JP2009239406A - コンテンツ再生装置、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツを再生する機器のリソースを有効活用する技術を提供することを課題とする。
【解決手段】記録媒体に記録されたコンテンツを再生するコンテンツ再生装置1であって、コンテンツの再生処理に供される再生処理ファイルを複数格納するファイル格納部3と、記憶媒体に記録される又はファイル格納部3に格納される規定ファイルであって複数の再生処理ファイルのうち再生処理に用いるファイルを規定した規定ファイルを参照し、ファイル格納部3に格納される複数の再生処理ファイルのうち、規定ファイルが再生処理に用いるファイルとして規定しないファイルをファイル格納部3から削除するファイル処理部5と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、コンテンツ再生装置、及びプログラムに関する。
情報処理技術の発達に伴い、光ディスク等の記録媒体に記録されたコンテンツを再生処理する映像音声機器は、記録媒体に記録されたデータに基づくコンテンツの再生処理のみならず、ネットワーク経由で取得したデータ等を用いた様々な処理を実現している。例えば、青紫色半導体レーザーを使用する光ディスクの規格であるブルーレイ(Blu-ray:登録商標)では、ネットワークによる通信機能がサポートされており、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc:登録商標)に記録されたコンテンツを再生する際、これに関連するコンテンツ更新等のデータがネットワーク経由でダウンロードされ、メモリに格納される(図11参照)。コンテンツを再生する際にはディスクの情報とダウンロードした情報とに基づいて再生処理が行われ、視聴者に対してディスクのコンテンツが更新されたように見せること等が可能である。また、その他にも、コンテンツを再生するためにメモリに書き込む必要があるデータがディスクからコピーされたり、コンテンツの内容や視聴者の操作等に応じてゲームの設定や得点等の情報が記録されたりする。
データを取り扱う電子機器は、リソースを確保するため、格納したデータを適宜消去する必要がある。例えば、特許文献1には、ユーザ指定のデータを消去しないようにする技術が開示されている。また、特許文献2には、出力頻度に応じてデータ消去の時期を調整する技術が開示されている。また、特許文献3には、データの名前やサイズ等を表示し、指定されたデータを削除する技術が開示されている。また、特許文献4には、ローカルストレージに記憶されているデータを別の光ディスクに記録する技術が開示されている。
特開平11−136613号公報 特開平10−190997号公報 特開平5−128806号公報 特開2007−257047号公報
挿入された記録媒体のコンテンツの再生や更新を繰り返すことでデータが蓄積されるとリソースが不足し、コンテンツの再生や更新に支障が生ずる虞がある。本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、コンテンツを再生する機器のリソースを有効活用する技術を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決するため、コンテンツの再生処理に供されるファイルを処理するにあたり、コンテンツの再生処理に用いるファイルを規定したファイルを参照し、このファイルに規定されていないファイルを削除する。
詳細には、記録媒体に記録されたコンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、コンテンツの再生処理に供される再生処理ファイルを複数格納するファイル格納部と、前記記憶媒体に記録される又は前記ファイル格納部に格納される規定ファイルであって前記複数の再生処理ファイルのうち再生処理に用いるファイルを規定した規定ファイルを参照し、該ファイル格納部に格納される前記複数の再生処理ファイルのうち、該規定ファイルが再生処理に用いるファイルとして規定しないファイルを該ファイル格納部から削除するファイル処理部と、を備える。
上記コンテンツ再生装置は、記録媒体に記録されたコンテンツの再生にあたり、ファイル格納部に格納する再生処理ファイルを用いる。この再生処理ファイルは、記録媒体に記録されたコンテンツの再生に際して参照されるファイルであり、例えば、コンテンツの再生処理に必要なデータを格納したものや、再生するコンテンツの内容を充実させるために必要なデータを格納したものである。コンテンツを再生する際に参照すべき再生処理ファイルは規定ファイルによって予め規定されており、上記コンテンツ再生装置は、記録媒体に記録されたコンテンツを再生する際に上記規定ファイルを参照し、参照すべき再生処理ファイルにアクセスする。この規定ファイルは、コンテンツを再生する際に参照可能な所であれば如何なる場所に格納されていてもよく、例えば、コンテンツが記録されている記録媒体やファイル格納部に格納される。規定ファイルは、記録媒体に記録されているコンテンツを再生する際に参照すべき再生処理ファイルを規定したものであり、例えば、参照すべき再生処理ファイルのファイル名やリンク先等を示すファイルである。なお、コンテンツとは、ユーザへ享受可能なあらゆる情報を示すものであり、例えば、映像や音声、ゲーム等を例示できる。また、記録媒体とは、データを記録可能であり且つ記録されたデータを読み取り可能なあらゆる媒体であり、例えば、光ディスクや磁気ディスク等を例示できる。
ここで、記録媒体に記録されたコンテンツの再生処理に供される再生処理ファイルが記録媒体と異なるファイル格納部に格納されるコンテンツ再生装置においては、上記規定ファイルにおいて参照することが規定されていない再生処理ファイルがファイル格納部内に存在し得る。コンテンツの再生に際して参照されないこのようなファイルの存在は、記憶領域としてのファイル格納部のリソースを消費する。よって、上記コンテンツ再生装置においては、ファイル処理部が規定ファイルを参照し、規定ファイルに規定されていない再生処理ファイルをファイル格納部内から索出し、削除する。
このような処理が実行されることにより、ファイル格納部に格納されている不要な再生処理ファイルが削除され、記憶領域としてのファイル格納部のリソースが有効活用可能となる。なお、このような不要な再生処理ファイルがファイル格納部に蓄積されるメカニズムとしては、規定ファイルの内容の更新、ユーザ操作によるコンテンツ再生方法の設定の変更、ファイルの破損、不要なファイルの誤ダウンロード等、あらゆる態様を例示できる。上記コンテンツ再生装置が削除対象とするファイルは、これら如何なる態様によってファイル格納部に格納されたものであってもよい。
なお、上記コンテンツ再生装置は、前記記録媒体のデータを読み取るデータ読み取り部を更に備え、前記ファイル格納部は、前記複数の再生処理ファイルで構成されるファイル群を記録媒体毎に格納しており、前記ファイル処理部は、前記ファイル格納部に格納される前記複数の再生処理ファイルのうち、前記データ読み取り部がデータを読み取る記録媒体に対応するファイル群のファイルを削除するようにしてもよい。
これによれば、データ読み取り部によってデータが読み取られる記録媒体に記録されるコンテンツに関連する再生処理ファイルについて、規定ファイルに規定されていない不要ファイルの削除処理が実行されるため、一連の処理を実行する際に要する処理時間を、ファイル格納部に格納されている全てのファイルを対象に処理を行う場合よりも短縮することが可能である。なお、ここで、ファイル群とは、ファイル格納部に格納されている再生処理ファイルを対応する記録媒体毎にまとめたものであり、例えば、記録媒体毎に作成されるフォルダ毎に整理された再生処理ファイルの集まりである。
また、前記規定ファイルは、前記コンテンツ再生装置のユーザ又は前記コンテンツの提供元によって更新されるものであってもよい。コンテンツの再生処理に用いる再生処理フ
ァイルを規定する規定ファイルが更新されると、更新前には再生処理に用いられていた再生処理ファイルが更新後には用いられなく場合が生じ得るが、上記コンテンツ再生装置によれば、再生処理に用いるファイルとして規定されていない再生処理ファイルの削除処理がなされるため、規定ファイルの更新がある場合に削除処理によるリソースの有効活用の効果が好適に発揮される。なお、前記規定ファイルの更新とは、コンテンツの再生処理に際して参照すべきものとして規定されていたファイルの規定の変更を行うものであり、例えば、ユーザ操作によるリンクの書き換え、コンテンツの提供元からダウンロードされた新たな規定ファイルへの差し替え、対話型コンテンツの処理の進捗に応じたリンクの書き換え等、あらゆる態様を例示できる。
また、上記コンテンツ再生装置は、前記複数の再生処理ファイルのうち前記規定ファイルが再生処理に用いるファイルとして規定する再生処理ファイルを参照することで前記記録媒体に記録されたコンテンツを再生する再生処理部を更に備えるものであってもよい。これによれば、記録媒体に記録されたコンテンツの再生処理にあたり、規定ファイルが規定する再生処理ファイルを用いたコンテンツの再生処理がなされるため、ユーザに対して多様な形態でコンテンツを提供することが可能になる。
また、本発明は、上記コンテンツ再生装置が実行する上記何れかの処理方法、或いは該何れかの処理を該コンテンツ再生装置に実行させるコンピュータプログラム、或いは該コンピュータプログラムを記録した記録媒体であってもよい。例えば、記録媒体に記録されたコンテンツを再生するコンテンツ再生装置で実行されるプログラムであって、コンテンツの再生処理に供される再生処理ファイルを複数格納するファイル格納部を備える前記コンテンツ再生装置に、前記記憶媒体に記録される又は前記ファイル格納部に格納される規定ファイルであって前記複数の再生処理ファイルのうち再生処理に用いるファイルを規定した規定ファイルを参照するステップと、前記ファイル格納部に格納される前記複数の再生処理ファイルのうち、前記規定ファイルが再生処理に用いるファイルとして規定しないファイルを該ファイル格納部から削除するステップと、を実行させるものであってもよい。
コンテンツを再生する機器のリソースを有効活用することが可能となる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を例示的に説明する。以下に示す実施形態は例示であり、本発明はこれらに限定されない。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施形態であるBDプレーヤ1(BD:Blu-ray Disc(登録商標))の概略構成を示す図である。BDプレーヤ1は、映像や音響等のコンテンツを記録した記録媒体である光ディスクを再生する映像音響機器であり、図1に示すように、CPU2(Central Processing Unit)、メモリ3、及びBDやCD、DVD等の光ディスクを読み取り可能な光ディスクドライブ4を備える。
CPU2は、メモリ3に記録されたコンピュータプログラムを実行することにより、光ディスクドライブ4といったBDプレーヤ1を構成する各デバイスを制御すると共に、光ディスクに記録されたデータの処理等を司る電子回路である。CPU2は、ユーザがBDプレーヤ1の電源スイッチをオンにすると、メモリ3に記憶された基本ソフトウェアであるOS(Operating System)プログラム、及び各デバイスの制御やデータの処理を実行するためのアプリケーションプログラムを実行することで各種機能部を実現する。各機能部は、CPU2やメモリ3等のハードウェア資源が協働することにより実現されるが、説明
の便宜上、図1ではCPU2内にこれら機能部を図示している。CPU2でコンピュータプログラムが実行されると、図1に示すように、ファイル処理機能部5、及び再生処理機能部6が実現される。ファイル処理機能部5は、メモリ3に格納されるファイル等を処理する機能部である。また、再生処理機能部6は、メモリ3に格納されるファイルのデータや光ディスクに記録されるデータを適宜処理することにより、コンテンツを再生する。
光ディスクドライブ4は、記録媒体であるBDやDVD、CD等の光ディスクに記録されたデータを読み取り可能な装置であり、光ディスクを回転させるスピンドルモータや光ピックアップを動かすアクチュエータ等の駆動機構類、光ピックアップで読み取った反射光を電気信号にするAFE(Analog Front End)、AEFのアナログ信号をデジタル信号に変換するDSP(Digital Signal Processor)等で構成される。光ディスクドライブ4は、CPU2によって制御され、光ディスクから読み取った情報をAFE、DSPを介して数値データに変換したのちCPU2に送る。
メモリ3は、記憶保持動作が不要なフラッシュメモリであり、CPU2にアクセスされることでデータを格納したり消去したりする。図2は、メモリ3に格納されているファイルを示す図である。図2に示すように、メモリ3には、多数のファイル(図2に示す“File1,3,6,9”に相当する。以下、再生処理ファイルという)が光ディスク毎のフォルダにファイル群として格納されている。再生処理ファイルは、光ディスクドライブ4に挿入された光ディスクのコンテンツを再生処理する際、再生処理機能部6によって参照されるファイルであり、光ディスクのコンテンツを再生処理する際に用いられる。具体的には、光ディスクのコンテンツを再生処理する際、該光ディスクのコンテンツの再生処理に用いられるデータが格納されたファイルであり、例えば、ネットワーク等から予めダウンロードされたコンテンツの字幕や特典映像等のデータを格納したファイルである。また、各ディスクのフォルダには関係記述ファイル(本発明でいう、規定ファイルに相当する)が再生処理ファイルと共に格納されている。この関係記述ファイルは、光ディスクを再生する際に参照すべき再生処理ファイルのリンク先を光ディスク毎に示したものであり、光ディスクドライブ4に挿入された光ディスクのコンテンツを再生処理する際、CPU2によって実現される再生処理機能部6にアクセスされる。この関係記述ファイルは、コンテンツの提供者やBDプレーヤ1のユーザ等によって記述され或いは記述内容が更新されるファイルであり、該関係記述ファイルが示すリンク先はコンテンツの提供者やBDプレーヤ1のユーザの設定に応じて適宜更新される。すなわち、例えば、BD−J(Blu-ray Disc )に基づくコンテンツが再生される際、Java(登録商標)のスクリプトが関連記述ファイルを参照したり、内容を更新したりする。
<処理フロー>
次に、BDプレーヤ1の処理フローについて説明する。図3はBDプレーヤ1で実行される処理のフロー図である。以下、図3の処理フロー図に基づいてBDプレーヤ1の処理フローについて説明する。
(ステップS101)ユーザがBDプレーヤ1の電源スイッチをオンにしてコンピュータプログラムが実行され、ファイル処理機能部5、及び再生処理機能部6が実現されると、各機能部は以下のような処理を実行する。すなわち、ファイル処理機能部5は、メモリ3を参照して各光ディスクに対応するフォルダ内の関係記述ファイルにアクセスする。
(ステップS102)次に、ファイル処理機能部5は、ステップS101の処理においてアクセスした関係記述ファイルからリンク先を取得する。図4は、関係記述ファイルの内容を示す図である。関係記述ファイルは、図4に示すように光ディスクに関係するファイル名がリンク先として規定されている。関係記述ファイルに規定されるリンク先は、再生処理の内容に応じたファイルがアクセスされるように規定されている。メモリ3には、
このような関係記述ファイルが各ディスクに対応するように格納されている。ファイル処理機能部5は、この関係記述ファイルから光ディスクのリンク先のファイル名を取得する。
(ステップS103)次に、ファイル処理機能部5は、ステップS102の処理において取得したリンク先のファイル名のリスト(一覧表)を作成する。このリストは、関係記述ファイルにおいてリンク先として規定されている再生処理ファイルのファイル名のリストであり、このリストにファイル名が示されていない再生処理ファイルは、この関係記述ファイルに対応する光ディスクを再生処理機能部6が再生処理する際、再生処理機能部6によって参照されないファイルということになる。換言すると、この関係記述ファイルに対応する光ディスクの再生処理において不要なファイルということになる。ファイル処理機能部5は、作成したリストをメモリ3や図示しないRAM等に一時的に記憶させる。ファイル処理機能部5は、メモリ3に格納されている全ての関係記述ファイルを基にリストを作成する。
(ステップS104)次に、ファイル処理機能部5は、メモリ3に格納されている全ての再生処理ファイルを参照し、ステップ103で作成したリストが示すファイル名と比較する。
(ステップS105)ファイル処理機能部5は、ステップS104の処理において参照したメモリ3内の再生処理ファイルのファイル名が、ステップS103で作成したリストに示されていない場合、ステップS106の処理を実行する。一方、ファイル処理機能部5は、ステップS104の処理において参照したメモリ3内の再生処理ファイルのファイル名が、ステップS103で作成したリストに示されている場合、ステップS107の処理を実行する。
(ステップS106)ファイル処理機能部5は、ステップS105の処理においてリストに示されていない再生処理ファイルを索出した場合、この再生処理ファイルをメモリ3から削除したのち、ステップS107の処理を実行する。このようなファイルの削除の処理が実行されることにより、メモリ3の空き容量が広がり、記憶領域としてのリソースの有効活用が図られる。
(ステップS107)ファイル処理機能部5は、ステップS105またはステップS106の処理が終了したら、メモリ3に格納されている全ての再生処理ファイルについて比較処理が完了したか否かを確認する。すなわち、ファイル処理機能部5は、メモリ3に格納されている全ての再生処理ファイルについて比較処理が完了していれば、上記一連の処理を終了する。他方、ファイル処理機能部5は、比較処理が完了していない場合、ステップS104以降の処理を再び実行する。比較処理が完了したか否かは、再生処理ファイルにそれぞれ記録されるアクセス履歴等に基づいて判別する。例えば、メモリ3内に格納されている全ての再生処理ファイルのアクセス日時が、ステップS101以降の処理を開始した後の日時であれば、比較処理が完了していると判定する。他方、ステップS101以降の処理を開始するよりも前の日時のアクセス履歴が記録されている再生処理ファイルがメモリ3内にあれば、比較処理が完了していないと判定する。
<効果>
以上、上記BDプレーヤ1によれば、関係記述ファイルに規定されていないファイルが削除されることにより、メモリ3の記憶領域を消費する無用なファイルが削減される。図5は、上記一連の処理を行う前のメモリ3内のファイルの状態と、処理を行った後のメモリ3内のファイルの状態とを比較した図である。上記一連の処理が実行されることにより、図5に示すように、関係記述ファイルにリンク先として規定されていないファイルが削
除される。よって、必要なファイルを削除することなく、簡単にメモリ3の空き容量を増やし、システムのリソースを有効活用することが可能となる。システムのリソースが有効活用されることにより、様々なコンテンツの再生処理ファイル等を新たに格納したりすることが可能となる。特に、BDプレーヤ1が自動車用の車載機として構成されるような場合、省スペース化のためにその体格が制限され、十分な記憶領域を有するメモリを備えることが困難であるが、上記実施形態に係るものであればその貴重なメモリ資源を有効に活用することが可能となる。
<変形例1>
なお、上記実施形態では、メモリ3に格納されている関係記述ファイルに基づいて再生処理ファイルを整理するように構成されているが、上記実施形態は以下のように変形してもよい。すなわち、上記実施形態では、メモリ3に格納されている関係記述ファイルに基づいて再生処理ファイルを整理していたが、本変形では光ディスクに記録された関係記述ファイルに基づいてメモリ3の再生処理ファイルを整理する。図6は、本変形例に係るBDプレーヤ1で実行される処理のフロー図である。以下、図6の処理フロー図に基づいて本変形例に係るBDプレーヤ1の処理フローについて説明する。なお、本変形例に係るBDプレーヤ1の構成は上述した実施形態と同様であるため、同様の機能を奏する構成要素について同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、本変形例に係るBDプレーヤ1の処理フローについても上述した実施形態と同様の処理内容については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
(ステップS201)ユーザがBDプレーヤ1の電源スイッチをオンにしてコンピュータプログラムが実行されると、ファイル処理機能部5、及び再生処理機能部6がCPU2に実現される。ここで、ユーザが光ディスクドライブ4にBDを挿入すると、以下の処理が実行される。すなわち、ユーザによってBDが挿入された光ディスクドライブ4は、ディスクが挿入された旨を再生処理機能部6に通知する。再生処理機能部6は、光ディスクドライブ4を制御してBDのデータの読込みを開始する。
(ステップS202)再生処理機能部6は、挿入されたBDのディスクIDを光ディスクドライブ4から取得する。このディスクIDは、記録媒体であるBDのコンテンツ毎に異なるBDの識別情報であり、如何なる記録媒体が光ディスクドライブ4に挿入されたのかをBDプレーヤ1が識別するための情報である。再生処理機能部6は、取得したディスクIDを基に、メモリ3に格納されたBDに対応する再生処理ファイルにアクセスし、該再生処理ファイルのデータを参照しながら光ディスクドライブ4のBDのコンテンツを再生する。なお、光ディスクドライブ4には、図4に示したような上記実施形態と同様な関係記述ファイルが記録されており、再生処理機能部6は、このファイルのリンク先の再生処理ファイルにアクセスすることでBDのコンテンツの再生を行う。また、再生処理機能部6は、BDのコンテンツの再生を実行しながら、光ディスクドライブ4から通知されたディスクID、及びBDに記録されている関係記述ファイルの内容をファイル処理機能部5に通知する。ファイル処理機能部5では、再生処理機能部6から通知されたディスクIDと関係記述ファイルの内容に基づいて前述したステップS101以降の処理と同様の処理を実行する。なお、ステップS101以降の処理を実行する際、上記実施形態ではメモリ3内の全てのフォルダに格納されている再生処理ファイルについて整理したが、本変形例では再生処理機能部6から通知されたディスクIDに対応するフォルダ内の再生処理ファイルについてのみ処理を行う。ステップS101以降の処理の内容については既に説明しているため、その詳細な説明を省略する。
以上、本変形例によれば、光ディスクドライブ4に挿入された光ディスクに記録されている関係記述ファイルに基づいて再生処理ファイルの整理が行われるため、ユーザによる光ディスクの挿入をトリガに、光ディスクの内容が更新されたような場合に最新の関係記
述ファイルに基づく再生処理ファイルの整理が実行可能となる。図7は、本変形例に係る上記一連の処理を行う前のメモリ3内のファイルの状態と、処理を行った後のメモリ3内のファイルの状態とを比較した図である。上記一連の処理が実行されることにより、上述した実施形態と同様、BDに記録されている関係記述ファイルにリンク先として規定されていないファイルが削除される。よって、上述した実施形態と同様、システムのリソースを有効活用することが可能となる。
<変形例2>
なお、上記実施形態や変形例では、関係記述ファイルに基づいて再生処理ファイルを整理するように構成されているが、上記実施形態や変形例は以下のように変形してもよい。すなわち、上記実施形態や各変形例では、関係記述ファイルに基づいて再生処理ファイルを整理していたが、本変形ではユーザに選択されたディスクのフォルダに格納されている再生処理ファイルを削除するようにしてもよい。すなわち、ファイル処理機能部5は、メモリ3にアクセスして再生処理ファイルが格納されているフォルダのディスク名を抽出し、外部接続された液晶ディスプレイ等の表示装置に抽出したディスク名のリストを表示させる。図8は、表示装置に表示させる画面の一例である。そして、ファイル処理機能部5は、ユーザから削除するディスクの選択要求を受け付け、選択されたディスクに対応するフォルダを削除する。図9は、本変形例に係る上記一連の処理を行う前のメモリ3内のファイルの状態と、処理を行った後のメモリ3内のファイルの状態とを比較した図である。図9に示すように、上記一連の処理が実行されることにより、ユーザ選択されたディスクの再生処理ファイルがフォルダごと削除される。なお、削除対象の再生処理ファイルを選択する際は、このように対応するディスク毎にファイルを削除するように処理してもよいし、メモリ3内に格納されている再生処理ファイルや関係記述ファイルを全て削除するようにしてもよい。
<その他の変形例>
なお、上記実施形態や変形例は、光ディスクドライブ4に挿入されたBDに、メモリ3に記録されていない再生処理ファイルや関係記述ファイルが記録されていた場合にこれらをメモリ3に取り込み、ファイルを新たに追加したり古いファイルを更新したりしてもよい。
また、上記BDプレーヤ1は、インターネット等の通信ネットワークと接続するための通信インターフェース等を備え、係る通信インターフェースを介してコンテンツの配信者から新たな再生処理ファイルや関係記述ファイルを更新するようにしてもよい。通信インターフェースは、有線、無線を問わず、ネットワーク回線と接続可能なあらゆるものを例示できる。例えば、BDプレーヤ1を車載する場合であれば、公衆用の無線LAN(Local Area Network)を介してネットワーク接続する。図10は、本変形例に係る処理の流れを示すフロー図である。ファイル処理機能部5は、上記ステップS101〜S202やその他変形例に係る処理を実行する前に図10に示すような処理を実行することで再生処理ファイルや関係記述ファイルを更新する。具体的には、ファイル処理機能部5が、通信インターフェースを介してコンテンツの配信元のコンピュータにネットワークアクセスする(S301)。ネットワークアクセスする際は、例えば、光ディスクドライブ4に挿入されたBDに記録されている情報を基にコンテンツの配信者のアドレス等を取得し、係るアドレスに示されるコンピュータにアクセスする。そして、配信元のコンピュータにおいて新たなファイルが公開されていれば、ファイルを取り込む処理を実行し、公開されていなければ一連の処理を終了する(S302)。ファイル処理機能部5は、ステップS302の処理において更新すべきファイルがあった場合、ネットワーク経由で係るファイルをダウンロードし、メモリ3内の対応するディスクのフォルダ内に格納する(S303)。そして、係るフォルダに対応するディスクを再生する際、新たにダウンロードしたファイルが参照されるように関係記述ファイルの記述内容を編集してファイルのリンク先等を更新
する(S304)。以上により本変形例に係る一連の処理を終了する。このような関係記述ファイルの更新処理が実行されることにより、コンテンツの再生の際に参照されない再生処理ファイル等がメモリ3に蓄積されていくことになるが、上述した実施形態や各変形例に係るファイルの削除処理と組み合わせられることでこのような不要ファイルのメモリ3内への蓄積が解消される。
BDプレーヤの概略構成図。 メモリに格納されているファイルを示す図。 BDプレーヤの処理フロー図。 関係記述ファイルの内容を示す図。 処理前後のファイルの状態を比較した図。 変形例に係るBDプレーヤの処理フロー図。 変形例に係る処理前後のファイルの状態を比較した図。 表示画面の一例を示す図。 変形例に係る処理前後のファイルの状態を比較した図。 変形例に係るBDプレーヤの処理フロー図。 従来技術に係るBDプレーヤの動作説明図。
符号の説明
1・・・・・BDプレーヤ
2・・・・・CPU
3・・・・・メモリ
4・・・・・光ディスクドライブ
5・・・・・ファイル処理機能部
6・・・・・再生処理機能部

Claims (5)

  1. 記録媒体に記録されたコンテンツを再生するコンテンツ再生装置であって、
    コンテンツの再生処理に供される再生処理ファイルを複数格納するファイル格納部と、
    前記記憶媒体に記録される又は前記ファイル格納部に格納される規定ファイルであって前記複数の再生処理ファイルのうち再生処理に用いるファイルを規定した規定ファイルを参照し、該ファイル格納部に格納される前記複数の再生処理ファイルのうち、該規定ファイルが再生処理に用いるファイルとして規定しないファイルを該ファイル格納部から削除するファイル処理部と、を備える、
    コンテンツ再生装置。
  2. 前記記録媒体のデータを読み取るデータ読み取り部を更に備え、
    前記ファイル格納部は、前記複数の再生処理ファイルで構成されるファイル群を記録媒体毎に格納しており、
    前記ファイル処理部は、前記ファイル格納部に格納される前記複数の再生処理ファイルのうち、前記データ読み取り部がデータを読み取る記録媒体に対応するファイル群のファイルを削除する、
    請求項1に記載のコンテンツ再生装置。
  3. 前記規定ファイルは、前記コンテンツ再生装置のユーザ又は前記コンテンツの提供元によって更新される、
    請求項1または2に記載のコンテンツ再生装置。
  4. 前記複数の再生処理ファイルのうち前記規定ファイルが再生処理に用いるファイルとして規定する再生処理ファイルを参照することで前記記録媒体に記録されたコンテンツを再生する再生処理部を更に備える、
    請求項1から3の何れか一項に記載のコンテンツ再生装置。
  5. 記録媒体に記録されたコンテンツを再生するコンテンツ再生装置で実行されるプログラムであって、
    コンテンツの再生処理に供される再生処理ファイルを複数格納するファイル格納部を備える前記コンテンツ再生装置に、
    前記記憶媒体に記録される又は前記ファイル格納部に格納される規定ファイルであって前記複数の再生処理ファイルのうち再生処理に用いるファイルを規定した規定ファイルを参照するステップと、
    前記ファイル格納部に格納される前記複数の再生処理ファイルのうち、前記規定ファイルが再生処理に用いるファイルとして規定しないファイルを該ファイル格納部から削除するステップと、を実行させる、
    コンテンツ再生装置用プログラム。
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