JP2009238398A - バックライトユニット - Google Patents

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秀一 前田
Koji Koga
康治 古賀
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【課題】光拡散体が加熱された際に光拡散体の変形を充分に防止して、均一な面発光が得られるように光拡散体の位置を保つことができるバックライトユニットを提供する。
【解決手段】本発明のバックライトユニット1は、ハウジング10と、光拡散体20と、光源30と、ハウジング10の光拡散体20と対向する面10aに立設されたスペーサピン40とを備え、光拡散体20のハウジング10側の面20aには凹部が形成され、凹部にスペーサピン40の先端が挿入され、凹部とスペーサピン40の先端とが接着剤により接着されて固定されており、光拡散体20と接着剤との界面における光拡散体20と接着剤との屈折率が略同等であり、スペーサピン40と接着剤との界面におけるスペーサピン40と接着剤との屈折率が略同等である。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば液晶表示装置等に用いられるバックライトユニットに関する。
液晶表示装置の照明装置として、開口部を有するハウジングと、該ハウジングの開口部を塞いで設けられた光拡散体と、前記ハウジングに収容された光源とを備えるバックライトユニットを用いることがある。
通常、光拡散体は、均一な面発光を得るために、光源近傍の部分の拡散性を高めている。しかし、従来のバックライトユニットでは、光源から光と共に発せられる熱によって、光拡散体に伸びや反り等の変形をもたらすことがあった。光拡散体が変形すると、光源と光拡散体の拡散性の高い部分とが位置ずれして対応しなくなるため、均一な面発光が得られなくなっていた。
近年、液晶表示装置が薄型化されて、光源と光拡散体との距離が短くなっている。そのため、上記の光源の熱による光拡散体の位置ずれの問題は一層起こりやすくなっている。
光源の熱による光拡散体の変形の対策として、特許文献1では、ランプハウスにスペーサピンを取り付け、光拡散体が伸びて撓んだ際にスペーサピンの先端を光拡散体に当接させて、光拡散体が光源に接近しないように規制する方法が提案されている。
特開平10−326517号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、光拡散体の変形を充分に防止できず、均一な面発光が得られるように光拡散体の位置を保つことができなかった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、光拡散体が加熱された際に光拡散体の変形を充分に防止して、均一な面発光が得られるように光拡散体の位置を保つことができるバックライトユニットを提供することを目的とする。
本発明は、以下の態様を包含する。
[1] 開口部を有するハウジングと、該ハウジングの開口部を塞いで設けられた光拡散体と、前記ハウジングに収容された光源と、前記ハウジングの光拡散体と対向する面に、前記光源と接触しないように立設されたスペーサピンとを備え、
光拡散体のハウジング側の面には凹部が形成され、該凹部に前記スペーサピンの先端が挿入され、該凹部とスペーサピンの先端とが接着剤により接着されて固定されており、
光拡散体と接着剤との界面における光拡散体と接着剤との屈折率が略同等であり、スペーサピンと接着剤との界面におけるスペーサピンと接着剤との屈折率が略同等であることを特徴とするバックライトユニット。
[2] 光拡散体は、面方向における光拡散性について、光源に近接する部分が、光源から離れた部分より高くされている[1]に記載のバックライトユニット。
[3] 光拡散体は、内部に気泡が形成された発泡層と、該発泡層の一方の面に設けられた基材とを備える発泡フィルムであり、前記基材に前記スペーサピンの先端が挿入されている[1]または[2]に記載のバックライトユニット。
本発明のバックライトユニットによれば、光拡散体が加熱された際に光拡散体の変形を充分に防止して、均一な面発光が得られるように光拡散体の位置を保つことができる。
本発明のバックライトユニットの一実施形態について説明する。
図1に、本実施形態のバックライトユニットを示す。本実施形態のバックライトユニット1は、開口部10aを有するハウジング10と、ハウジング10の開口部10aを塞いで設けられた光拡散体20と、ハウジング10に収容された光源30,30・・・と、ハウジング10の光拡散体20と対向する面10bに、光源30と接触しないように立設されたスペーサピン40と、光拡散体20のハウジング10と反対側の面20bに設けられたプリズムシート50とを備える。
(ハウジング)
本実施形態におけるハウジング10は略四角錐台状であり、面積の大きい側の底面が開口部10aになっているものである。また、ハウジング10は、開口部10aを有する略四角錐台状の基体11と、基体11の、光拡散体20側の面に設けられた反射層12とを有し、光源30の光を光拡散体20側に反射させるようになっている。
(光源)
本実施形態における光源30,30・・・は冷陰極管である。光源30,30・・・は、ハウジング10および光拡散体20のいずれとも接触しない位置で、図1の紙面と直交する方向に延在しており、その両端部はハウジング10に固定されている。各光源30,30・・・は互いに平行で一定の間隔を保って配置されている。
(光拡散体)
本実施形態における光拡散体20は略矩形状の平板状のフィルムで、その周縁が開口部10aの外縁10cにおいてハウジング10に固定されている。光拡散体20は、図2に示すように、透明性樹脂マトリクス21a中に気泡21b,21b・・・が多数形成された発泡層21と、発泡層21の一方の面に設けられた基材22とを備える発泡フィルムである。
本実施形態における発泡層21の気泡21bは、一定の間隔で形成密度が変化するように形成されている。以下、説明の便宜上、光拡散体20において、気泡21bの形成密度が高い領域のことを高発泡領域20c、気泡21bの形成密度が低い領域のことを低発泡領域20dという。ただし、高発泡領域20cと低発泡領域20dとの間に明確な境界が存在している必要はない。
本実施形態では、図1に示すように、各光源30の図示上側(光源30に近接する部分)が高発泡領域20cとされ、各光源30,30の間の図示上側(光源30から離れた部分)が低発泡領域20dとされている。高発泡領域20cおよび低発泡領域20dはいずれも、光源30と平行に図1,2の紙面と直交する方向に延在している。
また、本実施形態における各低発泡領域20dの、ハウジング10側の面20aには、円錐形状の凹部23が形成されている。また、隣接する凹部23,23同士の間隔は一定間隔になっている。
気泡21bの直径は、光拡散性が高くなることから、20μm以下であることが好ましく、10μm以下であることがより好ましい。また、気泡21bの直径は、気泡21bを容易に形成できることから、0.1μm以上であることが好ましい。
発泡層21の厚さは3〜300μmであることが好ましい。発泡層21の厚さが3μm以上であれば、発泡層21に充分な拡散性を持たせることができ、300μm以下であれば、充分に薄型化できる。
基材22は、透明性樹脂製のシートである。基材22を形成する透明性樹脂としては、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリスチレン、メチルメタクリレートとスチレンの共重合体などが挙げられる。
基材22は、光拡散性を有してもよいし、有さなくてもよい。
(スペーサピン)
本実施形態におけるスペーサピン40は円錐形であり、ハウジング10の光拡散体20に対向する面10bに一定間隔で立設されている。各スペーサピン40の位置は、光拡散体20の各凹部23の位置に対応しており、その先端41が各凹部23に各々挿入されている。また、図3に示すように、スペーサピン40の先端41は光拡散体20の凹部23に接着剤60により接着されて固定されている。
スペーサピン40,40同士の間隔、および、光拡散体20の凹部23,23同士の間隔は10〜50mmであることが好ましい。スペーサピン40,40同士の間隔、および、光拡散体20の凹部23,23同士の間隔が10mm以上であれば、光拡散体20の凹部23にスペーサピン40を挿入する作業が容易になり、50mm以下であれば、光拡散体20の変形をより防止できる。
スペーサピン40の材質としては、光拡散体20の基材22の材質と同様の透明性樹脂を使用できる。スペーサピン40は光拡散性を有していないことが好ましい。これは、スペーサピン40が配置されている部分は光源30から離れており、光を拡散せずにそのまま出射させる要請が高い部分であるからである。
(接着剤)
本実施形態における接着剤60は、基材22を構成する材料とスペーサピン40を構成する材料とを接着可能なものであり、例えば、基材22を構成する材料およびスペーサピン40を構成する材料と同等の溶解度パラメータSPを有する樹脂が挙げられる。ここで、溶解度パラメータは、物質の分子間力を表す尺度である。溶解度パラメータが近い物質同士は相溶性が高い。
接着剤60の具体例としては、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどが挙げられる。
(屈折率)
バックライトユニット1においては、光拡散体20と接着剤60との界面における光拡散体20と接着剤60との屈折率が略同等であり、スペーサピン40と接着剤60との界面におけるスペーサピン40と接着剤60との屈折率が略同等である。
ここで、略同等の屈折率とは、互いの屈折率の差の絶対値が0.2以下のことである。また、互いの屈折率の差の絶対値は、好ましくは0.1以下、より好ましくは0.05以下である。
本実施形態において、接着剤60との界面における光拡散体20の屈折率は基材22を構成する透明性樹脂の屈折率である。したがって、この透明性樹脂と接着剤60の屈折率とが略同等である。スペーサピン40が均一な透明性樹脂で構成されていれば、接着剤60との界面におけるスペーサピン40の屈折率はその透明性樹脂の屈折率である。この場合、スペーサピン40を構成する透明性樹脂の屈折率と接着剤60との屈折率とが略同等である。
界面における光拡散体20と接着剤60との屈折率を略同等にし、界面におけるスペーサピン40と接着剤60との屈折率を略同等にするためには、例えば、基材22およびスペーサピン40を構成する透明性樹脂としてポリエチレンテレフタレート(屈折率;1.57、溶解度パラメータSP;10.7)を用い、接着剤60としてエポキシ樹脂(屈折率;1.58、溶解度パラメータSP;10.9)を用いる方法が挙げられる。
また、基材22およびスペーサピン40を構成する透明性樹脂としてポリカーボネート(屈折率;1.59、溶解度パラメータSP;9.8)を用い、接着剤60としてポリ塩化ビニル(屈折率;1.54、溶解度パラメータSP;9.6)を用いる方法が挙げられる。
また、基材22およびスペーサピン40を構成する透明性樹脂としてポリスチレン(屈折率;1.60、溶解度パラメータSP;9.2)を用い、接着剤60としてポリ塩化ビニル(屈折率;1.54、溶解度パラメータSP;9.6)を用いる方法が挙げられる。
さらに、基材22およびスペーサピン40の一方を構成する透明性樹脂としてポリスチレン(屈折率;1.60、溶解度パラメータSP;9.2)を用い、基材22およびスペーサピン40の他方を構成する透明性樹脂としてポリカーボネート(屈折率;1.59、溶解度パラメータSP;9.8)を用い、接着剤60としてポリ塩化ビニル(屈折率;1.54、溶解度パラメータSP;9.6)を用いる方法が挙げられる。
(プリズムシート)
本実施形態のバックライトユニット1はさらにプリズムシート50を備えている。
プリズムシート50は、光拡散体20より出射した光の進行方向を、面に対して垂直方向に揃えるものである。具体的なプリズムシート50としては、例えば、片面に円錐状または角錐状の突起を規則的に多数有する樹脂シートなどが挙げられる。
(バックライトユニットの製造方法)
上記バックライトユニット1の製造方法の一例を以下に示す。
本製造例では、まず、基材22の一方の面に凹部23,23・・・を一定間隔で均一に多数形成し、基材22の他方の面に後述する発泡性組成物からなる層を形成する。次いで、発泡性組成物からなる層を発泡させて、気泡21bを有する発泡層21を形成する。その際、面方向における気泡21bの形成密度について、光源に近接する部分が、光源から離れた部分より高くなるように不均一に発泡させる。このようにして、気泡21bの形成密度が一定の間隔で変化する光拡散体20を得る。
次いで、ハウジング10の、光拡散体20に対向する面10bに、接着剤等により各スペーサピン40を所定の位置に取り付ける。また、ハウジング10の所定の位置に、各光源30を配置し、固定する。
次いで、ハウジング10に取り付けられたスペーサピン40の先端41を光拡散体20の凹部23に挿入しつつ、光拡散体20をハウジング10の開口部10aを塞ぐように配置する。その際、光拡散体20の凹部23とスペーサピン40の先端41との間に接着剤60を介在させる。また、光拡散体20の一方の面20aの周縁と開口部10aの外縁10cとの間にも適宜の接着剤を介在させる。これにより、光拡散体20が固定されて、バックライトユニット1が得られる。
上記発泡性組成物としては、少なくとも紫外線等の放射線エネルギーを付与し、必要に応じて、別途、熱エネルギーを付与することによって発泡するもの、例えば、(A)光照射によってガスを発生させる光発泡性化合物(特開平5−72727号公報参照)、(B)光重合性化合物と熱発泡性化合物を組み合わせたもの(特許3422384号公報参照)、(C)放射線エネルギーの作用によって酸を発生する酸発生剤または塩基を発生する塩基発生剤と、酸または塩基と反応して一種類以上の低沸点揮発性物質を分解脱離する分解発泡性官能基を有する分解発泡性化合物とを含有する発泡性組成物(特開2004−2812号公報、特開2006−155937号公報参照)などが挙げられる。
とりわけ、気泡の直径を容易に10μm以下にすることができ、かつ、気泡分布パターンを広範囲に精密制御できることから、(C)の発泡性組成物が好ましい。
(A)の発泡性組成物を発泡させるためには、放射線エネルギーを付与すればよい。(A)において、気泡21bの形成密度が一定間隔で変化するように発泡性組成物を発泡させるためには、例えば、発泡性組成物からなる層に、放射線エネルギーの照射量に一定間隔で大小が生じるようなフォトマスクを載せた状態で放射線エネルギーを付与する方法などを適用することができる。
(B)の発泡性組成物を発泡させるためには、放射線エネルギーと熱エネルギーとを別工程にて付与すればよい。(B)において、気泡21bの形成密度が一定間隔で変化するように発泡性組成物を発泡させるためには、例えば、発泡性組成物からなる層に、放射線エネルギーの照射量に一定間隔で大小が生じるようなフォトマスクを載せた状態で放射線エネルギーを付与する方法、発泡性組成物からなる層に、加熱量に一定間隔で大小が生じるように加熱する方法などを適用することができる。
(C)の発泡性組成物を発泡させるためには、放射線エネルギーと熱エネルギーとを別工程にて付与すればよい。(C)において、気泡21bの形成密度が一定間隔で変化するように発泡性組成物を発泡させるためには、例えば、発泡性組成物からなる層に、放射線エネルギーの照射量に一定間隔で大小が生じるようなフォトマスクを載せた状態で放射線エネルギーを付与する方法などを適用することができる。また、分解発泡性官能基および/または酸発生剤もしくは塩基発生剤の濃度に一定間隔で大小が生じるように、発泡性組成物の層を形成する方法を適用することができる。
なお、バックライトユニット1は上記製造例以外の方法でも製造できる。例えば、光拡散体20は、発泡層21を形成した後に凹部23を形成することによって得てもよい。
(作用効果)
以上説明したバックライトユニット1では、光拡散体20の低発泡領域20dに形成された凹部23に、ハウジング10に取り付けられたスペーサピン40の先端41が挿入されているため、面方向において光源30から離れた部分に低発泡領域20dが位置するようになる。また、面方向において光源30に近接する部分に高発泡領域20cが位置するようになる。そのため、光拡散体20の、光源30から強い光が入射する部分にて拡散性が高くなっており、光源30から入射する光の強度が弱い部分に向けて光を拡散させるようになっている。
しかも、光拡散体20に形成された凹部23に、ハウジング10に取り付けられたスペーサピン40の先端41が挿入され、接着剤60により接着されて固定されているため、光源30の熱によって光拡散体20が加熱されて伸びが生じても位置ずれしにくくなっている。なお、光拡散体20にスペーサピン40を突き刺して固定することも考えられるが、その場合には、光拡散体20に歪みが生じて不要な光散乱が生じるため、均一な面発光を得ることができない。
さらに、本実施形態では、光拡散体20の他方の面20bにプリズムシート50が積層されているため、光拡散体20の伸びが規制され、さらに位置ずれしにくくなっている。
したがって、本実施形態のバックライトユニット1によれば、光拡散体20が加熱された際に光拡散体20の変形を充分に防止して、光拡散体20の位置を保つことができる。
また、光拡散体20と接着剤60との界面における光拡散体20と接着剤60との屈折率、または、スペーサピン40と接着剤60との界面におけるスペーサピン40と接着剤60との屈折率が異なっていると、それらの界面にて不要な光拡散が生じる。しかし、本実施形態のバックライトユニット1では、界面における光拡散体20と接着剤60との屈折率が略同等であり、界面におけるスペーサピン40と接着剤60との屈折率が略同等であるため、光拡散体20の凹部23とスペーサピン40との接着部分で不要な光拡散を防止できる。そのため、光源30からの光を気泡21bにて確実に拡散させることができ、面方向において光源30に近接する部分の光拡散性を確実に高くでき、均一な面発光を得ることができる。
<他の実施形態>
なお、本発明は前記実施形態に限定されない。
例えば、本発明においては、光拡散体20は1層であってもよいし、3層以上であってもよい。
光拡散体20が3層以上で構成されるものとしては、例えば、光拡散体20における基材22を、複数の層から構成された基材に置き換えたものが挙げられる。ここで、複数の層から構成された基材においては、全部の層が透明でもよいし、一部の層のみが光拡散性を有してもよいし、全部の層が光拡散性を有してもよい。
基材22が複数の層から構成される場合には、少なくとも基材22の最も光源30側の層を構成する透明性樹脂の屈折率と接着剤60との屈折率が略同等でなければならない。
光拡散体20が複数の層から構成される場合には、隣接した層同士の熱膨張率が大きく異なると、熱によって光拡散体20に反りが生じることがある。本発明では、スペーサピン40によって光拡散体20を固定するため、反りの発生も防止できる。
また、光拡散体20は、気泡によって光拡散性を持たせたものに限らず、例えば、透明性樹脂マトリクス中に光散乱性粒子を含有することで光拡散性を持たせたものであってもよい。ここで、光散乱性微粒子としては、例えば、アクリル系、スチレン−アクリル系、ポリエチレン系の有機架橋ポリマービーズや、シリコーンビーズ、中空粒子などが挙げられる。透明性樹脂マトリクスとしては、基材22と同様の樹脂が使用できる。
透明性樹脂マトリクス中に光散乱性粒子を含有する1層からなる光拡散体を用いる場合には、光散乱性粒子を含有する光拡散体を構成する透明性樹脂マトリックスの屈折率と接着剤60との屈折率が略同等でなければならない。
また、光拡散体20は、透明性樹脂からなるシートの表面に形成された微細凹凸によって光拡散性を持たせたものであってもよい。
1層の透明性樹脂からなるシートの表面に微細凹凸が形成された光拡散体を用いる場合には、微細凹凸が形成された光拡散体を構成する透明性樹脂の屈折率と接着剤60との屈折率が略同等でなければならない。
光拡散体20における凹部23とスペーサピン40の数に限定はなく、例えば、各々1つであっても構わない。ただし、スペーサピン40の本数が少ないと、変形を充分に防止できないことがある。また、スペーサピン40の本数が多すぎると、製造時に各凹部23にスペーサピン40を挿入することが困難になる。また、ハウジング10内にて光が通りにくくなり、さらにスペーサピン40によって不要な拡散を生じるおそれがある。
光拡散体20の凹部23およびスペーサピン40の形状は円錐形状に限らず、例えば、多角錘状(例えば、三角錘状、四角錘状等)、円柱状、多角柱状(例えば、三角柱状、四角柱状等)などであってもよい。あるいは、光拡散体20の凹部23およびスペーサピン40の形状は、光源30に沿って延在する長尺の楔形であってもよい。
また、光源30として、発光ダイオード(LED)などの点光源を用いてもよい。点光源の場合は、高発泡領域20cも各点光源の位置に合わせて点状に配置される。
本発明のバックライトユニットでは、プリズムシート50の光拡散体20側と反対側の面に視野角向上フィルムを設けてもよい。
また、本発明のバックライトユニットは、プリズムシート50を有していなくてもよい。プリズムシート50を有さない場合には、その代わりに拡散フィルムをさらに配置してもよい。
本発明のバックライトユニットの一実施形態を示す断面図である。 図1に示すバックライトユニットを構成する光拡散体の一部を示す断面概略図である。 図1に示すバックライトユニットにおいて光拡散体の凹部にスペーサピンの先端が接着剤により固定されている部分を拡大した図である。
符号の説明
1 バックライトユニット
10 ハウジング
11 基体
12 反射層
20 光拡散体
20c 高発泡領域
20d 低発泡領域
21 発泡層
21a 透明性樹脂マトリクス
21b 気泡
22 基材
23 凹部
30 光源
40 スペーサピン
41 先端
50 プリズムシート
60 接着剤

Claims (3)

  1. 開口部を有するハウジングと、該ハウジングの開口部を塞いで設けられた光拡散体と、前記ハウジングに収容された光源と、前記ハウジングの光拡散体と対向する面に、前記光源と接触しないように立設されたスペーサピンとを備え、
    光拡散体のハウジング側の面には凹部が形成され、該凹部に前記スペーサピンの先端が挿入され、該凹部とスペーサピンの先端とが接着剤により接着されて固定されており、
    光拡散体と接着剤との界面における光拡散体と接着剤との屈折率が略同等であり、スペーサピンと接着剤との界面におけるスペーサピンと接着剤との屈折率が略同等であることを特徴とするバックライトユニット。
  2. 光拡散体は、面方向における光拡散性について、光源に近接する部分が、光源から離れた部分より高くされている請求項1に記載のバックライトユニット。
  3. 光拡散体は、内部に気泡が形成された発泡層と、該発泡層の一方の面に設けられた基材とを備える発泡フィルムであり、前記基材に前記スペーサピンの先端が挿入されている請求項1または2に記載のバックライトユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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