JP2009243610A - 摺動部材又は摺動受部材及びその成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 摺動部材又は摺動受部材の摺動性を向上させ、摺動部材又は摺動受部材の表面の焼き付きを抑制する摺動部材又は摺動受部材、及びその成形方法を提供する。
【解決手段】 表面にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)50が被膜されてDLC層50aを成形し、該DLC層50aに凹部51が成形された摺動部材4,5又は摺動部材4,5が当接する摺動受部材6において、凹部51は、凹部51が連続して伸びる複数の連続凹部51aと、連続凹部51aが交差する交差凹部51bとを有し、凹部51は、潤滑油溜りである。
【選択図】図2

Description

本発明は、摺動部材又は摺動受部材の表面にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)が被膜され、このDLCに凹部が形成された摺動部材又は摺動受部材及びその成形方法に関する。
従来、摺動部材であるカムと当接する摺動受部材であるタペットや、摺動部材である歯車等の表面にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)を被膜し、摺動部材又は摺動受部材の表面の摩擦係数を小さくして、磨耗を抑える技術が知られている(特許文献1、2参照)。
また、被膜されたDLCの一部をレーザー等により除去することにより、複数の凹部を成形し、この凹部に潤滑油を溜めることによって、摺動部材の磨耗を抑える技術が知られている(特許文献3、4参照)。
特開2001−140608号 特開2006−22894号 特開平11−278990号 特開2005−144528号
上記DLCの表面をレーザー等により除去し、複数の凹部からなる潤滑溜りを成形する技術においては、複数の凹部が連続していないため、複数の凹部間での潤滑油の流動がスムーズに行われず、摺動により摺動部材又は摺動受部材の表面が焼き付いてしまうという問題があった。
本発明は、上記事情により鑑みなされたもので、摺動部材又は摺動受部材の摺動性を向上させ、摺動部材又は摺動受部材の表面の焼き付きを抑制する摺動部材又は摺動受部材、及びその成形方法を提供することを目的とする。
本発明の摺動部材又は摺動受部材は、表面にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)が被膜され、DLC層を成形し、DLC層に凹部が成形された摺動部材又は摺動部材が当接する摺動受部材において、凹部は、凹部が連続して伸びる複数の連続凹部と、複数の連続凹部が交差する交差凹部とを有し、凹部は、潤滑油溜りであることを第一の特徴とする。
本発明の摺動部材又は摺動受部材は、連続凹部は、摺動部材又は摺動受部材の軸線に対して傾斜した傾斜連続凹部を有することを第二の特徴とする。
本発明の摺動部材は、ピニオンシャフトに軸支されるピニオンギヤであることを第三の特徴とする。
本発明の摺動受部材は、ピニオンギヤを軸支するピニオンシャフトであることを第四の特徴とする。
本発明の摺動部材又は摺動受部材は、凹部が、DLCを貫通し、摺動部材又は摺動受部材の素材まで到達する深さで成形されていることを第五の特徴とする。
本発明の摺動部材又は摺動受部材の成形方法は、摺動部材、又は摺動部材が当接する摺動受部材の表面にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)を被膜し、DLC層を成形する被膜工程と、DLCにレーザーにより凹部が連続して伸びる複数の連続凹部と、複数の連続凹部が交差する交差凹部とを成形する凹部成形工程と、を有することを第一の特徴とする。
本発明の摺動部材又は摺動受部材の成形方法は、レーザーの波長が450nm以上600nm未満であることを第二の特徴とする。
本発明の摺動部材又は摺動受部材の成形方法は、凹部を、DLCを貫通し、摺動部材又は摺動受部材の素材まで到達する深さで成形することを第三の特徴とする。
本発明の第一の特徴の摺動部材又は摺動受部材によれば、表面にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)が被膜され、DLC層を成形し、DLC層に凹部が成形された摺動部材又は摺動部材が当接する摺動受部材において、凹部は、凹部が連続して伸びる複数の連続凹部と、複数の連続凹部が交差する交差凹部とを有し、凹部は、潤滑油溜りであるため、交差凹部により複数の連続凹部が接続されるので、潤滑油が流動することができるので、摺動部材又は摺動受部材の表面の摺動性が向上し、潤滑油により温度が上昇することを抑えてDLCの変性を防ぎ、摺動部材の摺動に起因して摺動部材又は摺動受部材が焼き付くことを抑制することができる。
本発明の第二の特徴の摺動部材又は摺動受部材によれば、連続凹部は、摺動部材又は摺動受部材の軸線に対して傾斜した傾斜連続凹部を有するため、摺動部材の摺動により、傾斜連続凹部内を潤滑油が流動するので、軸線方向の潤滑油の流動する範囲を広げ、流動を促進することができる。
本発明の第三の特徴の摺動部材によれば、摺動部材は、ピニオンシャフトに軸支されるピニオンギヤであるため、ピニオンギヤの摺動性が向上するので、ピニオンギヤが摺動によって焼き付くことを抑制することができる。
本発明の第四の特徴の摺動受部材によれば、摺動受部材は、ピニオンギヤを軸支するピニオンシャフトであるため、ピニオンシャフトの摺動性が向上するので、ピニオンギヤの摺動によって、ピニオンシャフトが焼き付くことを抑制することができる。
本発明の第五の特徴の摺動部材又は摺動受部材によれば、凹部が、DLCを貫通し、摺動部材又は摺動受部材の素材まで到達する深さで成形されているため、摺動部材又は摺動受部材を使用する中でDLCに亀裂が入った場合、凹部により区画された範囲でDLCの亀裂の進行を止めることができるので、亀裂によりDLCが剥離する範囲の広がりを抑制することができる。
本発明の第一の特徴の摺動部材又は摺動受部材の成形方法によれば、摺動部材、又は該摺動部材が当接する摺動受部材の表面にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)を被膜し、DLC層を成形する被膜工程と、DLCにレーザーにより凹部が連続して伸びる複数の連続凹部と、複数の連続凹部が交差する交差凹部とを成形する凹部成形工程と、を有するため、本発明の摺動部材又は摺動受部材の成形方法を実現できる。
本発明の第二の特徴の摺動部材又は摺動受部材の成形方法によれば、レーザーの波長が450nm以上600nm未満であるため、レーザーによる熱の発生を抑えることができるので、熱によるスス、バリ等の発生を抑えることができ、溝幅が細い凹部を成形することができる。このため、隣り合う連続凹部を近づけることができ、潤滑面を広くすることができる。
本発明の第三の特徴の摺動部材又は摺動受部材の成形方法によれば、凹部を、DLCを貫通し、摺動部材又は摺動受部材の素材まで到達する深さで成形するため、DLC層に深く亀裂が入った場合においても、凹部により区画された範囲内で亀裂の進行を止め、DLCの剥離を抑制することができる。
以下、本発明の実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例によるピニオンシャフトを有するディファレンシャル装置の断面正面図である。図2は、本発明の実施例によるピニオンシャフトを表し、(ア)はピニオンシャフトの正面図、(イ)はピニオンシャフトのA部の要部拡大図、(ウ)は本発明の第一実施例のピニオンシャフトのB−B断面図である。図3は、本発明の第二実施例のピニオンシャフトのB−B断面図である。
まず、本発明の第一実施例を説明する。ディファレンシャル装置1は、図1に示す如く、第一ケース体20及び第二ケース体30から構成されるデフケース2を有する。第一ケース体20の外部には、軸線方向一端に軸線方向に伸びる第一ボス部21と、第一ボス部21内部に軸線方向に貫通する第一貫通孔22が成形され、軸線方向他端に径方向に伸びる第一フランジ部23が成形されている。一方、第二ケース体30の外部には、軸線方向他端に軸線方向に延びる第二ボス部31と、第二ボス部31内部に軸線方向に貫通する第二貫通孔32が成形され、軸線方向一端に径方向に伸びる第二フランジ部33が成形されている。また、第一フランジ部23には、第一ボルト孔24が成形され、第二フランジ部33には、第二ボルト孔34が成形されており、図示しないリングギヤがボルトにより第一フランジ部23及び第二フランジ部33に固定される。第一ケース体20及び第二ケース体21の内部には、ギヤ室3が成形され、このギヤ室3と連通し、径方向に貫通する2つの第三貫通孔25が第一ケース体20に成形されている。
ギヤ室3には、本願の摺動部材4,5であるピニオンギヤ孔4a,5aを有するピニオンギヤ、ピニオンギヤ4,5を軸支する本願の摺動受部材6であるピニオンシャフト、ピニオンギヤ4,5と噛合するサイドギヤ7,8、ピニオンギヤ4,5の反歯面側に取り付けられるピニオンギヤ用スラストワッシャー9,10、サイドギヤ7,8の反歯面側に取り付けられるサイドギヤ用スラストワッシャー11,12が配置されている。ここで、ピニオンシャフト6は、両端が第三貫通孔25に挿入され、固定ピン13によりデフケース2に固定されている。そして、ディファレンシャル装置1が図示しないハウジング内に取り付けられると、デフケース2の一部がハウジング内の潤滑油溜りの中に浸され、デフケース2の内部に潤滑油が供給される。
ピニオンシャフト6は、図2に示す如く、ピニオンシャフト6の外周面に、DLC50が約5μmの膜厚で付着し、このDLC50の表面に約0.5〜4.5μmの凹部51がレーザー加工により成形されている。
凹部51は、図2の(イ)に示す如く、凹部51が連続して伸びる複数の連続凹部51aと、この複数の連続凹部51aが交差した複数の交差凹部51bが成形されている。連続凹部51aは、ピニオンシャフト6の軸線Yと垂直な垂直連続凹部51cと、ピニオンシャフト6の軸線Yに対して傾斜した傾斜連続凹部51dとを有する。そして、連続凹部51a及び交差凹部51bにより、六角形に区画された複数のDLC凸部52が成形されている。
次に、ピニオンシャフト6の成形方法について説明する。鍛造により成形され、所定の形状に仕上げ加工が施されたピニオンシャフト6に、プラズマCVD法、PVD法等により表面にDLCが約5μmの膜厚で付着され、DLC層50aが成形される。その後、レーザーにより、DLC層50aの表面に凹部51が成形される。ここで、波長が450nm以上600nm未満のレーザーにより凹部51を成形した場合、凹部51の溝幅が約20μm、DLC凸部52の軸線方向の幅が約30〜40μm、軸線に対し垂直方向の幅が約40〜60μmで成形することが確認された。一方、波長が約1000nmのレーザーにより凹部51を成形した場合、凹部51の溝幅が約30μm、DLC凸部52の軸線方向の幅が約80μm、軸線に対し垂直方向の幅が約70μmで成形することが確認された。すなわち、レーザーの波長が450nm以上600nm未満で凹部51を成形した場合、波長が約1000nmのレーザーにより凹部51を成形した場合よりも、レーザーによる熱の発生が低いので、熱によるスス、バリ等の発生を抑えることができ、溝幅が細い凹部51を成形できることが確認された。
続いて、ディファレンシャル装置1の作動状態について説明する。ディファレンシャル装置1のサイドギヤ7,8が回転を開始すると、図1に示す如く、サイドギヤ7,8と噛合するピニオンギヤ4,5が、ピニオンシャフト6に軸支された状態でピニオンシャフト6上を回転し、ピニオンギヤ4,5がピニオンシャフト6上を摺動する。この時、ピニオンシャフト6の凹部51内の潤滑油は、回転により軸線Yと垂直方向に押し出され、垂直連続凹部51cから交差凹部51bを通って、傾斜連続凹部51dに流動する。このため、潤滑油の軸線方向の幅が広がり、流動を促進する。また、ピニオンギヤ4,5の回転により、図2の(イ)及び(ウ)に示す如く、DLC凸部52に凹部51より浅い亀裂53が入った場合には、連続凹部51a及び交差凹部51bにより区画された六角形のDLC凸部52の範囲内で亀裂53の進行を止め、DLCの剥離を抑制する。
以上のような摺動受部材によれば、表面にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)50が被膜され、DLC層50aを成形し、該DLC層50aに凹部51が成形された摺動部材4,5又は摺動部材4,5が当接する摺動受部材6において、凹部51は、凹部51が連続して伸びる複数の連続凹部51aと、複数の連続凹部51aが交差する交差凹部51bとを有し、凹部51は、潤滑油溜りであるため、交差凹部51bにより複数の連続凹部51aが接続されるので、潤滑油が流動することができるので、摺動部材4,5又は摺動受部材6の表面の摺動性が向上し、潤滑油により温度が上昇することを抑えてDLCの変性を防ぎ、摺動部材4,5の摺動に起因して摺動部材4,5又は摺動受部材6が焼き付くことを抑制することができる。
また、連続凹部51aは、摺動受部材6の軸線Yに対して傾斜した傾斜連続凹部51dを有するため、摺動部材4,5の摺動により、傾斜連続凹部51d内を潤滑油が流動するので、軸線方向の潤滑油の流動する範囲を広げ、流動を促進することができる。
更に、摺動受部材6は、ピニオンギヤ4,5を軸支するピニオンシャフトであるため、ピニオンシャフトの摺動性が向上する。
そして、摺動受部材6の成形方法によれば、摺動受部材6の表面にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)50を被膜し、DLC層50aを成形するする被膜工程と、DLC50にレーザーにより凹部51が連続して伸びる複数の連続凹部51aと、複数の連続凹部51aが交差する交差凹部51bとを成形する凹部成形工程と、を有するため、上記本発明の摺動受部材6の成形を実現できる。
その上、レーザーの波長が450nm以上600nm未満であるため、レーザーによる熱の発生を抑えることができるので、熱によるスス、バリ等の発生を抑えることができ、溝幅が細い凹部51を成形することができる。このため、隣り合う連続凹部51aを近づけることができ、潤滑面を広くすることができる。
次に、本発明の第二実施例について、図3に基づいて説明する。凹部51が約50μmの深さでレーザー加工されている以外は、第一実施例と同じである。DLC50の膜厚は約5μmであるので、凹部51は、DLC50を貫通して成形されており、ピニオンシャフト6の素材60である鉄に約45μmの深さの凹部51が成形されている。このため、ピニオンシャフト6の回転により、DLC凸部52に素材60近くまで亀裂153が入った場合においても、連続凹部51a及び交差凹部51bにより区画された六角形のDLC凸部52の範囲内で亀裂153の進行を止める。
尚、第一実施例及び第二実施例では、ピニオンシャフト6の表面にDLCを被膜し、凹部51を成形したが、ピニオンギヤ4,5のピニオンギヤ孔4a,5aにDLCを被膜し、同様の凹部51を成形してもよい。この場合、ピニオンギヤ4,5の摺動性が向上するので、ピニオンギヤ4,5の摺動によって焼き付くことを抑制することができる。また、DLC50の膜厚、凹部51の溝幅、DLC凸部52の軸線方向の幅、DLC凸部52の軸線に対し垂直方向の幅、及びDLC凸部52の形状は、四角形、八角形等、適宜変更可能である。
本発明の実施例によるピニオンシャフトを有するディファレンシャル装置の断面正面図である。 本発明の実施例によるピニオンシャフトを表し、(ア)はピニオンシャフトの正面図、(イ)はピニオンシャフトのA部の要部拡大図、(ウ)は本発明の第一実施例のピニオンシャフトのB−B断面図である。 本発明の第二実施例のピニオンシャフトのB−B断面図である。
符号の説明
4,5 摺動部材(ピニオンギヤ)
6 摺動受部材(ピニオンシャフト)
50 DLC(ダイヤモンドライクカーボン)
50a DLC層
51 凹部
51a 連続凹部
51b 交差凹部
51d 傾斜連続凹部

Claims (8)

  1. 表面にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)(50)が被膜され、DLC層(50a)を成形し、該DLC層(50a)に凹部(51)が成形された摺動部材(4,5)又は該摺動部材(4,5)が当接する摺動受部材(6)において、
    前記凹部(51)は、凹部(51)が連続して伸びる複数の連続凹部(51a)と、
    前記複数の連続凹部(51a)が交差する交差凹部(51b)とを有し、
    前記凹部(51)は、潤滑油溜りであることを特徴とする摺動部材又は摺動受部材。
  2. 前記連続凹部(51a)は、摺動部材(4,5)又は摺動受部材(6)の軸線(Y)に対して傾斜した傾斜連続凹部(51d)を有することを特徴とする請求項1記載の摺動部材又は摺動受部材。
  3. 前記摺動部材(4,5)は、ピニオンシャフト(6)に軸支されるピニオンギヤであることを特徴とする請求項1又は2に記載の摺動部材。
  4. 前記摺動受部材(6)は、ピニオンギヤ(4,5)を軸支するピニオンシャフトであることを特徴とする請求項1又は2に記載の摺動受部材。
  5. 前記凹部(51)が、DLCを貫通し、摺動部材(4,5)又は摺動受部材(6)の素材(60)まで到達する深さで成形されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の摺動部材又は摺動受部材。
  6. 摺動部材(4,5)、又は該摺動部材(4,5)が当接する摺動受部材(6)の表面にDLC(ダイヤモンドライクカーボン)(50)を被膜し、DLC層(50a)を成形する被膜工程と、
    前記DLC(50)にレーザーにより凹部(51)が連続して伸びる複数の連続凹部(51a)と、該複数の連続凹部(51a)が交差する交差凹部(51b)とを成形する凹部成形工程と、を有することを特徴とする摺動部材又は摺動受部材の成形方法。
  7. 前記レーザーの波長が450nm以上600nm未満であることを特徴とする請求項6に記載の摺動部材又は摺動受部材の成形方法。
  8. 前記凹部(51)を、DLCを貫通し、摺動部材(4,5)又は摺動受部材(6)の素材(60)まで到達する深さで成形することを特徴とする請求項6又は7に記載の摺動部材又は摺動受部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013190376A (ja) * 2012-03-15 2013-09-26 Seiko Epson Corp センサーチップおよびその製造方法並びに検出装置
JP2014016032A (ja) * 2012-07-06 2014-01-30 Mahle Internatl Gmbh カムを製造又は仕上げ加工する方法、及び、該方法によって製造又は仕上げ加工されたカム

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