JP2009248944A - Opening trim for automobile - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車の車体開口縁に沿って形成されたフランジに組付けられ、ドアパネルに弾接するオープニングトリムに関するものである。 The present invention relates to an opening trim that is assembled to a flange formed along a vehicle body opening edge of an automobile and elastically contacts a door panel.
図1、図3、図8および図9を参照して説明する。自動車の車体開口縁に沿って形成されたフランジ2に組付けられるオープニングトリム20は、車内側壁部12と車外側壁部13と両側壁部を連設する奥壁部14からなる断面略U字形の取付基部10を備えており、側壁部から突設した保持リップ21で、フランジ2を挟持させて組付けている。こうした形状のオープニングトリム20は、例えば、特許文献1や特許文献2に開示されている。
こうしたオープニングトリム20は、断面略U字形の開口部を外周側として組付ける。従って、折り曲げられた状態で組付けられる車体開口縁のコーナー部Cでは、保持リップ21に、曲げによって生じた伸びを元の状態に復元しようとする力が働く結果、保持リップ21が車内側壁部12の方向に倒れ込んで、フランジ2との間に隙間Gを形成するような、いわゆるヒケEが生じてしまう(図3・図7・図8参照)。リップ21に働く、伸びを元の状態に復元しようとする力は、リップ先端よりも、曲げのより外周側に位置するリップ根本の方が強い。
Such an
そのため、フランジ2に対するオープニングトリム20の組付き力が低下し、最悪の場合、フランジ2から脱落してしまうという問題がある。この問題は、フランジ2の板厚が薄い、リアドアの後方側に位置する二カ所のリヤコーナー部C1において顕著である。
Therefore, the assembly force of the
こうした問題を解決するために、これまでに、コーナー部Cにおいてのみ、オープニングトリムの車内側壁部と車外側壁部の間隔を後加工で狭めて、組付き力を増加させる手段が創案されている。 In order to solve such a problem, a means for increasing the assembling force has been devised so far only in the corner portion C by reducing the distance between the inner wall portion and the outer wall portion of the opening trim by post-processing. .
また、オープニングトリムの全周長さを、車体開口縁に組付けるのに必要な長さより僅かに長く設定して、オープニングトリムを車体開口縁に押し付けるという手段もある。 There is also a means for setting the entire circumference of the opening trim slightly longer than the length required for assembling the opening trim to the vehicle body opening edge and pressing the opening trim against the vehicle opening edge.
なお、前記特許文献1および2には、こうした問題を解決するための手段は示されていない。
In
しかし、上記したコーナー部Cにおいてのみ、オープニングトリムの車内側壁部と車外側壁部の間隔を後加工で狭めて、組付き力を増加させる手段は、正確に行うことが困難であり、また工数が増加して生産性が低下するといった問題がある。 However, only in the above-described corner portion C, means for increasing the assembling force by narrowing the distance between the inner side wall portion and the outer side wall portion of the opening trim by post-processing is difficult to perform accurately. There is a problem in that productivity increases and productivity decreases.
また、オープニングトリムの全周長さを、車体開口縁に組付けるのに必要な長さより僅かに長く設定して、オープニングトリムを車体開口縁に押し付けるという手段は、保持リップのヒケを緩和することができないので、組付き力の低下を防ぐには不十分であった。 Also, the means that the entire length of the opening trim is set slightly longer than the length required to assemble the opening trim and the opening trim is pressed against the opening edge of the opening trim can alleviate sink marks on the holding lip. Since it was not possible, it was insufficient to prevent a decrease in the assembly force.
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、車体開口縁のコーナー部においても、強固に組付けることのできる自動車用オープニングトリムを提供することを課題とする。 The present invention has been devised in view of these problems, and an object of the present invention is to provide an automobile opening trim that can be firmly assembled even at a corner portion of a vehicle body opening edge.
図1、図2および図4乃至図6、および図9を参照して説明する。請求項1に記載の自動車用オープニングトリム1は、車内側壁部12と,車外側壁部13と,前記車内側壁部12と車外側壁部13を連設する奥壁部14とを備える断面略U字状の取付基部10を有し、その断面略U字状の開口部側から挿入される,自動車の車体開口縁に沿って形成されたフランジ2を保持するリップ部11が前記側壁部内側に設けられてなるものであって、前記保持リップ11を長手方向に縮長可能に構成している。
This will be described with reference to FIGS. 1, 2, 4 to 6, and 9. The opening
請求項2に記載の自動車用オープニングトリム1は、車内側壁部12と,車外側壁部13と,前記車内側壁部12と車外側壁部13を連設する奥壁部14とを備える断面略U字状の取付基部10を有し、その断面略U字状の開口部側から挿入される,自動車の車体開口縁に沿って形成されたフランジ2を保持するリップ部11が前記側壁部内側に設けられてなるものであって、前記保持リップ11に,その根本,或いは先端から,長手方向と交差する方向に,切込み15を一カ所以上設けたことを特徴とする。なお、「切込み」とは、幅が1mm以下の隙間を意味し、スリットとも称される。
The opening
請求項3に記載の自動車用オープニングトリム1は、車内側壁部12と,車外側壁部13と,前記車内側壁部12と車外側壁部13を連設する奥壁部14とを備える断面略U字状の取付基部10を有し、その断面略U字状の開口部側から挿入される,自動車の車体開口縁に沿って形成されたフランジ2を保持するリップ部11が前記側壁部内側に設けられてなるものであって、前記保持リップ11に,その根本,或いは先端から,長手方向と交差する方向に,切欠き16を一カ所以上設けたことを特徴とする。なお、「切欠き」とは、幅が2mm以上の隙間を意味し、スロットとも称される。
The opening
請求項4に記載の自動車用オープニングトリム1は、車内側壁部12と,車外側壁部13と,前記車内側壁部12と車外側壁部13を連設する奥壁部14とを備える断面略U字状の取付基部10を有し、その断面略U字状の開口部側から挿入される,自動車の車体開口縁に沿って形成されたフランジ2を保持するリップ部11が前記側壁部内側に設けられてなるものであって、前記保持リップ11に,その長手方向の一部に、他の部分より薄肉な肉薄部17aを一カ所以上設けたことを特徴とする。
The
請求項5に記載の自動車用オープニングトリム1は、車内側壁部12と,車外側壁部13と,前記車内側壁部12と車外側壁部13を連設する奥壁部14とを備える断面略U字状の取付基部10を有し、その断面略U字状の開口部側から挿入される,自動車の車体開口縁に沿って形成されたフランジ2を保持するリップ部11が前記側壁部内側に設けられてなるものであって、前記保持リップ11に,その長手方向の一部に、他の部分より軟質な材料の軟質部17bを配置したことを特徴とする。
The opening
請求項6に記載の自動車用オープニングトリム1は、請求項2乃至4に記載の発明において、切込み15,切欠き16,肉薄部17a,あるいは軟質部17bを、保持リップ11の先端から根元まで設けたことを特徴とする。
The
請求項7に記載の自動車用オープニングトリム1は、請求項2乃至5に記載の発明において、切込み15,切欠き16,肉薄部17a,あるいは軟質部17bを,少なくとも,保持リップ11の,車体開口縁のコーナー部Cに組付く部分に設けたことを特徴とする。
The
請求項8に記載の自動車用オープニングトリム1は、請求項2乃至6に記載の発明において、切込み15,切欠き16,肉薄部17a,あるいは軟質部17bを複数カ所設け、その内の2カ所以上を互いに並行に配置したことを特徴とする。
The
請求項9に記載の自動車用オープニングトリム1は、請求項2乃至7に記載の発明において、切込み15,切欠き16,肉薄部17a,あるいは軟質部17bを複数カ所設け、それぞれを等間隔に、またはその内の隣り合う二カ所以上を一組として、各組の中の各切込み15,切欠き16,肉薄部17a,あるいは軟質部17bが等間隔である組が一組以上あることを特徴とする。
The
請求項10に記載の自動車用オープニングトリム1は、請求項2乃至9に記載の発明において、切込み15,切欠き16,肉薄部17a,あるいは軟質部17bを、保持リップ11の長手方向に対して垂直方向に設けたことを特徴とする。
The
請求項11に記載の自動車用オープニングトリム1は、押出成形によって形成され、請求項1乃至10のいずれかに記載の保持リップ11への加工は押出成形と同時に行われることを特徴とする。
The
請求項12に記載の自動車用オープニングトリム1は、押出成形によって形成され、請求項1乃至11のいずれかに記載の保持リップ11への加工は、押出成形が終了した後に別工程で行われることを特徴とする。
The automobile opening
請求項1に記載の自動車用オープニングトリム1は、車内側壁部12と,車外側壁部13と,車内側壁部12と車外側壁部13を連設する奥壁部14とを備える断面略U字状の取付基部10を有し、その断面略U字状の開口部側から挿入される,自動車の車体開口縁に沿って形成されたフランジ2を保持するリップ部11が前記側壁部内側に設けられてなるオープニングトリム1において、保持リップ11を長手方向に縮長可能に構成したので、車体開口縁のコーナー部Cを含むいずれの部分においても、強固に組付けることができる。
The opening
請求項2に記載の自動車用オープニングトリム1は、車内側壁部12と,車外側壁部13と,車内側壁部12と車外側壁部13を連設する奥壁部14とを備える断面略U字状の取付基部10を有し、その断面略U字状の開口部側から挿入される,自動車の車体開口縁に沿って形成されたフランジ2を保持するリップ部11が前記側壁部内側に設けられてなるオープニングトリム1において、保持リップ11に,その根本,或いは先端から,長手方向と交差する方向に,切込み15を一カ所以上設けたので、車体開口縁のコーナー部Cを含むいずれの部分においても、強固に組付けることができる。
The opening
すなわち、例えば、切込み15を、保持リップ11の、車体開口縁のコーナー部Cに組付く部分に設けることによって、この保持リップ11は分断されて連続性を断つため、曲げによる伸びが抑制される。従って、保持リップ11には、伸びを元の状態に復元しようとする力が非常に弱くなるため、側壁部12の方向に倒れ込むことなく、フランジ2に強く弾接する。その結果、オープニングトリム1をフランジ2に強固に組付けることができる。
That is, for example, by providing the
これは、特に、フランジ2の板厚が薄い、リアドアの後方側に位置する二カ所のリヤコーナー部C1において有効であり、このリヤコーナー部C1におけるオープニングトリム1の脱落を確実に防止することができる。
This is particularly effective at the two rear corner portions C1 where the plate thickness of the
また、車体開口縁の直線部Sにおいて、フランジ板2の合わせ枚数、或いは肉厚が変わる部位においても、その部分に切欠き16を設けた保持リップ11は、その変化によって伸びる部分が最小限に抑えられる。従って、保持リップ11は、車内側壁部12の方向に倒れ込むことなく、フランジ2に強く弾接する。これにより、オープニングトリム1をフランジ2に強固に組付けることができる。
In addition, in the straight part S of the opening edge of the vehicle body, the holding lip 11 provided with the
請求項3に記載の自動車用オープニングトリム1は、保持リップ11に,その根本,或いは先端から,長手方向と交差する方向に,切欠き16を一カ所以上設けたので、請求項1に記載の発明と同様に、保持リップ11は、コーナー部Cにおける曲げや、直線部Sにおけるフランジ2の肉厚の変化によって大きく伸びることがない。従って、それに伴う復元力によって傾倒することもない。その結果、コーナー部Cと直線部Sの双方において、強固に組付けることができる。
The
請求項4に記載の自動車用オープニングトリム1は、保持リップ11に,その長手方向の一部に、他の部分より薄肉な肉薄部17aを一カ所以上設けたので、コーナー部Cにおける曲げや、直線部Sにおけるフランジ2の肉厚の変化による伸びに伴う復元力を、肉薄部17aの伸びで吸収するため、保持リップ11が大きく傾倒することがなく、フランジ2に強く弾接する。その結果、オープニングトリム1をフランジ2に強固に組付けることができる。
In the
請求項5に記載の自動車用オープニングトリム1は、保持リップ11に,その長手方向の一部に、他の部分より軟質な材料の軟質部17bを配置したため、コーナー部Cにおける曲げや、直線部Sにおけるフランジ2の肉厚の変化による伸びに伴う復元力を、軟質部17bの伸びで吸収するため、保持リップ11が大きく傾倒することがなく、フランジ2に強く弾接する。その結果、オープニングトリム1をフランジ2に強固に組付けることができる。
In the
なお、請求項2乃至5に記載のオープンイングシールにおける保持リップ11は、切込み15,切欠き16肉薄部17a,あるいは軟質部17bによって連続性が断たれ、局部的に弾性変形することができるので、コーナー部Cおよび直線部Sの双方において、フランジ2に対する挿入作業性に優れる。従って、フランジ2に容易に組付けることができる。
The holding lip 11 in the opening seal according to any one of
また、切込み15等を形成したことによって柔軟性が増大し、梱包作業時や組付け作業時などにおける取扱いが容易となるといった効果を併せて発揮する。
Moreover, the flexibility is increased by forming the
請求項6に記載の自動車用オープニングトリム1は、請求項2乃至5に記載の発明と同様の効果を発揮する。また、切込み15,切欠き16,肉薄部17a,あるいは軟質部17bを、保持リップ11の先端から根元まで設けたので、保持リップ11の連続性を、より確実に断つことができる。これにより、コーナー部C等における伸びと、それに伴う復元力の発生を、より抑制することができ、保持リップ11の傾倒をさらに確実に防止することができる。その結果、オープニングトリム1をフランジ2に、さらに強固に組付けることができる。
The
請求項7に記載の自動車用オープニングトリム1は、請求項2乃至6に記載の発明と同様の効果を発揮する。また、切込み15,切欠き16,肉薄部17a,あるいは軟質部17bを、少なくとも、保持リップ11の,車体開口縁のコーナー部Cに組付く部分に設けたので、前記した理由により、コーナー部Cに強固に組付けることができる。
The
なお、前記長手方向と交差する方向に設ける切込み15,切欠き16肉薄部17a,あるいは軟質部17bは、車体開口縁のコーナー部Cに追従させるための曲げによる伸びを緩和し、ヒケを防止するためには、曲げの内周側に位置するリップ先端よりも、曲げの外周側に位置するリップ根本の部位に設ける方が効果が高い。しかし加工の容易さを考慮するとリップ先端部位でも良く、ヒケ防止の効果は十分に得られる。
The
請求項8に記載の自動車用オープニングトリム1は、請求項2乃至7に記載の発明と同様の効果を発揮する。また、切込み15,切欠き16,肉薄部17a,あるいは軟質部17bを複数カ所設け、その内の2カ所以上を互いに並行に配置したので、成形が容易かつ正確となる。
The
すなわち、例えば、切込み15を形成する場合は、このオープニングトリム1の押出成形ラインに切込装置を設けて行うことが考えられるが、その場合、複数の切込み15を並行とする加工は、そうでない場合と比較して切込装置や押出成形機の口金の制御が容易かつ正確となり、よって、成形を容易かつ正確に行うことができる。
That is, for example, when forming the
請求項9に記載の自動車用オープニングトリム1は、請求項2乃至8に記載の発明と同様の効果を発揮する。また、切込み15,切欠き16,肉薄部17a,あるいは軟質部17bを複数カ所設け、それぞれを等間隔に、またはその内の二カ所以上を一組として、各組の中の各切込み15,切欠き16,肉薄部17a,あるいは軟質部17bが等間隔である組が一組以上ある様に配置したので、それらの成形を容易かつ正確に行うことができる。
The
なお、切込み15等の間隔は、コーナー部Cの曲率が大きい場合には狭く設定し、小さいときは広く設定することができる。
The interval between the
請求項10に記載の自動車用オープニングトリム1は、請求項2乃至9に記載の発明と同様の効果を発揮する。また、切込み15,切欠き16,肉薄部17a,あるいは軟質部17bを、保持リップ11の長手方向に対して垂直方向に設けたので、この場合も成形が容易かつ正確となる。
The
また、切欠き16,肉薄部17a,軟質部17bを形成する場合は、押出成形しながら押出成形機の口金を微動させながら行うことが考えられるが、その場合も、切欠き16等が長手方向に対して垂直方向であると成形が容易で正確となる。
Moreover, when forming the
さらに、切込み15等を、保持リップ11の長手方向に対して垂直方向に設けたので、オープニングトリム1をフランジ2に組付ける際、切込み15等がフランジ2の長手方向に対して垂直姿勢となる。従って、傾斜姿勢の場合と異なり、保持リップ11がめくれてしまうといった問題が発生しない。
Further, since the
請求項11に記載の自動車用オープニングトリム1は、押出成形によって形成され、請求項1乃至10のいずれかに記載の保持リップ11への加工は押出成形と同時に行われるため、生産性が高い。
The
請求項11に記載の自動車用オープニングトリム1は、押出成形によって形成され、請求項1乃至10のいずれかに記載の保持リップ11への加工は、押出成形が終了した後に別工程で行われるため、押出工程に保持リップ11への加工装置を設置することが困難な場合や、市場不具合等によって現品の保持リップ11に急遽加工が必要となった場合でも対応が可能となる。
The
本発明に係る自動車用オープニングトリム1の第一実施形態を、図1、図2および図4に示す。このオープニングトリム1は、その全体を押出成形によって形成したもので、保持リップ11を突設した車内側壁部12と、車外側壁部13と、車内側壁部12と車外側壁部13を連設する奥壁部14とを備える断面略U字状の取付基部10を有する。
A first embodiment of an
また、この取付基部10には、ドアに弾接する中空シール部18と、内装材に当接する内装トリム19を一体成形している。さらに、車外側壁部13の内面から複数のリブ13aを一体的に突設し、フランジ2に弾接させている。このオープニングトリム1は、自動車の車体開口縁に沿って形成されたフランジ2に、取付基部10を、その断面略U字状の開口部側から挿入して組付けるものである。
The mounting
また、このオープニングトリム1は、保持リップ11に、その先端から根本まで、長手方向と交差する方向に、幅が1mm以下の切込み15を複数カ所設けている。なお、本実施形態では、この切込み15を、保持リップ11の、複数のコーナー部Cに組付く部分にそれぞれ形成している。
In addition, the
このオープニングトリム1は、保持リップ11のコーナー部Cに組付く部分に複数の切込み15を形成しているので、その部分における連続性が断たれ、よって、コーナー部Cに組付ける際に曲げられても、それによる伸びが抑制される。そのため、この保持リップ11には、伸びを元の状態に復元しようとする力が非常に弱められるため、車内側壁部12の方向に傾倒することなく、フランジ2に強く弾接する。これにより、オープニングトリム1をフランジ2に強固に組付けることができ、特に、フランジ2の板厚が薄い、リアドアの後方側に位置する二カ所のリヤコーナー部C1において、オープニングトリム1の脱落を確実に防止することができる。
Since this
なお、この切込み15は、保持リップ11の、コーナー部Cに組付く部分のみでなく、直線部Sにも形成することができる。その場合、フランジ2の肉厚に変化が生じていても、その変化による伸びを最小限に抑えることができる。従って、保持リップ11は、車内側壁部12の方向に倒れ込むことなく、フランジ2に強く弾接し、直線部Sにおいても、オープニングトリム1はフランジ2に強固に組付くことができる。
The
また、このオープニングトリム1は、複数の切込み15を、保持リップ11の長手方向に対して垂直方向に、等間隔で並行して設けている。この切込み15は、押出成形ラインに切込装置を設けて、押出成形後の保持リップ11に加工を施して形成するものであるが、切込み15を垂直方向および等間隔に設けることで、その成形を容易かつ正確に行うことができる。
In addition, the
なお、切込み15の間隔は、コーナー部Cの曲率が大きい場合には狭く設定し、小さい場合には広く設定することができる。
Note that the interval between the
本発明に係る自動車用オープニングトリム1の第二実施形態を、図1、図2および図5に示す。このオープニングトリム1の特徴は、保持リップ11のコーナー部Cに組付く部分に、その先端から根本まで、長手方向と交差する方向に、幅が2〜3mmの切欠き16を複数カ所設けたことである。なお、この切欠き16は、直線部Sにも設けることができる。切欠き16の幅は3mmを超えない範囲で形成することが好ましい。それより大きいと、水や音がその切欠き16から室内へ侵入する恐れがある。
A second embodiment of an
複数の切欠き16を設けたことによって、第一実施形態と同様に、コーナー部C(および直線部S)において保持リップ11に伸びが発生するのを抑制し、それに伴う復元力の発生を防止して、保持リップ11が傾倒するのを阻止することができる。これによって、保持リップ11をフランジ2に強く弾接させて、オープニングトリム1をフランジ2に強固に組付けることができる。これにより、特に、フランジ2の板厚が薄いリヤコーナー部C1におけるオープニングトリム1の脱落を確実に防止することができる。
By providing a plurality of
本発明に係る自動車用オープニングトリム1の第三実施形態を、図1、図2および図6に示す。このオープニングトリム1は、保持リップ11のコーナー部Cに組付く部分に、その先端から根本まで、長手方向と交差する方向に、幅が5mm程度の肉薄部17aを複数カ所設けたことを特徴としている。この肉薄部17aは、保持リップ11の奥壁部14の側に凹部を設けて形成しているが、その反対側に凹部を設けて形成することもできる。なお、この肉薄部17aは、直線部Sにも形成することができる。
A third embodiment of an
なお、肉薄部17aは、保持リップ11の先端部分において、当該保持リップ11の肉厚の半分以下に設定するのが好ましい。それより厚いと、保持リップ11の傾倒を充分に防止することができない可能性がある。また、この肉薄部17の幅は2mm〜5mmに設定するのが好ましい。それより狭いと保持リップ11の傾倒を充分に防止することができず、それより広いと、そこから水や音が室内へ侵入する恐れがある。
In addition, it is preferable that the
このオープニングトリム1は、複数の肉薄部17aを設けているので、前記実施形態と同様に、コーナー部C(および直線部S)における保持リップ11の伸びに伴う復元力を、肉薄部17aの伸びで吸収するため、保持リップ11が大きく傾倒することを防止することができる。その結果、保持リップ11をフランジ2に強く弾接させて、オープニングトリム1をフランジ2に強固に組付けることができる。これにより、特に、フランジ2の板厚が薄いリヤコーナー部C1におけるオープニングトリム1の脱落を確実に防止することができる。
Since the
本発明に係る自動車用オープニングトリム1の第四実施形態を、図1、図2および図7に示す。このオープニングトリム1は、保持リップ11のコーナー部Cに組付く部分に、その先端から根本まで、長手方向と交差する方向に、幅が5mm程度の軟質部17bを複数カ所設けたことを特徴としている。なお、この軟質部17bは、直線部Sにも形成することができる。
A fourth embodiment of an
軟質部17bは、保持リップ11の断面方向全てに設けても良いし、断面の一部分に設けても良い。また、軟質部17bの長手方向幅は、特に指定はないが、5mmを超えない範囲で形成することが好ましい。それより大きいと、保持力の低下に繋がる恐れがある。 The soft part 17b may be provided in all the cross-sectional directions of the holding lip 11, or may be provided in a part of the cross section. Moreover, although the longitudinal direction width | variety of the soft part 17b is not specified in particular, it is preferable to form in the range which does not exceed 5 mm. If it is larger than that, there is a risk of lowering the holding power.
このオープニングトリム1は、複数の軟質部17bを設けているので、前記実施形態と同様に、コーナー部C(および直線部S)における保持リップ11の伸びに伴う復元力を、軟質部17bの伸びで吸収するため、保持リップ11が大きく傾倒することを防止することができる。その結果、保持リップ11をフランジ2に強く弾接させて、オープニングトリム1をフランジ2に強固に組付けることができる。これにより、特に、フランジ2の板厚が薄いリヤコーナー部C1におけるオープニングトリム1の脱落を確実に防止することができる。
Since the
軟質部17bの設置は、押出成型時に、リップ部に通常の材料とより軟質な材料を交互に押し出すことによって行っても良いし、あるいは、一旦通常の材料で押出した後、保持リップの一部を切り欠き、その切り欠き部分に軟質材料を型成形で充填しても良い。 Installation of the soft portion 17b may be performed by extruding a normal material and a softer material alternately to the lip portion during extrusion molding, or a portion of the holding lip once extruded with a normal material. And a soft material may be filled in the cut-out portion by molding.
なお、上記実施形態に係るオープニングシールにおける保持リップ11は、切込み15、切欠き16,肉薄部17a,或いは軟質部17bによって連続性が断たれているので、局部的に弾性変形することができる。従って、柔軟性が増大するので、梱包作業時や組付け作業時などにおける取扱いが容易となるといった利点もある。
Note that the holding lip 11 in the opening seal according to the above embodiment is elastically deformed locally because the continuity is cut off by the
1 オープニングトリム
2 フランジ
10 取付基部
11 保持リップ
12 車内側壁部
13 車外側壁部
13a リブ
14 奥壁部
15 切込み
16 切欠き
17a 肉薄部
17b 軟質部
18 中空シール部
19 内装トリム
20 オープニングトリム
21 保持リップ
C コーナー部
C1 リヤコーナー部
E ヒケ
G 隙間
S 直線部
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JP2008103173A Pending JP2009248944A (en) | 2008-04-11 | 2008-04-11 | Opening trim for automobile |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2009248944A (en) |
-
2008
- 2008-04-11 JP JP2008103173A patent/JP2009248944A/en active Pending
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