JP2009238292A - 光記録装置、光記録方法、光記録再生装置、及び光記録再生方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】空間光変調器20の固定配置された信号光領域20Sに信号光パターンを表示すると共に、リング状の参照光領域20Rをスライドさせて、移動させた参照光領域20Rに参照光パターンを表示する。参照光パターンがx軸方向にa、y軸方向にbずれたとき、参照光の位相は|2π(μa+νb)|だけずれる。ずれ量a、bが一定であっても、空間周波数成分μ、νによって、変化する位相量が異なる。その結果、参照光パターンの表示位置をずらすと、表示位置をずらす前の参照光パターンから生成する参照光との位相相関が低い、別の参照光が生成する。
【選択図】図4
Description
第1の実施の形態では、コリニア方式において、空間光変調器における参照光パターンの表示位置に応じて位相が変調された参照光を利用して、光記録媒体を記録光に対して相対移動させることなく(媒体非移動で)、ホログラムを多重記録する多重記録方式について説明する。以下では、この多重記録方式を「参照光パターンスライド多重」と称する。
図1は第1の実施の形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す概略図である。このホログラム記録再生装置は、光軸を共通とする信号光と参照光とを、同じ方向から1光束の記録光として光記録媒体に照射する「同軸記録方式(コリニア方式)」のホログラム記録再生装置である。本実施の形態では、透過型の空間光変調器(SLM:spatial light modulator)と透過型の光記録媒体とを用いる「同軸透過型」のホログラム記録再生装置について説明する。
次に、図1に示すホログラム記録再生装置の記録動作について簡単に説明する。
ホログラムを記録する場合には、シャッター12を開いて、光源10からレーザ光を照射する。同時に、制御装置36からデジタルデータを所定のタイミングで出力して、空間光変調器20に記録用パターン(図2参照)を表示する。光源10から発振されたレーザ光は、シャッター12を通過し、1/2波長板14と偏光板16とにより光強度や偏光方向が調整される。偏光板16を通過した光は、ビームエキスパンダ18により大径の平行光に変換され、空間光変調器20に照射される。
光記録媒体30に記録されたホログラムから信号光を再生する場合には、シャッター12を開いて、光源10からレーザ光を照射する。同時に、制御装置36から参照光パターンを表示するためのデジタルデータを所定のタイミングで出力して、参照光だけが光記録媒体30に照射されるように、空間光変調器20の記録時と同じ位置に参照光領域20Rを配置し、参照光領域20Rに記録時と同じ参照光パターンを表示する。
第2の実施の形態では、参照光パターンの表示位置に応じて位相が変調された参照光から直流成分を除去して、「参照光パターンスライド多重」により複数ページのホログラムを多重記録する場合について説明する。
図6は第2の実施の形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す概略図である。このホログラム記録再生装置は、周波数空間で参照光の直流成分を除去する「除去素子」としてマスク44を設けた以外は、図1に示した第1の実施の形態に係るホログラム記録再生装置と同じ構成であるため、同じ構成部分には同じ符号を付して説明を省略する。
ホログラムを記録する場合には、制御装置36により駆動装置46を制御してマスク44を駆動し、マスク44を参照光の光路に対し挿入する。また、シャッター12を開いて、光源10からレーザ光を照射する。同時に、制御装置36からデジタルデータを所定のタイミングで出力して、空間光変調器20に記録用パターン(図2参照)を表示する。
光記録媒体30に記録されたホログラムから元の信号光を再生する場合には、制御装置36により駆動装置46を制御してマスク44を駆動し、マスク44を参照光の光路から退避させる。また、再生された回折光に直流成分を補うための表示画像の輝度値を予め演算して、制御装置36の記憶部(図示せず)に記憶しておく。再生時には、シャッター12を開いて、光源10からレーザ光を照射する。
第3の実施の形態では、参照光パターンの表示位置に応じて位相が変調された参照光に含まれる直流成分を拡散させて、「参照光パターンスライド多重」により複数ページのホログラムを多重記録する場合について説明する。
図8は第3の実施の形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す概略図である。このホログラム記録再生装置は、実空間で参照光に位相分布を付与して直流成分を拡散させる「位相調整素子」として位相マスク48を設けた以外は、図1に示した第1の実施の形態に係るホログラム記録再生装置と同じ構成であるため、同じ構成部分には同じ符号を付して説明を省略する。
ホログラムを記録する場合には、シャッター12を開いて、光源10からレーザ光を照射する。同時に、制御装置36からデジタルデータを所定のタイミングで出力して、空間光変調器20に記録用パターンを表示する。
光記録媒体30に記録されたホログラムから信号光を再生する場合には、シャッター12を開いて、光源10からレーザ光を照射する。同時に、制御装置36から参照光パターンを表示するためのデジタルデータを所定のタイミングで出力して、参照光だけが光記録媒体30に照射されるように、空間光変調器20の記録時と同じ位置に参照光領域20Rを配置し、参照光領域20Rに記録時と同じ参照光パターンを表示する。
第4の実施の形態では、コリニア方式において、空間光変調器における参照光パターンの表示位置に応じて位相が変調された参照光を利用して、液晶型の空間光変調器を使用する場合に限定されることなく、1枚のホログラムからポジティブ画像及びネガティブ画像の2つの再生像が得られるように、ホログラムを記録し再生する記録再生方式について説明する。
第4の実施の形態に係るホログラム記録再生装置は、遮光板24のアパーチャ24Aの開口径を制御した以外は、図1に示した第1の実施の形態に係るホログラム記録再生装置と同じ構成であるため、異なる構成部分以外は説明を省略する。
ホログラムを記録する場合には、空間光変調器20には記録用パターンを表示する。例えば、図9(A)に示すように、固定配置された信号光領域20Sに信号光パターンを表示すると共に、表示面20Aの中心点に対し対称となるようにリング状の参照光領域20Rを配置して、この参照光領域20Rに参照光パターンを表示する。参照光の0次及び1次の回折成分しか使用しないので、参照光パターンとしては、チェッカーパターンのような周期的パターンを用いることが好ましい。
本実施の形態では、記録された1枚のフーリエ変換ホログラムから、ポジティブ画像及びネガティブ画像の2枚の再生像を検出する。まず、元の信号光パターンと同じポジティブ画像を再生する場合には、シャッター12を開いて、光源10からレーザ光を照射する。同時に、制御装置36から参照光パターンを表示するためのデジタルデータを所定のタイミングで出力して、図9(B)に示すように、参照光だけが光記録媒体30に照射されるように、空間光変調器20の記録時と同じ位置に参照光領域20Rを配置し、参照光領域20Rに記録時と同じ参照光パターンを表示する。
ここで、図9(C)に示すように、空間光変調器20のリング状の参照光領域20Rを移動させて、移動させた参照光領域20Rに参照光パターンを表示すると共に、固定配置された信号光領域20Sに、所定の輝度値を有する透過パターンを表示することで、ネガ画像が得られる理由について説明する。
次に、第1再生像、第2再生像の画像データから、再生された信号光に重畳されたデジタルデータを復号する「復号処理」について説明する。この処理は、制御装置36によって実行される。上述した通り、制御装置36には、第1再生像の画像データと第2再生像の画像データとが入力されて、保持されている。これら2つの画像データを用いて、信号光パターンの各画素について輝度の差分を演算する。差分を演算することで、両画像データに共通するノイズが相殺される。演算された差分値(正負)により、各画素の符号が正確に判定され、元のデジタルデータが高いSNRで復号される。また、元のデジタルデータが高いSNRで復号されると、ビットエラーレート(BER)も低下する。
第5の実施の形態では、コリニア方式において、反射型液晶パネル(LCOS:Liquid Crystal on Silicon)、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)等の反射型の空間光変調器を用い、この空間光変調器における参照光パターンの表示位置に応じて位相が変調された参照光を利用して、1枚のホログラムからポジティブ画像及びネガティブ画像の2つの再生像が得られるように、ホログラムを記録し再生する記録再生方式について説明する。
図10は第5の実施の形態に係るホログラム記録再生装置の構成を示す概略図である。このホログラム記録再生装置は、光軸を共通とする信号光と参照光とを、同じ方向から1光束の記録光として光記録媒体に照射する「同軸記録方式(コリニア方式)」のホログラム記録再生装置である。本実施の形態では、反射型の空間光変調器(SLM)と反射型の光記録媒体とを用いる「同軸反射型」のホログラム記録再生装置について説明する。
ホログラムを記録する場合には、空間光変調器20には記録用パターンを表示する。例えば、図9(A)に示すように、固定配置された信号光領域20Sに信号光パターンを表示すると共に、表示面20Aの中心点に対し対称となるようにリング状の参照光領域20Rを配置して、この参照光領域20Rに参照光パターンを表示する。参照光の0次及び1次の回折成分しか使用しないので、参照光パターンとしては、チェッカーパターンのような周期的パターンを用いることが好ましい。
本実施の形態では、記録された1枚のフーリエ変換ホログラムから、ポジティブ画像及びネガティブ画像の2枚の再生像を検出する。まず、元の信号光パターンと同じポジティブ画像を再生する場合には、シャッター52を開いて、光源50からレーザ光を照射する。同時に、制御装置82から参照光パターンを表示するためのデジタルデータを所定のタイミングで出力して、図9(B)に示すように、参照光だけが光記録媒体74に照射されるように、空間光変調器62の記録時と同じ位置に参照光領域20Rを配置し、参照光領域20Rに記録時と同じ参照光パターンを表示する。
第6の実施の形態では、コリニア方式において、空間光変調器における参照光パターンの表示位置に応じて位相が変調された参照光を利用して、液晶型の空間光変調器を使用する場合に限定されることなく、1枚のホログラムからポジティブ画像及びネガティブ画像の2つの再生像が得られるように、ホログラムを記録し再生する記録再生方式について説明する。
第6の実施の形態に係るホログラム記録再生装置は、遮光板24のアパーチャ24Aの開口径を制御した以外は、図6に示した第2の実施の形態に係るホログラム記録再生装置と同じ構成であるため、異なる構成部分以外は説明を省略する。
ホログラムを記録する場合には、制御装置36により駆動装置46を制御してマスク44を駆動し、マスク44を参照光の光路に対し挿入する。また、シャッター12を開いて、光源10からレーザ光を照射する。同時に、制御装置36からデジタルデータを所定のタイミングで出力して、空間光変調器20に記録用パターンを表示する。
本実施の形態では、記録された1枚のフーリエ変換ホログラムから、ポジティブ画像及びネガティブ画像の2枚の再生像を検出する。まず、元の信号光パターンと同じポジティブ画像を再生する場合には、シャッター12を開いて、光源10からレーザ光を照射する。同時に、制御装置36から参照光パターンを表示するためのデジタルデータを所定のタイミングで出力して、図11(B)に示すように、空間光変調器20のリング状の参照光領域20Rを中心点に対し図面上で左下に移動するようにスライドさせて、左下に移動させた参照光領域20Rに参照光パターンを表示する。また、同時に、固定配置された信号光領域20Sに、所定の輝度値を有する透過パターンを表示する。
12 シャッター
14 1/2波長板
16 偏光板
18 ビームエキスパンダ
20 空間光変調器
20R 参照光領域
20S 信号光領域
20A 表示面
22 レンズ
24A アパーチャ
24 遮光板
26 レンズ
28 フーリエ変換レンズ
30 光記録媒体
32 フーリエ変換レンズ
32 レンズ
34 センサアレイ
36 制御装置
38 駆動装置
40 駆動装置
42 記録用パターン
44 マスク
46 駆動装置
48 位相マスク
50 光源
52 シャッター
54 1/2波長板
56 偏光板
58 ビームエキスパンダ
60 偏光ビームスプリッタ
62 空間光変調器
64 1/4波長板
66 レンズ
68A アパーチャ
68 遮光板
70 レンズ
72 フーリエ変換レンズ
72 レンズ
74 光記録媒体
74A 反射層
74B 光記録層
80 センサアレイ
82 制御装置
84 駆動装置
Claims (17)
- コヒーレント光を射出する光源と、
xy平面に2次元状に配列された複数の画素部で構成され、前記光源から入射した光をページ毎に表示されたパターンに応じて画素毎に変調して、信号光及び参照光からなる記録光を生成する空間光変調器と、
前記空間光変調器で生成された記録光をフーリエ変換して光記録媒体に同軸で集光する集光光学系と、
信号光パターンを前記空間光変調器の固定領域に表示し且つ複数の空間周波数成分を含む参照光パターンを前記固定領域を含まない可変領域に表示すると共に、ページ毎に前記可変領域がxy平面上の異なる場所に位置するように、前記空間光変調器の複数の画素部の各々を駆動制御する駆動制御部と、
を備えたことを特徴とする光記録装置。 - 前記集光光学系は、
前記空間光変調器で生成された記録光をフーリエ変換して得られたフーリエ変換成分から0次回折成分を除去する除去素子と、
0次回折成分が除去された光を逆フーリエ変換するレンズと、
逆フーリエ変換された光を再フーリエ変換して光記録媒体に同軸で集光するレンズと、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光記録装置。 - 前記集光光学系は、
前記空間光変調器で生成された記録光のうち少なくとも参照光にランダムな位相分布を付与する位相調整素子と、
位相分布が付与された記録光をフーリエ変換して光記録媒体に同軸で集光するレンズと、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の光記録装置。 - xy平面に2次元状に配列された複数の画素部で構成され、光源から入射した光をページ毎に表示されたパターンに応じて画素毎に変調する空間光変調器を用い、
信号光パターンを前記空間光変調器の固定領域に表示して信号光を生成すると共に、複数の空間周波数成分を含む参照光パターンを前記固定領域を含まない可変領域に表示して参照光を生成し、
前記空間光変調器で生成された信号光及び参照光からなる記録光をフーリエ変換して光記録媒体に同軸で集光し、
ページ毎に前記可変領域をxy平面上の異なる位置に移動させて、ページ毎に参照光パターンの表示位置を変更し、ページ毎に位相が異なる参照光を用いて、前記光記録媒体に複数ページのホログラムを多重記録する、
ことを特徴とする光記録方法。 - 前記空間光変調器で生成された記録光をフーリエ変換して得られたフーリエ変換成分から0次回折成分を除去し、0次回折成分が除去された光を逆フーリエ変換し、逆フーリエ変換された光を再フーリエ変換して光記録媒体に同軸で集光する、ことを特徴とする請求項4に記載の光記録方法。
- 前記空間光変調器で生成された記録光のうち少なくとも参照光にランダムな位相分布を付与し、位相分布が付与された記録光をフーリエ変換して光記録媒体に同軸で集光する、ことを特徴とする請求項4に記載の光記録方法。
- コヒーレント光を射出する光源と、
xy平面に2次元状に配列された複数の画素部で構成され、信号光パターンを空間光変調器の固定領域に表示し且つ複数の空間周波数成分を含む参照光パターンを前記固定領域を含まない可変領域に表示し、前記光源から入射した光をページ毎に表示されたパターンに応じて画素毎に変調して、信号光及び参照光からなる記録光を生成する空間光変調器と、
空間光変調器で生成された記録光をフーリエ変換して光記録媒体に同軸で集光する集光光学系と、
前記光記録媒体から再生された再生像を検出する光検出器と、
1ページ分のホログラムを再生する場合に、該ページ記録時と同じ位置の可変領域に参照光パターンを表示し、空間光変調器で生成された第1参照光を読出し光として照射して、前記光検出器で第1再生像を検出すると共に、該ページ記録時とは異なる位置に移動された可変領域に参照光パターンを表示し且つ固定領域に無変調パターンを表示し、空間光変調器で生成された第1参照光とは位相の異なる第2参照光を読出し光として照射して、前記光検出器で第2再生像を検出するように、前記光源、前記空間光変調器、及び前記光検出器の各々を駆動制御する駆動制御部と、
を備えることを特徴とする光記録再生装置。 - 前記参照光パターンは、前記空間光変調器で生成された参照光のフーリエ変換像の輝点がマトリクス状に分布するように、明部と暗部とが所定周期で配置された周期的パターンである、ことを特徴とする請求項7に記載の光記録再生装置。
- 前記駆動制御部は、1ページ分のホログラムを記録する場合に、前記固定領域に信号光パターンを表示し且つ前記可変領域に参照光パターンを表示して、前記空間光変調器で信号光及び参照光からなる記録光を生成するように、前記光源及び前記空間光変調器の各々を駆動制御する、ことを特徴とする請求項7又は8に記載の光記録再生装置。
- 前記集光光学系は、
空間光変調器で生成された記録光をフーリエ変換して得られたフーリエ変換成分のうち、少なくとも参照光の2次以上の回折成分を遮蔽する遮蔽部材と、
前記遮蔽部材を透過した1次以下の回折成分を逆フーリエ変換するレンズと、
逆フーリエ変換された光を再フーリエ変換して光記録媒体に同軸で集光するレンズと、
を備えたことを特徴とする請求項7〜9の何れか1項に記載の光記録再生装置。 - 前記遮蔽部材は、0次回折成分も遮蔽することを特徴とする請求項10に記載の光記録再生装置。
- 前記空間光変調器にデジタル・マイクロミラー・デバイスを用いて1ページ分のホログラムを再生する場合に、信号光パターンを表示する前記固定領域の画素部のスイング周期m(Hz)と、参照光パターンを表示する前記可変領域の画素部のスイング周期n(Hz)とが、k・n=m(kは1以上の整数)の関係を満たすようにした、ことを特徴とする請求項7〜11の何れか1項に記載の光記録再生装置。
- xy平面に2次元状に配列された複数の画素部で構成され、光源から入射した光をページ毎に表示されたパターンに応じて画素毎に変調する空間光変調器を用い、
信号光パターンを前記空間光変調器の固定領域に表示して信号光を生成すると共に、複数の空間周波数成分を含む参照光パターンを前記固定領域を含まない可変領域に表示して参照光を生成し、
前記空間光変調器で生成された信号光及び参照光からなる記録光をフーリエ変換して光記録媒体に同軸で集光してホログラムを記録し、
1ページ分のホログラムを再生する場合に、該ページ記録時と同じ位置の可変領域に参照光パターンを表示し、空間光変調器で生成された第1参照光を読出し光として照射して、第1再生像を検出し、
該ページ記録時とは異なる位置に移動された可変領域に参照光パターンを表示し且つ固定領域に無変調パターンを表示し、空間光変調器で生成された第1参照光とは位相の異なる第2参照光を読出し光として照射して、第2再生像を検出する、
ことを特徴とする光記録再生方法。 - コヒーレント光を射出する光源と、
xy平面に2次元状に配列された複数の画素部で構成され、信号光パターンを空間光変調器の固定領域に表示し且つ複数の空間周波数成分を含む参照光パターンを前記固定領域を含まない可変領域に表示し、前記光源から入射した光をページ毎に表示されたパターンに応じて画素毎に変調して、信号光及び参照光からなる記録光を生成する空間光変調器と、
前記空間光変調器で生成された記録光をフーリエ変換して得られたフーリエ変換成分から0次回折成分を除去する除去素子と、0次回折成分が除去された光を逆フーリエ変換するレンズと、逆フーリエ変換された光を再フーリエ変換して光記録媒体に同軸で集光するレンズと、を備えた集光光学系と、
前記光記録媒体から再生された再生像を検出する光検出器と、
1ページ分のホログラムを再生する場合に、該ページ記録時とは異なる第1位置に移動された可変領域に参照光パターンを表示し且つ固定領域に無変調パターンを表示し、空間光変調器で生成された第1参照光を読出し光として照射して、前記光検出器で第1再生像を検出すると共に、該ページ記録時とは異なる第2位置に移動された可変領域に参照光パターンを表示し且つ固定領域に無変調パターンを表示し、空間光変調器で生成された第1参照光とは位相の異なる第2参照光を読出し光として照射して、前記光検出器で第2再生像を検出するように、前記光源、前記空間光変調器、及び前記光検出器の各々を駆動制御する駆動制御部と、
を備えることを特徴とする光記録再生装置。 - 前記参照光パターンは、前記空間光変調器で生成された参照光のフーリエ変換像の輝点がマトリクス状に分布するように、明部と暗部とが所定周期で配置された周期的パターンである、ことを特徴とする請求項14に記載の光記録再生装置。
- 前記駆動制御部は、1ページ分のホログラムを記録する場合に、前記固定領域に信号光パターンを表示し且つ前記可変領域に参照光パターンを表示して、前記空間光変調器で信号光及び参照光からなる記録光を生成するように、前記光源及び前記空間光変調器の各々を駆動制御する、ことを特徴とする請求項14又は15に記載の光記録再生装置。
- xy平面に2次元状に配列された複数の画素部で構成され、光源から入射した光をページ毎に表示されたパターンに応じて画素毎に変調する空間光変調器を用い、
信号光パターンを前記空間光変調器の固定領域に表示して信号光を生成すると共に、複数の空間周波数成分を含む参照光パターンを前記固定領域を含まない可変領域に表示して参照光を生成し、
前記空間光変調器で生成された信号光及び参照光からなる記録光をフーリエ変換して光記録媒体に同軸で集光してホログラムを記録し、
1ページ分のホログラムを再生する場合に、該ページ記録時と異なる第1位置に移動された可変領域に参照光パターンを表示し且つ固定領域に無変調パターンを表示し、空間光変調器で生成された第1参照光を読出し光として照射して、第1再生像を検出し、
該ページ記録時とは異なる第2位置に移動された可変領域に参照光パターンを表示し且つ固定領域に無変調パターンを表示し、空間光変調器で生成された第1参照光とは位相の異なる第2参照光を読出し光として照射して、第2再生像を検出する、
ことを特徴とする光記録再生方法。
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