JP2009245086A - 警備装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】警備装置は、監視区域の開閉体を監視する開閉センサ及び監視区域内の移動体を検知する移動体センサと接続されるセンサ信号入力部と、警備状態として異常を通報しない警備解除モードまたは異常を通報する警備セットモードの設定信号を入力する操作部と、利用者端末から警備セットモードの設定信号を受信する通信部と、操作部から警備セットモードの設定信号が入力されると又は利用者端末から警備セットモードの設定信号を受信すると警備状態を前記警備セットモードに設定するモード設定手段と、利用者端末の設定信号に基づき警備セットモードが設定されたときに開閉センサによる検知がなく移動体センサが検知すると、利用者端末に誤報可能性がある旨を通知する通知部とを備える。
【選択図】 図3
Description
このようにして誤報が生じると、遠隔地に居る利用者にとって、これが不用意に警備セットモードを設定したことに起因する誤報であることに気付くのは困難であり、監視センタなどにより誤報と確認されるまでは不安感が増大する。
一方で、かかる誤報により通報を受けた監視センタでは、不必要に対処員が出動することになるばかりか、監視区域に残っていた内在者にとっても身分確認などで不快な思いをさせることになる。
かかる構成によれば、利用者が誤報の可能性の通知を受けてから、遅延時間の後に外部の装置に通報されるので、利用者は内在者による誤報であることが確認できれば、内在者により又は利用者端末から警備装置の異常を復旧させたり、外部の装置に連絡をするなどの対応が可能となる。
かかる構成によれば、利用者が誤報可能性の通知を受けてから遅延時間の経過前に内在者による誤報であることが確認できれば、遠隔の利用者端末からかかる誤報による異常通報を取り消すことが可能となり、外部の装置への不必要な通報を防止して、異常対処などに生じる煩雑な処理を事前に削減することができる。
かかる構成によれば、誤報であることを利用者が確認できれば、遠隔の利用者端末からかかる誤報による異常対処が不要であることを外部の装置に通知でき、異常対処などに生じる煩雑な処理を削減することができる。また、外部の装置では、警備装置から異常通報が誤報であったことを把握できる。外部の装置は、監視区域の近隣施設に設置される装置や監視区域の利用者が管理する装置、または遠隔の監視センタなどである。
また、誤報であることを利用者が確認できれば、遠隔の利用者端末から外部の装置への異常通報を取りやめるよう指示したり、異常対処が不要であることを通知でき、異常対処などに生じる煩雑な処理を削減することができる。
また、警備コントローラ20は、異常が復旧したことを検知すると異常復旧の情報を復旧信号として監視センタ3に送信し、サーバ装置40は警備コントローラ20が検知した異常復旧の情報でホームページを更新する。また、サーバ装置40は、通知の必要性に応じて利用者端末6に電子メールにて異常復旧を通知する。
他方、警備解除モード中は、防災センサや非常ボタンなど24時間常時監視する必要がある異常についてのみ上述の処理を実行する。
図2において、2Dは玄関扉を示し監視区域2の内側と外側を接続する開口部である。また、2Wは窓を示し、同様に監視区域2の内側と外側を接続する開口部である。これら開口部2D,2Wにはマグネットセンサやガラスセンサなどの開閉体の開閉や破壊を検知する開閉センサ11が設けられている。また、12は、赤外線などにより人体など移動体の存在を検出する移動体センサであり、監視区域2内の各所に設置されている。また、図示はしないが、他にも各種のセンサが準備されており、必要な箇所に設置されている。
監視センタ3は、上述したように警備会社が運営するセンタ装置5を備えた施設である。センタ装置5は、1又は複数のコンピュータで構成されており、本発明に関連する監視センタ3の機能を実現する。監視センタ3では、警備装置4から受信する各種情報をディスプレイに表示して監視員が監視区域を常時監視している。
監視員は、かかるディスプレイの表示を見て監視区域2に異常が発生していると判断すると、対処員への対処指示や、利用者に対する確認処理などの必要な措置をとる。対処員は、通常、各自の担当する地域にて待機又は巡回しており、監視センタ3から対処指示を受けると、異常の発生した監視区域2に急行する。対処員は、監視区域2に到着すると、警備装置4を対処モードに設定した後、監視区域2の点検を実施する。
警備コントローラ20は、図3に示されるように、通信部21、センサI/F(インターフェース)22、記憶部23、操作部24、報知部25、制御部31を備えており、制御部31が、警備コントローラ20の全体を制御する。
操作部24は、例えば、利用者により外出する際に操作されて警備セットモードを設定し、日中など利用者の出入りがあるときに操作されて警備解除モードが設定される。
また、操作部24は、対処員や利用者から異常の復旧操作を受けると操作者を認証し、認証OKであれば復旧操作信号を制御部31に出力する。
なお、検知情報は、これに限らず、警備セットモード中に少なくとも開閉センサの検知があったか否かを識別可能に記憶していればどのような形態であってもよい。
制御部31は、図示のようにモード設定部32、計時部33、判定部34、通報部35を有している。これら構成も、これら構成の機能を実現するプログラムを制御部が実行することにより実現される。
そして、モード設定部32により警備状態が設定されるとその警備状態が現在の警備状態として記憶部23に記憶され、現在の警備状態に対応する制御が行われる。
また、モード設定部32は、警備セットモードを設定すると記憶部23のセット情報に、計時部33から取得した現在時刻と操作部24からの設定信号であったか利用者端末6からの設定信号であったかを書き込み処理し、警備解除モードを設定するとセット情報を消去処理する。
モード設定部32は、モード設定処理を行った結果として設定した警備状態をサーバ装置40に出力する。
また、判定部34は、警備解除モードに設定されているときに、防災センサ、非常ボタンの何れかから検知信号を受信すると異常と判定する。
また、通報部35は、異常信号及び復旧信号の他に、モード設定部32により警備セットモードに設定されたことを監視センタ3に送信する処理を行う。即ち、通報部35は、モード設定部32にて警備セットモードが設定されるとセット通知信号を監視センタ3に送信する。
次に、サーバ装置40の構成について説明する。サーバ装置40は、webサーバ及び電子メールサーバの機能を有するコンピュータである。図3に示されるように、サーバ装置40は、通信部41、記憶部42及び制御部43を有しており、制御部43がサーバ装置40の全体を制御する。
すなわち、webサーバ部44は、警備装置4から利用者端末6に情報を通知する通知手段として機能し、且つ利用者端末6から設定信号を受け付ける受付手段として機能する。
誤報可能性を通知するコンテンツとは、本発明の誤報可能性がある旨の通知情報であり、利用者に遠隔から警戒開始したときに内在者がいた可能性を伝える情報であって、本実施形態では、誤報可能性があることを伝えるメッセージである。また、本実施形態ではメッセージに加えて開口部2D,2Wに異常がなく内在者が検知されたこと、及び内在者を検知した位置の情報が付加され、利用者端末6から警備セットモードが設定された後に開閉体の異常が検知されず移動体が検知されたことを通知する。
図5は、モード設定部32による警備セットモードの設定処理を示すフローチャートである。利用者は、例えば外出など住戸2が無人となる場合に操作部24を操作し、警備セットモードの設定信号を入力し、この信号が制御部31のモード設定部32にて受け付けられる。また、利用者は、例えば警備セットモードの設定を忘れて外出した場合などに遠隔で利用者端末6から警備セットモードの設定を要求する。利用者端末6からの設定信号は、サーバ装置40にてwebサーバ部44が提供するホームページを利用して受信され受け付けられ、警備コントローラ20へと入力される。
他方、検知対象を検知しているセンサがない、即ち全センサが正常と判定すると(ステップS12−Yes)、モード設定部32は計時部33を制御して退館タイマを起動し(ステップS14)、利用者が住戸2から退館する時間として予め設定された退館時間(例えば30秒)を計時する。そして、退館時間が経過し退館タイマが終了すると(ステップS15−Yes)、モード設定部32は警備状態を警備セットモードに設定する(ステップS16)。ここで、モード設定部32は、記憶部23のセット情報に計時部33から取得した現在時刻と操作部24からの設定信号であったことを書き込み処理する(ステップS17)。
そして、通報部35が、セット通知信号を通信部21を介して監視センタ3へ送信し、これにより警備セットモードの設定を監視センタ3に通知する(ステップS18)。また、モード設定部32は、警備セットモードを設定したことをサーバ装置40に送信する(ステップS19)。
ステップS20にて警備セットモードの設定信号を受信したと判定されると(ステップS20−Yes)、モード設定部32は、全センサの状態確認を行う(ステップS21)。上述のようにセンサI/F22を介して、又は記憶部23のセンサ情報を参照することで状態確認する。ここで、異常を検知した状態のセンサがあれば(ステップS21−No)、モード設定部32は設定NGと判定してサーバ装置40に当該センサの情報を含む設定NG信号を出力する(ステップS22)。サーバ装置40は、設定NG信号を受信すると、センサ検知があるため警備セットモードの設定がNGであったこと、及び設定NGの原因として検知したセンサの情報をホームページ上に公開する。
図6は、警備コントローラ20における異常通報処理のフローチャートである。警備セットモードであるときにセンサから検知信号が入力されると、判定部34が警備状態に応じて異常の有無を判定する。判定部34にて異常と判定されると図6の処理が行われる。
図6に示すように、判定部34にて異常有りと判定されると、通報部35は、記憶部23のセット情報を参照して、現在の警備状態が遠隔の利用者端末6から設定された警備セットモードか否かを判定する(ステップS31)。利用者端末6から設定された警備セットモードでなければ(ステップS31−No)、通報部35はLANを介してサーバ装置40に異常信号を送信し(ステップS32)、これにより異常発生がサーバ装置40から利用者端末6へとホームページを利用して提示される。また、通報部35は、公衆回線網7を介して監視センタ3のセンタ装置5へ異常信号を送信する(ステップS33)。監視センタ3が異常信号を受信すると、警備会社の対処員に対処指示がなされ、対処員が監視区域に行き監視区域2の内外を点検する。
警備セットモード中に開閉センサ11が検知していなければ(ステップS38−No)、ステップS39へと処理を進める。他方、警備セットモード中に開閉センサ11の検知があれば(ステップS38−Yes)、又は、ステップS37にて検知された異常が移動体センサ12による検知でないと判定されれば(ステップS37−No)、ステップS32へと処理を進めて、上述したようにサーバ装置40及び監視センタ3に異常信号を送信する。また、ステップS38の判断に加えて、セット情報に記憶されている警備セットモードが設定された時刻と現在時刻との差が予め設定された許容時間(例えば5分)未満であることを条件にステップS39へと処理を進め、許容時間を超えていればステップS32に進むようにしてもよい。
詳細は図7を用いて後述するが、サーバ装置40では、かかる情報を受信すると、webサーバ部44にて誤報可能性通知フラグがONされて、誤報可能性があることを伝えるメッセージと、開口部2D,2Wに異常がなく内在者が検知されたこと、及び内在者を検知した位置の情報を通知するコンテンツが更新され、図3(b)に例示したような誤報可能性を通知するホームページが作成される。また、サーバ装置40ではメール配信サーバ部45より利用者端末6にホームページへのアクセスを促すメールが送信される。利用者はかかるメールを受信してホームページにアクセスし、異常が発生したこと、及び誤報可能性があることが認識される。
通報部35は、遅延タイマの計時中に通報キャンセル信号を受信すると(ステップS41−Yes)、異常通報処理を終了する。そして、この場合、監視区域2の内在者により操作部24が操作されたり、遠隔の利用者端末6からの制御などにより、警備解除モードの設定など適切な対応がとられる。
通報部35は、判定部34により異常の復旧が判定される前に対処キャンセル信号を受信すると(ステップS44−Yes)、監視センタ3に対処キャンセル信号を送信して(ステップS45)、異常通報処理を終了する。監視センタ3では、対処キャンセル信号を受信すると、対処員への対処指示を取り消して、利用者への連絡や状況確認など適切な対応がとられる。
図7は、サーバ装置40による利用者端末6への異常通知処理を示すフローチャートである。サーバ装置40は、警備コントローラ20の通報部35から異常信号を受信すると図7の処理を行う。サーバ装置40が警備コントローラ20から異常信号を受信すると、制御部43により異常の状態が異常状態保持テーブルに書き込まれる。
webサーバ部44は、警備コントローラ20から異常信号とともにセット情報を受信したか否か判定する(ステップS51)。セット情報を受信していなければ(ステップS51−No)、誤報可能性通知フラグをOFFし(ステップS52)、異常状態保持テーブルの情報を示すコンテンツを更新して異常通知用のホームページを作成する(ステップS53)。具体的には、図4(a)に例示したホームページにおいて、「現在の状態」などが変更されたホームページである。
webサーバ部44は、利用者端末6からログオフの要求信号を受信した場合、又は利用者端末6から所定時間要求を受信しない(タイムアウト)場合に利用者端末6との間のセッションを切断する。セッション切断となる前に(ステップS60−No)、利用者端末6から上述したような信号を受信すると(ステップS61−Yes)、webサーバ部44は、この設定信号を受け付けて警備コントローラ20に送信する(ステップS62)。webサーバ部44から送信された信号は、サーバ装置40の通信部41から警備コントローラ20の通信部21を経由して制御部31に送られる。
しかし、本発明はこれに限定されず、利用者端末6からサーバ装置40に直接電子メールや所定のコマンドを送信することにより、警備状態の変更や通報キャンセル信号、対処キャンセル信号などの各種信号を受け付けてもよい。この場合、記憶部42の利用者情報に基づいて送信元の認証を行った上で要求を受け付ける。また、誤報可能性の情報や、異常を検知しているセンサの情報も電子メール等によって通知されてよい。この場合、webサーバ部44にて作成更新していた情報を、メール配信サーバ部45にて作成更新し、利用者情報に記憶された利用者端末6のメールアドレスに電子メールを送信することで行なう構成とするのが好ましい。また、メール受信サーバを備えて利用者端末6からの要求信号をメールとして受信可能に構成する。そして、サーバ装置40が利用者端末6から各種信号を受信するとこれを警備コントローラ20に出力する。
開閉体が異常なく移動体による異常が検知された場合、利用者端末に誤報可能性がある旨および内在者を検知した位置の情報を通知することで、利用者は不用意に警備セットモードを設定したことに起因する誤報である可能性を判断することができ、心当たりのある関係者などに連絡をとるなど対応をとることが可能となるのである。
また、利用者が誤報可能性の通知を受けてから、遅延時間の後に外部の装置に通報されるので、利用者は内在者による誤報であることが確認できれば、遠隔の利用者端末からかかる誤報による異常通報を取り消すことが可能となり、外部の装置への不必要な通報を防止して、異常対処などに生じる煩雑な処理を事前に削減することができる。
また、異常通報がなされた後に誤報であることを利用者が確認できた場合には、遠隔の利用者端末からかかる誤報による異常対処が不要であることを外部の装置に通知でき、異常対処などに生じる煩雑な処理を削減することができる。また、外部の装置では、警備装置から異常通報が誤報であったことを把握して、利用者への確認処理など適切な対応をとることができる。
2 監視区域(住戸)
2D 扉
2W 窓
3 監視センタ
4 警備装置
5 センタ装置
6 利用者端末
7 公衆回線網
8 インターネット
9 LAN
11 開閉センサ
12 移動体センサ
20 警備コントローラ
21 通信部
22 センサI/F
23 記憶部
24 操作部
25 報知部
31 制御部
32 モード設定部
33 計時部
34 判定部
35 通報部
40 サーバ装置
41 通信部
42 記憶部
43 制御部
44 webサーバ部
45 メール配信サーバ部
Claims (5)
- 監視区域の異常を外部の装置に通報する警備装置であって、
窓や扉など前記監視区域の開口部における開閉体を監視する開閉センサ及び前記監視区域内の移動体を検知する移動体センサと接続されるセンサ信号入力部と、
前記監視区域の警備状態として前記外部の装置に異常を通報しない警備解除モードまたは前記外部の装置に異常を通報する警備セットモードの設定信号を入力する操作部と、
前記外部の装置及び利用者端末と通信し、前記利用者端末から少なくとも警備セットモードの設定信号を受信する通信部と、
前記操作部から警備セットモードの設定信号が入力されると、または前記利用者端末から警備セットモードの設定信号を受信すると警備状態を前記警備セットモードに設定するモード設定手段と、
少なくとも前記警備セットモードに設定されているときに前記開閉センサによる検知有無を記憶する記憶部と、
前記利用者端末の設定信号に基づき前記警備セットモードが設定されたときに、前記開閉センサによる検知がなく前記移動体センサが検知すれば、前記利用者端末に誤報可能性がある旨を通知する通知部と、
を備えることを特徴とした警備装置。
- 前記記憶部は、前記移動体センサの設置位置の情報を記憶し、
前記通知部は、前記利用者端末に誤報可能性がある旨を通知するときに、内在者が存在すること及び前記検知した移動体センサの設置位置とを通知する請求項1に記載の警備装置。
- さらに、前記警備セットモード時に前記センサが前記監視区域の異常を検知すれば前記外部の装置に異常通報する通報部を備え、
前記通報部は、前記通知部が前記利用者端末に誤報可能性がある旨を通知すると、該通知から所定の遅延時間が経過するまで前記外部の装置への異常通報を保留する請求項1または2に記載の警備装置。
- 前記通報部は、前記遅延時間が経過する前に、前記利用者端末から通報キャンセル信号を受信すると、保留中の異常通報を前記外部の装置に通報しない請求項3に記載の警備装置。
- 前記通報部は、前記利用者端末に誤報可能性がある旨を通知してから前記異常が復旧するまでの間に限り、前記利用者端末からの対処キャンセル信号を受付可能とし、前記対処キャンセル信号を受付けると、前記外部の装置に対処キャンセル信号を送信する請求項3または4に記載の警備装置。
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