JP2009246914A - コンテンツ再生システム、音声処理装置、ディスプレイ装置及びそれらのプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 AVアンプの音声モードの設定と、ディスプレイ装置の映像モードの設定とを簡易化すること。
【解決手段】 ユーザ操作によってAVアンプの音声モードが設定されると、音声モードがディスプレイ装置に通知される。ディスプレイ装置は、通知された音声モードに対応する映像モードに自動的に設定する。従って、ユーザ操作によって映像モードを選択することなく、ディスプレイ装置に適切な映像モードを設定することができる。ユーザ操作によってディスプレイ装置の映像モードが設定されると、映像モードがAVアンプに通知される。AVアンプは、通知された映像モードに対応する音声モードに設定する。従って、ユーザ操作によって音声モードを選択することなく、AVアンプに適切な音声モードを設定することができる。
【選択図】図5
【解決手段】 ユーザ操作によってAVアンプの音声モードが設定されると、音声モードがディスプレイ装置に通知される。ディスプレイ装置は、通知された音声モードに対応する映像モードに自動的に設定する。従って、ユーザ操作によって映像モードを選択することなく、ディスプレイ装置に適切な映像モードを設定することができる。ユーザ操作によってディスプレイ装置の映像モードが設定されると、映像モードがAVアンプに通知される。AVアンプは、通知された映像モードに対応する音声モードに設定する。従って、ユーザ操作によって音声モードを選択することなく、AVアンプに適切な音声モードを設定することができる。
【選択図】図5
Description
本発明は、音声処理装置及びディスプレイ装置を備えるコンテンツ再生システムに関する。
DVDプレーヤと、AVアンプと、ディスプレイ装置とを備えるコンテンツ再生システムが利用されている。DVDプレーヤは、コンテンツデータを再生し、AVアンプに送信する。AVアンプは、コンテンツデータに含まれる音声データに音声処理を実行し、スピーカーに出力する。また、AVアンプは、映像データをディスプレイ装置に送信する。ディスプレイ装置は、AVアンプから供給された映像データに映像処理を実行し、表示する。
AVアンプには複数の音声モード(例えばリスニングモード、サラウンドモードと呼ばれており、映画モード、ゲームモード、音楽モード等)が設けられており、ユーザ操作によって1つの音声モードが選択可能になっている。AVアンプは、選択された音声モードに対して予め設定されている音声処理(遅延処理、音量調整処理、イコライザ処理等)を音声データに実行する。
また、ディスプレイ装置には複数の映像モード(例えば、映画モード、ゲームモード、スポーツモード等)が設けられており、ユーザ操作によって1つの映像モードが選択可能になっている。ディスプレイ装置は、選択された映像モードに対して予め設定されている各値(明るさ、色合い、解像度等)に映像データを調整する。
上記のシステムにおいては、ユーザ操作によってAVアンプの音声モードを選択すると共に、ユーザ操作によってディスプレイ装置の映像モードを選択する必要があり、非常に煩雑であるという問題がある。
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、AVアンプの音声モードの設定と、ディスプレイ装置の映像モードの設定とを簡易化できるコンテンツ再生システムを提供することである。
本発明の好ましい実施形態によるコンテンツ再生システムは、音声データに音声処理を実行する音声処理装置と、映像データを表示するディスプレイ装置とを備えう。前記音声処理装置が、複数の音声モードの中からユーザ操作によって選択された音声モードに設定する音声モード設定手段と、前記音声モード設定手段によって設定された音声モードに基づいて音声データに音声処理を実行する音声処理手段と、前記音声モード設定手段によって設定された音声モードを含む音声モード設定通知を前記ディスプレイ装置に送信する通知送信手段とを有する。前記ディスプレイ装置が、前記音声処理装置に設定可能な1又は複数の音声モードに対応付けて映像モードを記憶する映像モード記憶部と、前記通知送信手段から前記音声モード設定通知を受信する通知受信手段と、前記通知受信手段によって受信された前記音声モード設定通知に含まれる音声モードに対応する映像モードを前記映像モード記憶部から選択し、選択された映像モードに設定する映像モード設定手段と、前記映像モード設定手段によって設定された映像モードに基づいて映像データに映像処理を実行する映像処理手段とを有する。
ユーザ操作によって音声処理装置の音声モードが設定されると、音声モードがディスプレイ装置に通知される。ディスプレイ装置は、通知された音声モードに対応する映像モードに設定する。従って、ユーザ操作によって映像モードを選択することなく、ディスプレイ装置に適切な映像モードを設定することができる。
好ましくは、前記ディスプレイ装置は、前記音声処理装置を含む複数の機器が接続可能であり、前記複数機器の中から映像データを受信する機器を選択する選択手段と、前記選択手段が前記音声処理装置を選択しているか否かを判断する選択判断手段とをさらに備える。前記選択手段が前記音声処理装置を選択していると判断された場合、前記映像モード設定手段が、前記音声処理装置に設定された音声モードに対応する映像モードに設定し、前記選択手段が前記音声処理装置を選択していないと判断された場合、前記映像モード設定手段が、前記音声処理装置に設定された音声モードに対応する映像モードに設定しない。
この場合、選択手段が音声処理装置以外の機器を選択し、ディスプレイ装置が音声処理装置以外の機器からの映像データを表示している場合には、音声処理装置に設定された音声モードに関連づけて映像モードを設定しないので、ユーザに違和感を与えることを防止できる。
好ましくは、前記ディスプレイ装置は、前記通知受信手段によって受信された前記音声モード設定通知に含まれる音声モードを記憶する音声モード記憶手段をさらに備え、前記選択手段が前記音声処理装置を選択していないと判断されたために、前記映像モード設定手段が、前記音声処理装置に設定された音声モードに対応する映像モードに設定しなかった後、前記選択手段が前記音声処理装置を選択する場合に、前記映像モード設定手段が、前記音声モード記憶手段に記憶された音声モードに対応する映像モードに設定する。
この場合、後から選択手段が音声処理装置を選択し、ディスプレイ装置が音声処理装置からの映像データを表示する際には、音声処理装置に設定された音声モードに関連づけて映像モードを設定することができる。
本発明の別の好ましい実施形態によるコンテンツ再生システムは、音声データに音声処理を実行する音声処理装置と、映像データを表示するディスプレイ装置とを備える。前記ディスプレイ装置が、複数の映像モードの中からユーザ操作によって選択された映像モードに設定する映像モード設定手段と、前記映像モード設定手段によって設定された映像モードに基づいて映像データに映像処理を実行する映像処理手段と、前記映像モード設定手段によって設定された映像モードを含む映像モード設定通知を前記音声処理装置に送信する通知送信手段とを有する。 前記音声処理装置が、前記ディスプレイ装置に設定可能な1又は複数の映像モードに対応付けて音声モードを記憶する音声モード記憶部と、前記通知送信手段から前記映像モード設定通知を受信する通知受信手段と、前記通知受信手段によって受信された前記映像モード設定通知に含まれる映像モードに対応する音声モードを前記音声モード記憶部から選択し、選択された音声モードに設定する音声モード設定手段と、前記音声モード設定手段によって設定された音声モードに基づいて音声データに音声処理を実行する音声処理手段とを有する。
ユーザ操作によってディスプレイ装置の映像モードが設定されると、映像モードが音声処理装置に通知される。音声処理装置は、通知された映像モードに対応する音声モードに設定する。従って、ユーザ操作によって音声モードを選択することなく、音声処理装置に適切な音声モードを設定することができる。
好ましくは、前記音声処理装置は、映像データを前記ディスプレイ装置に送信する映像送信手段と、前記映像送信手段が前記ディスプレイ装置に映像データを送信しているか否かを判断する送信判断手段とをさらに備え、前記映像送信手段が前記ディスプレイ装置に映像データを送信していると判断された場合、前記音声モード設定手段が、前記ディスプレイ装置に設定された映像モードに対応する音声モードに設定し、前記映像送信手段が前記ディスプレイ装置に映像データを送信していないと判断された場合、前記音声モード設定手段が、前記ディスプレイ装置に設定された映像モードに対応する音声モードに設定しない。
この場合、音声処理装置が映像データをディスプレイ装置に送信していない場合には、映像処理装置に設定された映像モードに関連づけて音声モードを設定しないので、ユーザに違和感を与えることを防止できる。
好ましくは、前記音声処理装置は、前記通知受信手段によって受信された前記映像モード設定通知に含まれる映像モードを記憶する映像モード記憶手段をさらに備え、前記映像送信手段が前記ディスプレイ装置に映像データを送信していないと判断されたために、前記音声モード設定手段が、前記ディスプレイ装置に設定された映像モードに対応する音声モードに設定しなかった後、前記映像送信手段が前記ディスプレイ装置に映像データを送信していると判断された場合に、前記音声モード設定手段が、前記映像モード記憶手段によって記憶された映像モードに対応する音声モードに設定する。
好ましくは、前記ディスプレイ装置が、前記音声処理装置を含む複数の機器が接続可能であり、前記複数機器の中から映像データを受信する機器を選択する選択手段をさらに有し、前記音声処理装置が、前記選択手段が前記音声処理装置を選択しているか否かを判断する選択判断手段をさらに有する。前記選択手段が前記音声処理装置を選択していると判断された場合、前記音声モード設定手段が、前記映像処理装置に設定された映像モードに対応する音声モードに設定し、前記選択手段が前記音声処理装置を選択していないと判断された場合、前記音声モード設定手段が、前記音声処理装置に設定された映像モードに対応する音声モードに設定しない。
この場合、選択手段が音声処理装置以外の機器を選択し、ディスプレイ装置が音声処理装置以外の機器からの映像データを表示している場合には、音声処理装置は、ディスプレイ装置に設定された映像モードに関連づけて音声モードを設定しないので、ユーザに違和感を与えることを防止できる。
ユーザ操作によって音声処理装置の音声モードが設定されると、音声モードがディスプレイ装置に通知される。ディスプレイ装置は、通知された音声モードに対応する映像モードに設定する。従って、ユーザ操作によって映像モードを選択することなく、ディスプレイ装置に適切な映像モードを設定することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態によるDVDプレーヤ、AVアンプ及びディスプレイ装置を備えるコンテンツ再生システムついて、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。本例において、コンテンツデータは、映像(画像も含む、以下同様。)データおよび/または音声データを含む。
図1は、DVDプレーヤ10、AVアンプ20及びディスプレイ装置30を示すブロック図である。DVDプレーヤ10、AVアンプ20及びディスプレイ装置30は、例えばHDMI規格に準拠しており、HDMIケーブルを介して相互に接続されている。
[DVDプレーヤ10の構成]
DVDプレーヤ10は、再生部11と、HDMI送信部13と、システム制御部14と、操作表示部15と、メモリ16と、コネクタ部17とを有している。
DVDプレーヤ10は、再生部11と、HDMI送信部13と、システム制御部14と、操作表示部15と、メモリ16と、コネクタ部17とを有している。
再生部11は、例えばDVDディスク(以下、DVDという。)が挿入された時、DVDに記録されている映像データ及び音声データを読み出して、デコードし、HDMI送信部13に供給する。また、再生部11は、CDディスク(以下、CDという。)が挿入された時、CDに記録されている音声データを読み出して、デコードし、HDMI送信部13に供給する。再生部11は、図示しない光ピックアップ、サーボ回路、MPEGデコーダ等を含む。
HDMI送信部13は、再生部11から供給された映像データ及び/又は音声データを、システム制御部14からのコマンドにより、HDMI規格のデータ(以下、HDMIデータ)に変換する。HDMI送信部13は、HDMIデータを、コネクタ部17を介してAVアンプ20に送信する。従って、HDMI送信部13から送信されるHDMIデータには、再生部11でDVDが再生される場合には映像データ及び音声データが含まれ、CDが再生される場合には映像データが含まれず、音声データのみが含まれている。なお、HDMIデータに映像データが含まれないとは、HDMIデータの映像データの領域に無信号を含むことを意味する。
システム制御部14は、内蔵又は接続されたメモリに格納されているDVDプレーヤの動作プログラムに基づいて、再生部11、HDMI送信部13、操作表示部15、メモリ16等を制御するものであり、例えば、マイクロコンピュータやCPU等である。システム制御部14は、操作表示部15からの操作入力または各部からの制御信号およびデータに基づいて各種処理を実行する。
システム制御部14は、CECラインを介してAVアンプ20のシステム制御部23に接続され、システム制御部23とコマンドおよび/またはデータを送受信する。
システム制御部14は、再生部14で再生されるコンテンツに映像データが含まれるか否か(例えば再生されるディスクがDVDかCDか)を周知の技術によって判別し、CECラインを介して、AVアンプ20のシステム制御部23にその情報を送信する。詳細には、システム制御部14は、再生部11で再生されるディスクがCDからDVDに変更されたことを判断したとき、コンテンツに映像データを含むことをシステム制御部23に通知する。一方、システム制御部14は、再生部11で再生されるディスクがDVDからCDに変更されたことを判断したとき、コンテンツに映像データを含まないことをシステム制御部23に通知する。
[AVアンプの構成]
AVアンプ20は、HDMI受信部21と、HDMI送信部22と、システム制御部23と、操作表示部24と、メモリ25と、音声処理部26と、コネクタ部27、28とを有している。
AVアンプ20は、HDMI受信部21と、HDMI送信部22と、システム制御部23と、操作表示部24と、メモリ25と、音声処理部26と、コネクタ部27、28とを有している。
HDMI受信部21は、DVDプレーヤ10から送信されたHDMIデータを受信して、受信したHDMIデータから元の映像データ(HDMI変換前の映像データ)を生成して、HDMI送信部22に供給する。また、HDMI受信部21は、受信したHDMIデータから元の音声データを生成して、音声処理部26に供給する。なお、再生部11でCDが再生される場合には、HDMIデータに映像データが含まれないので、HDMIデータから元の音声データが生成され音声処理部26に供給されるが、映像データはHDMI送信部22に供給されない。
HDMI送信部22は、HDMI受信部21から供給された映像データ、および、必要に応じて音声処理部26から供給された音声データを、HDMIデータに変換する。HDMI送信部22は、コネクタ部28を介してディスプレイ装置30にHDMIデータを送信する。なお、再生部11でCDが再生される場合には、HDMI受信部21から映像データが供給されないので、HDMI送信部22は、音声処理部26から供給された音声データのみを含むHDMIデータをディスプレイ装置30に送信する、もしくは、HDMIデータをディスプレイ装置30に送信しない。
音声処理部26は、HDMI受信部21から供給された音声データに対して、例えば、信号処理、遅延処理、イコライザ処理、音量調整処理、増幅処理、D/A変換等の音声処理を実行し、外部に接続されたスピーカー60に音声信号を供給する。また、必要に応じて、音声処理部26は、音声データをHDMI送信部22に供給する。
AVアンプ20には複数の音声モード(例えば、音声モード1〜音声モード7)が設けられており、ユーザ操作によって1つの音声モードが選択可能になっている。音声処理部26は、選択された音声モードに対して予め設定されている音声処理を音声データに対して実行する。
システム制御部23は、内蔵又は接続されたメモリ25に記憶されているAVアンプの動作プログラムに基づいて、HDMI受信部21、HDMI送信部22、操作表示部24、音声処理部26等を制御するものであり、例えば、マイクロコンピュータやCPU等である。システム制御部23は、操作表示部24からの操作入力または各部からの制御信号およびデータに基づいて各種処理を実行する。
システム制御部23は、CECラインを介してDVDプレーヤ10のシステム制御部14に接続され、システム制御部14とコマンドおよびデータを送受信する。また、システム制御部23は、CECラインを介してディスプレイ装置30のシステム制御部33に接続され、システム制御部33とコマンドおよびデータを送受信する。
システム制御部23は、ユーザ操作によって音声モードが選択されたとき、選択された音声モードに設定し(すなわち音声モードを設定するとは音声モードをメモリ25に記憶しておくことをいう。)、音声処理部26に設定された音声モードに基づいて音声データに音声処理を実行するように制御する。また、システム制御部23は、ユーザ操作によって音声モードが選択されたとき、CECラインを介してディスプレイ装置30のシステム制御部33に、選択された音声モードを含む音声モード設定通知を送信する。ディスプレイ装置30のシステム制御部33に、AVアンプ20から通知された音声モードに基づいて映像モードを自動的に選択させるためである。
また、システム制御部23は、CECラインを介してディスプレイ装置30のシステム制御部33から映像モードを含む映像モード設定通知を受信したとき、受信した映像モードに基づいて音声モードを自動的に選択及び設定する。
詳細には、メモリ25には図2(a)に示す音声モードテーブルが格納されている。音声モードテーブルは、ディスプレイ装置30に設定可能な1又は複数の映像モードに対応付けてAVアンプ20に設定すべき音声モードが記憶されている。従って、例えばディスプレイ装置30のシステム制御部33から映像モード3を含む映像モード設定通知を受信したとき、システム制御部23は映像モード3に対応する音声モード3を選択して設定する。なお、音声モードテーブル内の音声モードは、AVアンプ20の製造者によって予め登録されていてもよく、ユーザ操作によって適宜設定又は変更されてもよい。
好ましくは、ディスプレイ装置30のシステム制御部33から映像モード設定通知を受信したとき、システム制御部23は、ディスプレイ装置30に映像データを送信しているか否かを判断し、映像データを送信している場合のみ、受信した映像モードに対応する音声モードに自動的に設定する。ディスプレイ装置30に映像データを送信していない場合、ディスプレイ装置30の映像モードとAVアンプ20の音声モードとを関連付ける必要性がないからである。つまり、DVDプレーヤ10でCDが再生されており、AVアンプ20がディスプレイ装置30には映像データを送信していないときに、ディスプレイ装置30の映像モードに応じてAVアンプ20の音声モードが変更されてしまうと、ユーザに違和感を与えるからである。なお、ディスプレイ装置30に映像データを送信しているか否かは、DVDプレーヤ10のシステム制御部14からCECラインを介して送信される、コンテンツデータに映像データを含むか否かの通知に基づいて判断することができる。
さらに好ましくは、システム制御部23は、ディスプレイ装置30のシステム制御部33から受信した映像モードをメモリ25に記憶しておき、AVアンプ20からディスプレイ装置30に映像データを送信するようになったときに、メモリ25に記憶しておいた映像モードに対応する音声モードに自動的に設定する。また、AVアンプ20からディスプレイ装置30に映像データを送信しないようになったときに、映像モードに対応する音声モードから、ユーザ操作によって設定されていた音声モードに再び設定する。ユーザ操作によって設定されていた音声モードも同様にメモリ25に記憶されている。
[ディスプレイ装置30の構成]
ディスプレイ装置30は、HDMI受信部31と、表示部32と、システム制御部33と、メモリ34と、操作部35と、映像処理部36と、セレクタ部37と、コネクタ部とを有する。コネクタ部は、複数のコネクタ部38,38b,38cを含み、複数機器が接続可能になっている。
ディスプレイ装置30は、HDMI受信部31と、表示部32と、システム制御部33と、メモリ34と、操作部35と、映像処理部36と、セレクタ部37と、コネクタ部とを有する。コネクタ部は、複数のコネクタ部38,38b,38cを含み、複数機器が接続可能になっている。
例えば、コネクタ部38にはHDMIケーブルを介してAVアンプ20が、コネクタ部38bにはゲーム機40が、コネクタ部38cにはセットトップボックス50がそれぞれ接続されている。セレクタ部37は、コネクタ部38,38b,38cに接続された各機器(AVアンプ20、ゲーム機40、セットトップボックス50)から供給される映像データの中から表示すべき映像データを一つ選択し、HDMI受信部31又は映像処理部36に供給する。つまり、セレクタ部37は、AVアンプ20、ゲーム機40、セットトップボックス50が接続されたコネクタ部38,38b,38cから1つのコネクタ部を選択する。
HDMI受信部31は、AVアンプ20のHDMI送信部22から送信されたHDMIデータを、セレクタ部37を介して受信して、HDMIデータから元の映像データを生成し、映像処理部36に供給する。
映像処理部36は、セレクタ部37又はHDMI受信部31から供給された映像データに映像処理を実行し、表示部32に映像を表示させる。例えば、映像処理部36は、映像データの明るさ、色合い、解像度等を調整する。ディスプレイ装置には複数の映像モード(例えば、映像モード1〜映像モード5)が設けられており、ユーザ操作によって1つの映像モードが選択可能になっている。映像処理部36は、選択された映像モードに対して予め設定されている各値(明るさ、色合い、解像度等)に映像データを調整する。
表示部32は、映像処理部36から映像データが供給され、当該映像データに基づいて映像を表示するものであり、例えば、LCDまたはPDP等である。
システム制御部33は、内蔵又は接続されたメモリ34に格納されたディスプレイ装置の動作プログラムに基づいて、HDMI受信部31、表示部32、映像処理部36等を制御するものであり、例えば、マイクロコンピュータやCPU等である。システム制御部33は、操作部35からの操作入力または各部からの制御信号およびデータに基づいて各種処理を実行する。
システム制御部33は、ユーザ操作によって映像モードが選択されたとき、選択された映像モードを設定し(設定とは選択された映像モードをメモリ34に記憶することをいう。)、映像処理部36に設定された映像モードに基づいて映像データに映像処理を実行するように指示する。また、システム制御部33は、ユーザ操作によって映像モードが選択されたとき、CECラインを介してAVアンプ20のシステム制御部23に、選択された映像モードを含む映像モード設定通知を送信する。AVアンプ20のシステム制御部23に、ディスプレイ装置30から通知された映像モードに基づいて音声モードを自動的に設定させるためである。
また、システム制御部33は、CECラインを介してAVアンプ20のシステム制御部23から音声モード設定通知を受信したとき、受信した音声モードに基づいて映像モードを自動的に選択及び設定する。
詳細には、メモリ34には図2(b)に示す映像モードテーブルが格納されている。映像モードテーブルは、AVアンプ20に設定可能な1又は複数の音声モードに対応付けてディスプレイ装置30に設定すべき映像モードが記憶されている。従って、例えばAVアンプ20のシステム制御部23から音声モード6を含む音声モード設定通知を受信したとき、システム制御部33は音声モード6に対応する映像モード3を選択して設定する。なお、映像モードテーブル内の映像モードは、ディスプレイ装置の製造者によって予め登録されていてもよく、ユーザ操作によって適宜設定又は変更されてもよい。
好ましくは、AVアンプ20のシステム制御部23から音声モード設定通知を受信したとき、システム制御部33は、セレクタ部37によってAVアンプ20(詳細にはAVアンプ20が接続されているコネクタ38)が選択されているか否かを判断し、AVアンプ20を選択している場合のみ、受信した音声モードに対応する映像モードに自動的に設定する。セレクタ部37によってAVアンプ20が選択されていない場合、ディスプレイ装置30の映像モードとAVアンプ20の音声モードとを関連付ける必要性がないからである。つまり、ディスプレイ装置30がAVアンプ20からの映像データを表示しておらず、他の機器(ゲーム機40又はセットトップボックス50)からの映像データを表示している場合に、AVアンプ20の音声モードに応じてディスプレイ装置30の映像モードが変更されてしまうと、ユーザに違和感を与えるからである。
さらに好ましくは、システム制御部23は、AVアンプ20のシステム制御部23から受信した音声モードを、メモリ34に格納されている図2(c)に示すセレクタテーブルに記憶する。セレクタテーブルは、コネクタ部38〜38c(すなわち、AVアンプ20,ゲーム機40,セットトップボックス50)に対応付けて各機器から受信した音声モードが記憶されている。そして、セレクタ部37の選択が他の機器からAVアンプ20に変更されたときに、システム制御部33は、セレクタテーブルに記憶しておいたAVアンプ20の音声モードに対応する映像モードに自動的に設定する。また、セレクタ部37の選択がAVアンプ20からゲーム機40に変更になったときに、システム制御部33は、セレクタテーブルに記憶しておいたゲーム機40の音声モードに対応する映像モードに自動的に設定する。なお、セレクタ部37によって選択された機器の音声モードがセレクタテーブルに記憶されていない場合に、ユーザ操作によって設定されていた音声モードに再び設定すればよい。ユーザ操作によって設定されていた音声モードも同様にメモリ37に記憶されている。
[動作]
以下、本発明の動作を図3〜図8を参照して、説明する。
[DVDプレーヤ10の動作]
図3は、DVDプレーヤ10のシステム制御部14の処理を示すフローチャートである。システム制御部14は、再生部11で再生されるコンテンツデータに映像データが含まれるか否かを判断する(S1)。つまり、システム制御部14は、再生部11によってDVDが再生されているか、CDが再生されているかを判断する。
以下、本発明の動作を図3〜図8を参照して、説明する。
[DVDプレーヤ10の動作]
図3は、DVDプレーヤ10のシステム制御部14の処理を示すフローチャートである。システム制御部14は、再生部11で再生されるコンテンツデータに映像データが含まれるか否かを判断する(S1)。つまり、システム制御部14は、再生部11によってDVDが再生されているか、CDが再生されているかを判断する。
再生部11でDVDが再生される場合(S1でYES)、システム制御部14はコンテンツデータに映像データを含む旨の通知を、CECラインを介してAVアンプ20のシステム制御部23に送信する(S2)。一方、再生部11でCDが再生される場合(S1でNO)、システム制御部14はコンテンツデータに映像データを含まない旨の通知を、CECラインを介してAVアンプ20のシステム制御部23に送信する(S2)。
[ユーザ操作によってAVアンプ20の音声モードが選択される場合]
図4は、AVアンプ20のシステム制御部23の処理を示す。図5、図6は、ディスプレイ装置30のシステム制御部33の処理を示す。図4に示すように、システム制御部23は、ユーザ操作によって音声モード1〜音声モード7の中から1つの音声モードが選択されたかを判断している(S11)。音声モード(例えば、音声モード2)が選択された場合(S11でYES)、システム制御部23は、選択された音声モード2をメモリ25に記憶することによって音声モード2を設定し、設定された音声モード2に基づいて音声処理を実行するように音声処理部26に指示する(S12)。続いて、システム制御部23は、CECラインを介して、ディスプレイ装置30のシステム制御部33に、設定された音声モード2を含む音声モード設定通知を送信する(S13)。
図4は、AVアンプ20のシステム制御部23の処理を示す。図5、図6は、ディスプレイ装置30のシステム制御部33の処理を示す。図4に示すように、システム制御部23は、ユーザ操作によって音声モード1〜音声モード7の中から1つの音声モードが選択されたかを判断している(S11)。音声モード(例えば、音声モード2)が選択された場合(S11でYES)、システム制御部23は、選択された音声モード2をメモリ25に記憶することによって音声モード2を設定し、設定された音声モード2に基づいて音声処理を実行するように音声処理部26に指示する(S12)。続いて、システム制御部23は、CECラインを介して、ディスプレイ装置30のシステム制御部33に、設定された音声モード2を含む音声モード設定通知を送信する(S13)。
図5に示すように、ディスプレイ装置30のシステム制御部33は、AVアンプ20のシステム制御部23から音声モード設定通知を受信したか否かを監視している(S21)。音声モード設定通知を受信した場合(S21でYES)、システム制御部33は、受信した音声モード設定通知に含まれる音声モード2を、音声モード設定通知を送信した機器(AVアンプ20)と関連付けて、図2(c)のセレクタテーブルに登録する(S22)。なお、既にAVアンプ20に関連づけて音声モードが記憶されている場合は、記憶されている音声モードを消去して、受信した音声モードをAVアンプ20に関連づけて新たに記憶する。従って、AVアンプ20に現在設定されている1つの音声モードのみがセレクタテーブルに記憶される。
続いて、システム制御部33は、音声モード設定通知を送信した機器(AVアンプ20)が現在セレクタ部37によって選択されている機器であるか否かを判断する(S23)。AVアンプ20がセレクタ部37によって選択されていない場合(S23でNO)、システム制御部33は、音声モード設定通知に含まれる音声モード2に対応する映像モードに設定せずに、S21に戻る。セレクタ部37がゲーム機40又はセットトップボックス50を選択しており、ディスプレイ装置30がゲーム機40又はセットトップボックス50からの映像データを表示しているので、AVアンプ20に設定された音声モード2に関連づけて映像モードを設定すると、ユーザに違和感を与えるからである。
一方、AVアンプ20がセレクタ部37によって選択されている場合(S23でYES)、システム制御部33は、音声モード設定通知に含まれる音声モード2に対応する映像モードに設定する(S24)。詳細には、システム制御部33は、図2(b)の映像モードテーブルを参照し、音声モード2に関連付けて記憶されている映像モード2を選択し、メモリ34に映像モード2を記憶することにより設定し、映像処理部36に映像モード2に基づいて映像処理を実行するように指示する。従って、セレクタ部37がAVアンプ20を選択しており、ディスプレイ装置30がAVアンプ20からの映像データを表示している場合、AVアンプ20に設定された音声モード2に関連づけて映像モードを自動的に設定するこができ、映像処理部36が最適な映像処理を実行することができる。
次に、S23でNOと判断された後、ユーザ操作によってセレクタ部37の選択がAVアンプ20に変更された場合を説明する。図6に示すように、システム制御部33は、ユーザ操作によってセレクタ部37の選択が変更されたか否かを監視している(S25)。セレクタ部37の選択がAVアンプ20に変更されると(S25でYES)、システム制御部33は、セレクタ部37が新たに選択する機器に関連づけて図3のセレクタテーブルに音声モードが記憶されているか否かを判断する(S26)。セレクタテーブルに音声モードが記憶されていない場合(S26でNO)、S25に戻る。
一方、セレクタテーブルに音声モード(例えば、音声モード2)が記憶されている場合(S26でYES)、システム制御部33は、セレクタテーブルに記憶されている音声モード2に対応する映像モードに設定する(S27)。詳細には、システム制御部33は、図2(b)の映像モードテーブルを参照し、音声モード2に関連付けて記憶されている映像モード2を選択し、メモリ34に映像モード2を記憶することにより設定し、映像処理部36に映像モード2に基づいて映像処理を実行するように指示する。従って、セレクタ部37の選択がAVアンプ20に変更されたときに、AVアンプ20に設定されている音声データ2に関連づけて映像データを自動的に設定することができ、映像処理部36が最適な映像処理を実行することができる。
なお、S25において、セレクタ部37の選択がゲーム機40やセットトップボックス50に変更された場合も、上記と同様である。
[ユーザ操作によってディスプレイ装置30の映像モードが選択される場合]
図7は、ディスプレイ装置30のシステム制御部33の処理を示す。図8は、AVアンプ20のシステム制御部23の処理を示す。図7に示すように、システム制御部33は、ユーザ操作によって映像モード1〜映像モード5の中から1つの映像モードが選択されたか否かを判断している(S28)。映像モード(例えば、映像モード2)が選択された場合(S28でYES)、システム制御部33は、選択された映像モード2をメモリ34に記憶することによって映像モード2を設定し、映像処理部36に設定された映像モード2に基づいて映像処理を実行するように指示する(S29)。続いて、システム制御部33は、CECラインを介して、AVアンプ20のシステム制御部23に、設定された映像モード2を含む映像モード設定通知を送信する(S30)。
図7は、ディスプレイ装置30のシステム制御部33の処理を示す。図8は、AVアンプ20のシステム制御部23の処理を示す。図7に示すように、システム制御部33は、ユーザ操作によって映像モード1〜映像モード5の中から1つの映像モードが選択されたか否かを判断している(S28)。映像モード(例えば、映像モード2)が選択された場合(S28でYES)、システム制御部33は、選択された映像モード2をメモリ34に記憶することによって映像モード2を設定し、映像処理部36に設定された映像モード2に基づいて映像処理を実行するように指示する(S29)。続いて、システム制御部33は、CECラインを介して、AVアンプ20のシステム制御部23に、設定された映像モード2を含む映像モード設定通知を送信する(S30)。
図8に示すように、AVアンプ20のシステム制御部23は、ディスプレイ装置30のシステム制御部33から映像モード設定通知を受信したか否かを監視している(S13)。映像モード設定通知を受信した場合(S13でYES)、システム制御部23は、受信した映像モード設定通知に含まれる映像モード2を、メモリ25内に記憶する(S14)。なお、既にメモリ25内にディスプレイ装置30の映像モードが記憶されている場合、記憶されている映像モードを消去して、受信した映像モードを記憶する。従って、ディスプレイ装置30に現在設定されている1つの映像モードのみがメモリ25に記憶される。
続いて、システム制御部23は、現在ディスプレイ装置30に映像データを送信しているか否かを判断する(S15)。現在ディスプレイ装置30に映像データを送信していない場合(S15でNO)、システム制御部23は、映像モード設定通知に含まれる映像モード2に対応する音声モードに設定せずに、ユーザ操作によって設定された音声モードを維持する(S17)。AVアンプ20がディスプレイ装置30に映像データを送信しておらず、ディスプレイ装置30がAVアンプ20からの映像データを表示していないので、ディスプレイ装置30に設定された映像モード2に関連づけて音声モードを設定すると、ユーザに違和感を与えるからである。
一方、現在ディスプレイ装置30に映像データを送信している場合(S15でYES)、システム制御部23は、映像モード設定通知に含まれる映像モード2に対応する音声モードに設定する(S16)。詳細には、システム制御部23は、図2(a)の音声モードテーブルを参照し、映像モード2に関連付けて記憶されている音声モード2を選択し、メモリ25に音声モード2を記憶することにより設定し、音声処理部26に音声モード2に基づいて音声処理を実行するように指示する。従って、AVアンプ20がディスプレイ装置30に映像データを送信し、ディスプレイ装置30がAVアンプ20からの映像データを表示する場合に、ディスプレイ装置30に設定された映像モード2に関連づけて音声モード2を自動的に設定することにより、音声処理部26が最適な音声処理を実行することができる。
次に、S15でNOと判断された後、AVアンプ20が映像データをディスプレイ装置30に送信するようになったときの処理を説明する。S13でNOを経由して、S15で現在ディスプレイ装置30に映像データを送信していると判断される(S15でYES)。従って、システム制御部23は、メモリ25に記憶されている映像モード2に対応する音声モードに設定する(S16)。詳細には、システム制御部23は、図2(a)の音声モードテーブルを参照し、映像モード2に関連付けて記憶されている音声モード2を選択し、メモリ25に音声モード2を記憶することにより設定し、音声処理部26に音声モード2に基づいて音声処理を実行するように指示する。従って、映像モード設定通知を受信したときはディスプレイ装置30に映像データを送信していなくても、その後、ディスプレイ装置30に映像データを送信するようになったときに、ディスプレイ装置30に設定された映像データ2に関連づけて音声データを自動的に設定することができる。
一方、映像モード設定通知を受信したときに映像モード2に関連づけて音声モードを設定した後に、AVアンプ20がディスプレイ装置30に映像データを送信しなくなると(S13でNO,S15でNO)、システム制御部23は、ユーザ操作によって設定された音声モードに再度設定する(S17)。なお、ユーザ操作によって設定された音声モードもメモリ25に記憶されている。
以上のように、上記の実施形態によると、ユーザ操作によってAVアンプの音声モードが設定されるとディスプレイ装置30の映像モードを自動的に設定でき、ユーザ操作によってディスプレイ装置30の映像モードが設定されるとAVアンプ20の音声モードを自動的に設定することができる。
次に、図8のフローチャートの変形例を、図9を参照し説明する。図9においては、図8のS15の代わりにS18の判断処理が実行される以外は、図8の処理と同じである。S18において、AVアンプ20のシステム制御部23は、セレクタ部37がAVアンプ20を選択しているか否かを判断する。セレクタ部37がAVアンプ20を選択しているか否かの情報はディスプレイ装置30のシステム制御部33から、CECラインを介してシステム制御部23に都度通知される。
セレクタ部37がAVアンプ20を選択していない場合(S18でNO)、システム制御部23は、映像モード設定通知に含まれる映像モードに対応する音声モードに設定せずに、ユーザ操作によって設定された音声モードを維持する(S17)。ディスプレイ装置30がAVアンプ20からの映像データを表示していないので、ディスプレイ装置30に設定された映像モードに関連づけて音声モードを設定すると、ユーザに違和感を与えるからである。
一方、セレクタ部37がAVアンプ20を選択している場合(S18でYES)、システム制御部23は、映像モード設定通知に含まれる映像モードに対応する音声モードに設定する(S16)。詳細には、システム制御部23は、図2(a)の音声モードテーブルを参照し、映像モードに関連付けて記憶されている音声モードを選択し、メモリ25に音声モードを記憶することにより設定し、音声処理部26に音声モードに基づいて音声処理を実行するように指示する。従って、ディスプレイ装置30がAVアンプ20からの映像データを表示している場合、ディスプレイ装置30に設定された映像データに関連づけて音声データを自動的に設定することにより、音声処理部26が最適な音声処理を実行することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。例えば、AVアンプ20からディスプレイ装置30に映像データを送信するのではなく、DVDプレーヤ10からディスプレイ装置30に直接映像データを送信してもよい。この場合、図8のS15の判断処理は、DVDプレーヤ10がディスプレイ装置30に映像データを送信しているか否か(この情報も、DVDプレーヤからAVアンプに通知される)に置き換えられる。また、上記コマンドは、CECラインを介して行われるのではなく、他の通信ラインやIEEE1394やUSB等を介して行われてもよい。また、DVDプレーヤ10とAVアンプ20とが一体となった機器(この機器を音声処理装置と呼ぶ)が採用されてもよい。この場合、DVDプレーヤ10からコンテンツに映像データを含むか否かの通知をAVアンプ20に送信する必要がなくなる。また、DVDプレーヤ、AVアンプ、ディスプレイ装置の上記動作をコンピュータに実行させるためのプログラムおよびこれを記録した記録媒体という形態で提供されてもよい。また、AVアンプ又はディスプレイ装置の上記動作の一部のみのプログラムを、AVアンプやディスプレイ装置にファームウェアアップデートという形態で提供されてもよい。さらには、AVアンプ又はディスプレイ装置の上記動作の一部のみのプログラムが格納されたHDMI送信部、HDMI受信部、システム制御部などの電子部品という形態で提供されてもよい。
本発明は、DVDプレーヤ、AVアンプおよびディスプレイ装置等に好適に採用され得る。
10 DVDプレーヤ
20 AVアンプ
30 ディスプレイ装置
20 AVアンプ
30 ディスプレイ装置
Claims (12)
- 音声データに音声処理を実行する音声処理装置と、映像データを表示するディスプレイ装置とを備え、
前記音声処理装置が、複数の音声モードの中からユーザ操作によって選択された音声モードに設定する音声モード設定手段と、
前記音声モード設定手段によって設定された音声モードに基づいて音声データに音声処理を実行する音声処理手段と、
前記音声モード設定手段によって設定された音声モードを含む音声モード設定通知を前記ディスプレイ装置に送信する通知送信手段とを有し、
前記ディスプレイ装置が、前記音声処理装置に設定可能な1又は複数の音声モードに対応付けて映像モードを記憶する映像モード記憶部と、
前記通知送信手段から前記音声モード設定通知を受信する通知受信手段と、
前記通知受信手段によって受信された前記音声モード設定通知に含まれる音声モードに対応する映像モードを前記映像モード記憶部から選択し、選択された映像モードに設定する映像モード設定手段と、
前記映像モード設定手段によって設定された映像モードに基づいて映像データに映像処理を実行する映像処理手段とを有する、コンテンツ再生システム。 - 請求項1に記載のコンテンツ再生システムに使用される音声処理装置であって、
複数の音声モードの中からユーザ操作によって選択された音声モードに設定する音声モード設定手段と、
前記音声モード設定手段によって設定された音声モードに基づいて音声データに音声処理を実行する音声処理手段と、
前記音声モード設定手段によって設定された音声モードを含む音声モード設定通知を前記ディスプレイ装置に送信する通知送信手段とを備える、音声処理装置。 - 請求項1に記載のコンテンツ再生システムに使用されるディスプレイ装置であって、
前記音声処理装置に設定可能な1又は複数の音声モードに対応付けて映像モードを記憶する映像モード記憶部と、
前記通知送信手段から前記音声モード設定通知を受信する通知受信手段と、
前記通知受信手段によって受信された前記音声モード設定通知に含まれる音声モードに対応する映像モードを前記映像モード記憶部から選択し、選択された映像モードに設定する映像モード設定手段と、
前記映像モード設定手段によって設定された映像モードに基づいて映像データに映像処理を実行する映像処理手段とを備える、ディスプレイ装置。 - 前記音声処理装置を含む複数の機器が接続可能であり、
前記複数機器の中から1つの機器を選択する選択手段と、
前記選択手段が前記音声処理装置を選択しているか否かを判断する選択判断手段とをさらに備え、
前記選択手段が前記音声処理装置を選択していると判断された場合、前記映像モード設定手段が、前記音声処理装置に設定された音声モードに対応する映像モードに設定し、
前記選択手段が前記音声処理装置を選択していないと判断された場合、前記映像モード設定手段が、前記音声処理装置に設定された音声モードに対応する映像モードに設定しない、請求項3に記載のディスプレイ装置。 - 前記通知受信手段によって受信された前記音声モード設定通知に含まれる音声モードを記憶する音声モード記憶手段をさらに備え、
前記選択手段が前記音声処理装置を選択していないと判断されたために、前記映像モード設定手段が、前記音声処理装置に設定された音声モードに対応する映像モードに設定しなかった後、前記選択手段が前記音声処理装置を選択する場合に、前記映像モード設定手段が、前記音声モード記憶手段に記憶された音声モードに対応する映像モードに設定する、請求項4に記載のディスプレイ装置。 - 音声データに音声処理を実行する音声処理装置と、映像データを表示するディスプレイ装置とを備え、
前記ディスプレイ装置が、複数の映像モードの中からユーザ操作によって選択された映像モードに設定する映像モード設定手段と、
前記映像モード設定手段によって設定された映像モードに基づいて映像データに映像処理を実行する映像処理手段と、
前記映像モード設定手段によって設定された映像モードを含む映像モード設定通知を前記音声処理装置に送信する通知送信手段とを有し、
前記音声処理装置が、前記ディスプレイ装置に設定可能な1又は複数の映像モードに対応付けて音声モードを記憶する音声モード記憶部と、
前記通知送信手段から前記映像モード設定通知を受信する通知受信手段と、
前記通知受信手段によって受信された前記映像モード設定通知に含まれる映像モードに対応する音声モードを前記音声モード記憶部から選択し、選択された音声モードに設定する音声モード設定手段と、
前記音声モード設定手段によって設定された音声モードに基づいて音声データに音声処理を実行する音声処理手段とを有する、コンテンツ再生システム。 - 請求項6に記載のコンテンツ再生システムに使用されるディスプレイ装置であって、
複数の映像モードの中からユーザ操作によって選択された映像モードに設定する映像モード設定手段と、
前記映像モード設定手段によって設定された映像モードに基づいて映像データに映像処理を実行する映像処理手段と、
前記映像モード設定手段によって設定された映像モードを含む映像モード設定通知を前記音声処理装置に送信する通知送信手段とを備える、ディスプレイ装置。 - 請求項6に記載のコンテンツ再生システムに使用される音声処理装置であって、
前記ディスプレイ装置に設定可能な1又は複数の映像モードに対応付けて音声モードを記憶する音声モード記憶部と、
前記通知送信手段から前記映像モード設定通知を受信する通知受信手段と、
前記通知受信手段によって受信された前記映像モード設定通知に含まれる映像モードに対応する音声モードを前記音声モード記憶部から選択し、選択された音声モードに設定する音声モード設定手段と、
前記音声モード設定手段によって設定された音声モードに基づいて音声データに音声処理を実行する音声処理手段とを備える、音声処理装置。 - 映像データを前記ディスプレイ装置に送信する映像送信手段と、
前記映像送信手段が前記ディスプレイ装置に映像データを送信しているか否かを判断する送信判断手段とをさらに備え、
前記映像送信手段が前記ディスプレイ装置に映像データを送信していると判断された場合、前記音声モード設定手段が、前記ディスプレイ装置に設定された映像モードに対応する音声モードに設定し、
前記映像送信手段が前記ディスプレイ装置に映像データを送信していないと判断された場合、前記音声モード設定手段が、前記ディスプレイ装置に設定された映像モードに対応する音声モードに設定しない、請求項8に記載の音声処理装置。 - 前記ディスプレイ装置が、前記音声処理装置を含む複数の機器が接続可能であり、前記複数機器の中から1つの機器を選択する選択手段をさらに有し、
前記音声処理装置が、前記選択手段が前記音声処理装置を選択しているか否かを判断する選択判断手段をさらに有し、
前記選択手段が前記音声処理装置を選択していると判断された場合、前記音声モード設定手段が、前記映像処理装置に設定された映像モードに対応する音声モードに設定し、
前記選択手段が前記音声処理装置を選択していないと判断された場合、前記音声モード設定手段が、前記音声処理装置に設定された映像モードに対応する音声モードに設定しない、請求項8に記載の音声処理装置。 - 請求項2、8〜10のいずれかに記載の音声処理装置の各手段をコンピュータに実行させる音声処理装置の動作プログラム。
- 請求項3〜5、7のいずれかに記載のディスプレイ装置の各手段をコンピュータに実行させるディスプレイ装置の動作プログラム。
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JP2008094431A JP2009246914A (ja) | 2008-04-01 | 2008-04-01 | コンテンツ再生システム、音声処理装置、ディスプレイ装置及びそれらのプログラム |
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JP2008094431A JP2009246914A (ja) | 2008-04-01 | 2008-04-01 | コンテンツ再生システム、音声処理装置、ディスプレイ装置及びそれらのプログラム |
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JP2010219705A (ja) * | 2009-03-16 | 2010-09-30 | Onkyo Corp | コンテンツ処理装置およびそのプログラム |
-
2008
- 2008-04-01 JP JP2008094431A patent/JP2009246914A/ja active Pending
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