JP2009247777A - ミシン - Google Patents

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博昭 深尾
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Abstract

【課題】カバー部材を、縫針付近の少なくとも正面を覆う位置に位置させた状態で、カバー部材の下方の隙間を小さくでき、押え足が上昇してもカバー部材と干渉することを防止できるようにする。
【解決手段】カバー部材20は、縫針近傍を正面から覆う第1位置と、縫針近傍を開放する第2位置との間で切換可能に構成する。カバー部材20を第1位置に位置させた状態で、押え棒11の上下動に連動して、連動機構82を介してカバー部材20を上下動させる構成とする。
【選択図】図29

Description

本発明は、縫針近傍の少なくとも正面を覆うことが可能なカバー部材を備えたミシンに関する。
従来よりミシンにおいては、縫製動作中に誤って手指を縫針に近づけてしまうといった危険を回避するため、縫製動作中に縫針付近をガードするカバー部材を備えたものが提案されている。例えば特許文献1,2には、押え棒と平行に配置した軸に、カバー部材(ガード部材)を略水平方向に回動可能に取り付け、そのカバー部材を、縫針の正面側を覆うガード位置と、縫針の正面付近を開放した退避位置とに切り換える構成で、カバー部材が前記退避位置にあるときには、ミシンの駆動が禁止される構成のものが開示されている。
実開昭54−13753号公報 実開平4−103878号公報
前記カバー部材を前記ガード位置に位置させた状態では、手指が中に入り難くするため、カバー部材の下端部は、下方の隙間ができるだけ小さくなるように、加工布又は加工布を押える押え足の直ぐ上方に位置させることが好ましい。また、カバー部材の大きさは、縫製中に加工布を取り回し易くするためにできるだけ小さい方が好ましい。しかし、押え足は、縫製中の加工布の布厚の変化や、操作者の昇降操作によって上下動する。このため、カバー部材を小さく且つ下端部を押え足に接近させようとすると、押え足が上昇したときに、押え足とカバー部材とが干渉するという問題がある。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、カバー部材を、縫針付近の少なくとも正面を覆う位置に位置させた状態で、カバー部材の下方の隙間を小さくできると共に、押え足が上昇してもカバー部材と干渉することを防止できるミシンを提供することにある。
上記した目的を達成するために、本発明の請求項1のミシンは、ミシン頭部に設けられ下端部に縫針が装着される針棒と、加工布を押える押え足が下端部に装着され前記ミシン頭部に上下動可能に設けられた押え棒とを備えるミシンにおいて、
前記縫針近傍の少なくとも正面を覆う位置である第1位置と、前記縫針近傍を開放する位置である第2位置とに切換可能に設けられたカバー部材と、
前記カバー部材を前記第1位置と前記第2位置とに切り換える位置切換機構と、
前記カバー部材が前記第1位置に位置するときに、前記押え棒の上下動に連動して前記カバー部材を上下動させる連動機構と、
を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、カバー部材を、縫針近傍の少なくとも正面を覆う位置である第1位置に位置させることで、手指が縫針に触れないようにすることができるので安全である。また、カバー部材が第1位置に位置するときに、押え棒の上下動に連動して上下動するように構成したので、手指が中に入り難いようにカバー部材の下方の隙間を小さくできると共に、押え足が上昇してもカバー部材に干渉しないようにできる。
請求項2のミシンは、請求項1の発明において、前記位置切換機構は、前記カバー部材を上下方向へ移動させる上下移動機構と、前記カバー部材を略水平方向へ回動させる回動機構を備えていることを特徴とする。
請求項3のミシンは、請求項2の発明において、前記連動機構は、前記カバー部材が前記第1位置に位置するときに、前記カバー部材に外力が作用しても前記カバー部材の上下方向の移動及び略水平方向への回動を不能に規制する移動規制手段を備えていることを特徴とする。
請求項4のミシンは、請求項3の発明において、前記移動規制手段は、前記カバー部材の上下方向への移動を規制する上下動規制手段と、前記カバー部材の略水平方向への回動を規制する回動規制手段とを有していることを特徴とする。
請求項5のミシンは、請求項4の発明において、前記上下動規制手段は、前記押え棒に設けられた第1の係合部と、前記カバー部材と一体に移動及び回動するように設けられ、前記カバー部材が前記第1位置に位置したときに前記第1の係合部と係合して前記カバー部材の上下方向への移動を規制する第1の被係合部とにより構成され、前記回動規制手段は、前記位置切換機構に設けられた上下方向に延びる第2の係合部と、前記カバー部材と一体に移動及び回動するように設けられ、前記カバー部材が前記第1位置に位置するときに前記第2の係合部と係合して前記カバー部材の略水平方向への回動を規制する第2の被係合部とにより構成されていることを特徴とする。
請求項6のミシンは、請求項5の発明において、前記第1の被係合部と前記第2の被係合部は同一部材により構成されていることを特徴とする。
請求項7のミシンは、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明において、前記位置切換機構を作動させる操作摘みを前記ミシン頭部に備えていることを特徴とする。
請求項8のミシンは、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明において、前記第2位置は、前記第1位置よりも上方で且つ前記ミシン頭部の後側であることを特徴とする。
請求項9のミシンは、請求項8の発明において、前記カバー部材は、前記第1位置に位置するときに前記縫針の正面及び左右両側面を覆う形状に形成され、前記第2位置に位置するときに前記ミシン頭部の外形形状に沿った姿勢になることを特徴とする。
請求項10のミシンは、請求項9の発明において、前記押え棒に装着される補助カバー部材を備え、前記カバー部材が前記第1位置に位置するときに、前記カバー部材と前記補助カバー部材とにより、前記縫針近傍の略全周を囲うことを特徴とする。
請求項11のミシンは、請求項2の発明において、前記上下移動機構による前記カバー部材の上下の移動方向は、前記針棒又は前記押え棒の軸線が延びる方向に対して、上方ほど前記軸線から離間するように傾斜していることを特徴とする。
請求項1のミシンによれば、カバー部材を、縫針近傍の少なくとも正面を覆う位置である第1位置に位置させることで、手指が縫針に触れないようにできるので安全である。また、カバー部材が第1位置に位置したときに、押え棒の上下動に連動して上下動するように構成したので、手指が中に入り難いようにカバー部材の下方の隙間を小さくできると共に、押え足が上昇してもカバー部材に干渉しないようにできる。
請求項2のミシンによれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、カバー部材の上下方向の位置と水平方向の姿勢(向き)を夫々変更できるので、カバー部材の形状や第1位置と第2位置の夫々の位置と姿勢を最適に設定することができる。
請求項3のミシンによれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、縫製中に誤ってカバー部材に手指等が触れても、カバー部材が移動しないので安全である。
請求項4のミシンによれば、請求項3の発明と同様な効果を得ることができる。
請求項5のミシンによれば、簡単な構成で請求項3の発明と同様な効果を得ることができる。
請求項6のミシンによれば、請求項5に記載の発明の効果に加えて、更に構成の簡素化を図ることができる利点がある。
請求項7のミシンによれば、請求項1乃至6のいずれかに記載の発明の効果に加えて、位置切換機構を作動させる操作摘みをミシン頭部に備えたので、カバー部材の位置切換え操作が容易にできる。また、操作摘みでしか位置切換機構が作動しない。つまり、縫製中にカバー部材に誤って手指等が触れてもカバー部材が移動しないので、安全である。
請求項8のミシンによれば、請求項1乃至7のいずれかに記載の発明の効果に加えて、カバー部材が第2位置に位置した状態では、カバー部材はミシン頭部の正面側には位置しないので、縫針や押え足の交換作業の際に邪魔にならない。
請求項9のミシンによれば、請求項8に記載の発明の効果に加えて、カバー部材が第1位置に位置するときには、縫針近傍の正面及び左右両側面を覆うので安全である。また、カバー部材が第2位置に位置するときには、カバー部材がミシン頭部の外形形状から著しく突出することがないので、ミシン頭部の外観が見苦しくなるようなことがない。また、ミシン頭部を覆う外装部材の内側に、カバー部材を収容するように構成することも可能である。
請求項10のミシンによれば、請求項9に記載の発明の効果に加え、カバー部材と補助カバー部材で縫針近傍の略全周を囲うので、安全性を一層向上できる。
請求項11のミシンによれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、カバー部材の移動方向が傾斜しているので、第1位置ではカバー部材を縫針に近づけることができ、第2位置ではカバー部材を縫針から遠ざけることが容易にできるようになる。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1〜図45を参照して説明する。
まず、ミシンの全体構成を示す図1〜図4において、ミシン1の本体2は、略水平面を有するベッド部3と、このベッド部3の右部(図1において右側)から上方に向けて突設された脚柱部4と、この脚柱部4の上端部から左方に向けて設けられたアーム部5と、このアーム部5の先端部に設けられたミシン頭部6とを備えている。ミシン頭部6は、外装部材である頭部カバー7により覆われている。図5〜図8は、頭部カバー7を外した状態を示している。ベッド部3の上面には、ミシン頭部6の下方に位置させて針板8が設けられている。アーム部5の前面側の下部には、ミシンモータ(図示せず)を起動又は停止させる(縫製を開始又は停止させる)押圧操作式の起動/停止スイッチ9が設けられている。
アーム部5内には、ミシンモータにより回転される主軸が回転可能に配設されている。ミシン頭部6には、主軸の回転に基づき針棒駆動機構(図示せず)を介して上下方向に駆動される針棒10(図42参照)が設けられていると共に、押え棒11が上下動可能に設けられている。押え棒11は、その軸線が針板8に対して鉛直方向に延びるように配置されている。針棒10は、その軸線が押え棒11の軸線と平行となる位置(所謂、中基線位置)を中心として、針棒駆動機構(図示せず)により左右方向に揺動可能に設けられている。針棒10の下端部には、縫針12が着脱可能に装着されている。押え棒11の下端部には、後述するように、押えホルダ13を介して押え足14が着脱可能に装着されている。押え足14は、縫製対象の図示しない加工布を押えるためのものである。また、押え足14は、図示はしないが、縫製の種類(縫目の種類)に応じて種々の形状の押え足が備えられている。具体的には、直線を縫製する際に使用する直線押え足、ジグザグ模様を縫製する際に使用するジグザグ押え足、ボタン穴を縫製する際に使用するボタン穴かがり押え足、加工布の布端を縫製する際に使用する裁ち目かがり押え足、ズボンやスカートの裾をまつり縫いする際に使用するまつり縫い押え足等々が備えられている。使用者は、このような縫製の種類に応じて押え足を適宜交換しながら縫製を行う。
ミシン頭部6付近に、本発明のカバー部材20が配置されている。このカバー部材20は、図1、図2、図5及び図6に示すように、前記縫針12の正面及び左右両側面を覆う位置である第1位置と、図3、図4、図7及び図8に示すように、縫針12近傍を開放する位置であり、第1位置よりも上方後部の第2位置とに切換可能に構成されている。以下、このカバー部材20を前記第1位置と第2位置とに切り換える位置切換機構21付近の構成について説明する。
図9は、カバー部材20が前記第2位置に位置した状態における位置切換機構21及び押え棒11付近を前方から見た斜視図を示し、図10は、これらの分解斜視図を示している。これら図9及び図10において、前記押え足14を保持する押えホルダ13は、前記押え棒11の下端部に締めねじ22により固定されている。押え棒11の外周部の下端部には、押えホルダ13の上部に位置させて補助カバー部材23が配置されている。補助カバー部材23は、図37にも示すように、押え棒11の外周部に嵌合される嵌合部24と、この嵌合部24の外周部にそれぞれ側方へ張り出すように突設された張出し部25a,25bと、嵌合部24の後部の下部に設けられた係合凸部26(図37(b)参照)とを一体に有している。この補助カバー部材23は、嵌合部24を押え棒11に嵌合させた状態で、前記係合凸部26を、押え棒11に形成された係合孔27(図10参照)に係合させることにより、押え棒11の軸周り方向への回動及び軸方向(上下方向)への移動が規制されている。補助カバー部材23を押え棒11に取り付けた状態では、張出し部25a,25bが左右方向に突出する位置になる。
押え棒11には、補助カバー部材23の上方に位置させて、押え棒抱き28と、押え抱きカム29と、押え抱きカム板30とが固定状態に配置されている。これら押え棒抱き28と押え抱きカム29と押え抱きカム板30は、連結ねじ31により固定状態に連結すると共に、それぞれに形成された嵌合孔28a,29a,30aが押え棒11の外周部に嵌合している。そして、これら押え棒抱き28、押え抱きカム29及び押え抱きカム板30は、押え棒抱き28を止めねじ32により押え棒11に固定することにより、押え棒11の所定位置に固定状態に取り付けられている。押え棒抱き28は、右側方へ突出する突出板部28bを一体に有している。また、押え棒11に固定される押え棒抱き28を下方に押圧する押えばね(図示せず)が設けられ、その押えばねのばね力により押え足14が加工布を押えるようになっている。
押え抱きカム29は、合成樹脂で形成された部材であり、左側にカム形成部33を一体に有している。カム形成部33は、円筒部を軸方向に切断し、かつ上部を水平方向に対して斜めに切断したような形状をなしており、その上面を、円弧状に湾曲して傾斜するカム面34としている。カム形成部33におけるカム面34の下部側の終端部分には、カム面34と共に第1の係合部35を構成する庇状部35aが設けられている。庇状部35aはカム面34を上から覆うように位置していて、第1の係合部35は、前方から見て略コ字形をなしている。前記押え抱きカム板30は、押え抱きカム29を補強するもので、金属板により形成され、押え抱きカム29の下側に配置されている。押え抱きカム29は、位置切換機構21の一部を構成している。
図12〜図14において、前記押え棒抱き28の突出板部28bの下方に位置させて押えレバー36が配置されている。この押えレバー36は、詳しくは図示しないが、機枠41(図6参照)に固定された軸37を支点に回動可能に取り付けられている。押えレバー36は、突出板部28bを下方から上方に押し上げる押し上げ部36aを有している。図12に示すように、押えレバー36の先端部36bが下向きの状態では、押え棒11は、押えばねのばね力によって、押え足14が針板8上に接触した下位置に位置される。押えレバー36を、押えばねのばね力に抗しながら図12中反時計回り方向(矢印A1参照)に回動させると、押し上げ部36aが前記押え棒抱き28の突出板部28bを下方から押し上げることに伴い、押え棒11、ひいては押え足14が上方へ押し上げられる。そして、押し上げ部36aが突出板部28bの下面と平行となる位置になったとき、押えばねのばね力により、押えレバー36がその位置で保持される状態となり、押え棒11、ひいては押え足14が上位置に保持される。
前記位置切換機構21の支え板40は、図6に示すように、アーム部5内に設けられた機枠41にねじ42により固定されている。この支え板40は、図9、図10に示すように、軸挿通孔43aを有する軸支持板部43を上下両側に備えていて、これら両軸支持板部43間に、両軸挿通孔43aに挿通した上下方向に延びる支え軸44が、2つの止め輪44aにて固定されるように取り付けられている。支え軸44の軸線の延び方向は、図5、図7に示すように、前記押え棒11の軸線の延び方向に対して、上方ほど前記押え棒11の軸線から離間するように傾斜している。支え板40には、図10に示すように、スイッチ取付板部45と、上下方向に延びるスリット46と、上下方向に延びるガイド板部47が設けられている。支え板40における下側の軸支持板部43は、図9に示すように、前記押え抱きカム29におけるカム形成部33の近傍に配置されている。
スライダ50は、図10に示すように、上下両側に軸挿通孔51を有していて、これら軸挿通孔51に前記支え軸44を相対的に挿通することにより、支え軸44に沿って上下方向に移動可能に取り付けられている。スライダ50の上下方向の移動範囲は、前記支え板40の上下の軸支持板部43によって規制されている。スライダ50には、スライダ板取付部52と、上下方向に延びる筒部53とが一体に設けられている。スライダ板取付部52には、スライダ板54がねじ55により固定状態に取り付けられている。スライダ板54には、スイッチ操作凸部56と、摘み取付部57とが一体に設けられていて、摘み取付部57に、操作摘み58が取り付けられている。操作摘み58は、図1〜図4に示すように、頭部カバー7に形成された上下方向に延びるガイド孔59から外方(左側方)へ突出していて、外部から手動操作が可能となっている。操作摘み58を上下方向へ手動で操作することにより、スライダ50を支え軸44に沿って上下方向へ移動させることが可能となっている。
前記スライダ板54のスイッチ操作凸部56は、支え板40における前記スリット46に移動可能に挿入されている(図14参照)。スイッチ操作凸部56の基端部には、図41にも示すように、板ばね60がねじ60aにより取り付けられていて、板ばね60の先端部が、支え板40における前記ガイド板部47の内面に沿って摺動するようになっている。つまり、板ばね60の先端部がガイド板部47の内面を常に押圧している状態なので、操作摘み58を上下方向に移動させている途中で停止させても、勝手に下方に移動してしまうことはない。また、ガイド板部47の上部と下部には、位置決め用の係合孔61と係合孔62が形成されている。図41(a)に示すように、板ばね60の先端部が上側の係合孔61に係合した状態では、スライダ板54、ひいては操作摘み58及びスライダ50が、図39に示すように上位置に保持される。また、図41(b)に示すように、板ばね60の先端部が下側の係合孔62に係合した状態では、スライダ板54、ひいては操作摘み58及びスライダ50が、図40に示すように下位置に保持される。
スライダ50における前記筒部53は、中空状で、図10に示すように、上部に軸挿通孔63を有している。筒部53の下端開口部には、軸挿通孔64aを有するキャップ64が取り付けられている。このキャップ64は、詳しくは図示しないが、2つの係合爪で筒部53の下端開口部に固定するように取り付けられる。そして、上部の軸挿通孔63及び下部の軸挿通孔64aに、カバー部材支持軸65が移動可能に挿通されている。筒部53の周壁部にはカム溝66が形成されている。このカム溝66は、図38、図45(a)に示すように、螺旋状をなす傾斜溝66aと、上下方向に延びる上下溝66bとが連続的に繋がっている形状である。この上下溝66bが、本発明における第2の係合部を構成している。
図10に示すように、前記カバー部材支持軸65の上下方向の中間部には、ピン67が固定されている。このピン67は、カバー部材支持軸65の径方向外側に向けて突出していて、前記カム溝66に移動可能に挿入されている。この場合、ピン67は、本発明の第1の被係合部と第2の被係合部を構成する。また、詳しくは後述するが、このピン67は、押え抱きカム29のカム面34にも接触して摺動可能になっている。スライダ50における筒部53内には、図38に示すように、カバー部材支持軸65の外周部に位置させて圧縮コイルばね68を配設している。この圧縮コイルばね68は、筒部53の天井部内面と前記ピン67との間に配置されていて、ばね力によりピン67を介してカバー部材支持軸65を下方へ付勢している。
カバー部材支持軸65の下端部に、前記カバー部材20を取付ピン70により固定状態に取り付けている。カバー部材20は、カバー部材支持軸65の下端部に取り付ける取付部71と、この取付部71に連なる左側面カバー部72と、この左側面カバー部72に連なる正面カバー部73と、この正面カバー部73に連なる右側面カバー部74とを一体に有していて、上方から見て略コ字形をなしている。なお、このカバー部材20は、第1位置にあるときに、縫針12や押え足14が視認できるように、透明の合成樹脂で成形されている。このカバー部材20は、カバー部材支持軸65と一体に上下方向に移動可能であると共に、カバー部材支持軸65の軸周り方向に回動が可能である。カバー部材支持軸65は、前記支え軸44と平行に配置されて上下方向に延びている。したがって、カバー部材20の上下方向の移動方向は、前記押え棒11の軸線の延び方向に対して、上方ほど前記押え棒11の軸線から離間するように傾斜している。
支え板40における前記スイッチ取付板部45の背面側の下部には、スイッチ75がスイッチ取付板76を介してねじ77により固定状態に取り付けられている(図39、図40参照)。スイッチ75は操作子75aを有していて、その操作子75aが、前記スリット46の下部に臨んでいる。このスイッチ75は、この場合、常開形のスイッチであり、前記ミシンモータを駆動制御する制御回路(図示せず)に接続されている。図39に示すように、スイッチ操作凸部56が上位置にあり、操作子75aが操作されていない状態では、スイッチ75はオフ状態を呈する。図40に示すように、スイッチ操作凸部56が下位置に移動して操作子75aが操作されると、スイッチ75はオン状態を呈する。
ここで、カバー部材20を前記第1位置と第2位置とに切り換える位置切換機構21において、操作摘み58、スライダ板54、スライダ50、支え軸44及びカバー部材支持軸65は、カバー部材20を上下方向へ移動させる上下移動機構80を構成している。カバー部材支持軸65、このカバー部材支持軸65に設けられたピン67、押え抱きカム29のカム面34、スライダ50のカム溝66における傾斜溝66aは、カバー部材20を略水平方向へ回動させる回動機構81を構成している。
また、押え棒11に設けられた押え抱きカム29の第1の係合部35、カバー部材支持軸65に設けられたピン67、スライダ50のカム溝66における上下溝66bは、押え棒11の上下動に連動してカバー部材20を上下動させる連動機構82(図27〜図30、図44(c−1),(c−2)、図45参照)を構成している。この連動機構82において、第1の係合部35と、この第1の係合部35に係合して上下方向の移動を規制するピン67により、上下動規制手段を構成する(図45(b)参照)。また、カム溝66における上下溝66bと、この上下溝66bに係合して略水平方向の回動を規制するピン67により、回動規制手段を構成する(図45(a)参照)。
次に上記構成の作用を説明する。
図11〜図14は、操作摘み58を上位置に移動させ、且つ押え足14を針板8上に接触させた下位置に位置させた状態が示されている。なお、図11〜図14では、針棒10は省いている。この状態では、図41(a)に示すようにスライダ板54に取り付けた板ばね60が、支え板40における上側の係合孔61に係合することにより、操作摘み58及びスライダ50が上位置に保持されている。また、スライダ50が上位置に位置されることに伴い、スライダ50にカバー部材支持軸65を介して支持されたカバー部材20は、上方の第2位置に位置されている。このとき、カバー部材支持軸65に設けられたピン67は、圧縮コイルばね68により下方に付勢されていて、カム溝66における傾斜溝66aの下端部に位置している(図45(a)の0度の位置参照)。
この状態では、カバー部材20は、図3及び図4に示すように、ミシン頭部6の下部の後側において、右側面カバー部74が頭部カバー7の左側面に沿うと共に、正面カバー部73が頭部カバー7の背面に沿うように位置している。したがって、カバー部材20は、第2位置に位置した状態では、ミシン頭部6の後側においてミシン頭部6の外形形状に沿った姿勢となっている。なお、スライダ50の下方に、押え抱きカム29におけるカム面34が位置している。また、支え板40に設けられたスイッチ75は、オフ状態を呈している。この状態で起動/停止スイッチ9が押圧操作されても、ミシンモータには通電されず、針棒10が駆動されないように制御される。
図11〜図14の状態から、操作摘み58を下方へ移動させると、スライダ50、カバー部材支持軸65及びカバー部材20も一体に、支え軸44に沿って下方へ移動する。そして、操作摘み58が所定量下方へ移動すると、図15〜図18に示すように、カバー部材支持軸65に設けられたピン67が、カム形成部33のカム面34の上端部付近に上方から接触するようになる(図44(a)、図45(b)の0度の位置参照)。なお、図44(a)は、ピン67とカム面34の位置をわかりやすくするため、右側方から見た状態が示されている。
図15〜図18の状態から、操作摘み58をさらに下方へ移動させると、スライダ50も下方へ移動する。このとき、ピン67は、傾斜しているカム面34と、それとは逆方向に傾斜している傾斜溝66aとで挟まれるように押圧されて、図45に示す0度の位置から90度の位置の方に移動する。つまり、ピン67が、下方に移動しながらカバー部材支持軸65の軸周りに図15、図17の矢印A2方向(上から見て反時計回り方向)へ回動する。よって、カバー部材支持軸65及びそれに固定されているカバー部材20も下方に移動しながら矢印A2方向に回動する。
図19〜図22は、ピン67、カバー部材支持軸65及びカバー部材20が、図15〜図18の状態から矢印A2方向へ90度回動した状態が示されている。このとき、ピン67は、カム面34及び傾斜溝66aの中間位置に位置している(図45(a),(b)の90度の位置参照)。そして、図19〜図22の状態から操作摘み58をさらに下方へ移動させ、図23〜図26に示すように下位置まで移動させると、ピン67、カバー部材支持軸65及びカバー部材20が、図19〜図22の状態からさらに矢印A2方向へ90度回動し、図15〜図18の状態からは180度回動した状態となる。
この状態では、図41(b)に示すようにスライダ板54に取り付けた板ばね60が、支え板40における下側の係合孔62に係合することにより、操作摘み58及びスライダ50が下位置に保持される。また、カバー部材20は、図43(a),(b)に示すように、縫針12及び押え足14を正面側から覆う第1位置に位置される。
この状態では、カバー部材20の正面カバー部73が縫針12を正面から覆い、左側面カバー部72が縫針12を左側面から覆い、右側面カバー部74が縫針12を右側面から覆う状態となる。このとき、縫針12は、押え棒11に設けられた補助カバー部材23により後面側から覆われた状態となっている。このため、カバー部材20が第1位置に位置した状態では、カバー部材20と補助カバー部材23とにより、縫針12近傍の略全周を囲う状態となる。
カバー部材20が第1位置に位置した図23〜図26の状態では、図27〜図31に示すように、ピン67がカム面34の下端の終点部分まで移動して第1の係合部35に係合する(図44(c−1)、(c−2)、図45(b)の180度の位置参照)と共に、スライダ50におけるカム溝66の傾斜溝66aを相対的に通過して上下溝66bの下端部付近に位置した状態となる(図44(c−1)、(c−2)、図45(a)の180度の位置参照)。なお、図27〜図31は、図23〜図26と押え棒11及びカバー部材20の位置は同じであるが、ピン67とカム面34との位置関係がわかりやすいように、図23〜図26に対して支え板40やスライダ50等を省いた状態で示している。
また、前記操作摘み58が下位置に移動した図23〜図26の状態では、スライダ板54のスイッチ操作凸部56によりスイッチ75の操作子75aが操作された状態となるため(図40参照)、スイッチ75はオン状態を呈するようになる。この状態で、ミシン1を駆動すべく起動/停止スイッチ9を押圧操作した場合には、ミシンモータへの通電が許容されて針棒10、ひいては縫針12が上下方向へ駆動され、縫製が可能となるように制御される。
ところで、カバー部材20が第1位置に位置された状態で、そのカバー部材20に手指等が触れて、カバー部材20にこれを移動させる力が作用したとしても、ピン67が第1の係合部35に係合しているのでカバー部材20の上下方向への移動が規制されると共に、ピン67がカム溝66における上下溝66bに係合しているのでカバー部材20の略水平方向への回動が規制される。このため、カバー部材20に触れてもカバー部材20は移動しない。
図27〜図31の状態で、押えレバー36を、押えばねのばね力に抗しながら図29の矢印A1方向へ回動させると、押えレバー36の押し上げ部36aにより押え棒抱き28が押し上げられ、これに伴い押え棒11を介して押え足14も上方へ移動される。このとき、ピン67が、押え抱きカム29の第1の係合部35に係合しているため、押え抱きカム29の上昇に伴い、ピン67、カバー部材支持軸65を介してカバー部材20も上方へ移動する(図32〜図36参照)。また、ピン67は、カム溝66の上下溝66bを移動するので、スライダ50は移動しない。
なお、図32〜図36において、押えレバー36を上記矢印A1とは反対方向(図34において時計回り方向)へ回動させた場合には、押えばねのばね力により押え棒11ひいては押え足14が下方へ移動し、これに伴い、第1の係合部35に係合したピン67、カバー部材支持軸65を介してカバー部材20が下方へ移動して図27〜図31の状態となる。このように、カバー部材20が第1位置に位置した状態では、押え棒11の上下動に連動してカバー部材20が上下動する。このため、カバー部材20が第1位置に位置した状態では、押え棒11が上下動しても、カバー部材20と押え足14との位置関係は変わらない。ここで、図32〜図36においては、押えレバー36を回動させるように操作した場合を説明したが、縫製中において、加工布の布厚の変化により押え足14の高さが上下動した場合も同様に、押え足14の上下動、即ち、押え棒11の上下動に連動してカバー部材20が上下動する。
また、カバー部材20が第1位置に位置した状態で、操作摘み58を上方へ移動させると、操作摘み58と一体にスライダ50が上方へ移動し、これに伴いピン67が、スライダ50におけるカム溝66の上下溝66bを相対的に下方へ移動する。そして、ピン67がカム溝66の傾斜溝66aまで移動すると、その傾斜溝66aの傾斜によってピン67が略水平方向へ回動されるようになり、ピン67がカム面34を摺動して上昇しながら回動することに伴い、カバー部材支持軸65及びかバー部材20が、前述した矢印A2とは反対方向へ回動しながら上方へ移動する。
そして、操作摘み58が、図11〜図14に示すように上位置まで移動されると、スライダ50も上位置まで移動し、カバー部材20は、第1位置よりも上方で、且つミシン頭部6の後側となる第2位置へ移動され、そこに保持されるようになる。このように、カバー部材20を第2位置に移動させておけば、縫針12や押え足14の交換作業を行う際に邪魔にならない。
上記した実施例によれば、次のような作用効果を得ることができる。
まず、カバー部材20を、縫針12近傍を正面側から覆う位置である第1位置と、縫針12近傍を開放する位置である第2位置とに切換可能に設け、縫製中に前記カバー部材20を、前記第1位置に位置させた状態とすることで、カバー部材20により縫針12近傍を覆うことができ、縫製中に誤って縫針12に手指等が触れることを防止できる。
カバー部材20が前記第1位置に位置したときに、押え棒11の上下動に連動してカバー部材20を上下動させる連動機構82を設けたので、手指が中に入り難いようにカバー部材20と下方の針板8との間の隙間を小さくすることができる。また、押え足14が上昇してもカバー部材20に干渉しないようにできる。
カバー部材20を第1位置と第2位置に切り換える位置切換機構21は、カバー部材20を上下方向へ移動させる上下移動機構80と、カバー部材20を略水平方向へ回動させる回動機構81を備える構成としたので、カバー部材20の位置及び姿勢を最適に設定することができる。
カバー部材20が第1位置に位置した状態では、そのカバー部材20に手指等が触れて、カバー部材20にこれを移動させる力が作用したとしても、ピン67が第1の係合部35に係合することでカバー部材20の上下方向への移動が規制されると共に、ピン67がカム溝66における上下溝66bに係合することでカバー部材20の略水平方向への回動が規制される。このため、縫製中にカバー部材20に誤って手指等が触れたとしても、カバー部材20が第1位置から移動しないので安全である。
また、前記位置切換機構21を作動させる操作摘み58をミシン頭部6に備えていて、前記操作摘み58でしか位置切換機構21は作動しない。つまり、縫製中にカバー部材20に誤って手指等が触れてもカバー部材20が移動しないため、安全である。
カバー部材20の退避位置である第2位置は、縫針12をガードする第1位置よりも上方で、且つミシン頭部6の後側であるから、カバー部材20が第2位置に位置した状態では、縫針12や押え足14の交換作業の際に、カバー部材20が邪魔にならずに作業ができる。しかも、カバー部材20は、第2位置に位置した状態では、ミシン頭部6の外形形状に沿った姿勢になるので、ミシン頭部6の外観が見苦しくなるようなことがない。
押え棒11に装着される補助カバー部材23を備え、カバー部材20が第1位置に位置するときに、カバー部材20と前記補助カバー部材23とにより、縫針12近傍の略全周を囲う構成としているので、一層安全である。
前記上下移動機構80によるカバー部材20の上下の移動方向(カバー部材支持軸65の移動方向)は、押え棒11の軸線が延びる方向に対して、上方ほど前記軸線から離間するように傾斜しているので、第1位置ではカバー部材20を縫針12に近づけることができ、第2位置ではカバー部材20を縫針12から遠ざけることが容易にできるようになる。
操作摘み58の上下動操作に基づき操作されるスイッチ75を備えている。このスイッチ75は、カバー部材20が第1位置ではオン、第2位置ではオフとなり、カバー部材20の位置検出手段として機能する。このため、カバー部材20が、縫針12をガードする第1位置に位置したときのみ、起動/停止スイッチ9の操作に基づきミシンモータを通電させ、それ以外ではミシンモータに通電できないようにできるので、安全である。
(第2実施例)
図46及び図47は本発明の第2実施例を示したものであり、この第2実施例は、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。すなわち、ミシン頭部6における頭部カバー90(図46、図47では二点鎖線で示している)を、第1実施例の頭部カバー7よりも少し大きめに形成し、カバー部材20が退避位置となる第2位置に位置した状態で、そのカバー部材20が頭部カバー90の内側に収容される構成としている。
このような構成とした第2実施例によれば、カバー部材20を退避位置となる第2位置に位置させた状態では、頭部カバー90の内側に収容されるので、ミシン1の外観をすっきりした美しい形状にすることができる。
(その他の実施例)
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
補助カバー部材23は、必ずしも必要なものではなく、必要に応じて設ければよい。
カバー部材20は、第1位置で少なくとも縫針12付近を正面から覆うことができる形状であれば、例えば上から見て半円状とすることもできる。
カバー部材20の位置切換機構21を作動させる手段としては、操作摘み58による手動操作に限られず、モータ等の電気的駆動源を用いた電動式とすることも可能である。
本発明の第1実施例のミシンを示すもので、カバー部材を第1位置に位置させた状態のミシンを前方から見た斜視図 同状態のミシンを後方から見た斜視図 カバー部材を第2位置へ移動させた状態のミシンを前方から見た斜視図 同状態のミシンを後方から見た斜視図 頭部カバー外した状態で示した図1相当図 頭部カバーを外した状態で示した図2相当図 頭部カバー外した状態で示した図3相当図 頭部カバー外した状態で示した図4相当図 カバー部材を第2位置に位置させた状態における押え棒部分、カバー部材及び位置切換機構部分を右斜め上方から見た斜視図 図9における各部材の分解斜視図 カバー部材を第2位置へ移動させ、且つ押え足を下位置へ移動させた状態における押え棒部分、カバー部材及び位置切換機構部分を示す平面図 図11の状態を左斜め前方から見た斜視図 図11の状態を左斜め前上方から見た斜視図 図11の状態を右後方から見た斜視図 操作摘みを下方へ移動させ、カバー部材支持軸のピンが押え抱きカムのカム面に当接するまで下がった状態における押え棒部分、カバー部材及び位置切換機構部分を示す平面図 図15の状態を左斜め前方から見た斜視図 図15の状態を左斜め前上方から見た斜視図 図15の状態を右後方から見た斜視図 カバー部材が90度回動した状態における押え棒部分、カバー部材及び位置切換機構部分を示す平面図 図19の状態を左斜め前方から見た斜視図 図19の状態を左斜め前上方から見た斜視図 図19の状態を右後方から見た斜視図 カバー部材を第1位置へ移動させた状態における押え棒部分、カバー部材及び位置切換機構部分を示す平面図 図23の状態を左斜め前方から見た斜視図 図23の状態を左斜め前上方から見た斜視図 図23の状態を右後方から見た斜視図 図23の状態において位置切換機構の一部の部材を省いた状態で示す平面図 図27の状態を左上方から見た斜視図 図27の状態を左斜め前方から見た斜視図 図27の状態を左斜め前上方から見た斜視図 図27の状態を右後方から見た斜視図 図27の状態から針棒を上位置へ移動させた状態の平面図 図32の状態を左上方から見た斜視図 図32の状態を左斜め前方から見た斜視図 図32の状態を左斜め前上方から見た斜視図 図32の状態を右後方から見た斜視図 補助カバー部材を示すもので、(a)は後方側からの斜視図、(b)は(a)におけるX1−X1線に沿って示す縦断面図 スライダ部分の側面図 カバー部材を第1位置に位置させた状態におけるカバー部材及び位置切換機構の一部分を後方から見た斜視図 カバー部材を第2位置に位置させた状態におけるカバー部材及び位置切換機構の一部分を後方から見た斜視図 位置切換機構における支え板とスライダ板を示すもので、(a)はスライダ板が上位置にある状態を示す斜視図、(b)はスライダ板が下位置にある状態を示す斜視図 カバー部材を第2位置に位置させた状態において縫針及び押え足とカバー部材の位置関係を示す左前上方からの斜視図 カバー部材を第1位置に位置させた状態において縫針及び押え足とカバー部材の位置関係を示すもので、(a)は前方からの斜視図、(b)は右後方からの斜視図 カバー部材及びピンの動きを説明するためのもので、(a)はカバー部材を第2位置からピンをカム面に接触させるまで下げた状態(カバー部材の回動角度を0度とする)を右後方から見た斜視図、(b)は(a)の状態からカバー部材を90度回動させた状態を後方から見た斜視図、(c−1)は(b)の状態からカバー部材をさらに90度回動させて第1位置に位置させた状態を後方から見た斜視図、(c−2)は同状態を後上方から見た斜視図、(d−1)は(c−1)の状態から押え棒を上位置へ移動させてカバー部材を上方へ移動させた状態を後方から見た斜視図、(d−2)は同状態を後上方から見た斜視図 (a)はスライダのカム溝とピンとカバー部材の回動角度との関係を示す図、(b)は押え抱きカムのカム面とピンとカバー部材の回動角度との関係を示す図 本発明の第2実施例を示すもので、カバー部材を第2位置に位置させた状態におけるカバー部材と頭部カバーとの関係を示すミシンを前方から見た斜視図 同状態のミシンを後方から見た斜視図
符号の説明
1 ミシン
2 本体
6 ミシン頭部
7 頭部カバー
10 針棒
11 押え棒
12 縫針
14 押え足
20 カバー部材
21 位置切換機構
23 補助カバー部材
29 押え抱きカム
34 カム面
35 第1の係合部(移動規制手段、上下動規制手段)
36 押えレバー
50 スライダ
58 操作摘み
66 カム溝
66a 傾斜溝
66b 上下溝(第2の係合部、移動規制手段、回動規制手段)
67 ピン(第1の被係合部、第2の被係合部、移動規制手段、上下動規制手段、回動規制手段)
75 スイッチ
80 上下移動機構
81 回動機構
82 連動機構
90 頭部カバー

Claims (11)

  1. ミシン頭部に設けられ下端部に縫針が装着される針棒と、加工布を押える押え足が下端部に装着され前記ミシン頭部に上下動可能に設けられた押え棒とを備えるミシンにおいて、
    前記縫針近傍の少なくとも正面を覆う位置である第1位置と、前記縫針近傍を開放する位置である第2位置とに切換可能に設けられたカバー部材と、
    前記カバー部材を前記第1位置と前記第2位置とに切り換える位置切換機構と、
    前記カバー部材が前記第1位置に位置するときに、前記押え棒の上下動に連動して前記カバー部材を上下動させる連動機構と、
    を備えることを特徴とするミシン。
  2. 前記位置切換機構は、
    前記カバー部材を上下方向へ移動させる上下移動機構と、
    前記カバー部材を略水平方向へ回動させる回動機構を備えていることを特徴とする請求項1記載のミシン。
  3. 前記連動機構は、
    前記カバー部材が前記第1位置に位置するときに、前記カバー部材に外力が作用しても前記カバー部材の上下方向の移動及び略水平方向への回動を不能に規制する移動規制手段を備えていることを特徴とする請求項2記載のミシン。
  4. 前記移動規制手段は、
    前記カバー部材の上下方向への移動を規制する上下動規制手段と、
    前記カバー部材の略水平方向への回動を規制する回動規制手段とを有していることを特徴とする請求項3記載のミシン。
  5. 前記上下動規制手段は、
    前記押え棒に設けられた第1の係合部と、
    前記カバー部材と一体に移動及び回動するように設けられ、前記カバー部材が前記第1位置に位置したときに前記第1の係合部と係合して前記カバー部材の上下方向への移動を規制する第1の被係合部とにより構成され、
    前記回動規制手段は、
    前記位置切換機構に設けられた上下方向に延びる第2の係合部と、
    前記カバー部材と一体に移動及び回動するように設けられ、前記カバー部材が前記第1位置に位置するときに前記第2の係合部と係合して前記カバー部材の略水平方向への回動を規制する第2の被係合部とにより構成されていることを特徴とする請求項4記載のミシン。
  6. 前記第1の被係合部と前記第2の被係合部は同一部材により構成されていることを特徴とする請求項5記載のミシン。
  7. 前記位置切換機構を作動させる操作摘みを前記ミシン頭部に備えていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のミシン。
  8. 前記第2位置は、前記第1位置よりも上方で且つ前記ミシン頭部の後側であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のミシン。
  9. 前記カバー部材は、前記第1位置に位置するときに前記縫針の正面及び左右両側面を覆う形状に形成され、前記第2位置に位置するときに前記ミシン頭部の外形形状に沿った姿勢になることを特徴とする請求項8記載のミシン。
  10. 前記押え棒に装着される補助カバー部材を備え、
    前記カバー部材が前記第1位置に位置するときに、前記カバー部材と前記補助カバー部材とにより、前記縫針近傍の略全周を囲うことを特徴とする請求項9記載のミシン。
  11. 前記上下移動機構による前記カバー部材の上下の移動方向は、前記針棒又は前記押え棒の軸線が延びる方向に対して、上方ほど前記軸線から離間するように傾斜していることを特徴とする請求項2記載のミシン。
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