JP2009239624A - 音声情報提供システム、及び電界通信用白杖 - Google Patents

音声情報提供システム、及び電界通信用白杖 Download PDF

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Tsutomu Mizota
勉 溝田
Akinori Furuya
彰教 古谷
Katsuyuki Ochiai
克幸 落合
Mitsuru Shinagawa
満 品川
Yuichi Kado
門  勇一
Toshiaki Asahi
利彰 朝日
Seiji Yabe
誠司 矢部
Ryoji Kikuchi
亮二 菊地
Michie Enomoto
美智枝 榎本
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Abstract

【課題】視覚障害者に音声情報を適切なタイミングで提供することを課題とする。
【解決手段】電界通信用白杖50が、曲がり角又は交差点に位置する点字誘導ブロック90に接触する部位に設けられた電界通信用の第1の通信電極501と、視覚障害者70が接触する部位に設けられた電界通信用の第2の通信電極502と、第1の通信電極501と第2の通信電極502とを電気的に接続可能なリード線503とを有するので、視覚障害者70が電界通信用白杖50を点字誘導ブロック90に接触させた際に音声情報を提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電界を電界伝達媒体に誘起して通信を行う電界通信装置を用いて、視覚障害者に音声情報を提供する技術に関する。
現在、歩道や地下鉄などでは視覚障害者に配慮し、表面に突起のついた視覚障害者誘導ブロックが配置されている。そして、その視覚障害者誘導ブロック(以降、単に「誘導ブロック」と称する)は、弱視者が認識しやすいよう黄色の彩色が施されており、「止まれ」や「危険」などの警告を意味する点字誘導ブロックと、「進め」を意味する線字誘導ブロックが存在している。それら点字誘導ブロックと線字誘導ブロックは、視覚障害者に対して進むべき方向を促す目的を十分に成し得るため、誘導ブロック間で隙間をとることなく連続的に配置されており、特に、曲がり角や交差点には点字誘導ブロックが配置されている。
一方、電界を伝達する電界伝達媒体に対して送信すべきデータに基づく電界を誘起させ、また電界伝達媒体に誘起された電界を検出してデータ通信を行う電界通信装置が既に提案されている(特許文献1参照)。例えば、人体を介して電界通信装置間で通信が可能となるため、通信ケーブル等を用いることなく、いつでもどこでも必要に応じて所望の情報を送受信可能とする利点を備えている。
そして、我々は、このような電界通信装置をそれら誘導ブロックに配置することで、その誘導ブロックを歩行した視覚障害者に対して、必要性の高い情報を音声で通知するサービスを提供することが可能となっている。図15は、電界通信装置を点字誘導ブロックに配置した場合のサービス提供例を示す図である。同図によれば、誘導ブロック用電界通信装置10が交差部に位置する点字誘導ブロック90に配置、より具体的には、誘導ブロック用電界通信装置10の送信電極が点字誘導ブロック90に接続されており、何れのホームに位置しているかを示す位置情報を促す音声情報が同装置内に格納されている。そして、携帯用電界通信装置30を所持している視覚障害者70が点字誘導ブロック90上を歩行した場合に、点字誘導ブロック90及び視覚障害者70を介して音声情報が携帯用電界通信装置30に伝達されて、音声として出力されることになる(第1の実施例)。
また、視覚障害者70は、白杖と称される杖を用いて誘導ブロックの突起を認識し、自分が立っている足の位置よりも少し手前で誘導ブロックの情報を取得することが一般的となっている。ゆえに、図16に示すように、視覚障害者70が白杖によって点字誘導ブロック90を認識した際の足の位置に対応する線字誘導ブロックに誘導ブロック用電界通信装置10を配置して、図15を用いて説明したサービスと同様のサービスを提供することも可能となっている(第2の実施例)。図16は、電界通信装置を線字誘導ブロックに配置した場合のサービス提供例を示す図である。なお、このような白杖は、視覚障害者への感電を防止するため、通常、絶縁性の材質を用いて製造されている。
特開2003−324395公報
しかしながら、第1の実施例によれば、交差部に位置する点字誘導ブロックに到達するまで音声情報を取得できないため、視覚障害者に対して通知する情報の提供が遅れるという問題がある。即ち、これまでとは異なるタイミングで通知されるため、白杖を用いて若干手前のタイミングで情報を取得することが一般的になっている視覚障害者に対してリズムを狂わせ、慣れるまでに時間を必要とし、状況によっては混乱を引き起こす可能性もある。
また、第2の実施例によれば、誘導ブロック用電界通信装置が点字誘導ブロックに配置されていないため、交差部に向かって各方向から進入することを充足するには、少なくとも4箇所に線字誘導ブロックに配置する必要があり(図16に示す「A」〜「D」)、第1の実施例と比較して運用や設置費用の効率が非常に悪いという問題がある。具体的には、交差部が1万箇所存在する場合には、4万個の誘導ブロック用電界通信装置を必要とし、1万個で十分な第1の実施例と比較しても多額の費用がかかることは明らかである。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、視覚障害者に音声情報を適切なタイミングで提供することを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、電極から電界を電界伝達媒体に誘起して電界通信を行うことが可能な誘導ブロック用電界通信装置及び携帯用電界通信装置と、視覚障害者が所持する絶縁性の電界通信用白杖と、を備えた音声情報提供システムにおいて、前記電界通信用白杖は、曲がり角又は交差点に位置する点字誘導ブロックに接触する部位に設けられた電界通信用の第1の電極と、前記視覚障害者が接触する部位に設けられた電界通信用の第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極とを電気的に接続可能なリード線と、を有するものであって、前記誘導ブロック用電界通信装置は、前記電界伝達媒体としての前記点字誘導ブロックに配置されるものであって、音声情報を格納しておく格納手段と、格納された前記音声情報を前記点字誘導ブロックに接触配置された送信電極から送信する送信手段と、を有し、前記携帯用電界通信装置は、前記電界伝達媒体としての前記視覚障害者に所持されるものであって、前記電界通信用白杖が前記点字誘導ブロックに接触した場合に、前記点字誘導ブロックと前記第1の電極と前記リード線と前記第2の電極と前記視覚障害者とを介して伝達された前記音声情報を、受信電極を介して受信する受信手段と、受信した前記音声情報を格納する格納手段と、格納された当該音声情報を出力する出力手段と、を有することを要旨とする。
本発明にあっては、電界通信用白杖が、曲がり角又は交差点に位置する点字誘導ブロックに接触する部位に設けられた電界通信用の第1の電極と、視覚障害者が接触する部位に設けられた電界通信用の第2の電極と、第1の電極と第2の電極とを電気的に接続可能なリード線とを有するため、視覚障害者が電界通信用白杖を点字誘導ブロックに接触させた際に音声情報を提供することができる。
請求項2に記載の本発明は、前記電界通信用白杖が、前記第1の電極及び前記第2の電極から電界を電界伝達媒体に誘起して電界通信を行うことが可能であって、前記電界通信用白杖を識別する白杖識別子を格納しておく格納手段と、前記電界通信用白杖が前記点字誘導ブロックに接触した場合に、前記点字誘導ブロックを介して伝達された前記音声情報を、前記第1の電極を介して受信する受信手段と、格納された前記白杖識別子を前記音声情報に付加する付加手段と、前記白杖識別子が付加された前記音声情報を、前記第2の電極を介して送信する送信手段と、を有し、前記携帯用電界通信装置の前記受信手段は、前記白杖識別子が付加された前記音声情報を受信することを要旨とする。
本発明にあっては、携帯用電界通信装置の受信手段が、白杖識別子が付加された音声情報を受信するため、送信された音声情報が、電界通信用白杖を点字誘導ブロックに接触させたことにより送信されたものであるか、若しくは、電界伝達媒体としての視覚障害者が点字誘導ブロックに触れた場合に送信されたものであるかを確実に区別することができる。
請求項3に記載の本発明は、前記携帯用電界通信装置の前記出力手段が、前記音声情報に前記白杖識別子が付与されている場合に、前記音声情報を出力することを要旨とする。
本発明にあっては、携帯用電界通信装置の出力手段が、音声情報に白杖識別子が付与されている場合に、音声情報を出力するため、視覚障害者の足裏を経由して送信された音声情報の出力とを区別し、視覚障害者に同じ音声情報が2回出力されることを防止することができる。
請求項4に記載の本発明は、前記誘導ブロック用電界通信装置が、前記点字誘導ブロックを識別する点字誘導ブロック識別子を格納しておく格納手段を更に有し、前記誘導ブロック用電界通信装置の送信手段は、格納された前記音声情報及び前記点字誘導ブロック識別子を送信し、前記電界通信用白杖は、前記第1の電極及び前記第2の電極から電界を電界伝達媒体に誘起して電界通信を行うことが可能であって、前記電界通信用白杖を識別する白杖識別子を格納しておく格納手段と、前記電界通信用白杖が前記点字誘導ブロックに接触した場合に、前記点字誘導ブロックを介して伝達された前記音声情報及び前記点字誘導ブロック識別子を、前記第1の電極を介して受信する受信手段と、格納された前記白杖識別子を前記点字誘導ブロック識別子に付加する付加手段と、前記白杖識別子が付加された前記点字誘導ブロック識別子及び前記音声情報を、前記第2の電極を介して送信する送信手段と、を有し、前記携帯用電界通信装置の前記受信手段は、前記白杖識別子が付加された前記点字誘導ブロック識別子及び前記音声情報を受信することを要旨とする。
本発明にあっては、携帯用電界通信装置の受信手段が、白杖識別子が付加された点字誘導ブロック識別子及び音声情報を受信するため、送信された音声情報が、電界通信用白杖を点字誘導ブロックに接触させたことにより送信されたものであるか、若しくは、電界伝達媒体としての視覚障害者が点字誘導ブロックに触れた場合に送信されたものであるかを確実に区別することができる。
請求項5に記載の本発明は、前記携帯用電界通信装置の前記出力手段が、前記点字誘導ブロック識別子に前記白杖識別子が付与されている場合に、前記音声情報を出力することを要旨とする。
本発明にあっては、携帯用電界通信装置の出力手段が、点字誘導ブロックに白杖識別子が付与されている場合に、音声情報を出力するため、視覚障害者の足裏を経由して送信された音声情報の出力とを区別し、視覚障害者に同じ音声情報が2回出力されることを防止することができる。
請求項6に記載の本発明は、曲がり角又は交差点に位置する点字誘導ブロックに接触する部位に設けられた電界通信用の第1の電極と、視覚障害者が接触する部位に設けられた電界通信用の第2の電極と、前記第1の電極と前記第2の電極とを電気的に接続可能なリード線と、を有することを要旨とする。
請求項7に記載の本発明は、前記第1の電極及び前記第2の電極から電界を電界伝達媒体に誘起して電界通信を行うことが可能であって、前記電界通信用白杖を識別する白杖識別子を格納しておく格納手段と、前記電界通信用白杖が前記点字誘導ブロックに接触した場合に、前記点字誘導ブロックを介して伝達された音声情報を、前記第1の電極を介して受信する受信手段と、格納された前記白杖識別子を前記音声情報に付加する付加手段と、前記白杖識別子が付加された前記音声情報を、前記第2の電極を介して送信する送信手段と、を有することを要旨とする。
請求項8に記載の本発明は、前記第1の電極及び前記第2の電極から電界を電界伝達媒体に誘起して電界通信を行うことが可能であって、前記電界通信用白杖を識別する白杖識別子を格納しておく格納手段と、前記電界通信用白杖が前記点字誘導ブロックに接触した場合に、前記点字誘導ブロックを介して伝達された音声情報と前記点字誘導ブロックを識別する点字誘導ブロック識別子とを、前記第1の電極を介して受信する受信手段と、格納された前記白杖識別子を前記点字誘導ブロック識別子に付加する付加手段と、前記白杖識別子が付加された前記点字誘導ブロック識別子及び前記音声情報を、前記第2の電極を介して送信する送信手段と、を有することを要旨とする。
請求項9に記載の本発明は、前記リード線には、一定以上の電流が流れた場合に当該電流の流れを遮断するフューズが付されていることを要旨とする。
本発明にあっては、リード線には、一定以上の電流が流れた場合にこの電流の流れを遮断するフューズが付されているため、視覚障害者への感電の発生を確実に防止することができる。
本発明によれば、視覚障害者に音声情報を適切なタイミングで提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。最初に、本実施の形態における音声情報提供システムの全体構成について説明し、次に、この音声情報提供システムの実施例について説明する。
図1は、本実施の形態における音声情報提供システムの構成を示す構成図である。この音声情報提供システムは、電極から電界を電界伝達媒体に誘起して電界通信を行うことが可能な誘導ブロック用電界通信装置10及び携帯用電界通信装置30と、視覚障害者70が所持する電界通信用白杖50と、を備えた構成である。
電界通信用白杖50は、視覚障害者70への感電を防止するため全体が木等の絶縁体で構成されるものであって、少なくとも2種類の形態で構成されている。第1の形態における電界通信用白杖50は、図1及び図2(a)に示すように、曲がり角又は交差点に位置する点字誘導ブロック90に接触する先端部に設けられた電界通信用の第1の通信電極501と、視覚障害者70が接触するグリップ部に設けられた電界通信用の第2の通信電極502と、第1の通信電極501と第2の通信電極502とを電気的に接続可能なリード線503と、リード線503に付されたフューズ504と、を備えた構成である。特に、フューズ504は、一定以上の電流が流れた場合にこの電流の流れを遮断する機能を備えるものであって、視覚障害者への感電の発生を確実に防止することができる。
また、第2の形態における電界通信用白杖50は、図2(b)に示すように、曲がり角又は交差点に位置する点字誘導ブロック90に接触する先端部に設けられた電界通信用の第1の通信電極501と、この第1の通信電極501とペアを構成する第1のグランド電極511と、視覚障害者70が接触するグリップ部に設けられた電界通信用の第2の通信電極502と、この第2の通信電極502とペアを構成する第2のグランド電極512と、電界通信用白杖50の長手方向の中央付近に設けられたリピータ505と、第1の通信電極501とリピータ505とを電気的に接続可能なリード線503と、を備えた構成である。また、リード線503は、第2の通信電極502とリピータ505とを電気的に接続可能とし、第1のグランド電極511とリピータ505とを電気的に接続可能とし、第2のグランド電極512とリピータ505とを電気的に接続可能としている。なお、第1の形態で説明したフューズ504は、リピータ505の内部に内蔵されている。
第2の形態における電界通信用白杖50は、第1の形態における電界通信用白杖50と異なり、第1の通信電極501及び第2の通信電極502から電界を電界伝達媒体に誘起して電界通信を行うことが可能である。第1のグランド電極511は、リピータ505が電界を検出するために必要であって、第2のグランド電極512は、視覚障害者70に電界を誘起させるために必要となる。
ここで、リピータ505の機能について説明する。図3は、リピータの機能ブロックを示す機能ブロック図である。リピータ505は、電界通信用白杖50を識別する白杖識別子を格納しておく格納部515と、電界通信用白杖50が点字誘導ブロック90に接触した場合に、点字誘導ブロック90を介して伝達された音声情報等を、第1の通信電極501及び通信回路555を介して受信する受信部525と、格納部515に格納された白杖識別子を音声情報等に付加する付加部535と、白杖識別子が付加された音声情報等を、通信回路555及び第2の通信電極502を介して送信する送信部545とを備えた構成である。
誘導ブロック用電界通信装置10は、電界伝達媒体としての点字誘導ブロック90に配置されるものであって、図4に示すように、音声情報を格納しておく音声情報格納部101と、点字誘導ブロックを識別する点字誘導ブロック識別子を格納しておく点字誘導ブロック識別子格納部102と、通信回路104を介して音声情報等を点字誘導ブロック90に接触配置された送信電極から送信する送信部103と、を備えた構成である。
携帯用電界通信装置30は、電界伝達媒体としての視覚障害者70に所持されるものであって、図5に示すように、電界通信用白杖50が点字誘導ブロック90に接触した場合に、点字誘導ブロック90と第1の通信電極501とリード線503と第2の通信電極502と視覚障害者70とを介して伝達された音声情報等を、受信電極及び通信回路304を介して受信する受信部301と、受信した音声情報等を格納する受信情報格納部302と、格納された音声情報を出力する出力部303と、を備えた構成である。
続いて、電界通信用白杖50のリピータ505が備えている通信回路555の機能について説明する。図6は、通信電極を用いて電界通信を行う電界通信装置の回路構成を示すブロック図である。同図に示す処理端末40は、図3に示された格納部515と受信部525と付加部535と送信部545との機能を備えた処理端末である。また、図6に示す電界伝達媒体50は、電界伝達媒体としての電界通信用白杖50であるとする。
図6に示すように、処理端末40と第1の通信電極501及び第2の通信電極502との間を接続する通信回路555は、インタフェース回路21を介して処理端末40に接続されている。通信回路555は、この処理端末40からインタフェース回路21を介して他の処理端末40に送信するための送信データを受け取ると、レベル調整回路22で送信データの信号振幅を調整してから、送信回路23を介して送信電極として作用する第2の通信電極502に供給するようになっている。
第2の通信電極502は、送信回路23から送信データが供給されると、この送信データに対応する電界を電界伝達媒体50に誘起する。この誘起された電界は、電界伝達媒体50としての電界通信用白杖50及び視覚障害者70を伝達して、携帯用電界通信装置30の受信電極で受信される。
一方、電界検出光学部24は、第1の通信電極501で受信した電界が供給され、電界光学手法を利用した電界検出光学部24内で別途発生するレーザ光を偏光変化させた後、電気信号に変換する。この電気信号は、信号処理回路25での帯域制限により不要な雑音が除去され、更に波形整形回路26で波形が整形されてから、インタフェース回路21を介して処理端末40に供給されるようになっている。
ここで、図3に示す第1のグランド電極511は、図6を用いて説明した電界検出光学部24に設けられている。図7は、図6に示した通信回路555に使用されている電界検出光学部24の構成を示すブロック図である。図7に示す電界検出光学部24は、レーザ光と電気光学結晶を用いた電気光学的手法により電界を検出するものであり、レーザ光源を構成するレーザダイオード61および電気光学結晶からなる電気光学素子62を有する。なお、電気光学素子62は、レーザダイオード61からのレーザ光の進行方向に対して直角方向に結合される電界に感度を有し、この電気強度によって光学特性、すなわち複屈折率が変化し、この複屈折率の変化によりレーザ光の偏光が変化するようになっている。
電気光学素子62の図上で上下方向に対向する両側面には第1電極63及び第2電極64が設けられている。なお、この第1電極63及び第2電極64は、レーザダイオード61からのレーザ光の電気光学素子62内における進行方向を両側から挟み、レーザ光に対して電界を直角に結合させるようになっている。
図7に示す電界検出光学部24は、図6に示したのと同じ第1の通信電極501を有し、この第1の通信電極501は第1電極63に接続されている。また、第1電極63に対向する第2電極64は、図3に示したのと同じ第1のグランド電極511に接続され、第1電極63に対してグランド電極として機能するように構成されている。第1の通信電極501は、電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を検出すると、この電界を第1電極63に伝達し、第1電極63を介して電気光学素子62に結合するようになっている。
レーザダイオード61から出力されるレーザ光は、コリメートレンズ65を介して平行光にされ、平行光となったレーザ光は第1波長板66で偏光状態が調整されて電気光学素子62に入射する。電気光学素子62に入射したレーザ光は、電気光学素子62内で第1電極63と第2電極64との間を伝播するが、このレーザ光の伝播中において上述したように第1の通信電極501が電界伝達媒体に誘起されて伝達されてくる電界を受け、この電界が第1電極63を介して電気光学素子62に結合すると、この電界は第1電極63から第1のグランド電極511に接続されている第2電極64に向かって形成されて、レーザダイオード61から電気光学素子62に入射したレーザ光の進行方向に直角であるため、電気光学素子62の光学特性である複屈折率が変化し、これによりレーザ光の偏光が変化する。
このように電気光学素子62において第1電極63からの電界によって偏光が変化したレーザ光は、第2波長板67で偏光状態を調整されて偏光ビームスプリッタ68に入射する。偏光ビームスプリッタ68は、第2波長板67から入射されたレーザ光をP波およびS波に分離して、光の強度変化に変換する。この偏光ビームスプリッタ68でP波成分およびS波成分に分離されたレーザ光は、それぞれ第1集光レンズ69a及び第2集光レンズ69bで集光されてから、第1フォトダイオード80a及び第2フォトダイオード80bに供給され、第1フォトダイオード80a及び第2フォトダイオード80bにおいてP波光信号とS波光信号をそれぞれの電気信号に変換して出力するようになっている。
既に上述したように第1フォトダイオード80a及び第2フォトダイオード80bから出力される電気信号は、図6に示す信号処理回路25で増幅、雑音除去などの信号処理を施されてから、波形整形回路26で波形整形され、インタフェース回路21を介して処理端末40に供給されることになる。
なお、誘導ブロック用電界通信装置10が備えている通信回路104、及び携帯用電界通信装置30が備えている通信回路304についても、電界通信用白杖50の通信回路555と同様の機能を備えている。
図8は、通信電極用いて電界通信を行う電界通信装置の他の回路構成を示すブロック図である。図8に示すブロック図には、処理端末40が接続された通信回路555と、通信を媒介する電界伝達媒体50と、通信回路555’と、この通信回路555’に接続された処理端末40’とが示されている。通信回路555と通信回路555’との間で通信を行い、通信回路555からデータを送信して通信回路555’で受信する場合を例に説明するものである。通信回路555と通信回路555’とは同じ構成を有している。両者に構成上の相違点はないものの、説明するための便宜上、同一の構成部には同一の番号を付し、通信回路555’の備える構成部については「’」を付して識別している。
なお、処理端末40は、通信回路555に対して送信データと送受信切替信号を送るようになっている。送信データとは、通信相手の処理端末40’へ伝達される任意のデータである。送受信切替信号とは、通信回路555に対して送信と受信との動作の切替を指示するための信号である。
また、通信回路555は、処理端末40に対して受信データを送るようになっている。この受信データは、通信相手の処理端末40’が処理端末40に対し、通信回路555’と通信回路555とを介して送信したデータを受信して得た受信データである。なお、処理端末40’と通信回路555’との間においても、処理端末40と通信回路555との間と同じく送信データや送受信切替信号、受信データのやり取りが行われている。
また、通信回路555には、データを送信するための送信部と、データを受信する受信部とを備えている。送信部には、送信データを発振器82から出力される搬送波で変調するための変調回路81と、搬送波を出力するための発振器82とを備えている。更に、受信部には、復調信号のHレベルとLレベルの反転が起きていないかを判定して補正するための補正回路83と、搬送波再生回路85で再生された搬送波と受信した信号をもとにデータを再生する復調回路84と、受信した信号から搬送波を抽出する搬送波再生回路85とを備えている。
図9には、図8で示した補正回路83,補正回路83’の構成を説明するための構成図が示されている。図8で示す通信回路555と通信回路555’においては、受信部の出力でのHレベルとLレベルの反転を防ぐことを目的として、この受信部に補正回路83,補正回路83’が備えられている。なお、通信回路555の補正回路83と通信回路555’の補正回路83’とは同様のものなので、ここでは通信回路555’が備える補正回路83’の説明のみを行う。
補正回路83’は、復調信号のHレベルとLレベルの反転が起きていた場合に信号を反転させるための反転・非反転切替回路86と、復調信号のHレベルとLレベルの反転が起きていないかを判定して切替信号を出力するためのサンプリング回路87と、再生搬送波を検出しサンプリング信号を生成するための検波器88と、復調信号のHレベルとLレベルの判定が十分区別できるまでサンプリング信号を遅らせるための遅延器89とを備えている。
ここで、図3に示す第1のグランド電極511は、図8を用いて説明した復調回路84に接続され、第2のグランド電極512は変調回路81に接続されている。図10(a)は、グランド電極の接続構成の一例を示す構成図である。復調回路84には、第1の通信電極501が接続されると共に、第1のグランド電極511が接続されている。一方、変調回路81には、第2の通信電極502が接続されると共に、第2のグランド電極512が接続されている。データの送信時には、変調回路81に接続された第2のグランド電極512が機能し、データの受信時には、復調回路84に接続された第1のグランド電極511が機能する。また、図10(b)に示すような接続構成も可能である。その場合、変調回路81には、第1の通信電極501と第2の通信電極502とが接続されると共に、第1のグランド電極511と第2のグランド電極512とがそれぞれ接続されている。データの送信時には、変調回路81に接続された第2のグランド電極512が機能し、データの受信時には、第1のグランド電極511が機能する。
次に、前述した機能や構成を備えた音声情報提供システムの実施例について説明する。
実施例1は、視覚障害者70が、第1の形態における電界通信用白杖50を用いた場合であって、誘導ブロック用電界通信装置10から音声情報のみが伝達される場合について説明するものである。図11は、実施例1の処理フローを説明するための説明図である。
最初に、誘導ブロック用電界通信装置10は、音声情報格納部101に格納されている音声情報を読み出して、点字誘導ブロック90に接触配置された送信電極から送信する(S101)。
続いて、携帯用電界通信装置30は、視覚障害者70が、自身で所持する電界通信用白杖50を点字誘導ブロック90に接触させた場合に、点字誘導ブロック90と第1の通信電極501とリード線503と第2の通信電極502と視覚障害者70とを介して伝達された音声情報を、受信電極を介して受信する(S102)。
最後に、携帯用電界通信装置30は、受信した音声情報を受信情報格納部302に一旦格納し、格納された音声情報を読み出して出力する(S103)。
実施例2は、視覚障害者70が、第1の形態における電界通信用白杖50を用いた場合であって、誘導ブロック用電界通信装置10から音声情報及び点字誘導ブロック識別子が伝達される場合について説明するものである。図12は、実施例2の処理フローを説明するための説明図である。
最初に、誘導ブロック用電界通信装置10は、音声情報格納部101に格納されている音声情報を読み出すと共に、点字誘導ブロック識別子格納部102に格納されている点字誘導ブロック識別子を読み出して、点字誘導ブロック90に接触配置された送信電極から送信する(S201)。
続いて、携帯用電界通信装置30は、視覚障害者70が、自身で所持する電界通信用白杖50を点字誘導ブロック90に接触させた場合に、点字誘導ブロック90と第1の通信電極501とリード線503と第2の通信電極502と視覚障害者70とを介して伝達された音声情報及び点字誘導ブロック識別子を、受信電極を介して受信する(S202)。
最後に、携帯用電界通信装置30は、受信した音声情報及び点字誘導ブロックを受信情報格納部302に一旦格納し、格納された音声情報を読み出して出力する(S203)。
実施例3は、視覚障害者70が、第2の形態における電界通信用白杖50を用いた場合であって、誘導ブロック用電界通信装置10から音声情報のみが伝達される場合について説明するものである。図13は、実施例3の処理フローを説明するための説明図である。
最初に、誘導ブロック用電界通信装置10は、音声情報格納部101に格納されている音声情報を読み出して、点字誘導ブロック90に接触配置された送信電極から送信する(S301)。
続いて、電界通信用白杖50は、視覚障害者70が、自身で所持する電界通信用白杖50を点字誘導ブロック90に接触させた場合に、点字誘導ブロック90を介して伝達された音声情報を、第1の通信電極501を介して受信する(S302)。
そして、電界通信用白杖50は、格納部515に格納されている白杖識別子を音声情報に付加する(S303)。
その後、電界通信用白杖50は、白杖識別子が付加された音声情報を、第2の通信電極502を介して送信する(S304)。
そして、携帯用電界通信装置30は、第2の通信電極502と視覚障害者70とを介して伝達された白杖識別子が付加された音声情報を、受信電極を介して受信する(S305)。
最後に、携帯用電界通信装置30は、受信した音声情報を受信情報格納部302に一旦格納し、音声情報に白杖識別子が付与されている場合に、格納された音声情報を読み出して出力する(S306)。
実施例4は、視覚障害者70が、第2の形態における電界通信用白杖50を用いた場合であって、誘導ブロック用電界通信装置10から音声情報及び及び点字誘導ブロック識別子が伝達される場合について説明するものである。図14は、実施例4の処理フローを説明するための説明図である。
最初に、誘導ブロック用電界通信装置10は、音声情報格納部101に格納されている音声情報を読み出すと共に、点字誘導ブロック識別子格納部102に格納されている点字誘導ブロック識別子を読み出して、点字誘導ブロック90に接触配置された送信電極から送信する(S401)。
続いて、電界通信用白杖50は、視覚障害者70が、自身で所持する電界通信用白杖50を点字誘導ブロック90に接触させた場合に、点字誘導ブロック90を介して伝達された音声情報及び点字誘導ブロック識別子を、第1の通信電極501を介して受信する(S402)。
そして、電界通信用白杖50は、格納部515に格納されている白杖識別子を点字誘導ブロック識別子に付加する(S403)。
その後、電界通信用白杖50は、白杖識別子が付加された点字誘導ブロック識別子及び音声情報を、第2の通信電極502を介して送信する(S404)。
そして、携帯用電界通信装置30は、第2の通信電極502と視覚障害者70とを介して伝達された白杖識別子が付加された点字誘導ブロック識別子及び音声情報を、受信電極を介して受信する(S405)。
最後に、携帯用電界通信装置30は、受信した点字誘導ブロック識別子及び音声情報を受信情報格納部302に一旦格納し、点字誘導ブロック識別子に白杖識別子が付与されている場合に、格納された音声情報を読み出して出力する(S406)。
本実施の形態によれば、電界通信用白杖50が、曲がり角又は交差点に位置する点字誘導ブロック90に接触する部位に設けられた電界通信用の第1の通信電極501と、視覚障害者70が接触する部位に設けられた電界通信用の第2の通信電極502と、第1の通信電極501と第2の通信電極502とを電気的に接続可能なリード線503とを有するので、視覚障害者70が電界通信用白杖50を点字誘導ブロック90に接触させた際に音声情報を提供することができる。
本実施の形態によれば、携帯用電界通信装置30の受信部301が、白杖識別子が付加された音声情報を受信するので、送信された音声情報が、電界通信用白杖50を点字誘導ブロック90に接触させたことにより送信されたものであるか、若しくは、電界伝達媒体としての視覚障害者70が点字誘導ブロック90に触れた場合に送信されたものであるかを確実に区別することができる。
本実施の形態によれば、携帯用電界通信装置30の出力部303が、音声情報に白杖識別子が付与されている場合に、音声情報を出力するので、視覚障害者70の足裏を経由して送信された音声情報とを区別し、視覚障害者70に同じ音声情報が2回出力されることを防止することができる。
本実施の形態によれば、携帯用電界通信装置30の受信部301が、白杖識別子が付加された点字誘導ブロック識別子及び音声情報を受信するので、送信された音声情報が、電界通信用白杖50を点字誘導ブロックに接触させたことにより送信されたものであるか、若しくは、電界伝達媒体としての視覚障害者70が点字誘導ブロック90に触れた場合に送信されたものであるかを確実に区別することができる。
本実施の形態によれば、携帯用電界通信装置30の出力部303が、点字誘導ブロック90に白杖識別子が付与されている場合に、音声情報を出力するので、視覚障害者70の足裏を経由して送信された音声情報とを区別し、視覚障害者70に同じ音声情報が2回出力されることを防止することができる。
本実施の形態によれば、リード線503には、一定以上の電流が流れた場合にこの電流の流れを遮断するフューズが付されているので、視覚障害者70への感電の発生を確実に防止することができる。
本実施の形態における音声情報提供システムの構成を示す構成図である。 電界通信用白杖の形態を示す図である。 リピータの機能ブロックを示す機能ブロック図である。 誘導ブロック用電界通信装置の機能ブロックを示す機能ブロック図である。 携帯用電界通信装置の機能ブロックを示す機能ブロック図である。 通信電極を用いて電界通信を行う電界通信装置の回路構成を示すブロック図である。 図6に示した通信回路に使用されている電界検出光学部の構成を示すブロック図である。 通信電極用いて電界通信を行う電界通信装置の他の回路構成を示すブロック図である。 図8で示した補正回路の構成を説明するための構成図である。 グランド電極の接続構成の一例を示す構成図である。 実施例1の処理フローを説明するための説明図である。 実施例2の処理フローを説明するための説明図である。 実施例3の処理フローを説明するための説明図である。 実施例4の処理フローを説明するための説明図である。 電界通信装置を点字誘導ブロックに配置した場合のサービス提供例を示す図である。 電界通信装置を線字誘導ブロックに配置した場合のサービス提供例を示す図である。
符号の説明
10…誘導ブロック用電界通信装置
21…インタフェース回路
22…レベル調整回路
23…送信回路
24…電界検出光学部
25…信号処理回路
26…波形整形回路
30…携帯用電界通信装置
40…処理端末
50…電界通信用白杖(電界伝達媒体)
61…レーザダイオード
62…電気光学素子
63…第1電極
64…第2電極
65…コリメートレンズ
66…第1波長板
67…第2波長板
68…偏光ビームスプリッタ
69a…第1集光レンズ
69b…第2集光レンズ
70…視覚障害者
80a…第1フォトダイオード
80b…第2フォトダイオード
81…変調回路
82…発振器
83…補正回路
84…復調回路
85…搬送波再生回路
86…反転・非反転切替回路
87…サンプリング回路
88…検波器
89…遅延器
90…点字誘導ブロック
101…音声情報格納部
102…点字誘導ブロック識別子格納部
103…送信部
104…通信回路
301…受信部
302…受信情報格納部
303…出力部
304…通信回路
501…第1の通信電極
502…第2の通信電極
503…リード線
504…フューズ
505…リピータ
511…第1のグランド電極
512…第2のグランド電極
515…格納部
525…受信部
535…付加部
545…送信部
555…通信回路

Claims (9)

  1. 電極から電界を電界伝達媒体に誘起して電界通信を行うことが可能な誘導ブロック用電界通信装置及び携帯用電界通信装置と、視覚障害者が所持する絶縁性の電界通信用白杖と、を備えた音声情報提供システムにおいて、
    前記電界通信用白杖は、
    曲がり角又は交差点に位置する点字誘導ブロックに接触する部位に設けられた電界通信用の第1の電極と、
    前記視覚障害者が接触する部位に設けられた電界通信用の第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極とを電気的に接続可能なリード線と、を有するものであって、
    前記誘導ブロック用電界通信装置は、前記電界伝達媒体としての前記点字誘導ブロックに配置されるものであって、
    音声情報を格納しておく格納手段と、
    格納された前記音声情報を前記点字誘導ブロックに接触配置された送信電極から送信する送信手段と、を有し、
    前記携帯用電界通信装置は、前記電界伝達媒体としての前記視覚障害者に所持されるものであって、
    前記電界通信用白杖が前記点字誘導ブロックに接触した場合に、前記点字誘導ブロックと前記第1の電極と前記リード線と前記第2の電極と前記視覚障害者とを介して伝達された前記音声情報を、受信電極を介して受信する受信手段と、
    受信した前記音声情報を格納する格納手段と、
    格納された当該音声情報を出力する出力手段と、
    を有することを特徴とする音声情報提供システム。
  2. 前記電界通信用白杖は、前記第1の電極及び前記第2の電極から電界を電界伝達媒体に誘起して電界通信を行うことが可能であって、
    前記電界通信用白杖を識別する白杖識別子を格納しておく格納手段と、
    前記電界通信用白杖が前記点字誘導ブロックに接触した場合に、前記点字誘導ブロックを介して伝達された前記音声情報を、前記第1の電極を介して受信する受信手段と、
    格納された前記白杖識別子を前記音声情報に付加する付加手段と、
    前記白杖識別子が付加された前記音声情報を、前記第2の電極を介して送信する送信手段と、を有し、
    前記携帯用電界通信装置の前記受信手段は、前記白杖識別子が付加された前記音声情報を受信することを特徴とする請求項1に記載の音声情報提供システム。
  3. 前記携帯用電界通信装置の前記出力手段は、前記音声情報に前記白杖識別子が付与されている場合に、前記音声情報を出力することを特徴とする請求項2に記載の音声情報提供システム。
  4. 前記誘導ブロック用電界通信装置は、
    前記点字誘導ブロックを識別する点字誘導ブロック識別子を格納しておく格納手段を更に有し、
    前記誘導ブロック用電界通信装置の送信手段は、格納された前記音声情報及び前記点字誘導ブロック識別子を送信し、
    前記電界通信用白杖は、前記第1の電極及び前記第2の電極から電界を電界伝達媒体に誘起して電界通信を行うことが可能であって、
    前記電界通信用白杖を識別する白杖識別子を格納しておく格納手段と、
    前記電界通信用白杖が前記点字誘導ブロックに接触した場合に、前記点字誘導ブロックを介して伝達された前記音声情報及び前記点字誘導ブロック識別子を、前記第1の電極を介して受信する受信手段と、
    格納された前記白杖識別子を前記点字誘導ブロック識別子に付加する付加手段と、
    前記白杖識別子が付加された前記点字誘導ブロック識別子及び前記音声情報を、前記第2の電極を介して送信する送信手段と、を有し、
    前記携帯用電界通信装置の前記受信手段は、前記白杖識別子が付加された前記点字誘導ブロック識別子及び前記音声情報を受信することを特徴とする請求項1に記載の音声情報提供システム。
  5. 前記携帯用電界通信装置の前記出力手段は、前記点字誘導ブロック識別子に前記白杖識別子が付与されている場合に、前記音声情報を出力することを特徴とする請求項4に記載の音声情報提供システム。
  6. 曲がり角又は交差点に位置する点字誘導ブロックに接触する部位に設けられた電界通信用の第1の電極と、
    視覚障害者が接触する部位に設けられた電界通信用の第2の電極と、
    前記第1の電極と前記第2の電極とを電気的に接続可能なリード線と、
    を有することを特徴とする電界通信用白杖。
  7. 前記第1の電極及び前記第2の電極から電界を電界伝達媒体に誘起して電界通信を行うことが可能であって、
    前記電界通信用白杖を識別する白杖識別子を格納しておく格納手段と、
    前記電界通信用白杖が前記点字誘導ブロックに接触した場合に、前記点字誘導ブロックを介して伝達された音声情報を、前記第1の電極を介して受信する受信手段と、
    格納された前記白杖識別子を前記音声情報に付加する付加手段と、
    前記白杖識別子が付加された前記音声情報を、前記第2の電極を介して送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする請求項6に記載の電界通信用白杖。
  8. 前記第1の電極及び前記第2の電極から電界を電界伝達媒体に誘起して電界通信を行うことが可能であって、
    前記電界通信用白杖を識別する白杖識別子を格納しておく格納手段と、
    前記電界通信用白杖が前記点字誘導ブロックに接触した場合に、前記点字誘導ブロックを介して伝達された音声情報と前記点字誘導ブロックを識別する点字誘導ブロック識別子とを、前記第1の電極を介して受信する受信手段と、
    格納された前記白杖識別子を前記点字誘導ブロック識別子に付加する付加手段と、
    前記白杖識別子が付加された前記点字誘導ブロック識別子及び前記音声情報を、前記第2の電極を介して送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする請求項6に記載の電界通信用白杖。
  9. 前記リード線には、一定以上の電流が流れた場合に当該電流の流れを遮断するフューズが付されていることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の電界通信用白杖。
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