのボルト挿通孔を隠し、取付状態の調整や部材の交換の際には簡単に取り外すことができ、体裁もよく、かつ、構成がシンプルなキャップを有する建築金具の取付座を提供する。
【解決手段】
ドア2の室内面3に着座する取付座本体7と、室外面5に着座する取付座本体12がある。該取付座本体7には、両者を連結するためのボルト挿通孔10が設けられている。このボルト挿通孔10には、固定ボルト11を隠蔽するようキャップ14が嵌着される。このキャップ14は、ボルト挿入孔10から突出する方向にばね18で付勢されている。該キャップ14は、外面が上記取付座本体7の外側とほぼ同一面上に存する状態でビス止めされる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ドアハンドルやロック等の建築金具をドア、障子等の建具に取り付けるための建築金具の取付座に関するものである。
従来、ドアハンドルやロック等の建築金具をドアや障子等の建具に取り付ける構造として、上記建築金具の取付部材にボルト挿通孔を設け、該ボルト挿通孔からボルトを挿入して建具に固定し、該ボルト挿通孔の開口端部にキャップを圧入した構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。しかし、特許文献1に記載されているような構造では、一旦キャップの全体をボルト挿通孔内に没入させてしまうと該キャップを再び取り外すことができないので、フランジを設けてキャップの外面をボルト挿通孔の開口端部から突出させ、取付状態の調整や部材の交換のときに該フランジを摘んで取り外せるよう構成されている。そのため、取付部材から突出するフランジに衣服や手指が引っ掛かるおそれがあり、体裁もよくなかった。また、このような欠点を生じないようにするには、部材点数が多くなり、構成も非常に複雑となり経済的に得ることが難しい。
実開昭60−112559号公報(2ページ17行目〜3ページ1行目、第4図、第6図)
本発明が解決しようとする課題は、キャップをボルト挿通孔に取り付けたときに一部が突出するようなことがなく、取付状態の調整や部材の交換を行うときには簡単にキャップを取り外すことができ、体裁もよく、かつ、構成がシンプルで経済的に得られる建築金具の取付座を提供することである。
本発明によれば、ドアハンドルやロック等の建築金具をドア、障子等の建具に取り付けるための建築金具の取付座であって、取付座本体を上記建具または該建具を挟んで反対側に設けた他の取付座本体と連結するため該取付座本体にボルト挿通孔を形成し、該ボルト挿通孔に挿入したボルトを隠蔽するよう該ボルト挿通孔にキャップを嵌着し、該キャップを上記ボルト挿通孔から突出する方向に付勢するよう上記ボルト挿通孔内にばねを設け、上記キャップの外面が上記取付座本体の外側とほぼ同一面上に存する状態で該キャップを固定したことを特徴とする建築金具の取付座が提供され、上記課題が解決される。
本発明は、上記のように構成され、取付座本体を建具または該建具を挟んで反対側に設けた他の取付座本体と連結するため該取付座本体にボルト挿通孔を形成し、該ボルト挿通孔に挿入したボルトを隠蔽するよう該ボルト挿通孔にキャップを嵌着し、該キャップを上記ボルト挿通孔から突出する方向に付勢するよう上記ボルト挿通孔内にばねを設けて該キャップを固定するようにしたので、取付作業の調整や部材の交換の際には、上記キャップを固定しているビス等を取り外せば、該キャップは上記ばねに押圧され上記ボルト挿通孔から突出し、該キャップを容易に取り外してスムーズに作業を行うことができる。また、上記キャップを上記取付座本体の外側とほぼ同一面上に存する状態で固定したから、突出部がなく安全であり、体裁もよく、構成もシンプルで経済的に得ることができる。
本発明は、ドアハンドルやロック等の建築金具をドア、障子等の建具に取り付けるための各種の取付座に適用することができるが、図においては、ドアの両面に取り付けるドアハンドルの取付座に適用した一実施例が示されている。ドアハンドル1は、公知のように、ドア2の室内面3に取り付けられる室内側ハンドル部材4と、ドア2の室外面5に取り付けられる室外側ハンドル部材6で構成され、該室外側ハンドル部材6と室内側ハンドル部材4をボルトで連結してドア2に固定している。
上記室内側ハンドル部材4は、上記ドア2の室内面3に着座する取付座本体7と、ねじ8により該取付座本体7に固定される取手部材9を有し、図に示す実施例では、上記取付座本体と上記取手部材を別体に設けてあるが、一体的に形成してもよい。また、本実施例において、上記取付座本体は、平面視略L字状に設けられているが、ドアハンドルの形状、構造等に応じて、その他種々の形状に形成することができ、上記取手部材も円柱以外の多角柱、楕円柱その他適宜の形状に形成することができる。
上記取付座本体7にはボルト挿通孔10が設けられ、該ボルト挿通孔10から固定ボルト11を挿通して上記室外側ハンドル部材6の取付座本体12と連結するようにしてある。なお、上記取付座本体7を上記建具に直接連結する構成にすることもできる。上記ボルト挿通孔は、上記取付座本体や上記室内側ハンドル部材の形状に応じて、ボルトを操作するドライバー(図示略)を容易に挿入できるよう適宜の箇所に設ければよい。
上記ボルト挿通孔10の開口端部13には、固定ボルト11を隠蔽するようキャップ14が嵌着され、該キャップ14は上記取付座本体7の外面とほぼ同一面上に存する状態で固定されている。キャップの固定手段として、図に示す実施例では、キャップ14の挿入端部の外周面に環状の係合溝15を設け、該係合溝15に上記取付座本体7に形成したビス孔16からビス17をねじ込んで係止しているが、その他適宜の固定手段を用いることができる。なお、上記キャップは、金属材料、合成樹脂材料等適宜の材料で形成することができ、上記取付座本体の外面とほぼ同一に見えるような適宜の外面形状に形成するのが好ましい。
上記ボルト挿通孔10内には、上記キャップ14を該ボルト挿通孔10から突出する方向に付勢するばね18が設けられている。該ばね18の一端部は該キャップ14に形成したばね挿入孔19に挿入され、他端部は上記固定ボルト11の頭部に当接されている。上記ばねとしては、金属製や樹脂製のコイルばね等適宜の弾性部材を用いることができる。また、本実施例に示すように、ばねの挿着作業を容易にするため上記キャップにばね挿入孔を設けるのが好ましいが、該ばね挿入孔を設けない構成にしてもよい。なお、上記ばねと上記キャップを合成樹脂材料等で一体的に形成することもできる。
上記ドア2には、固定ボルト11を貫通可能なボルト貫通孔20が設けられている。また、上記室外側ハンドル部材6の取付座本体12は平面視略L字状に設けられ、該取付座本体12には上記固定ボルト11がねじ係合するボルト孔21が形成され、ねじ8により取手部材9が固定されている。なお、この取付座本体12と上記取手部材9を一体的に形成してもよい。
上記ドアハンドル1をドア2に取り付けるには、まず上記取付座本体12をドア2の室外面5側にあてがい、室内面3側にあてがった上記取付座本体7の上記ボルト挿通孔10に固定ボルト11を挿入し、ドア2のボルト貫通孔20を貫通させて上記取付座本体12に形成した上記ボルト孔21にねじ込み、ドア2を挟んで上記取付座本体7と上記取付座本体12を連結固定する。次いで、上記キャップ14に設けたばね挿入孔19にばね18の一端部を挿入した状態で該キャップ14を上記ボルト挿通孔10に嵌着し、該キャップ14の外面が上記取付座本体7の外面とほぼ同一面上に位置した状態で上記ビス17により該キャップ14を固定する。そして、上記取手部材9をそれぞれ上記取付座本体7、12にねじ着すればよい。
上記ビス17を取り外せば、図2において仮想線で示すように、上記キャップ14はばね18に押圧されて上記開口端部13から突出するので、簡単に該キャップ14を取り外すことができる。
1 ドアハンドル
2 ドア
3 室内面
4 室内側ハンドル部材
5 室外面
6 室外用ハンドル部材
7、12 取付座本体
9 取手部材
10 ボルト挿通孔
11 固定ボルト
14 キャップ
18 ばね
2 ドア
3 室内面
4 室内側ハンドル部材
5 室外面
6 室外用ハンドル部材
7、12 取付座本体
9 取手部材
10 ボルト挿通孔
11 固定ボルト
14 キャップ
18 ばね
Claims (3)
- ドアハンドルやロック等の建築金具をドア、障子等の建具に取り付けるための建築金具の取付座であって、取付座本体を上記建具または該建具を挟んで反対側に設けた他の取付座本体と連結するため該取付座本体にボルト挿通孔を形成し、該ボルト挿通孔に挿入したボルトを隠蔽するよう該ボルト挿通孔にキャップを嵌着し、該キャップを上記ボルト挿通孔から突出する方向に付勢するよう上記ボルト挿通孔内にばねを設け、上記キャップの外面が上記取付座本体の外側とほぼ同一面上に存する状態で該キャップを固定したことを特徴とする建築金具の取付座。
- 上記キャップには、上記ばねの一端部を挿入可能なばね挿入孔が設けられている請求項1に記載の建築金具の取付座。
- 上記建築金具の取付座はドアの室内面に固着される室内側ハンドル部材とドアの室外面に固着される室外用ハンドル部材を有するドアハンドルであり、上記取付座本体は該室内側ハンドル部材を保持するために設けられている請求項1または請求項2に記載の建築金具の取付座。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008102001A JP2009249977A (ja) | 2008-04-10 | 2008-04-10 | 建築金具の取付座 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008102001A JP2009249977A (ja) | 2008-04-10 | 2008-04-10 | 建築金具の取付座 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009249977A true JP2009249977A (ja) | 2009-10-29 |
Family
ID=41310933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008102001A Pending JP2009249977A (ja) | 2008-04-10 | 2008-04-10 | 建築金具の取付座 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009249977A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60112559U (ja) * | 1984-01-04 | 1985-07-30 | タキゲン製造株式会社 | 長さ可変型取手 |
JPS6231552U (ja) * | 1985-08-12 | 1987-02-25 | ||
JPH05235560A (ja) * | 1992-02-25 | 1993-09-10 | Matsushita Electric Works Ltd | カバー取り付け構造 |
JPH08228081A (ja) * | 1995-02-21 | 1996-09-03 | Sony Corp | 電子機器の筐体 |
JP2007303242A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Maruki Kinzoku Honsha:Kk | ハンドルの取付け装置 |
-
2008
- 2008-04-10 JP JP2008102001A patent/JP2009249977A/ja active Pending
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