JP2009239409A - 通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者ごとに異なる耳形状を認識することにより通話する人物を特定し、使用者ごとに適切な受話音量を自動的に調整することが可能な通信装置を提供すること。
【解決手段】記憶手段には、受話器に接触する耳の接触形状と受話音量とが対応付けて記憶されている。形状検出手段により受話器に接触する耳の接触形状が検出され、該耳の接触形状が、記憶手段に記憶されている接触形状のうち何れかに一致すると判断される場合に、設定手段は、その耳の接触形状に対応付けられて記憶手段に記憶されている受話音量を、通話時の受話音量として設定する。人ごとに異なる耳形状を検出して使用者を認識し、使用者ごとに異なる好適な受話音量を設定することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、通信装置に関するものであり、特に、受話音量の調整に関するものである。
特許文献1に開示されている電話機の自動音量調整装置は、受話器へ耳を押し当てる際の圧力を測定する圧力センサと、受話器から耳を遠ざけた際の受話器と耳間の距離を計測するための距離センサと、圧力センサが計測した圧力データと距離センサが計測した距離データとに基づき受話器の受話音量を制御する音量制御手段とで構成されている。
特開2003−37651号公報
ここで、上記特許文献1は、受話器へ耳を押し当てる際の圧力に応じて受話音量を調整するものである。従って、受話器へ耳を押し当てる際の圧力が同じであれば、使用者の区別なく同じ音量に調整されてしまう。つまり、使用者を区別することなく圧力に応じた音量調整が一様に行われることとなる。しかしながら、1つの電話機は、複数の使用者に利用されることが一般的である。そのため、耳に受話器を押し当てる際の圧力が同じであっても、使用者ごとに適切な受話音量は異なることが通常であり、こうした事情が考慮されない特許文献1では使用者ごとの通話環境を良好に維持することはできないおそれがある。
本発明は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、使用者ごとに適切な受話音量を自動的に調整することが可能な通信装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る通信装置は、受話器に接触する耳の接触形状と受話音量とを対応付けて記憶している記憶手段と、受話器に接触する耳の接触形状を検出する形状検出手段と、記憶手段に記憶されている接触形状のうち、形状検出手段により検出される耳の接触形状に一致すると判断される耳の接触形状に対応付けられている受話音量を、通話時の受話音量として設定する設定手段とを備えて構成されている。
また、本発明の請求項2に係る通信装置は、請求項1に記載の通信装置において、形状検出手段は、受話器に規定時間以上接触している耳の接触部分を、耳の接触形状として検出するものである。
また、本発明の請求項3に係る通信装置は、請求項1または2に記載の通信装置において、設定手段により、記憶手段に記憶されている耳の接触形状が形状検出手段により検出される耳の接触形状に一致すると判断される場合とは、記憶されている耳の接触形状と検出される耳の接触形状との形状の差異が、所定誤差範囲内の場合とするものである。
また、本発明の請求項4に係る通信装置は、請求項1乃至3の少なくとも何れか1項に記載の通信装置において、耳の接触形状から求められる接触面積に応じた値を検出する面積検出手段を備え、記憶手段は、受話音量に加えて、面積検出手段により検出される接触面積に応じた値を耳の接触形状に対応付けて記憶するものである。
また、本発明の請求項5に係る通信装置は、請求項4に記載の通信装置において、面積検出手段により既に検出されている接触面積に応じた値を基準値とし、面積検出手段により新たに検出される接触面積に応じた値の基準値からの変化量を算出する算出手段と、算出手段により算出される面積の変化量に基づいて、通話時の受話音量を調整する調整手段とを備えて構成されている。
また、本発明の請求項6に係る通信装置は、請求項5に記載の通信装置において、既に検出されている接触面積に応じた値は、記憶手段に記憶されている接触面積に応じた値であるものである。
また、本発明の請求項7に係る通信装置は、請求項5または6に記載の通信装置において、形状検出手段は、通話中に継続して耳の接触形状を検出するものであり、面積検出手段は、通話中、形状検出手段により検出される耳の接触形状が変わるごとに接触面積に応じた値を検出し、算出手段は、面積検出手段による検出の度に更新される接触面積に応じた値を基準値として、基準値が更新される度に面積の変化量を算出するものである。
また、算出手段により算出される面積の変化量は、面積検出手段により新たに検出される接触面積に応じた値と基準値との差分に基づいて算出され、また、面積検出手段により新たに検出される接触面積に応じた値と基準値との面積比に基づいて算出されることが好ましい。
また、本発明の請求項10に係る通信装置は、請求項1乃至9の少なくとも何れか1項に記載の通信装置において、形状検出手段により検出された耳の接触形状に一致すると判断される形状が記憶されていない場合に、その検出された耳の接触形状を通話時の受話音量に対応付けて、記憶手段に新たに記憶させるものである。
請求項1に係る通信装置では、記憶手段には、受話器に接触する耳の接触形状と受話音量とが対応付けて記憶されている。形状検出手段により受話器に接触する耳の接触形状が検出され、この耳の接触形状が、記憶手段に記憶されている接触形状のうち、何れかに一致すると判断される場合に、設定手段は、その耳の接触形状に対応付けられて記憶手段に記憶されている受話音量を、通話時の受話音量として設定する。
これにより、使用者ごとに受話器に接触する耳の接触形状は異なるという性質を利用すれば、通信装置の受話器に接触する耳の接触形状を検出することにより、使用者を認識することができる。従って、好適な受話音量は使用者ごとに異なるところ、記憶手段に耳の接触形状に対応付けて受話音量を記憶しておき、使用者が受話器を耳に押し当てた際に検出される耳の接触形状に応じて、使用者ごとに好適な受話音量を設定することができる。つまり、耳の接触形状を検出することに応じて、使用者ごとに好適な受話音量の設定を行なうことができる。
この場合、請求項2に係る通信装置では、形状検出手段は、受話器に規定時間以上接触している耳の接触部分を、耳の接触形状として検出することが好ましい。
また、設定手段では、記憶手段に記憶されている耳の接触形状と形状検出手段により検出される耳の接触形状との形状の差異が所定誤差範囲内であれば、両者の形状は一致すると判断されることが好ましい。
これにより、耳への受話器の押圧力、押し当て位置、または押し当て角度などが、使用の都度または1回の使用中であっても時間の経過と共に、耳の接触形状が変動してしまう場合にも、耳の接触形状を確実に認識することができる。耳の接触形状に基づく使用者の認識を確実にして、使用者ごとの受話音量の設定を確実に行なうことができる。
更に、請求項4に係る通信装置では、面積検出手段を備えて、耳の接触形状から求められる接触面積に応じた値を検出すれば、記憶手段は、受話音量に加えて耳の接触面積を、耳の接触形状に対応付けて記憶することができる。
これにより、耳の接触形状に加え、耳の接触面積に応じて、好適な受話音量を設定することができる。例えば、同じ使用者であっても、通話相手や通話する環境により通話中に受話音量を調整する必要がある場合、受話器を耳に押し当てる程度に応じて異なる受話音量を調整することができる。受話音量が小さい場合には、受話器を強く耳に押し当てることが予想されるので、記憶手段に記憶されている耳の接触面積に対して、接触面積が増大した場合には、受話音量を大きく調整すること等の対処が考えられる。
加えて、算出手段を備えれば、既に検出されている接触面積に応じた値を基準値として、この基準値に対して新たに検出される接触面積に応じた値の変化量を算出することができる。そして、算出される面積の変化量に基づいて、調整手段により受話音量を調整することができる。
これにより、既に検出されている接触面積に応じた値を基準値として、新たに検出される接触面積に応じた値との変化量に基づいて受話音量を調整することができる。つまり、受話器の耳への接触状態が変化すれば受話音量が自動的に調整され、好適な受話音量を維持することができる。
ここで、既に検出されている接触面積に応じた値は、記憶手段に記憶されている接触面積に応じた値であることが好ましい。既に記憶されている耳の接触面積に応じた値に対する変化に基づいて受話音量をさらに調整すれば、使用者ごとにより最適な受話音量を設定することができる。同じ使用者であっても、受話器の耳への押し当て状態は、周囲の騒音等によって異なる場合があるところ、このような場合でも、既に設定されている受話音量に変えて、新たな受話音量に調整することができる。
この場合、面積の変化量は、接触面積に応じた値と基準値との差分に基づいて算出され、あるいは面積比に基づいて算出されることが好ましい。
また、面積検出手段により、通話中に受話器への耳の接触形状が変わるごとに接触面積に応じた値が検出され、基準値がその度に更新される構成であってもよい。この場合、更新された基準値に対して、新たに検出される接触面積に応じた値の変化量が算出される。
これにより、受話器の耳への接触状態は、通話中を通じて検出される。従って、同じ通話者であっても通話中に接触面積が変化すれば面積の変化量が算出され、受話音量が調整される。つまり、通話中を通じて受話音量を好適な状態に維持することができる。
また、検出される耳の接触形状に一致すると判断される形状が、記憶手段に記憶されていない場合には、耳の接触形状を通話時の受話音量に対応付けて新たに記憶することが好ましい。これにより、新たな使用者について好適な受話音量を追加していくことができる。
図1は、本発明の一実施形態である通信装置10の外観構成を示している。図1において、通信装置10は電話回線100(図3参照)に接続される。通信装置10には、本体ケース11の側部に、通信装置10の本体から取り外した状態で使用する送受話器であるハンドセット12が取り付けられている。さらに、本体ケース11の上面には、各種情報を表示するための表示手段としての表示パネル13と、相手側の電話番号を入力するためのダイヤルボタン14a、留守番電話メッセージ等を再生するときに操作される再生ボタン14b、留守番電話メッセージや入力した電話番号等を消去するときに操作される消去ボタン14c、操作を途中で終了するときに操作される停止ボタン14d、表示パネル13に表示されるメニュー画面等で選択するときに操作される選択ボタン14e、及び入力した電話番号等を確定させるときに操作される確定ボタン14fなどの各種操作ボタンが備えられている。通信装置10の後方側面には、図示しない子機との間の通信を行うためのアンテナ15が備えられている。
また、通信装置10には、図示しない子機が備えられている場合もある。図2は、ハンドセット12および子機(不図示)の正面図である。子機であれば、本体ケース11の上面と同様に、その中央部に、各種情報を表示するための表示手段、電話番号を入力するダイヤルボタン、留守番電話メッセージ等の再生および入力などの各種操作ボタンが備えられているが、図2においては図示を省略しており、合わせてその説明も省略する。
ハンドセット12の正面上部には受話音声の出力を行なう受話器22が備えられ、下部には発話音声の送話器21が備えられている。また、正面上部には、受話器22を中心に受話器22を囲むように、静電センサ部37が取り付けられている。静電センサ部37は、小片の矩形形状を有した静電センサがマトリクス状に配置された構成を有している。静電センサ部37は、通話時に使用者が受話音声を聞き取るために耳に押し当てる領域を含む領域に配置されている。
ここで、静電センサとは、容量素子を構成する際の一方の電極を、薄膜として備えたセンサである。静電センサに耳を近づけたり遠ざけたりすることにより、耳と薄膜との間で構成される静電容量値の変化を検出するものである。静電センサ部37は、小片の矩形形状を有した静電センサごとに耳の近接の有無を検出する。これにより、通話中に耳を受話器22に接触させる際、受話器22に接触する耳の耳形パターン(接触形状)および接触面積を、小片の矩形形状を最小単位として検出する。通常、通話開始から通話中の間は、耳は受話器22に接触しているので、必要に応じて耳形パターン(接触形状)および接触面積を検出することができる。静電センサ部37により取得される耳形パターン(接触形状)の一例を、図7、図8に例示する。図7および図8には、静電センサ37において、耳の接触を検出している小片の矩形形状37aと、耳の接触を検出していない小片の矩形形状37bとが示されている。接触形状とは、例えば耳の接触を検出している小片の矩形形状37aの座標位置の集合として表されるものである。接触面積とは、例えば耳の接触を検出している小片の矩形形状37aの数により表されるものである。このように使用者ごとに固有の耳形パターン(接触形状)を得ることができる。
図3に、通信装置10のシステム構成図を示す。通信装置10は、各種プログラムに従い動作するCPU31と、このCPU31に各種処理を実行させるためのプログラムやデータが記憶されているROM32と、CPU31により実行されるプログラムおよびプログラム実行中の演算結果などを一時保持するRAM33と、各種プログラムおよびデータを書き換え可能に記憶するEEPROM34と、通信装置10を電話回線100と接続するためのMODEM35と、電話回線100とMODEM35との間において伝送される音声信号を入出力するNCU36と、アンテナ15に接続され子機との間で音声信号を含めた各種信号を無線通信により送受信する無線送受信部25と、スピーカ16に接続されスピーカ16から音を出力させるためのメロディ・音声発生部26と、スピーカ16および受話器22に内蔵されたスピーカの音量を切り替える音量切換部38と、ハンドセット12の受話器22の周辺に取り付けられている静電センサ部37と、前述した表示パネル13と、各種操作ボタン14(a、b、c、d、e、f)等からなる操作部24と、用紙に記録された画像等を読み取るための読取部27と、FAX受信した画像データ等を用紙等に記録するための記録部28とが、システムバス30を介して相互に接続されている。
さらに、無線送受信部25およびNCU36には、通話をするための送話器21と、受話器22とからなるハンドセット12が接続されている。
CPU31は各種プログラムに従い指令を発し、通信装置10の各種の機能を実行するために統括的に制御処理を行なうものである。CPU31からの指令に応じて、ROM32あるいはEEPROM34に記憶されているプログラムおよびデータを、RAM33およびEEPROM34に読み出し、必要に応じて実行する。実行途中の経過、および実行結果は、RAM33に保持され、必要に応じてEEPROM34に記憶される。
受話器22にはスピーカが内蔵されている。電話回線100から伝送される音声信号、またはアンテナ15および無線送受信部25を介して子機から伝送される音声信号は、MODEM35およびNCU36を介して入力され、受話器22のスピーカから出力される。また、ROM32やEEPROM34に記憶されている各種メッセージに関する音声信号は、CPU31の指令に基づきシステムバス30を介して入力され、スピーカ16から出力される。この場合、音声信号は、メロディ・音声発生部26で処理され、メロディ・音声発生部26がスピーカ16を駆動して音声を出力する。
音量切換部38は、受話器22に内蔵されたスピーカ、およびスピーカ16の音量を切り替える制御を行なう。従って、送話音量、受話音量、着信音量等を切り替える。操作ボタン14(a、b、c、d、e、f)等の操作により音量が調整される場合の他、静電センサ部37により検出される耳の受話器22への耳形パターン(接触形状)および接触面積に応じて調整される。
ROM32およびEEPROM34には、CPU31により実行される実行プログラム(図4〜図6)、音量テーブル(図9)、および面積変化量(ΔS)−音量変化グラフ(図11)等のデータが記憶されている。
以下では、個々のプログラムに従う通信装置10の動作につき、順次説明をする。
図4〜図6は、通信装置10による通話および通話時の音量設定および記憶に関するプログラムである。これらはCPU31により実行されるプログラムである。図4は、通信装置10に電力が供給されている間に実行され、通話に伴い使用者の耳形パターン(接触形状)の検出を行い受話音量を設定するプログラムである。図5は、通話の後、検出した耳形パターン(接触形状)および調整された音量をEEPROM34に記憶するプログラムである。図5は、図4のプログラムにおいて、通話中に耳の接触面積が変化することに応じて音量を調整するプログラムを示す。
先ず、図4のプログラムについて説明する。まず、CPU31は、通信装置10において通話が開始されたか否かを判断する(S1)。ここでは、電話回線100との接続が確立した場合に、通話が開始したと判断する。通話が開始されない状態が継続する場合(S1:NO)は、繰り返し通話が開始されたか否かを判断する(S1)。通話が開始されたことが検出されると(S1:YES)、静電センサ部37により受話器22に接触する耳の耳形パターン(接触形状)が検出されたか否かを判断する(S3)。耳形パターン(接触形状)が検出されれば(S3:YES)、ステップ(S5)〜(S19)の処理に進む。検出されなければ(S3:NO)、初期値用に予め用意されている耳形パターン(接触形状)、接触面積、および受話音量を、音量テーブル(図9)から読み出し、初期値にセットしてRAM33に保持させる(S17)。通話はRAM33に保持された受話音量により行われる。
静電センサ部37により受話器22に耳が接触したことが検出されると(S3:YES)、タイマが起動して計時を開始する(S5)。計時時間が所定時間に達するのを待ち(S7:NO)、所定時間に達した時点で(S7:YES)、耳が受話器22に接触していた時間が規定時間を超えていたか否かを判断する(S9)。規定時間を超えていれば(S9:YES)、使用者により受話器22が耳に押し当てられていたものと判断され、規定時間以上連続して検出されていた耳形パターン(接触形状)およびその接触面積が静電センサ37により検出される(S11)。
ここで、所定時間とは、使用者により受話器22が耳に押し当てられていると判断される時間であり、予め設定されている。受話器22に耳以外のものが接触することによる静電センサ部37の誤検出を防止するために必要な時間を確保することを目的とする。このように、所定時間を耳が接触していると判断される時間に設定しておけば、誤検出を防止することができる。
また、規定時間とは、使用者が受話器22を耳に押し当てる状態が安定していると判断される状態を検出する時間であり、予め設定されている。受話器22を取り上げ耳に押し当てる最初の段階では、押し当ての位置や押し当て強さは安定しない場合がある。それは、使用者が、通話に適した状態に受話器22の耳への接触状態を調整するためである。受話器22の耳への接触状態が安定した後は、規定時間以上同様な耳形パターン(接触形状)が継続するため、一定の耳形パターン(接触形状)を検出可能なことが予想される。
検出された耳形パターン(接触形状)がEEPROM34に記憶されている音量テーブルに存在するか否かを判断する(S13)。この場合、検出された耳形パターン(接触形状)と音量テーブルに記憶されている耳形パターン(接触形状)とは完全に一致する必要はなく、所定範囲内の誤差は許容される設定とされている。
ここで、EEPROM34に記憶されている音声テーブルの一例を図9に示す。音量テーブルは、使用者ごとに固有の耳形パターン(接触形状)、受話音量、および耳形パターンの接触面積が対応付けられて記憶されている。耳形パターン(接触形状)およびその接触面積は使用者ごとに固有であり、受話音量も使用者ごとに好適な音量が記憶されている。更に、使用者が認識できない場合の初期値として、初期値としての接触面積(図9の音量テーブルでは、10)、および初期値としての音量(図9の音量テーブルでは、第3レベル)が記憶されている。後述するように、静電センサ部37により検出された耳形パターン(接触形状)が音量テーブルにない場合、あるいは静電センサ部37により耳形パターン(接触形状)が検出できない場合に、設定される値である。
また、所定誤差範囲とは、使用者ごとに固有の耳形パターン(接触形状)を識別するために許容される誤差である。人の耳形パターン(接触形状)は、図7、図8に例示するように、使用者ごとに固有の形状を有するものである。しかしながら、使用者が受話器22を耳に押し当てる際の受話器22の耳との接触位置および押し当て強さは、常に一定であることはなく使用するごとにある幅を持って変動することが考えられる。その都度、図7、図8に例示される耳形パターン(接触形状)は、ある幅を持って異なるパターンとなることが考えられる。そこで、一致判断をする際、所定誤差範囲という所定幅を設定して、その幅内にある耳形パターン(接触形状)は同じ使用者の耳形パターン(接触形状)であると判断する。これにより、使用ごとの耳形パターン(接触形状)の変動を吸収して耳形パターン(接触形状)により使用者を認識することができる。耳形パターン(接触形状)の一致判断は、図7、図8に示すように、静電センサ部37にマトリクス状に備えられた小片の矩形形状を有する静電センサごとに区画された升目において、耳の接触が検出されている小片の矩形形状37aの座標により判断される。従って、例えば、許容誤差範囲は、耳の接触が検出されている小片の矩形形状37aの升目数に対する不一致の升目数の割合などで設定することができる。
検出された耳形パターン(接触形状)が音量テーブルに記憶されている耳形パターン(接触形状)に一致すると判断されると(S13:YES)、音量テーブルに記憶されている一致と判断された耳形パターン(接触形状)に対応付けられている受話音量を取得し、耳形パターン(接触形状)および接触面積と共に、RAM33に保持させる(S15)。そして、通話はRAM33に保持された受話音量により行われる。
検出された耳形パターン(接触形状)と記憶されている音量テーブルに一致しないと判断される場合は(S13:NO)、音量テーブルには検出された耳形パターン(接触形状)に対応する受話音量が存在しない。この場合は、S11の処理で検出された耳形パターン(接触形状)とその接触面積、および初期値として音量テーブル(図9)に記憶されている受話音量を取得し、RAM33に保持させる(S19)。そして、通話はRAM33に保持された受話音量により行われる。
次に、通話中に、使用者が受話器22の耳への押し当て強さが変化した場合の音量調整に関するプログラムについて説明する(S21)。通話中、受話音量が好適な場合は、受話器22の耳への押し当て強さが変化することはない。一方、受話音量が小さ過ぎあるいは大き過ぎる場合、使用者は、受話音量を適格な音量で聞こうとする。手動で音量調整をする場合の他、小さ過ぎる音量に対しては受話器22を耳により強く押し当て、逆に大き過ぎる場合には押し当て強さを緩めることとなる。従って、受話器22に押し当てられる耳の接触面積が変動することになる。S21は、この変動した接触面積に応じて、受話音量の調整を行なうものである。
音量が確定すると、図6に示す音量調整処理のプログラムに移行する(S21)。通話中、静電センサ37は、受話器22に触れている接触面積(現接触面積)を検出する(S23)。この場合、ステップ(S17)を経た場合には、使用者固有の耳形パターン(接触形状)が取得されていないので、ステップ(S23)に合わせて耳形パターン(接触形状)も取得しておくことが好ましい。この検出は、常時、あるいは定期的に繰り返して行われる。検出される接触面積が、RAM33に保持されているそれまでの面積から変化した場合、RAM33に保持されている接触面積からの面積の変化量(ΔS)を算出する(S25)。
次に算出された変化量(ΔS)が正の数値であるか否かを判断する(S27)。変化量(ΔS)が正の数値である場合には(S27:YES)、接触面積が増大したと判断され、変化量−音量変化グラフに基づいて、音量を上げる処理を行なう(S29)。変化量(ΔS)が正の数値ではなく負の数値である場合には(S27:NO、およびS31:YES)、接触面積が減少したと判断され、変化量−音量変化グラフに基づいて、音量を下げる処理を行なう(S33)。
図10に例を示す。(a)は、RAM33に保持されている耳形パターンの状態を示す図である。(b)は、静電センサ37に接触する耳の耳形パターンが変化した後の状態を示す図である。受話器22の耳への押し当て強さが増大したことにより、耳のうちより大きな部分が受話器22に接触する場合を示した一例である。図10(b)では、右下がりのハッチングで表示する11の升目が新たに接触した部分37cであることを示す。また、図11には、変化量−音量変化グラフの一例を示す。面積の変化量(ΔS)は、増減する面積を升目数で表現している。5升目数ごとに受話音量を1レベル変化させる場合である。図10では、升目数が11増加するので、受話音量は2レベル増大する。
ステップ(S29)あるいは(S33)において、受話音量が面積の変化量(ΔS)に応じて自動的に調整される。この調整において、設定される受話音量の最大値は第5レベルまでであり、最小値は第1レベルまでである。すなわち、接触面積の減少により受話音量が0と設定されることはない。ステップ(S29)あるいは(S33)の後、または面積の変化量(ΔS)が負の値ではないと判断した場合(S31:NO)、必要に応じて手動にて音量の調整が行われる(S35,S37)。まず、使用者により操作部24に含まれる音量調整ボタンが操作されたか否かを判断する(S35)。操作されたと判断した場合(S35:YES)、手動での音量調整が必要であると判断され(S35:YES)、手動音量調整機能に従い音量が調整される(S37)。続いて、調整された受話音量、そのときの耳形パターンおよびその接触面積をRAM33にセットする(S39)。操作されないと判断した場合(S35:NO)、自動調整された状態で次のステップに移行する。
通話が終了したか否かを判断し(S41)、通話が終了していないと判断すると(S41:NO)、静電センサ37が受話器22に触れている面積を検出する(S43)。この検出は、常時、あるいは定期的に繰り返して行われる。検出される接触面積がそれまでの面積から変化した場合、S39の処理によりRAM33に保持されている接触面積からの面積の変化量(ΔS)を算出し(S45)、ステップ(S27)に移行する。通話が終了したと判断すれば(S41:YES)、図6の音量調整処理を終了してステップ(S47、図5)に移行する。
図5は、通話終了後に、通話中に取得した耳形パターン(接触形状)、接触面積、および受話音量を、EEPROM34に記憶するプログラムである。
先ず、RAM33に保持されている耳形パターン(接触形状)は、音量テーブル(図9)に記憶されているか否かを判断する(S47)。RAM33に保持されている耳形パターン(接触形状)が音量テーブルに記憶されていない場合には(S47:NO)、新たに、耳形パターン(接触形状)、接触面積、および受話音量を音量テーブルに記憶してプログラムを終了する(S49)。この場合、ステップ(S23)において、面積を検出することに合わせて耳形パターン(接触形状)を取得しておけば、ステップ(S17)(図4)を経て、耳形パターン(接触形状)が使用者固有のパターンではない状態で通話が開始された場合であっても、新たな使用者として音量テーブルに記憶することができる。
RAM33に保持されている受話音量が音量テーブルに記憶されている場合には(S47:YES)、通話途中で受話音量が変更されたか否かを判断する(S51)。これは、RAM33に保持されている受話音量が、音量テーブルに保持されている受話音量とを比較し、一致しない場合に受話音量が変更されたと判断する。受話音量が変更されていれば(S51:YES)、通話中に音量を調整したことを示す。この場合には、新たな受話音量で記憶する必要があるか否かを判断する(S53)。これは、操作部24を介して使用者から新たな受話音量で記憶する指示があるか否かに基づいて判断する。記憶する必要があると判断されれば(S53:YES)、新たに、耳形パターン(接触形状)、接触面積、および受話音量を音量テーブルに記憶してプログラムを終了する(S55)。また、新たな受話音量は記憶する必要がないと判断されれば(S53:NO)、音量テーブルへの記憶は行わずにプログラムを終了する。
受話音量が変更されていなければ(S51:NO)、この受話音量は、音量テーブルから読み出した音量であって通話中に音量調整はされていないこととなるので、耳形パターン(接触形状)、接触面積、および受話音量は音量テーブルに記憶せずプログラムを終了する(S55)。
ここで、耳形パターンは、受話器に接触する耳の接触形状に相当する。また、ステップ(S47)〜ステップ(S55)(図5)の処理をCPU31による指令に基づいて実行し、RAM33に保持されている耳形パターン、接触面積、および受話音量を、音量テーブル(図9)としてEEPROM34に記憶する手段が、記憶制御手段に相当する。また、ステップ(S3)〜ステップ(S11)(図4)の処理をCPU31による指令に基づいて実行し、静電センサ部37により耳形パターンを検出する手段が、形状検出手段に相当する。また、ステップ(S13)〜ステップ(S15)(図4)の処理をCPU31による指令に基づいて実行し、検出された耳形パターンおよび接触面積、更に音量をRAM33に保持する手段が、設定手段に相当する。
また、ステップ(S11)(図4)、ステップ(S23)、(S43)(図5)の処理をCPU31による指令に基づいて実行し、耳形パターンの接触面積を検出する手段が、面積検出手段に相当する。この場合、検出されるのは面積そのものではなく、静電センサ部37においてマトリクス状に配置される小片矩形形状の静電センサに区画された升目形状を最小単位とする。なお、接触面積の単位はこれに限定されるものではない。
また、ステップ(S23)、(S25)、およびステップ(S43)、(S45)(図6)の処理をCPU31による指令に基づいて実行し、耳形パターンの接触面積の変化量(ΔS)を算出する手段が、算出手段に相当する。また、ステップ(S27)〜ステップ(S33)(図6)の処理をCPU31による指令に基づいて実行し、受話音量を調整する手段が、調整手段に相当する。
また、ステップ(S41)(図6)を経てステップ(S43)(図6)に戻る処理をCPU31による指令に基づいて実行することにより、通話中に受話器22が耳の接触する面積が変わるごとに面積の変化量(ΔS)が算出される。
また、ステップ(S15)(図4)を経てステップ(S21)(図4)に移行し、ステップ(S23)、(S25)(図6)が行われる処理をCPU31による指令に基づいて実行することにより、音量テーブルに記憶されている接触面積に対する面積の変化量(ΔS)が算出される。
以上、詳細に説明したように、本発明の実施形態によれば、静電センサ部37により受話器22に接触する耳形パターン(接触形状)を検出し((S3)〜(S11))、EEPROM34に記憶されている音量テーブル(図9)の何れかに一致すると判断される場合に(S13)、対応付けられている受話音量を、通話時の受話音量として設定する(S15)。
これにより、使用者ごとに異なる耳の形状を検出して、使用者を認識することができる。従って、使用者ごとに異なる好適な受話音量を、音量テーブルに記憶されている耳形パターンに対応付けられた受話音量に基づいて、設定することができる。
この場合、耳形パターンの検出には、受話器に規定時間以上接触している耳の接触部分を検出する(S11)ことが好ましい。ここでは、使用者が受話器22を耳に押し当てる状態が安定していると判断される時間を規定時間と定義する。すなわち、規定時間以上の接触を必要とするので、受話器22に耳以外のものが接触することによる静電センサ部37の誤検出を防止することができる。
また、音量テーブルに記憶されている耳形パターンと検出される耳形パターンとのパターン形状の差異が所定誤差範囲内であれば、両者の形状は一致すると判断される。
これにより、耳への受話器22の押圧力、押し当て位置、または押し当て角度などが、使用の都度または1回の使用中であっても時間と共に異なり、耳形パターンが変動してしまっても、耳形パターンを確実に認識して使用者を特定することができ、使用者ごとに好適な受話音量を設定することができる。
更に、耳形パターンと同時に接触面積も取得するので、耳形パターンに加えて接触面積に応じて受話音量を設定および調整することができる。例えば、受話器22を耳に押し当てる程度に応じて異なる受話音量に調整することができる。
加えて、既に検出されている接触面積に対して、新たに検出される接触面積の変化量を算出することで、変化量に応じた受話音量を調整することができる。つまり、受話器22の耳への接触状態が変化すれば受話音量が調整され、好適な受話音量を維持することができる。
このように、面積の変化量による受話音量の調整を通話中に継続して行なうようにすれば、通話中に接触面積が変化すれば面積の変化量が算出され、受話音量が調整される。その結果、通話中を通じて受話音量を好適な状態に維持することができる。
また、音量テーブルに記憶されていない耳形パターンについては、通話中にパターン、接触面積を検出しておき、通話後に受話音量と合わせて記憶することができる。音量テーブルを更新し、新たな使用者についても好適な受話音量が記憶されることとなる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、受話器22について、通信装置10に備えられているハンドセット12、および図示しない子機が有する受話器を例示して説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。携帯電話など、他の形態の受話器に対しても同様に適用することが得きることはいうまでもない。
また、音量調整テーブルに記憶されている各種データ(耳形パターン、受話音量、接触面積)は、ユーザの指示等により書き換え可能であり、削除も可能であることはいうまでもない。
また、本プログラム(図4〜6)は、人同士の会話を行う通話時以外にも、時報などの電話案内を聞いたりする場合にも適用される。
また、図5に示す音量調整処理は、静電センサ37により検出された接触面積とRAM33に保持されている接触面積との差分に基づいて行うものである。しかし、これに限られず、静電センサ37により検出された接触面積とRAM33に保持されている接触面積との面積比に基づいて行われるものであってもよい。すなわち、接触面積の変化量とは、検出された接触面積の、RAM33に保持されている接触面積に対する面積比を示す。従って、S25は、検出された接触面積の、RAM33に保持されている接触面積に対する面積比を算出する処理である。S27は、面積比が1より大きいか否かを判断する処理である。S31は、面積比が1より小さいか否かを判断する処理である。S45は、RAM33に保持されている接触面積に対する面積比を算出する処理である。
本発明の実施形態に係る通信装置の外観図である。 通信装置に備えられるハンドセットの送受話器部分を示す平面図である。 通信装置の回路ブロック図である。 受話器に接触する耳形パターンを検出して音量を調整しながら通話を行なう際のプログラムである。 受話音量の調整を行なうプログラムである。 通話後、新たな耳形パターン、あるいは変更された受話音量を音量テーブルに記憶する場合のプログラムである。 静電センサで取得される耳形パターンの例(1)である。 静電センサで取得される耳形パターンの例(2)である。 音量テーブルの一例である。 受話器を耳に押し当てる強さに違いにより、接触面積が変化することを示す図である。 面積の変化量(ΔS)−音量変化グラフの一例である。
符号の説明
10 通信装置
12 ハンドセット
22 受話器
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 EEPROM
37 静電センサ部


Claims (10)

  1. 受話器に接触する耳の接触形状と受話音量とを対応付けて記憶している記憶手段と、
    前記受話器に接触する前記耳の接触形状を検出する形状検出手段と、
    前記記憶手段に記憶されている前記接触形状のうち、前記形状検出手段により検出される前記耳の接触形状に一致すると判断される耳の接触形状に対応付けられている前記受話音量を、通話時の受話音量として設定する設定手段とを備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記形状検出手段は、前記受話器に規定時間以上接触している耳の接触部分を、前記耳の接触形状として検出することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記設定手段により、前記記憶手段に記憶されている前記耳の接触形状が前記形状検出手段により検出される前記耳の接触形状に一致すると判断される場合とは、記憶されている前記耳の接触形状と検出される前記耳の接触形状との形状の差異が、所定誤差範囲内の場合であることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 耳の接触形状から求められる接触面積に応じた値を検出する面積検出手段を備え、
    前記記憶手段は、前記受話音量に加えて、前記面積検出手段により検出される前記接触面積に応じた値を前記耳の接触形状に対応付けて記憶することを特徴とする請求項1乃至3の少なくとも何れか1項に記載の通信装置。
  5. 前記面積検出手段により既に検出されている前記接触面積に応じた値を基準値とし、
    前記面積検出手段により新たに検出される前記接触面積に応じた値の前記基準値からの変化量を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出される面積の変化量に基づいて、前記通話時の受話音量を調整する調整手段とを備えることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記既に検出されている前記接触面積に応じた値は、前記記憶手段に記憶されている前記接触面積に応じた値であることを特徴とする請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記形状検出手段は、通話中に継続して前記耳の接触形状を検出するものであり、
    前記面積検出手段は、通話中、前記形状検出手段により検出される前記耳の接触形状が変わるごとに接触面積に応じた値を検出し、
    前記算出手段は、前記面積検出手段による検出の度に更新される前記接触面積に応じた値を基準値として、前記基準値が更新される度に面積の変化量を算出することを特徴とする請求項5または6に記載の通信装置。
  8. 前記算出手段により算出される面積の変化量は、前記面積検出手段により新たに検出される前記接触面積に応じた値と前記基準値との差分に基づいて算出されることを特徴とする請求項5乃至7の少なくとも何れか1項に記載の通信装置。
  9. 前記算出手段により算出される面積の変化量は、前記面積検出手段により新たに検出される前記接触面積に応じた値と前記基準値との面積比に基づいて算出されることを特徴とする請求項5乃至7の少なくとも何れか1項に記載の通信装置。
  10. 前記形状検出手段により検出された前記耳の接触形状に一致すると判断される形状が記憶されていない場合に、その検出された前記耳の接触形状を通話時の受話音量に対応付けて、前記記憶手段に新たに記憶させる記憶制御手段を備えることを特徴とする請求項1乃至9の少なくとも何れか1項に記載の通信装置。
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