JP2009245263A - 情報提示装置および関連ファイル推定システム - Google Patents
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Abstract
【課題】電子ファイルは、一応わかりやすいと思われるフォルダに格納されているが、必ずしもそれが使用する際に利便性の高い分類法であるとは限らない。
【解決手段】関連ファイル推定装置は、ファイル操作情報を参照し、同一ユーザによって同時期にアクセスされたファイルの組を同時アクセスファイル群として記録する。そして、同時アクセスファイル群のうち、同じファイルの組からなるアクセスファイル群の数である同時アクセス回数を計数し、同時アクセス回数が所定の閾値を超えた同時アクセスファイル群を、関連ファイルセットとして登録する。情報提示装置は、ユーザによるファイルの選択を検出し、既に生成されている複数の関連ファイルセットのうち、選択されたファイルを含む関連ファイルセットを抽出し、抽出された関連ファイルセットを一覧表示する。
【選択図】図1
【解決手段】関連ファイル推定装置は、ファイル操作情報を参照し、同一ユーザによって同時期にアクセスされたファイルの組を同時アクセスファイル群として記録する。そして、同時アクセスファイル群のうち、同じファイルの組からなるアクセスファイル群の数である同時アクセス回数を計数し、同時アクセス回数が所定の閾値を超えた同時アクセスファイル群を、関連ファイルセットとして登録する。情報提示装置は、ユーザによるファイルの選択を検出し、既に生成されている複数の関連ファイルセットのうち、選択されたファイルを含む関連ファイルセットを抽出し、抽出された関連ファイルセットを一覧表示する。
【選択図】図1
Description
この発明は、情報提示技術に関連し、特に、関連するファイルを提示するための技術に関する。
コンピュータにおいて使用される電子ファイル(以下、「ファイル」という)は記憶装置において、フォルダやディレクトリなどと呼ばれる保管場所に分類、整理して格納される。フォルダやディレクトリは、入れ子構造により階層化され、全体として木構造を形成している。このようなフォルダ体系は、通常、所定の分類ルールに基づいて、関連するファイルを同じフォルダに格納するよう構成されている。とくに、複数人が利用する共有のファイルサーバにおいては、誰がみても分かりやすくあることを目的とした汎用的な分類ルールが定められていることが多い。ユーザが新たにファイルを格納する場合は、この分類ルールに基づいて、ファイルの格納場所を決定する。
システム開発を行う部署の部内共有サーバを例として説明すると、たとえば最上位の階層には、各プロジェクトごとのフォルダが置かれており、それぞれのプロジェクトフォルダの中には、基本設計、詳細設計、開発、テストなどの各工程に分けたフォルダが置かれており、さらに、それらのフォルダの中にも、各フォルダの内容に応じて設けられた子フォルダ、孫フォルダがあり、その中に、関連するファイルが格納されている。これらのフォルダ体系は、膨大な数のファイルを、分かりやすく整理するためのものであるが、一つの分類ルールがあらゆる場面において最適とは限らない。ファイル間の関連性は、ファイル取得の目的によって変化するためである。
たとえば、あるプロジェクトのテスト関連の資料を参照したい場合は、上述のフォルダ体系のうち、該当するプロジェクトフォルダの中にある、テストフォルダにアクセスすれば事足りるが、システム障害が発生し、障害発生箇所に関連する資料を工程全体にわたって参照する必要がある場合や、複数のプロジェクトのシステム構成を比較したい場合には、各フォルダの階層を一つ一つ辿って、それぞれ目的のファイルを取得していく必要がある。
特許文献1においては、コピー・ペーストの発生頻度が高い電子ファイル間を、関連性の強い組み合わせであると判断する。その結果を画面に表示し、利用者が注目している電子ファイルに対して、関連性の強い電子ファイルを自動表示する。
特開2006−268598号公報
特許文献1は、2つのファイル間の関連性を推測はできるものの、必要とされるファイルが多岐にわたる場合を想定していない。しかし、実際の業務においては、ある目的で参照したいファイルは、少なくとも3以上に及ぶことがほとんどである。また、必要なファイルの数が多くなればなるほど、ファイルアクセスの効率の良さが求められる度合いも大きくなる。また、特許文献1記載の発明では、目的によって、必要となるファイルの組合せが変化する場合に対応できない。さらに、ファイル間でコピー・ペーストが行なわれるのは、通常、そのファイルのレイアウトや定型文など、形式的な部分を使いまわしたい場合が多く、目的上の関連性を推測することは困難である。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、ユーザの使用目的に応じて、必要とされる複数のファイルに容易にアクセスするための技術の提供にある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の関連ファイル推定システムは、ユーザによるファイル操作の内容をファイル操作情報として記録するファイル操作情報記録部と、ファイル操作情報を参照し、同一ユーザにより同時期に操作されたファイルの組を示す関連ファイルセットを生成する関連ファイルセット生成部と、ユーザによるファイルの選択を検出する入力受付部と、既に生成されている複数の関連ファイルセットのうち、選択されたファイルを含む関連ファイルセットを抽出する関連ファイルセット抽出部と、抽出された関連ファイルセットを一覧表示する表示部と、を備える。
本発明の別の態様は、コンピュータプログラムである。このコンピュータプログラムは、ユーザによるファイル操作の内容をファイル操作情報として記録する機能と、ファイル操作情報を参照し、同一ユーザにより同時期に操作されたファイルの組を示す関連ファイルセットを生成する機能と、ユーザによるファイルの選択を検出する機能と、既に生成されている複数の関連ファイルセットのうち、選択されたファイルを含む関連ファイルセットを抽出する機能と、抽出された関連ファイルセットを表示する機能と、をコンピュータに実現させる。
本発明のさらに別の態様は、情報提示装置である。この装置は、ファイルについての指示入力を受け付ける入力受付部と、同時期に参照される複数のファイルを構成要素とする関連ファイルセットの集合が記録された記憶装置を参照する参照部と、指示入力により指示されたファイルを構成要素の一とする関連ファイルセットを一覧表示する表示部と、を備える。
本発明のさらに別の態様は、コンピュータプログラムである。このコンピュータプログラムは、同時期に参照される複数のファイルを構成要素とする関連ファイルセットのリストを記録する記憶装置を参照する機能と、あるファイルについての指示入力が受け付けられた際に、前記ファイルを構成要素の一とする関連ファイルセットを一覧表示させる機能と、をコンピュータに実現させる。
本発明の概要は以下のとおりである。
本発明においては、同時に使用されるファイルの組み合わせ(以下、「関連ファイルセット」という)を記録し、ユーザが、あるファイルを指示したときに、そのファイルを構成要素の一として含む関連ファイルセットを提示する。ここで、ファイルは、ユーザが使用するスタンドアローンのコンピュータに接続された記憶装置に格納されていてもよく、LANやインタネットなどのネットワーク経由で接続された、遠隔地に存在するサーバの記憶装置に格納されていてもよい。
関連ファイルセットは、ファイルへのアクセス状況を監視し、同時によく使用されるファイルの組み合わせについての統計をとることで決定する。
同時によく使用されるファイルの組み合わせについての統計をとるにあたっては、例えば、ファイルにアクセスされていた時間に重なりがあるファイル同士の組み合わせ、すなわち、同時にアクセスされたファイルのセットについて、同時にアクセスされた回数を数える。そしてその回数が所定の閾値を超えたときに、そのファイルセットに属するファイルには特に関連性があると推定する。
関連ファイルセットを記録するにあたっては、例えば、ファイルのタグのような形で、各ファイルにそのファイルを構成要素の一として含むファイルセットを関連づけて記録してもよい。あるいは、関連ファイルセットの集合としてテーブルの形で記録し、必要に応じて参照してもよい。
関連ファイルセットを提示する際には、ユーザがあるファイルを指示したときに、そのファイルを構成要素の一として含む関連ファイルセットのリストを表示させる。ユーザが、複数のファイルを指示したときには、その複数のファイルすべてを構成要素として含むファイルセットを抽出し、表示させてもよい。そして、ユーザがそのリストの一のファイルセットを選択することにより、例えば、その関連ファイルセットに含まれるファイルをすべて開く。これに代えて、その関連ファイルセットに含まれるファイルをユーザの使用している端末にコピーしてもよく、また、新たなフォルダを作成して、その中に格納してもよい。
以下、図面を参照して本発明の構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる関連ファイル推定システム10の構成を示す。関連ファイル推定システム10は、ユーザに情報を提示する情報提示装置12、同時期に使用されるファイルをグループ化する関連ファイル推定装置14、各ファイルへのアクセス情報や、関連づけられたファイルのグループであるファイルセットに関する情報を記録する関連情報記憶装置16、ファイルなどのデータを保持するデータ記憶装置18を含む。関連情報記憶装置16は、各ファイルへのアクセス情報を記録する操作情報記憶部15と、ファイルセットに関する情報を記録する関連ファイルセット記憶部17とを含む。操作情報記憶部15と関連ファイルセット記憶部17は、別個の記憶装置として構成されてもよい。なお、図1においては、一の情報提示装置12を示しているが、一の関連ファイル推定装置14に対して複数の情報提示装置12が、例えばネットワークなどを介して接続された構成としてもよい。
図2(a)から図2(c)は、関連ファイル推定システム10の構成をネットワークとの関係で例示する図である。同図において、点線で囲まれた部分が、LANやインターネットなどのネットワークを介した他の場所(以降、ネットワーク側という)に、例えば共有サーバや、情報提供サーバなどとして存在する。
図2(a)の場合、ユーザ側には、情報提示装置12のみがあり、そのほかの構成はネットワーク側にある。この構成によると、例えば社内の共有ファイルなど、大勢の人が同じような目的で使用する場合に、多くの人により同時期に使用される頻度の高いファイルの組み合わせをユーザに提示することができる。
図2(b)の場合、ネットワーク側にはデータ記憶装置18のみが存在し、そのほかの構成はユーザ側にある。この構成によると、例えばインターネット上のサイトやコンテンツにアクセスする場合、各ユーザについて、それぞれのユーザがよく同時期にアクセスするサイトやコンテンツの所在に関する情報をグループ化して提示することができる。
図2(c)の場合、関連ファイル推定システム10は、すべてユーザ側にあり、例えばスタンドアローンのコンピュータなどとして構成される。この場合、例えばデスクトップにある大量のファイルや、一応はフォルダに振り分けて格納されているファイルについて、関連のあるファイルをまとめて一のフォルダに格納するなど、ファイルを整理することが可能である。
以上のように、複数の構成があるが、それぞれ利益があり、以下、特にいずれの構成であるか問わない。また、図2(a)〜(c)においては、情報提示装置12、関連ファイル推定装置14、関連情報記憶装置16およびデータ記憶装置18は、それぞれ一のみ示しているが、複数台設置されてもよい。この場合、同一種類の装置がユーザ側とネットワーク側の両方に設置されてもよい。
図3は、関連ファイル推定装置14の内部構成を示す。関連ファイル推定装置14は、アクセスログ作成部20と、関連ファイルセット生成部21を備える。
関連ファイルセット生成部21は、ファイルセット記録部22、関連ファイルセット判定部24を備える。ファイルセット記録部22は、ログ参照部30と、ファイルセット決定部32を含み、同一ユーザによって同時にアクセスされたファイル群を記録する。関連ファイルセット判定部24は、テーブル検索部40と、テーブル更新部42を含む。
関連ファイルセット生成部21は、ファイルセット記録部22、関連ファイルセット判定部24を備える。ファイルセット記録部22は、ログ参照部30と、ファイルセット決定部32を含み、同一ユーザによって同時にアクセスされたファイル群を記録する。関連ファイルセット判定部24は、テーブル検索部40と、テーブル更新部42を含む。
アクセスログ作成部20は、関連ファイル推定処理を行う際に判断資料として用いられるアクセスログ情報などのファイル操作情報を作成する。アクセスログ情報には、各ファイルへのアクセス開始およびアクセス終了時刻が記録される。図4は、関連情報記憶装置16に格納されるアクセスログ情報テーブル100の構成例を示す。アクセスログ情報テーブル100は、ユーザ識別子欄102、ファイル識別子欄104、アクセス開始日時欄106、アクセス終了日時欄108を含む。ユーザ識別子欄102には、ファイルにアクセスをしたユーザのIDが記録される。図4では、ユーザの名をIDとして示している。ファイル識別子欄104には、アクセスが開始されたファイルの識別子が記録される。アクセス開始日時欄106には、そのファイルへのアクセスが開始された日時が記録される。アクセス終了日時欄108には、そのファイルへのアクセスが終了された日時が記録される。まだアクセス中であるファイルについては、例えば「未」などと記録する。
図5は、図3の関連ファイル推定装置14において、アクセスログ情報を作成する手順を示すフローチャートである。まず、ログイン時や、ユーザによりアクセスログの記録を開始するよう指示がなされた時などに、アクセスログ作成部20はユーザIDを取得する(S10)。アクセスログ作成部20は続いて、アクセス終了するファイルがあるか(S12)、アクセス開始するファイルがあるか(S14)監視する。
ファイルへのアクセスが開始された場合(S14のY)には、新たなアクセスログを作成する(S16)。具体的には、図4のアクセスログ情報テーブル100にあらたな行を追加し、ユーザ識別子欄102にファイルにアクセスをしたユーザのIDを記録し、ファイル識別子欄104にアクセスが開始されたファイルの識別子を記録し、アクセス開始日時欄106に、そのファイルへのアクセスが開始された日時を記録する。アクセス開始するファイルがない場合(S14のN)やアクセス終了するファイルがない場合(S12のN)には、引き続き監視を続ける。アクセス終了するファイルがある場合には(S12のY)、アクセスログ情報テーブル100のアクセス終了日時欄108に、アクセス終了時刻を記録する(S18)。
ユーザがログアウトするまで、S12からS18の処理が繰り返され(S20のN)、ユーザがログアウトした場合(S20のY)、アクセスログ生成処理は終了する。なお、ログアウトする前でも、ユーザから終了する旨の指示入力を受け付けた際に終了することとしてもよい。
次に、ファイルセットを生成する手順について説明する。この処理においては、同時に使用されていたファイルを、図4のアクセスログ情報テーブル100から抽出して、同時に使用されていたファイルの組であるファイルセットを生成する。前述のように、同時に使用されていたか否かは、同一ユーザによってファイルが開かれていた時間帯に重なりがあり、その重なりが所定の閾値以上であるかによって判断する。
ここで所定の閾値は、ファイルの用途や平均的な使用状況によって定めてよく、ユーザごとに異なる値を設定してもよい。例えば、比較的、各ファイルを開いたまま使用する場合には、閾値として5分を設定してもよく、ファイルを開いて、プリントアウトしてすぐ閉じるような使い方が多い場合には、閾値として30秒を設定してもよい。また、一定期間ファイルの使用状況を監視し、集計することにより、最適な閾値を定めてもよい。
また、ファイルが同時に使用されていたか否かの判定においては、各ファイルへのアクセス開始時間と終了時間の前後に所定の付加時間を付加してアクセス時間を延長した上で、ファイル相互の延長されたアクセス時間を比較し、その重なりが所定の閾値以上であるかによって判断してもよい。これにより、ファイルが開かれていた時間帯には実際に重なりがなくとも、続けて使用されている場合に、ファイルの関連性を推定することができる。所定の付加時間についても上述の閾値と同様に、用途や平均的な使用状況によって定めてよく、ユーザごとに異なる値を設定してもよい。また、一定期間ファイルの使用状況を監視し、集計することにより、最適な付加時間を定めてもよい。
図6は、ファイルセット生成処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、例えば1日に1回、決まった時間に行われる。まず、ログ参照部30が、アクセスログ情報テーブル100のユーザ識別子欄102を参照し、同一ユーザのアクセスログレコードを抽出する(S30)。続いて、ファイルセット決定部32は、同一ユーザによってファイルが開かれていた時間帯に重なりがあり、その重なりが所定の閾値以上であるようなレコードのグループを作成する。具体的には、各レコードについてアクセスログ情報テーブル100のアクセス開始日時欄106とアクセス終了日時欄108を参照し、グループ内の全レコードのアクセス開始時刻が、グループ内の全レコードのアクセス終了時刻から所定の閾値を差し引いた時刻よりも早くなるような、レコードのグループを作成する(S32)。
図7は、ステップS32において同一ユーザのアクセスログレコードから作成されたレコードのグループの例を示す図である。図7の例では、あるユーザが、A, B, C, D の4個のファイルにアクセスした場合について、各ファイルへのアクセス状況を矢印で示している。te(B)、te(C)は、それぞれ、ファイルB、ファイルCへのアクセス終了時刻を示す。αは、所定の閾値である。
グループ1に着目すると、ファイルBのアクセス終了時刻te(B)から所定の閾値αを差し引いた時刻te(B)−αより、ファイルA、ファイルBともアクセス開始時刻が早い。ファイルAのアクセス終了時刻から所定の閾値αを差し引いた時刻よりも、ファイルA、ファイルBともに、そのアクセス開始時刻が早いことは明らかである。
同様に、グループ2に着目すると、ファイルCのアクセス終了時刻te(C)から所定の閾値αを差し引いた時刻te(C)−αより、ファイルA、ファイルC、ファイルDともアクセス開始時刻が早い。ファイルAのアクセス終了時刻から所定の閾値αを差し引いた時刻およびファイルDのアクセス終了時刻から所定の閾値αを差し引いた時刻よりも、ファイルA、ファイルC、ファイルDともにそのアクセス開始時刻が早いことは明らかである。
図6に戻る。次に、ファイルセット決定部32は、作成したレコードのグループに記録されたファイルを同時使用ファイルとして、同時使用ファイルの組である同時アクセスファイルセット(「ファイルセット」ともいう)を生成する。そして、関連情報記憶装置16に格納される同時アクセステーブルに、生成した同時アクセスファイルセットの情報を追加し(S34)、ファイルセット生成処理を終了する。
なお、同時アクセスファイルセットを構成するファイルの数について、用途や目的に応じて、例えば、2個以上、3個以上、4個以上、5個以上などと条件を設けてもよい。
図8は、関連情報記憶装置16の関連ファイルセット記憶部17に格納される同時アクセスファイルテーブル(「同時アクセステーブル」ともいう)120の構成例を示す。同時アクセスファイルテーブル120は、同時使用ファイル欄122、ユーザ識別子欄124、ユーザ属性欄126を含む。同時使用ファイル欄122には、ファイルセット決定部32が作成した同時アクセスファイルセットの構成要素であるファイルの識別子が記述される。ユーザ識別子欄124には、その同時アクセスファイルセットにアクセスしたユーザの識別子が記録される。ユーザ属性欄126には、例えば、企業内の所属などのような、ユーザの属性が記録される。
ユーザ属性に関する情報は、例えば、図9に示す、ユーザ情報テーブル140を前もって準備しておき、ユーザ識別子欄142からユーザ識別子を検索し、対応する属性をユーザ属性欄144から読み出すことにより、取得してもよい。ユーザ属性情報は、複数種類記録され、用いられてもよい。
次に、生成された同時アクセスファイルセットについて、同じ組み合わせで使用された頻度などからファイル相互の関連性を判定し、関連性が推定できるファイルセットを抽出する関連ファイルセット生成処理について説明する。
本実施例においては、そのファイルセットに所属するすべてのファイルに同時にアクセスされた回数が所定の閾値を超えた場合、その同時アクセスファイルセットに属するファイルには、相互に関連があると推定し、関連ファイルセットとして、関連ファイルセットテーブルに移動させる。回数を数える際には、同一人の複数回のアクセスは、例えば、何回アクセスしても1回と数えることとしてもよく、重複して数えることとしてもよい。また、回数に、ユーザの属性に基づいて定められる係数によって重みをつけてもよい。例えば、同一の課に所属するユーザが、同一のファイルセットにアクセスした際には、より関連性が推定されるとして、1回のアクセスについて、2回とカウントしてもよい。
ファイルセットに属するファイル相互に関連があるか否か判定する際の所定の閾値は、用途、目的やファイルにアクセスされる頻度などに基づいて、任意に定めてよい。個人の所有するファイルについて本発明を適用する場合、アクセス回数はそれほど多くないことが予想されるため、例えば閾値として2を設定してもよい。また、インターネットに接続された情報提供サーバなどに本発明を適用し、多数のユーザのアクセス状況を監視する場合など、アクセス回数が非常におおいことが予想されるときには、例えば閾値として100を設定してもよい。また、閾値は経験的に定めてもよく、アクセス状況を監視し、統計をとることにより定めてもよい。
図10は、関連情報記憶装置16に格納される関連ファイルセットテーブル(「関連テーブル」ともいう)160の構成例を示す。関連ファイルセットテーブル160は、関連ファイルセット識別子欄162、ファイル識別子欄164、登録日欄166、最新アクセス日欄168、優先度欄170を含む。関連ファイルセット識別子欄162には、関連ファイルセットの識別子を記録する。各関連ファイルセットには、ユーザが名前をつけることができる設定としてもよく、その場合、関連ファイルセット名称欄(図示せず)を設けてもよい。ファイル識別子欄164には、その関連ファイルセットに所属するファイルの識別子を記録する。登録日欄166には、そのファイルセットへのアクセス回数が所定の閾値を超え、関連ファイルセットとして登録された日時を記録する。最新アクセス日欄168には、その関連ファイルセットにアクセスされた最新の日時を記録する。
登録された各ファイルセットを関連ファイルセットとして保持するための条件を設定してもよい。例えば最新アクセス日について、過去一年間アクセスされなかった関連ファイルセットについては、ファイルセットの情報を削除したり優先度を最も低く設定したりしてもよい。これにより、例えば、業務形態の変更などにより使われなくなったファイルの組み合わせの情報をリフレッシュすることが可能となる。優先度欄170には、その関連ファイルセットの優先度を記録する。優先度は、例えば、その関連ファイルセットにアクセスされた頻度や、最新アクセス日などに基づいて決定してもよい。また、ユーザが、優先度を決定することができる設定としてもよく、複数のユーザが評価したポイントの集計結果を加味して優先度を決定してもよい。
図11は、関連ファイルセット生成処理の手順を示すフローチャートである。この処理も、例えば1日に1回、決まった時間に行われる。まず、関連ファイルセット判定部24のテーブル検索部40は、同時アクセスファイルテーブル120において、同時アクセスファイルセットの構成要素である同時使用ファイルが一致するレコードを計数する(S50)。同一ユーザに関するレコードについては、例えばカウントしないこととしてもよい。
続いて、テーブル検索部40は、関連ファイルセットテーブル160を検索し、その同時使用ファイルと、その構成ファイルが同一である関連ファイルセットが関連テーブル内に存在するか否か判定する(S52)。関連ファイルセットテーブル160内に存在しない場合(S52のN)、関連ファイルセット判定部24のテーブル更新部42は、その同時アクセスファイルセットを新規関連ファイルセットとして、関連ファイルセットテーブル160にその情報を追加する(S54)。関連ファイルセットテーブル160内に存在する場合(S52のY)、関連ファイルセット判定部24のテーブル更新部42は、関連ファイルセットテーブル160内の関連ファイルセットに対する最新アクセス日と優先度とを更新する(S56)。
以上の手順に従って、ユーザの各ファイルへのアクセス状況を記録し、統計をとることにより、互いに関連を有すると推定される関連ファイルセットに関する情報を取得することができる。この関連ファイルセットの集合は、関連ファイルセットテーブル160のように、各関連ファイルセットを列記する形式で関連情報記憶装置16に記録されてもよい。また、各ファイルに対して、そのファイルを構成要素の一とする関連ファイルセットのリストを関連づけた、例えばファイルのタグのような形式で関連情報記憶装置16に記録されてもよい。
次に、関連づけされたファイルセットをユーザに提示する情報提示装置12について説明する。図12は、情報提示装置12の内部構成を示す。情報提示装置12は、入力受付部50、関連情報参照部52、表示部54、関連ファイル複製部56、関連ファイル格納部58、を含む。なお、関連ファイル複製部56および関連ファイル格納部58は、関連ファイル推定装置14の機能の一部として実現されてもよい。
入力受付部50は、ユーザがキーボード、ポインティングデバイスなどの操作部(図示せず)から入力した、ファイルの指示や選択などの入力を受け付ける。関連情報参照部52は、関連情報記憶装置16に格納された関連ファイルセットテーブル160を検索し、指示されたファイルを含む関連ファイルセットを抽出する。または、関連ファイルに関する情報がタグなどの形式で各ファイルに関連づけられて記録されている場合には、関連情報参照部52は、指示されたファイルに関連づけられて記録された関連ファイルセットのリストなどの情報を参照する。表示部54は、ユーザが指示したファイルを構成要素に含む関連ファイルセットの一覧を表示する。
表示部54はまた、表示した関連ファイルセットのうちの一の関連ファイルセットをユーザが選択入力した際に、指示された関連ファイルセットを提示する。例えば、いわゆるショートカット表示として、指示された関連ファイルセットに属するファイルの格納場所を示す情報を表示してもよく、またファイルを開いて、直ぐに使用可能な形式で表示してもよい。また、表示部54以外が指示された関連ファイルセットを提示してもよい。例えば、関連ファイル複製部56は、ユーザが一の関連ファイルセットを選択入力した際に、その関連ファイルセットに属するファイルを複製し、ユーザが使用する端末によって指定される記憶装置にネットワークを介して転送し、格納してもよい。また、関連ファイル格納部58は、ユーザが一の関連ファイルセットを選択入力した際に、その関連ファイルセットに属するファイルを、新たに生成したフォルダに格納してもよい。
図1、図2、図3、および図12において様々な処理を行う機能ブロックとして示される各ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。
図13は、図12の情報提示装置12において、関連ファイルセットを提示する手順を示すフローチャートである。はじめに、入力受付部50があるファイルに対する指示入力を受け付ける(S70)。この際、複数のファイルに対する指示入力を受け付けてもよい。関連情報参照部52は、関連情報記憶装置16に格納された関連ファイルセットテーブル160を参照し、指示されたファイルを構成要素として含む関連ファイルセットを抽出し(S72)、必要に応じて、優先度順に並べる(S74)。なお、各ファイルと、そのファイルを構成要素として含む関連ファイルセットのリストとが関連づけられて、例えばファイルのタグのような形式で記録されている場合、関連情報参照部52は単に、各ファイルに関連づけられた関連ファイルセットのリストを参照すればよい。続いて、表示部54は、抽出され、または参照された、ユーザが指示したファイルを構成要素に含む関連ファイルセットの一覧を表示する(S76)。
図14は、表示部54が関連ファイルセットの一覧を表示した際の画面例を示す。ここでは、ユーザによってファイル「M07」を指示する入力がなされ、表示部54が、指示されたファイル「M07」を構成要素として含む関連ファイルセットの一覧を表示している。図14においては、各関連ファイルセットを構成する、「M07」以外のファイルも一覧表示させているが、例えば、ユーザにより関連ファイルの名称が設定された場合には、各関連ファイルセットの名称のみ表示するなどしてもよい。また、表示する関連ファイルセットの数に上限を設けて、優先度の高いファイルセットのみ表示してもよい。
入力受付部50は、二以上のファイルを指示する入力を受け付けてもよい。この場合、同じフォルダに格納されている二以上のファイルに対する指示入力を受け付けてもよく、また、異なるファイルに格納されている二以上のファイルに対する指示入力を受け付けてもよい。関連情報参照部52は、関連情報記憶装置16に格納された関連ファイルセットテーブル160を参照し、指示された複数のファイルを構成要素として含む関連ファイルセットを抽出し、必要に応じて、優先度順に並べる。そして、表示部54は、指示された二以上のファイルの属する関連ファイルセットを一覧表示する。
図15は、ユーザにより二のファイルを指示する入力がなされた際の、表示部54による関連ファイルセット一覧の表示画面例を示す図である。図14において指示されたフォルダ「2007」のファイル「M07」に加えて、フォルダ「2008」のファイル「N08」が指示されている。その結果、フォルダ「2007」のファイル「M07」とフォルダ「2008」のファイル「N08」の両方を構成要素として含む、関連ファイルセットのみが表示されている。
図13に戻る。入力受付部50は、表示された関連ファイルセットの一覧のうちの一の関連ファイルセットについての選択入力を受け付ける(S78)。そして、表示部54、関連ファイル複製部56または関連ファイル格納部58が、選択された関連ファイルセットを提示する(S80)。ファイルを提示する際には、表示部54は、選択された関連ファイルセットに属するファイルの格納場所を示す情報を表示してもよく、選択された関連ファイルセットに属するファイルを全て、すぐに参照可能な形式で表示してもよい。これにより、必要なファイルが別々のフォルダに格納されている場合であっても、ユーザはそれぞれのファイルの格納場所を探すことなく容易に必要なファイルを手元で使用することができる。
また、関連ファイル複製部56が、選択された関連ファイルセットに属するファイルを複製し、ユーザが使用する端末によって指定される記憶装置にネットワークを介して転送し、格納してもよい。これにより、必要なファイルが別々のサイトに存在する場合であっても、ユーザは容易に必要なファイルを手元に用意することができる。
また、スタンドアローンのコンピュータにおいて利用する場合などには、関連ファイル格納部58が新たにフォルダを生成し、選択された関連ファイルセットに属するファイルを、新たに生成したフォルダに格納してもよい。これにより、フォルダに格納されていない大量のファイルや、適切でない分類方法によりフォルダに分けて格納されているファイルなどについて、関連するファイルをまとめて一のフォルダに格納することにより、ファイルを整理することができる。
以上の構成による動作は以下のとおりである。まず、ユーザが電子ファイルを用いて所望の作業をする状況を考える。例えば、複数のユーザが、社内の共有サーバに格納されるデータを使用しながら作業している状況、あるいは一人のユーザが、スタンドアローンのコンピュータで複数のファイルを用いて作業する状況である。この過程において、複数のファイルに同時にアクセスがなされることがある。図3の関連ファイル推定装置14は、図5、図6および図11の手順に従って同時にアクセスされたファイルセットを記録し、統計的に同時にアクセスされる頻度の高いファイルのグループ、すなわち関連ファイルセットを記録する。
ユーザは、作業に必要な複数のファイルが異なるフォルダにまたがって格納されており、いちいち探し出すのが大変であるような場合に、必要な複数のファイルのうちの一をポインティングデバイスで指示する。図12の情報提示装置12は、指示されたファイルを構成要素として含む関連ファイルセットの一覧を表示する。一のファイルを指示しても、そのファイルを構成要素として含む関連ファイルセットが多数あることなどにより、所望のファイルセットを探すのに時間がかかることが予想されるときには、ユーザは、必要な複数のファイルのうちの二以上のファイルを指示して、絞り込みをかけてもよい。この場合、情報提示装置12は、指示された二以上のファイルの属する関連ファイルセットを一覧表示する。
ユーザは、一覧表示された関連ファイルセットのうち、所望の作業に必要な複数のファイルの組である所望のファイルセットを選択し、入力する。情報提示装置12は、選択されたファイルセットに属するファイルを、例えば、すぐに参照可能な状態で開いて表示させる。したがって、異なるフォルダにまたがって格納されている、作業に必要な複数のファイルを探し出す手間が省ける。
このように、本発明によれば、実際のフォルダの構成にかかわらず、関連のある複数の電子ファイルを、ユーザにわかりやすく示すことができる。また、ファイルについてのアクセス履歴を監視することにより、複数の電子ファイルの関連性を推定することができる。
以上、本発明について実施例をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
例えば、本発明は、以下の項目により実現されてもよい。
(項目1)
第1のファイルに対するユーザの操作を検出し、ユーザによる前記第1のファイルの操作結果を記録するアクセスログ作成部と、
前記ユーザが第1のファイルを参照している期間に前記ユーザによる第2のファイルの操作が更に検出されたことを条件として、前記第1のファイルと前記第2のファイルを対応づけて関連ファイルセットとして登録する関連ファイルセット生成部と、
ユーザによるファイルの操作が検出されたとき、複数の関連ファイルセットを参照して、前記操作対象のファイルを含む関連ファイルセットを抽出する関連情報参照部と、
前記検出された関連ファイルセットを表示する表示部と、
を備えることを特徴とする関連ファイル提示システム。
(項目2)
前記関連ファイルセット生成部は、
前記第1のファイルを参照している期間に前記第2のファイル操作が更に検出されたとき、前記第1のファイルおよび前記第2のファイルが共にオープンされている時間を計測し、前記計測した時間が所定の閾値を超えたことを条件として、前記第1のファイルと前記第2のファイルを対応づけて関連ファイルセットとして登録することを特徴とする(項目1)に記載の関連ファイル提示システム。
(項目3)
前記関連ファイルセット生成部は、
前記第1のファイルを参照している期間に前記第2のファイル操作が検出された回数を計測し、前記計測された回数が所定の閾値を超えたことを条件として、前記第1のファイルと前記第2のファイルを対応づけて関連ファイルセットとして登録することを特徴とする(項目1)または(項目2)に記載の関連ファイル提示システム。
(項目4)
ユーザによる操作結果記録を保持する操作情報記憶部をさらに備え、
前記関連ファイルセット生成部は、定期的に、前記操作情報記憶部に保持されている複数の操作記録を参照し、同時期参照の関係にある複数のファイルを検出して、前記第1のファイルと前記第2のファイルを対応づけて関連ファイルセットとして登録することを特徴とする(項目1)から(項目3)のいずれかに記載の関連ファイル提示システム。
(項目1)
第1のファイルに対するユーザの操作を検出し、ユーザによる前記第1のファイルの操作結果を記録するアクセスログ作成部と、
前記ユーザが第1のファイルを参照している期間に前記ユーザによる第2のファイルの操作が更に検出されたことを条件として、前記第1のファイルと前記第2のファイルを対応づけて関連ファイルセットとして登録する関連ファイルセット生成部と、
ユーザによるファイルの操作が検出されたとき、複数の関連ファイルセットを参照して、前記操作対象のファイルを含む関連ファイルセットを抽出する関連情報参照部と、
前記検出された関連ファイルセットを表示する表示部と、
を備えることを特徴とする関連ファイル提示システム。
(項目2)
前記関連ファイルセット生成部は、
前記第1のファイルを参照している期間に前記第2のファイル操作が更に検出されたとき、前記第1のファイルおよび前記第2のファイルが共にオープンされている時間を計測し、前記計測した時間が所定の閾値を超えたことを条件として、前記第1のファイルと前記第2のファイルを対応づけて関連ファイルセットとして登録することを特徴とする(項目1)に記載の関連ファイル提示システム。
(項目3)
前記関連ファイルセット生成部は、
前記第1のファイルを参照している期間に前記第2のファイル操作が検出された回数を計測し、前記計測された回数が所定の閾値を超えたことを条件として、前記第1のファイルと前記第2のファイルを対応づけて関連ファイルセットとして登録することを特徴とする(項目1)または(項目2)に記載の関連ファイル提示システム。
(項目4)
ユーザによる操作結果記録を保持する操作情報記憶部をさらに備え、
前記関連ファイルセット生成部は、定期的に、前記操作情報記憶部に保持されている複数の操作記録を参照し、同時期参照の関係にある複数のファイルを検出して、前記第1のファイルと前記第2のファイルを対応づけて関連ファイルセットとして登録することを特徴とする(項目1)から(項目3)のいずれかに記載の関連ファイル提示システム。
10_関連ファイル推定システム、12 情報提示装置、14 関連ファイル推定装置、16 関連情報記憶装置、20 アクセスログ作成部、22 ファイルセット記録部、24 関連ファイルセット判定部、30 ログ参照部、32 ファイルセット決定部、40 テーブル検索部、42 テーブル更新部、50 入力受付部、52 関連情報参照部、54 表示部、56 関連ファイル複製部、58 関連ファイル格納部。
Claims (15)
- ユーザによるファイル操作の内容をファイル操作情報として記録するファイル操作情報記録部と、
前記ファイル操作情報を参照し、同一ユーザにより同時期に操作されたファイルの組を示す関連ファイルセットを生成する関連ファイルセット生成部と、
ユーザによるファイルの選択を検出する入力受付部と、
既に生成されている複数の関連ファイルセットのうち、前記選択されたファイルを含む関連ファイルセットを抽出する関連ファイルセット抽出部と、
前記抽出された関連ファイルセットを一覧表示する表示部と、
を備えることを特徴とする、関連ファイル推定システム。 - 前記関連ファイルセット生成部は、
前記ファイル操作情報を参照し、同一ユーザによって同時期にアクセスされたファイルの組を同時アクセスファイル群として記録し、
前記同時アクセスファイル群のうち、所定の条件を満たすものを、関連ファイルセットとして登録することを特徴とする請求項1に記載の関連ファイル推定システム。 - 前記関連ファイルセット生成部は、
前記同時アクセスファイル群のうち、同じファイルの組からなるアクセスファイル群の数である同時アクセス回数を計数し、
前記同時アクセス回数が所定の閾値を超えた同時アクセスファイル群を、関連ファイルセットとして登録することを特徴とする請求項2に記載の関連ファイル推定システム。 - 前記関連ファイルセット生成部は、
前記同時アクセス回数が所定の閾値を超えた同時アクセスファイル群が、関連ファイルセットとして登録されていた場合には、その関連ファイルセットの優先度を高くし、
前記表示部は、前記抽出された関連ファイルセットを、優先度の高い順に一覧表示することを特徴とする請求項3に記載の関連ファイル推定システム。 - 前記関連ファイルセット生成部は、
前記同時アクセス回数が所定の閾値を超えた同時アクセスファイル群が、関連ファイルセットとして登録されていた場合、その関連ファイルセットについての最新アクセス日を更新し、
前記表示部は、前記抽出された関連ファイルセットを、最新アクセス日の新しい順に一覧表示することを特徴とする請求項3に記載の関連ファイル推定システム。 - ユーザによるファイル操作の内容をファイル操作情報として記録する機能と、
前記ファイル操作情報を参照し、同一ユーザにより同時期に操作されたファイルの組を示す関連ファイルセットを生成する機能と、
ユーザによるファイルの選択を検出する機能と、
既に生成されている複数の関連ファイルセットのうち、前記選択されたファイルを含む関連ファイルセットを抽出する機能と、
前記抽出された関連ファイルセットを表示する機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - ファイルについての指示入力を受け付ける入力受付部と、
同時期に参照される複数のファイルを構成要素とする関連ファイルセットの集合が記録された記憶装置を参照する参照部と、
前記指示入力により指示されたファイルを構成要素の一とする関連ファイルセットを一覧表示する表示部と、を備えることを特徴とする情報提示装置。 - 前記記憶装置には、各ファイルと、そのファイルを構成要素の一とする関連ファイルセットとのリストが関連づけられて記憶されていることを特徴とする請求項7に記載の情報提示装置。
- 前記参照部は、前記入力受付部が二以上のファイルに対する指示入力を受け付けた際に、前記記憶装置を参照し、前記二以上のファイル全てを含む関連ファイルセットを抽出し、
前記表示部は、前記参照部によって抽出された関連ファイルセットを一覧表示することを特徴とする請求項7または8に記載の情報提示装置。 - 前記入力受付部は、前記表示部により画面に表示された関連ファイルセットのうち一の関連ファイルセットに対する指示入力を受け付け、
前記表示部は、前記指示入力により指示された関連ファイルセットに属するファイルを開いて表示することを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の情報提示装置。 - 前記入力受付部は、前記表示部により画面に表示された関連ファイルセットのうち一の関連ファイルセットに対する指示入力を受け付け、
前記表示部は、前記指示入力により指示された関連ファイルセットに属するファイルの格納場所を示す情報を表示することを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の情報提示装置。 - 前記入力受付部は、前記表示部により画面に表示された関連ファイルセットのうち一の関連ファイルセットに対する指示入力を受け付け、
前記指示入力により指示された関連ファイルセットに属するファイルを複製し、前記指示が入力された端末ごとに指定される記憶装置にネットワークを介して転送し、前記記憶装置に格納する関連ファイル複製部をさらに備えることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の情報提示装置。 - 前記入力受付部は、前記表示部により画面に表示された関連ファイルセットのうち一の関連ファイルセットに対する指示入力を受け付け、
新たにフォルダを作成し、前記指示入力により指示されたファイルセットに属するファイルを前記フォルダに格納する関連ファイル格納部をさらに備えることを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の情報提示装置。 - 前記表示部は、前記関連ファイルセットを、その関連ファイルセットに属する全てのファイルについて、同一ユーザによってファイルが開かれていた時間帯に重なりがあり、その重なりが所定の閾値以上である事象の生ずる頻度の高い順に並べて、画面に一覧表示させることを特徴とする請求項7から13のいずれかに記載の情報提示装置。
- 同時期に参照される複数のファイルを構成要素とする関連ファイルセットのリストを記録する記憶装置を参照する機能と、
あるファイルについての指示入力が受け付けられた際に、前記ファイルを構成要素の一とする関連ファイルセットを一覧表示させる機能と、をコンピュータに実現させることを特徴とするコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008092390A JP2009245263A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 情報提示装置および関連ファイル推定システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008092390A JP2009245263A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 情報提示装置および関連ファイル推定システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009245263A true JP2009245263A (ja) | 2009-10-22 |
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ID=41307061
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008092390A Pending JP2009245263A (ja) | 2008-03-31 | 2008-03-31 | 情報提示装置および関連ファイル推定システム |
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JP (1) | JP2009245263A (ja) |
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