JP2009239340A - 無線通信システム、無線通信装置、無線送信方法および無線受信方法 - Google Patents

無線通信システム、無線通信装置、無線送信方法および無線受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】多数の対応付け規則に容易に対応できること。
【解決手段】複数の第1の無線通信装置と、分散送信を行う第2の無線通信装置とを具備する無線通信システムにおいて、第2の無線通信装置は、前記仮想リソースブロック各々の順番情報を2次元配列に書き込んで生成したブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番を、前記物理リソース割当単位を指定する情報とし、該順番情報に対応する残りの前記物理リソース割当単位を指定する情報を、前記ブロックインタリーバ内で列を入れ換えたブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番とすることで対応付けの規則を生成し、仮想リソースブロックの信号を割り当てる前記物理リソース割当単位を決定するリソース対応付部を具備することを特徴とする無線通信システム。
【選択図】図21

Description

本発明は、無線通信システム、無線通信装置、無線送信方法および無線受信方法に関する。
セルラー移動通信の第三世代(3G)無線アクセス方式として、W‐CDMA(Wideband Code Division Multiple Access;広帯域符号分割多元接続)方式が3GPP(3rd Generation Partnership Project;第3世代パートナーシッププロジェクト)において標準化され、同方式によるセルラー移動通信サービスが開始されている。また、3GPPにおいて、3Gの進化(Evolved Universal Terrestrial Radio Access;以下、「EUTRA」という)及び3Gネットワークの進化(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)が検討されている。
EUTRAにおいて、基地局から移動局へのリンクである下りリンクとして、マルチキャリア送信であるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交周波数分割多重)方式が提案されている。また、移動局から基地局へのリンクである上りリンクとして、シングルキャリア送信であるDFT(Discrete Fourier Transform;離散フーリエ変換)−Spread OFDM方式のシングルキャリア通信方式が提案されている。
ここで、EUTRAにおけるチャネルの構造について、その概略を図1に示す。基地局装置BS1は、移動局装置UE1、UE2、UE3と無線通信を行う。EUTRAの基地局装置BS1から移動局装置UE1、UE2、UE3への無線通信の下りリンクは、下りリンクパイロットチャネルと、下りリンク同期チャネルと、報知チャネル、下りリンク制御チャネルと、下りリンク共有データチャネル、制御フォーマットインディケータチャネル、下りリンクHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest;ハイブリッド自動再送)インディケータチャネルとにより構成されている。また、EUTRAの移動局装置UE1、UE2、UE3から基地局装置BS1への無線通信の上りリンクは、上りリンクパイロットチャネルと、ランダムアクセスチャネルと、上りリンク制御チャネルと、上りリンク共有データチャネルとにより構成されている。
図2は、EUTRAにおける下りリンク無線フレームの概略構成を示す図である(非特許文献1)。図2において、横軸は周波数軸、縦軸は時間軸である。下りリンク無線フレームは、集中(Localized)送信の無線リソース割り当てなどの単位であり、予め決められた幅の周波数帯および時間帯からなる物理リソースブロックPRB(Physical Resource Block)ペアから構成されている。基本的に1物理リソースブロックPRBペアは時間領域で連続する2個の物理リソースブロックPRBから構成される。
1個の物理リソースブロックPRBは周波数領域において12個のサブキャリアから構成され、時間領域において7個のOFDMシンボルから構成される。システム帯域幅は、基地局装置の通信帯域幅である。時間領域においては、7個のOFDMシンボルから構成されるスロット、2個のスロットから構成されるサブフレーム、10個のサブフレームから構成される無線フレームがある。なお、1個のサブキャリアと1個のOFDMシンボルから構成されるユニットをリソースエレメントという。また、下りリンク無線フレームでは、周波数方向には、システム帯域幅に応じた数の物理リソースブロックPRBが配置される。
各サブフレームには少なくとも、情報データとシステム情報の送信に用いる下りリンク共有データチャネル、制御データの送信に用いる下りリンク制御チャネルが配置される。システム情報は、基地局装置の送信に使っている送信アンテナの数、システム帯域幅、上りリンクと下りリンクの送信電力制御情報などの基地局装置と移動局装置が通信するのに必要な情報から構成されており、報知チャネルと下りリンク共有データチャネルで不特定多数の移動局装置に向かって周期的に送信される。なお、報知チャネルと下りリンク共有データチャネルのシステム情報は異なる。下りリンク共有データチャネル及び下りリンク制御チャネルのチャネル推定に用いる下りリンクパイロットチャネルについては図2においては図示せず、その配置の説明は後述する。図2では、下りリンク制御チャネルはサブフレームの1番目と2番目と3番目のOFDMシンボルに配置され、下りリンク共有データチャネルはその他のOFDMシンボルに配置された場合を示しているが、下りリンク制御チャネルが配置されるOFDMシンボルはサブフレーム単位で変化する。
なお、図2において図示は省略しているが、下りリンク制御チャネルを構成するOFDMシンボル数を示す制御フォーマットインディケータチャネルは1OFDMシンボル目の予め決められた周波数位置に配置され、下りリンク制御チャネルは1番目のOFDMシンボルのみに配置されたり、1番目と2番目のOFDMシンボルに配置されたりする。また、同様に、図2において図示は省略しているが、下りリンクHARQインディケータチャネルは1番目のOFDMシンボル、または1番目から3番目までのOFDMシンボルに亘って配置され、下りリンクHARQインディケータチャネルを配置するOFDMシンボル数、1つの下りリンクHARQインディケータチャネルを配置するOFDM数は予めシステム情報によって示される。なお、同一のOFDMシンボルにおいて下りリンク制御チャネルと下りリンク共有データチャネルは一緒に配置されない。下りリンク制御チャネルには、移動局識別子または移動局群識別子、下りリンク共有データチャネルの無線リソース割当情報、マルチアンテナ関連情報、変調方式、符号化率、ペイロードサイズ、再送パラメータなどが配置される。
図3は、EUTRAの下りリンクにおける1物理リソースブロックPRBペア内の下りリンクパイロットチャネルの配置を説明する図である。図3において、横軸は時間領域、縦軸は周波数領域を表している。ここでは、基地局装置が4本の送信アンテナ(送信アンテナ1、送信アンテナ2、送信アンテナ3、送信アンテナ4)を有する場合について説明する。図3において、符号R1が付されたリソースエレメントは送信アンテナ1が送信する下りリンクパイロットチャネルのリソースエレメントを表し、符号R2が付されたリソースエレメントは送信アンテナ2が送信する下りリンクパイロットチャネルのリソースエレメントを表し、符号R3が付されたリソースエレメントは送信アンテナ3が送信する下りリンクパイロットチャネルのリソースエレメントを表し、符号R4が付されたリソースエレメントは送信アンテナ4が送信する下りリンクパイロットチャネルのリソースエレメントを表す。
なお、基地局装置が2本の送信アンテナのみを有する場合は、2番目のOFDMシンボルにおけるリソースエレメントR3とR4では下りリンク制御チャネルが送信され、9番目のOFDMシンボルにおけるリソースエレメントR3とR4では下りリンク共有データチャネルが送信される。なお、4本の送信アンテナを有する基地局装置は、送信アンテナ3と送信アンテナ4の下りリンクパイロットチャネルのリソースエレメントR3とR4の送信を時間領域で適応的に制御することができる。
すなわち、基地局装置は、あるサブフレームでは上述のように下りリンクパイロットチャネルであるリソースエレメントR3、R4を配置し、あるサブフレームではリソースエレメントR3、R4を配置せず、下りリンクパイロットチャネルとしてはリソースエレメントR1、R2のみを配置する。この下りリンクパイロットチャネルの配置情報は報知チャネルによって示される。なお、本発明とは関連性がないため、報知チャネル、下りリンク同期チャネルに関する説明の詳細は省略するが、報知チャネル、下りリンク同期チャネルは、予め決められたサブフレームの予め決められたリソースエレメントに配置される。
EUTRAには、複数の送信方法がある。1つの送信方法は、移動局装置から基地局装置にフィードバックされるCQI(Channel Quality Indicator;チャネル品質指標)に基づいて基地局装置が無線伝播路品質の良い移動局装置に物理リソースブロックPRBペア単位で無線リソース割り当てを行う周波数スケジューリングの適用を主に想定した集中送信(Localized送信)である。もう一つの送信方法は、高速移動中の移動局装置、VoIP(Voice over Internet Protocol)、TCP ACK(Transmission Control Protocol ACKnowledgement)などの少量のデータ送受信を行う移動局装置など周波数スケジューリングを行わない移動局装置への適用を主に想定した分散送信(Distributed送信)がある。集中送信は物理リソースブロックPRBペア単位でまとまったサブキャリアを用いて送信を行う方法であり、分散送信は広帯域にわたって物理リソースブロックPRBペア単位よりも更に細かい単位で時間領域及び周波数領域に分散した物理リソースに信号を配置して送信を行う方法である。
移動局装置への送信データユニットをVRB(Virtual Resource Block;仮想リソースブロック)といい、集中送信を行う移動局装置への送信データユニットをLVRB(Localized Virtual Resource Block;集中仮想リソースブロック)、分散送信を行う移動局装置への送信データユニットをDVRB(Distributed Virtual Resource Block;分散仮想リソースブロック)という。集中仮想リソースブロックLVRBの送信に用いる物理リソースブロックPRBペアを集中物理リソースブロックLPRB(Localized Physical Resource Block)といい、分散仮想リソースブロックDVRBの送信に用いる物理リソースブロックPRBペアを分散物理リソースブロックDPRB(Distributed Physical Resource Block)という。
1個の分散物理リソースブロックDPRBに多重する分散仮想リソースブロックDVRB数、すなわち1個の分散仮想リソースブロックDVRBの信号を割り当てる分散物理リソースブロックの数を多重数Ndという。分散仮想リソースブロックDVRBは、物理リソースブロックPRBペア単位よりも更に細かい単位の無線リソースであって、広帯域にわたって分散されている無線リソースに割り当てられる。また、EUTRAにおいては、1つの分散仮想リソースブロックDVRBが用いる無線リソース量は、1つの物理リソースブロックPRBペアと等しい(非特許文献2)。
次に、集中仮想リソースブロックについて説明する。集中物理リソースブロックLPRBへの集中仮想リソースブロックLVRBのマッピング方法(以下、「集中仮想リソースブロックLVRBマッピング」という)において、基地局装置が、各移動局装置に対して集中仮想リソースブロックLVRBの集中物理リソースブロックLPRBへの割り当てを通知するために用いる無線リソース割当情報には、タイプ0〜タイプ2の3通りある(非特許文献3、非特許文献4)。
まず、タイプ0の無線リソース割当情報について説明する。必要なビット数を減らすために、物理リソースブロックPRBペアを予め設定された数(以下、「RBGサイズ」という)の周波数方向に連続した物理リソースブロックPRBペアからなるグループ(以下、「リソースブロックグループRBG(Resource Block Group)」という)に分け、各ビットがリソースブロックグループRBGを表すビットマップにより、どのリソースブロックグループRBGが割り当てられたのかを、タイプ0の無線リソース割当情報は通知する。このタイプ0の無線リソース割当情報が下りリンク制御チャネルに配置されて、基地局装置から移動局装置に通知される。
上述のRBGサイズは、システム帯域に含まれる、すなわち無線リソース中の周波数方向に配置される物理リソースブロックPRBペアの数によって決まる。表1は、システム帯域に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数とRBGサイズの対応を示す。物理リソースブロックPRBペアの数が10以下のとき、RBGサイズは1である。つまり、グループ化せずに、物理リソースブロックPRBペア単位での割り当てが行われる。物理リソースブロックPRBペアの数が11から26のとき、RBGサイズは2である。物理リソースブロックPRBペアの数が27から64のとき、RBGサイズは3である。物理リソースブロックPRBペアの数が65から110のとき、RBGサイズは4である。以下、このタイプ0の無線リソース割当情報を用いるときの割り当ての方法を、「集中送信マッピングA」という。集中送信マッピングAによる詳細な割り当て方法は後述する。
Figure 2009239340
次に、タイプ1の無線リソース割当情報について説明する。タイプ1の無線リソース割当情報は、集中送信マッピングAで使用したリソースブロックグループRBGを、さらに複数のグループに分けリソースブロックグループRBGのセットを作り、どのリソースブロックグループRBGのセット(以下、「サブセット」という)かを指定するフラグと、各ビットがこのフラグで指定されたサブセット内の物理リソースブロックPRBペアを表すビットマップにより、どの物理リソースブロックPRBペアが割り当てられたのかを、タイプ1の無線リソース割当情報は通知する。このタイプ1の無線リソース割当情報が下りリンク制御チャネルに配置されて、基地局装置から移動局装置に通知される。
サブセットの数はRBGサイズと同じであり、例えばリソースブロックグループRBGのインデックスが小さいほうから1つずつ異なるサブセットに割り当てていく。全てのサブセットにリソースブロックグループRBGを割り当てたら、また初めのサブセットから割り当てていくことを繰り返す。以下、タイプ1の無線リソース割当情報を用いるときの割り当ての方法を、「集中送信マッピングB」という。集中送信マッピングBによる詳細なマッピング方法は後述する。
RBGサイズよりも少ない集中仮想リソースブロックLVRBをリソースブロックグループRBGに割り当てると、リソースブロックグループRBGの一部にまだ集中仮想リソースブロックLVRBを割り当てられていない物理リソースブロックPRBペアができてしまう。しかし、集中送信マッピングAの無線リソース割当情報はリソースブロックグループRBG単位の割り当てであるため、上述のまだ集中仮想リソースブロックLVRBを割り当てられていない物理リソースブロックPRBに割り当てることができない。集中送信マッピングBは、このような物理リソースブロックPRBペアに無線リソースを割り当てるために用いられる。両マッピングとも同じ下りリンク制御チャネルフォーマットで構成するために、集中送信マッピングAと集中送信マッピングBに必要な無線リソース割当情報の量は同じにしてもよい。
次に、タイプ2の無線リソース割当情報について説明する。タイプ2の無線リソース割当情報は、最初に割り当てる物理リソースブロックVRBナンバー(Starting VRB number)と連続して割り当てる物理リソースブロックVRB数(Number of consecutive PRBs)が下りリンク制御チャネルに構成されて、基地局装置から移動局装置に通知される。このとき、VRBナンバーとPRBナンバーは同一の対応付がなされる。つまり、VRBナンバー1の仮想リソースブロックVRB1は、PRBナンバー1の物理リソースブロックPRB1に配置される。(以下、このタイプ2の無線リソース割当情報を用いるときの割り当ての方法を、「集中送信マッピングC」という)集中送信マッピングCは集中送信マッピングAと集中送信マッピングBと比較して無線リソース割当情報量が少ないのが利点であるが、無線リソース割り当ては連続する物理リソースブロックPRBペアに限定される。集中送信マッピングCによる詳細なマッピング方法は後述する。
以下、上述の3種類の集中送信マッピングA〜Cについて、それぞれのRBGサイズのときの詳細な例について説明する。
図4は、タイプ0の無線リソース割当情報、すなわち集中送信マッピングAによる無線リソース割当情報の構成を示す図である。無線リソース割当情報は下りリンク制御情報(Downlink control information)に含まれるが、集中送信マッピングAと集中送信マッピングBは同じ下りリンク制御情報のフォーマットを用いる。そこで、無線リソース割当情報が集中送信マッピングAと集中送信マッピングBのどちらを示しているかを区別する必要があるため、無線リソース割当情報の先頭には、集中送信マッピングAと集中送信マッピングBを区別するためのフラグ(以下、「無線リソース割当タイプフラグ」という)が配置され、集中送信マッピングAの場合は、続いてリソースブロックグループRBG単位のビットマップが配置される。リソースブロックグループRBG単位のビットマップは、当該無線リソース割当情報の宛先の移動局装置に、どの物理リソースブロックPRBペアが割り当てられたかを示す。
図5は、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が6でRBGサイズが1のときの集中送信マッピングAの無線リソース割当情報の例と、この例によって割り当てられる物理リソースブロックPRBを示す図である。図5と図6と図7と図14において、符号PRBi(iは整数)が付された四角は周波数方向に並んだ物理リソースブロックPRBペアに端から数字(PRB番号)をつけたものであり、斜線にてハッチングされた符号PRBi(iは整数)が付された四角は、対象の移動局装置宛ての仮想リソースブロックVRBを割り当てられた物理リソースブロックPRBペアを示しており、符号PRBi(iは整数)が付された白抜きの四角は、対象の移動局装置宛ての仮想リソースブロックVRBを割り当てられていない物理リソースブロックPRBペアを示す。また、数字が付された白抜きの四角は無線リソース割当情報中のビットマップの各ビットを「0」と「1」で示したものである。
RBGサイズが1のときは集中送信マッピングBは使われないので、無線リソース割当タイプフラグは必要ない。また、RBGサイズが1なので、無線リソース割当情報には、物理リソースブロックPRBペア単位で6ビットのビットマップが配置される。無線リソース割当情報が、例えば{0,0,0,1,1,0}のときは、リソースブロックグループRBG4とリソースブロックグループRBG5が、つまり4番目と5番目の物理リソースブロックPRBペアが割り当てられていることを示す。
図6は、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が24でRBGサイズが2のときの集中送信マッピングAの無線リソース割当情報の例と、この例によって割り当てられる物理リソースブロックPRBペアを示す図である。以下、例として無線リソース割当タイプフラグが「0」のときは集中送信マッピングAを示し、無線リソース割当タイプフラグが「1」のときは集中送信マッピングBを示すとする。
図6に例示する無線リソース割当情報の無線リソース割当タイプフラグは「0」なので、集中送信マッピングAであることを示している。また、無線リソース割当タイプフラグに続いて配置されており、リソースブロックグループRBG単位の無線リソース割当を示す12ビットのビットマップは{0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,1,0}なので、リソースブロックグループRBG4とRBG11が割り当てられていることを示す。つまり、7番目と8番目と21番目と22番目の物理リソースブロックPRBペアが割り当てられていることを示す。
図7は、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が45でRBGサイズが3のときの集中送信マッピングAの無線リソース割当情報と、無線リソース割当情報によって割り当てられる物理リソースブロックPRBペアの例を示す図である。図7に例示する無線リソース割当情報の無線リソース割当タイプフラグは「0」なので、集中送信マッピングAであることを示している。また、無線リソース割当タイプフラグに続いて配置されており、リソースブロックグループRBG単位の無線リソース割当を示す15ビットのビットマップは{0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0}なので、リソースブロックグループRBG4とRBG14が割り当てられていることを示す。つまり、10番目と11番目と12番目と40番目と41番目と42番目の物理リソースブロックPRBペアが割り当てられていることを示す。
また、RBGサイズが4など3を超える値のときでも、無線リソース割当情報は、図6、図7にて示したRBGサイズが2と3のときと同様である。
図8は、タイプ1の無線リソース割当情報、すなわち集中送信マッピングBによる無線リソース割当情報の構成を示す図である。図8に示すように、集中送信マッピングBの無線リソース割当情報は、無線リソース割当タイプフラグと、無線リソース割当情報が示す物理リソースブロックPRBがどのサブセットに属するのかを示すフラグ(以下、「サブセットフラグ」という)と、物理リソースブロックPRBペア単位のビットマップとから構成される。ここで、RBGサイズとサブセットの数が同じであれば、集中送信マッピングAにおけるリソースブロックグループの数と集中送信マッピングBにおける各サブセットに属する物理リソースブロックPRBの数と同じになるため、これらについてのビットマップのサイズも同じになる。しかし、集中送信マッピングBの無線リソース割当情報はサブセットフラグを持つため、集中送信マッピングAと集中送信マッピングBの無線リソース割当情報のサイズを同じにするために、集中送信マッピングBのビットマップのサイズをサブセットフラグのサイズだけ小さくする。なお、このようにサブセットフラグのサイズだけビットマップのサイズを小さくしているため、該ビットマップでは指定できない物理リソースブロックPRBが存在する。
RBGサイズが1のときは、集中送信マッピングBは使用しない。
図9は、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が24でRBGサイズが2のときの集中送信マッピングBの無線リソース割当情報の例と、この例によって割り当てられる物理リソースブロックPRBペアを示す図である。図9と図10と図12において、符号PRBi(iは整数)が付された四角は、周波数方向に並んだ物理リソースブロックPRBペアに端から数字(PRB番号)をつけたものであり、符号RBi(iは整数)が付された四角は、サブセットに分けられた物理リソースブロックPRBペアにもう一度、一番左から右側に順番に番号を振りなおしたものである。
符号PRBiまたは符号RBiが付された四角のうち、斜線でハッチングされた四角は、対象の移動局装置宛ての仮想リソースブロックVRBを割り当てられた物理リソースブロックPRBペアを示し、白抜きの四角は、対象の移動局装置宛ての仮想リソースブロックVRBを割り当てられていない物理リソースブロックPRBペアを示す。また、白抜きにバツがついた四角はサブセットを構成する物理リソースブロックPRBペアのうち、ビットマップのビット数不足のために、そのサブセットでは割り当てることのできない物理リソースブロックPRBペアを示す。また、数字が付された白抜きの四角は無線リソース割当情報中のビットマップの各ビットを「0」と「1」で示したものである。
図9では、奇数番目のリソースブロックグループRBGからなるサブセットと、偶数番目のリソースブロックグループRBGからなるサブセットの2つのサブセットを作る。また、サブセットフラグは1ビットであり、サブセットフラグの値が「0」のときは奇数番目のリソースブロックグループRBGからなるサブセットを示し、サブセットフラグの値が「1」のときは偶数番目のリソースブロックグループRBGからなるサブセットを示す。
図9の無線リソース割当情報の無線リソース割当タイプフラグは「1」なので集中送信マッピングBを示しており、サブセットフラグは「1」なので偶数番目のリソースブロックグループRBGで作られたサブセットを示している。サブセットフラグに続いて配置されている11ビットのビットマップは、{0,0,0,1,0,0,0,0,0,0,1}なので、このビットマップは、サブセットフラグで示された偶数番目のリソースブロックグループRBGからなるサブセットのうち、符号RB4とRB11の物理リソースブロックPRBペアが割り当てられていることを示している。つまり、8番目と23番目の物理リソースブロックPRBペアが割り当てられていることを示している。なお、上述のように、ビットマップのビット数が11ビットであるため、この方法では各サブセットの12番目の物理リソースブロックペア、すなわち22番目と24番目の物理リソースブロックPRBペアを割り当てることはできない。
図10は、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が45でRBGサイズが3のときの集中送信マッピングBの無線リソース割当情報の例と、この例によって割り当てられる物理リソースブロックPRBペア示す図である。図10では、3で割ると1余るRBGナンバーのリソースブロックグループRBGと、3で割ると2余るRBGナンバーのリソースブロックグループRBGと、3で割ると余りのないRBGナンバーのリソースブロックグループRBGをグループとして3つのサブセットを作る。また、サブセットフラグは2ビットでサブセットフラグが「0,0」のときは3で割ると1余るRBGナンバーのリソースブロックグループRBGで作られたサブセットを、サブセットフラグが「0,1」のときは3で割ると2余るRBGナンバーのリソースブロックグループRBGで作られたサブセットを、サブセットフラグが「1,0」のときは3で割ると余りのないRBGナンバーのリソースブロックグループRBGで作られたサブセットを示す。
図10の無線リソース割当情報の無線リソース割当タイプフラグは「1」なので集中送信マッピングBを示しており、サブセットフラグは「0,1」なので、3で割ると2余るRBGナンバーのリソースブロックグループRBGで作られたサブセットを示している。サブセットフラグに続いて配置されている13ビットのビットマップは、{0,0,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0}なので、このビットマップは、サブセットフラグで示された3で割ると2余るRBGナンバーのリソースブロックグループRBGで作られたサブセットのうち、符号RB3が付された物理リソースブロックPRBペアが割り当てられている。つまり、6番目の物理リソースブロックPRBペアが割り当てられていることを示している。
なお、上述のように、ビットマップのビット数が13ビットであるため、この方法では各サブセットの14番目、15番目の物理リソースブロックペア、すなわち38番目と39番目と41番目と42番目と44番目と45番目の物理リソースブロックPRBペアを割り当てることはできない。
また、RBGサイズが4など3を超える値のときでも、無線リソース割当情報は、図9、図10にて示したRBGサイズが2と3のときと同様である。
上述した集中送信マッピングBでは無線リソースを割り当てることのできない物理リソースブロックPRBペアが存在するが、集中送信マッピングBを改良することで全ての物理リソースブロックPRBペアに無線リソースを割り当てることができる方法がある。以下、その方法の詳細について説明する。
図11は、集中送信マッピングBを改良して全ての物理リソースブロックPRBペアに無線リソースを割り当てるための無線リソース情報の構成を示す図である。図11に示すように、図8の集中送信マッピングBの無線リソース情報のビットマップのサイズを1ビット減らし、減らしたビットをサブセットフラグとビットマップとの間に配置し、サブセット内のインデックスをシフトするかしないかのフラグ(以下、「シフトフラグ」という)として使用する。
図12は、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が24でRBGサイズが2のときのシフトフラグを含む集中送信マッピングBの無線リソース割当情報の例と、この例によって割り当てられる物理リソースブロックPRBペアを示す図である。図12では、奇数番目のリソースブロックグループRBGからなるサブセットと、偶数番目のリソースブロックグループRBGからなるサブセットの2つのサブセットを作る。また、サブセットフラグは1ビットでサブセットフラグが「0」のときは奇数番目のリソースブロックグループRBGからなるサブセットを示し、サブセットフラグが「1」のときは偶数番目のリソースブロックグループRBGからなるサブセットを示す。また、シフトフラグは1ビットでシフトフラグが「0」のときはサブセットに分けられた物理リソースブロックPRBペアにもう一度、一番左から右に向かって順番に番号を振りなおし、シフトフラグが「1」のときは割り当てることができない物理リソースブロックPRBペアの数だけ右にシフトした位置から右に向かって順番に番号を振りなおす。
図12の無線リソース割当情報の無線リソース割当タイプフラグは「1」なので集中送信マッピングBを示しており、サブセットフラグは「0」なので奇数番目のリソースブロックグループRBGからなるサブセットを示している。サブセットフラグに続いて配置されているシフトフラグは、「1」なので、2つ右にシフトした位置から物理リソースブロックPRBペアに番号を振ることを示す。さらに、シフトフラグに続いて配置されている10ビットのビットマップは、{0,0,0,0,0,0,0,0,0,1}なので、このビットマップは、サブセットフラグで示された2つ右にシフトした位置から番号を振ったときの符号RB10が付された物理リソースブロックPRBペアが割り当てられている。つまり、22番目の物理リソースブロックPRBペアが割り当てられていることを示している。
このようにして、改良された集中送信タイプBでは、図9で説明した集中送信マッピングBでは割り当てることができなかった22番目と24番目の物理リソースブロックPRBペアを割り当てることができる。
図13は、タイプ2の無線リソース割当情報、すなわち集中送信マッピングCによる無線リソース割当情報の構成を示す図である。集中送信マッピングCの無線リソース割当情報と、分散物理リソースブロックDPRBペアに分散仮想リソースブロックDVRBを多重するときの無線リソース割当情報とは、同じ下りリンク制御情報のフォーマットで送信されるため、この無線リソース割当情報が集中送信と分散送信のどちらを対象としているかを示すフラグ(以下、「分散・集中フラグ」という)が先頭に配置されている。
よって、集中送信マッピングCの無線リソース割当情報は、図13に示すように、分散・集中フラグと、最初に割り当てる物理リソースブロックVRBナンバー(Starting VRB number)と、連続して割り当てる物理リソースブロックVRB数(Number of consecutive VRBs)とから構成される。
図14は、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が24のときの集中送信マッピングCの無線リソース割当情報によって割り当てられる物理リソースブロックPRBペアの例を示している。図14において、符号VRBi(iは整数)が付された四角と符号PRBi(iは整数)が付された四角とは、仮想リソースブロックVRBと物理リソースブロックPRBペアに左から順番に数字をつけたものを示す。また、符号VRBi(iは整数)が付された白抜きの四角と符号PRBi(iは整数)が付された白抜きの四角は、対象の移動局装置に割り当てられなかった仮想リソースブロックVRBと物理リソースブロックPRBペアを示す。また、符号VRBi(iは整数)が付され、斜線でハッチングされた四角と、符号PRBi(iは整数)が付され、斜線でハッチングされた四角は、対象の移動局装置に割り当てられた仮想リソースブロックと物理リソースブロックPRBペアを示す。
図14では、最初に割り当てる物理リソースブロックVRBナンバーが「5」、連続して割り当てる物理リソースブロックVRB数が「6」の例を示しているので、5番目と6番目と7番目と8番目と9番目と10番目の仮想リソースブロックVRBに物理リソースブロックが割り当てられている。図14では、VRBナンバーとPRBナンバーは同一の対応付がなされるので、割り当てられている物理リソースブロックPRBは、5番目と6番目と7番目と8番目と9番目と10番目の物理リソースブロックPRBである。
例えば、図14で最初に割り当てる物理リソースブロックVRBナンバーが24のときには連続して割り当てる物理リソースブロックVRB数は1以外の数字は使われない。従って、図13のような無線リソース割当情報の構成では、実際には使わないビットの組み合わせが多数でてくる。このため、最初に割り当てる仮想リソースブロックVRBナンバーと連続して割り当てる仮想リソースブロックVRB数とからある規則に従って計算した値を、最初に割り当てる物理リソースブロックVRBナンバーと連続して割り当てる物理リソースブロックVRB数の代わりに無線リソース割当情報に配置することで使わないビットの組み合わせを減らすようにしてもよい。
分散物理リソースブロックDPRBへの分散仮想リソースブロックDVRBの多重方法(以下、「分散送信マッピング」という)としては時間多重方法を用いる(非特許文献5、非特許文献6)。図15は、多重数Ndが2の場合の分散送信マッピングを説明する図である。ここでは、下りリンク制御チャネルが、下りリンクパイロットチャネルが配置されたリソースエレメントを除いた、分散物理リソースブロックDPRB中の1番目から3番目のOFDMシンボルに配置され、下りリンク共有データチャネルが4番目から14番目のOFDMシンボルに配置され、さらに分散物理リソースブロックDPRB中に、4本の送信アンテナの下りリンクパイロットチャネルが配置される場合について説明する。
分散仮想リソースブロックDVRB1の信号は、分散物理リソースブロックDPRB1の1番目のスロットの下りリンク共有データチャネル部分である4番目から7番目までのOFDMシンボルと、分散物理リソースブロックDPRB2の2番目のスロットの下りリンク共有データチャネル部分である8番目から14番目までのOFDMシンボルに配置される。また、分散仮想リソースブロックDVRB2の信号は、分散物理リソースブロックDPRB2の1番目のスロットの下りリンク共有データチャネル部分である4番目から7番目までのOFDMシンボルと、分散物理リソースブロックDPRB1の2番目のスロットの下りリンク共有データチャネル部分である8番目から14番目までのOFDMシンボルに配置される。つまり、多重数Ndが2の場合、分散仮想リソースブロックDVRBの信号は、一方の分散物理リソースブロックDPRBの1番目のスロットと、もう一方の分散物理リソースブロックDPRBにおける先と異なる2番目のスロットとに配置される。
以上のような分散送信マッピングにおいて、基地局装置が移動局装置に対して分散仮想リソースブロックDVRBを割り当てるために用いる無線リソース割当情報として、最初に割り当てる分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号である物理リソースブロックVRBナンバー(Starting VRB number)と、連続して割り当てる分散仮想リソースブロックDVRBの数である物理リソースブロックVRB数(Number of consecutive VRBs)とが下りリンク制御チャネルに配置されて、基地局装置から移動局装置に通知される(非特許文献7)。
図16は、分散送信マッピングの無線リソース割当情報の構成を示す図である。分散送信マッピングの無線リソース割当情報は、分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号である物理リソースブロックVRBナンバー(Starting VRB number)と、連続して割り当てる分散仮想リソースブロックDVRBの数である物理リソースブロックVRB数(Number of consecutive VRBs)とに加えて、集中送信マッピングCの無線リソース割当情報と分散送信マッピングの無線リソース割当情報とを区別する分散・集中フラグとからなる。この分散・集中フラグは、集中送信マッピングCで述べたようには、集中送信マッピングCの無線リソース割当情報と分散送信マッピングの無線リソース割当情報とが同じ下りリンク制御情報のフォーマットで送信されるため、これらを区別するために配置される。
図17は、基地局装置と移動局装置で使用される分散仮想リソースブロックDVRBの数が24のときに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBの例を示す図である。ここでは、24個の仮想リソースブロックVRBが構成され、その全てが分散仮想リソースブロックDVRBとして用いられる場合について示す。例えば、基地局装置は、最初に割り当てる物理リソースブロックVRBナンバー(Starting VRB number)として分散仮想リソースブロックDVRB5の番号「5」を示し、連続して割り当てる物理リソースブロックVRB数(Number of consecutive VRBs)として「2」を示す無線リソース割当情報を、ある移動局装置に通知する。この無線リソース割当情報を通知された移動局装置は、分散仮想リソースブロックDVRB5番目と6番目の分散仮想リソースブロックDVRBを割り当てられたことを認識する。
このような分散送信マッピング、無線リソース割当情報において分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則の例が、非特許文献8に記載されている。すなわち、どの物理リソースブロックPRBペアを分散物理リソースブロックDPRBとして、分散仮想リソースブロックDVRBを対応付けるかということが、非特許文献8には記載されている。多重数Nd=2の場合、DVRB番号が連続する2つの分散仮想リソースブロックDVRBは、2つの物理リソースブロックPRBペアを構成する物理リソースブロックPRBに分散して配置される。
図18は、非特許文献8に記載されている多重数Nd=2の場合の分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBとの対応付けをするためのブロックインタリーバを例示する図である。以下、システム帯域幅に24個の物理リソースブロックPRBペアが構成されているとする。
非特許文献8では、ブロックインタリーバは、図18に例示するように列の数が多重数Nd×2=4、行の数がNrb/(2×Nd)=6の升目からなる2次元配列である。ここで、Nrbはシステム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBの数である。このようなブロックインタリーバに対して、1番上の行の左から順番に数字を書き込んでいき、行の全ての升目に数字を書き込んだら次の行に順番に数字を書き込んでいくことを繰り返す。ここで、数字は分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示す。全ての升目に数字を書き込んだら、1番左の行の上から順番に数字を読み出していく。1番目に読み出した数字が1番目のスロットの物理リソースブロックPRB1に対応する分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号となり、2番目に読み出した数字が1番目のスロットの物理リソースブロックPRB2に対応する分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号となり、以下、全ての数字が読み出されるまで続ける。
図18のブロックインタリーバによって、図19の1番目のスロットの物理リソースブロックPRBのPRB番号と、分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号の対応付けが求まる。非特許文献8では、同じ分散仮想リソースブロックDVRBがマッピングされる1番目のスロットと2番目のスロットの物理リソースブロックPRBのPRB番号の差(以下、「ギャップ」という)が全ての分散仮想リソースブロックDVRBで同じになるようにするので、1番目のスロットのPRB番号とDVRB番号の対応付けとギャップの値から2番目のスロットのPRB番号とDVRB番号の対応付けを求めることができる。また、非特許文献8では、ギャップの値はRBGサイズの整数倍であり、システム帯域に含まれる物理リソースブロック数の約半分の値にする。以下、この非特許文献8による対応付けの方法を、「分散送信マッピングA」という。
非特許文献9には、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBとを対応付けるときに満たすべき事柄についてまとめられている。
(1)まず、1つの分散仮想リソースブロックDVRBは2つの物理リソースブロックPRBに割り当てられるので、2つの分散仮想リソースブロックDVRBを割り当てるときには4つの物理リソースブロックPRBに割り当てられることになる。このとき、同じ物理リソースブロックPRBペアの1番目のスロットと2番目のスロットに割り当てないようにするべきである。これは、物理的配置の異なる物理リソースブロックPRBを用いることにより、周波数ダイバーシチ効果を高めるためである。
図19で最初に割り当てる分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号が「1」で連続して割り当てる分散仮想リソースブロックDVRBの数が「2」のときは斜線でハッチングした物理リソースブロックPRBが割り当てられるが、4つとも異なる物理リソースブロックPRBに割り当てられるので、これは条件を満たしている。
(2)また、1番目のスロットに分散仮想リソースブロックDVRB1を2番目のスロットに分散仮想リソースブロックDVRB3を対応付けられた物理リソースブロックPRBペアがあった場合、必ず1番目のスロットに分散仮想リソースブロックDVRB3を2番目のスロットに分散仮想リソースブロックDVRB1を対応付けられた物理リソースブロックPRBペアが存在しなくてはならない。つまり、ある2つの物理リソースブロックPRBペアは、2つの分散仮想リソースブロックDVRBが多重され、これらの物理リソースブロックPRBペア間で分散仮想リソースブロックDVRBの1番目のスロットおよび2番目のスロットへの対応付けは対象関係である。これは、マッピングの複雑さを緩和するためである。
(3)ギャップの値はRBGサイズとサブセットを掛けた値の整数倍にするべきである。そうすることで、1つ物理リソースブロックPRBに多重される2つの分散仮想リソースブロックDVRBに注目したときに、この2つの分散仮想リソースブロックDVRBが対応づけられる1番目のスロットと2番目のスロットの2つの物理リソースブロックPRBは、集中送信マッピングBで使用するサブセットのうち同じサブセットの物理リソースブロックPRBに対応付けられる。
つまり、図19のように、分散仮想リソースブロックDVRB1は1番目のスロットと2番目のスロットの両方でサブセット1に、分散仮想リソースブロックDVRB2は1番目のスロットと2番目のスロットの両方でサブセット2に対応付けられているような状態が望ましいとされている。図19の非特許文献8の方法は、ギャップをRBGサイズの整数倍にすることになっているので、常にギャップがRBGサイズとサブセット数を掛けたものの整数倍になるわけではない。
(3)において、なぜこのような条件が望ましいのかというと、集中送信マッピングBで説明したように、分散仮想リソースブロックDVRBがリソースブロックグループRBGを構成する物理リソースブロックPRBの一部に対応付けられてしまうと、そのリソースブロックグループRBGには集中送信マッピングAで無線リソース割り当てをすることができなくなる。そこで、集中送信マッピングBでリソースブロックグループRBGを構成する残りの物理リソースブロックPRBペアに集中仮想リソースブロックLVRBを割り当てる必要が出てくる。しかし、集中送信マッピングBでは物理リソースブロックPRBペアがサブセットに分割されており、一つの無線リソース割当情報で割り当てることができるのは、同じサブセットの物理リソースブロックPRBのみである。このため、複数のサブセットに集中送信マッピングBで割り当てなくてはいけない物理リソースブロックPRBペアができてしまうと、1回で集中送信マッピングBで割り当てを行ないたくてもできず、複数の下りリンク制御チャネルを用いなければならず、シグナリングオーバヘッドが増大する。このような状況を回避するためにもギャップの値はRBGサイズとサブセットを掛けた値の整数倍にするべきである。
(4)システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が「50」より少ないときにはギャップの値は1つとし、「50」以上あるときにはギャップの値は2つとする。ギャップの値を2つ持つのは、無線リソースの割り当てに柔軟性を持たせるためである。
3GPP TS36.211‐v8.1.0(2007‐11)、Physical Channels and Modulation(Release 8) 3GPP TSG RAN1 #49b,Orlando,Florida−USA,25−29 June,2007 R1−072646"Draft Report of 3GPP TSG RAN WG1 #49 v0.4.0" 3GPP TS36.213‐v8.1.0、Phisical layer procedures(Release 8) 3GPP TSG RAN1 #51,Jeju,Korea,5−9 November,R1−075067 "Outcome from adhoc session on RB signaling" 3GPP TSG RAN1 #50,Athens,Greece,20−24 August,2007,R1−073887 "Proposed way forward on distributed DL transmission" 3GPP TSG RAN1 #50bis,Shanghai,China,8−12 October,2007,R1−074019 "Downlink VRB email reflector summary" 3GPP TSG RAN1 #51,Jeju,South Korea,5−9 November,2007 "Draft Report of 3GPP TSG RAN WG1 #51 v0.1.0" 3GPP TSG RAN1 #52,Sorrento,Italy,11−15 February,2008,R1−080977 "DL DVRB to PRB mapping" 3GPP TSG RAN1 #52,Sorrento,Italy,11−15 February,2008,R1−081119 "Way forward DVRB to PRB mapping"
しかしながら、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則は、システム帯域幅、多重数、ギャップの大きさなどのパラメータによって異なるため、可変なパラメータが多いシステムにおいては、多数の対応付け規則に対応する必要があるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、多数の対応付け規則に容易に対応できる無線通信システム、無線通信装置、無線送信方法および無線受信方法を提供することにある。
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の無線通信システムは、複数の第1の無線通信装置と、無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、前記第1の無線通信装置へ送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量の前記第1の無線通信装置宛てのデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群を多重した信号を送信する分散送信を行う第2の無線通信装置とを具備する無線通信システムにおいて、前記第2の無線通信装置は、前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付けの規則を、前記仮想リソースブロック各々の順番を表す順番情報を2次元配列に書き込んで生成したブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番を、該順番情報の仮想リソースブロックの信号群のうちの一つを配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報とし、該順番情報の仮想リソースブロックの残りの信号群を配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報を、前記ブロックインタリーバ内で列を入れ換えたブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番とすることで生成し、該生成した対応付けの規則に従い、前記第1の無線通信装置へ送信するデータを割り当てた仮想リソースブロックの信号を割り当てる前記物理リソース割当単位を決定するリソース対応付部と、前記第1の無線通信装置へ送信するデータを割り当てた仮想リソースブロックを表す情報であって、前記対応付部が決定した前記規則における前記仮想リソースブロックの順番の開始位置と連続数とを表す情報とを少なくとも含む情報である無線リソース割当情報を生成する割当情報生成部と、前記リソース対応付部の決定に従い、前記第1の無線通信装置宛ての仮想リソースブロックの信号を多重するとともに、前記無線リソース割当情報を送信する信号を多重する多重部とを具備し、前記第1の無線通信装置は、前記リソース対応付部と同様にして生成したブロックインタリーバを用いて前記対応付けの規則を生成し、受信した無線リソース割当情報と前記対応付けの規則とに基づき、受信した信号から、当該第1の無線通信装置宛ての仮想リソースブロックの信号が配置された領域を検出する制御部と、前記制御部の検出結果に基づき、当該第1の無線通信装置宛ての仮想リソースブロックの信号を抽出する多重分離部とを具備することを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記多重数は、2であり、前記第1の無線通信装置の制御部および前記第2の無線通信装置のリソース対応付部は、前記ブロックインタリーバ内で列を入れ換える際の入れ換え規則を、予め複数設定されていることを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記第2の無線通信装置は、一つの仮想リソースブロックの信号を、一つの物理リソース割当単位に配置する集中送信を、さらに行ない、前記第2の無線通信装置は、前記集中送信における無線リソース割当情報として、前記第2の無線通信装置のシステム帯域幅に応じたグループサイズの周波数方向に連続する物理リソース割当単位からなる物理リソースグループを指定する無線リソース割当情報を用いる集中送信マッピングAと、前記集中送信における無線リソース割当情報として、前記第2の無線通信装置のシステム帯域幅に応じたサブセット数の間隔をおいた前記物理リソースグループの集合であるサブセットを指定するサブセット指定情報と、該指定されたサブセット内において物理リソース割当単位を指定する情報とを含む無線リソース割当情報を用いる集中送信マッピングBとのいずれかを用いて、前記集中送信を行ない、前記ブロックインタリーバの行数は、前記グループサイズと前記サブセット数の積であり、前記ブロックインタリーバの行各々に並べられた前記順番情報は、同じ行に並べられた前記順番情報同士が連続した値であることを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記ブロックインタリーバの列の数は、該列の数に前記ブロックインタリーバの行の数を掛けた値が、前記第2の無線通信装置のシステム帯域幅に含まれる物理リソース割当単位の数を超えない最大の整数値であることを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記ブロックインタリーバの列の数が前記多重数の倍数でないときは、前記ブロックインタリーバのうち、前記順番情報を書き込む列の数を前記多重数の倍数とすることを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記対応付部が前記順番情報を2次元配列に書き込んで生成したブロックインタリーバが、前記対応付部による該ブロックインタリーバ内での列の入れ換えを行うと、入れ換えにより移動する列と該列の移動先の列との同じ行に書き込まれた順番情報が表す値が連続した値となるときは、該ブロックインタリーバの列を入れ換えた2次元配列をブロックインタリーバとして用いることを特徴とをする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記第2の無線通信装置は、一つの前記仮想リソースブロックを分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記物理リソース割当単位に配置する際の周波数方向の前記物理リソース割当単位間の距離であるギャップを表すフラグを、前記第1の無線通信装置に通知し、前記第1の無線通信装置の制御部は、前記ブロックインタリーバ内で列を入れ換えてブロックインタリーバを生成する際に、前記フラグが表すギャップに応じた入れ換えを行うことを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述の無線通信システムであって、前記第2の無線通信装置は、前記順番情報を2次元配列に書き込んでブロックインタリーバを生成する際に、前記2次元配列のいずれかの列に前記順番情報を書き込まないときは、該書き込まない列を表すフラグを、前記第1の無線通信装置に通知し、前記第1の無線通信装置の制御部は、前記順番情報を2次元配列に書き込んでブロックインタリーバを生成する際に、前記2次元配列の列のうち、前記フラグに応じた列に前記順番情報を書き込まないことを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述のいずれかの無線通信システムであって、前記無線リソース割当情報が、前記フラグを含むことを特徴とする。
また、本発明の無線通信システムは、上述のいずれかの無線通信システムであって、前記第2の無線通信装置は、前記フラグを予め下りリンク共有データチャネルに配置されるシステム情報にて前記第1の無線通信装置に通知することを特徴とする。
また、本発明の無線通信装置は、無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、通信相手装置へ送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量の前記通信相手装置宛てのデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群を多重した信号を送信する分散送信を行う無線通信装置において、前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付けの規則を、前記仮想リソースブロック各々の順番を表す順番情報を2次元配列に書き込んで生成したブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番を、該順番情報の仮想リソースブロックの信号群のうちの一つを配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報とし、該順番情報の仮想リソースブロックの残りの信号群を配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報を、前記ブロックインタリーバ内で列を入れ換えたブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番とすることで生成し、該生成した対応付けの規則に従い、前記通信相手装置へ送信するデータを割り当てた仮想リソースブロックの信号を割り当てる前記物理リソース割当単位を決定するリソース対応付部と、前記通信相手装置へ送信するデータを割り当てた仮想リソースブロックを表す情報であって、前記対応付部が決定した前記規則における前記仮想リソースブロックの順番の開始位置と連続数とを表す情報とを少なくとも含む情報である無線リソース割当情報を生成する割当情報生成部と、前記リソース対応付部の決定に従い、前記通信相手装置宛ての仮想リソースブロックの信号を多重するとともに、前記無線リソース割当情報を送信する信号を多重する多重部とを具備することを特徴とする。
また、本発明の無線通信装置は、無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量のデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群が多重された信号を受信する無線通信装置において、前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付けの規則を、前記仮想リソースブロック各々の順番を表す順番情報を2次元配列に書き込んで生成したブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番を、該順番情報の仮想リソースブロックの信号群のうちの一つを配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報とし、該順番情報の仮想リソースブロックの残りの信号群を配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報を、前記ブロックインタリーバ内で列を入れ換えたブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番とすることで生成し、受信した無線リソース割当情報と生成した前記対応付けの規則とに基づき、受信した信号から、当該無線通信装置宛ての仮想リソースブロックの信号が配置された領域を検出する制御部と、前記制御部の検出結果に基づき、当該無線通信装置宛ての仮想リソースブロックの信号を抽出する多重分離部とを具備することを特徴とする。
また、本発明の無線送信方法は、無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、通信相手装置へ送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量の前記通信相手装置宛てのデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群を多重した信号を送信する分散送信を行う無線通信装置における無線送信方法において、前記無線通信装置が、前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付けの規則を、前記仮想リソースブロック各々の順番を表す順番情報を2次元配列に書き込んで生成したブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番を、該順番情報の仮想リソースブロックの信号群のうちの一つを配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報とし、該順番情報の仮想リソースブロックの残りの信号群を配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報を、前記ブロックインタリーバ内で列を入れ換えたブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番とすることで生成し、該生成した対応付けの規則に従い、前記第1の無線通信装置へ送信するデータを割り当てた仮想リソースブロックの信号を割り当てる前記物理リソース割当単位を決定する第1の過程と、前記無線通信装置が、前記通信相手装置へ送信するデータを割り当てた仮想リソースブロックを表す情報であって、前記第1の過程にて決定した前記規則における前記仮想リソースブロックの順番の開始位置と連続数とを表す情報とを少なくとも含む情報である無線リソース割当情報を生成する第2の過程と、前記無線通信装置が、前記第1の過程による決定に従い、前記通信相手装置宛ての仮想リソースブロックの信号を多重するとともに、前記無線リソース割当情報を送信する信号を多重する第3の過程とを備えることを特徴とする。
また、本発明の無線受信方法は、無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量のデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群が多重された信号を受信する無線通信装置における無線受信方法において、前記無線通信装置が、前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付けの規則を、前記仮想リソースブロック各々の順番を表す順番情報を2次元配列に書き込んで生成したブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番を、該順番情報の仮想リソースブロックの信号群のうちの一つを配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報とし、該順番情報の仮想リソースブロックの残りの信号群を配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報を、前記ブロックインタリーバ内で列を入れ換えたブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番とすることで生成し、受信した無線リソース割当情報と生成した前記対応付けの規則とに基づき、受信した信号から、当該無線通信装置宛ての仮想リソースブロックの信号が配置された領域を検出する第1の過程と、前記無線通信装置が、前記第1の過程による検出結果に基づき、当該無線通信装置宛ての仮想リソースブロックの信号を抽出する第2の過程とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、仮想リソースブロック各々の順番を表す順番情報を2次元配列に書き込んで生成したブロックインタリーバと、該ブロックインタリーバの列を入れ換えたブロックインタリーバとを用いて、分散送信マッピングにおける仮想リソースブロックと物理リソース割当単位との対応付け規則を生成するので、多数の対応付け規則に容易に対応できる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。本実施形態による無線通信システムは、基地局装置(第2の無線通信装置)1と、該基地局装置1が送信した信号を受信する複数の移動局装置(第1の無線通信装置)2とを具備する。基地局装置1から移動局装置2への無線通信の下りリンクは、下りリンクパイロットチャネルと、下りリンク同期チャネルと、報知チャネル、下りリンク制御チャネルと、下りリンク共有データチャネル、制御フォーマットインディケータチャネル、下りリンクHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)インディケータチャネルとにより構成されている。また、移動局装置2から基地局装置1への無線通信の上りリンクは、上りリンクパイロットチャネルと、ランダムアクセスチャネルと、上りリンク制御チャネルと、上りリンク共有データチャネルとにより構成されている。
図20は、本実施形態における基地局装置1から移動局装置2への下りリンク無線フレーム(無線リソース)の概略構成を示す図である。横軸は周波数領域、縦軸は時間領域を表している。下りリンク無線フレームは、集中(Localized)送信の際の各移動局装置2への無線リソース割り当てなどの単位であり、予め決められた幅の周波数帯および時間帯からなるPRB(Physical Resource Block:物理リソースブロック)ペア(物理リソース割当単位)から構成されている。基本的に1物理リソースブロックPRBペアは時間領域で連続する2個の物理リソースブロックPRBから構成される。
1個の物理リソースブロックPRBは周波数領域において12個のサブキャリアから構成され、時間領域において7個のOFDMシンボルから構成される。システム帯域幅は、基地局装置1の通信帯域幅である。時間領域においては、7個のOFDMシンボルから構成されるスロット、2個のスロットから構成されるサブフレーム、10個のサブフレームから構成される無線フレームがある。なお、1個のサブキャリアと1個のOFDMシンボルから構成されるユニットをリソースエレメントという。また、下りリンク無線フレームではシステム帯域幅に応じて複数の物理リソースブロックPRBが配置される。
各サブフレームには少なくとも、情報データとシステム情報の送信に用いる下りリンク共有データチャネル、制御データの送信に用いる下りリンク制御チャネルが配置される。下りリンク共有データチャネル及び下りリンク制御チャネルのチャネル推定に用いる下りリンクパイロットチャネルについても配置されるが、図2においては図示しない。図2では、下りリンク制御チャネルは、ハッチングされた四角で示すサブフレームの1番目と2番目と3番目のOFDMシンボルに配置され、下りリンク共有データチャネルは、ハッチング無しの四角で示すその他のOFDMシンボルに配置された場合を示しているが、下りリンク制御チャネルが配置されるOFDMシンボルはサブフレーム単位で変化する。
なお、図2において図示は省略しているが、下りリンク制御チャネルを構成するOFDMシンボル数を示す制御フォーマットインディケータチャネルは1OFDMシンボル目の予め決められた周波数位置に配置され、下りリンク制御チャネルは1番目のOFDMシンボルのみに配置されたり、1番目と2番目のOFDMシンボルに配置されたりする。また、同様に、図2において図示は省略しているが、下りリンクHARQインディケータチャネルは1番目のOFDMシンボル、または1番目から3番目までのOFDMシンボルに亘って配置され、下りリンクHARQインディケータチャネルを配置するOFDMシンボル数、1つの下りリンクHARQインディケータチャネルを配置するOFDM数は下りリンク共有データチャネルに配置されるシステム情報によって示される。なお、同一のOFDMシンボルにおいて下りリンク制御チャネルと下りリンク共有データチャネルは一緒に配置されない。下りリンク制御チャネルは、移動局識別子または移動局群識別子、下りリンク共有データチャネルの無線リソース割当情報、マルチアンテナ関連情報、変調方式、符号化率、ペイロードサイズ、再送パラメータなどが配置される。
本実施形態の基地局装置1は、移動局装置2宛ての1つの仮想リソースブロックVRB(仮想リソースブロック)を1つの物理リソースブロックPRBペア(物理リソース割当単位)に割り当てて送信する集中送信と、仮想リソースブロックVRBを予め決められた多重数Ndに分割した信号群各々を、周波数方向に分散した多重数の物理リソースブロックPRBペアに配置することで、各物理リソースブロックPRBペアに、異なる仮想リソースブロックVRBから分割された多重数の信号群を多重した信号を送信する分散送信を行う。ここで、仮想リソースブロックVRBは、物理リソースブロックPRBペアにて集中送信または分散送信可能なデータ量の移動局装置宛てのデータの信号からなり、集中送信される仮想リソースブロックVRBを集中仮想リソースブロックLVRBといい、分散送信される仮想リソースブロックVRBを分散仮想リソースブロックDVRBという。また、物理リソースブロックPRBペアは、下りリンク無線フレームを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域、すなわち時間方向に連続した2つの物理リソースブロックPRBであり、移動局装置2へ送信するデータの割り当て単位となる領域である。
図21は、本発明の実施形態における基地局装置1の構成を示す概略ブロック図である。図21に示すように、基地局装置1は、無線リソース制御部10、制御部11、受信処理部12、送信処理部13を具備する。無線リソース制御部10は、移動局装置2との間欠送受信サイクル、変調方式・符号化率、送信電力、無線リソース割り当て、下りリンク制御チャネルを構成するOFDMシンボル数、多重などを管理し、これら管理内容を指示する制御情報を制御部11に出力すると共に、制御部11、送信処理部13を通して移動局装置2に制御データとして通知する。
また、無線リソース制御部10は、リソース対応付部14を具備する。リソース対応付部14は、同一の分散仮想リソースブロックDVRBから分割された信号群を配置する物理リソースブロックPRBペアの組み合わせと、分散仮想リソースブロックDVRBの順番とからなる対応付けの規則を生成する。さらにリソース対応付部14は、この対応付けの規則に従い、各移動局装置2へ送信するデータを割り当てた分散仮想リソースブロックDVRBの信号を割り当てる物理リソースブロックPRBペアを決定する。
リソース対応付部14は、上述の対応付けの規則を以下のようにして生成する。まず、リソース対応付部14は、分散仮想リソースブロックDVRB各々の順番を表すDVRB番号(順番情報)を2次元配列に書き込んで生成したブロックインタリーバからDVRB番号を行方向に読み出した順番を、該DVRB番号の分散仮想リソースブロックDVRBを分割した信号群のうちの一つを配置する物理リソースブロックPRBペアを指定する情報(PRB番号)とする。また、リソース対応付部14は、上記によりその信号群のうちの一つを配置する物理リソースブロックPRBペアを決めた分散仮想リソースブロックDVRBの残りの信号群を配置する物理リソースブロックPRBペアを指定する情報を、上述のブロックインタリーバ内で列を入れ換えたブロックインタリーバからDVRB番号を行方向に読み出した順番とする。
また、リソース対応付部14は、上述のブロックインタリーバ内で列を入れ替える際の入れ替え規則を、ギャップ数をブロックインタリーバの行数で割った数に応じて予め複数設定されている。
また、リソース対応付部14は、集中リソースブロックLVRBペアを割り当てる物理リソースブロックPRBペアの規則であって、予め設定された複数の規則の中から、一つの規則を選択する。さらにリソース対応付部14は、この選択した規則を用いて、移動局装置2宛の集中仮想リソースブロックLVRBを割り当てる物理リソースブロックPRBペアを決定する。
制御部は11、無線リソース制御部10から入力された制御情報に基づいて送信処理部13と受信処理部12の制御を行うために、送信処理部13と受信処理部12に制御信号を出力する。制御部11は、送受信信号の変調方式、符号化率の設定、下りリンク制御チャネルを構成するOFDMシンボル数の設定、各チャネルのリソースエレメントへの配置設定などの制御を、送信処理部13および受信処理部12に対して行う。また、制御部11は、下りリンク制御チャネルに配置する制御データを生成し、送信処理部13に送信を指示する。また、制御部11は、下りリンク共有データチャネルに配置するシステム情報を生成し、送信処理部13に情報データと共にデータとして送信を行うように指示する。
また、制御部11は、割当情報生成部15を具備する。割当情報生成部15は、リソース対応付部14による対応付けに従い、移動局装置2へ送信するデータを割り当てた分散仮想リソースブロックDVRBを、最初に割り当てる物理リソースブロックVRBナンバー(Starting VRB number、開始位置)および連続して割り当てる物理リソースブロックVRB数(Number of Consecutive VRBs、連続数)により表す情報を少なくとも含む無線リソース割当て情報と、移動局装置2宛の集中仮想リソースブロックLVRBの物理リソースブロックPRBペアへの対応付を表す情報を含む無線リソース割当情報とを生成し、これらの無線リソース割当て情報を下りリンク制御チャネルで送信する制御データに含めて、送信処理部13に出力する
送信処理部13は、制御部11からの入力に基づき、下りリンク制御チャネル、下りリンク共有データチャネル、下りリンクパイロットチャネル、制御フォーマットインディケータチャネルを生成し、各チャネルを下りリンク無線フレームに多重し、複数の、例えば4つの送信アンテナを介して、各移動局装置2に送信する。なお、本発明とは直接の関連がないため、報知チャネル、下りリンク同期チャネル、下りリンクHARQインディケータチャネルに関する処理の説明は省略する。
受信処理部12は、制御部11からの入力に基づき、各移動局装置2が送信した上りリンク制御チャネル、上りリンク共有データチャネル、上りリンクパイロットチャネル、ランダムアクセスチャネルの受信を受信アンテナを介して行う。なお、本発明とは直接の関連がないため、上りリンクに関する処理(受信処理部)の説明は省略する。
図22は、本実施形態における基地局装置1の送信処理部13の内部構成を示す概略ブロック図である。基地局装置1の送信処理部13は、複数の下りリンク共有データチャネル処理部130と、複数の下りリンク制御チャネル処理部140と、参照信号(下りリンクパイロットチャネル)生成部120と、制御フォーマットインディケータ信号生成部110と、多重部150と、送信アンテナ毎にアンテナ毎送信処理部160とを具備する。複数の下りリンク共有データチャネル処理部130、複数の下りリンク制御チャネル処理部140、送信アンテナ毎のアンテナ毎送信処理部160は、各々同様の構成及び機能を有するので、それぞれの一つを代表して説明する。
下りリンク共有データチャネル処理部130は、外部から入力された情報データおよび制御部11から入力されたシステム情報について下りリンク共有データチャネルの処理を行う、すなわち各々の下りリンク共有データチャネル処理部130が、いずれか一つの移動局装置2宛ての情報データおよび制御データを受けて、ターボ符号化およびデータ変調を行い、該移動局装置2宛ての分散仮想リソースブロックDVRB、または集中仮想リソースブロックLVRBの信号を生成する。下りリンク共有データチャネル処理部130は、ターボ符号部131と、データ変調部132とを具備する。
下りリンク制御チャネル処理部140は、制御部11から入力された制御データについて下りリンク制御チャネルの処理を行う、すなわち各々の下りリンク制御チャネル処理部140が、いずれかの一つの移動局装置2宛の制御データであって、該移動局装置2宛ての分散仮想リソースブロックDVRB、または集中仮想リソースブロックLVRBの無線リソース割当情報を含む制御データを受けて、畳み込み符号化およびQPSK変調を行い、該制御データの信号を生成する。下りリンク制御チャネル処理部140は、畳み込み符号部141と、QPSK変調部142とを具備する。
送信アンテナ毎送信処理部160は、多重部150が各送信アンテナ向けに多重した信号を、各送信アンテナを介して送信する。送信アンテナ毎送信処理部160は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform:高速逆フーリエ変換)部161と、GI(Guard Interval:ガードインターバル)挿入部162と、D/A(ディジタル/アナログ変換)部163と、送信RF(Radio Frequency;無線周波数)部164とを具備する。
複数の下りリンク共有データチャネル処理部130各々は、外部から入力された情報データ、および制御部11から入力されたシステム情報(以下、情報データとシステム情報とをあわせて「データ」という)をOFDM方式で伝送するためのベースバンド処理を行う。ターボ符号部131は、制御部11からの符号化率の指示に従い、入力されたデータの誤り耐性を高めるためのターボ符号による誤り訂正符号化を行う。データ変調部132は、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying;4相位相偏移変調)、16QAM(16Quadrature Amplitude Modulation;16値直交振幅変調)、64QAM(64Quadrature Amplitude Modulation;64値直交振幅変調)等のような変調方式のうち制御部11から指示された変調方式で、ターボ符号部131により誤り訂正符号化されたデータを変調する。
複数の下りリンク制御チャネル処理部140各々は、制御データをOFDM方式で伝送するためのベースバンド処理を行う。畳み込み符号部141は、制御部11から入力された制御データの誤り耐性を高めるための畳み込み符号による誤り訂正符号化を行う。QPSK変調部142は、畳み込み符号部141により誤り訂正符号化された制御データをQPSK変調方式で変調する。参照信号生成部120は、下りリンクパイロットチャネルで基地局装置1の各送信アンテナが送信する参照信号を生成する。制御フォーマットインディケータ信号生成部110は、下りリンク制御チャネルを構成するOFDMシンボルを示す情報を制御フォーマットインディケータチャネルで送信する制御フォーマットインディケータ信号を生成する。
多重部150は、制御部11からの制御信号に基づいて、下りリンク共有データチャネル処理部130が出力した符号化及び変調等の処理済の各移動局装置2宛てのデータの送信信号と、下りリンク制御チャネル処理部140が出力した符号化及び変調等の処理済みの制御データの送信信号と、制御フォーマットインディケータ信号と、参照信号とを各送信アンテナ向けのリソースエレメントに配置する。
多重部150は、下りリンク共有データチャネル処理部130が生成した送信信号のうち、分散仮想リソースブロックDVRBの信号については、下りリンク共有データチャネルの物理リソースブロックPRBペアにおけるリソースエレメントへ配置する。このとき、分散仮想リソースブロックDVRBの信号配置には、多重数Ndが2の場合は、2つの物理リソースブロックPRBを用いてスロットベースホッピング(Slot−based hopping)を用いる。このスロットベースホッピングについては、図23の説明にて詳述する。なお、物理リソースブロックPRBペアと分散仮想リソースブロックDVRBの対応付けは、無線リソース制御部10のリソース対応付部14が決定する。多重部150は、この対応付けの結果を表す対応付けの規則と分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号とを表す制御情報を制御部11を介して入力され、該制御情報に従い、分散仮想リソースブロックDVRBの信号を多重数Nd個の物理リソースブロックPRBペアに分散して配置する。
ここで、DVRB番号とは、分散仮想リソースブロックDVRB各々に割り当てられる番号であり、各分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられる物理リソースブロックPRBペアの組み合わせに対応付け規則により対応付けられた番号である。従って、必ずしも1から順に割り当てられる番号ではないが、同一のサブフレームに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBの間では重複しない。また、後述するLVRB番号とは、集中仮想リソースブロックLVRB各々に割り当てられる番号であり、各集中仮想リソースブロックLVRBが割り当てられる物理リソースブロックPRBペアに対応付け規則により対応付けられた番号である。従って、必ずしも1から順に割り当てられる番号ではないが、同一のサブフレームに割り当てられる集中仮想リソースブロックLVRBの間では重複しない。
また、多重部150は、下りリンク共有データチャネル処理部130が生成した送信信号のうち、集中仮想リソースブロックLVRBの信号については、下りリンク共有データチャネルの物理リソースブロックPRBペアにおけるリソースエレメントへ配置する。このとき、集中仮想リソースブロックLVRBの信号配置には、集中送信マッピングA、集中送信マッピングBまたは集中送信マッピングCのいずれかを用いる。なお、物理リソースブロックPRBペアと集中仮想リソースブロックLVRBの対応付は無線リソース制御部10のリソース対応付部14決定する。多重部150は、この対応付けの結果を表す制御情報を制御部11を介して入力され、該制御情報に従い、集中仮想リソースブロックLVRBの信号を物理リソースブロックPRBペアに配置する。
IFFT部161は、多重部150から入力された信号を高速逆フーリエ変換して、OFDM方式の変調を行う。GI挿入部162は、IFFT部161によりOFDM変調済みの信号にガードインターバルを付加することで、OFDM方式におけるシンボルとし、ベースバンドのディジタル信号を生成する。ガードインターバルは、伝送するシンボルの先頭又は末尾の一部を複製する公知の方法によって得る。D/A部163は、GI挿入部162から入力されたベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換する。
送信RF部164は、D/A部163から入力されたアナログ信号から、中間周波数の同相成分及び直交成分を生成し、中間周波数帯域に対する余分な周波数成分を除去し、中間周波数の信号を高周波数の信号に変換(アップコンバート)し、余分な周波数成分を除去し、電力増幅し、対応する送信アンテナに出力する。基地局装置1は、アンテナ毎送信処理部160を、送信に使用される送信アンテナの数だけ、すなわち、本実施形態では4つ具備し、各アンテナ毎送信処理部160は多重部150が出力した各送信アンテナ向けの信号のうち、対応する送信アンテナ向けの信号を処理する。
図23は、多重数Ndが2の場合に分散仮想リソースブロックDVRBの物理リソースブロックPRBペアへの信号配置に用いられるスロットベースホッピングを説明する図である。ここでは、多重部150により、下りリンク制御チャネルが、下りリンクパイロットチャネルが配置されたリソースエレメントを除いた分散物理リソースブロックDPRB中の1番目から3番目のOFDMシンボルに配置され、下りリンク共有データチャネルが、4番目から14番目のOFDMシンボルに配置され、4本の送信アンテナの下りリンクパイロットチャネルR1、R2、R3、R4が配置された場合について説明する。
多重数Ndが2の場合、分散仮想リソースブロックDVRB1とDVRB2を2つの同じ分散物理リソースブロックDPRB(DPRB1とDPRB2)内に配置する。多重数Ndが2の場合、分散仮想リソースブロックDVRB1とDVRB2の信号の時間多重には、スロットベースホッピング(Slot−based hopping)を用いる。
スロットベースホッピングでは、分散仮想リソースブロックDVRB1の信号は、下りリンクパイロットチャネルR1、R2、R3、R4が配置されるリソースエレメントを除いた、分散物理リソースブロックDPRB1の1番目のスロットの下りリンク共有データチャネル部分である4番目から7番目までのOFDMシンボルと、分散物理リソースブロックDPRB2の2番目のスロットの下りリンク共有データチャネル部分である8番目から14番目までのOFDMシンボルに、多重部150により配置される。すなわち、多重部150は、1つの分散仮想リソースブロックDVRBの信号を、2つの物理リソースブロックPRBペア各々を物理リソースブロックPRBの境界にて時間方向に2つに分けた領域のうち、異なる時間領域の2つの領域に割り当てる。
そして、分散仮想リソースブロックDVRB2の信号は、下りリンクパイロットチャネルR1、R2、R3、R4が配置されるリソースエレメントを除いた、分散物理リソースブロックDPRB2の1番目のスロットの下りリンク共有データチャネル部分である4番目から7番目までのOFDMシンボルと、分散物理リソースブロックDPRB1の2番目のスロットの下りリンク共有データチャネル部分である8番目から14番目までのOFDMシンボルに配置される。つまり、多重数Ndが2の場合、分散仮想リソースブロックDVRBの信号は、一方の分散物理リソースブロックDPRBの1番目のスロットと、もう一方の分散物理リソースブロックDPRBにおける先と異なる2番目のスロットとに配置される。
このような分散送信マッピングの無線リソース割当情報では、物理リソースブロックVRBナンバーと物理リソースブロックVRB数とにより、連続する仮想リソースブロックVRBのVRB番号を指定することで、予め設定された対応付けの規則により各VRB番号に対応付けられた物理リソースブロックPRBペアを指定する。
図24は、多重部150による集中仮想リソースブロックLVRBペアの信号配置に用いられる3通りの方法を説明する図である。図24の上段には一つ目の方法である集中送信マッピングAを説明する図を、中段には二つ目の方法である集中送信マッピングBを説明する図を、下段には三つ目の方法である集中送信マッピングCを説明する図を示す。ここではシステム帯域中に物理リソースブロックPRBは24個あるとして説明する。
集中送信マッピングAの場合、連続した物理リソースブロックPRBペアをリソースブロックグループRBGとして、リソースブロックグループRBG単位で集中仮想リソースブロックLVRBの信号を配置する。この集中送信マッピングAでは、基地局装置1のシステム帯域幅に応じたRBGサイズ(グループサイズ)の周波数方向に連続する物理リソースブロックPRBペアからなるリソースブロックグループRBG(物理リソースグループ)を指定する無線リソース割当情報を用いる。より具体的には、この無線リソース割当情報では、当該無線リソース割当情報が対象とする移動局装置2に割り当てるリソースブロックグループRBGを、各ビットがリソースブロックグループRBGを表すビットマップにより指定する。
図24では2つの連続した物理リソースブロックPRBペアで1つのリソースブロックグループRBGを構成している。すなわち、それぞれ符号PRB1とPRB2とを付した物理リソースブロックPRBペアでリソースブロックグループRBG1を構成し、それぞれ符号PRB3とPRB4とを付した物理リソースブロックPRBペアでリソースブロックグループRBG2を構成し、以下それぞれ符号PRB1とPRB2とを付した物理リソースブロックPRBペアでリソースブロックグループRBG12を構成するまで、周波数方向に連続する2つの物理リソースブロックPRBペア毎にリソースブロックグループRBGを構成している。
集中送信マッピングAの無線リソース割当情報では、各ビットがリソースブロックグループRBGを表すビットマップにより割り当てるリソースブロックグループRBGを指定するため、集中仮想リソースブロックLVRBはリソースブロックグループRBGを構成する物理リソースブロックPRBペアの数と同じ単位でしか割り当てることができない。例えば、2つの集中仮想リソースブロックLVRBはリソースブロックグループRBG1を構成する符号PRB1を付した物理リソースブロックPRBペアと符号PRB2を付した物理リソースブロックPRBペアとに配置することができる。
集中送信マッピングBは、リソースブロックグループRBGを複数のグループに分けリソースブロックグループRBGのセットであるサブセットを作り、そのサブセットを構成する物理リソースブロックPRBペア単位を指定して集中仮想リソースブロックLVRBの信号を配置する。ここで、サブセットは、基地局装置1のシステム帯域幅に応じたサブセット数の間隔をおいたリソースブロックグループRBGの集合である。この集中送信マッピングBによる無線リソース割当情報は、該無線リソース割当情報が対象とする移動局装置2に割り当てる物理リソースブロックPRBペアを、サブセットを指定する数値であるサブセット指定情報と、指定されたサブセット内において物理リソースブロックPRBペアを指定するビットマップ情報により指定する。このビットマップ情報は、各ビットがサブセット指定情報により指定されたサブセットの物理リソースブロックPRBペアを表すビットマップである。
集中送信マッピングBの無線リソース割当情報では、サブセットを指定する数値と、各ビットがこの数値により指定されたサブセットの物理リソースブロックPRBペアを表すビットマップにより割り当てる物理リソースブロックPRBペアを指定するため、一つの無線リソース割当情報では、集中仮想リソースブロックLVRBは同じサブセットに属する物理リソースブロックPRBペアの数にしか割り当てることができない。例えば、3つの集中仮想リソースブロックLVRBは、サブセット1に属する符号RB1、RB2、RB3を付した物理リソースブロックPRBペア、すなわち符号PRB1、PRB2、PRB5を付した物理リソースブロックPRBペアに配置されていれば、一つの無線リソース割当情報で通知することができる。
集中送信マッピングCは、周波数方向に連続する物理リソースブロックPRBペアに集中仮想リソースブロックLVRBの信号を配置する。そして、集中送信マッピングCの無線リソース割当情報では、分散仮想リソースブロックDVRBの割当と同様に、物理リソースブロックVRBナンバーと物理リソースブロックVRB数とにより、連続するVRB番号を指定することで、予め設定された対応付けの規則により各VRB番号に対応付けられた物理リソースブロックPRBペアを指定する。ここでは、この対応付けの規則では、各VRB番号に、該VRB番号と一致する番号の物理リソースブロックPRBペアを対応付ける。図24では、例として無線リソース割当情報により物理リソースブロックVRBナンバーは「10」が指定され、物理リソースブロックVRB数は「6」が指定され、物理リソースブロックPRBペア10から物理リソースブロックPRBペア15に集中仮想リソースブロックLVRBが配置されている。
図25は、本実施形態における移動局装置2の構成を示す概略ブロック図である。図25に示すように、移動局装置2は、制御部21、受信処理部22、送信処理部23を有する。受信処理部22は、受信アンテナを介して基地局装置1から受信した下りリンク制御チャネル、下りリンク共有データチャネル、下りリンクパイロットチャネル、制御フォーマットインディケータチャネルに対し受信処理を行う。受信処理部22は、下りリンク制御チャネルを用いて通知された制御データと、下りリンク共有データチャネルを用いて通知されたシステム情報を制御部21に出力する。
制御部21は、基地局装置1より下りリンク制御チャネルを用いて通知された制御データと、下りリンク共有データチャネルを用いて通知されたシステム情報に基づいて、送信処理部23、受信処理部22を制御する。また、制御部21は、基地局装置1より通知された集中送信マッピングAの無線リソース割当情報(無線リソース割当タイプフラグ、リソースブロックグループRBG単位のビットマップを含む)または集中送信マッピングBの無線リソース割当情報(無線リソース割当タイプフラグ、サブセットフラグ、サブセット内の物理リソースブロックPRBペア単位のビットマップを含む)または、集中送信マッピングCの無線リソース割当情報(集中・分散フラグ、物理リソースブロックVRBナンバー(Starting VRB number)、物理リソースブロックVRB数(Number of consecutive VRBs)を含む)または分散送信マッピングの無線リソース割当情報(集中・分散フラグ、物理リソースブロックVRBナンバー(Starting VRB number)、物理リソースブロックVRB数(Number of consecutive VRBs)を含む)、制御フォーマットインディケータに基づき、自移動局装置2に集中送信または分散送信された信号が配置されたリソースエレメントを検出し、これらのリソースエレメントから受信した信号を抽出させる制御信号を受信処理部22に出力する。
自移動局装置2に集中送信または分散送信された信号が配置されたリソースエレメントの検出方法の詳細は後述するが、分散送信の場合は、リソース対応付部14と同様にして生成したブロックインタリーバを用いて対応付けの規則を生成し、受信した無線リソース割当情報とこの対応付けの規則とに基づき、受信した信号から、当該移動局装置2宛ての仮想リソースブロックの信号が配置されたリソースエレメント(領域)を検出する。
送信処理部23は、外部から入力された情報データと制御部21から入力された制御データの送信を、制御部21からの入力に基づき上りリンク制御チャネル、上りリンク共有データチャネル、上りリンクパイロットチャネル、ランダムアクセスチャネルを用いて送信アンテナを介して行う。なお、本発明とは直接の関連がないため、送信処理部23による上りリンクに関する処理の詳細については省略する。
図26は、本実施形態における移動局装置2の受信処理部22の内部構成を示す概略ブロック図である。移動局装置2の受信処理部22は、受信RF部201と、A/D部202と、GI除去部203と、FFT部204と、多重分離部205と、伝播路推定部206と、伝播路補償部207と、制御フォーマットインディケータ検出部208と、伝播路補償部212と、データ復調部213と、ターボ復号部214と、伝播路補償部209と、QPSK復調部210と、ビタビデコーダ部211とを具備する。本実施形態では、受信RF部201とA/D部202とGI除去部203とFFT部204とで、受信部として機能する。
受信RF部201は、受信アンテナを介して受信した信号を増幅し、中間周波数に変換し(ダウンコンバート)、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信した信号の同相成分及び直交成分に基づいて、直交復調する。A/D部202は、受信RF部201により直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。GI除去部203は、A/D部202の出力したディジタル信号からガードインターバルに相当する部分を除去する。FFT部204は、GI除去部203から入力された信号を高速フーリエ変換し、OFDM方式の復調を行う。
多重分離部205は、制御部21からの指示に基づき、FFT部204がフーリエ変換した信号、すなわちOFDM方式により復調された受信信号から下りリンクパイロットチャネル、制御フォーマットインディケータチャネル、下りリンク共有データチャネル、下りリンク制御チャネルを、配置されたリソースエレメントから抽出して、出力する。具体的には、多重分離部205は、固定の配置である下りリンクパイロットチャネルと制御フォーマットインディケータチャネルを抽出して、下りリンクパイロットチャネルは伝播路推定部206に出力し、制御フォーマットインディケータチャネルは伝播路補償部207に出力する。さらに、多重分離部205は、制御部21を介して入力される、先に伝播路補償部207に出力した制御フォーマットインディケータチャネルに含まれる下りリンク制御チャネルが配置されたリソースエレメントを表す情報に基づいて、無線リソース割当て情報を含む下りリンク制御チャネルを抽出して、伝播路補償部209に出力する。
また、多重分離部205は、制御部21を介して入力される、先に伝播路補償部209に出力した下りリンク制御チャネルに含まれる無線リソース割当情報に基づいて下りリンク共有データチャネルを抽出して、伝播路補償部212に出力する。すなわち、集中送信のときは、多重分離部205は基地局装置1の多重部150による信号配置を表わす集中送信マッピングA〜Cのいずれかの無線リソース割当情報に基づき、当該移動局装置2宛ての集中仮想リソースブロックLVRBの信号を抽出する。
また分散送信のときは、多重分離部205は、分散送信された下りリンク共有データチャネル、すなわち物理リソースブロックPRBの下りリンク共有データチャネルに多重化された信号から、基地局装置1の多重部150による信号配置を表わす分散送信マッピングの無線リソース割当情報に基づき、当該移動局装置2宛ての分散仮想リソースブロックDVRBの信号を抽出する。この抽出方法(分散仮想リソースブロックDVRBの信号が配置されたリソースエレメントの検出方法)については後述する。
伝播路推定部206は、多重分離部205が分離した下りリンクパイロットチャネルに配置された既知の参照信号の受信結果に基づいて基地局装置1の送信アンテナ各々に対する伝播路変動を推定し、伝播路変動補償値を出力する。伝播路補償部207は、伝播路推定部206からの伝播路変動補償値に基づいて、多重分離部205から入力された制御フォーマットインディケータチャネルの信号の伝播路変動の補償を行う。制御フォーマットインディケータ検出部208は、伝播路変動の補償が行われた制御フォーマットインディケータチャネルに配置された信号から下りリンク制御チャネルが構成されるOFDMシンボル数を示す制御フォーマットインディケータの情報を検出し、制御部21に出力する。
伝播路補償部212は、伝播路推定部206からの伝播路変動補償値に基づいて、多重分離部205から入力された下りリンク共有データチャネルの信号の伝播路変動の補償を行う。データ復調部213は、伝播路補償部212により伝播路変動の補償された下りリンク共有データチャネルの復調を行う。この復調は、基地局装置1のデータ変調部132で用いた変調方式に対応したものが行われ、この変調方式は、下りリンク制御チャネルに含まれる情報に基づき制御部21から指示される。ターボ復号部214は、データ復調部213が復調した下りリンク共有データチャネルを復号する。ターボ復号部214で復号された下りリンク共有データチャネルに含まれていたシステム情報は制御部21に入力される。この復号は、基地局装置1のターボ符号部131で用いた符号化率に対応したものが行われ、この符号化率は、下りリンク制御チャネルに含まれる情報に基づき制御部21から指示される。
伝播路補償部209は、伝播路推定部206からの伝播路変動補償値に基づいて、多重分離部205から入力された下りリンク制御チャネルの信号の伝播路変動の補償を行う。QPSK復調部210は、伝播路補償部209により伝播路変動の補償された下りリンク制御チャネルのQPSK復調を行う。ビタビデコーダ部211は、QPSK復調部210が復調した下りリンク制御チャネルを復号する。ビタビデコーダ部211で復号された下りリンク制御チャネルに構成される制御データは制御部21に入力される。制御部21は、分散送信マッピング、または集中送信マッピングA〜Cの無線リソース割当情報に基づいて多重分離部205に制御信号を出力し、変調方式に関する情報に基づいてデータ復調部213に制御信号を出力し、符号化率に関する情報に基づいてターボ復号部に制御信号を出力する。
図27は、本実施形態における分散送信マッピングの無線リソース割り当ての規則を作るブロックインタリーバを示す図である。基地局装置1のリソース対応付部14および移動局装置2の制御部21は、以下に説明するようにしてブロックインタリーバを生成し、生成したブロックインタリーバを用いて分散送信マッピングの規則を生成する。基地局装置1のリソース対応付部14は、このブロックインタリーバを用いて、分散仮想リソースブロックDVRBの物理リソースブロックPRBペアへの割り当てを決定し、移動局装置2の制御部21は、このブロックインタリーバを用いて、無線リソース割当情報が表す分散仮想リソースブロックDVRBの物理リソースブロックPRBペアへの割り当てを取得する。
図27に示すように、このブロックインタリーバでは、行の数は、RBGサイズとサブセット数とを掛けた値である。なお、本実施形態では、RBGサイズとサブセット数とは同じ値なので、図27では、行の数をRBGサイズの2乗としている。また、このブロックインタリーバでは、分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号の最大値は、RBGサイズとサブセットの数を掛けた値の整数倍であり、且つシステム帯域に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数を超えない最大の値である。また、列の数は、分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号の最大値を行の数で割った値である。
図27では、システム帯域に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が24、RBGサイズが2、サブセット数が2なので、行の数はRBGサイズとサブセット数を掛けた値である「4」、分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号の最大値は「24」であり、列の数は「6」である。
次に、このブロックインタリーバへの数字の書き込みと読み出し順を説明する。列の数が多重数Nd=2の整数倍のときは、先ず1行目の1列目から最後の列まで順番に「1」、「2」、「3」というように整数の番号を1から書き込んでいく。1行目の全ての列に番号を書き込んだら2行目の1列目から続きの番号を書き込んでいくことを最後の行まで繰り返す。図27の例では、1行目は1列目から順に、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」が書き込まれ、2行目は1列目から順に、「7」、「8」、「9」、「10」、「11」、「12」が書き込まれ、続いて、3行目および4行目に書き込まれる。ここで、番号は分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示す。
全ての升目に番号を書き込んだら1列目の1行目から1列目の2行目、1列目の3行目というように順番に番号を読み出していき、1列目の全ての行を読み出したら、次に2列目の1行目から順番に番号を読み出していき、読み出した番号をDVRB番号とする分散仮想リソースブロックDVRBを、読み出した順にPRB番号の1から順番に対応付ける。そして、分散仮想リソースブロックDVRBを対応付けたPRB番号の物理リソースブロックPRBペアの1番目のスロットに配置する規則とする。
列の数が多重数Nd=2の整数倍にならないときは、最後の列には何も書き込まず(後述する「null」)、読み出すときは何も書き込んでいない升目に対応する物理リソースブロックPRBペアにはDVRB番号をマッピングしないとする。詳細は図42の説明で述べる。
上述のようにして、分散送信マッピングにおける物理リソースブロックPRBペアの1番目のスロットへの配置に関する規則は生成されるので、次に、物理リソースブロックPRBペアの2番目のスロットへの配置の規則の生成方法を説明する。2番目のスロットへの配置の規則は、1番目のスロットへの配置の規則を生成するときに使用したブロックインタリーバの列の配置換えを行い、その後1番目のスロットへの配置の規則と同様に1列目の1行目から順番に番号を読み出して、読み出した番号をDVRB番号とする分散仮想リソースブロックDVRBを、読み出した順にPRB番号の1から順番に対応付ける。そして、分散仮想リソースブロックDVRBを対応付けたPRB番号の物理リソースブロックPRBペアの2番目のスロットに配置する規則とする。
図27では、列の順番を{4,5,6,1,2,3}の配置換えテーブル(入れ換え規則)に従って配置換えを行う場合を示している。ここで、配置換えテーブルの位置は配置換え前の列の番号を示し、配置換えテーブルの番号は配置換え先の列の番号を示している。すなわち、図27で用いた配置換えテーブル{4,5,6,1,2,3}は、1列目を4列目、2列目を5列目、3列目を6列目、4列目を1列目、5列目を2列目、6列目を3列目というように各列を3つ(ここでは、ギャップ数を「12」とし、ギャップ数「12」をブロックインタリーバの行数で割った数)離れた列と入れ換える配置換えを行う。
図28は、図27のブロックインタリーバによって生成されたDVRB番号とPRB番号の対応付を示している。図28において、上段には、PRB番号「1」から「24」までの物理リソースブロックPRBペアを示す。中段には、上段の各PRB番号に対応し、1番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示す。下段には、上段の各PRB番号に対応し、2番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示す。
物理リソースブロックPRBペアの1番目のスロットに関するDVRB番号とPRB番号の対応付は、図27の上段のブロックインタリーバの1列目の1行目から順番に「1」、「7」、「13」、「19」と番号を読み出し、次に2列目の1行目から「2」、「8」、「14」、「20」と番号を読み出し、6列目までこれを繰り返すことで求まる。
物理リソースブロックPRBペアの2番目のスロットに関するDVRB番号とPRB番号の対応付は、図27の1番目のスロットのブロックインタリーバの列の順番を配置換えした下段のブロックインタリーバの1列目の1行目から順番に「4」、「10」、「16」、「22」と番号を読み出し、次に2列目の1行目から「5」、「11」、「17」、「23」と番号を読み出し、6列目までこれを繰り返すことで求まる。
このようにして生成されたDVRB番号とPRB番号の対応付けは、図28に示すように、PRB番号「1」には、1番目のスロットについてはDVRB番号「1」が対応付けられ、2番目のスロットについてはDVRB番号「4」が対応付けられている。また、PRB番号「2」には、1番目のスロットについてはDVRB番号「7」が対応付けられ、2番目のスロットについてはDVRB番号「10」が対応付けられている。同様にして、PRB番号「3」、「4」、「5」、「6」・・・「24」には、1番目のスロットについてはDVRB番号「13」、「19」、「2」、「8」・・・「24」が対応付けられ、2番目のスロットについてはDVRB番号「16」、「22」、「5」、「11」・・・「21」が対応付けられる。
図29は、図28のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。図29では、図28の対応付けにより、1番目のスロットと2番目のスロットにDVRB番号が対応付けられた各物理リソースブロックPRBペアが、集中送信マッピングBで物理リソースブロックPRBペアをサブセットに分けるときに、どのサブセットに属するかが示されている。図29の上段は、上段には、PRB番号「1」から「24」までの物理リソースブロックPRBペアを示す。下段には、上段の各PRB番号に対応し、1行目は1番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示し、2行目は2番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示すとともに、これらの分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられている物理リソースブロックPRBペアが属するサブセットを示す。
すなわち、PRB番号「1」と「2」の物理リソースブロックPRBペアの1番目のスロットに割り当てられたVRB番号「1」と「7」の分散仮想リソースブロックDVRBと、2番目のスロットに割り当てられたVRB番号「4」と「10」の分散仮想リソースブロックDVRBとは、サブセット1に属す。また、PRB番号「3」と「4」の物理リソースブロックPRBペアの1番目のスロットに割り当てられたVRB番号「13」と「19」の分散仮想リソースブロックDVRBと、2番目のスロットに割り当てられたVRB番号「16」と「22」の分散仮想リソースブロックDVRBとは、サブセット2に属す。
さらに、PRB番号「5」と「6」の物理リソースブロックPRBペアの1番目のスロットに割り当てられたVRB番号「2」と「8」の分散仮想リソースブロックDVRBと、2番目のスロットに割り当てられたVRB番号「5」と「11」の分散仮想リソースブロックDVRBとは、サブセット1に属す。また、PRB番号「7」と「8」の物理リソースブロックPRBペアの1番目のスロットに割り当てられたVRB番号「14」と「20」の分散仮想リソースブロックDVRBと、2番目のスロットに割り当てられたVRB番号「17」と「23」の分散仮想リソースブロックDVRBとは、サブセット2に属す。
このように、DVRB番号「1」から「12」は全てサブセット1に対応付けられ、DVRB番号「13」から「24」は全てサブセット2に対応付けられている。さらに、ある分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられる2つの物理リソースブロックPRBペア間の周波数方向の距離であるギャップは全ての分散仮想リソースブロックDVRBにおいて12(RBGサイズとサブセット数を掛けて3倍した値)であり、連続するDVRB番号の分散仮想リソースブロックDVRBは周波数方向に分散した物理リソースブロックPRBペアにマッピングされ、ある物理リソースブロックPRBペアに対応付けられた2つのDVRB番号に対して、1番目のスロットおよび2番目のスロットへ対応付けられる分散仮想リソースブロックDVRBが対称関係となる物理リソースブロックPRBペアが必ず存在する。
例えば、無線リソース割当情報で、物理リソースブロックVRBナンバーが「1」、物理リソースブロックVRB数が「2」、すなわち最初のDVRB番号が「1」で連続する数が「2」と示された移動局装置2は、1番目のスロットではPRB1とPRB5を、2番目のスロットではPRB13とPRB17を割り当てられたということを認識する。
図30は、仮想リソースブロックVRBへの分散仮想リソースブロックDVRBと集中仮想リソースブロックLVRBとの割り当て例を示す図である。図30では、仮想リソースブロックVRBが24つ存在し、そのうち仮想リソースブロックVRBの「1」から「6」を分散仮想リソースブロックDVRBとして、残りの18個の仮想リソースブロックVRBを集中仮想リソースブロックLVRBとして割り当てている。ハッチングされていない白い四角は集中仮想リソースブロックLVRBを示し、斜線によりハッチングされた四角は分散仮想リソースブロックDVRBを示し、斜線の四角に付された数字はDVRB番号を示している。
図31は、分散送信マッピングと集中送信マッピングAと集中送信マッピングBとを順番に行ったときの例を示す図である。図31では、図30のような仮想リソースブロックVRBの割当をしたときに、図29に従った分散送信マッピングと、分散送信マッピングをした後の残りの物理リソースブロックPRBペアに集中送信マッピングAと集中送信マッピングBとを順番に行っている。斜線によりハッチングされた四角は仮想リソースブロックVRBを配置した物理リソースブロックPRBペアを示し、バツを付した四角はそのマッピング方法では仮想リソースブロックVRBを配置することのできない、または既に仮想リソースブロックVRBが配置された物理リソースブロックPRBを示している。
図31の最上段は、PRB番号「1」から「24」までの物理リソースブロックPRBペアを示す。上から2段目は、最上段の各PRB番号に対応し、分散送信マッピングによる1行目は1番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示し、2行目は2番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示す。上から3段目は、最上段の各PRB番号に対応し、集中送信マッピングAによる1番から12番までのリソースブロックグループRBGを示す。上から4段目は、最上段の各PRB番号に対応し、集中送信マッピングBによるサブセット1とサブセット2を示す。
図31の分散送信マッピングより、図30のようにDVRB番号「1」から「6」の仮想リソースブロックVRBを分散仮想リソースブロックDVRBとしたときには、1つ目と5つ目と9つ目と13つ目と17つ目と21つ目の物理リソースブロックPRBペアに分散仮想リソースブロックDVRBが配置される。
次に、分散送信マッピングをした後の残りの物理リソースブロックPRBペアに対して集中送信マッピングAで集中仮想リソースブロックLVRBを配置する。集中送信マッピングAは、集中仮想リソースブロックLVRBを配置する単位がリソースブロックグループRBG単位なので、3つ目と4つ目と7つ目と8つ目と11つ目と12つ目と15つ目と16つ目と19つ目と20つ目と23つ目と24つ目の物理リソースブロックPRBペアには集中仮想リソースブロックLVRBを配置することができる。しかし、2つ目と6つ目と10つ目と14つ目と18つ目と22つ目の物理リソースブロックPRBペアはリソースブロックグループRBGの一部が分散送信マッピングで使われているため、集中仮想リソースブロックLVRBを配置することができない。
最後に、集中送信マッピングAをした後の残りの物理リソースブロックPRBペアに対して集中送信マッピングBで集中仮想リソースブロックLVRBを配置する。本発明のブロックインタリーバでは、DVRB番号「1」から「12」が割り当てられる物理リソースブロックPRBペアは、全てサブセット1に属する。このため、集中送信マッピングAでは集中仮想リソースブロックLVRBを配置することのできないために中途半端にリソースブロックグループRBGの一部が残った2つ目と6つ目と10つ目と14つ目と18つ目と22つ目の物理リソースブロックPRBペアは全て同じサブセット1に属するので、集中送信マッピングBの1つの無線リソース割当情報を用いて割り当てることができる。
なお、サブセット1とサブセット2に中途半端な物理リソースブロックPRBペアが残っていると、集中送信マッピングBの一つの無線リソース割当情報では、サブセット1かサブセット2のどちらかのみの中途半端な物理リソースブロックPRBペアに信号を配置したことを知らせることができない。これを避けるために、基地局装置1のリソース対応付部14において無線リソースの割り当てを行う際に、割り当て結果が満たすべき条件が増えるため、割り当て処理が複雑になる。
本実施形態では、システム帯域幅に物理リソースブロックPRBペアが50以上のときにはギャップを複数持つとする(3GPP TSG RAN1 #52,Sorrento,Italy,11−15 February,2008,R1−081119 “Way forward DVRB to PRB mapping”)。上述のブロックインタリーバにおいて列の配置換えを行う際に異なる配置換えテーブルを用い、番号を書き込まずに飛ばす列(後述するnull(空白)の列)を作ることで、複数のギャップを構成することができる。異なる配置換えテーブルを用いた場合であっても、各分散仮想リソースブロックDVRBを構成する2つの物理リソースブロックPRB間のギャップが全て同じで、連続するDVRB番号が同じサブセットに属する分散送信マッピングを実現することができる。
ここでは、説明の簡略化のために、まずシステム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数を24とする。物理リソースブロックPRBペアの数が50の場合については後述する。
図32は、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが24個あり、分散送信マッピングのギャップが「4」のときのブロックインタリーバを示す図である。すなわち、ギャップをRBGサイズとサブセット数を掛けた値の1倍にしたときのブロックインタリーバを示す。このとき、図27と同じように番号を書き込んでいく。すなわち、図32に示すように、1行目は1列目から順に、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」が書き込まれ、2行目は1列目から順に、「7」、「8」、「9」、「10」、「11」、「12」が書き込まれ、同様にして4行目まで順にDVRB番号が書き込まれる。
図32では{2,1,4,3,6,5}の配置換えテーブルによる列の配置換え、すなわち隣接する列同士を入れ換える配置換えをしている。すなわち、この列の入れ換えにより得られた下段に示す1行目が1列目から順に「2」、「1」、「4」、「3」、「6」、「5」であり、続いて2行目が1列目から順に「8」、「7」、「10」、「9」、「12」、「11」であり、同様にして4行目まで順にDVRB番号が書き込まれたブロックインタリーバを、2番目のスロットの分散送信マッピングの対応付けの生成に用いる。
図33は、図32のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBペアの対応付けを示す図である。図33の上段は、PRB番号「1」から「24」までの物理リソースブロックPRBペアを示す。下段には、上段の各PRB番号に対応し、1行目の「1」、「7」、「13」、「19」、「2」・・・「24」は1番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示し、2行目の「2」、「8」、「14」、「20」、「1」・・・「23」は2番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示すとともに、これらの分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられている物理リソースブロックPRBペアが属するサブセットを示す。図33に示すように、図32のブロックインタリーバを用いると、DVRB番号「1」から「12」は集中送信マッピングBのサブセット1にマッピングされ、DVRB番号「13」から「24」は集中送信マッピングBのサブセット2にマッピングされ、ギャップは全て4になる。
このように1番目のスロットのブロックインタリーバの隣接する列同士を入れ替える配置換えテーブルを使用した場合、連続したDVRB番号が同じ物理リソースブロックPRBペアの1番目のスロットと2番目のスロットに対応付けられる問題がでてくる。例えば、図33では、DVRB番号「1」と「2」の分散仮想リソースブロックDVRBが1つの移動局装置2に割り当てられたとすると、PRB番号「1」の物理リソースブロックPRBペアの1番目のスロットと2番目のスロットと、PRB番号「5」の物理リソースブロックPRBペアの1番目のスロットと2番目のスロットに分散仮想リソースブロックDVRBが配置される。これは、集中仮想リソースブロックLVRBでPRB番号「1」と「5」の物理リソースブロックPRBペアに割り当てたのと同じことであり、周波数方向に分散仮想リソースブロックDVRBが分散されていないので、充分な周波数ダイバーシチ効果を得ることができない。
この問題を解決するために、2番目のスロットのブロックインタリーバを求めるために1番目のスロットのブロックインタリーバの隣り合う列同士を入れ換える配置換えテーブルを使用する場合、すなわちギャップがブロックインタリーバの行数であるRBGサイズとサブセット数を掛けた値と一致する場合、まず、1番目のスロットに用いるブロックインタリーバの列を、予め入れ換えテーブルを使用して入れ換えたものとする。このように、予め配置換えテーブルを使用して入れ換えたものを用いる場合を、以下説明する。
図34は、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが24個あり、分散送信マッピングのギャップが「4」のときのブロックインタリーバを示す図である。すなわち、ギャップをRBGサイズとサブセット数を掛けた値の1倍にしたときのブロックインタリーバを示す。すなわち、図32において1番目のスロットの分散送信マッピングを求めるためにも列を入れ替えているブロックインタリーバを示す図である。図34に示すように、ギャップをRBGサイズとサブセット数を掛けた値の1倍にしたときは、隣同士の列が連続したDVRB番号にならないように、例えば隣接する列に列数の半分離れたDVRB番号が来るように、{1,R/2+1,2,R/2+2,・・・,R/2,R}(Rは番号を書き込むブロックインタリーバの列の数)の配置換えテーブルにより列を入れ換える。
つまり、図34では、上段に示す1行目は1列目から順に「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」が書き込まれ、続いて2行目が1列目から順に「7」、「8」、「9」、「10」、「11」、「12」が書き込まれ、同様にして4行目まで順にDVRB番号が書き込まれたブロックインタリーバを、{1,4,2,5,3,6}の配置換えテーブルにより列を入れ換える。この列の入れ換えにより得られた中段に示す1行目が1列目から順に「1」、「4」、「2」、「5」、「3」、「6」であり、続いて2行目が1列目から順に「7」、「10」、「8」、「11」、「9」、「12」であり、同様にして4行目まで順にDVRB番号が書き込まれたブロックインタリーバを、1番目のスロットの分散送信マッピングの対応付けの生成に用いる。
次に2番目のスロットの分散送信マッピングを求めるために1番目のスロットの分散送信マッピングを求めるために用いたブロックインタリーバの列を入れ換える。つまり、図34では、中段に示すブロックインタリーバを{2,1,4,3,6,5}の配置換えテーブルにより列を入れ換えている。この列の入れ換えにより得られた下段に示す1行目が1列目から順に「4」、「1」、「5」、「2」、「6」、「3」であり、続いて2行目が1列目から順に「10」、「7」、「11」、「8」、「12」、「9」であり、同様にして4行目まで順にDVRB番号が書き込まれたブロックインタリーバを、1番目のスロットの分散送信マッピングの対応付けの生成に用いる。
図35は、図34のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。図35の上段は、PRB番号「1」から「24」までの物理リソースブロックPRBペアを示す。下段には、上段の各PRB番号に対応し、1行目の「1」、「7」、「13」、「19」、「4」・・・「24」は1番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示し、2行目の「4」、「10」、「16」、「20」、「1」・・・「21」は2番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示すとともに、これらの分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられている物理リソースブロックPRBペアが属するサブセットを示す。
図35に示すように、DVRB番号「1」から「12」は集中送信マッピングBのサブセット1にマッピングされ、DVRB番号「13」から「24」は集中送信マッピングBのサブセット2にマッピングされ、ギャップは全て4になる。図35では、1番目のスロットのブロックインタリーバの隣り合う列同士を入れ替えるテーブルを使用した場合でも、VRB番号「1」と「2」が1つの移動局装置2に割り当てられても、分散仮想リソースブロックDVRBは1番目のスロットではPRB番号「1」と「9」に2番目のスロットではPRB番号「5」と「13」に配置されるので、充分な周波数ダイバーシチ効果を確保することができる。
2番目のスロットのブロックインタリーバのために1番目のスロットのブロックインタリーバの列を入れ替えるとき、番号を書き込まずに飛ばす列(後述するnull(空白)の列)を除くと隣の列同士を入れ替えるような入れ替えテーブルを使用するときにも、同様の問題が生じるため、1番目のスロットのブロックインタリーバの列を入れ替える。詳細は図40の説明で述べる。
図36は、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが24個あり、分散送信マッピングのギャップが「16」のときのブロックインタリーバを示す図である。すなわち、ギャップをRBGサイズとサブセット数を掛けた値の4倍にしたとき、つまりギャップが物理リソースブロックPRBペアの個数の半分より大きいときのブロックインタリーバを示す。
このとき、図27と同じように番号を書き込んでいくが、ブロックインタリーバの3列目と4列目は飛ばして番号を書き込み、書き込みを飛ばした升目はヌルnull(空白)として扱う。すなわち、図36に示すように、1行目は1列目から順に、「1」、「2」、「null」、「null」、「3」、「4」が書き込まれ、2行目は1列目から順に、「5」、「6」、「null」、「null」、「7」、「8」が書き込まれ、同様にして4行目まで順にDVRB番号が書き込まれる。
DVRB番号を読み出すときも、3列目と4列目にあたる升目はnull(空白)として読み出す。すなわち、図36に示すように、1列目の1行目から順に、「1」、「5」、「9」、「13」を読み出し、次に、2列目の1行目から順に、「2」、「6」、「10」、「14」を読み出し、次に、3列目および4列目では、「null」を8回読み出し、以下、同様にして6列目まで順にDVRB番号を読み出す。
2番目のスロットの分散送信マッピングを求める際の列の配置換えにおいては、3列目と4列目の配置換えは行わない。図36では{5,6,(3,4),1,2}の配置換えテーブルを用いて列を配置換えしている。すなわち、この列の入れ換えにより得られた下段に示す1行目が1列目から順に「3」、「4」、「null」、「null」、「1」、「2」であり、続いて2行目が1列目から順に「7」、「8」、「null」、「null」、「5」、「6」であり、同様にして4行目まで順にDVRB番号が書き込まれたブロックインタリーバを、2番目のスロットの分散送信マッピングの対応付けの生成に用いる。なお、{5,6,(4,3),1,2}というように、ヌルnullの列内で配置換えを行っても構わない。丸括弧で囲まれた数字はヌルの列を表している。
図37は、図36のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。図37の上段は、PRB番号「1」から「24」までの物理リソースブロックPRBペアを示す。下段には、上段の各PRB番号に対応し、1行目の「1」、「5」、「9」、・・・「null」、「null」、・・・「16」は1番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示し、2行目の「3」、「7」、「11」、・・・「null」、「null」、・・・「14」は2番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示すとともに、これらの分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられている物理リソースブロックPRBペアが属するサブセットを示す。
PRB番号「9」から「16」に対応し、「null」が付された四角は空白として扱われ、DVRB番号は対応付けされない。すなわちPRB番号「9」から「16」の物理リソースブロックPRBペアは、分散送信には用いられない。DVRB番号「1」から「8」は集中送信マッピングBのサブセット1にマッピングされ、DVRB番号「9」から「16」は集中送信マッピングBのサブセット2にマッピングされ、ギャップは全て16になり、PRB番号「9」から「16」にはDVRBナンバーは対応付けない。なお、この場合、図29(ギャップ12)と比較して構成する分散仮想リソースブロックDVRB数は「16」と少なくなる。
図38は、システム帯域に含まれる物理リソースブロックPRBペアが24個あり、分散送信マッピングのギャップが「8」のときのブロックインタリーバを示す図である。すなわち、ギャップをRBGサイズとサブセット数を掛けた値の2倍にしたとき、つまりギャップが物理リソースブロックPRBペアの個数の半分より小さいときのブロックインタリーバを示す。
このとき、図27と同じように番号を書き込んでいくが、5列目と6列目は飛ばして番号を書き込み、書き込みを飛ばした升目はヌルnull(空白)として扱う。すなわち、図38に示すように、1行目は1列目から順に、「1」、「2」、「3」、「4」、「null」、「null」が書き込まれ、2行目は1列目から順に、「5」、「6」、「7」、「8」、「null」、「null」が書き込まれ、同様にして4行目まで順にDVRB番号が書き込まれる。
DVRB番号を読み出すときも、5列目と6列目にあたる升目はnull(空白)として読み出す。すなわち、図38に示すように、1列目の1行目から順に、「1」、「5」、「9」、「13」を読み出し、次に、2列目の1行目から順に、「2」、「6」、「10」、「14」を読み出し、続けて3列目および4列目を読み出した後、5列目と6列目では、合わせて「null」を8回読み出す。
2番目のスロットの分散送信マッピングを求める際の列の配置換えにおいては、このときも5列目と6列目は除いて行う。図38では{3,4,1,2(,5,6)}の配置換えテーブルを用いて列を配置換えしている。すなわち、この列の入れ換えにより得られた下段に示す1行目が1列目から順に「3」、「4」、「1」、「2」、「null」、「null」であり、続いて2行目が1列目から順に「7」、「8」、「5」、「6」、「null」、「null」であり、同様にして4行目まで順にDVRB番号が書き込まれたブロックインタリーバを、2番目のスロットの分散送信マッピングの対応付けの生成に用いる。
図39は、図38のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。図39の上段は、PRB番号「1」から「24」までの物理リソースブロックPRBペアを示す。下段には、上段の各PRB番号に対応し、1行目の「1」、「5」、「9」、・・・「16」、「null」、・・・「null」、は1番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示し、2行目の「3」、「7」、「11」、・・・「14」、「null」、・・・「null」は2番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示すとともに、これらの分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられている物理リソースブロックPRBペアが属するサブセットを示す。
PRB番号「17」から「24」に対応し、「null」が付された四角は空白として扱われ、DVRB番号は対応付けされない。すなわちPRB番号「17」から「24」の物理リソースブロックPRBペアは、分散送信には用いられない。DVRB番号「1」から「8」は集中送信マッピングBのサブセット1にマッピングされ、DVRB番号「9」から「16」は集中送信マッピングBのサブセット2にマッピングされ、ギャップは全て8になり、PRB番号「17」から「24」にはDVRB番号は対応付けない。なお、この場合、図29(ギャップ12)と比較して構成する分散仮想リソースブロックDVRB数は「16」と少なくなる。
図40は、図38と同様に、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが24個あり、分散送信マッピングのギャップ「8」のときの図38とは異なるブロックインタリーバを示す図である。すなわち、ギャップをRBGサイズとサブセット数を掛けた値の2倍にしたとき、つまりギャップを物理リソースブロックPRBペアの個数の半分より小さくしたときのブロックインタリーバを示す。
このとき、図27と同じように番号を書き込んでいくが、図38とは異なり2列目と5列目は飛ばして番号を書き込み、書き込みを飛ばした升目はヌルnull(空白)として扱う。すなわち、図40に示すように、1行目は1列目から順に、「1」、「null」、「2」、「3」、「null」、「4」が書き込まれ、2行目は1列目から順に、「5」、「null」、「6」、「7」、「null」、「8」が書き込まれ、同様にして4行目まで順にDVRB番号が書き込まれる。
ギャップを「8」にするには、ギャップである「8」をブロックインタリーバの行数「4」で割った「2」列先の列と列の入れ換えを行う必要がある。しかし、図40では、2列先のDVRB番号は、連続したDVRB番号になっているので、図34のときと同様に1番目のスロットの分散送信マッピングを求めるために列を入れ換える。このとき、ヌルnullが書き込まれた2列目と5列目は除いて行う。図40では、{1(,2),4,3(,5),6}の配置換えテーブルを用いて列を配置換えをしている。すなわち、この列の入れ換えにより得られた下段に示す1行目が1列目から順に「1」、「null」、「3」、「2」、「null」、「4」であり、続いて2行目が1列目から順に「5」、「null」、「7」、「6」、「null」、「8」であり、同様にして4行目まで順にDVRB番号が書き込まれたブロックインタリーバを、1番目のスロットの分散送信マッピングの対応付けの生成に用いる。
次に2番目のスロットの分散送信マッピングを求めるために1番目のスロットの分散送信マッピングを求めるために用いたブロックインタリーバの列を入れ換える。図40では、{3(,2),1,6(,5),4}の配置換えテーブルを用いて列を配置換えをしている。すなわち、この列の入れ換えにより得られた下段に示す1行目が1列目から順に「3」、「null」、「1」、「4」、「null」、「2」であり、続いて2行目が1列目から順に「7」、「null」、「5」、「8」、「null」、「6」であり、同様にして4行目まで順にDVRB番号が書き込まれたブロックインタリーバを、2番目のスロットの分散送信マッピングの対応付けの生成に用いる。
2番目のスロットのブロックインタリーバのために1番目のスロットのブロックインタリーバの列を入れ換えるとき、ヌルnullの列を除くと隣の列同士を入れ換えるような配置換えテーブルを使用するときにも、入れ換える列同士が連続するDVRB番号になっているので、図33で述べたような問題が生じる。このため、1番目のスロットのブロックインタリーバを求めるために、上述のように最初のブロックインタリーバの列を入れ換える。
図41は、図40のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。図41の上段は、PRB番号「1」から「24」までの物理リソースブロックPRBペアを示す。下段には、上段の各PRB番号に対応し、1行目の「1」、「5」、「9」、「13」、「null」、・・・「16」は1番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示し、2行目の「3」、「7」、「11」、「15」、「null」、・・・「14」は2番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示すとともに、これらの分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられている物理リソースブロックPRBペアが属するサブセットを示す。
符号nullが付された四角はヌルとして扱われ、該当する物理リソースブロックPRBには、DVRB番号の対応付けは行われない。DVRB番号「1」から「8」は集中送信マッピングBのサブセット1にマッピングされ、DVRB番号「9」から「16」は集中送信マッピングBのサブセット2にマッピングされ、ギャップは全て8になる。なお、PRB番号「5」から「8」とPRB番号「17」から「20」にはDVRB番号は対応付けない。なお、この場合、図29(ギャップ12)と比較して構成する分散仮想リソースブロックDVRB数は少なくなる。
図38〜図41に示したようにギャップが同じでも異なるマッピング方法(DVRB番号を対応付けない物理リソースブロックPRBの位置が異なる方法)が存在するときには、どのマッピング方法を用いるかを事前に定義しておき、基地局装置1のリソース対応付部14と移動局装置2の制御部21とで共有するか、リソース対応付部14で用いたマッピング方法を示すフラグ(ヌルnullを書き込んだ列を表すフラグ)を無線リソース割当情報に入れて、移動局装置2の制御部21に通知する。用いるマッピング方法を事前に定義する場合は、予め定義されたマッピング方法を、製造時などに基地局装置1と移動局装置2とに設定されておくようにしてもよいし、基地局装置1が下りリンク共有データチャネルに配置されるシステム情報を用いて、移動局装置2に報知しておくようにしてもよい。
以下、システム帯域中の物理リソースブロックPRBの数がRBGサイズとサブセット数を掛けた値の整数倍ではなく、ブロックインタリーバの列の数が多重数Nd=2の整数倍にならないときについて説明する。
システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が50個のとき、RBGサイズは「3」、サブセット数は「3」なので、ブロックインタリーバの行の数はRBGサイズとサブセット数をかけた値「9」となる。DVRB番号の最大数はRBGサイズとサブセット数を掛けた値の整数倍であり、且つ物理リソースブロックPRBペアの数「50」を超えない最大の値「45」となる。また、ブロックインタリーバの列の数はDVRB番号の最大数「45」を行の数「9」で割った「5」となる。
システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が50個だが、DVRB番号の最大数は「45」なので、分散送信マッピングをすることのできない物理リソースブロックPRBペアが5つ存在する。また、ブロックインタリーバの列の数が多重数Nd=2の整数倍ではないので、ブロックインタリーバにDVRB番号を書き込む際に、必ず番号の書き込みを飛ばす列が1つ以上ある。書き込みを飛ばした升目はヌルnull(空白)として扱う。
図42は、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが50個であり、分散送信マッピングのギャップが「18」のときのブロックインタリーバを示す図である。すなわち、ギャップをRBGサイズとサブセット数を掛けた値の2倍にしたときのブロックインタリーバを示す。
このとき、図27と同じように番号を書き込んでいくが、5列目は飛ばして番号を書き込み、書き込みを飛ばした升目はヌルnull(空白)として扱う。すなわち、図42に示すように、1行目は1列目から順に、「1」、「2」、「3」、「4」、「null」が書き込まれ、2行目は1列目から順に、「5」、「6」、「7」、「8」、「null」が書き込まれ、同様にして9行目まで順にDVRB番号が書き込まれる。
DVRB番号を読み出すときも、5列目にあたる升目はnull(空白)として読み出す。すなわち、図42に示すように、1列目の1行目から順に9行目まで、「1」、「5」、「9」、「13」、・・・「33」を読み出し、次に、2列目の1行目から順に9行目まで、「2」、「6」、「10」、「14」、・・・「34」を読み出し、続けて3列目および4列目を読み出した後、5列目では、「null」を9回読み出す。
2番目のスロットの分散送信マッピングを求める際の列の配置換えにおいても、5列目は除いて行う。図42では{3,4,1,2(,5)}の配置換えテーブルを用いて列を配置換えしている。すなわち、この列の入れ換えにより得られた下段に示す1行目が1列目から順に「3」、「4」、「1」、「2」、「null」であり、続いて2行目が1列目から順に「7」、「8」、「5」、「6」、「null」であり、同様にして9行目まで順にDVRB番号が書き込まれたブロックインタリーバを、2番目のスロットの分散送信マッピングの対応付けの生成に用いる。
図43は、図42のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。図43の上段は、PRB番号「1」から「50」までの物理リソースブロックPRBペアを示すとともに、これらの物理リソースブロックPRBペアが属するサブセットを示す。下段には、上段の各PRB番号に対応し、1行目の「1」、「5」、「9」、・・・「33」、「2」、「6」、・・・「34」、「3」、「7」、・・・「35」、「4」、「8」、・・・「36」、「null」、・・・「null」、は1番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示し、2行目の「3」、「7」、「11」、・・・「35」、「4」、「8」、・・・「36」、「1」、「5」、・・・「33」、「2」、「6」、・・・「34」、「null」、・・・「null」は2番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示す。
PRB番号「37」から「44」に対応し、「null」が付された四角は空白として扱われ、DVRB番号は対応付けされない。DVRB番号「1」から「12」は集中送信マッピングBのサブセット1にマッピングされ、DVRB番号「13」から「24」は集中送信マッピングBのサブセット2にマッピングされ、DVRB番号「25」から「36」は集中送信マッピングBのサブセット3にマッピングされ、ギャップは全て「18」になり、PRB番号「37」から「50」にはDVRB番号は対応付けない。
図44は、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが50個あり、分散送信マッピングのギャップが「9」のときのブロックインタリーバを示す図である。すなわち、ギャップをRBGサイズとサブセット数を掛けた値の1倍にしたときのブロックインタリーバである。このとき、図27と同じように番号を書き込んでいくが、5列目は飛ばして番号を書き込み、書き込みを飛ばした升目はヌルnull(空白)として扱い、図42の上段に示す1番目のスロットに用いるブロックインタリーバを生成する。しかし、ギャップが「9」であり、ブロックインタリーバの行数と一致するため、入れ換える列同士が連続したDVRB番号となってしまうので、図44では1番目のスロットの分散送信マッピングを求めるためにも列を入れ換えて、図44の上段に示すブロックインタリーバを生成する。ただし、このときも5列目は除いて行う。
図44の上段に示すインタリーバは、図42の上段に示すブロックインタリーバを{1,3,2,4(,5)}の配置換えテーブルにより列を入れ換えたものである。この列の入れ換えにより得られた図44の上段に示す1行目は1列目から順に「1」、「3」、「2」、「4」、「null」が書き込まれ、続いて2行目は1列目から順に「5」、「7」、「6」、「8」、「null」が書き込まれ、同様にして9行目まで順にDVRB番号が書き込まれたブロックインタリーバを、1番目のスロットの分散送信マッピングの対応付けの生成に用いる。
次に2番目のスロットの分散送信マッピングを求めるために1番目のスロットの分散送信マッピングを求めるために用いたブロックインタリーバの列を入れ換える。図44では、{2,1,4,3(,5)}の配置換えテーブルにより列を入れ換えている。この列の入れ換えにより得られた下段に示す1行目が1列目から順に「3」、「1」、「4」、「2」、「null」であり、続いて2行目が1列目から順に「7」、「5」、「8」、「6」、「null」であり、同様にして9行目まで順にDVRB番号が書き込まれたブロックインタリーバを、2番目のスロットの分散送信マッピングの対応付けの生成に用いる。
図45は、図44のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。図45の上段は、PRB番号「1」から「50」までの物理リソースブロックPRBペアを示すとともに、これらの物理リソースブロックPRBペアが属するサブセットを示す。下段には、上段の各PRB番号に対応し、1行目の「1」、「5」、「9」、・・・「33」、「3」、「7」、・・・「35」、「2」、「6」、・・・「34」、「4」、「8」、・・・「36」、「null」、・・・「null」、は1番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示し、2行目の「3」、「7」、「11」、・・・「35」、「1」、「5」、・・・「33」、「4」、「8」、・・・「36」、「2」、「6」、・・・「34」、「null」、・・・「null」は2番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示す。
PRB番号「37」から「44」に対応し、「null」が付された四角は空白として扱われ、DVRB番号は対応付けされない。DVRB番号「1」から「12」は集中送信マッピングBのサブセット1にマッピングされ、DVRB番号「13」から「24」は集中送信マッピングBのサブセット2にマッピングされ、DVRB番号「25」から「36」は集中送信マッピングBのサブセット3にマッピングされ、ギャップは全て「9」になり、PRBナンバー「37」から「50」にはDVRBナンバーは対応付けない。
無線リソース割当情報にたくさんのビットを使用することができない場合、分散仮想リソースブロックDVRBとして使用できる仮想リソースブロックVRBの数は制限される。このような場合、ブロックインタリーバの行と列の数は変更せずブロックインタリーバに数字を書き込むときに飛ばす列を意図的に作る。
図46は、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが24個あり、分散送信マッピングのギャップが「12」のとき、使用可能な分散仮想リソースブロックDVRB数を「16」に制限したときのブロックインタリーバを示す図である。すなわち、ギャップをRBGサイズとサブセット数を掛けた値の3倍にしたときのブロックインタリーバであり、無線リソース割当情報の情報量を抑制させるブロックインタリーバを示す。
このとき、図27と同じように番号を書き込んでいくが、全ての列に数字を書き込まず、3列目と6列目は飛ばして番号を書き込み、書き込みを飛ばした升目はヌルnull(空白)として扱う。すなわち、図42に示すように、1行目は1列目から順に、「1」、「2」、「null」、「3」、「4」、「null」が書き込まれ、2行目は1列目から順に、「5」、「6」、「null」、「7」、「8」、「null」が書き込まれ、同様にして4行目まで順にDVRB番号が書き込まれる。
DVRB番号を読み出すときも、3列目と6列目にあたる升目はnull(空白)として読み出す。すなわち、図46に示すように、1列目の1行目から順に4行目まで、「1」、「5」、「9」、「13」を読み出し、次に、2列目の1行目から順に4行目まで、「2」、「6」、「10」、「14」を読み出し、次に、3列目の1行目から順に4行目まで、「null」を読み出し、続けて6列目まで読み出す。
このように、3列目と6列目は飛ばして番号を書き込むことで、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが24個あり、DVRB番号が「24」までPRB番号に対応付できる場合でも、DVRB番号を「16」までに制限してPRB番号と対応付け、無線リソース割当情報の情報量を抑制することができる。
2番目のスロットの分散送信マッピングを求める際の列の配置換えにおいても、3列目と6列目は除いて行う。図46では{4,5(,3),1,2(,6)}の配置換えテーブルを用いて列を配置換えしている。すなわち、この列の入れ換えにより得られた下段に示す1行目が1列目から順に「3」、「4」、「null」、「1」、「2」、「null」であり、続いて2行目が1列目から順に「7」、「8」、「null」、「5」、「6」、「null」であり、同様にして4行目まで順にDVRB番号が書き込まれたブロックインタリーバを、2番目のスロットの分散送信マッピングの対応付けの生成に用いる。なお、配置換えテーブルを{4,5,(6,)1,2(,3)}というようにして、ヌルnullの列内で配置換えを行っても構わない。
図47は、図46のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。図47の上段は、PRB番号「1」から「24」までの物理リソースブロックPRBペアを示す。下段には、上段の各PRB番号に対応し、1行目の「1」、「5」、「9」、「13」、「2」、「6」、「10」、「14」、「null」、・・・「null」、「3」、・・・「16」、「null」、・・・「null」は1番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示し、2行目の「3」、「7」、「11」、「15」、「4」、「8」、「12」、「16」、「null」・・・「null」、「1」、・・・「14」、「null」、・・・「null」は2番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示すとともに、これらの分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられている物理リソースブロックPRBペアが属するサブセットを示す。
PRB番号「9」から「12」と「21」から「24」に対応し、「null」が付された四角は空白として扱われ、DVRB番号は対応付けされない。DVRB番号「1」から「8」は集中送信マッピングBのサブセット1にマッピングされ、DVRB番号「9」から「16」は集中送信マッピングBのサブセット2にマッピングされ、ギャップは全て12になり、PRB番号「9」から「12」とPRB番号「21」から「24」にはDVRB番号は対応付けない。
このように番号を書き込まない列を意図的に作ることでDVRB番号を制限し、列の配置換えのテーブルを変更することでも、分散送信マッピングができ、無線リソース割当情報の情報量を削減することができる。
図48は、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが24個あり、分散送信マッピングのギャップが「12」のとき、使用可能な分散仮想リソースブロックDVRB数を「12」に制限したときのブロックインタリーバを示す図である。すなわち、ギャップをRBGサイズとサブセット数を掛けた値の3倍にし、無線リソース割当情報の情報量を抑制したときのブロックインタリーバを示す。
このとき、図27と同じように番号を書き込んでいくが、全ての行に数字を書き込まず、3行目と4行目は飛ばして番号を書き込み、書き込みを飛ばした升目はヌルnull(空白)として扱う。すなわち、図42に示すように、1行目は1列目から順に、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」が書き込まれ、2行目は1列目から順に、「7」、「8」、「9」、「10」、「11」、「12」が書き込まれ、3行目および4行目は全て「null」が書き込まれる。
DVRB番号を読み出すときも、3行目と4行目にあたる升目はnull(空白)として読み出す。すなわち、図48に示すように、1列目の1行目から順に4行目まで、「1」、「7」、「null」、「null」を読み出し、次に、2列目の1行目から順に4行目まで、「2」、「8」、「null」、「null」を読み出し、続けて6列目まで読み出す。
このように、3行目と4行目は飛ばして番号を書き込むことで、DVRB番号が「24」までPRB番号に対応付できる場合でもDVRB番号を「12」までに制限してPRB番号と対応付けることができる。
次に2番目のスロットの分散送信マッピングを求めるために1番目のスロットの分散送信マッピングを求めるために用いたブロックインタリーバの列を入れ換える。つまり、図48では、上段に示すブロックインタリーバを{4,5,6,1,2,3}の配置換えテーブルにより列を入れ換えている。すなわち、この列の入れ換えにより得られた下段に示す1行目が1列目から順に「4」、「5」、「6」、「1」、「2」、「3」であり、続いて2行目が1列目から順に「10」、「11」、「12」、「7」、「8」、「9」であり、3行目および4行目が全て「null」であるブロックインタリーバを、2番目のスロットの分散送信マッピングの対応付けの生成に用いる。この配置換えテーブルは、図27に示した書き込まない行を作らなかった時と同じ配置換えのテーブルである。
図49は、図48のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。図49の上段は、PRB番号「1」から「24」までの物理リソースブロックPRBペアを示す。下段には、上段の各PRB番号に対応し、1行目の「1」、「7」、「null」、「null」、「2」、「8」、「null」、「null」、「3」、・・・「null」は1番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示し、2行目の「4」、「10」、「null」、「null」、「5」、「11」、「null」、「null」、「6」、・・・「null」は2番目のスロットに配置される分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を示すとともに、これらの分散仮想リソースブロックDVRBが割り当てられている物理リソースブロックPRBペアが属するサブセットを示す。
PRB番号「3」、「4」、「7」、「8」、・・・「23」、「24」に対応し、「null」が付された四角は空白として扱われ、DVRB番号は対応付けされない。DVRB番号「1」から「12」は集中送信マッピングBのサブセット1にマッピングされ、ギャップは全て「12」になり、サブセット2に属するPRB番号「3」、「4」、「7」、「8」、「11」、「12」、「15」、「16」、「19」、「20」、「23」、「24」にはDVRB番号は対応付けない。
このように番号を書き込まない行を意図的に作ることでDVRB番号を制限することでも、分散送信マッピングができ、無線リソース割当情報の情報量を削減することができる。
次に、移動局装置2が自移動局装置2に割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを構成する下りリンク共有データチャネルが配置されたリソースエレメントを認識する手順(分散仮想リソースブロックDVRBの信号が配置されたリソースエレメントの検出方法)について説明する。図50は、移動局装置2が当該移動局装置2に割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを受信する手順を説明するフローチャートである。すなわち、このフローチャートは、分散仮想リソースブロックDVRBが配置されたリソースエレメントを、サブフレーム中から認識する手順を説明する。
先ず、移動局装置2の受信処理部22は、予め決められたリソースエレメントに配置されている制御フォーマットインディケータチャネルを受信したサブフレームから検出し、これを受けた制御部21は、制御フォーマットインディケータを認識する(S1)。次に、制御部21は、認識した制御フォーマットインディケータに基づいて、受信したサブフレーム中で下りリンク制御チャネルおよび下りリンク共有データチャネルが構成されるOFDMシンボルを認識する。
次に、制御部21の指示に従い、移動局装置2の受信処理部22は、下りリンク制御チャネルを受信したサブフレームから分離し、さらに復調・復号する。この復号結果を受けた制御部21は、分散送信マッピングであることと、下りリンク制御チャネルの無線リソース割当情報に含められた物理リソースブロックVRBナンバーと、物理リソースブロックVRB数、ギャップ(ここではギャップは無線リソース割当情報に含まれるフラグにて通知するとするが、他のチャネル、例えば下りリンク共有データチャネルに配置されるシステム情報に含まれていて、予め基地局装置1から移動局装置2に報知されていても良いし、システム帯域幅(PRB数)に依存して固定値としてもよい)を取得し、自移動局装置2に割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号を1つ、または複数認識する(S2)。
制御部21は、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBの数と下りリンク制御チャネルに含まれたギャップから、分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアの対応付けを行うブロックインタリーバの列と行の数を認識して、1番目のスロットを対応付けるブロックインタリーバを生成する。さらに制御部21は、同様に物理リソースブロックPRBの数とギャップに基づき生成した配置換えのテーブルを用いて、1番目のスロットのブロックインタリーバの列を入れ換えて2番目のスロットを対応付けるブロックインタリーバを生成する(S3)。
制御部21は、ステップS3にて生成したブロックインタリーバからDVRB番号と物理リソースブロックPRBペアとの対応付け規則を生成する。さらに制御部21は、この生成した対応付け規則と、ステップS2にて認識した割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBのDVRB番号とから、自移動局装置2に割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBが配置される物理リソースブロックPRBのPRB番号と物理リソースブロックPRB内における配置、つまり分散仮想リソースブロックDVRBの信号が配置されたリソースエレメントを認識する(S4)。制御部21は、これらのリソースエレメントの信号を抽出するように受信処理部22を制御し、受信処理部22は、自移動局装置2に割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBの信号を抽出し、復調・復号する。
このように、RBGサイズとサブセット数を掛けた値を行の数とし、RBGサイズとサブセット数を掛けた値の整数倍であり、且つシステム帯域に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数を超えない最大の値を行の数で割った値を列の数とするブロックインタリーバ使って分散送信マッピングをし、列の数が多重数Ndの整数倍かどうかや、ギャップの値、使用できるDVRB番号の最大数を考慮して、数字を書き込まない列や行を作り、列の配置換えのテーブルを変更することで1番目のスロットの分散送信マッピングを行い、1番目のスロットのブロックインタリーバの列を配置換えのテーブルに従って入れ替えることで2番目のスロットのブロックインタリーバを作り、分散送信マッピングを行うことで、連続したDVRB番号が同じサブセットに属する物理リソースブロックPRBに、全て同じギャップでマッピングされる。
なお、本実施形態において、基地局装置1のリソース対応付部14と移動局装置2の制御部21とは、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBの数とギャップとに基づきブロックインタリーバを生成し、さらに該ブロックインタリーバを用いて分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBペアとの対応付けの規則を生成するとして説明したが、リソース対応付部14と制御部21の双方、またはいずれか一方は、上述のようにブロックインタリーバを用いて生成した対応付けの規則を予め記憶しておき、該記憶している対応付けの規則を用いるようにしてもよいし、上述のようにして生成したブロックインタリーバを予め記憶しておき、該記憶しているブロックインタリーバを用いて、対応付けの規則を生成するようにしてもよい。
また、基地局装置1のリソース対応付部14と移動局装置2の制御部21とは、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBの数に基づき、1番目のスロットに関するブロックインタリーバを生成し、上述のようにして生成した配置換えテーブルを予め記憶しておき、該記憶している配置換えテーブルのうち、ギャップをブロックインタリーバの行数で割った数に応じた配置換えテーブルを用いて、2番目のスロットに関するブロックインタリーバを生成するようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、多重数Ndが「2」の場合を説明したが、多重数Ndが2を超える値であってもよい。例えば、多重数Ndが「3」のときは、物理リソースブロックPRBペアへの分散仮想リソースブロックDVRBの信号の多重は、OFDMシンボル単位で行い、ギャップ数に応じた列数だけシフトさせる配置換えテーブル(列数が「6」で、ギャップ数が行数の2倍であれば、例えば{5,6,1,2,3,4})を用いて1回配置換えしたブロックインタリーバと2回配置換えをしたブロックインタリーバを生成すればよい。
また、上述の実施形態において、多重数Ndが「2」で固定の場合を説明したが、多重数Ndが可変であってもよい。この場合は、基地局装置1は、下りリンク共有データチャネルに配置されるシステム情報などを用いて、移動局装置2に多重数Ndを予め通知するようにしてもよいし、無線リソース割当情報に多重数Ndを含めて、移動局装置2に通知するようにしてもよい。
このように、本実施形態の無線通信システムは、基地局装置1および移動局装置2において、DVRB番号を2次元配列に書き込んで生成したブロックインタリーバと、該ブロックインタリーバの列を入れ換えたブロックインタリーバとを用いて、分散仮想リソースブロックDVRBと分散仮想リソースブロックDVRBの信号を配置する物理リソースブロックPRBペアとの対応付の規則を生成するので、多数の対応付け規則に容易に対応できる。
また、このように本実施形態の無線通信システムは、ブロックインタリーバの列を入れ換える際の入れ換え規則である配置換えテーブルを、複数設定しておくことで、同じシステム帯域幅に対して、異なる大きさのギャップを用いることができる。
また、このように本実施形態の無線通信システムは、ブロックインタリーバの行数が、RBGサイズとサブセット数の積であり、ブロックインタリーバの行各々に並べられたDVRB番号は、同じ行に並べられたDVRB番号同士が連続した値であるため、図31を用いて説明したように、分散送信マッピングの結果が、集中送信マッピングAおよび集中送信マッピングBと整合性がよくなり、基地局装置1における各移動局装置2への無線リソース割当の決定処理が複雑になることを抑制することができる。なお、ブロックインタリーバにDVRB番号を書き込む際に、本実施形態では、番号順に、DVRB番号をブロックインタリーバの列方向に書き込んでいるため、ブロックインタリーバの行各々に並べられたDVRB番号は、同じ行に並べられたDVRB番号同士が連続した値となる。
また、図21における無線リソース制御部10、制御部11、および、図22における下りリンク共有データチャネル処理部130、下りリンク制御チャネル処理部140、参照信号生成部120、制御フォーマットインディケータ信号生成部110、多重部150、IFFT部161、GI挿入部162、および図25における制御部21、および図26におけるGI除去部203、FFT部204、多重分離部205、伝播路推定部206、伝播路補償部207、制御フォーマットインディケータ検出部208、伝播路補償部212、データ復調部213、ターボ復号部214、伝播路補償部209、QPSK復調部210、ビタビデコーダ部211の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよいし、これら各部あるいは各部の一部を専用回路により実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明は、携帯電話システムなどの移動体通信システムに用いて好適であるが、これに限定されない。
従来のEUTRAにおけるチャネルの構造を示す概略図である。 従来のEUTRAにおける下りリンク無線フレームの概略構成を示す図である。 従来のEUTRAの下りリンクにおける1物理リソースブロックPRBペア内の下りリンクパイロットチャネルの配置を説明する図である。 従来の集中送信マッピングAによる無線リソース割当情報の構成を示す図である。 従来のシステム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が6でRBGサイズが1のときの集中送信マッピングAの無線リソース割当情報の例と、この例によって割り当てられる物理リソースブロックPRBを示す図である。 従来のシステム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が24でRBGサイズが2のときの集中送信マッピングAの無線リソース割当情報の例と、この例によって割り当てられる物理リソースブロックPRBペアを示す図である。 従来のシステム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が45でRBGサイズが3のときの集中送信マッピングAの無線リソース割当情報と、無線リソース割当情報によって割り当てられる物理リソースブロックPRBペアの例を示す図である。 従来の集中送信マッピングBによる無線リソース割当情報の構成を示す図である。 従来のシステム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が24でRBGサイズが2のときの集中送信マッピングBの無線リソース割当情報の例と、この例によって割り当てられる物理リソースブロックPRBペアを示す図である。 従来のシステム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が45でRBGサイズが3のときの集中送信マッピングBの無線リソース割当情報の例と、この例によって割り当てられる物理リソースブロックPRBペア示す図である。 従来の集中送信マッピングBを改良して全ての物理リソースブロックPRBペアに無線リソースを割り当てるための無線リソース情報の構成を示す図である。 従来のシステム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が24でRBGサイズが2のときのシフトフラグを含む集中送信マッピングBの無線リソース割当情報の例と、この例によって割り当てられる物理リソースブロックPRBペアを示す図である。 従来の集中送信マッピングCによる無線リソース割当情報の構成を示す図である。 従来のシステム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアの数が24のときの集中送信マッピングCの無線リソース割当情報によって割り当てられる物理リソースブロックPRBペアの例を示している。 従来の多重数Ndが2の場合の分散送信マッピングを説明する図である。 従来の分散送信マッピングの無線リソース割当情報の構成を示す図である。 従来の使用される分散仮想リソースブロックDVRBの数が24のときに割り当てられる分散仮想リソースブロックDVRBの例を示す図である。 従来の非特許文献8に記載されている多重数Nd=2の場合の分散仮想リソースブロックDVRBと物理リソースブロックPRBとの対応付けをするためのブロックインタリーバを例示する図である。 従来の図18のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。 この発明の一実施形態における基地局装置1から移動局装置2への下りリンク無線フレーム(無線リソース)の概略構成を示す図である。 同実施形態における基地局装置1の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における基地局装置1の送信処理部13の内部構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における多重数Ndが2の場合に分散仮想リソースブロックDVRBの物理リソースブロックPRBペアへの信号配置に用いられるスロットベースホッピングを説明する図である。 同実施形態における多重部150による集中仮想リソースブロックLVRBペアの信号配置に用いられる3通りの方法を説明する図である。 同実施形態における移動局装置2の構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における移動局装置2の受信処理部22の内部構成を示す概略ブロック図である。 同実施形態における分散送信マッピングの無線リソース割り当ての規則を作るブロックインタリーバを示す図である。 同実施形態における図27のブロックインタリーバによって生成されたDVRB番号とPRB番号の対応付を示している。 同実施形態における図28のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。 同実施形態における仮想リソースブロックVRBへの分散仮想リソースブロックDVRBと集中仮想リソースブロックLVRBとの割り当て例を示す図である。 同実施形態における分散送信マッピングと集中送信マッピングAと集中送信マッピングBとを順番に行ったときの例を示す図である。 システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが24個あり、分散送信マッピングのギャップが「4」のときのブロックインタリーバを示す図である。 図32のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBペアの対応付けを示す図である。 同実施形態におけるシステム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが24個あり、分散送信マッピングのギャップが「4」のときのブロックインタリーバを示す図である。 同実施形態における図34のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。 同実施形態におけるシステム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが24個あり、分散送信マッピングのギャップが「16」のときのブロックインタリーバを示す図である。 同実施形態における図36のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。 同実施形態におけるシステム帯域に含まれる物理リソースブロックPRBペアが24個あり、分散送信マッピングのギャップが「8」のときのブロックインタリーバを示す図である。 同実施形態における図38のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。 同実施形態における図38と同様に、システム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが24個あり、分散送信マッピングのギャップ「8」のときの図38とは異なるブロックインタリーバを示す図である。 同実施形態における図40のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。 同実施形態におけるシステム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが50個であり、分散送信マッピングのギャップが「18」のときのブロックインタリーバを示す図である。 同実施形態における図42のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。 同実施形態におけるシステム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが50個あり、分散送信マッピングのギャップが「9」のときのブロックインタリーバを示す図である。 同実施形態における図44のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。 同実施形態におけるシステム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが24個あり、分散送信マッピングのギャップが「12」のとき、使用可能な分散仮想リソースブロックDVRB数を「16」に制限したときのブロックインタリーバを示す図である。 同実施形態における図46のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。 同実施形態におけるシステム帯域幅に含まれる物理リソースブロックPRBペアが24個あり、分散送信マッピングのギャップが「12」のとき、使用可能な分散仮想リソースブロックDVRB数を「12」に制限したときのブロックインタリーバを示す図である。 同実施形態における図48のブロックインタリーバから得られる分散送信マッピングと物理リソースブロックPRBの対応付けを示す図である。 同実施形態における移動局装置2が自移動局装置3に割り当てられた分散仮想リソースブロックDVRBを受信する手順を説明するフローチャートである。
符号の説明
1…基地局装置
2…移動局装置
10…無線リソース制御部
11…制御部
12…受信処理部
13…送信処理部
14…リソース対応付部
15…割当情報生成部
21…制御部
22…受信処理部
23…送信処理部
110…制御フォーマットインディケータ信号生成部
120…参照信号生成部
130…下りリンク共有データチャネル処理部
131…ターボ符号部
132…データ変調部
140…下りリンク制御チャネル処理部
141…畳み込み符号部
142…QPSK変調部
150…多重部
160…送信アンテナ毎送信処理部
161…IFFT部
162…GI挿入部
163…D/A部
164…送信RF部
201…受信RF部
202…A/D部
203…GI除去部
204…FFT部
205…多重分離部
206…伝播路推定部
207、209、212…伝播路補償部
208…制御フォーマットインディケータ検出部
210…QPSK復調部
211…ビタビデコーダ部
213…データ復調部
214…ターボ復号部

Claims (14)

  1. 複数の第1の無線通信装置と、
    無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、前記第1の無線通信装置へ送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量の前記第1の無線通信装置宛てのデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群を多重した信号を送信する分散送信を行う第2の無線通信装置と
    を具備する無線通信システムにおいて、
    前記第2の無線通信装置は、
    前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付けの規則を、前記仮想リソースブロック各々の順番を表す順番情報を2次元配列に書き込んで生成したブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番を、該順番情報の仮想リソースブロックの信号群のうちの一つを配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報とし、該順番情報の仮想リソースブロックの残りの信号群を配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報を、前記ブロックインタリーバ内で列を入れ換えたブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番とすることで生成し、該生成した対応付けの規則に従い、前記第1の無線通信装置へ送信するデータを割り当てた仮想リソースブロックの信号を割り当てる前記物理リソース割当単位を決定するリソース対応付部と、
    前記第1の無線通信装置へ送信するデータを割り当てた仮想リソースブロックを表す情報であって、前記対応付部が決定した前記規則における前記仮想リソースブロックの順番の開始位置と連続数とを表す情報とを少なくとも含む情報である無線リソース割当情報を生成する割当情報生成部と、
    前記リソース対応付部の決定に従い、前記第1の無線通信装置宛ての仮想リソースブロックの信号を多重するとともに、前記無線リソース割当情報を送信する信号を多重する多重部と
    を具備し、
    前記第1の無線通信装置は、
    前記リソース対応付部と同様にして生成したブロックインタリーバを用いて前記対応付けの規則を生成し、受信した無線リソース割当情報と前記対応付けの規則とに基づき、受信した信号から、当該第1の無線通信装置宛ての仮想リソースブロックの信号が配置された領域を検出する制御部と、
    前記制御部の検出結果に基づき、当該第1の無線通信装置宛ての仮想リソースブロックの信号を抽出する多重分離部と
    を具備することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記多重数は、2であり、
    前記第1の無線通信装置の制御部および前記第2の無線通信装置のリソース対応付部は、前記ブロックインタリーバ内で列を入れ換える際の入れ換え規則を、予め複数設定されていること
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第2の無線通信装置は、一つの仮想リソースブロックの信号を、一つの物理リソース割当単位に配置する集中送信を、さらに行ない、
    前記第2の無線通信装置は、前記集中送信における無線リソース割当情報として、前記第2の無線通信装置のシステム帯域幅に応じたグループサイズの周波数方向に連続する物理リソース割当単位からなる物理リソースグループを指定する無線リソース割当情報を用いる集中送信マッピングAと、前記集中送信における無線リソース割当情報として、前記第2の無線通信装置のシステム帯域幅に応じたサブセット数の間隔をおいた前記物理リソースグループの集合であるサブセットを指定するサブセット指定情報と、該指定されたサブセット内において物理リソース割当単位を指定する情報とを含む無線リソース割当情報を用いる集中送信マッピングBとのいずれかを用いて、前記集中送信を行ない、
    前記ブロックインタリーバの行数は、前記グループサイズと前記サブセット数の積であり、
    前記ブロックインタリーバの行各々に並べられた前記順番情報は、同じ行に並べられた前記順番情報同士が連続した値であること
    を特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記ブロックインタリーバの列の数は、該列の数に前記ブロックインタリーバの行の数を掛けた値が、前記第2の無線通信装置のシステム帯域幅に含まれる物理リソース割当単位の数を超えない最大の整数値であることを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記ブロックインタリーバの列の数が前記多重数の倍数でないときは、前記ブロックインタリーバのうち、前記順番情報を書き込む列の数を前記多重数の倍数とすることを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  6. 前記対応付部が前記順番情報を2次元配列に書き込んで生成したブロックインタリーバが、前記対応付部による該ブロックインタリーバ内での列の入れ換えを行うと、入れ換えにより移動する列と該列の移動先の列との同じ行に書き込まれた順番情報が表す値が連続した値となるときは、該ブロックインタリーバの列を入れ換えた2次元配列をブロックインタリーバとして用いることを特徴とをする請求項1に記載の無線通信システム。
  7. 前記第2の無線通信装置は、一つの前記仮想リソースブロックを分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記物理リソース割当単位に配置する際の周波数方向の前記物理リソース割当単位間の距離であるギャップを表すフラグを、前記第1の無線通信装置に通知し、
    前記第1の無線通信装置の制御部は、前記ブロックインタリーバ内で列を入れ換えてブロックインタリーバを生成する際に、前記フラグが表すギャップに応じた入れ換えを行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  8. 前記第2の無線通信装置は、前記順番情報を2次元配列に書き込んでブロックインタリーバを生成する際に、前記2次元配列のいずれかの列に前記順番情報を書き込まないときは、該書き込まない列を表すフラグを、前記第1の無線通信装置に通知し、
    前記第1の無線通信装置の制御部は、前記順番情報を2次元配列に書き込んでブロックインタリーバを生成する際に、前記2次元配列の列のうち、前記フラグに応じた列に前記順番情報を書き込まないこと
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  9. 前記無線リソース割当情報が、前記フラグを含むことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の無線通信システム。
  10. 前記第2の無線通信装置は、前記フラグを予め下りリンク共有データチャネルに配置されるシステム情報にて前記第1の無線通信装置に通知することを特徴とする請求項7または請求項8に記載の無線通信システム。
  11. 無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、通信相手装置へ送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量の前記通信相手装置宛てのデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群を多重した信号を送信する分散送信を行う無線通信装置において、
    前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付けの規則を、前記仮想リソースブロック各々の順番を表す順番情報を2次元配列に書き込んで生成したブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番を、該順番情報の仮想リソースブロックの信号群のうちの一つを配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報とし、該順番情報の仮想リソースブロックの残りの信号群を配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報を、前記ブロックインタリーバ内で列を入れ換えたブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番とすることで生成し、該生成した対応付けの規則に従い、前記通信相手装置へ送信するデータを割り当てた仮想リソースブロックの信号を割り当てる前記物理リソース割当単位を決定するリソース対応付部と、
    前記通信相手装置へ送信するデータを割り当てた仮想リソースブロックを表す情報であって、前記対応付部が決定した前記規則における前記仮想リソースブロックの順番の開始位置と連続数とを表す情報とを少なくとも含む情報である無線リソース割当情報を生成する割当情報生成部と、
    前記リソース対応付部の決定に従い、前記通信相手装置宛ての仮想リソースブロックの信号を多重するとともに、前記無線リソース割当情報を送信する信号を多重する多重部と
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
  12. 無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量のデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群が多重された信号を受信する無線通信装置において、
    前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付けの規則を、前記仮想リソースブロック各々の順番を表す順番情報を2次元配列に書き込んで生成したブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番を、該順番情報の仮想リソースブロックの信号群のうちの一つを配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報とし、該順番情報の仮想リソースブロックの残りの信号群を配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報を、前記ブロックインタリーバ内で列を入れ換えたブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番とすることで生成し、受信した無線リソース割当情報と生成した前記対応付けの規則とに基づき、受信した信号から、当該無線通信装置宛ての仮想リソースブロックの信号が配置された領域を検出する制御部と、
    前記制御部の検出結果に基づき、当該無線通信装置宛ての仮想リソースブロックの信号を抽出する多重分離部と
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
  13. 無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、通信相手装置へ送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量の前記通信相手装置宛てのデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群を多重した信号を送信する分散送信を行う無線通信装置における無線送信方法において、
    前記無線通信装置が、前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付けの規則を、前記仮想リソースブロック各々の順番を表す順番情報を2次元配列に書き込んで生成したブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番を、該順番情報の仮想リソースブロックの信号群のうちの一つを配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報とし、該順番情報の仮想リソースブロックの残りの信号群を配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報を、前記ブロックインタリーバ内で列を入れ換えたブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番とすることで生成し、該生成した対応付けの規則に従い、前記第1の無線通信装置へ送信するデータを割り当てた仮想リソースブロックの信号を割り当てる前記物理リソース割当単位を決定する第1の過程と、
    前記無線通信装置が、前記通信相手装置へ送信するデータを割り当てた仮想リソースブロックを表す情報であって、前記第1の過程にて決定した前記規則における前記仮想リソースブロックの順番の開始位置と連続数とを表す情報とを少なくとも含む情報である無線リソース割当情報を生成する第2の過程と、
    前記無線通信装置が、前記第1の過程による決定に従い、前記通信相手装置宛ての仮想リソースブロックの信号を多重するとともに、前記無線リソース割当情報を送信する信号を多重する第3の過程と
    を備えることを特徴とする無線送信方法。
  14. 無線リソースを周波数方向および時間方向に予め決められた幅で区切った領域であって、送信するデータの割り当て単位となる領域である物理リソース割当単位にて送信可能なデータ量のデータの信号からなる仮想リソースブロックを所定の多重数に分割した信号群各々を、周波数方向に分散した前記多重数の前記物理リソース割当単位に配置することで、各前記物理リソース割当単位に、異なる前記仮想リソースブロックから分割された前記多重数の信号群が多重された信号を受信する無線通信装置における無線受信方法において、
    前記無線通信装置が、前記多重数の前記信号群であって、同一の前記仮想リソースブロックから分割された前記信号群を配置する前記物理リソース割当単位の組合せと、該仮想リソースブロックの順番とからなる対応付けの規則を、前記仮想リソースブロック各々の順番を表す順番情報を2次元配列に書き込んで生成したブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番を、該順番情報の仮想リソースブロックの信号群のうちの一つを配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報とし、該順番情報の仮想リソースブロックの残りの信号群を配置する前記物理リソース割当単位を指定する情報を、前記ブロックインタリーバ内で列を入れ換えたブロックインタリーバから前記順番情報を行方向に読み出した順番とすることで生成し、受信した無線リソース割当情報と生成した前記対応付けの規則とに基づき、受信した信号から、当該無線通信装置宛ての仮想リソースブロックの信号が配置された領域を検出する第1の過程と、
    前記無線通信装置が、前記第1の過程による検出結果に基づき、当該無線通信装置宛ての仮想リソースブロックの信号を抽出する第2の過程と
    を備えることを特徴とする無線受信方法。
JP2008079018A 2008-03-25 2008-03-25 無線通信システム、無線通信装置、無線送信方法および無線受信方法 Pending JP2009239340A (ja)

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