JP2009249970A - 敷設部材の仮止治具及び建物ユニットの運搬方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】運搬時及び建築作業時に天井面材上に配置された敷設部材が移動及び損傷することを防止し、かつ建物ユニットに対する組付作業及び回収作業を簡単に行う。
【解決手段】仮止治具60は天井小梁42に着脱可能に装着されると、一対の連結部64を介して、ホルダ部62が内側を通過する空調ダクト28を天井小梁42上に仮止めすると共に、上方からの圧縮荷重を、空調ダクト28を迂回して天井小梁42に伝達可能になる。これにより、建物ユニットの運搬時及び建築作業時に、空調ダクト28に荷重や振動が作用しても、空調ダクト28が天井小梁42上で移動することを防止できると共に、上部からの圧縮荷重により空調ダクト28に潰れ等の損傷が生じることを防止できる。
【選択図】図6

Description

本発明は、天井面材上に空調ダクト等の敷設部材が配置される建物ユニットに適用され、天井面材上に配置された敷設部材を仮止めするために用いられる敷設部材の仮止治具及び、それを用いた建物ユニットの運搬方法に関する。
住宅用の建物としては、予め工場で生産される複数個の建物ユニットを建築現場で組み合わせて建てられるユニット式建物がある。建物ユニットは、外壁、内壁、天井面材、床面材等の構成部材が、可能な限り工場で組み付けられた後、工場から建築現場へトラック等で搬出される。このような建物ユニットに工場で取り付けられる部材のひとつとしては、例えば、空調用の排気ダクト、給気ダクト及び給排気ダクト(以下、これらを包括して表す場合には「空調ダクト」という。)がある。この空調ダクトは、例えば、可撓性を有するパイプ状に形成されており、建物ユニットにおける天井面材上に配置される。
建築現場では、複数の建物ユニットを互いに連結する際に、それらの建物ユニットにそれぞれ配置された空調ダクトの間をジョイント部材等により接続すると共に、空調ダクトの一端をセントラル換気装置の装置本体に接続するだけで、建築現場における空調設備のダクト工事が基本的に完了する。これにより、従来工法の建物と比較し、ダクト工事に要する作業量及びコストを大幅に削減できる。
上記のように、工場で空調ダクトが組み付けられる建物ユニットとしては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の建物ユニットでは、空調ダクトが天井面材上における所定の位置に配置されると共に、この空調ダクトが天井面材を支持した複数本の天井小梁に取付金具により固定される。取付金具は、細長い樹脂プレートが全体として略U字状に湾曲されて形成されており、その両端部にそれぞれ外側へ延出するフランジ部が一体的に形成されている。
上記取付金具は、その内側に空調ダクトを保持した状態で、一対のフランジ部がそれぞれ天井小梁に釘、木ネジ等により固定される。これにより、天井面材上に配置された空調ダクトの移動が拘束され、建物ユニットが工場から建築現場まで運搬される際に、空調ダクトが天井面材上における所定の設置位置から移動することが防止される。
また、建築現場で建物ユニットを組付ける作業時には、目地処理その他で建物ユニットの天井面材上で作業員が作業することがあるので、建物ユニットは、工場にて天井小梁上にベニヤ板等の仮設の足場板が敷き詰められた状態とされ、建築現場へ搬出される。これにより、建築作業時に、建物ユニットの天井面材上で作業員が作業をしても、作業員の体重等の荷重が足場板及び取付金具を介して天井小梁へ伝達されるので、空調ダクトに直接、上方から圧縮荷重が掛からなくなり、空調ダクトに潰れ等の損傷が生じることが防止される。
特開平11−101496号公報
しかしながら、特許文献1の建物ユニットでは、空調ダクトが天井面材上で天井小梁を横断する箇所があると、基本的に、それらの箇所の全てで、取付金具を天井小梁に釘、木ネジ等により固定しなければならず、工場での取付金具の固定作業が煩雑である、という問題がある。
また、建築途中のユニット式建物では、建物ユニット間の連結が完了し、それらの建物ユニット上に載置されていた足場板が撤去されると、下層階の建物ユニット上に上層階の建物ユニット又は屋根が積載される。この状態では、天井小梁上の空調ダクトに直接、外部荷重が作用しないことから、外部からの荷重により空調ダクトが天井面材上で移動したり、損傷することもないので、天井小梁に固定された取付金具は機能的には不要なものになる。
上記のような建築現場では、コスト削減のため、ユニット式建物の機能及び品質に影響を与えない部材を、可能なかぎり建物ユニットから回収することが求められているが、その作業時間に制約があり、釘等で固定された取付金具を天井小梁から取外す作業も煩雑であるため、取付金具を建物ユニットから回収することは現実的には困難である。
本発明の目的は、上記事実を考慮し、運搬時及び建築作業時に天井面材上に配置された敷設部材が移動及び損傷することを防止でき、しかも建物ユニットに対する組付作業及び回収作業を簡単に行える敷設部材の仮止治具及び建物ユニットの運搬方法を提供することにある。
本発明の請求項1に係る敷設部材の仮止治具は、天井面材の上に架設された複数本の梁材と、該複数本の梁材により上方から支持された天井面材と、該天井面材上に、前記梁材の上側を跨るように配置された筒状又は線状の敷設部材と、有する建物ユニットに適用される敷設部材の仮止治具であって、高さ方向に沿った断面形状が下方へ向かって開いた凹形状に形成され、内側を前記敷設部材が通過するホルダ部と、前記ホルダ部の両端部にそれぞれ設けられ、前記梁材に上方から載置されると、前記梁材に上側から跨った状態となって着脱可能に装着される連結部と、を有することを特徴とする。
上記構成の敷設部材の仮止治具は、一対の連結部が建物ユニットにおける梁材上に載置されて着脱可能に装着されると、ホルダ部が一対の連結部を介してその内側を通過する敷設部材を梁材上に仮止めすると共に、上方からの圧縮荷重を、敷設部材を迂回して梁材に伝達可能になる。これにより、梁材上でホルダ部の内側に敷設部材を挿通させると共に、一対の連結部を建物ユニットにおける梁材上に載置するだけで、敷設部材を梁材に仮止めすると共に、上方からの圧縮荷重を、敷設部材を迂回して、すなわち圧縮荷重を敷設部材に伝達することなく、梁材に伝達可能になるので、建物ユニットの運搬時及び建築作業時に、敷設部材に荷重や振動が作用しても、敷設部材が梁材上で移動することを防止できると共に、上方からの圧縮荷重により敷設部材に潰れ等の損傷が生じることを防止できる。
また、上記構成の敷設部材の仮止治具は、一対の連結部を梁材上に載置するだけで、梁材に着脱可能に装着できるので、建物ユニット(梁材)に対する組付作業を簡単に行え、また一対の連結部を梁材上から上方へ離脱させるだけで、建物ユニットから分離できるので、建物ユニットからの回収も簡単に行える。
また本発明の請求項2に係る敷設部材の仮止治具は、請求項1記載の敷設部材の仮止治具において、前記連結部には、前記梁材に装着された状態で、前記梁材の上端面に当接する当接片及び、該当接片における両端部からそれぞれ下方へ延出し、前記梁材を、その長手直角方向に沿って外側から挟持する一対の挟持片が一体的に形成されたことを特徴とする。
上記構成の敷設部材の仮止治具では、連結部に、梁材に装着された状態で、梁材の上端面に当接する当接片及び、この当接片における両端部からそれぞれ下方へ延出し、梁材を長手直角方向に沿って挟持する一対の挟持片が一体的に形成されていることにより、当接片によりホルダ部を高さ方向に沿って所定の位置に位置決めしつつ、このホルダ部が梁材上で移動することを拘束できるので、ホルダ部の内側を通過した敷設部材が高さ方向及び梁材の長手方向に沿って移動することを抑止できる。
また、仮止治具が梁材に装着された状態で、その連結部は当接片を梁材の上端面に当接させると共に、一対の挟持片により梁材を挟持しているだけなので、仮止治具を建物ユニットから回収する際には、仮止治具を梁材上から上方へ持ち上げるだけで、梁材から離脱させて建物ユニットから回収することができる。
また本発明の請求項3に係る敷設部材の仮止治具は、請求項1又は2記載の敷設部材の仮止治具において、前記ホルダ部及び前記連結部は、1枚の金属板が曲げ加工されて形成されたことを特徴とする。
上記構成の敷設部材の仮止治具では、ホルダ部及び一対の連結部が1枚の金属板が曲げ加工されて成形されていることにより、所定の形状に予め成形された金属板に対してプレス加工等の曲げ加工を行うだけで、ホルダ部及び一対の連結部を形成できるので、ホルダ部及び一対の連結部を有する仮止治具を低コスト、かつ簡単に製造することができる。
また本発明の請求項4に係る敷設部材の仮止治具は、請求項1乃至3の何れか1項記載の敷設部材の仮止治具において、前記ホルダ部の内側には、前記敷設部材として、可撓性を有すると共に、内部に空気が流通可能とされた空調ダクトが通過することを特徴とする。
上記構成の敷設部材の仮止治具では、ホルダ部の内側に、可撓性を有すると共に、内部に空気が流通可能とされた空調ダクトが通過することにより、運搬時及び建築作業時に、天井面材上に配置された空調ダクトが移動及び損傷することを防止できる。
また本発明の請求項5に係る建物ユニットの運搬方法は、請求項1乃至4の何れか1項記載の敷設部材の仮止治具を用いた建物ユニットの運搬方法であって、前記天井面材上に配置され、前記梁材の上側を跨った筒状又は線状の敷設部材を前記ホルダ部の内側を通過させると共に、一対の前記連結部を前記梁材に着脱可能に装着して、前記仮止治具により前記敷設部材を前記天井面材上で前記梁材に仮止めした後、前記仮止治具により前記敷設部材が仮止めされた建物ユニットを、該建物ユニットにより少なくとも一部が構成されるユニット式建物の建築現場まで運搬することを特徴とする。
以上に説明したように、本発明に係る敷設部材の仮止治具及び建物ユニットの運搬方法によれば、運搬時及び建築作業時に天井面材上に配置された敷設部材が移動及び損傷することを防止でき、しかも建物ユニットに対する組付作業及び回収作業を簡単に行える。
以下、本発明の実施形態に係る敷設部材の仮止治具及び、この仮止治具が適用可能なユニット式建物について図面を参照して説明する。
図1には本発明の実施形態に係るユニット式建物が側面断面図により示され、図2には、図1に示されるユニット式建物を構成する建物ユニットの一例が斜視図により示されている。本実施形態に係るユニット式建物10は、建物の内部の空調によるエネルギー損失を少なくするために、室内の気密性および断熱性を高くした高気密及び高断熱建物として構成されている。ユニット式建物10は、基礎12上に設けられた建物本体14と、この建物本体14上に配置された屋根16とを備えている。
建物本体14は、基礎12上に設置され、下層階(1階部)を構成する複数個の建物ユニット18と、これらの建物ユニット18、20上に設置され、上層階(2階部)を構成する複数個の建物ユニット20を備えている。建物本体14には、1階部の天井面と2階部の床面との間に天井裏空間22が形成されると共に、2階部の天上面と屋根16との間に屋根裏空間24が形成されている。これらの天井裏空間22と屋根裏空間24には、それぞれ後述するセントラル換気装置を構成する換気装置本体26及び空調ダクト28が配置される。
図2に示されるように、建物ユニット18、20はそれぞれ略直方体状のフレーム体30を備えており、このフレーム体30には、四隅にそれぞれ立設された柱32と、これら4本の柱32の上端部同士を結合する長短の上梁34、36と、4本の柱32の下端部同士を結合する長短の下梁38、40とが設けられている。
なお、以下の記載では、長辺側の上梁34及び下梁38の長手に沿った方向を建物ユニット18、20の奥行方向(図2の矢印D方向)、短辺側の上梁36及び下梁40の長手に沿った方向を建物ユニット18、20の幅方向(図2の矢印W方向)、柱32の長手に沿った方向を建物ユニット18、20の高さ方向(図2の矢印H方向)として説明を行う。
一対の上梁34の間には、複数本の天井小梁42が架渡されており、これらの天井小梁42は、奥行方向に沿って略等ピッチで配列されると共に、それぞれ幅方向Wに沿って直線的に延在している。これら天井小梁42の下面側には、天井面材44が取り付けられている。この天井面材44は複数本の天井小梁42により上側(裏面側)から支持されている。また一対の下梁38の間には複数本の床根太46が架渡されており、これらの床根太46は、それぞれ幅方向Wに沿って直線的に延在している。これら床根太46の上面側には床面材48が取り付けられており、床面材48は複数本の床根太46により下側(裏面側)から支持されている。また建物ユニット18、20には、4個の側面部うち、少なくとも1個の側面部にはプレート状の外壁パネル78(図7参照)が取り付けられ、この外壁パネル78は、柱32、上梁34、36及び下梁38、40により室内側から支持される。
図2及び図3に示されるように、建物ユニット18、20には、天井面材44の上側に1本乃至複数本の空調ダクト28が配置されている。空調ダクト28は、例えば、補強用の金属線及び樹脂材料を素材として薄肉パイプ状に形成されており、長手方向に沿って可撓性を有すると共に、若干の伸縮性を有している。また建物ユニット18、20では、空調ダクト28が可能な限り奥行方向Dに沿って延在するようにレイアウトされており、空調ダクト28の奥行方向Dに沿って延在する部分は略一定の間隔(=天井小梁42の奥行方向Dに沿ったピッチ)毎に天井小梁42上を通過する。これにより、空調ダクト28の重さにより生じる荷重(重量)の大部分を複数本の天井小梁42により分散して支持し、空調ダクト28から天井面材44に直接作用する重量を小さくできるので、空調ダクト28の重量により天井面材44に経時的に変形等が生じることが防止されている。
建物ユニット18、20の組立工程(工場)では、例えば、図4に示されるように、上梁34、36、天井小梁42及び天井面材44を予め天井パネル50として組立て、この天井パネル50の天井面材44上に空調ダクト28を組付けた後、天井パネル50(上梁34、36)の四隅部を4本の柱32の上端部にそれぞれ連結金具等を介して連結する。これにより、建物ユニット18、20におけるフレーム体30及び天井部分が完成する。
天井パネル50には、一対の天井小梁42の間に天井面材44を貫通する吹出口52が設けられており、この吹出口52には空調ダクト28の先端部が接続可能とされている。また、天井パネル50には、その上梁34、36(図4では、短辺側の上梁36)に少なくとも1個の配管穴54が穿設されており、この配管穴54は、空調ダクト28及び、一対の空調ダクト28同士を接続するジョイント部材56(図7参照)が挿通可能とされている。これにより、建築現場にて、互いに隣接する建物ユニット18、20の一方に配置された空調ダクト28の先端部を、配管穴54を通して他方の建物ユニット18、20上へ送り出すことが可能になる。
また工場では、天井パネル50の組立及び空調ダクト28の組付完了後に、図3に示されるように、天井小梁42上に複数枚の足場板90が敷き詰められ、これらの足場板90により建物ユニット18、20の上面側が覆われる。この足場板90としては、例えば、ベニヤ板が用いられる。
天井パネル50に空調ダクト28を組付ける際には、所定の長さを有する空調ダクト28を所定本数(図4では、1本)天井面材44上に載置し、この空調ダクト28の両端部がそれぞれ吹出口52及び配管穴54と略一致するように位置決めする。このとき、空調ダクト28は、複数本(図4では、4本)の天井小梁42上を横断する。
次いで、空調ダクト28の先端部を吹出口52に接続すると共に、空調ダクト28における天井小梁42上に位置する部位をそれぞれ天井小梁42に仮止治具60により仮止めする。
仮止治具60は、鉄、アルミ、ステンレス等からなる細長い金属板により形成されており、図6(A)に示されるように、その長手方向中間部に高さ方向Hに沿った断面形状が下方へ向かって開いた略コ字状とされたホルダ部62が形成されている。これにより、ホルダ部62には、その内側に幅方向に沿った断面が略矩形状の空間が形成される。この空間の高さ方向H及び幅方向Hに沿った寸法は、それぞれ空調ダクト28の直径よりも僅かに長くなっている。
仮止治具60には、ホルダ部62の長手方向に沿った両側の端部(下端部)からそれぞれ外側へ向かって延出する連結部64が形成されている。この連結部64には、ホルダ部62の下端部から幅方向Wに沿って外側へ延出する矩形状の当接片66が形成されると共に、この当接片66の奥行方向Dに沿った両端部からそれぞれ下方へ延出する矩形状の挟持片68が形成されている。当接片66は、その奥行方向Dに沿った幅が天井小梁42の幅と略等しくなっている。また一対の挟持片68の奥行方向Dに沿った間隔は、少なくとも先端側で、天井小梁42の幅よりも僅かに狭くなっており、奥行方向Dに沿って撓み変形可能とされている。
仮止治具60により空調ダクト28を天井小梁42に仮止めする際には、図6(A)に示されるように、仮止治具60を、空調ダクト28が天井小梁42を横断した部位の上方で、仮止治具60の長手方向が天井小梁42の長手方向と一致し、かつ仮止治具60が空調ダクト28と天井小梁42との交差部の真上に位置するように位置決めした後、図6(B)に示されるように、空調ダクト28の外周側にホルダ部62を嵌挿すると共に、一対の連結部64をそれぞれ天井小梁42上に載置する。このとき、連結部64の当接片66を天井小梁42の上端面へ当接させると共に、一対の挟持片68により天井小梁42を外側から挟持する。これにより、仮止治具60が天井小梁42に着脱可能に装着され、ホルダ部62の内側を空調ダクト28が通過した状態となる。
ここで、一対の挟持片68の少なくとも先端側の間隔が天井小梁42の幅よりも僅かに狭くなっていることから、一対の挟持片68により天井小梁42を挟持する際には、一対の挟持片68をそれぞれ外側へ僅かに撓み変形させつつ、天井小梁42の外側へ差し込む必要がある。これにより、天井小梁42を挟持した一対の挟持片68は、その復元力を挟持力として天井小梁42に対して作用させるので、天井小梁42に装着された仮止治具60が高さ方向H及び幅方向Wに沿って移動することが阻止される。なお、一対の挟持片68を天井小梁42の外側へ差し込む作業を容易にするため、一対の挟持片68の先端部にそれぞれ外側へ傾斜した屈曲部(テーパ部)を形成しても良い。
本実施形態に係る仮止治具60は、予め、図6(C)に示されるような形状に加工(例えば、打抜加工)された金属板70をプレス装置等の曲げ加工装置により二点鎖線L1〜L3に沿って屈曲することにより成形されている。なお、金属板70のホルダ部62に相当する部分(L2〜L2の部分)については、上方からの荷重に対する剛性を高めるために、金属板70に長手方向に沿って延在する凹又は凸状のリブをプレス等により形成しても良い。
図5に示されるように、天井パネル50には、空調ダクト28が複数本の天井小梁42を横断していると、それら全ての天井小梁42と空調ダクト28との交差部に仮止治具60が装着される。従って、空調ダクト28は、互いに隣接する一対の天井小梁42間の間隔(1ピッチ)に相当する一定の長さ毎に、仮止治具60により天井小梁42に連結され、仮止めされる。
図1に示されるように、ユニット式建物10では、1階部と2階部との間に形成された天井裏空間22及び、2階部と屋根16との間に形成された屋根裏空間24にそれぞれ換気装置本体26が設置されている。この換気装置本体26は、通常、ユニット式建物10の外壁の近くに配置され、ブラケット(図示省略)を介して建物ユニット18、20の天井小梁42に連結固定されている。
図7の平面図には、屋根裏空間24に配置された換気装置本体26及び、この換気装置本体26に接続された空調ダクト28、吸気ダクト72及び排気ダクト74がそれぞれ示されている。この図7に示されるように、換気装置本体26には、外壁パネル78側に延びる吸気ダクト72及び排気ダクト74が接続されており、これらのダクト72、74の先端部は、外壁パネル78に固定されたベントキャップ76に接続されている。なお、吸気ダクト72及び排気ダクト74についても、天井面材44上で天井小梁42上を横断して場合には、それらの横断部が仮止治具60により天井小梁42に仮止めされる。
図7に示されるように、屋根裏空間24に配置された換気装置本体26は、2階部を構成する各建物ユニット20(図7では、これらを建物ユニット20A〜20Fとして表す。)に配置された空調ダクト28及び、吹出口52を通して屋内空間における複数箇所に連通している。具体的には、換気装置本体26には、建物ユニット20Bに配置された3本の空調ダクト28がそれぞれ接続されており、これら3本の空調ダクト28は、それぞれ他の建物ユニット20A、20C、20D、20E、20Fに配置された1本乃至2本の空調ダクト28を通して吹出口52に接続されている。
ユニット式建物10の2階部では、吹出口52が建物ユニット20D、20Fに跨る洋室80の2個のクローゼット82A、82Bにそれぞれ配置されると共に、建物ユニット20C、20Eに跨る洋室84用のクローゼット86に配置されている。
建築現場では、2階部を構成する建物ユニット20A〜20F間の連結が完了した後、隣接する建物ユニット20にそれぞれ配置された空調ダクト28同士をジョイント部材56により接続し、これにより、空調ダクト28を換気装置本体26から吹出口52まで延長する。互いに隣接する一対の建物ユニット20間では、一方の建物ユニット20上の空調ダクト28を、一対の建物ユニット20にそれぞれ形成された配管穴54を通して他方の建物ユニット20上まで延出させた後、この空調ダクト28の先端部を、ジョイント部材56により他方の建物ユニット20の空調ダクト28に接続する。このような作業は、建築現場の作業員により建物ユニット20A〜20F上に敷き詰められた複数枚の足場板90間の隙間を通して行われる。
なお、1階部を構成する複数個の建物ユニット18上にそれぞれ配置された空調ダクト28間の接続作業についても、2階部の建物ユニット20A〜20F上に配置された空調ダクト28と同様な方法で行われることから、その作業方法についての説明を省略する。
建築現場では、1階部を構成する複数個の建物ユニット18間の連結が完了し、これらの上に建物ユニット20A〜20Fを設置する直前に、複数個の建物ユニット18上に敷き詰められた足場板90を剥がして回収すると共に、空調ダクト28の天井小梁42との横断部に装着された仮止治具60を天井小梁42から離脱させて回収する。これにより、仮止治具60により天井小梁42に仮止めされていた空調ダクト28が移動可能な状態になるが、天井面材44上に2階部が設置された状態では、空調ダクト28には、基本的に外部荷重が作用しなくなるので、外部荷重により空調ダクト28が天井面材44上で移動したり、空調ダクト28に損傷が生じることもない。
また建築現場では、2階部を構成する複数個の建物ユニット20A〜20F間の連結が完了し、これらの上に屋根16を設置する直前に、1階部上に2階部(建物ユニット20A〜20F)を設置する場合と同様に、建物ユニット20A〜20F上に敷き詰められた足場板90を剥がして回収すると共に、空調ダクト28の天井小梁42との横断部に装着された仮止治具60を天井小梁42から離脱させて回収する。この場合も、2階部上に屋根16が設置されてしまえば、建物ユニット20A〜20F上に配置された空調ダクト28には、基本的に外部荷重が作用しなくなるので、外部荷重により空調ダクト28が天井面材44上で移動したり、空調ダクト28に損傷が生じることもない。
次に、上記のように構成された本実施形態に係る空調ダクト28の仮止治具60の作用及び効果について説明する。
仮止治具60は、建物ユニット18、20における天井小梁42上に載置され、この天井小梁42に着脱可能に装着されると、一対の連結部64を介して、ホルダ部62が内側を通過する空調ダクト28を天井小梁42上に仮止めすると共に、上方からの圧縮荷重を、空調ダクト28を迂回して天井小梁42に伝達可能になる。
これにより、天井小梁42上でホルダ部62の内側に空調ダクト28を挿通させると共に、一対の連結部64を建物ユニット18、20における天井小梁42上に載置するだけで、空調ダクト28を天井小梁42に仮止めすると共に、上方からの圧縮荷重を、空調ダクト28を迂回して、すなわち圧縮荷重を空調ダクト28に伝達することなく、天井小梁42に伝達可能になるので、建物ユニット18、20の運搬時及び建築作業時に、空調ダクト28に荷重や振動が作用しても、空調ダクト28が天井小梁42上で移動することを防止できると共に、上部からの圧縮荷重により空調ダクト28に潰れ等の損傷が生じることを防止できる。
また仮止治具60は、一対の連結部64をそれぞれ天井小梁42上に載置するだけで、天井小梁42に着脱可能に装着できるので、建物ユニット18、20に対する組付作業を簡単に行える。このとき、連結部64は、当接片66を天井小梁42の上端面に当接させると共に、一対の挟持片68により天井小梁42の両端面を加圧状態で挟持しているだけなので、仮止治具60を建物ユニット18、20から回収する際には、作業員が一対の挟持片68の挟持力に抗して、仮止治具60を天井小梁42上から上方へ持ち上げれば、仮止治具60を天井小梁42から離脱させて、建物ユニット18、20から回収することができる。
また仮止治具60は、ホルダ部62及び一対の連結部64が1枚の金属板70が曲げ加工されて形成されていることにより、予め所定の形状に成形された金属板70を曲げ加工するだけで、ホルダ部62及び一対の連結部64を形成できるので、ホルダ部62及び一対の連結部64を有する仮止治具60を低コスト、かつ簡単に製造することができる。
なお、本実施形態に係る仮止治具60では、ホルダ部62の高さ方向に沿った断面形状が下方へ向かって開いた略コ字状に形成されていたが、このようなホルダ部62の断面形状は、このコ字状に限定されるものではない。すなわち、ホルダ部62は、その内側を円筒状の空調ダクト28が通過可能であると共に、内側を通過した空調ダクト28が移動することを拘束できるような下方へ向かって開いた凹形状であれば良く、コ字状以外にも、例えば、下方へ向かって開いた略U字状、略V字状、半円形状等の他の断面形状であっても良い。
また、本実施形態に係る仮止治具60は、建物ユニット18、20の天井面材44上に配置された空調ダクト28を天井小梁42に仮止めするためのものであるが、空調ダクト28以外にも、例えば、内部を電線、通信ケーブル、光ファイバ等が挿通するスリーブ等の各種の敷設部材を天井小梁42に仮止めするために用いても良い。そして、このような敷設部材を天井小梁42に仮止めするために仮止治具60を用いることにより、空調ダクト28に用いた場合と同様に、建物ユニット18、20の運搬時及び建築作業時に天井面材44上に配置された敷設部材が移動及び損傷することを防止でき、しかも仮止治具60の建物ユニット18、20に対する組付作業及び回収作業も簡単に行える。
発明の実施形態に係るユニット式建物の構成を示す側面断面図である。 図1に示されるユニット式建物における建物ユニットの構成を示す斜視図である。 図2に示される建物ユニットにおける天井パネル及びセントラル換気装置の構成を示す側面断面図である。 図2に示される建物ユニットにおける天井パネル及び空調ダクトの構成を示す斜視図である。 図1に示されるユニット式建物における1階部及びセントラル換気装置の構成を示す側面断面図である。 (A)は天井小梁を横断する空調ダクト及び仮止治具を示す斜視図であり、仮止治具が天井小梁に装着される前の状態を示している。(B)は天井小梁を横断する空調ダクト及び仮止治具を示す斜視図であり、仮止治具が天井小梁に装着された状態を示している。(C)は仮止治具の素材となる金属板を示す平面図である。 図1に示されるユニット式建物における1階部及びセントラル換気装置の構成を示す平面図である。
符号の説明
10 ユニット式建物
12 基礎
14 建物本体
16 屋根
18、20、20A、20B、20C、20D、20E 建物ユニット
22 天井裏空間
24 屋根裏空間
26 換気装置本体
28 空調ダクト
30 フレーム体
32 柱
34、36 上梁
38、40 下梁
42 天井小梁
44 天井面材
46 床根太
48 床面材
50 天井パネル
52 吹出口
54 配管穴
56 ジョイント部材
60 仮止治具
62 ホルダ部
64 連結部
66 当接片
68 挟持片
70 金属板
72 吸気ダクト
74 排気ダクト
76 ベントキャップ
78 外壁パネル
90 足場板

Claims (5)

  1. 天井面材の上に架設された複数本の梁材と、該複数本の梁材により上方から支持された天井面材と、該天井面材上に、前記梁材の上側を跨るように配置された筒状又は線状の敷設部材と、有する建物ユニットに適用される敷設部材の仮止治具であって、
    高さ方向に沿った断面形状が下方へ向かって開いた凹形状に形成され、内側を前記敷設部材が通過するホルダ部と、
    前記ホルダ部の両端部にそれぞれ設けられ、前記梁材に上方から載置されると、前記梁材に上側から跨った状態となって着脱可能に装着される連結部と、を有することを特徴とする敷設部材の仮止治具。
  2. 前記連結部には、前記梁材に装着された状態で、前記梁材の上端面に当接する当接片及び、該当接片における両端部からそれぞれ下方へ延出し、前記梁材を、その長手直角方向に沿って外側から挟持する一対の挟持片が一体的に形成されたことを特徴とする請求項1記載の敷設部材の仮止治具。
  3. 前記ホルダ部及び前記連結部は、1枚の金属板が曲げ加工されて形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の敷設部材の仮止治具。
  4. 前記ホルダ部の内側には、前記敷設部材として、可撓性を有すると共に、内部に空気が流通可能とされた空調ダクトが通過することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の敷設部材の仮止治具。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項記載の敷設部材の仮止治具を用いた建物ユニットの運搬方法であって、
    前記天井面材上に配置され、前記梁材の上側を跨った筒状又は線状の敷設部材を前記ホルダ部の内側を通過させると共に、一対の前記連結部を前記梁材に着脱可能に装着して、前記仮止治具により前記敷設部材を前記天井面材上で前記梁材に仮止めした後、前記仮止治具により前記敷設部材が仮止めされた建物ユニットを、該建物ユニットにより少なくとも一部が構成されるユニット式建物の建築現場まで運搬することを特徴とする建物ユニットの運搬方法。
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