JP2009245378A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単位時間に消費される電力量をより正確に予測する。
【解決手段】電力消費履歴管理機能11bは、装置が単位時間あたり消費した電力量と、その電力量を測定した時刻に対応してスケジュールデータ22aに記憶された予定とを関連付けて電力消費状況データ22cに記憶させ、また、装置が充電された時刻に対応してスケジュールデータ22aに記憶された予定を充電可能状況データ22fに記憶させる。そして、電力消費履歴管理機能11bは、スケジュールデータ22aに記憶された将来の予定と関連付けて電力消費状況データ22cに記憶された電力量を積算することによって、将来に消費される電力量を予測する。予測された電力量に基づいて充電が必要と判断された場合、充電可能状況データ22fに記憶された予定を伴って、充電を促す。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置に係り、特に、消費される電力量を予測する処理に関する。
移動通信装置などの情報処理装置では、一般的に充電電池が用いられているため、電池残量が低下するなどのタイミングで充電が必要となる。
そこで、移動通信装置は、充電電池に蓄えられた電池残量を報知するための画像(ピクト情報)を表示させ、この表示された画像によって充電するタイミングをユーザに知らせている。
充電電池の電池残量は、例えば、その充電電池が出力する電圧によって判断される。また、インフォリチウム(INFOLITHIUM、登録商標)電池が用いられている場合は、充電電池の電力を測定するセンサ及びこの充電電池からの放電電力を測定するセンサと、プロセッサとを組み合わせ、測定された電力及び測定された放電電力によって、より正確にその電池の電池残量を判断して通知する。
一方、ビデオ撮影装置は、消費電力量が略一定であるビデオを撮影する1つの機能のみを動作させ、充電電池に蓄えられている電力量によってその機能の動作を行うことができる時間を比較的正確に求めて使用者に報知するようにしている。
また、移動通信装置は、通話、電子メール、コンテンツの視聴、デジタルテレビ放送の受信、3次元映像処理を用いたゲームなど、消費電力が異なる複数の機能を動作させることができ、更に、使用者の利用状況によって消費される電力がまちまちであることから、たとえ、充電電池の電池残量を正確に判断できたとしても、そこから移動通信装置の動作可能時間を正確に判断することは困難である。その結果、充電すべき時機を正確に予測することは困難となる。
このような課題に対しては、例えば、1日に消費された電力量を測定して曜日毎に記憶するとともに、この情報を用いて1時間に消費される電力量を予測し、この予測した電力量に基づいて、充電電池の動作可能時間を求める技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−78211号公報(第2頁、図2、図3)
しかしながら、上述した特許文献1に開示されている方法では、同じ曜日では、略同じ電力量が消費されると仮定しているが、使用者の利用状況は常に一定ではないことが一般的であるため、充電電池の動作可能時間を必ずしも正確に判断することができないという欠点がある。
本発明は上記欠点を解決するためになされたもので、単位時間に消費される電力量をより正確に予測する情報処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、時間帯と、その時間帯の予定とを関連付けて記憶するスケジュール記憶手段と、単位時間あたりに消費される電力量と、前記予定とを関連付けて記憶する電力消費状況記憶手段と、将来の時間帯と関連付けて前記スケジュール記憶手段に記憶された予定と少なくとも一部が等しい前記電力消費状況記憶手段に記憶された予定を検索し、その検索された予定と関連付けて前記電力消費状況記憶手段に記憶された単位時間あたりに消費される電力量によって、その予定と関連付けて前記スケジュール記憶手段に記憶された前記将来の時間帯に消費される電力量を予測する消費電力量予測手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、単位時間に消費される電力量をより正確に予測することができる。
以下に、本発明による情報処理装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置が適用された移動通信装置の構成を示すブロック図である。
この移動通信装置は、携帯電話のように移動通信網(図示せず)を介した通信等を行う装置であり、装置全体の制御を行う制御部11と、基地局(図示せず)との間で電波の送受信を行うアンテナ12aと、通信部12bと、送受信部13と、スピーカ14aと、マイクロフォン14bと、通話部14cと、表示部15と、入力装置16と、記憶部22と、テレビ放送受信部23と、装置の位置情報を測位する測位部24と、電源部31とを備えている。
また、プログラムを実行することで実現される本発明に関する機能として、制御部11には、スケジュール管理機能11a、電力消費履歴管理機能11b、及び動作継続日数予測機能11cが存在する。更に、記憶部22には、スケジュールデータ22a、電力消費ログデータ22b、電力消費状況データ22c、動作状況データ22d、充電ログデータ22e、及び充電可能状況データ22fが記憶されている。
図2は、電源部31の詳細な構成を示すブロック図であり、制御部11からの制御に基づいて電源部31内の制御を行う電源制御部31aと、充電器(図示せず)から充電電力が供給され、この充電電力を充電電池31fへ供給するスイッチ31bと、充電電力測定部31cと、放電電力測定部31dと、電圧測定部31eとを備えている。なお、図中の太い実線は電力の流れを示している。
次に、上記のように構成された本発明の実施形態に係る移動通信装置の各部の動作を説明する。
通信部12bは、アンテナ12aが受信した高周波信号を送受信部13へ出力し、また、送受信部13から出力される高周波信号をアンテナ12aより送信する。
送受信部13は、通信部12bからの高周波信号を増幅、周波数変換及び復調し、それによって得られたディジタル音声信号を通話部14cへ、また、得られた制御信号を制御部11に送る。更には、送受信部13は、通話部14cから出力されるディジタル音声信号と、制御部11から出力される制御信号とを変調、周波数変換及び増幅し、高周波信号を得て、それを通信部12bに送る。
通話部14cは、送受信部13から出力されるディジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、それを増幅してスピーカ14aに送る。また、マイクロフォン14bから出力されるアナログ音声信号を増幅し、それをディジタル音声信号に変換して送受信部13に送信する。
表示部15は、制御部11に制御されることで、カーソルを含む文字・数字を含む画像データの表示動作を行う。また、所定の時間に渡って入力装置16からの入力操作や着信信号の受信がない場合、表示部15は、制御部11の制御に基づいて表示出力を停止する。更に、表示部15がバックライト(図示せず)を備えている場合は、このバックライトの点灯を微灯若しくは消灯する場合もある。
入力装置16は、通信相手の電話番号などを入力し、また、トグル式の入力方式によってひらがな文字、アルファベット文字及び記号文字を入力するための数字キーと、カーソル移動キーやスクロールキーを含む複数の機能キーとを含むキーからなる。
テレビ放送受信部23は、デジタルテレビ放送を受信し、受信された映像及び音声からなる符号化された放送コンテンツを復号し、この復号された映像を表示部15に表示させ、また、復号された音声をテレビ音声出力用スピーカ(図示せず)から出力させる。なお、この音声出力用スピーカはスピーカ14aを用いても良い。
測位部24は、GPS(Global Positioning System)衛星から送信された電波を受信して、装置が位置する場所の緯度及び経度を測定する。
スケジュール管理機能11aは、入力装置16のキー操作によって入力された予定と、その予定の開始時刻と、その予定の終了時刻とをスケジュールデータ22aとして記憶部22に記憶させ、また、入力装置16のキー操作によって入力された要求に基づいてスケジュールデータ22aを表示部15に表示させる機能を実現する。
電力消費履歴管理機能11bは、所定の時間間隔で実行され、日時と、動作中のアプリケーションと、装置を構成する表示部15などの構成要素のうちの動作中の要素と、装置が位置する場所の緯度及び経度と、電力消費履歴管理機能11bが前回に動作してから消費された電力量とを電力消費ログデータ22bとして記憶部22に記憶させる。アプリケーションの一例は、テレビ放送受信アプリケーション、即ち、テレビ放送受信部23による処理の全部または一部である。
また、電力消費履歴管理機能11bは、充電電池31fに対する、充電開始、充電終了(充電が完了しないまま充電が終了されたこと。)、または、充電完了のいずれかと、日時と、移動通信装置が位置する場所(緯度及び経度)とを充電ログデータ22eとして記憶部22に記憶させる。
動作継続日数予測機能11cは、所定の時間間隔で実行され、記憶部22に記憶されている電力消費ログデータ22bを参照して、如何なる状況で如何なる量の電力量が消費されるかを判断する。そして、その状況と、その消費された電力量とを電力消費状況データ22cとして記憶部22に記憶させる。状況の一例は、スケジュールデータ22aに含まれる予定である。状況の別の一例は、時間帯であり、また、緯度及び経度である。
また、動作継続日数予測機能11cは、所定の時間間隔で実行され、記憶部22に記憶された電力消費ログデータ22bを参照して、各アプリケーション毎に、更に、各要素毎に、所定の単位時間あたりに動作した時間と、その単位時間あたりに動作した回数と、その動作した時間の過去に動作した時間と比較した変化の動向と、その動作した回数の過去に動作した回数と比較した変化の動向とを動作状況データ22dとして記憶部22に記憶させるとともに、記憶部22に記憶された充電ログデータ22eを参照して、如何なる状況で充電が行われたかを判断する。そして、判断された状況を充電可能状況データ22fとして記憶部22に記憶させる。例えば、状況としてスケジュールデータ22aに含まれる予定や、時間帯が用いられる。
更に、動作継続日数予測機能11cは、所定の時間間隔で実行され、記憶部22に記憶されたスケジュールデータ22aと電力消費状況データ22c及び動作状況データ22dと、電源制御部31aに要求して得られた充電電池31fに蓄えられた電力量とから、充電電池31fに蓄えられた電力量によって、装置が動作を継続可能な時間を予測する。そして、その予測された時間に基づいて、装置が動作を継続可能な時間の報知、及び/または、充電電池31fの充電を促す報知を行う。
この充電を促す報知に関し、動作継続日数予測機能11cは、記憶部22に記憶されたスケジュールデータ22aを参照して、装置が将来消費する電力量と、装置が将来位置する場所とを予測し、また、充電可能状況データ22fを参照して充電が可能な場所を得ることによって、充電が必要であるタイミングで、充電が可能な場所を示して充電を促す報知をすることができる。
電源制御部31aは、制御部11によって所定の時間間隔で起動され、電圧測定部31eによって測定された充電電池31fの電圧によって、充電電池31fが満充電であると判断されると、スイッチ31bを切断させ、充電電力による充電電池31fの充電を行わせない。一方、電圧測定部31eによって測定された充電電池31fの電圧によって、充電電池31fが満充電でないと判断されると、スイッチ31bを投入させ、充電電力による充電電池31fの充電を行わせる。
ここで、充電電池31fが満充電であるか否かは、電圧測定部31eによって測定された充電電池31fの電圧によって判断されると限るものではない。充電電池31fに蓄えられた電力量と、充電電池31fに蓄えることができる最大の電力量との差が所定の満充電閾値以下であるか否かによって判断されても良い。
そして、電源制御部31aは、充電電力測定部31cによって測定された充電電力によって充電電池31fの充電が開始されたと判断された場合、充電電力測定部31cによって測定された充電電力によって充電電池31fの充電が終了されたと判断された、即ち、充電電力の供給が止まった場合、及び、電源制御部31aによってスイッチ31bが切断された、即ち、充電電池31fの充電が完了した場合、それぞれを電力消費履歴管理機能11bに通知する。
また、電源制御部31aは、電圧測定部31eによって測定された充電電池31fの電圧によって、充電電池31fに蓄えられた電力量を算出し、電源制御部31a内に記憶する。そして、各部からの要求に応じて、記憶された充電電池31fに蓄えられた電力量を通知する。この通知の際、充電電池31fが満充電であると判断されると、満充電である旨を併せて通知する。
なお、充電電池31fに蓄えられた電力量は、電圧測定部31eによって測定された充電電池31fの電圧によって判断されると限るものではない。充電電力測定部31cによって測定された充電電力と、放電電力測定部31dによって測定された放電電力との差から算出されても良い。
スイッチ31bは、電源制御部31aから切断の指示を受けると、充電器から供給される充電電力を充電電池31fに接続させず、一方、電源制御部31aから投入の指示を受けると、充電器から供給される充電電力を充電電池31fに接続させる。
充電電力測定部31cは、充電電池31fに送られた充電電力の電圧及び電流を測定することによって、常に充電電池31fに充電される電力を測定し、電源制御部31aの要求に応じて電源制御部31aに通知する。放電電力測定部31dは、充電電池31fから送られた放電電力の電圧及び電流を測定することによって、常に充電電池31fから放電される電力を測定し、電源制御部31aの要求に応じて電源制御部31aに通知する。電圧測定部31eは、充電電池31fの電圧を測定し、電源制御部31aからの要求に応じて、測定された電圧を電源制御部31aに通知する。
以下、本実施形態に係る移動通信装置における、単位時間に消費される電力量をより正確に予測する処理を説明する。
図3は、記憶部22に記憶されるスケジュールデータ22aの構成の一例を示す。このスケジュールデータ22aは、開始時刻22a−1と、終了時刻22a−2と、用件22a−3と、用件分類22a−4と、場所22a−5とが関連付けられた情報からなる。そして、1組の関連付けられた情報が1つの予定及びその予定の時間帯を示す。
開始時刻22a−1は、その予定が開始されるとされた時刻である。終了時刻22a−2は、その予定が終了されるとされた時刻である。用件22a−3は、その予定の名称である。用件分類22a−4は、その予定の分類である。場所22a−5は、その予定が行われる場所である。
なお、図3では、開始時刻22a−1と、終了時刻22a−2と、用件22a−3と、用件分類22a−4と、場所22a−5とが連続して記憶され、かつ、関連付けられた情報が連続して記憶されるように図示したが、これは理解を容易にするためであって、これに限るものではない。例えば、離散して記憶され、離散した部分の間をポインターで結ぶ構成としても良い。
図4は、記憶部22に記憶される電力消費ログデータ22bの構成の一例を示す。この電力消費ログデータ22bは、時刻22b−1と、アプリケーション22b−2と、要素22b−3と、緯度経度22b−4と、消費電力量22b−5とが関連付けられた情報からなる。そして、1組の関連付けられた情報が充電電池31fに蓄えられた電力量を測定する毎に測定の順を保持して追加記憶される。
時刻22b−1は、充電電池31fに蓄えられた電力量が測定された時刻である。アプリケーション22b−2は、時刻22b−1に動作していたアプリケーション、即ち、各処理部である。要素22b−3は、装置の要素であって、時刻22b−1に動作していた要素である。緯度経度22b−4は、時刻22b−1に装置が位置していた場所の緯度及び経度である。
消費電力量22b−5は、時刻22b−1に充電電池31fに蓄えられた電力量から、時刻22b−1の直近の過去に充電電池31fに蓄えられた電力量を測定した際に充電電池31fに蓄えられた電力量を減算した電力量である。言い換えると、直前に測定してから、時刻22b−1に測定するまでの間に消費された電力量である。
なお、図4では、時刻22b−1と、アプリケーション22b−2と、要素22b−3と、緯度経度22b−4と、消費電力量22b−5とが連続して記憶され、かつ、関連付けられた情報が連続して記憶されるように図示したが、これは理解を容易にするためであって、これに限るものではない。例えば、離散して記憶され、離散した部分の間をポインターで結ぶ構成としても良い。
図5は、記憶部22に記憶される電力消費状況データ22cの構成の一例を示す。この電力消費状況データ22cは、状況22c−1と、単位時間あたり消費電力量22c−2とが関連付けられた情報からなる。そして、状況22c−1において、装置は、単位時間あたり消費電力量22c−2を消費することを示す。
状況22c−1は、項目と、その項目の取る値との組であって、1組または複数の組である。項目の例は、用件、用件分類、及び場所であって、これらの項目がそれぞれ取る値は、スケジュールデータ22aの用件22a−3に記憶される情報、用件分類22a−4に記憶される情報、場所22a−5に記憶される情報である。また、項目の別の例は、時間帯、及び曜日であって、これらの項目がそれぞれ取る値は、0時から24時までの2つの時刻、日曜から土曜までの7つの曜日の中の1つ、または複数である。更に、項目の別の例は、緯度及び経度である。
単位時間あたり消費電力量22c−2は、単位時間あたりに装置が消費する電力量である。ここで、単位時間あたり消費電力量22c−2における単位時間は、任意の長さであるが、1分〜1時間程度の長い時間でよく、1秒などの短い単位とする必要はない。なぜなら、状況22c−1に含まれる項目は、1秒などの短い単位の値をとることはなく、少なくとも1分、長い場合時間単位の値をとることが常であるからである。
なお、図5では、状況22c−1と、単位時間あたり消費電力量22c−2とが連続して記憶され、かつ、関連付けられた情報が連続して記憶されるように図示したが、これは理解を容易にするためであって、これに限るものではない。例えば、離散して記憶され、離散した部分の間をポインターで結ぶ構成としても良い。
図6は、記憶部22に記憶される動作状況データ22dの構成の一例を示す。この動作状況データ22dは、動作22d−1と、動作時間22d−2と、動作時間伸び率22d−3と、動作回数22d−4と、動作回数伸び率22d−5とが関連付けられた情報からなり、1組の関連づけられた情報により、動作22d−1が所定の単位時間の間にどの程度動作されているかを示す。
動作22d−1は、1つのアプリケーション、または、装置を構成する1つの要素である。前者の一例は、テレビ放送受信部23によって行われるテレビ放送受信である。後者の一例は、表示部15である。動作時間22d−2は、所定の単位時間あたり、動作22d−1が動作した時間である。ここで、動作22d−1がアプリケーションであれば、動作とは、そのアプリケーションに係る処理部が起動されて、終了されていないことを意味し、動作22d−1が装置を構成する要素であれば、その要素が動作していることを意味する。
例えば、表示部15に何らかの表示がされていれば、動作しているアプリケーションに係らず、表示部15は動作しているとする。使用者によるアプリケーション動作が指示されていない一例は、待ち受け画面の表示である。一方、アプリケーションが動作していても、所定の時間に渡って入力装置16からの入力操作がないため、表示部15が表示を停止していれば、表示部15は動作していないとする。
動作時間伸び率22d−3は、ある単位時間での動作時間22d−2の、その単位時間の直前の単位時間での動作時間22d−2と比較した増減であり、例えば、パーセントで示される。100%では増減なし、101%以上では増加、99%以下では減少である。
動作回数22d−4は、所定の単位時間あたり、動作22d−1が動作した回数である。動作回数伸び率22d−5は、ある単位時間での動作回数22d−4の、その単位時間の直前の単位時間での動作回数22d−4と比較した増減であり、例えば、パーセントで示される。100%では増減なし、101%以上では増加、99%以下では減少である。
動作状況データ22dに含まれる情報に関し、単位時間は、例えば、1日であって、長い時間である。なお、動作状況データ22dは、動作22d−1と、動作時間22d−2と、動作時間伸び率22d−3と、動作回数22d−4と、動作回数伸び率22d−5とに加えて例えば曜日が関連付けられていても良い。この場合、曜日毎に異なる動作22d−1と、動作時間22d−2と、動作時間伸び率22d−3と、動作回数22d−4と、動作回数伸び率22d−5とが記憶される。
なお、図6では、動作22d−1と、動作時間22d−2と、動作時間伸び率22d−3と、動作回数22d−4と、動作回数伸び率22d−5とが連続して記憶され、かつ、関連付けられた情報が連続して記憶されるように図示したが、これは理解を容易にするためであって、これに限るものではない。例えば、離散して記憶され、離散した部分の間をポインターで結ぶ構成としても良い。
図7は、記憶部22に記憶される充電ログデータ22eの構成の一例を示す。この充電ログデータ22eは、時刻22e−1と、充電状況22e−2と、緯度経度22e−3とが関連付けられた情報からなる。そして、1組の関連付けられた情報が充電電池31fの充電に係るイベントのログであって、イベントの発生毎に発生の順を保持して追加記憶される。
時刻22e−1は、充電電池31fの充電に係るイベントが発生した時刻である。充電状況22e−2は、上記イベントを示し、「充電開始」、「充電終了」及び「充電完了」のいずれかの情報である。緯度経度22e−3は、上記イベントが発生した際、装置が位置した場所の緯度及び経度である。
なお、図7では、時刻22e−1と、充電状況22e−2と、緯度経度22e−3とが連続して記憶され、かつ、関連付けられた情報が連続して記憶されるように図示したが、これは理解を容易にするためであって、これに限るものではない。例えば、離散して記憶され、離散した部分の間をポインターで結ぶ構成としても良い。
図8は、記憶部22に記憶される充電可能状況データ22fの構成の一例を示す。この充電可能状況データ22fは、状況22f−1と、緯度経度22f−2とが関連付けられた情報からなる。そして、1組の関連付けられた情報が、充電電池31fが充電された1つの履歴を示す。
状況22f−1は、電力消費状況データ22cの状況22c−1と同じ形式の情報であって、充電電池31fが充電された際の状況である(ただし、状況22c−1とは異なり、状況22f−1は、緯度及び経度を含まない。)。緯度経度22f−2は、充電ログデータ22eの緯度経度22e−3と同じ形式の情報であって、充電電池31fが充電された際に装置が位置した場所の緯度及び経度である。
ここで、以下に説明する、充電電池31fの充電なしに装置が動作を継続可能な時間を予測し、その予測された時間を基に、充電を促す動作における情報の流れを取りまとめて、図9を参照して説明する。なお、この情報の流れは、以下に説明する各部の動作の理解を助けるために、情報の流れの概要を説明するものであって、この概要には含まれない情報の流れもある。
基本となる情報は、第1に、スケジュールデータ22aであって、この情報は、スケジュール管理機能11aによって管理される。第2に、電力消費ログデータ22bであって、この情報は、電力消費履歴管理機能11bによって記憶される。電力消費履歴管理機能11bは、電力消費ログデータ22bの設定に、制御部11から得られる時刻22b−1、アプリケーション22b−2及び要素22b−3、測位部24から得られる緯度経度22b−4、及び、電源部31から得られる充電電池31fに蓄えられた電力量を用いて算出した消費電力量22b−5を用いる。
基本となる情報は、第3に、充電ログデータ22eであって、この情報は、電力消費履歴管理機能11bによって記憶される。電力消費履歴管理機能11bは、充電ログデータ22eの設定に、制御部11から得られる時刻22e−1と、測位部24から得られる緯度経度22e−3と、電源部31から得られる充電状況22e−2とを用いる。
基本となる情報を解析して得られる過去の情報の特性情報は、第1に、電力消費状況データ22cであって、この情報は、動作継続日数予測機能11cによって記憶される。動作継続日数予測機能11cは、電力消費状況データ22cの設定に、スケジュールデータ22aと、電力消費ログデータ22bとを参照する。第2に、動作状況データ22dであって、この情報は、動作継続日数予測機能11cによって記憶される。動作継続日数予測機能11cは、動作状況データ22dの設定に、電力消費ログデータ22bを参照する。第3に、充電可能状況データ22fであって、この情報は、動作継続日数予測機能11cによって記憶される。動作継続日数予測機能11cは、充電可能状況データ22fの設定に、スケジュールデータ22aと、充電ログデータ22eとを参照する。
残日数を示す表示と、充電を促すメッセージの表示は、動作継続日数予測機能11cによって行われる。動作継続日数予測機能11cは、これらの表示に、スケジュールデータ22aと、電力消費状況データ22cと、動作状況データ22dと、充電可能状況データ22fとを参照する。また、電源部31から得られる充電電池31fに蓄えられた電力量を参照する。
各部の動作の説明に移る。まず、スケジュール管理機能11aの動作を説明する。スケジュール管理機能11aは、入力装置16の所定のキー操作に基づいて実行され、入力装置16のキー操作によって入力された予定をスケジュールデータ22aとして記憶部22に記憶させる。ここで、予定は、用件と、その用件の分類と、その用件が行われる場所と、その用件が開始される時刻と、その用件が終了される時刻との全て、または一部である。
スケジュール管理機能11aは、入力された用件を用件22a−3に、入力された用件の分類を用件分類22a−4に、入力された場所を場所22a−5に、入力された開始される時刻を開始時刻22a−1に、入力された終了される時刻を終了時刻22a−2に設定したスケジュールデータ22aを記憶部22に記憶させる。
また、スケジュール管理機能11aは、記憶部22に記憶されたスケジュールデータ22aを表示部15に表示させる。更に、表示されたスケジュールデータ22aの全部、または一部を入力装置16のキー操作に基づいて変更し、記憶部22に更新記憶させる。また、表示されたスケジュールデータ22aを記憶部22から削除させる。
次に、電力消費履歴管理機能11bの動作を説明する。
(電力消費ログデータ22bを記憶させる動作)
電力消費履歴管理機能11bは、所定の時間間隔で実行され、制御部11内のクロック(図示せず)が示す日時を時刻22b−1に、制御部11によって得られた動作中のアプリケーションをアプリケーション22b−2に、装置を構成する要素であって、制御部11によって得られた動作中の要素を要素22b−3に、測位部24に要求して得られた装置が位置する場所の緯度及び経度を緯度経度22b−4に、前回実行されてから消費された充電電池31fに蓄えられた電力量を消費電力量22b−5に設定して、電力消費ログデータ22bとして記憶部22に記憶させる。この記憶の際、記憶された順を保って記憶させる。
なお、電力消費履歴管理機能11bが電力消費ログデータ22bを記憶させるために実行される時間間隔は、短い方が精密な電力消費ログデータ22bを記憶させることができ、好ましい。例えば、例えば、アプリケーションが動作を開始してから動作を終了するまでの平均時間より短い値とする。また、要素が動作を開始してから動作を終了するまでの平均時間より短い値とするが、これらに限るものではない。制御部11から得られた上記情報や、測位部24から得られた緯度及び経度などが前回の実行時に得られた値と等しい場合、実行される時間間隔を長くしても良い。
ここで、電力消費履歴管理機能11bは、電源制御部31aに要求して得られた充電電池31fに蓄えられた電力量を電力消費履歴管理機能11b内に記憶する。そして、前回実行されてから消費された充電電池31fに蓄えられた電力量は、電源制御部31aに要求して得られた充電電池31fに蓄えられた電力量から、電力消費履歴管理機能11b内に記憶された前回電源制御部31aに要求して得られた充電電池31fに蓄えられた電力量を減じた差として求める。
なお、アプリケーションは、通信部12b、送受信部13及び通話部14cによる通話と、スケジュール管理機能11aによるスケジュール管理と、テレビ放送受信部23によるテレビ放送受信とである。動作中のアプリケーションは、これらのアプリケーションの中の1つ、または複数である。また、装置を構成する要素は、動作にあたって消費電力が大きい要素であり、例えば、表示部15である。
通信部12b及び送受信部13による消費電力は大きいが、これらの要素は、通話の際に動作するので、これらの要素による消費電力量は、通話アプリケーションの動作による消費電力量とみなすことによって、通信部12b及び送受信部13は、電力消費ログデータ22bに記憶に関して、装置を構成する要素として扱わないことができる。また、これらの要素は、間欠受信の際に動作するので、単位時間あたり常に一定の電力量を消費すると扱うことによって、装置を構成する要素として扱わないことができる。
(充電ログデータ22eを記憶させる動作)
電力消費履歴管理機能11bは、電源制御部31aからの充電電池31fが充電開始された旨の通知、充電電池31fの充電が終了された、即ち、その充電が完了しないまま充電が終了された旨の通知、または、充電電池31fの充電が完了した旨の通知を受信すると、制御部11によって得られた日時を時刻22e−1に、上記受信された通知を充電状況22e−2に、測位部24に要求して得られた装置が位置する場所の緯度及び経度を緯度経度22e−3に設定して、充電ログデータ22eとして記憶部22に記憶させる。この記憶の際、記憶された順を保って記憶させる。
次に、動作継続日数予測機能11cの動作を説明する。
(電力消費状況データ22cを記憶させる動作)
動作継続日数予測機能11cは、電力消費状況データ22c、動作状況データ22d及び充電可能状況データ22fを記憶させる。まず、動作継続日数予測機能11cが記憶部22に記憶された電力消費ログデータ22bを参照して、電力消費状況データ22cを作成し、記憶部22に記憶させる動作を説明する。図10は、動作継続日数予測機能11cが電力消費ログデータ22bを参照して、電力消費状況データ22cを作成し、記憶させる動作のフローチャートを示す。
動作継続日数予測機能11cは、所定の時間間隔で動作を開始し(ステップS11−1a)、スケジュールデータ22aから、用件22a−3に含まれる情報、用件分類22a−4に含まれる情報、及び、場所22a−5に含まれる情報の1つ、または、複数を選択する。そして、選択された用件22a−3に含まれる情報、用件分類22a−4に含まれる情報、及び、場所22a−5に含まれる情報の1つ、または、複数である検索キーと等しいことを検索条件にスケジュールデータ22aを検索する(ステップS11−1b)。そして、検索されたスケジュールデータ22aの予定の時間帯、即ち、そのスケジュールデータ22aの開始時刻22a−1と、終了時刻22a−2との間に消費された電力量を算出し、算出された電力量に特異性があるか否かを調べる(ステップS11−1c)。
ここで、開始時刻22a−1と、終了時刻22a−2との間に消費された電力量は、開始時刻22a−1と最も近い時刻22b−1(第1の時刻と称する。)を電力消費ログデータ22bから検索し、終了時刻22a−2と最も近い時刻22b−1(第2の時刻と称する。)を電力消費ログデータ22bから検索する。そして、時刻22b−1が第1の時刻より大きく、かつ、第2の時刻より小さいことを検索キーにして検索された時刻22b−1と関連付けて電力消費ログデータ22bに記憶された消費電力量22b−5の和として得られる。
また、特異性ありとは、検索されたスケジュールデータ22aの予定の開始時刻22a−1と、終了時刻22a−2との間に消費された電力量が、検索されたスケジュールデータ22aの予定と同じ日であって、開始時刻22a−1の以前、及び、終了時刻22a−2以後の単位時間に消費された電力量と比較して、多いと判断されたことを意味する。ここで、比較された2つの電力量の差を、特異電力量と称する。一方、特異性なしとは、上記比較によって、多いと判断されないことを意味する。なお、消費された電力量は、上述のように、電力消費ログデータ22bから検索することによって得られる。
ここで、1つの検索条件によって、複数の予定が検索された場合、それぞれの予定に対して特異性の有無を判断した上で、それぞれの特異性の有無を勘案して特異性の有無を判断する。それによって、上記検索条件によって検索される予定に特異性があるか否かをより正確に判断することができる。即ち、上記比較によって1回のみ消費された電力量に差があり、多数の回数においては消費された電力量に差がないと判断された場合、特異性はないと判断する。
なお、検索されたスケジュールデータ22aの予定の開始時刻22a−1と、終了時刻22a−2との間に消費された電力量が、検索されたスケジュールデータ22aの予定と同じ日であって、開始時刻22a−1の以前、及び、終了時刻22a−2以後の単位時間に消費された電力量と比較して、少ないと判断された場合、特異電力量は、負の値であるとする。特異電力量が負の値となる一例は、用件22a−3が打合せであり、かつ、場所22a−5が病院である場合、装置の送受信部13及び通信部12bによる間欠受信動作が行われない設定とされた場合である。
また、検索キーを場所22a−5に含まれる情報とした検索によって特異性の有無を判断する場合、検索された複数のスケジュールデータ22aのそれぞれの開始時刻22a−1と、終了時刻22a−2との間である時刻22b−1と関連付けられて電力消費ログデータ22bに含まれる緯度経度22b−4は、略同じである。
測位部24によって測位される緯度及び経度は、測位誤差を含み、概ね、建物内における測位誤差は、建物の外における測位誤差より大きいことは避けられないものの、上記緯度経度22b−4の中で大きく異なる値があれば、その緯度経度22b−4に関連付けられた時刻22b−1において、装置の使用者は、スケジュールデータ22aの通りに行動していなかったと考えられるので、動作継続日数予測機能11cは、そのスケジュールデータ22aを検索結果から除いて判断する。
ステップS11−1cで特異性があると判断された場合、動作継続日数予測機能11cは、検索キーとして用いた情報と、その情報は、用件22a−3、用件分類22a−4、または、場所22a−5のいずれであるかを状況22c−1に、そして、特異電力量を単位時間あたりの電力量に変換した値を単位時間あたり消費電力量22c−2に設定した電力消費状況データ22cを記憶部22に記憶させる(ステップS11−1d)。
ステップS11−1cで特異性がないと判断された場合、及び、ステップS11−1dの動作の後、動作継続日数予測機能11cは、検索キーとして、用件22a−3に含まれる情報、用件分類22a−4に含まれる情報、または、場所22a−5に含まれる情報の全てが尽きたか否かを調べる(ステップS11−1e)。尽きない場合、異なる情報を検索キーとして、ステップS11−1bの動作に移る。
一方、尽きた場合、動作継続日数予測機能11cは、ステップS11−1bで検索された予定の開始時刻22a−1から終了時刻22a−2に至る間に渡り、電力消費ログデータ22bの消費電力量22b−5からステップS11−1cで算出された特異電力量を減じた電力量を算出する。そして、算出された電力量の多寡を区分する曜日及び1日の中の時間帯の2つのパラメータの値を設定する(ステップS11−1f)。
そして、動作継続日数予測機能11cは、設定された曜日及び時間帯の値を状況22c−1に、設定された曜日及び時間帯で規定される範囲の上記算出された電力量を単位時間あたり消費電力量22c−2とする電力消費状況データ22cを記憶部22に記憶させて(ステップS11−1g)、動作を終了する(ステップS11−1h)。
なお、動作継続日数予測機能11cは、全ての曜日、かつ、全ての時間帯に対応する値を状況22c−1に記憶させ、その値と関連付けて単位時間あたり消費電力量22c−2を記憶させる。この全ての曜日、かつ、全ての時間帯に対応する値と、その値と関連付けられた単位時間あたり消費電力量22c−2とは、動作継続日数予測機能11cの動作によらず、装置の製造時に暗黙値として記憶されているとしても良い。そして、動作継続日数予測機能11cは、その暗黙値を更新するとしても良い。
この暗黙値を記憶させることは、例えば、装置の使用者が就寝していると考えられる深夜の時間帯と、その使用者が仕事などをしていると考えられる朝から夜の時間帯とに分けて記憶させることによって、特に有効である。即ち、動作継続日数予測機能11cの動作によらず、正確な単位時間あたり消費電力量22c−2を記憶させることができる。
また、動作継続日数予測機能11cの動作によらず、装置の製造時に暗黙値として、用件、用件分類、及び場所の1つまたは複数に対応する値を状況22c−1に記憶させ、その値と関連付けて単位時間あたり消費電力量22c−2を記憶させることも有効である。
なぜなら、例えば、スケジュールデータ22aで、用件22a−3または用件分類22a−4に「出張」が記憶されている場合、その用件22a−3または用件分類22a−4に関連付けられた開始時刻22a−1と、終了時刻22a−2との間の時間帯において、装置の使用者が勤務先との通話のために、装置が消費する電力量が増加することが通例だからである。また、装置の移動に伴い、装置が通信する基地局の再選択(Cell Re-selection)を行い、基地局の再選択のために電力量を消費するからである。
更に、ステップS11−1cの動作で、スケジュールデータ22aの開始時刻22a−1と、終了時刻22a−2との間に消費された電力量に特異性が認められず、かつ、ステップS11−1fの動作で、曜日及び1日の中の時間帯に依存した消費された電力量の多寡が認められず、かつ、電力消費ログデータ22bの緯度経度22b−4が所定の値である際に、消費された電力量に特異性が認められた場合、動作継続日数予測機能11cは、その緯度経度22b−4で示される緯度及び経度を状況22c−1に、認められた特異電力量を単位時間あたりの値に変換して単位時間あたり消費電力量22c−2に設定した電力消費状況データ22cを記憶部22に記憶させる(図示せず)。
なお、ステップS11−1cの動作説明で、場所22a−5の位置の緯度及び経度は知られることを説明した。そこで、上記消費された電力量に特異性が認められる緯度経度22b−4が、場所22a−5の位置の緯度及び経度である場合、上記の緯度経度22b−4が所定の値である際に認められた特異性は、ステップS11−1cで説明した場所22a−5が所定の値である場合に認められた特異性とみなして処理する。
スケジュールデータ22aの場所22a−5に依存せず、かつ、緯度及び経度によって消費される電力量に特異性が生じる一例として、装置が移動通信網のサービスエリア外に位置し、装置が基地局の探索を繰り返す場合がある。また、別の一例として、装置の使用者が鉄道の乗り換えの際に勤務先または自宅との通話をする場合がある。
以上の説明では、用件22a−3に含まれる情報、用件分類22a−4に含まれる情報、または、場所22a−5に含まれる情報の全てを検索キーとして、スケジュールデータ22aを検索して、検索されたスケジュールデータ22aの予定の時間帯に消費された電力量に特異性があるか否かを調べるとしたが、これに限るものではない。動作継続日数予測機能11cは、電力消費ログデータ22bの消費電力量22b−5を基に、特に消費電力量が多い時間帯を求め、その時間帯が開始時刻22a−1と、終了時刻22a−2との間であるスケジュールデータ22aに限って、その予定の時間帯に消費された電力量に特異性があるか否かを調べても良い。
また、以上の説明では、曜日及び1日の中の時間帯の2つのパラメータの値によって、全ての曜日の0時から24時までの間に消費された電力量の多寡を区分して、電力消費状況データ22cとして記憶させるとしたが、これに限るものではない。動作継続日数予測機能11cは、特に消費された電力量が多い曜日及び/または時間帯に関してのみ、電力消費状況データ22cとして記憶させても良い。この場合、動作継続日数予測機能11cは、電力消費状況データ22cの状況22c−1に含まれない曜日及び/または時間帯における消費される電力量の単位時間あたりの平均値を算出して、単位時間あたり消費電力量22c−2に記憶させる。
以上説明した、動作継続日数予測機能11cが電力消費ログデータ22bを参照して、電力消費状況データ22cを作成し、記憶させる動作を行う所定の時間間隔は、装置の製造後、動作を開始した直後の、例えば1週間は1日に1回程度が好ましい。その後は、例えば1週間に1回程度で良く、その度に、電力消費状況データ22cを更新する。
電力消費状況データ22cは、装置の使用者の行動に依存した情報である。そこで、装置の使用者の行動の変化に対応するため、動作継続日数予測機能11cは、電力消費ログデータ22bに含まれる時刻22b−1が古い情報と、新しい情報とで特異性に変化が認められる場合、新しい情報によって得られた特異性によって電力消費状況データ22cを更新する。
ここで、特定の1日のみの特異性に変化が認められた場合であっても、その特異性の変化は、その日特有の特異性であるとみなし、動作継続日数予測機能11cは、その特異性の変化を電力消費状況データ22cの更新には用いない。
(動作状況データ22dを記憶させる動作)
次に、動作継続日数予測機能11cが記憶部22に記憶された電力消費ログデータ22bを参照して、動作状況データ22dを作成し、記憶部22に記憶させる動作を説明する。図11は、動作継続日数予測機能11cが電力消費ログデータ22bを参照して、動作状況データ22dを作成し、記憶させる動作のフローチャートを示す。
動作継続日数予測機能11cは、所定の時間間隔で動作を開始し(ステップS11−1i)、電力消費ログデータ22bのアプリケーション22b−2に含まれるアプリケーションを示す情報(図4に示す一例では、例えば、「テレビ放送受信」。)、及び、要素22b−3に含まれる要素を示す情報(図4に示す一例では、例えば、「表示部」。)の中から1つを選択する(ステップS11−1j)。
そして、動作継続日数予測機能11cは、選択されたアプリケーションまたは要素(以後、アプリケーションまたは要素をアプリケーション等と称する。)を検索キーに電力消費ログデータ22bを検索し、検索結果に基づいて所定の単位時間毎に、そのアプリケーション等が動作した回数と、動作した時間とを算出する(ステップS11−1k)。
次に述べるように、続いて、動作回数と、動作時間の単位時間毎の変化の動向を算出するので、動作状況データ22dに係る単位時間は、短すぎることは好ましくない。例えば、1時間とすると、昼の時間と夜の時間とで変化が激しく、変化の動向を把握できない。そこで、例えば、1日とする。即ち、昨日の動作回数と、動作時間とを算出し、一昨日の動作回数と、動作時間とを算出し、更に、過去の1日毎の動作回数と、動作時間とを算出する。
なお、例えば、単位時間は1日である、即ち、動作継続日数予測機能11cは毎日1回実行されるとすると、一昨日以前の動作回数と、動作時間とは、昨日に得ている。そこで、動作継続日数予測機能11cは、得られた動作回数と、動作時間とを記憶し、実行の度に、昨日の動作回数と、動作時間とを算出しても良い。このように昨日の動作回数と、動作時間とを算出する場合、多くとも1日に1回の実行で良い。
また、電力消費ログデータ22bの時刻22b−1は、離散値であるが、隣り合う2つの時刻22b−1においてアプリケーション等が動作していれば、その隣り合う2つの時刻22b−1の間、そのアプリケーション等は、動作を続けていたとみなして、動作回数と、動作時間とを算出する。
動作継続日数予測機能11cは、ステップS11−1kで得られた単位時間毎の動作回数と、動作時間との伸び率を算出する(ステップS11−1m)。伸び率は、例えば、単位時間、例えば、1日当りの伸び率である。そして、日を独立変数とし、動作回数と、動作時間とをそれぞれ独立変数に対して1次関数である従属変数として、その1次関数の傾きを最小二乗法によって求める。そして、傾きから1を減じた値が伸び率である。なお、動作回数と、動作時間との片方または両方は、独立変数の2次関数である従属変数としても良い。また、任意の次数の関数である従属変数としても良い。
動作継続日数予測機能11cは、アプリケーション等を示す情報を動作22d−1に、直前の単位時間、例えば、昨日の動作回数と、動作時間とをそれぞれ動作回数22d−4、動作時間22d−2に、また、動作回数の伸び率を動作回数伸び率22d−5に、動作時間の伸び率を動作時間伸び率22d−3に設定した動作状況データ22dを記憶部22に記憶させる(ステップS11−1n)。
そして、動作継続日数予測機能11cは、全てのアプリケーション等を示す情報に対して処理を終了したか否かを判断し(ステップS11−1o)、処理を終了したと判断された場合、動作を終了する(ステップS11−1p)。一方、処理を終了していないと判断された場合、ステップS11−1jに移って、上記説明した動作を繰り返す。
なお、動作状況データ22dは、装置の使用者の行動に依存した情報である。そこで、既に説明した電力消費状況データ22cの更新動作と同様に、動作継続日数予測機能11cは、電力消費ログデータ22bに含まれる時刻22b−1が古い情報と、新しい情報とで特異性に変化が認められる場合、新しい情報によって得られた特異性によって動作状況データ22dを更新する。
(充電可能状況データ22fを記憶させる動作)
次に、動作継続日数予測機能11cが記憶部22に記憶された充電ログデータ22eを参照して、充電可能状況データ22fを作成し、記憶部22に記憶させる動作を説明する。図12は、動作継続日数予測機能11cが充電ログデータ22eを参照して、充電可能状況データ22fを作成し、記憶させる動作のフローチャートを示す。
動作継続日数予測機能11cは、所定の時間間隔で実行され、充電ログデータ22eを参照して充電可能状況データ22fを作成する動作を開始する(ステップS11−1q)。ここで、この所定の時間間隔は、必ずしも短い、例えば、1日である必要はない。充電電池31fが如何なる状況で充電されるかの傾向が充電ログデータ22eに記憶される程度の長さ、また、その傾向に変更が生じたか否かを確認する程度の長さで良く、例えば、1週間や、1月程度で良い。
続いて、動作継続日数予測機能11cは、1回の充電の状況を充電ログデータ22eから選択する(ステップS11−1r)。1回の充電の状況とは、充電ログデータ22eにおける2組の関連付けられた情報によって示される。即ち、時刻22e−1が小さい値から大きい値への順にソートされた仮定した充電ログデータ22eにおいて、充電状況22e−2が「充電開始」である関連付けられた情報と、その情報の次の関連付けられた情報であって、充電状況22e−2が「充電終了」または「充電完了」である情報とによって示される。
そして、動作継続日数予測機能11cは、得られた充電の状況と、スケジュールデータ22aとの対比を行い、これらの両者の関連を調べる(ステップS11−1s)。即ち、得られたそれぞれの充電の状況の2組の情報に含まれる時刻22e−1ではさまれた時間帯の全部または一部を含む時間帯を示す開始時刻22a−1と、終了時刻22a−2とが関連付けられた情報をスケジュールデータ22aから検索する。そして、検索されたスケジュールデータ22aの用件22a−3と、用件分類22a−4と、場所22a−5とを動作継続日数予測機能11c内に記憶し、この記憶された情報から、上記充電の状況を示す2組の関連付けられた情報へのリンク付けを行う。
また、動作継続日数予測機能11cは、得られた充電の状況を示す2組の情報に含まれる時刻22e−1ではさまれた時間帯と、その時間帯の曜日とを動作継続日数予測機能11c内に記憶する(ステップS11−1t)。ここで、曜日は、制御部11が内蔵するクロックによって得られる。そして、記憶された情報から、上記充電の状況を示す2組の関連付けられた情報へのリンク付けを行う。
そして、動作継続日数予測機能11cは、全ての充電の状況の処理が終了したか否かを判断する(ステップS11−1u)。終了していないと判断された場合、ステップS11−1rに移って、次の充電の状況の処理を繰り返す。一方、終了したと判断された場合、動作継続日数予測機能11c内に記憶された用件22a−3と、用件分類22a−4と、場所22a−5との間で共通する情報を抽出し、また、動作継続日数予測機能11c内に記憶された時間帯と、曜日との間で共通する情報を抽出して、充電可能状況データ22fに記憶させ(ステップS11−1v)、充電ログデータ22eを参照して充電可能状況データ22fを作成する動作を終了する(ステップS11−1w)。
ステップS11−1vの共通する情報を抽出する動作を詳述する。動作継続日数予測機能11cは、動作継続日数予測機能11c内に記憶された用件22a−3と、用件分類22a−4と、場所22a−5との値の中で、記憶された回数が多い値を抽出する。例えば、場所22a−5として「R会議室」である値が多く記憶されていれば、図8に例示するように、状況22f−1に「場所:R会議室」、緯度経度22f−2に、動作継続日数予測機能11c内に記憶された「R会議室」なる値を記憶する場所22a−5からリンク付けられた充電ログデータ22eの緯度経度22e−3の値を設定して、充電可能状況データ22fに記憶させる。
ここで、充電ログデータ22eの緯度経度22e−3の値は、「R会議室」が位置する場所の緯度と経度とであり、動作継続日数予測機能11c内に記憶された「R会議室」なる値を記憶する全ての場所22a−5からリンク付けられた充電ログデータ22eの緯度経度22e−3の値は、略一定であり、充電可能状況データ22fに記憶させる値は、例えば、全ての記憶された緯度経度22e−3の平均値である。
または、リンク付けられた充電ログデータ22eの時刻22e−1が最近である関連付けられた情報に含まれる緯度経度22e−3である。なぜなら、建物内において測位部24によって得られる緯度と経度とは、測位誤差を含むことが避けられず、この測位誤差は、その建物の周囲の建物によって影響を受ける。そこで、最近の周囲の建物によって影響を受けた測位誤差を含む緯度と経度とを記憶することが適切だからである。
また、動作継続日数予測機能11cは、動作継続日数予測機能11c内に記憶された用件22a−3として「旅行」であり、かつ、用件分類22a−4として「プライベート」である値が多く記憶されていれば、図8に例示するように、状況22f−1に「用件:旅行、用件分類:プライベート」なる情報を記憶させる。ここで、緯度経度22f−2は、値を記憶しない。これは、動作継続日数予測機能11c内に記憶された「旅行」なる値を記憶する用件22a−3と、「プライベート」なる値を記憶する用件分類22a−4とからリンク付けられた充電ログデータ22eの緯度経度22e−3の値が大きな範囲に分布するとした場合である。
また、動作継続日数予測機能11cは、動作継続日数予測機能11c内に記憶された時間帯と、曜日との値の中で、記憶された回数が多い値を抽出する。例えば、時間帯として、21時から23時の値が多く記憶されていれば、図8に例示するように、状況22f−1に「時間帯:21時〜23時」、緯度経度22f−2に、動作継続日数予測機能11c内に記憶された21時から23時である時刻からリンク付けされた充電ログデータ22eの緯度経度22e−3を設定して、充電可能状況データ22fに記憶させる。
この緯度経度22f−2に値を設定して記憶させるのは、上記リンク付けされた充電ログデータ22eの緯度経度22e−3が略等しい場合である。例えば、装置の使用者は、帰宅後、自宅で充電する習慣がある場合、上記リンク付けされた充電ログデータ22eの緯度経度22e−3が略等しい。なお、その緯度経度22e−3がリンク付けられた充電ログデータ22eの時刻22e−1がある時刻から以前には略第1の値であり、その時刻以後には略第2の値であり、第1の値と第2の値とは、測位部24の測位の測位誤差の範囲を超えて大きく異なる場合、装置の使用者の自宅の引越しがあったとみなし、第2の値を緯度経度22f−2に設定する。
また、例えば、特定の時間帯、12時〜13時、かつ、特定の曜日、月曜日〜金曜日である値の組が多く記憶されていれば、図8に例示するように、状況22f−1に「時間帯:12時〜13時、曜日:月曜〜金曜」なる値を設定して、充電可能状況データ22fに記憶させる。ここで、緯度経度22f−2は、値を記憶しない。これは、動作継続日数予測機能11c内に記憶された時刻22e−1ではさまれた時間帯が12時〜13時、かつ、記憶された曜日が月曜日〜金曜日である値からリンク付けられた緯度経度22e−3が大きな範囲に分布するとした場合である。
なお、充電可能状況データ22fは、装置の使用者の行動に依存した情報である。そこで、既に説明した電力消費状況データ22cの更新動作と同様に、動作継続日数予測機能11cは、充電ログデータ22eに含まれる時刻22e−1が古い情報と、新しい情報とでステップS11−1vで抽出された共通する情報に変化が認められる場合、新しい情報によって抽出された共通する情報によって充電可能状況データ22fを更新する。
以上の動作継続日数予測機能11cが充電可能状況データ22fを記憶させる動作において、1回の充電の終了が、充電ログデータ22eにおいて、「充電終了」である充電状況22e−2によって示されているか、または、「充電完了」である充電状況22e−2によって示されているかを区別しないとしたが、これに限るものではない。
「充電完了」である充電状況22e−2によって示されている場合、時間的な余裕をもって充電されたと考えられるので、充電可能状況データ22fは、更に余裕度が関連付けられているとし、動作継続日数予測機能11cは、その余裕度に、「充電完了」である充電状況22e−2によって示されている充電回数を「充電終了」である充電状況22e−2によって示されている充電回数で除した商を記憶させる。すると、動作継続日数予測機能11cが充電電池31fの充電を促す表示を行う際、上記余裕度が大きい状況22f−1における充電をより強く促すことができる。
以上説明した、動作継続日数予測機能11cが、電力消費状況データ22c、動作状況データ22d及び充電可能状況データ22fを記憶させる動作は、既に説明した通り、多くとも1日に1回程度の頻度で良い。また、複数の種類の情報を対比させるなど、処理量は必ずしも少なくない。そこで、例えば、充電電池31fが充電中に行うことによって、充電電池31fに蓄えられた電力量が乏しくなることを防ぐことができる。
(装置が動作を継続可能な時間の予測、及び、充電電池31fの充電を促す報知の動作)
動作継続日数予測機能11cは、充電電池31fの充電なしに装置が動作を継続可能な時間を予測し、その予測された時間の報知、及び/または、所定の時間が経過する迄に充電電池31fの充電が必要か否かを判断して、必要と判断された場合、その充電を促す報知を行う。図13は、動作継続日数予測機能11cが、装置が動作を継続可能な時間を予測し、予測された時間に基づいた報知を行う動作のフローチャートを示す。
動作継続日数予測機能11cは、所定の時間間隔で動作を開始し(ステップS11−2a)、電源制御部31aに要求して、充電電池31fに蓄えられた電力量を得る。ここで、充電電池31fが満充電である場合、満充電である旨を併せて得る(ステップS11−2b)。そして、将来の消費電力量を予測し、その予測された電力量と、充電電池31fに蓄えられた電力量とから、充電電池31fの充電が行われないまま、充電電池31fに蓄えられた電力量によって装置が動作を継続可能な日数または時間数(以後、残日数と称する。なお、残日数は、必ずしも日数に限るものではなく、時間数を含む。)を予測する(ステップS11−2c)。
このステップS11−2cの動作、即ち、将来の消費電力量の予測と、装置の動作を継続可能な残日数の予測の動作を詳説する。動作継続日数予測機能11cは、動作の際の時刻以降の所定の時刻(この時刻を予測範囲開始時刻T1と称する。なお、予測範囲開始時刻T1には、その時刻の月日を含み、更に、その時刻の曜日が付随しているとする。)から予測範囲開始時刻T1以降の所定の時刻(この時刻を予測範囲終了時刻T2と称する。なお、予測範囲終了時刻T2には、その時刻の月日を含み、更に、その時刻の曜日が付随しているとする。)までに消費される予測範囲の電力量を予測することを繰り返す。
即ち、動作継続日数予測機能11cは、まず、動作の際の時刻から24時間に消費される電力量を予測する。即ち、動作の際の時刻と、その時刻の曜日とを制御部11のクロックから取得して予測範囲開始時刻T1とする。そして、予測範囲開始時刻T1に24時間を加えて予測範囲終了時刻T2とする。
そして、予測範囲開始時刻T1から予測範囲終了時刻T2の間の時刻と曜日とを、曜日及び時間帯を含む状況22c−1を電力消費状況データ22cから検索する。検索された状況22c−1と関連付けられた単位時間あたり消費電力量22c−2を、予測範囲開始時刻T1から予測範囲終了時刻T2の間の24時間に渡って積算することにより、動作継続日数予測機能11cは、動作の際の時刻から24時間で消費される基礎電力量を算出する。
動作継続日数予測機能11cは、次に、予測範囲開始時刻T1から予測範囲終了時刻T2の間の時刻が開始時刻22a−1と終了時刻22a−2との間に含まれることを検索キーとして、スケジュールデータ22aを検索する。そして、検索された開始時刻22a−1及び終了時刻22a−2と関連付けられた用件22a−3、用件分類22a−4及び場所22a−5とが状況22c−1に含まれる電力消費状況データ22cを検索する。
検索された状況22c−1と関連付けられた単位時間あたり消費電力量22c−2に、検索された開始時刻22a−1及び終了時刻22a−2の間の時間帯に含まれ、かつ、予測範囲開始時刻T1から予測範囲終了時刻T2の時間帯に含まれる時間数を乗じた電力量を上記検索された全てのスケジュールデータ22aに対して算出して積算することによって、動作継続日数予測機能11cは、動作の際の時刻から24時間で消費されるスケジュール依存電力量を算出する。
動作継続日数予測機能11cは、次に、1つの動作状況データ22dに対して、動作時間22d−2と動作時間伸び率22d−3とを乗じた時間数に、動作22d−1の1時間あたりの動作に消費される電力量を乗じることによって、その動作22d−1の動作時間の伸びに依存して予測範囲開始時刻T1から予測範囲終了時刻T2の間に消費される電力量を算出する。そして、全ての動作状況データ22dに対して算出された動作時間の伸びによって消費される電力量の和を算出することによって動作時間伸び依存電力量を算出する。
なお、動作22d−1の1時間あたりの動作に消費される電力量は、装置の完成の際に動作継続日数予測機能11c内に記憶されているとするが、これに限るものではない。電力消費ログデータ22bに基づいて算出しても良い。
動作継続日数予測機能11cは、次に、1つの動作状況データ22dに対して、動作回数22d−4と動作回数伸び率22d−5とを乗じた動作回数に、動作22d−1の1回の動作開始及び動作終了に消費される電力量を乗じることによって、その動作22d−1の動作回数の伸びに依存して予測範囲開始時刻T1から予測範囲終了時刻T2の間に消費される電力量を算出する。そして、全ての動作状況データ22dに対して算出された動作回数の伸びによって消費される電力量の和を算出することによって動作回数伸び依存電力量を算出する。
なお、動作22d−1の1回の動作開始及び動作終了に消費される電力量は、装置の完成の際に動作継続日数予測機能11c内に記憶されているとするが、これに限るものではない。電力消費ログデータ22bに基づいて算出しても良い。
動作継続日数予測機能11cは、次に、測位部24に装置が位置する場所の緯度及び経度を測位させ、その測位によって得られた緯度及び経度が状況22c−1に含まれているか否かを判断する。ここで、含まれているか否かの判断の際、測位部24によって測位された緯度及び経度には測位誤差が避けられないため、両者の差が所定の測位誤差閾値以内であれば、含まれると判断する。
そして、含まれている場合、動作継続日数予測機能11cは、その状況22c−1に関連付けられた単位時間あたり消費電力量22c−2によって予測範囲開始時刻T1から予測範囲終了時刻T2の時間帯に消費される緯度経度依存電力量を算出する。なお、装置は、予測範囲開始時刻T1から予測範囲終了時刻T2の時間帯にかけて、常に上記緯度及び経度の場所に位置するとは限らない。そこで、例えば、単位時間あたり消費電力量22c−2から、1時間あたりの消費電力量を求め、その求められた電力量を緯度経度依存電力量とする。一方、含まれていない場合、緯度経度依存電力量は、0であるとする。
動作継続日数予測機能11cは、上記説明したように算出された基礎電力量と、スケジュール依存電力量と、動作時間伸び依存電力量と、動作回数伸び依存電力量と、緯度経度依存電力量とを加えた和を算出することによって、動作の際の時刻から24時間の間に消費される電力量を予測する。この電力量と、ステップS11−2bで得られた充電電池31fに蓄えられた電力量とを比較することによって、残日数は、1日以下であるか否かが得られる。
残日数が1日以上である場合、動作継続日数予測機能11cは、動作の際の時刻から24時間経過した時刻からその時刻から48時間経過した時刻までに消費される電力量を予測する。この動作は、予測範囲開始時刻T1を動作の際の時刻から24時間経過した時刻とし、予測範囲終了時刻T2を動作の際の時刻から48時間経過した時刻とすることによって、上記動作の際の時刻から、その時刻に24時間を加えた時刻の間に消費される電力量を予測した動作と同じである。
ただし、動作時間伸び依存電力量の算出にあたり、動作時間22d−2と動作時間伸び率22d−3とを乗じた時間数に代えて、動作時間22d−2と動作時間伸び率22d−3とを乗じた時間数の2倍の値を用いる。同様に、動作回数伸び依存電力量の算出にあたり、動作回数22d−4と動作回数伸び率22d−5とを乗じた動作回数に代えて、動作回数22d−4と動作回数伸び率22d−5とを乗じた動作回数の2倍の値を用いる。ここで、2倍とは、2日目の伸びは、1日目の伸びの2倍とみなすのが適切だからであるが、伸び率が微小であれば、2倍にすることを要しない。また、緯度経度依存電力量は0とみなす。
ステップS11−2bの動作で得られた充電電池31fに蓄えられた電力量が、動作の際の時刻から24時間に消費されると予測された電力量未満であれば、動作継続日数予測機能11cは、残日数は1日未満であると判断する。充電電池31fに蓄えられた電力量が、動作の際の時刻から24時間に消費されると予測された電力量以上であり、かつ、動作の際の時刻に24時間を加えた時刻から24時間に消費されると予測された電力量未満であれば、残日数は1日〜2日であると判断する。
同様に、動作継続日数予測機能11cは、充電電池31fに蓄えられた電力量が、動作の際の時刻から24時間に消費されると予測された電力量に、動作の際の時刻に24時間を加えた時刻から24時間に消費されると予測された電力量を加えた値以上であれば、残日数は2日以上であると判断する。
残日数が1日未満であると判断された場合、動作継続日数予測機能11cは、残日数を日数より細かい単位で判断する。例えば、残日数は半日以上であるか否かを判断する。また、残日数は、6時間未満か、6時間から12時間の間か、12時間から18時間の間か、18時間以上かを判断する。また、動作している時刻から動作している日の24時(その日の真夜中。)までの時間以上であるか否かを判断する。
また、充電可能状況データ22fの状況22f−1に、時間帯のみの情報が記憶されている場合(図8では、「時間帯:21時〜23時」なる情報が記憶されていることが例示されている。)、動作継続日数予測機能11cは、残日数は、動作している時刻から、上記記憶されている時間帯の時刻までの間の時間以上か否かを判断する。これらの残日数を日数より細かい単位で判断する動作は、予測範囲開始時刻T1と、予測範囲終了時刻T2とを適切に設定した上で、既に説明した動作である。
以上の説明では、残日数を求める際、動作継続日数予測機能11cは、残日数が1日以上であるか否か、次に、残日数が2日以上であるか否か、次に、残日数が1日以下である場合、残日数が何時間であるかを順次求めるとしたが、これに限るものではない。任意の順で求めても良い。
図13に示すフローチャートを参照した動作継続日数予測機能11cの動作説明に戻る。動作継続日数予測機能11cは、ステップS11−2cで判断された残日数に応じた残日数表示画像を選択し、選択された画像を表示部15に表示する(ステップS11−2d)。
図14は、表示部15に表示される残日数表示画像の一例を示す。図14(a)は、充電電池31fが満充電である場合の残日数表示画像を例示し、表示部15の上辺に沿ったピクト欄15aに、乾電池状の線画像と、その乾電池状の線画像の中を満たすように配置された長方形画像とからなる残日数表示15bが表示されている。
図14(b)は、残日数が2日以上と判断された場合の、図14(c)は、残日数が1日から2日と判断された場合の、図14(d)は、残日数が1日未満と判断された場合の、それぞれ残日数表示15bを示す。残日数表示15bは、乾電池状の線画像と、その乾電池状の線画像の中に配置された長方形画像とからなり、残日数が多い程その長方形画像の数が多く、残日数が少ない程その長方形画像の数が少ない。この図14に示す一例は、残日数の閾値として、1日及び2日を用いた例であるが、残日数の閾値を如何なる値としても上記説明した動作によって適切な残日数表示15bの表示が可能である。
このように、ピクト欄15aに残日数表示15bが表示されることにより、装置の使用者は、充電電池31fを充電することなく装置が動作を継続可能な日数を、容易に、かつ、正確に知ることができる。図14では、残日数表示15bは、従来から知られている充電電池に蓄えられた電力量の多寡を示す画像と同様の画像を例示したが、この画像に限るものではない。また、この画像であっても、従来の電力量の多寡の報知とは異なり、装置が動作を継続可能な日数の報知であって、異なる効果が得られる。
動作継続日数予測機能11cは、残日数と、所定の残日数閾値との大小を比較し(ステップS11−2e)、残日数が所定の残日数閾値より大きい場合、装置が動作を継続可能な時間を予測し、予測された時間に基づいた報知を行う動作を終了する(ステップS11−2f)。一方、残日数が所定の残日数閾値より小さい場合、充電を促すメッセージを表示部15に表示させて(ステップS11−2g)、装置が動作を継続可能な時間を予測し、予測された時間に基づいた報知を行う動作を終了する(ステップS11−2f)。
上記残日数閾値の設定は、如何なる値であっても良いことは、残日数表示15bを示す画像の選択に用いられる残日数の閾値が如何なる値でも良いことと同様である。
ここで、ステップS11−2gの充電を促すメッセージの表示は、報知音発生用のスピーカ(図示せず)からの報知音の発生を伴っても良い。また、一度メッセージの表示を行った後、所定の経過時間に渡り、同じメッセージの表示は行わない。使用者がこのメッセージを煩わしいと感じることを避けるためである。この所定の経過時間は、メッセージの内容に依存して複数の値であっても良い。特に急いで充電をすることが適切と判断された場合、この所定の経過時間を短くして、使用者が充電の必要性を忘れることを防ぐためである。
なお、ステップS11−2gの充電を促すメッセージの表示は、ステップS11−2gの動作で表示させ、ステップS11−2fの動作の終了によって表示が消去されるものではない。例えば、ステップS11−2gで、動作継続日数予測機能11cは、その充電を促すメッセージを待ち受け画面に組み込んでも良い。
また、装置は電子メール送受信部(図示せず)を有し、動作継続日数予測機能11cは、そのメッセージを電子メールとして装置に送っても良い。更に、動作継続日数予測機能11cは、動作継続日数予測機能11cとは独立したメッセージ表示タスク(図示せず)を生成して、動作させることによって表示部15に表示させても良い。
このメッセージ表示タスクは、上記充電を促すメッセージと、そのメッセージを了解した場合に入力装置16の所定のキー操作を促すメッセージとを表示部15に表示させ、そのキー操作が行われた場合、または、所定の時間に渡ってそのキー操作が行われない場合、表示部15の表示を消去させて消滅するタスクである。
または、ステップS11−2gで、動作継続日数予測機能11cは、上記充電を促すメッセージをパラメータとして、上記メッセージ表示タスクの生成を制御部11に要求する。そして、制御部11は、表示部15に表示がされていれば直ちに、表示がされていなければ表示がされる際に、上記充電を促すメッセージをパラメータとして、上記メッセージ表示タスクを生成する。
このように、表示部15に表示がされている際に上記充電を促すメッセージが表示部15に表示されるように制御することによって、そのメッセージが装置の使用者に気付かれない可能性を少なくすることができる。なぜなら、表示部15に表示がされていることは、入力装置16からの入力操作が行われ、または、着信信号が受信されたなど、使用者が装置を使用している可能性が高いことを意味するからである。また、制御部11は、上記メッセージ表示タスクの生成要求を複数受けた場合、最後に受けた要求に対応するタスクの生成をするとしても良い。
このステップS11−2gの動作、即ち、残日数が所定の残日数閾値より小さい場合、充電を促すメッセージを表示部15に表示させる動作を詳説する。動作継続日数予測機能11cは、以下に説明する動作の1つ、または、複数を行う。
第1に、残日数が1日〜2日の間である場合、動作継続日数予測機能11cは、「電池は、2日はもちません」、「電池は、48時間はもちません」、「そろそろ充電しておいたほうがいいですよ」、「今日か、明日には充電が必要です」などのメッセージを表示部15に表示させる。
第2に、残日数が1日未満である場合、動作継続日数予測機能11cは、「電池は、1日はもちません」、「電池は、24時間はもちません」、「充電できるところについたら、充電して下さい」、「本日中に充電が必要です」などのメッセージを表示部15に表示させる。なお、このメッセージは、残日数が、数時間よりは長い、例えば、18時間以上の場合、特に適切である。なぜなら、18時間程度が経過する前に、装置の使用者は、帰宅する、または、出勤することによって、充電が可能になることが通例であり、自宅で、または、勤務先で充電することによって、装置は動作を継続することができるからである。
第3に、残日数が1日未満であり、かつ、例えば、18時間未満である場合、動作継続日数予測機能11cは、開始時刻22a−1が、動作の際の時刻から、その時刻に残日数を加えた時刻までの時刻であるスケジュールデータ22aを検索する。そして、検索された開始時刻22a−1と関連付けられた用件22a−3、用件分類22a−4、及び、場所22a−5を得る。また、充電可能状況データ22fの状況22f−1に含まれる用件、用件分類、または、場所を検索する。
そして、状況22f−1に含まれる用件、用件分類、または、場所であって、スケジュールデータ22aから検索された用件22a−3、用件分類22a−4、及び、場所22a−5と一致するものがあるか否かを調べる。そして、一致するものがあれば、スケジュールデータ22aから検索された用件22a−3、用件分類22a−4、及び、場所22a−5、更には、これらと関連付けられた開始時刻22a−1とからメッセージを作成して表示部15に表示させる。
例えば、図3に例示するように、動作の際の時刻から、その時刻に残日数を加えた時刻までの間の時刻である開始時刻22a−1を含むスケジュールデータ22aの場所22a−5に「R会議室」なる値が記憶され、図8に例示するように、状況22f−1に「場所:R会議室」なる値が記憶されていれば、動作継続日数予測機能11cは、「○○時××分からR会議室でC会議が予定されていますが、その際に充電が必要です」などのメッセージを表示部15に表示させる。
なお、このメッセージは、上記メッセージ表示タスクにパラメータを与えることによって、「○○時××分」に近い時刻に表示部15に表示させても良い。また、「○○時××分」に近い時刻に、再度表示させても良い。再度表示させる際のメッセージは、初回に表示させたメッセージとは異なる強い語調のメッセージでも良い。例えば、「必ず充電!○○時××分からR会議室で」なるメッセージである。
また、上述の処理によれば、動作継続日数予測機能11cは、「○○時××分からプライベートの旅行が予定されていますが、その際に充電が必要ですなどのメッセージを表示部15に表示させることが可能であることは、図3及び図5を参照すれば明らかである。
第4に、残日数が1日未満であり、かつ、例えば、18時間未満である場合、動作継続日数予測機能11cは、動作の際の時刻に残日数を加えた時刻である開始時刻22a−1が含まれるスケジュールデータ22aを検索する。そして、検索された開始時刻22a−1と関連付けられた用件22a−3、用件分類22a−4、及び、場所22a−5を表示部15に表示させる。
例えば、図3に例示するように、開始時刻22a−1が動作の際の時刻に残日数を加えた時刻であるスケジュールデータ22aの場所22a−5に「R会議室」なる値が記憶されていれば、「○○時××分からR会議室でC会議が予定されていますが、その予定終了まで電池がもちません」などのメッセージを表示部15に表示させる。
第5に、残日数が1日未満であり、かつ、例えば、18時間未満である場合、動作継続日数予測機能11cは、充電可能状況データ22fの状況22f−1に含まれる曜日と時間帯とを検索する。そして、検索された状況22f−1に含まれる曜日と時間帯の中で、動作の際の時刻から、その時刻に残日数を加えた時刻と一致するものがあるか否かを調べる。そして一致するものがある場合、検索された状況22f−1に含まれる曜日と時間帯とからメッセージを作成して表示部15に表示させる。
図8に例示するように、検索された状況22c−1に「時間帯:21〜23時」なる値が含まれる場合、動作継続日数予測機能11cは、例えば、「本日の21時〜23時には、必ず充電して下さい」などのメッセージを表示部15に表示させることができる。
第6に、動作の際の時刻に残日数を加えた時刻が動作の日の24時以前である場合、動作継続日数予測機能11cは、「電池は、本日一杯はもちません」、「本日中に必ず充電して下さい」などのメッセージを表示部15に表示させる。
第7に、残日数が1日未満であり、かつ、例えば、18時間未満である場合、動作継続日数予測機能11cは、測位部24に測位させ、装置が位置する場所の緯度及び経度を求めさせる。そして、求められた緯度及び経度との差が少ない緯度経度22f−2を充電可能状況データ22fから検索する。ここで、測位部24によって求められた緯度及び経度は、特に、装置が建物内に位置する場合、測位誤差を含むことが避けられない。そこで、求められた緯度及び経度と一致する緯度経度22f−2を検索することは適切ではなく、差が少ない緯度経度22f−2を検索することが適切である。
そして、動作継続日数予測機能11cは、検索された緯度経度22f−2と関連付けられた状況22f−1に場所を示す情報が含まれている場合、その場所を示す情報からメッセージを作成して表示部15に表示させる。図8に例示するように、関連付けられた状況22f−1に場所を示す「場所:R会議室」なる値がある場合、動作継続日数予測機能11cは、「R会議室が近くにあります。そこで充電できませんか」などのメッセージを表示部15に表示させる。更に、残日数が特に小さい、例えば、2時間程度の場合、動作継続日数予測機能11cは、「R会議室が近くにあります。急いでそこで充電して下さい」などのメッセージを表示部15に表示させる。
第8に、動作継続日数予測機能11cは、残日数が特に小さい、例えば、1時間以下や、2時間以下である場合、測位部24に測位させ、装置が位置する場所の緯度及び経度を求めさせる。そして、求められた緯度及び経度との差が少ない緯度経度22e−3を充電ログデータ22eから検索する。ここで、測位部24によって求められた緯度及び経度は、測位誤差を含むことが避けられず、差が少ない緯度経度22e−3を検索することは、上述の通りである。
そして、検索された緯度経度22e−3と関連付けて記憶された時刻22e−1の中で現在時刻と近い値、即ち、最も近い過去の値を得ることによって、動作継続日数予測機能11cは、「○日○時頃、この近くで充電しました。急いで充電した場所へ行って充電して下さい」などのメッセージを表示部15に表示させる。
なお、以上の説明で、充電電池31fが満充電であることと、残日数の長短とは直接には関係しない。即ち、装置を高頻度で動作させると、充電電池31fが満充電であっても、残日数が1日未満である場合がある。この場合、充電電池31fの充電なしで装置が継続して動作する日数を報知する観点からは、残日数が1日未満であることを報知することが好ましい。しかし、充電電池31fを充電し、その充電が完了した際には、充電電池31fが満充電であることを報知することによって充電完了を報知することが望ましい。充電完了の報知によって、使用者は、装置を充電器から切り離すことができるからである。
そこで、動作継続日数予測機能11cは、装置が高頻度で動作される場合(高頻度で動作されるか否かは、電力消費状況データ22cの単位時間あたり消費電力量22c−2によって判断が可能である。)、充電電池31fが満充電であるか否かの判断に用いられる満充電閾値を小さい値とする。即ち、充電電池31fに蓄えられた電力量と、充電電池31fに蓄えることができる最大の電力量との差が特に小さい場合に限って、充電電池31fが満充電であることを示す残日数表示15bを選択して、表示部15に表示させる。
以上説明した、動作継続日数予測機能11cが、装置が動作を継続可能な時間の予測、及び、充電電池31fの充電を促す報知の動作は、上述した、動作継続日数予測機能11cが電力消費状況データ22c、動作状況データ22d及び充電可能状況データ22fを記憶させる動作と比較して、頻繁に実行させることが適切である。
最も頻繁に実行させるには、送受信部13が間欠起床する際に、併せて実行させても良い。また、充電電池31fに蓄えられた電力量が少なくなるに従って、より頻繁に実行させても良い。充電電池31fの充電の必要性が高まるに従って、より正確に上記時間の予測と、充電を促す報知を行うことが適切だからである。
以上の説明は、本発明を移動通信装置に適用した形態を例にとって行ったが、これに限るものではない。本発明は、あらゆる電池に蓄えられた電力によって動作する装置に適用することが当然に可能である。その電池は、充電電池に限るものではない。乾電池などの充電ができない電池であっても良い。この場合、本発明は、予備の電池の用意の必要性を報知する動作に適用される。本発明は以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
本発明の実施形態に係る移動通信装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る電源部の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係るスケジュールデータの構成の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る電力消費ログデータの構成の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る電力消費状況データの構成の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る動作状況データの構成の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る充電ログデータの構成の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る充電可能状況データの構成の一例を示す図。 本発明の実施形態に係る装置が動作を継続可能な時間を予測し、充電を促す動作における情報の流れの概要を示す図。 本発明の実施形態に係る動作継続日数予測機能が電力消費状況データを記憶させる動作のフローチャート。 本発明の実施形態に係る動作継続日数予測機能が動作状況データを記憶させる動作のフローチャート。 本発明の実施形態に係る動作継続日数予測機能が充電可能状況データを記憶させる動作のフローチャート。 本発明の実施形態に係る動作継続日数予測機能が残日数の報知、充電を促すメッセージの表示の動作のフローチャート。 本発明の実施形態に係る動作継続日数予測機能によって表示部に表示される残日数表示の一例を示す図。
符号の説明
11 制御部
11a スケジュール管理機能
11b 電力消費履歴管理機能
11c 動作継続日数予測機能
15 表示部
15b 残日数表示
22 記憶部
22a スケジュールデータ
22a−1 開始時刻
22a−2 終了時刻
22a−3 用件
22a−4 用件分類
22a−5 場所
22b 電力消費ログデータ
22b−1、22e−1 時刻
22b−2 アプリケーション
22b−3 要素
22b−4、22e−3、22f−2 緯度経度
22b−5 消費電力量
22c 電力消費状況データ
22c−1、22f−1 状況
22c−2 単位時間あたり消費電力量
22d 動作状況データ
22d−1 動作
22d−2 動作時間
22d−3 動作時間伸び率
22d−4 動作回数
22d−5 動作回数伸び率
22e 充電ログデータ
22e−2 充電状況
22f 充電可能状況データ
24 測位部
31 電源部
31a 電源制御部
31f 充電電池

Claims (14)

  1. 時間帯と、その時間帯の予定とを関連付けて記憶するスケジュール記憶手段と、
    単位時間あたりに消費される電力量と、前記予定とを関連付けて記憶する電力消費状況記憶手段と、
    将来の時間帯と関連付けて前記スケジュール記憶手段に記憶された予定と少なくとも一部が等しい前記電力消費状況記憶手段に記憶された予定を検索し、その検索された予定と関連付けて前記電力消費状況記憶手段に記憶された単位時間あたりに消費される電力量によって、その予定と関連付けて前記スケジュール記憶手段に記憶された前記将来の時間帯に消費される電力量を予測する消費電力量予測手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 時間帯と、その時間帯の予定とを関連付けて記憶するスケジュール記憶手段と、
    単位時間あたりに消費された電力量と、予定とを関連付けて記憶する電力消費状況記憶手段と、
    消費された電力量を測定し、その測定された電力量を単位時間あたりに消費された電力量に変換し、その変換された電力量と、前記消費された電力量が測定された時間帯を含む時間帯と関連付けて前記スケジュール記憶手段に記憶された予定とを前記電力消費状況記憶手段に記憶させる電力消費履歴管理手段と、
    将来の時間帯と関連付けて前記スケジュール記憶手段に記憶された予定と少なくとも一部が等しい前記電力消費状況記憶手段に記憶された予定を検索し、その検索された予定と関連付けて前記電力消費状況記憶手段に記憶された単位時間あたりに消費された電力量によって、その予定と関連付けて前記スケジュール記憶手段に記憶された前記将来の時間帯に消費される電力量を予測する消費電力量予測手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記予定は、場所を示す情報を含む
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 情報処理装置は、充電電池に蓄えられた電力量によって動作し、
    前記電力量は、情報処理装置の動作に消費される電力量であり、
    前記消費電力量予測手段は、前記予測された消費される電力量を積算し、その積算された電力量と前記充電電池に蓄えられた電力量とを比較し、前記充電電池に蓄えられた電力量によって情報処理装置が動作を継続する時間を予測する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 表示手段を更に有し、
    前記消費電力量予測手段は、前記予測された情報処理装置が動作を継続する時間に対応する画像を前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 表示手段を更に有し、
    前記消費電力量予測手段は、現在の時刻に前記予測された情報処理装置が動作を継続する時間を加えた時刻を含む時間帯と関連付けて前記スケジュール記憶手段に記憶された予定を前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 表示手段を更に有し、
    前記消費電力量予測手段は、前記予測された情報処理装置が動作を継続する時間が所定の動作継続時間閾値以下である場合、その時間がその動作継続時間閾値以下である旨を前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 表示手段を更に有し、
    前記消費電力量予測手段は、現在の時刻に前記予測された情報処理装置が動作を継続する時間を加えた時刻が所定の動作継続時刻閾値以下である場合、その時刻がその動作継続時刻閾値以下である旨を前記表示手段に表示させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  9. 表示手段と、
    時間帯と、その時間帯の予定とを関連付けて記憶するスケジュール記憶手段と、
    情報処理装置が位置する場所の緯度及び経度を測位する測位手段と、
    情報処理装置の各部へ電力を供給する充電電池を充電する充電制御手段と、
    予定と、緯度及び経度とを関連付けて記憶する充電状況記憶手段と、
    前記充電制御手段によって前記充電電池が充電された際、その際の時刻を含む時間帯と関連付けて前記スケジュール記憶手段に記憶された予定と、その際に前記測位手段によって測位された緯度及び経度とを前記充電状況記憶手段に記憶させる充電履歴管理手段と、
    前記充電電池に蓄えられた電力量が所定の電力量閾値未満である場合、前記測位手段によって測位された緯度及び経度との差が所定の測位誤差閾値以下である前記充電状況記憶手段に記憶された緯度及び経度を検索し、その検索された緯度及び経度と関連付けて前記充電状況記憶手段に記憶された予定と、前記充電電池の充電を促す旨とを前記表示手段に表示させる消費電力管理手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  10. 前記消費電力管理手段は、情報処理装置の将来の消費電力量を予測し、その予測された消費電力量と前記充電電池に蓄えられた電力量とを比較して、情報処理装置が動作を継続する時間を予測し、
    前記電力量閾値は、前記予測された情報処理装置が動作を継続する時間が所定の動作時間閾値である電力量である
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記予定は、場所を示す情報を含む
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  12. 情報処理装置が位置する場所の緯度及び経度を測位する測位手段と、
    単位時間あたりに消費された電力量と、緯度及び経度とを関連付けて記憶する電力消費状況記憶手段と、
    消費された電力量を測定し、その測定された電力量を単位時間あたりに消費された電力量に変換し、その変換された電力量と、前記消費された電力量が測定された時間帯に前記測位手段によって測位された緯度及び経度とを前記電力消費状況記憶手段に記憶させる電力消費履歴管理手段と、
    前記測位手段によって測位された緯度及び経度との差が所定の測位誤差閾値以下である前記電力消費履歴管理手段に記憶された緯度及び経度を検索し、その検索された緯度及び経度と関連付けて前記電力消費履歴管理手段に記憶された単位時間あたりに消費された電力量によって、将来に消費される電力量を予測する消費電力量予測手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  13. 情報処理装置を構成する処理部またはハードウェア要素の単位時間あたりの動作時間を測定し、その測定された動作時間の時系列から動作時間の伸び率を算出する動作時間伸び率算出手段と、
    前記動作時間伸び率算出手段によって算出された動作時間の伸び率によって、情報処理装置を構成する処理部またはハードウェア要素によって単位時間に消費される電力量の伸びを算出する電力量伸び算出手段と、
    前記電力量伸び算出手段によって算出される消費される電力量の伸びと、過去の単位時間に情報処理装置によって消費された電力量とを加えることによって、将来の単位時間に情報処理装置によって消費される電力量を予測する消費電力量予測手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  14. 情報処理装置を構成する処理部またはハードウェア要素の単位時間あたりの動作回数を測定し、その測定された動作回数の時系列から動作回数の伸び率を算出する動作回数伸び率算出手段と、
    前記動作回数伸び率算出手段によって算出された動作回数の伸び率によって、情報処理装置を構成する処理部またはハードウェア要素によって単位時間に消費される電力量の伸びを算出する電力量伸び算出手段と、
    前記電力量伸び算出手段によって算出される消費される電力量の伸びと、過去の単位時間に情報処理装置によって消費された電力量とを加えることによって、将来の単位時間に情報処理装置によって消費される電力量を予測する消費電力量予測手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
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