JP2009247477A - 収納構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 物品の収納効率を高めるとともに、物品が取り出しやすく、狭いスペースでも使用可能であり、物品の使用頻度別に分類して物品の収納が可能な収納構造を提供する。
【解決手段】 前方格納庫3の背面13近傍の上方および下方には、それぞれヒンジ17、18が設けられる。ヒンジ17、18は、前方格納庫3の一方の側面8と背面13との間の辺近傍に設けられる。一方、前方格納庫3の下面の4隅であって、ヒンジ17、18が設けられた部位近傍以外の3隅近傍には、キャスタ43aが設けられる。したがって、前方格納庫3は、ヒンジ17、18が設けられた部位をつなぐ鉛直方向の軸を中心として、水平方向に回転することができる。すなわち、前方格納庫3は、回転開閉することができる。後方格納庫7は、前方格納庫3の後方に設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、収納効率に優れ、物品の出し入れの容易な収納構造に関するものである。
従来、限られた空間内での格納庫の収納効率を高めるためには、格納庫を2段に設けて、前側の格納庫を移動させて後ろ側の格納庫にアクセスする収納構造が採用されている。
このような収納構造としては、例えば、後ろ側の固定収納棚の前方に、横移動可能な移動収納棚を設け、後ろ側の固定収納棚を使用する際には、前方の移動収納棚を横にスライドさせるスライド書棚がある(特許文献1)。
また、前方に設けられる横移動収納棚の一部を、回転収納棚とし、回転収納棚が収容部から離脱するように収納棚前方の軸を中心に回転可能とした収納装置がある(特許文献2)。
実開平02−111334号公報 特開2005−296085号公報
しかし、特許文献1のようなスライド書棚では、横スライドする前方収納棚の移動代を確保する必要があるため、必ずしも収納効率が高いとは言えないという問題がある。また、後ろ側の固定収納棚の奥行きが深い場合には、固定収納棚から物品を取り出すことが困難であるという問題がある。
また、特許文献2による収納装置では、特許文献1と同様に、後ろ側の固定収納棚の奥行きが深い場合には、固定収納棚から物品を取り出すことが困難であるという問題がある。また、前側の回転収納棚は、回転軸が回転収納棚の前方であるため、回転収納棚と横移動収納棚との間に、干渉防止用のデッドスペースが生じるという問題がある。また、回転収納棚の回転時には、収納棚前方に大きく回転動作するため、収納棚前方に大きな回転スペースを要するという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、物品の収納効率を高めるとともに、物品が取り出しやすく、狭いスペースでも使用可能であり、物品の使用頻度別に分類して物品の収納が可能な収納構造を提供することにある。
前述した目的を達成するため、本発明は、回転開閉可能な開閉手段を有する前方格納庫と、前記前方格納庫の背面に配置され、前後方向への移動手段を有する後方格納庫と、を具備し、前記後方格納庫の使用時には、前記前方格納庫を回転させて開放し、前記後方格納庫が前方へ移動可能であることを特徴とする収納構造である。
前記開閉手段は、前記前方格納庫に設けられたヒンジ機構と、前記前方格納庫の下方に設けられた車輪と、を具備することが望ましく、この場合、前記開閉手段は、前記前方格納庫の上方にドアクローザを更に具備してもよい。
前記前方格納庫は、前記前方格納庫下方の床部および前記前方格納庫上方の天井部の少なくても一方へ固定可能な固定手段を更に具備することが望ましく、この場合、前記固定手段は、前記前方格納庫の上方および下方の少なくとも一方に設けられたピンであり、前記ピンは上下に動作可能であり、前記ピンの端部を前記床部または天井部に設けられた穴へ差込むことで前記前方格納庫が固定されることが望ましい。
前記移動手段は、前記後方格納庫の上方に設けられたガイドと、前記後方格納庫の下方に設けられた車輪と、を具備してもよい。また、前記前方格納庫の側方には、前後方向に移動可能な側方格納庫を更に具備し、前記側方格納庫の奥行き長さは、前記後方格納庫の奥行き長さと略等しく、前記前方格納庫の開閉時には、前記側方格納庫を後方に移動させて、前記側方格納庫の前方に前記前方格納庫の回転スペースを確保可能であってもよい。
本発明によれば、前方格納庫が回転開閉するため、後方格納庫にアクセスが可能であり、後方格納庫が前方へ移動可能であるため、後方格納庫の奥行きが長い場合でも、容易に物品の出し入れができる。また、開閉手段がヒンジ機構と車輪であれば、前方格納庫の回転開閉が容易であり、ドアクローザを用いれば、開閉時のショック等を和らげることも可能である。
また、前方格納庫の上下の少なくても一方が天井部または床部に固定されれば、前方格納庫が地震等の際にも開閉することがなく、前方格納庫が使用者へぶつかり負傷させたり、後方格納庫が移動して物品等が収納棚前に飛び出すことがない。特に、固定手段がピンであり、ピンの上下動作によって、ピンの先端を床部または天井部に設けられた穴へ差込むことで前方格納庫を固定すれば、固定作業が容易であり、確実に前方格納庫を固定することができる。
なお、天井部とは、部屋の天井のみならず、収納構造の天板等も含み、前方格納庫上方の部位全般を指す。また、床部とは、部屋の床のみならず、収納構造の底部等も含み、前方格納庫下方の部位全般を指す。
また、後方格納庫がガイドと車輪によって移動可能であれば、後方格納庫を容易にまっすぐに移動させることができる。前方格納庫の側方に側方格納庫を設けて、前方格納庫を開く際には、側方格納庫を後方へ移動させて、前方格納庫の回転スペースを確保することで、前方格納庫の回転動作の際に、前方格納庫が前方に大きくはみ出さず、狭いスペースでも使用可能な収納構造を得ることができる。
本発明によれば、物品の収納効率を高めるとともに、物品が取り出しやすく、狭いスペースでも使用可能であり、物品の使用頻度別に分類して物品の収納が可能な収納構造を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態にかかる収納構造1について説明する。図1は、収納構造1を示す斜視図であり、図2は収納構造1の正面図である。なお、図2においては、前方格納庫3bを透視し、前方格納庫3bの後方に設けられる、後方格納庫7d、7e、7fを示す。
収納構造1は、主に、前方格納庫3、後方格納庫7、側方格納庫9等から構成される。収納構造1の下方、側方、上方は、それぞれ、床27、壁29、天井35で覆われている。なお、床27は、部屋の床のみではなく、収納構造1を覆う床板であってもよい。同様に、壁29、天井35は、それぞれ部屋の壁、天井のみならず、収納構造1を覆う壁板や天板等であっても良い。
前方格納庫3は、図2に示すように、前方格納庫3の前面5に複数の収納部を有する。すなわち、前方格納庫3は、前面5より収納部の物品の出し入れを行うことができる。なお、前方格納庫の収納部の態様については、図2に示すものに限られない。また、2台の前方格納庫3a、3bは、それぞれ前面5を正面に向けて並設される。
前方格納庫3の背面13近傍の上方および下方には、それぞれヒンジ17、18が設けられる。ヒンジ17、18は、前方格納庫3の一方の側面8と背面13との間の辺の近傍に設けられる。一方、前方格納庫3の下面の4隅であって、ヒンジ17、18が設けられた部位近傍以外の3隅近傍には、車輪からなるキャスタ43aが設けられる。したがって、前方格納庫3は、ヒンジ17、18が設けられた部位をつなぐ鉛直方向の軸を中心として、水平方向に回転することができる。すなわち、前方格納庫3は、回転開閉することができる。なお、前方格納庫3の動作については後述する。
後方格納庫7は、前方格納庫3の後方に設けられる。後方格納庫7は、図1、図2に示すように、後方格納庫の前面14が前方格納庫の背面13と対向するように設置され、1台の前方格納庫3に対して、複数台(図では3台)の後方格納庫7が設置される。
後方格納庫7は、後方格納庫7の側面15に収納部が設けられる。すなわち、後方格納庫7は、側面15より収納部の物品の出し入れを行うことができる。後方格納庫7は、前方格納庫3よりもやや高さが低く、天井35と後方格納庫7との間には、上板22が設けられる。なお、上板22の上方のスペースは、物品の格納にも使用できるが、後述する前面格納庫3の開閉手段であるヒンジ機構やドアクローザ等と後方格納庫7との干渉を防ぐ目的もある。
後方格納庫7の上面後方には、ガイド19が設けられる。また、後方格納庫7の上部に設けられた上板22には、ガイド溝21が設けられる。ガイド19は、ガイド溝21に嵌り、ガイド溝21に沿って移動可能である。一方、後方格納庫7の下方には、車輪からなるキャスタ43bが設けられる。
また、後方格納庫7の下方の床27にはガイド51が設けられる。ガイド51は、後方格納庫7の下方であって、前面14近傍に設けられ、後方格納庫7の下方に設けられる図示を省略したガイド溝に嵌る。したがって、ガイド51は図示を省略したガイド溝に沿って移動可能である。すなわち、後方格納庫7は、前後方向に移動可能である。ガイド溝の詳細および後方格納庫7の動作については後述する。
前方格納庫3aの側方には、側方格納庫9が設けられる。側方格納庫9は、図2に示すように、側方格納庫9の前面25に複数の収納部を有する。すなわち、側方格納庫9は、前面25より収納部の物品の出し入れを行うことができる。側方格納庫9は、側方格納庫9の前面25と、前方格納庫3の前面5が略一致する位置に設けられ、側方格納庫9の側面23は、前面格納庫3の側面8および後方格納庫7の側面15に対向するように設けられる。
側方格納庫9の下方には、車輪からなるキャスタ43cが設けられる。また、側方格納庫9の下方の床27であって、前面25近傍にはガイド33が設けられる。ガイド33は、側方格納庫9の下方設けられ、側方格納庫9の下方に設けられる図示を省略したガイド溝に嵌る。したがって、ガイ33は図示を省略したガイド溝に沿って移動可能である。すなわち、側方格納庫9は、前後方向に移動可能である。ガイド溝の詳細および側方格納庫9の動作については後述する。
側方格納庫9の奥行き長さは、後方格納庫7の奥行き長さと略同一である。したがって、側方格納庫9の前面25と前方格納庫3の前面5との位置を合わせて設置すると、側方格納庫9の後方には、前面格納庫3の奥行き長さに対応する退避スペース11が形成される。
次に、前方格納庫3の動作について説明する。図3は、前方格納庫3の動作を示す斜視図、図4は、前方格納庫の動作を示す平面図、図5は、前方格納庫3の動作を示す正面図の下方の拡大図である。
前方格納庫3は、通常時は閉じており、前面5を前方に向けて設置されている。図3(a)、図4(a)、図5(a)は、ぞれぞれ、前方格納庫3が閉じた状態を示す。この状態においては、使用者は前方格納庫3の前方から、物品の収納等を行なうことができる。
前方格納庫3には回転手段として、ヒンジ17、18、キャスタ43a等が設けられる。前方格納庫3を開放する際には、前方格納庫3は、ヒンジ17、18を鉛直方向に結ぶ軸を中心として、回転動作する。図3(b)、図4(b)、図5(b)は前方格納庫3が開放した状態を示す図であり、ぞれぞれの図中矢印A方向、矢印B方向、矢印D方向は、前方格納庫3が閉じた状態から開放する状態への回転動作方向である。すなわち、前方格納庫3は、前方格納庫3の背面13と一方の側面8との境界の辺近傍を中心として回転動作する。
前方格納庫3の背面13の上方には、ドアクローザ37が設けられる。ドアクローザ37によって、前方格納庫3の開閉動作が勢い良く行われることが防止され、使用者は、安全な速度で前方格納庫3を開閉動作することができる。また、ドアクローザ37によれば、前方格納庫3が完全に開いた状態で留めることができるとともに、前方格納庫3が半開き状態とならないように、前方格納庫3をゆっくりと閉じ、前方格納庫3を完全に閉じることができる。なお、ドアクローザ37は必要に応じて設ければよい。
図5に示すように、前方格納庫3の下方の3箇所にはキャスタ43aが設けられる。したがって、前方格納庫3は、ヒンジ18およびキャスタ43aによって荷重が支えられる。また、前方格納庫3aが開閉動作する際には、前方格納庫3は、ヒンジ18を中心に略水平方向に円弧を描くように回転するが、前方格納庫3の移動円弧近傍に設けられたキャスタ43aによって、容易に回転動作をさせることができる。
前方格納庫3の側面8の下方近傍には、固定部39が設けられる。固定部39からはピン41が突出している。固定部39は、前方格納庫3を閉じた状態で固定するための部位である。
図6は、図5(a)のC部拡大図であり、固定部39の動作を示す図である。固定部39内には、ピン41が設けられる。ピン41は棒状の部材である。ピン41の端部は固定部39から突出している。また、ピン41は固定部39内を上下方向に移動可能である。ピン41の下方の床27には、ピン41に対応する位置に穴45が設けられる。穴45は、ピン41が挿入可能である。
前方格納庫3が閉じている状態では、図6(a)に示すようにピン41を矢印F方向へ移動させておく。この際、ピン41の先端は穴45に差し込まれる。したがって、前方格納庫3は、ピン41によって床27に固定され、開閉動作することができない。すなわち、前方格納庫3は、地震時等においても、勝手に開くことがなく、使用者等への衝突や収納構造1の破損等の恐れがない。
次に、前方格納庫3を開閉させる場合には、図6(b)に示すように、ピン41を矢印E方向へ移動させ、ピン41を穴45から抜き取る。ピン41が穴45から抜けることで、前方格納庫3は移動可能となり、開閉動作を行うことができる。
なお、同様の固定部39およびピン41は、前方格納庫3の側面8の上方にも設けることができる。この場合には、天井35に穴45を設けておけばよい。前方格納庫3を天井35に固定する際には、ピン41を上方に移動させ、ピン41の先端を天井35の穴45に差し込むことで、前方格納庫3が天井に固定され、地震時等においても、前方格納庫3が勝手に開くことがなく、使用者等への衝突や収納構造1の破損等の恐れがない。
次に、後方格納庫7について説明する。図7(a)は、後方格納庫7の正面図であり、図7(b)、図7(c)は、それぞれ図7(a)のG部およびH部拡大図である。また、図8は、後方格納庫7の側面図であり、後方格納庫7の動作を示す図である。
後方格納庫7には、移動手段として、ガイド19、ガイド溝49、キャスタ43b等が設けられる。ガイド19は、後方格納庫7の上面後方に設けられる。ガイド19は、図7(b)に示すように、T字断面の部材であり、後方格納庫7の上方に突出する。後方格納庫7の上方の上板22には、前後方向にガイド溝21が設けられる。ガイド溝21の前後方向の長さは、後方格納庫7の奥行き長さと略対応する。また、ガイド溝21は、T字状断面のガイドに対応した形状を有し、下方の一部が開口し、ガイド19の頭部がガイド溝21に嵌る。
後方格納庫7の下方には、図7(c)に示すように、キャスタ43bが設けられる。キャスタ43bは、後方格納庫7の下面の4隅近傍にそれぞれ設けられる。
後方格納庫7の下方には、後方格納庫7の前後方向にわたって、ガイド溝49が設けられる。ガイド溝49はガイド溝21と同様の形状であり、下方が開口している。ガイド溝49に対応する位置の床27にはガイド51が設けられる。ガイド51はT字状断面であり、後方格納庫7が後方に移動した状態で、後方格納庫7の前面とほぼ一致する位置の床27に固定される。ガイド51の頭部はガイド溝49に嵌る。
図8に示すように、ガイド溝49の後端近傍には、ストッパ55が設けられる。ストッパ55は、ガイド溝49の内部に設けられる。図8(a)に示すように、後方格納庫7が後方に移動した状態(通常時)には、ガイド19はガイド溝21の後端近傍に嵌っており、また、ガイド51は、ガイド溝49の前端近傍に嵌っている。
後方格納庫7へ物品の出し入れを行う際には(使用時)、後方格納庫7を前方に移動させる(図中矢印I方向)。後方格納庫7は、ガイド19がガイド溝21に沿って移動する。この際、ガイド51はガイド溝49に嵌っており、後方格納庫7は、キャスタ43bによって移動する。したがって、後方格納庫7はまっすぐ前方へ移動して、ふらつくことがない。後方格納庫7が前方に完全に移動すると、ストッパ55がガイド51と接触し、後方格納庫7のそれ以上の前方への移動が終了する。
次に、側方格納庫9について説明する。図9は、側方格納庫9を示す正面図である。側方格納庫9の下方には、図9に示すように、キャスタ43cが設けられる。キャスタ43cは、側方格納庫9の下面の4隅近傍にそれぞれ設けられる。
側方格納庫9の下方には、側方格納庫9の前後方向にわたって、ガイド溝31が設けられる。ガイド溝31は、下方が開口している。ガイド溝31に対応する位置の床27にはガイド33が設けられる。ガイド33はT字状断面であり、ガイド33の頭部はガイド溝31に嵌る。
側方格納庫9を移動する際には、ガイド33がガイド溝31に沿って移動し、側方格納庫9は、キャスタ43cによって移動する。したがって、側方格納庫9はまっすぐ前方へ移動して、ふらつくことがない。
なお、側方格納庫9にも、後方格納庫7と同様に、図示を省略したストッパを設ければ、側方格納庫9が前方に完全に移動すると、ストッパがガイド33と接触し、側方格納庫9のそれ以上の前方への移動を停止することができる。更に、後方格納庫と同様のガイド19、ガイド溝21を側方格納庫9の上方や側方に設けることもできる。この場合には、ガイド19を側方格納庫9の上面または側面に設け、ガイド19と対応する位置の天井35または壁29にガイド溝21を設ければよい。
次に、収納構造1の動作について説明する。図10、図11は、収納構造1の動作を示す平面断面図である。
収納構造1は、通常時には図10(a)に示すように、前方格納庫3a、3bは閉じた状態であり、前方格納庫3a、3bの後方には、それぞれ、後方格納庫7a、7b、7cおよび、後方格納庫7d、7e、7fが後方に移動した状態で配置されている。また、側方格納庫9は、前方に移動した状態であり、側方格納庫9の前面と前方格納庫3a、3bの前面とが略一致する位置に配置される。この状態では、使用者は、前方格納庫3a、3bおよび側方格納庫9に対して、それぞれ前面5および前面25から、物品の出し入れを行うことができる。したがって、通常、前方格納庫3a、3bおよび側方格納庫9には、使用頻度の高い物品が収納されることが望ましい。
次に、後方格納庫7a、7b、7cに対して、物品の出し入れを行う場合を説明する。まず、図10(a)に示すように、側方格納庫9を後方(図中矢印J方向)に移動させる。すなわち、側方格納庫9の後方に形成されている退避スペース11に側方格納庫9を移動させる。側方格納庫9が後方に移動すると、側方格納庫9の前面25は、後方格納庫7の前面と略一致する。したがって、前方格納庫3aの側方から側方格納庫9が退避されて、側方格納庫9の前方に、前方格納庫3aの回転スペースが形成される。
次いで、前方格納庫3aの固定部39でピン41を抜いて(図示省略)、前方格納庫3aを、図示を省略したヒンジを中心に回転させる(図中矢印K方向)。すなわち、前方格納庫3aの側方格納庫9側の側面8の後方を中心に回転動作させ、前方格納庫3aの側面8と側方格納庫9の前面25とが対向するように前方格納庫3aを開放する。
次いで、前方格納庫3aを完全に開放した状態で、図10(c)に示すように、後方格納庫7a、7b、7cをそれぞれ前方(図中矢印L、M、N方向)に移動させる。例えば、後方格納庫7aに物品の出し入れを行う場合には、後方格納庫7b、7cは後方に残した状態で、後方格納庫7aのみを前方(図中矢印L方向)に移動させる。後方格納庫7aを完全に前方に引き出せば、後方格納庫7aの側面15から物品の出し入れを行うことができる。したがって、通常、後方格納庫7a、7b、7cには、使用頻度の中程度の物品が収納されることが望ましい。
なお、後方格納庫7a、7b、7cに対して、物品の出し入れを終えた後は、後方格納庫7a、7b、7cを全て後方に移動させ、前方格納庫3aを回転させて閉じ、側方格納庫9を前方に移動させれば、元の状態に戻すことができる。
次に、後方格納庫7d、7e、7fに対して、物品の出し入れを行う場合を説明する。まず、図11(a)に示すように、前方格納庫3aが開放し、後方格納庫7a、7b、7cが後方に位置する状態とする。次いで、前方格納庫3bの固定部39のピン41を抜くことで、前方格納庫3bの固定を解除する。次に、前方格納庫3bを回転させて(図中矢印O方向)開放する。すなわち、前方格納庫3bの前方格納庫3a側の側面8の後方を中心に、前方格納庫3bを回転動作させ、前方格納庫3bの側面8と後方格納庫7a、7b、7c等の前面14とが対向するように前方格納庫3bを開放する。この場合には、後方格納庫7a、7b、7c前方のスペースが、前方格納庫3bの回転スペースとなる。
次いで、前方格納庫3bを完全に開放した状態で、図11(b)に示すように、後方格納庫7d、7e、7fをそれぞれ前方(図中矢印P、Q、R方向)に移動させる。例えば、後方格納庫7dに物品の出し入れを行う場合には、後方格納庫7e、7fは後方に残した状態で、後方格納庫7dのみを前方(図中矢印P方向)に移動させる。後方格納庫7dを完全に前方に引き出せば、後方格納庫7dの側面15から物品の出し入れを行うことができる。したがって、通常、後方格納庫7d、7e、7fには、使用頻度の低い物品が収納されることが望ましい。
以上説明したように、本実施の形態にかかる収納構造1によれば、前方格納庫3が回転開閉するため、後方格納庫7への物品出し入れが容易である。また、前方格納庫3の開閉手段がヒンジ17、18およびキャスタ43aであるため、前方格納庫3の回転開閉が容易であり、更にドアクローザ37を用いることで、前方格納庫3の開閉時のショック等を和らげることが可能であるとともに、前方格納庫3を中途半端な開放状態で留めずに、完全に開いた状態または閉じた状態を保持することが可能となる。
また、後方格納庫7が前方へ移動可能であり、側面15から物品の出し入れが可能であるため、後方格納庫7の奥行きが長い場合でも、容易に物品の出し入れができる。また、後方格納庫7はガイド19とガイド溝21に沿って移動可能であるため、後方格納庫7が移動時にふらつくことがなく、容易にまっすぐに移動させることができる。さらに、ストッパ55によって、後方格納庫7が前方に飛び出すことがない。
また、前方格納庫3の側方に側方格納庫9を設けて、前方格納庫3を開く際には、側方格納庫9を後方へ移動させて、前方格納庫3の回転スペースを確保することで、前方格納庫3の回転動作の際に、前方格納庫3が前方または側方に大きくはみ出さず、狭いスペースでも使用可能な収納構造1を得ることができる。
また、前方格納庫3に固定部39が設けられ、ピン41が天井35または床27に固定されれば、前方格納庫3が地震等の際にも勝手に開閉することがなく、前方格納庫3が使用者へぶつかり負傷させたり、後方格納庫7が移動して物品等が収納棚前に飛び出すことがない。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、前方格納庫3は1台のみであってもよく、また、1台の前方格納庫3の後方に設けられる後方格納庫7の台数は3台に限られない。また、各格納庫の物品の出し入れ口の向きや大きさは、実施例に限られず、その他の態様であっても構わない。
また、本実施の形態においては、ガイド19、ガイド33およびガイド51の形状は全てT字断面形状とし、ガイド溝21、ガイド溝31、ガイド溝49は、対応するガイドの頭部がそれぞれ嵌るように、一部が開口した形状としたが、これらの形状は、これに限られない。すなわち、各ガイドが、それぞれ対応するガイド溝に嵌り、ガイド溝に沿ってガイドが移動可能であれば、いかなる形状であっても良い。
収納構造1の構成を示す斜視図。 収納構造1の正面図。 前方格納庫3の動作を示す斜視図で、(a)は閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図。 前方格納庫3の動作を示す平面図で、(a)は閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図。 前方格納庫3の動作を示す正面図の下方拡大図で、(a)は閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図。 図5のC部拡大図で(a)はピン41が穴45に挿入された状態を示す図、(b)はピン41が穴45から抜かれた状態を示す図。 後方格納庫7を示す正面図で、(a)は正面図、(b)は(a)のG部拡大図、(c)は(a)のH部拡大図。 後方格納庫7の動作を示す側面図で、(a)は後方に位置する状態、(b)は前方に移動した状態を示す図。 側方格納庫9を示す正面図。 収納構造1の動作を示す図。 収納構造1の動作を示す図。
符号の説明
1………収納構造
3、3a、3b………前方格納庫
5………前面
7、7a、7b、7c、7d、7e、7f………後方格納庫
8………側面
9………側方格納庫
11………退避スペース
13………背面
14………前面
15……側面
17、18………ヒンジ
19………ガイド
21………ガイド溝
22………上板
23………側面
25………前面
27………床
29………壁
31………ガイド溝
33………ガイド
35………天井
37………ドアクローザ
39………固定部
41………ピン
43a、43b、43c………キャスタ
45………穴
49………ガイド溝
51………ガイド
55………ストッパ

Claims (7)

  1. 回転開閉可能な開閉手段を有する前方格納庫と、
    前記前方格納庫の背面に配置され、前後方向への移動手段を有する後方格納庫と、
    を具備し、
    前記後方格納庫の使用時には、前記前方格納庫を回転させて開放し、前記後方格納庫が前方へ移動可能であることを特徴とする収納構造。
  2. 前記開閉手段は、
    前記前方格納庫に設けられたヒンジ機構と、
    前記前方格納庫の下方に設けられた車輪と、
    を具備することを特徴とする請求項1記載の収納構造。
  3. 前記開閉手段は、
    前記前方格納庫の上方にドアクローザを更に具備することを特徴とする請求項2記載の収納構造。
  4. 前記前方格納庫は、
    前記前方格納庫下方の床部および前記前方格納庫上方の天井部の少なくても一方へ固定可能な固定手段を更に具備することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の収納構造。
  5. 前記固定手段は、
    前記前方格納庫の上方および下方の少なくとも一方に設けられたピンであり、
    前記ピンは上下に動作可能であり、
    前記ピンの端部を前記床部または天井部に設けられた穴へ差込むことで前記前方格納庫が固定されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の収納構造。
  6. 前記移動手段は、
    前記後方格納庫の上方に設けられたガイドと、
    前記後方格納庫の下方に設けられた車輪と、
    を具備することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の収納構造。
  7. 前記前方格納庫の側方には、前後方向に移動可能な側方格納庫を更に具備し、
    前記側方格納庫の奥行き長さは、前記後方格納庫の奥行き長さと略等しく、
    前記前方格納庫の開閉時には、前記側方格納庫を後方に移動させて、前記側方格納庫の前方に前記前方格納庫の回転スペースを確保可能であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の収納構造。
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