JPWO2008111215A1 - ダイヤモンドダイスおよびそれを用いた線材の製造方法 - Google Patents

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Abstract

高品質のダイヤモンドダイスを提供することを目的とする。ダイヤモンドダイス(4)は、入口(11)から挿入された線材(100)と接触するベアリング領域(1d)と、ベアリング領域(1d)に連なり、入口(11)側に配置されるリダクション領域(1c)と、ベアリング領域(1d)およびリダクション領域(1c)を貫通するように軸(15)に沿って入口から出口まで延びる孔(14)を規定する側壁(13)とを備える。入口(11)から孔(14)に挿入された線材(100)がベアリング領域(1d)を経由して出口(12)から引抜かれる。ベアリング領域(1d)での孔の内径をDとし、軸(15)を含み軸(15)と平行な面でダイヤモンドダイス(4)を切断したときに現われる断面において、ベアリング領域(1d)とリダクション領域(1c)との境界部(17)より孔(14)の軸(15)方向に1.0Dの長さだけ入口(11)側にある側壁(13)の第一点(131)と、ベアリング領域(1d)とリダクション領域(1c)との境界部(17)より孔(14)の軸方向に3.0Dの長さだけ入口(11)側にある側壁(13)の第二点(132)とを結ぶ直線(135)が、軸方向に対して15度以上30度以下の角度θ1をなす。ベアリング領域(1d)とリダクション領域(1c)との境界部(17)は曲面とされる。

Description

本発明は、線材の伸線加工を行なうためのダイヤモンドダイスに関し、より特定的には、タングステン線などの熱間伸線加工を行なうのに適したダイヤモンドダイスに関するものである。
従来、線材の伸線加工を行なう工具として、天然ダイヤモンド、人造単結晶ダイヤモンド、および焼結ダイヤモンドを使用したダイヤモンドダイスが知られている。これらのダイヤモンドダイスは、ダイヤモンドからなるダイス本体がステンレス鋼などの金属製のケースに一体に保持され、ダイヤモンドの部分には線材を通し伸線加工するための孔が形成されている。このようなダイヤモンドダイスの例として、たとえば図5で示すような形状の孔を有するものがある。孔の加工方法として、レーザにより孔を開け、研磨針を用いてこの孔の超音波研磨を行なう方法があり、これにより孔の内面を所定の形状に仕上げることができる。
ダイヤモンドダイスに要求される品質として、伸線加工時の抵抗が小さく、線材が断線しないことが挙げられる。また、伸線加工時の線材の品質すなわち表面粗さが小さく、残留応力やカールが少ないことが要求される。カールとは、線材をダイスにより伸線した際に線材に付く曲げ癖のことである。伸線加工時の抵抗や断線については、リダクションやベアリングの形状が影響するが、伸線加工時の径が50μm以下のものは、より断線しやすいという問題があり、さらに、ステンレス線、タングステンなどの硬質線材においては、この伸線加工時の抵抗によりベアリングの部分が欠けるという問題も発生するおそれがある。
線材の品質については、孔の形状や面粗さなどが影響する。線材の面粗さは、リダクションやベアリング部分の面粗さが影響し、線材のカールはリダクションやベアリングの形状の精度が影響する。孔の加工について、前述のような孔開けおよび研磨を行なっても、リダクションやベアリングの形状は孔の中心線に対して完全な対称形にすることは困難であり、わずかに非対称になる傾向がある。非対称に仕上がった場合には、伸線加工を行なった際に加工した線材がカールする原因となり、伸線された線材の真直度が悪くなる。
このような問題を解決するものとして、図5で示すような形状のダイヤモンドダイスでベアリングの内径Dを50μm以下とし、エグジット領域1fは凹型の曲面で形成され、リダクション領域1cの角度が10度以上16度以下であり、ベアリング領域1dの長さが0.2D以上1.0D以下、バックリリーフ領域1eの長さが0.2D以上0.7D以下、バックリリーフ領域1eの角度が10度以上20度以下のダイヤモンドダイスが、たとえば特開2002−102917号公報(特許文献1)に開示されている。
このダイヤモンドダイスは、容易に加工できる孔の形状とし、伸線時の真直度および線材の品質を向上させるとともに伸線加工時の抵抗を軽減して、断線しにくく、ダイヤモンドの欠けが発生しにくいダイスにできる。
特開2002−102917号公報
ところで、タングステン線などの熱間伸線加工では、潤滑材として固体のカーボンを含むものが使用される。このような潤滑材を使用する伸線加工においては、特許文献1のダイヤモンドダイスでは潤滑効果が不足し、ダイヤモンドダイスの寿命が短くなるおそれがある。また、単純に潤滑材が供給されやすい形状とするだけでは、伸線加工時の真直度が悪くなったり線材の歪みが発生して品質を低下させるおそれがある。このようなことから、本発明は固体のカーボンを含んだような潤滑材を使用した場合でも十分な潤滑効果が得られ、寿命も向上させることができ、伸線加工時の真直度や線材の品質を向上させることができるダイヤモンドダイスを提供することを目的とする。
この発明に従ったダイヤモンドダイスは、入口から挿入された線材と接触するベアリング領域と、ベアリング領域に連なり、ベアリング領域よりも入口側に配置されるリダクション領域と、ベアリング領域およびリダクション領域を貫通するように軸に沿って入口から出口まで延びる孔を規定する側壁とを備える。ベアリング領域での孔の内径をDとし、軸を含み軸と平行な面でダイヤモンドダイスを切断したときに現われる断面において、ベアリング領域とリダクション領域との境界部より孔の軸方向に1.0Dの長さだけ入口側にある側壁の第一点と、ベアリング領域とリダクション領域との境界部より孔の軸方向に3.0Dの長さだけ入口側にある側壁の第二点とを結ぶ直線が、孔の軸方向に対して15度以上30度以下の角度をなし、ベアリングとリダクション領域との境界部は曲面とされる。
このように構成されたダイヤモンドダイスでは、入口側であるリダクション領域の傾斜を大きくしているため、潤滑材の十分な潤滑効果を得ることができる。
好ましくは、境界部分から第二点までの間が滑らかに湾曲する曲面である。
好ましくは、境界部分と第一点とを結ぶ線と軸とのなす角度は4から7度である。
好ましくは、境界部分を構成する曲面は半径Rが50μm以上の球面である。
この発明に従った線材の製造方法は、線材を準備する工程と、線材を上記のダイヤモンドダイスの入口から挿入して出口から引抜くことでベアリング部で伸線加工を行なう工程とを備える。
好ましくは、線材はタングステン線であり、伸線加工を行なう工程は熱間で伸線加工を行なう工程を含む。
好ましくは、線材はステンレス線または銅線であり、伸線加工を行なう工程は冷間で伸線加工を行なう工程を含む。
この発明の実施の形態に従ったダイヤモンドダイスの平面図である。 図1中のII−II線に沿った断面図である。 図2中のダイヤモンドを拡大して示す断面図である。 線材が挿入されたダイヤモンドダイスの断面図である。 従来のダイヤモンドダイスの断面図である。
符号の説明
1c リダクション領域、1d ベアリング領域、4 ダイヤモンドダイス、11 入口、12 出口、13 側壁、14 孔、15 軸、100 線材。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態では同一または相当する部分については同一の参照符号を付し、その説明については繰返さない。
図1は、この発明の実施の形態に従ったダイヤモンドダイスの平面図である。図2は、図1中のII−II線に沿った断面図である。図1および図2を参照して、ダイヤモンドダイス4は、中心に位置するダイヤモンド1と、ダイヤモンド1の周りに設けられたダイヤモンド1を保持する焼結合金2と、焼結合金2を保持するケース3とを有する。
ダイヤモンド1は焼結合金2に嵌め合わされている。ダイヤモンド1は、単結晶ダイヤモンドまたは多結晶ダイヤモンドのいずれであってもよい。また、ダイヤモンド1は天然ダイヤモンドまたは人造ダイヤモンドのいずれであってもよい。
図3は、図2中のダイヤモンドを拡大して示す断面図である。図3を参照して、ダイヤモンド1は入口11および出口12を有し、入口11側から線材が挿入され、線材は出口12側から排出される。ダイヤモンド1は、入口11側からベル領域1a、アプローチ領域1b、リダクション領域1c、ベアリング領域1d、バックリリーフ領域1eおよびエグジット領域1fを有する。
また、合成ダイヤモンドの合成方法として、高温高圧でダイヤモンドを合成する方法を採用することもできる。さらに、ダイヤモンドを合成する方法として気相成長によりダイヤモンドを合成する方法も採用することができる。
入口11から出口12まで連なる孔14がダイヤモンド1に設けられており、孔14は側壁13により規定される。側壁13の傾斜は中心軸としての軸15に対して徐々に変化している。なお、図3で示す断面では、孔14は軸15に対して対称な形状に構成されている。ベアリング領域1dに近づくにつれて孔の直径は小さくなる。さらに、孔14を規定する側壁13の傾きはベアリング領域1dに近づくにつれて小さくなり、ベアリング領域1dに近づくにつれて側壁13と軸15とのなす角が小さくなる。ベアリング領域1dとリダクション領域1cとの境界部17を構成する曲面は、滑らかな球面であり、その半径Rは50μm以上とされる。
図3および図4を参照して、ダイヤモンドダイス4は、入口11から挿入された線材100と接触するベアリング領域1dと、ベアリング領域1dに連なり、入口11側に配置されるリダクション領域1cと、ベアリング領域1dおよびリダクション領域1cを貫通するように軸15に沿って入口11から出口12まで延びる孔14を規定する側壁13とを備える。入口11から孔14に挿入された線材100がベアリング領域1dを経由して出口12から引抜かれる。ベアリング領域1dでの孔14の内径をDとし、軸15を含む軸15と平行な面でダイヤモンドダイス4を切断したときに現われる断面(図2から4の断面)において、ベアリング領域1dとリダクション領域1cとの境界部17より孔14の軸15方向に1.0Dの長さだけ入口11側にある側壁13の第一点131と、ベアリング領域1dとリダクション領域1cとの境界部17より孔14の軸15方向に3.0Dの長さだけ入口11側にある側壁13の第二点132とを結ぶ直線135が、孔14の軸15方向に対して15度以上30度以下の角度θ1をなし、ベアリング領域1dとリダクション領域1cとの境界部17は曲面とされている。境界部17から第二点132までの間が滑らかに湾曲する面である。
境界部17と第一点131とを結ぶ直線134と軸15とのなす角度θ2は4度以上7度以下である。この発明に従った線材の製造方法は、線材100を準備する工程と、線材100を上記のダイヤモンドダイス4に入口11から挿入して出口12で引抜くことでベアリング領域1dで伸線加工を行なう工程を備える。
本発明および従来のダイヤモンドダイスについて、図1から4(本発明)および図5(従来例)で示す孔形状を有するダイヤモンドダイスを作製した。線径φは15μm、30μm、50μmの3種類のものを作製した。また、ダイヤモンド1の厚み(軸方向長さ)は1.0mmのものを使用した。
これらのダイヤモンドダイスを用いて、タングステン線、ステンレス線、銅線の3種類の線材についてそれぞれ伸線加工を行なった。本発明および比較例のダイヤモンドダイスの仕様と試験結果を、線材、線径、ダイヤモンドの結晶方位の違いごとに表1から表12に示す。
結晶方位は、孔の軸15に対して垂直な方向の面、すなわちダイヤモンドの上面と下面の結晶方位を示す。仕様については、上記の線径、線材および結晶方位の違い以外に、100から300%Dの角度の違い、滑らかな面の位置の違いも含めて仕様を決めた。
なお、100%−300%Dの角度θ1が35度以上のものは孔14の入口11の径が大きくなりすぎて、上面の平坦な部分がほとんどなくなってしまうため作製できなかった。角度が35度のものを作製するには、ダイヤモンドの直径を大きくすることで可能とはなるが材料を大きくする必要があり無駄が生じるため製造不可とした。
リダクション角度θ2(0%−100%Dの角度)については、減面率を極力同じにするために、線径φ=15μmのものはすべて4度とし、線径φ=30μmのものは6度とし、線径φ=50μmのものは7度とした。
伸線加工を行なうに当たり、上記各仕様のダイヤモンドダイスを伸線加工装置へ取付けて線材がカールしなくなるまでダイヤモンドダイスの伸線加工装置への取付角度などの調整を行なった上で、伸線加工を行なった。タングステン線は潤滑材として固体カーボンを使用した熱間伸線加工を行なった。ステンレス線と銅線に対しては、潤滑材として水溶性油剤を用いた冷間伸線加工を行なった。熱間伸線加工とは、材料の焼きなまし温度を超えてワイヤを伸線加工することをいい、タングステンの場合は温度750度以上の加工をいう。冷間伸線加工とは、常温程度で伸線加工を行なうことをいう。
寿命については、ベアリング領域が摩耗して線材の直径が所定の公差から外れた時点の伸線距離を寿命と判断した。各線径および線材で100%−300%Dの角度が22.5度、滑らかな面の位置がベアリング上端から300%Dまでのものを寿命指数が100として、これを基準に他の仕様のダイスの寿命指数を算出した。その結果を表1から表12に示す。
Figure 2008111215
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表1から12において「滑らかな面の位置」とは、100%D付近に形成された滑らかな面から穴の入口側の方へ面を見ていったときに、急激に面の半径Rの大きさが変わるか、直線があらわれる位置をいう。すなわち、「滑らかな面の位置」からベアリング領域側では、側壁13が滑らかな曲面で構成される。
伸線加工の結果概要については以下に説明する。
(1) 100%−300%Dの角度の違いについて、タングステン線では本発明1から3と従来例1とを比較すると、本発明のものはいずれも寿命が安定して長いのに対し、角度の小さいものは寿命が短くなり断線することも増える。この傾向は、線径が大きくなっても同じ傾向である。具体的には、本発明6から8と従来例7、本発明9から11と従来例8を比較すればわかる。結晶方位が異なっても同じ傾向である。この点は本発明12から14と従来例9を比較すればわかる。なお、線径が小さいほど寿命が短くなる傾向が顕著に見られる。
以上の傾向は、ステンレス線や銅線でも同じように見られる。
(2) 滑らかな面の位置の違いについて、タングステン線では本発明1、4、5と従来例4とを比較すると、本発明のものはいずれも寿命が安定して長いのに対し、従来のものでは寿命が短くなり断線しやすくなる傾向にある。これは潤滑材の流れが悪くなるためであると思われる。従来品では、100%−300%Dの角度を変えてもこの傾向は変わらない。これは従来例4から6で見られる。100%−300%Dの角度θ1が重要と思われる。
以上の傾向は、ステンレス線や銅線でも見られるが、固体潤滑材を使用するタングステン線で顕著に見られ、水溶性油剤を使用するステンレス線や銅線では潤滑材が流れやすいため顕著な差は見られにくい。
以上の結果より、本発明のダイヤモンドダイスは、潤滑材の流れが向上し、潤滑性を向上させるとともに断線を防止でき、線材の品質を向上させることができる。特に、タングステン線のような硬質線材の熱間伸線加工で固体潤滑材を使用する場合にも、十分な潤滑効果が得られ、顕著な効果が得られる。

Claims (7)

  1. 入口(11)から挿入された線材(100)と接触するベアリング領域(1d)と、
    前記ベアリング領域(1d)に連なり、前記ベアリング領域(1d)よりも前記入口(11)側に配置されるリダクション領域(1c)と、
    前記ベアリング領域(1d)および前記リダクション領域(1c)を貫通するように軸(15)に沿って入口(11)から出口(12)まで延びる孔(14)を規定する側壁(13)とを備えた、ダイヤモンドダイス(1)であって、
    前記ベアリング領域(1d)での孔(14)の内径をDとし、前記軸(15)を含み前記軸(15)と平行な面で前記ダイヤモンドダイスを切断したときに現われる断面において、前記ベアリング領域(1d)と前記リダクション領域(1c)との境界部(17)より前記孔(14)の軸方向に1.0Dの長さだけ入口(11)側にある側壁(13)の第一点(131)と、前記ベアリング領域(1d)と前記リダクション領域(1c)との境界部(17)より前記孔(14)の軸方向に3.0Dの長さだけ入口(11)側にある側壁(13)の第二点(132)とを結ぶ直線(135)が、前記孔(14)の軸(15)方向に対して15度以上30度以下の角度θ1をなし、前記ベアリング領域(1d)と前記リダクション領域(1c)との境界部(17)は曲面とされる、ダイヤモンドダイス。
  2. 前記境界部(17)から前記第二点(132)までの間が滑らかに湾曲する曲面である、請求の範囲1に記載のダイヤモンドダイス。
  3. 前記境界部(17)と前記第一点(131)とを結ぶ線(134)と前記軸(15)とのなす角度θ2は4から7度である、請求の範囲1に記載のダイヤモンドダイス。
  4. 前記境界部(17)を構成する曲面は半径Rが50μm以上の球面である、請求の範囲1に記載のダイヤモンドダイス。
  5. 線材(100)を準備する工程と、
    線材(100)を請求の範囲1に記載のダイヤモンドダイスの入口(11)から挿入して出口(12)から引抜くことで前記ベアリング部(1d)で伸線加工を行なう工程とを備えた、線材の製造方法。
  6. 前記線材(100)はタングステン線であり、前記伸線加工を行なう工程は熱間で伸線加工を行なう工程を含む、請求の範囲5に記載の線材の製造方法。
  7. 前記線材(100)はステンレス線または銅線であり、前記伸線加工を行なう工程は冷間で伸線加工を行なう工程を含む、請求の範囲5に記載の線材の製造方法。
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